JP7088633B2 - 注出機構及び注出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ビールテイスト飲料が充填された飲料容器の注出機構及び注出方法に関する。
従来から、ビールテイスト飲料の注出においては様々な試みがなされており、飲食店等でビールテイスト飲料を提供するときには、飲料サーバーで注出を行うことによってきめ細かい泡を注出することが可能である。しかしながら、家庭等でビールテイスト飲料を注出するときに飲料サーバーを用いる場合には、飲料サーバーが大きいので置き場所に困ったり、飲料サーバーのメンテナンスが難しく費用と時間がかかったりすることがある。
このため、家庭等で飲料サーバーが使われることは少なく、実際は缶等の飲料容器からビールテイスト飲料をグラス等に注出して飲むことが多い。このように飲料容器からビールテイスト飲料を注出する場合、手軽にきめ細かい泡を生成することができないという現状がある。
特開2004-168417号公報には、飲料用缶を開けるためのプルタブを備えた飲料の注出構造が記載されている。プルタブは、飲料用缶の天面に位置する鋲軸に回転可能に支持されている。プルタブは、鋲軸から離れた箇所に位置する取っ手部に、格子状又は網目状の貫通孔を有する。このプルタブには、互いに仕切られた複数の直線状の貫通孔が形成されている。この注出構造では、プルタブを回転させて取っ手部で飲料用缶の開口の一部を塞ぎ、この状態でビールテイスト飲料が貫通孔を通過することにより、泡の形状の変化を図っている。
特開2004-168417号公報
一般的に、プルタブの大きさは数cm程度であり非常に小さい。前述した注出構造では、プルタブに、互いに仕切られた複数の直線状の貫通孔が形成されるため、1つ1つの貫通孔の大きさは非常に小さい。よって、非常に小さい貫通孔をプルタブに複数形成するのが困難であるため、加工性がよくないという問題がある。また、前述した注出構造では、プルタブを鋲軸を中心として180°回転し、取っ手部で飲料用缶の開口を塞ぐ操作が必要である。よって、飲料用缶から飲料を注出して泡を生成するための操作が面倒であるため、操作性の点でも改善の余地がある。
本発明は、きめ細かい泡を生成することができると共に、加工性及び操作性を向上させることができる注出機構及び注出方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る注出機構は、ビールテイスト飲料が充填された飲料容器に設けられるビールテイスト飲料の注出機構であって、飲料容器を封止する蓋部と、蓋部の天面を貫通する複数の孔部と、を備える。
この注出機構では、飲料容器の天面を貫通する複数の孔部が形成されるので、複数の孔部のいずれかからビールテイスト飲料を注出することにより、きめ細かい泡を生成することができる。すなわち、複数の孔部を飲料容器の天面に形成し、少なくとも1つの孔部からビールテイスト飲料を注出することによってきめ細かい泡を生成することができる。従って、飲料サーバーを有しない家庭等でも、ビールテイスト飲料のきめ細かい泡を手軽に生成することができる。また、この注出機構は、プルタブに非常に小さい貫通孔を形成する必要がなく、プルタブを回転して開口の一部を塞ぐ操作も必要ない。従って、加工性及び操作性が高い注出機構とすることができる。
また、孔部は、他の部位に比べて破断しやすい脆弱部を有しており、脆弱部が破断されることにより天面を貫通してもよい。この場合、孔部が脆弱部を有することにより、脆弱部を破断することによって孔部を簡単に貫通させることができる。従って、天面を貫通する孔部を容易に形成することができるので、操作性をより高めることができる。
