JP7086283B2 - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関し、より詳細には、天井埋込型空気調和機の下部に装着される化粧パネルを備える天井埋込型空気調和機に関する。
これまでデザイン性を重視する空間での室内ユニットは、ダクトタイプユニットが採用されてきたが、近年安価にビルを建設したい需要の増加に伴い、ダクト工事不要の天井カセット型が要望されることが増加している。この要望に対応するため、デザイン面においてダクトタイプユニットと、従来の天井カセット型の中間を担う化粧パネルが提案されている。
天井埋込型空気調和機の化粧パネルは、デザイン上の観点から吸込みグリルを化粧パネル外周部に設けられた吹出口付近まで拡大した構造が好まれる。一方で吹出口の周囲には、空気調和された空気の吹出しに伴う結露防止などのため一定厚み以上の断熱材を設ける必要がある。
図8は、従来の天井埋込型空気調和機の室内機800の概略的な構造を示す。従来の室内機800は、天井(図示せず)に隣接して設置される化粧パネル801が室内側に配置される。化粧パネル801の内部には、吹出口802が形成され、吹出口802の内部には、適切な枢軸機構807および駆動機構を介して風向板806が配置されている。また、室内機800の本体809内には、熱交換器810と、ドレンパン811とが配置されている。熱交換器810は、室外機(図示せず)から送付される熱交換媒体と室内空気との間で熱交換を行う。熱交換後の調和空気は、吹出口802から室内へと噴出され、室内の空気調和を行う。ドレンパン811は、熱交換器810からのドレン水を受けるため、熱交換器810の下側に配置されている。
吹出口802の両側には、結露を防止するための断熱材805が配置されており、内側の断熱材805の近くにまで、吸込みグリル803が延びている。吸込みグリル803は、室内空気を室内機800内に導入するための開口を備え、吸込みグリル803の室内機800側には、フィルタ(図示せず)が載置されている。
吸込みグリル803は、フィルタの清掃や交換、または室内機800のメンテナンスの理由から、開閉する必要があり、従来の化粧パネル801では、吸込みグリル803の端部に化粧パネル801に係合するヒンジ808が配置される。メンテナンスなどの要求に応じて、吸込みグリル803の紙面右手側端部付近に配置されたノブが操作されて、化粧パネル801との連結が解除される。その後、作業者の操作によりヒンジ808が化粧パネル801に対して回転されると、吸込みグリル803は、紙面下側へ向かって時計回りに回転する。
図8の構成の下で吸込みグリル803を吹出口802付近まで拡大しようとした場合、断熱材805の容積のため、開閉の軸となるヒンジ808を設けるスペースを確保することが困難となる。このため、単純な構造を用いて、吸込みグリル803の開閉動作ができないという問題が生じていた。この観点から見ると、吹出口802と吸込みグリル803との間に形成された領域804は、化粧パネル801の室内側デザインから見てデザイン性を悪化させる領域と言うことができ、ヒンジ構造の改善により有効利用することができる余地が残されている。
また、吸込みグリル803を吹出口802付近まで拡大すると、従来の吸込みグリルよりも吸込みグリル803が大型となり、この結果、吸込みグリル803の重量が増加し、昇降グリル付きの化粧パネルに同一の構成を採用した際に、吸込みグリル昇降用モータの出力が不足する懸念もあった。
これまで室内機の内部の作業を行うため種々の構成が検討されており、例えば国際公開WO2018/179136号パンフレット(特許文献1)には、室内機の内部への作業性の改善を目的として、化粧パネルの意匠側に設けられた吸込みグリルと、吸込グリルの左右に設けられたサイドパネルとを備え、化粧パネルが本体に取り付いた状態で、回動して開いた吸込グリルにより化粧パネルに着脱自在に取り付けられたサイドパネルを取り外すことが可能な天井埋込型空気調和機を記載する。
特許文献1に記載された室内機は、室内機内部へのアクセス性を向上することができるものの、デザイン性には関係ないサイドパネルを追加するものであり、却って室内機のデザイン性を低下させてしまう。また、吸込みグリルを吹出口の近くまで延ばすことで、デザイン性を改善することを目的とするものではない。
また、特開平2-171526号公報(特許文献2)は、前面グリルの一端にサイドグリルを設けた複合空気調和機を記載する。しかしながら、特許文献2は、天井埋込型空気調和機の室内機のデザイン性を改善することを課題とするものではない。