また、前述の注出機構は、天面に取り付けられると共に指が引っ掛けられる引掛部を有するプルタブを備え、孔部は、プルタブが押圧されることによって天面を貫通してもよい。この場合、孔部を形成するために既存のプルタブを有効利用することができる。プルタブを押圧して孔部を貫通させることにより、天面を貫通する孔部を容易に形成することができる。また、指等でプルタブを押圧して孔部を形成するので、孔部を形成するときに指を傷めにくくすることができる。更に、きめ細かい泡を必要としない場合には、プルタブの引掛部に指を引っ掛けてプルタブを引き上げて開口を形成し、上記の孔部を使用せずに、当該開口からビールテイスト飲料を注出することもできる。
また、前述の注出機構は、天面においてプルタブを移動可能に支持する軸部を備え、プルタブは、軸部を中心として移動してから複数の孔部のそれぞれを押圧してもよい。この場合、既存のプルタブを移動させながら複数の孔部を形成することができるので、操作性を一層高めることができる。
また、孔部の表面張力を考慮すると、少なくともいずれか1つの孔部の面積が8mm以上であることが好ましい。
本発明の一側面に係る注出方法は、ビールテイスト飲料が充填された飲料容器からビールテイスト飲料を注出する注出方法であって、飲料容器の蓋部の天面に複数の孔部を貫通させる工程と、複数の孔部の少なくとも1つからビールテイスト飲料を注出する工程と、を備える。
この注出方法では、複数の孔部のいずれかからビールテイスト飲料が注出されることにより、きめ細かい泡を生成することができる。よって、飲料サーバーを有しない家庭等でも、手軽にきめ細かい泡を生成することができる。また、この注出方法では、複数の孔部を貫通させてビールテイスト飲料を注出するので、プルタブに対する加工を容易にできると共に、プルタブを回転させて開口を塞ぐ操作を不要とすることができる。従って、加工性及び操作性を高めることができる。
本発明の別の側面に係る注出方法は、前述の注出機構を用いてビールテイスト飲料を注出する注出方法であって、天面を貫通する複数の孔部の少なくともいずれかからビールテイスト飲料を注出してきめ細かい泡を生成する。
この注出方法では、前述と同様、飲料容器からきめ細かい泡を容易に生成することができる。従って、プルタブに対する加工を容易にできると共に、きめ細かい泡を手軽に生成することができる。よって、加工性及び操作性を高めることができる。
本発明によれば、きめ細かい泡を生成することができると共に、加工性及び操作性を向上させることができる。
第1実施形態に係る注出機構を備えた飲料容器を示す斜視図である。 図1の注出機構を示す平面図である。 (a)及び(b)は、図2の注出機構の孔部を拡大させた平面図である。 図3の孔部のうち一の孔部を貫通させる操作を示す平面図である。 図3の孔部のうち他の孔部を貫通させる操作を示す平面図である。 第2実施形態に係る注出機構を示す平面図である。 (a)は、注出機構を用いた実験を説明するための図である。(b)は、実験において泡の径を測定する方法を説明するための図である。 (a)及び(b)は、図7の実験の結果を示す写真である。
以下では、図面を参照しながら本発明に係る注出機構及び注出方法の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る注出機構10を備えた飲料容器を示す斜視図である。本実施形態では、飲料容器が金属製の缶1である例について説明する。図1に示されるように、缶1は、例えば、外観が円柱状とされている。缶1は、円形状とされた底部と、底部の外縁から直立する円筒状の胴部2と、胴部2の上端に位置する円形状の蓋部3とを備えている。胴部2は、その上端部に、上方に向かうに従って徐々に縮径する縮径部2aを有する。
缶1には、ビールテイスト飲料が充填されている。ここで、ビールテイスト飲料とは、ビールのような味わいを奏する飲料、及び、ビールを飲用したような感覚を飲用者に与える飲料を含む。また、ビールテイスト飲料は、アルコール度数(「容量/容量(%)」又は「v/v(%)」として示される)が1%未満の飲料、及び、アルコール度数が1%以上の飲料を含む。なお、アルコール度数が1%以上の飲料は、ビールテイストアルコール飲料とも称される。