国際公開WO2018/179136号パンフレット 特開平2-171526号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、本発明は、吸込みグリルを広く見せつつ、開閉を容易とし、吸込みグリルの大面積化にも関わらず、軽量化された吸込みグリルの構造を備える天井埋込型空気調和機を提供することを目的とする。
すなわち、本発明によれば、
ファンと、ファンモータと、熱交換器とを含む室内機を備えた天井埋込型空気調和機であって、
前記室内機は、
空気調和空間に向けて取付けられ、吸込口及び吹出口を有する化粧パネルと、
前記化粧パネルに取付けられるグリルと
を含み、
前記グリルは、前記吸込口に設けられる吸込みグリルと、前記吸込みグリルの少なくとも一方の端部から延び、前記吸込口と前記吹出口の間に設けられるダミーグリルとを有する、
天井埋込型空気調和機が提供される。
本発明によれば、デザイン性の改善された吸込みグリル構造を備える天井埋込型空気調和機を提供することができる。
図1は、例示的実施形態の室内機100の概略的断面図。 図2は、例示的な実施形態において室内機100の吸込みグリル109bを開いた例示的態様200を示す図。 図3は、例示的な実施形態の室内機100を室内側から見た場合の吸込みグリル構造300を示す図。 図4は、図1の矢線C-Cに沿った方向で化粧パネル107の内側構造400を示した拡大図。 図5は、吸込みグリル109bをメンテンナンスなどのために開いた状態とした場合の内側構造500の概略図。 図6は、図4、図5に示した化粧パネル107に対応する端部を、図1の切断線D-Dの方向で拡大した内部構造600の拡大図。 図7には、例示的な変形例を示す図。 図8は、従来の天井埋込型空気調和機の室内機800の縁部構造を示す図。
以下、本発明を例示的実施形態により説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。また、図面は、本発明の理解を容易にするために使用され、本発明を限定するために添付されたものと解釈されるものではない。さらに、用語「近く」、「近接して」、または「隣接して」は、当業者において「近く」、「近接して」、または「隣接して」と理解される通常の意味で使用され、必ずしも実際に接していることを意味するものではない。
図1は、例示的実施形態の室内機100の概略的断面図を示す。図1に示す室内機100は、天井埋込型空気調和機の室内機100とされており、室内機100の筐体102内に、熱交換器103と、ファン105と、ファン105を駆動するためのファンモータ106とを収容する。室内空気は、矢線Aの方向へと吸い込まれ、ファン105が生成する気流にしたがって熱交換器103へと向けられ、熱交換器103内を循環する熱交換媒体と熱交換する。
熱交換後の調和空気は、吹出口108から矢線Bの方向へと、例示的な空気調和空間である室内に向けて排出される。熱交換器103の下方には、ドレンパン104が配置されており、熱交換器103のドレン水や汚れなどを回収する。
筐体102の室内側には、化粧パネル107が設置されている。化粧パネル107の室内側には、グリル109が着脱自在に設置されている。グリル109は、少なくとも一方の端部に配置されたダミーグリル109aと、吸込みグリル109bとから構成されている。グリル109のダミーグリル109aは、室内機100の室内側のデザイン性を改善するため、吹出口108に隣接するように延びる。
なお、本開示の好ましい実施形態において、吹出口108に隣接するとは、ダミーグリル109aが、吹出口108と、吸込みグリル109bとの間の領域に、吹出口108と、吸込みグリル109bとの間の幅の少なくとも1/2以上の幅をもって吸込みグリル109bの端部から延びることを意味する。また、ダミーグリル109aは、化粧パネル107に対して着脱自在に固定され、その取付け方向は、化粧パネル107に対して例えば90°回転した位置にも固定可能とされている。
また、吸込みグリル109bは、一方の端部が、一方のダミーグリル109aにヒンジ機構を介して連結されており、対向する側の端部は、ラッチ機構を介して化粧パネル107に連結されている。ダミーグリル109aとラッチ機構により、吸込みグリル109bは、化粧パネル107に固定される。吸込みグリル109bおよびその両端に配置されたダミーグリル109aは、グリル109の面積を増大させると共に、吸込みグリル109bの重量を削減する。このため例示的な本実施形態では、室内機100のデザイン性を改善すると共に、グリル109の可動部分を軽量化し、操作性を改善することができる。