ビールテイスト飲料は、原料として麦芽を使用するビール、発泡酒、ノンアルコールビール、リキュール(例えば、酒税法上、「リキュール(発泡性)(1)」に分類される飲料)等の麦芽発酵飲料、及び、原料として麦又は麦芽を使用しないビールテイスト飲料(例えば、酒税法上「その他の醸造酒(発泡性)(1)」に分類される飲料)を含んでいる。
本実施形態では、例えば、缶1にビールが充填されている。ビールは、アルコール度数が20%未満の酒類であって、麦芽、ホップ及び水を原料として発酵させたもの、又は、麦芽、ホップ、水、麦、及びその他の酒税法施行令で定める物品を原料として発酵させたもの(その原料中当該酒税法施行令で定める物品の重量の合計が麦芽の重量の百分の五十を超えないもの)、並びに、発酵原料の麦芽比率(麦芽使用比率)が67質量%以上のものを含む。
缶1の注出機構10は、缶1を封止する蓋部3を含んでいる。蓋部3は、例えば、鉛直上方に向けられる円形状の天面4と、天面4の外縁から立ち上がる円環状の立ち上がり部5とを有する。立ち上がり部5を有することにより、天面4は、缶1の上端より窪んでいる。立ち上がり部5は、例えば、金属板が逆U字状に湾曲した形状を有するため、飲用者が立ち上がり部5を触っても怪我等は抑制される。
図2は、注出機構10を拡大した平面図である。図2に示されるように、注出機構10は、天面4に設けられる。天面4は、その中央を含む位置に凹部6を有する。凹部6は、天面4の径方向の一方側(図2の上側)から他方側(図2の下側)に長く延びる形状を有し、凹部6の幅は、天面4の径方向の一方側から他方側に向かうに従って徐々に広がっている。天面4の中央付近であって且つ凹部6の内側部分には、一対の円形状の凸部7が形成されている。凹部6の外縁には、凹部6から天面4の径方向外側に向かうに従って徐々に高くなる傾斜面8が形成されている。
注出機構10は、缶1に充填されたビールテイスト飲料を、缶1の外部に位置するグラス等の容器に注ぐための機構である。注出機構10は、凹部6に取り付けられた軸部11と、軸部11を中心として移動可能に支持されたプルタブ12と、軸部11の径方向外側でU字状に拡大して湾曲する開口13を形成する開口形成部14とを備える。軸部11は、例えば、円形状とされており、天面4の中央に取り付けられている。軸部11はプルタブ12を回動自在に支持している。すなわち、プルタブ12は、天面4の上方で天面4に沿って回動自在とされた回動式のプルタブである。
プルタブ12は、軸部11から天面4の径方向外側に長く延びる第1部分12aと、軸部11から第1部分12aの反対側に延びる第2部分12bと、を有する。プルタブ12は、第1部分12aから第2部分12bに向かって長く延びる長円状とされている。プルタブ12は、その外周全体にR加工が施されているので、プルタブ12を触って指を切る事態を回避することができる。
プルタブ12は、第2部分12b側に、軸部11を囲むU字状とされた開口部12cと、下方に窪んだ凹部12hとを有する。凹部12hは、開口部12cよりもプルタブ12の長手方向の端部側に形成されている。凹部12hは、プルタブ12の外縁よりも下方に突出している。凹部12hは、引掛部12fが引っ張り上げられたときに開口形成部14を押し下げる部位に相当する。凹部12hは、プルタブ12の幅方向(図2の左右方向)に延びると共にプルタブ12の外縁に沿った形状を成している。
プルタブ12は、軸部11から離間した第1部分12a側の位置に引掛部12fを有する。引掛部12fの下に指が入れられて指で引掛部12fが引き上げられることにより、開口形成部14が缶1の内側に入り込んで開口13が形成される。引掛部12fは、引掛部12fを貫通する貫通孔12gを有する。貫通孔12gは、プルタブ12の幅方向に延びる長円状とされている。貫通孔12gが形成された引掛部12fの下に指を入れることにより、容易に指を入れることが可能とされている。
開口形成部14は、缶1を開ける前には天面4(凹部6)と切断線15を介して一体とされている。プルタブ12の引掛部12fが引き上げられてプルタブ12の凹部12hが開口形成部14を押し下げることにより、開口形成部14が切断線15に沿って切断されて開口13が形成される。