化粧パネル107のグリル109の外側縁部には、吹出口108が形成されている。吹出口108の内側端および外側端には結露防止などのため、断熱材110が配置されている。空気調和後の空気は、吹出口108から矢線Bの方向へと吹き出され、室内の空気調和を達成する。
図1に示した室内機100のフィルタ交換、清掃、点検、または部品交換などの際には、例示的な本実施形態ではグリル109のうち吸込みグリル109bを紙面下側に時計回りに回転移動させて、室内機100の内部を露出させることで、空調機100の内部へのアクセスを可能としている。
図2は、例示的な実施形態において室内機100の吸込みグリル109bを開いた例示的態様200を示す。吸込みグリル109bの一端は、ダミーグリル109aに対してヒンジ機構を介して係合されており、他端は、化粧パネル107に対してラッチ機構により保持されている。図2に示す例示的な実施形態において吸込みグリル109bを開く場合には、紙面右側に配置されたラッチ機構を解除して、吸込みグリル109bの一端を開放し、作業者が吸込みグリル109bの可動端部を保持しながら吸込みグリル109bを紙面下側に回転させる。
吸込みグリル109bの中央部には、化粧パネル107に一端が固定された吊りワイヤ109cが連結されていて、吸込みグリル109bは、吊りワイヤ109cの許容する範囲まで回動した後、吊りワイヤ109cにより保持される。
一方、図2に示した例示的な実施形態では、吸込みグリル109bの紙面左側の端部は、ダミーグリル109aに対してヒンジ機構を介して回動自在に連結されている。吸込みグリル109bは、その右側の端部の下降に対応してダミーグリル109aのヒンジ機構を介して回転し、吸込みグリル109bの回転移動を可能とする。
図3は、例示的な実施形態の室内機100を室内側から見た場合の吸込みグリル構造300を示す。図3に示すように、グリル109は、吸込みグリル109bと、吸込みグリル109bの両端に配置されたダミーグリル109aとを含んでいる。グリル109は、室内側から見上げた場合には概ね正方形の形状を有していて、化粧パネル107の4方向の縁部に形成された吹出口108に隣接する位置まで拡大されている。
このため、グリル109の中央部に配置される吸込みグリル109bは、図示する例示的な実施形態では紙面左右方向に長辺を有する長方形とされている。また、図3に示す例示的な実施形態では、吸込みグリル109bの短辺側の両端部には、ラッチ機構115が形成されている。ラッチ機構115は、吸込みグリル109bを化粧パネル107に固定する。このため、吸込みグリル109bは、グリル109の外見上の面積よりも小面積とされ、軽量化されることで操作性が改善されている。また、ダミーグリル109aは、化粧パネル107に対して着脱自在とされていて、化粧パネル107に対するグリル109のルーバの延在方向の変更に対応することが可能である。また、これに対応して、吸込みグリル109bは、その開閉方向を変更することが可能とされており、作業性および保守性を改善する。
図4は、図1の矢線C-Cの位置において、化粧パネル107を紙面平行な方向に断面とした場合の化粧パネル107の内側構造400を示した拡大図である。図4に示した例示的な実施形態は、ヒンジ機構が形成される端部に相当する。図4に示すように、化粧パネル107の内側には、吹出口108が形成されており、吹出口108の内部には風向板112が枢軸機構113を介して図示しない駆動機構により可動に保持されて、室内に吹き出す調和空気の方向を制御する。
吹出口108の両側には断熱材110が配置され、吹出口108付近における結露などを防止している。本実施形態では、吹出口108と、吸込みグリル109bとの間に、従来ではデザイン性を悪化させる空間として存在していた領域にダミーグリル109aを設置し、室内機100の室内側のデザイン性を改善すると共に、メンテナンス時の操作性を改善するものである。
また、吸込みグリル109bの室内機100の側にはフィルタ111が載置され、グリル109の室内側にはダミーグリル109aのルーバ構造と平行に延びたルーバが形成されてダミーグリル109aと、吸込みグリル109bとの間の一体感を改善している。
本実施形態のダミーグリル109aは、吹出口108に近接した位置から内側へと延び、その内側端部が、吸込みグリル109bの端部にまで延びるように配置される。一方、吸込みグリル109bの外側端部には、ダミーグリル109aの内側端部に係合するヒンジ114が形成されていて、吸込みグリル109bが、ダミーグリル109aに形成されたヒンジ受け部114dと協働してダミーグリル109aの周りに回動可能に保持されている。
さらに、例示的な本実施形態のヒンジ114を説明すると、ヒンジ114は、ダミーグリル109aの上側で室内側へと屈曲して延びる先端部114aと、吸込みグリル109bの端面から室内機側に向かって延びた基部114bと、先端部114aと基部114bとを連結する連結部114cとを含んだ断面が概ねU形状のU字型構造体を備える。
さらに例示的な実施形態のヒンジ114は、同一の形状を有する第2のU字型構造体が図4の紙面手前側にも配置され、ペアとなる両方のU字型構造体が先端部114aで紙面垂直方向に連結されている。また、ペアとなる両方のU字型構造体は、基部114bにより紙面垂直方向にされ、両方のU字型構造体の間にヒンジストッパ114eを収容するアパーチャ(図示せず)を形成する。
一方、ダミーグリル109aには、ヒンジ114の先端部114aを受けるためのヒンジ受け部114dが形成されていて、吸込みグリル109b側の端部にヒンジストッパ114eが形成されている。ヒンジ114は、アパーチャの間にヒンジストッパ114eを収容して紙面左右方向に移動可能である。また、ヒンジ114の上部には、化粧パネル107と一体に形成された梁構造体が、紙面垂直方向に延びていて、ヒンジ114の紙面上下方向の移動量を規制している。
図5は、吸込みグリル109bをメンテンナンスなどのために開いた状態とした場合の内側構造500の概略図を示す。この場合、吸込みグリル109bは、対向する側の端部に形成されたラッチ機構が解除されることで回転可能とされる。また、吸込みグリル109bを移動する場合、ヒンジ114が水平に近い配置において紙面右手側に引き出され、ヒンジ114の先端部114aと、ヒンジ受け部114dの互いに対向する面が隣接する位置まで吸込みグリル109bが横方向に引き出される。
その後、吸込みグリル109bの図示しない他端が紙面下側に移動されると、先端部114aを支点として吸込みグリル109bが時計方向に回転することで、吸込みグリル109bの回転が可能となる。また、吸込みグリル109bを所定の位置まで回転した状態で、吸込みグリル109bを紙面上方に持ち上げることでヒンジ114に形成されたアパーチャと、ヒンジストッパ114eとの間の係合が開放され、吸込みグリル109bが化粧パネル107から取り外される。以上の構成により吸込みグリル109bが、化粧パネル107に対して着脱自在に構成されている。
図2に示した状態、または吸込みグリル109bを取外した状態で作業者は、室内機100の内部へとアクセスし、フィルタ111の交換、洗浄の他、室内機100の内部要素の保守点検を行う。グリル109の全面面積は増大するものの、吸込みグリル109bの重量が外面上の面積よりも軽量化されているので、デザイン性を向上しつつ、操作性および作業性を改善できる。
図6は、図4、図5に示した化粧パネル107の端部に対向する側に配置されたラッチ機構115を含む端部の内部構造600を拡大して示した拡大図である。なお、図6に示したラッチ機構115は、図1の紙面垂直方向に沿った切断線D-Dにおいて化粧パネル107を切断し、矢視方向から見た断面の内部構造600に相当する。化粧パネル107の図4、図5に示した端部に対向する側の吸込みグリル109bには、図1の切断線D-Dの方向に離間する両端部に、吸込みグリル109bを化粧パネル107に対して取外し自在に保持する機能を有するラッチ機構115が形成されている。
図6の構造を説明すると、化粧パネルの端部には、吹出口108が形成され、吹出口108の内部には、風向板112が枢軸機構113により回転可能に保持されていて、図4、図5に示した実施形態と同様に、室内に向けて調和空気を吹出し、室内空気の空気調和を可能としている。
吹出口108の両側には断熱材が対抗する側の端部と同様に配置され、内側に配置された断熱材110の下部には、吸込みグリル109bが延びている。吸込みグリル109bは、化粧パネル107の室内側のデザイン性を改善するために、吹出口108に隣接する位置にまで延びる。また、吸込みグリル109bの対向する側の端部は、同様に対向する側の吹出口108にまで延びていて、説明する例示的な実施形態では、吸込みグリル109bは、図3に示すような長方形とされている。