開口形成部14は、軸部11付近で直線状に延びる折り曲げ部14aを有する。開口形成部14は、切断線15に沿って切断されたときに、折り曲げ部14aを軸として缶1の内側に入り込む。切断線15は、折り曲げ部14aの一端から凹部6の外周に沿って延び、折り曲げ部14aの他端にまで延在している。よって、切断線15は、軸部11から離れるに従って広がるU字状とされており、切断線15と折り曲げ部14aによって開口13が形成される。
注出機構10は、プルタブ12に対して左右両側のそれぞれに孔部16,17を備える。例えば、孔部16はビールテイスト飲料を注出するための孔であり、孔部17は空気を缶1の内外で流通させるための孔である。一例として、プルタブ12の左側に位置する孔部16の大きさは、プルタブ12の右側に位置する孔部17の大きさよりも大きい。孔部16及び孔部17は、例えば、共に円形状を成している。
孔部16の面積は、例えば、開口13の面積、開口部12cの面積、及び貫通孔12gの面積のいずれよりも小さい。孔部16は、例えば、天面4における傾斜面8の隣接位置に設けられる。孔部17の面積は孔部16の面積よりも小さい。孔部17は、孔部16と同様、傾斜面8の隣接位置に設けられる。
孔部16及び孔部17のそれぞれは、例えば、プルタブ12から見て互いに対称となる位置に設けられる。一例として、軸部11の中心(天面4の中心)と貫通孔12gの重心とを結ぶ仮想の直線を直線Lとすると、孔部16及び孔部17は、直線Lに対して互いに対称となる位置に配置される。すなわち、孔部16は直線Lから見て一方側、孔部17は直線Lから見て他方側(孔部16の反対側)に設けられる。
図3(a)は孔部16の初期状態を示す平面図であり、図3(b)は孔部17の初期状態を示す平面図である。図3(a)に示されるように、初期状態において、孔部16は、脆弱部16aと、折り曲げ部16bとを有する。孔部16は、初期状態では天面4と脆弱部16aを介して一体とされている。
脆弱部16aは、その周囲の部位よりも脆弱とされた部位である。ここで、脆弱部とは、その周囲の部分よりも脆くて弱く、破断しやすい形状又は材質であることを示しており、例えば、周囲よりも肉薄となっている部位を示している。脆弱部16aは、例えば、円弧状とされており、脆弱部16aの中心角θ1は180°よりも大きい。折り曲げ部16bは、脆弱部16aの一端から他端にまで延びている。
図3(b)に示されるように、孔部17は、孔部16と同様の構成を備えていてもよい。この場合、孔部17は、脆弱部16aと同様の脆弱部17aと、折り曲げ部16bと同様の折り曲げ部17bとを備えており、脆弱部17aの中心角θ2は180°よりも大きい。
例えば、孔部16の直径D1は、3.0mmより長い。また、直径D1は、4.0mm以上であることが好ましく、5.0mm以上であることがより好ましい。孔部16の面積は、例えば、8mm以上であるが、10mm以上であることが好ましく、20mm以上であることがより好ましい。また、孔部16の面積の上限は、例えば、150mmであるが、120mmであることが好ましく、100mmであることがより好ましく、75mmであることが更に好ましく、60mm以下であることが極めて好ましく、50mm以下であることが顕著に好ましい。
一方、孔部17の直径D2は、3.0mm以下であってもよく、特に限定されない。よって、孔部17の面積は、適宜変更可能である。一例として、直径D2は、直径D1よりも短く、例えば3.0mmである。また、孔部17の面積は、例えば、8mm以下であってもよい。
図2に示されるように、プルタブ12の引掛部12fには下方(天面4側)に突出する突起12jが設けられる。突起12jは、孔部16及び孔部17それぞれの脆弱部16a,17aを破断することにより、孔部16,17が天面4を貫通する。プルタブ12の突起12jが孔部16,17を押し下げることにより、脆弱部16a,17aが破断して孔部16,17が天面4を貫通する。
突起12jは、貫通孔12gよりもプルタブ12の長手方向の端部側に設けられている。突起12jは、例えば、直線L上に設けられている。缶1を上から見た状態において、軸部11の中心から突起12jの中心までの距離K1は、軸部11の中心から孔部16の中心までの距離K2と略同一である。また、距離K1は、軸部11の中心から孔部17の中心までの距離K3と略同一である。よって、軸部11を中心として突起12jの中心が通る仮想の円弧を円弧Cとすると、孔部16及び孔部17は、共に、円弧C上に配置される。
次に、注出機構10を用いて行うビールテイスト飲料の注出方法について説明する。まず、プルタブ12の引掛部12fが開口形成部14の反対側に位置している状態において、引掛部12fの下に指を入れて引掛部12fを引き上げる。引掛部12fを引き上げることにより、凹部12hで開口形成部14を押し下げて切断線15に沿った切断を行う。
切断線15に沿った切断を行うことにより、折り曲げ部14aを介して開口形成部14を缶1の内側に折り曲げる。このように開口形成部14を缶1の内側に折り曲げることにより、天面4に開口13を形成する。そして、開口13からビールテイスト飲料を注ぐことにより、グラス等の容器に普通にビール液を注出することができる。
次に、缶1からビールテイスト飲料を注出してきめ細かい泡を生成する注出方法について説明する。まず、図4に示されるように、引掛部12fを軸部11を中心として円弧Cに沿って移動させ、一方側(開口13に対して左側)の孔部16に引掛部12fの突起12jを対向させる。孔部16に突起12jを対向させた後には、引掛部12fを上から押して孔部16に天面4を貫通させる。これにより、天面4を貫通した孔部16を形成する。
図5に示されるように、引掛部12fを軸部11を中心として円弧Cに沿って移動させ、他方側(開口13に対して右側)の孔部17に突起12jを対向させる。孔部17に突起12jを対向させた後には、引掛部12fを上から押して孔部17に天面4を貫通させて、天面4を貫通した孔部17を形成する(複数の孔部を貫通させる工程)。
以上のように孔部16,17を貫通形成した後には、大きい孔部16が下側、小さい孔部17が上側を向くように缶1を傾けて、孔部16からビールテイスト飲料をグラス等の容器に注出する(孔部からビールテイスト飲料を注出する工程)。このとき、孔部16は、開口13の面積よりも小さい孔とされているので、孔部16を介して注出されたビールテイスト飲料から、きめ細かい泡が生成される。また、空気を流通する孔部17が設けられており、孔部16は孔部17よりも大きいため、ビールテイスト飲料は、グラス等の容器にスムーズに注出される。
次に、本実施形態に係る注出機構10及び注出方法から得られる作用効果について詳細に説明する。
本実施形態に係る注出機構10及び注出方法では、缶1の天面4を貫通する複数の孔部16,17が形成されるので、孔部16からビールテイスト飲料を注出することにより、きめ細かい泡を生成することができる。すなわち、複数の孔部16,17を缶1の天面4に形成し、孔部16からビールテイスト飲料を注出することによってきめ細かい泡を生成することができる。従って、飲料サーバーを有しない家庭等でも、ビールテイスト飲料のきめ細かい泡を缶1から手軽に生成することができる。また、注出機構10は、プルタブ12に非常に小さい貫通孔を形成する必要がなく、プルタブ12を回転して開口13の一部を塞ぐ操作も必要ない。従って、加工性及び操作性が高い注出機構10とすることができる。
また、孔部16,17は、他の部位に比べて破断しやすい脆弱部16a,17aを有しており、脆弱部16a,17aが破断されることにより天面4を貫通する。よって、孔部16,17が脆弱部16a,17aを有することにより、脆弱部16a,17aを破断することによって孔部16,17を簡単に貫通させることができる。従って、天面4を貫通する孔部16,17を容易に形成することができるので、操作性をより高めることができる。