一方、吸込みグリル109bの端部および化粧パネル107の吸込みグリル109bに対面する短辺側端部には、協働して吸込みグリル109bを係止するためのラッチ機構115が形成されている。ラッチ機構115は、操作フック115aと、収容空間115cと、化粧パネル107に一体とされた係合部115bとを含んで構成される。収容空間115cには、操作フック115aを付勢するための弾性体115dを収容する。
操作フック115aは、吸込みグリル109bのルーバの間から突出するツマミから、吸込みグリル109bの上面に沿って外側に延び、吸込みグリル109bの適切な位置で上側に屈曲し、再度外側へと屈曲して延びた構造を有する。操作フック115aのツマミの反対側の端部は、化粧パネル107に係合する係合爪115eを構成する。
また、収容空間115cは、操作フック115aの吸込みグリル109bの上面に沿って延びた部分と、吸込みグリル109bの内側面から立ち上がる突出部とにより画成される。この収容空間115cには、操作フック115aの係合爪115eを外側方向に突出させるように付勢するためのスプリングと言った弾性体115dが配設される。
吸込みグリル109bが固定された位置では、操作フック115aの係合爪115eが、化粧パネル107に形成された係合部115bに嵌合して吸込みグリル109bを固定する。作業者は、室内機100の内部にアクセスしようとして吸込みグリル109bを移動する場合、先ず操作フック115aを矢線Eの方向に移動させ、係合爪115eを係合部115bから抜出し、吸込みグリル109bを紙面下側に回転させる。その後、作業者は、吸込みグリル109bを紙面下側に回転させ、必要に応じて吸込みグリル109bを取外すことで室内機100の内部にアクセスすることが可能となる。
吸込みグリル109bの適切な位置には、図2に示した吊りワイヤ109cが固定されており、吸込みグリル109bを適切な位置に保持することを可能とすると共に、吸込みグリル109bの意図しない落下などを防止することが可能とされている。
<変形例1>
変形例1では、ダミーグリル109aの化粧パネル107に対する取付け方向を、例えば回転させて取付ける態様である。図3に示されるように、グリル109は、概ね正方形に形成されているが、ダミーグリル109aを除いた部分は、概ね長方形として形成される。このため、ダミーグリル109aの化粧パネル107に対する取付方向を90°回転させることにより、グリル109のルーバが延長する方向を変えることができる。このため、デザイン性を考慮しつつ室内機100を室内に設置する際の施工性を改善することができる。
<変形例2>
図7には、例示的な変形例を示す。なお変形例を説明する際、上述した実施形態と共通するかまたは同一の機能を有する部材を同一の参照符号で説明し、説明を省略する。図7に示した変形例は、室内機700のグリル109を昇降モータ713および吊りワイヤにより昇降可能とした実施形態である。
図7に示す室内機700は、室内機100の筐体102内に、熱交換器103と、ファン105と、ファン105を駆動するためのファンモータ106とを収容する。室内空気は、矢線Aの方向へと流れ、ファン105が生成する気流にしたがって熱交換器103へと向けられ、熱交換器103内を循環する冷媒と熱交換する。
熱交換後の調和空気は、吹出口108から矢線Bの方向へと室内に向けて排出される。熱交換器103の下方には、ドレンパン104が配置されており、熱交換器103のドレン水を回収している。
筐体102の室内側には、化粧パネル107が設置され、化粧パネル107の室内側には、グリル109が着脱自在に設置されている。グリル109は、昇降モータ713により昇降自在に保持された吸込みグリル109bと、その両端に配置されたダミーグリル109aとを含んでいる
ダミーグリル109aの内側部分は、矩形、より具体的には長方形に形成した吸込みグリル109bとしてダミーグリル109aとは別体に形成されており、これに対応してダミーグリル109aの内側部分には、吸込みグリル109bを収容するための収容部715が形成されている。吸込みグリル109bには、吸込みグリル109bの4隅の適切な位置に形成されたワイヤ取付部710a~710dが形成されている。
なお、図7には、紙面手前側に配置されたワイヤ取付部710a、710bのみを示している。ワイヤ取付部710a、710bは、吸込みグリル109bを昇降自在に保持するための吊りワイヤ712がワイヤ保持機構を介して固定されている。吸込みグリル109bの室内機100に向いた面には、フィルタ111が載置されている。