また、注出機構10は、天面4に取り付けられると共に指が引っ掛けられる引掛部12fを有するプルタブ12を備え、孔部16,17は、プルタブ12が押圧されることによって天面4を貫通する。従って、孔部16,17を形成するために既存のプルタブ12を有効利用することができる。
また、プルタブ12を押圧して孔部16,17を貫通させることにより、天面4を貫通する孔部16,17を容易に形成することができる。また、指等でプルタブ12を押圧して孔部16,17を形成するので、孔部16,17を形成するときに指を傷めにくくすることができる。更に、きめ細かい泡を必要としない場合には、プルタブ12の引掛部12fに指を引っ掛けてプルタブ12を引き上げて開口13を形成し、孔部16,17を使用せずに、開口13からビールテイスト飲料を注出することもできる。
また、注出機構10は、天面4においてプルタブ12を移動可能に支持する軸部11を備え、プルタブ12は、軸部11を中心として移動してから複数の孔部16,17のそれぞれを押圧する。よって、既存のプルタブ12を移動させながら複数の孔部16,17を形成することができるので、操作性を一層高めることができる。
また、孔部16の表面張力を考慮すると、大きい孔部16の面積が8mm以上であることが好ましい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る注出機構20及び注出方法について図6を参照しながら説明する。以降の説明では、第1実施形態と重複する説明を適宜省略する。図6に示されるように、注出機構20は、プルタブ22の形状、及び、突起12jとは異なる突起22j,22kを有する点が第1実施形態と異なっている。
プルタブ22は、第1実施形態のプルタブ12と比較して、より左右に広がる形状を成している。プルタブ22は、左右両側のそれぞれに広がる延在部22a、22bを備える。延在部22aの下側(天面4側)から突起22jが突出しており、延在部22bの下側から突起22kが突出している。突起22jは孔部16に対向する位置に配置されており、突起22kは孔部17に対向する位置に配置されている。
注出機構20を用いて缶1からビールテイスト飲料を注出してきめ細かい泡を生成する注出方法については、延在部22aを上から押して突起22jで孔部16を上から押圧することにより、天面4を貫通する孔部16を形成する。そして、延在部22bを上から押して突起22kで孔部17を上から押圧することにより、天面4を貫通する孔部17を形成する。このように、孔部16,17を形成した後には、軸部21を中心にプルタブ22を回動して孔部16,17を開放し、孔部16からビールテイスト飲料を注ぐことによりきめ細かい泡がスムーズに生成される。
以上、第2実施形態に係る注出機構20及び注出方法では、プルタブ22が予め孔部16,17に対向する突起22j,22kを備えている。よって、プルタブ22を移動させずに、突起22j,22kで孔部16,17を押圧することができる。従って、天面4を貫通する孔部16,17を一層簡単に形成することができるので、更なる操作性の向上に寄与する。
以上、本発明に係る注出機構及び注出方法の実施形態について説明したが、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能であり、注出機構を構成する各部品の構成、並びに、注出方法を構成する各工程の内容及び順序は、上記の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、プルタブ12に対して左右両側のそれぞれに、ビールテイスト飲料を注出する孔部16と、空気を缶1の内外で流通させる孔部17が設けられている例について説明した。しかしながら、ビールテイスト飲料を注出する孔部と、空気を流通させる孔部の位置は、上記の例に限られず適宜変更可能である。但し、前述したように、直線Lの一方側にビールテイスト飲料を注出する孔部16が設けられ、直線Lの他方側に空気を流通させる孔部17が設けられる場合には、孔部16からきめ細かい泡を一層容易に生成することが可能となる。
また、前述の実施形態では、円形状を成している孔部16,17について説明した。このように孔部16,17が円形状である場合、孔部16,17の加工性を高めることができる。但し、孔部の形状は、円形以外の形状であってもよく、例えば、長円状、四角形状、又は三角形状であってもよく適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、プルタブ12によって開けられる開口13とは別に、ビールテイスト飲料を注出する1つの孔部16と、空気を流通させる1つの孔部17とを備える例について説明した。しかしながら、ビールテイスト飲料を注出する孔部の数、及び、空気を流通させる孔部の数は、共に2つ以上であってもよい。また、孔部17を省略して、複数の孔部を、孔部16と開口13にしてもよい。
また、前述の実施形態では、孔部16,17が脆弱部16a,17aを備える例について説明した。しかしながら、孔部は脆弱部を備えていなくてもよい。例えば、孔部16,17の位置に、孔部を形成するための目印部を設けておき、この目印部を工具等で貫通させることによって孔部を貫通させてもよい。
また、前述の実施形態では、プルタブ12を押して孔部16,17を形成する例について説明した。しかしながら、開口13を形成するときと同様、プルタブを引いて孔部を形成してもよい。また、前述の実施形態では、プルタブ12の突起12jが孔部16,17を形成する例について説明したが、突起以外の部位が孔部を形成してもよい。また、プルタブ以外の道具又は部位で孔部を形成してもよく、孔部を形成する手段は適宜変更可能である。
また、軸部11、プルタブ12,22、開口13及び開口形成部14の構成についても適宜変更可能である。更に、注出機構が設けられる飲料容器の形状、大きさ、及び、各部品の配置態様についても適宜変更可能である。また、前述の実施形態では、ビールテイスト飲料が充填された飲料容器が金属製の缶1である例について説明した。しかしながら、飲料容器は、金属製の缶1でなくてもよい。すなわち、飲料容器の材料は、樹脂等、金属以外の材料であってもよい。
(実施例)
続いて、図7及び図8を参照しながら、前述の実施形態の注出機構を備えた飲料容器の実施例について説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。この実施例の実験では、実施例に係る飲料容器と、比較例に係る飲料容器を用いている。実施例の飲料容器は注出機構10を備えた缶1(孔部16,17を備えた缶1)であり、比較例の飲料容器は孔部16,17を有しない缶である。
図7(a)に示されるように、実施例の缶1及び比較例の缶のそれぞれを高さがH(mm)の台Aの上に置き、実施例の缶1及び比較例の缶のそれぞれから台Aの側面A1に対向するグラスGにビールテイスト飲料を注出した。実施例の缶1では孔部16からビールテイスト飲料を注出し、比較例の缶では引掛部12fで開口13の一部を塞いだ状態で貫通孔12gからビールテイスト飲料を注出した。グラスGの高さは92mmであり、Hの値は130mmである。この条件でビールテイスト飲料をグラスGに注ぐと、グラスGの高さの中央G1付近に泡の下端が位置することになる。
ビールテイスト飲料をグラスGに注いだ後には、カメラでグラスGの高さの中央G1を撮影した。そして、図7(b)に示されるように、撮影画像を均等に12分割し、複数の分割線Xの各交点P1,P2,P3,P4,P5,P6を定め、各交点P1,P2,P3,P4,P5,P6に位置する泡の大きさを測定し、6点の泡の直径の平均値を算出した。この測定では、実際の1cmの長さと撮影画像上の長さとの関係を縮尺として用いた。
以上のように、台Aの上からグラスGへのビールテイスト飲料の注出、泡の撮影、撮影画像からの泡の大きさの測定を2回行って、実施例の缶1及び比較例の缶のそれぞれから注出されて生成された泡の直径を算出した。その結果、比較例の注出機構では泡の直径の平均値が0.481mmであったのに対し、注出機構10を備えた実施例では泡の直径の平均値が0.363mmであった。この結果より、注出機構10を備えた実施例では、比較例よりも泡の大きさがきめ細かくなっていることが分かる。