筐体102の内部には、適切なマウント部材により昇降モータ713と、ドラム714とが配置されている。昇降モータ713は、ドラム714を回動して、吊りワイヤ712の他端に固定された吸込みグリル109bを昇降する。また、昇降モータ713は、室内機100の通常運転時には、ダミーグリル109aと、吸込みグリル109bとが一体化する位置まで、吸込みグリル109bを引き上げる。
図7に示した変形例では昇降モータ713は、筐体102の左右に配置されているが、昇降モータ713は例えば特許文献1の構成により、筐体102の一方に配置されてもよい。また、吊りワイヤ712は、一方の側の2本が一の昇降モータ713により、他方の側の2本が1の昇降モータ713と同期駆動される他の昇降モータ713により駆動されてもよい。さらに、吊りワイヤ712は、4本が1つの昇降モータ713により巻取り・巻出しが行われてもよいし、4本をそれぞれ独立した昇降モータ713で巻上げ・巻出しする構成とすることもできる。
一方、室内機700のフィルタ交換、清掃、点検、または部品交換などの際には、室内機100を制御するためのリモコン(図示せず)からの指令に応答して昇降モータ713が起動され、吸込みグリル109bを、所定の高さまで下し、作業者が筐体102の内部にアクセスできる配置とする。
変形例においても、グリル109は、デザイン性の観点から化粧パネル107の4方向に形成された吹出口108の近くまで延長して形成されている。このため、本実施形態のグリル109は、全体としてグリル109の外見上の面積を増加してデザイン性を改善する。しかしながら、変形例では、グリル109を、ダミーグリル109aおよび吸込みグリル109bとして別体に構成し、軽量化・省スペース化されているので吸込みグリル109bの操作性および作業性を改善しつつ、デザイン性を改善する。なお、さらに他の変形例では、ダミーグリル109aを、化粧パネル107の4方向に形成し、さらに吸込みグリル109bを軽量化することもできる。
なお、変形例では、吸込みグリル109bを回転可能に保持するためのヒンジ機構およびラッチ機構を使用する必要はない。これらに代えて、例えば昇降モータ713により吸込みグリル109bが所定の位置まで上昇した場合に昇降モータ713の回転を停止させ逆回転を防止するストッパ機構を追加することができる。また、他の態様では、吸込みグリル109bを化粧パネル107に固定するための手動または電動の従来のラッチ機構をグリル109に形成することもできる。
以上説明した変形例においても、グリルを広く見せつつ、開閉を容易としつつ、グリルの大面積化にも関わらず、軽量化された吸込みグリルの構造を備える天井埋込型空気調和機を提供することができる。
100 :室内機
102 :筐体
103 :熱交換器
104 :ドレンパン
105 :ファン
106 :ファンモータ
107 :化粧パネル
108 :吹出口
109 :グリル
109a :ダミーグリル
109b :吸込みグリル
109c :吊りワイヤ
110 :断熱材
114 :ヒンジ
114a :先端部
114b :基部
114c :連結部
114d :ヒンジ受け部
114e :ヒンジストッパ
115 :ラッチ機構

Claims (5)

  1. (削除)
  2. (削除)
  3. (削除)
  4. ファンと、ファンモータと、熱交換器とを含む室内機を備えた天井埋込型空気調和機であって、
    前記室内機は、
    空気調和空間に向けて取付けられ、吸込口及び吹出口を有する化粧パネルと、
    前記化粧パネルに取付けられるグリルと
    を含み、
    前記グリルは、前記吸込口に設けられる吸込みグリルと、前記吸込みグリルの少なくとも一方の端部から延び、前記吸込口と前記吹出口の間に設けられるダミーグリルとを有し、前記吸込みグリルは、一方のダミーグリルの周りに回転可能に構成される、
    天井埋込型空気調和機。
  5. ファンと、ファンモータと、熱交換器とを含む室内機を備えた天井埋込型空気調和機であって、
    前記室内機は、
    空気調和空間に向けて取付けられ、吸込口及び吹出口を有する化粧パネルと、
    前記化粧パネルに取付けられるグリルと
    を含み、
    前記グリルは、前記吸込口に設けられる吸込みグリルと、前記吸込みグリルの少なくとも一方の端部から延び、前記吸込口と前記吹出口の間に設けられるダミーグリルとを有し、前記室内機は、前記一方のダミーグリルの上方に、前記吸込みグリルの開閉を可能とするヒンジを収容するヒンジ受け部を備える、
    天井埋込型空気調和機。
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