また、図8は、カメラでグラスGの中央G1を撮影したときの撮影画像を示している。図8(a)は実施例、図8(b)は比較例、をそれぞれ示している。図8(a)及び図8(b)に示されるように、図8(a)の実施例では、図8(b)の比較例よりも、明らかに生成された泡が細かくなっていることが分かる。以上のように、注出機構10を備えた缶1では、生成される泡をきめ細かくできることが分かった。
1…缶(飲料容器)、2…胴部、2a…縮径部、3…蓋部、4…天面、5…立ち上がり部、6…凹部、7…凸部、8…傾斜面、10,20…注出機構、11…軸部、12,22…プルタブ、12a…第1部分、12b…第2部分、12c…開口部、12f…引掛部、12g…貫通孔、12h…凹部、12j,22j,22k…突起、13…開口、14…開口形成部、14a…折り曲げ部、15…切断線、16,17…孔部、16a,17a…脆弱部、16b,17b…折り曲げ部、22a,22b…延在部、A…台、A1…側面、C…円弧、D1,D2…直径、G…グラス(容器)、G1…中央、K1,K2,K3…距離、P1,P2,P3,P4,P5,P6…交点、X…分割線、θ1,θ2…中心角。

Claims (5)

  1. ビールテイスト飲料が充填された飲料容器に設けられる前記ビールテイスト飲料の注出機構であって、
    前記飲料容器を封止する蓋部と、
    前記蓋部の天面を貫通する複数の孔部と、
    を備え、
    前記複数の孔部は、前記ビールテイスト飲料を注ぐための開口とは別に形成されており、
    前記天面に取り付けられると共に指が引っ掛けられる引掛部を有するプルタブを備え、
    前記複数の孔部のそれぞれは、前記プルタブが押圧されることによって前記天面を貫通し、
    前記複数の孔部は、前記プルタブに対して左右両側のそれぞれに設けられる第1の孔部、及び第2の孔部であり、
    前記第1の孔部は、前記第2の孔部よりも大きく、
    前記第1の孔部を介して注出された前記ビールテイスト飲料からきめ細かい泡が生成され、
    前記第2の孔部は、空気を前記飲料容器の内外で流通させる、
    注出機構。
  2. 前記孔部は、他の部位に比べて破断しやすい脆弱部を有しており、前記脆弱部が破断されることにより前記天面を貫通する、
    請求項1に記載の注出機構。
  3. 前記天面において前記プルタブを移動可能に支持する軸部を備え、
    前記プルタブは、前記軸部を中心として移動してから複数の前記孔部のそれぞれを押圧する、
    請求項1又は2に記載の注出機構。
  4. 少なくともいずれか1つの前記孔部の面積が8mm以上である、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の注出機構。
  5. ビールテイスト飲料が充填された飲料容器から前記ビールテイスト飲料を注出する注出方法であって、
    前記飲料容器の蓋部の天面に、前記ビールテイスト飲料を注ぐための開口とは別に形成される複数の孔部を貫通させる工程と、
    複数の前記孔部の少なくとも1つから前記ビールテイスト飲料を注出する工程と、
    を備え、
    前記天面に取り付けられると共に指が引っ掛けられる引掛部を有するプルタブを備え、
    前記複数の孔部を貫通させる工程では、前記複数の孔部のそれぞれは、前記プルタブが押圧されることによって前記天面を貫通し、
    前記複数の孔部は、前記プルタブに対して左右両側のそれぞれに設けられる第1の孔部、及び第2の孔部であり、
    前記第1の孔部は、前記第2の孔部よりも大きく、
    前記第1の孔部を介して注出された前記ビールテイスト飲料からきめ細かい泡が生成され、
    前記第2の孔部は、空気を前記飲料容器の内外で流通させる、
    注出方法
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