JP7084142B2 - 流体式変速機用クラッチピストン - Google Patents

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本発明は、流体式変速機用クラッチピストンに関する。
自動車に用いられる流体式変速機は、変速の切り替えや前進後進の切り替えを行うために、多板クラッチを有するクラッチ機構を備えている。このクラッチ機構には、前記多板クラッチを作動させるためのクラッチピストンが組み込まれている。
図4は、従来のクラッチピストンを示す要部断面図である。従来のクラッチピストン100は、前記クラッチ機構のクラッチシリンダ101により形成される環状空間に収納され当該環状空間を流体圧室151と外側空間152とに仕切るとともにクラッチシリンダ101内を軸方向に移動して多板クラッチ(図示せず)を押圧作動させる環状のピストン本体102と、ピストン本体102の外周面に設けられてクラッチシリンダ101とピストン本体102との間を密封するシール部材103と、を備えている。
シール部材103は、ピストン本体102の外周面に嵌合固定された芯金104と、芯金104に加硫接着されたシール部107とを備えている。芯金104は、円筒部105と、円筒部105の軸方向一端部から径方向内方に延びる環状板部106とを有している。シール部107は、芯金104の主に環状板部106に沿って加硫接着されたシール基部108と、円筒部105と環状板部106との接続部分の外周面に加硫接着されたアウターリップ109と、環状板部106の内周端部におけるピストン本体102側の側面に加硫接着されたインナーリップ110とを有している。
アウターリップ109は、クラッチシリンダ101の内周面に接触しており、流体圧室151内の流体が外側空間152に漏洩するのを防止している。インナーリップ110は、環状板部106の内周端部から径方向斜め内向きに延びており、ピストン本体102の外側面に接触している。これにより、インナーリップ110は、ピストン本体102の外側面と環状板部106との間に流体圧室151内の流体が浸入しないように密封して、この流体が外側空間152に漏洩するのを防止している(例えば特許文献1参照)。
特許第4578158号公報
従来の前記シール部材103にあっては、芯金104の環状板部106の内周端部とピストン本体102の外側面との間にシール基部108及びインナーリップ110の配置スペースを形成するために、シール部材103を製作する際に、以下の工程が必要になる。すなわち、環状板部106の内周端部に、ピストン本体102の外側面に対して所定の隙間をあけて対向する段差面106aを形成するために、前記内周端部をクラッチシリンダ101側に屈曲させる屈曲工程と、環状板部106の段差面106aを含む内周端部を、図示しない金型等により軸方向両側から加圧して薄肉に形成するためのプレス工程とが必要になる。
このように、従来のインナーリップ110を備えたシール部材103を製造する際には、前記屈曲工程と前記プレス工程とが必要になるため、コスト高になるとともに、プレス工程によってシール部材の寸法が不安定になるという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、シール部材を製作する際の工程数を削減するとともに、シール部材の寸法を安定化することができる流体式変速機用クラッチピストンを提供することを目的とする。
本発明の流体式変速機用クラッチピストンは、環状空間を形成するシリンダに収納されて、前記環状空間を流体圧室と外側空間とに仕切るとともに、前記流体圧室内の流体圧力によって前記シリンダ内を軸方向に移動してクラッチを作動させる環状のピストン本体と、前記ピストン本体の前記流体圧室側に設けられた芯金、及び前記芯金に固定された弾性材料からなるシール部を有し、前記シリンダと前記ピストン本体との間を密封するシール部材と、を備え、前記芯金は、前記ピストン本体に外嵌された円筒部と、前記円筒部の軸方向一端部から前記ピストン本体の前記流体圧室側の側面に沿って径方向内方に延びる環状板部と、を有し、前記環状板部の内周端部には、前記ピストン本体の前記側面に対して所定の隙間をあけて対向する段差面が形成されており、前記シール部は、前記段差面に固定されたシール基部と、前記シール基部に固定され前記ピストン本体の前記側面に接触する非リップ形状の環状突起部と、を有する。
本発明によれば、芯金の環状板部の内周端部とピストン本体の流体圧室側の側面との間の隙間には、シール部材の非リップ形状の環状突起部が配置されるため、従来のインナーリップを配置する場合に比べて、前記隙間を狭くすることができる。これにより、シール部材を製作する際に、環状板部の内周端部とピストン本体の側面との間に前記隙間を形成するために必要となる工程は、環状板部の内周端部に段差面を形成する工程のみとなり、従来のように環状板部の内周端部を加圧して薄肉に形成するためのプレス工程が不要になる。したがって、シール部材を製作する際の工程数を削減することができる。また、プレス工程が不要になるので、シール部材の寸法を安定化することができる。
上記流体式変速機用クラッチピストンにおいて、前記環状突起部は、前記ピストン本体の前記側面に対して締め代を有し、前記締め代が0.15mm~0.30mmであるのが好ましい。
この場合、環状板部とピストン本体の側面との間に流体圧室内の流体が浸入しないように密封して、この流体が外側空間に漏洩するのを、環状突起部により効果的に防止することができる。
上記流体式変速機用クラッチピストンにおいて、前記シール基部は、前記段差面に沿って径方向に延びる第1基部と、前記第1基部の内周端から前記環状板部の内周端面に沿って軸方向に延びる第2基部と、を有し、前記第2基部の径方向の厚みは、前記環状突起部が前記ピストン本体の前記側面に接触して弾性変形したときに、その弾性変形を吸収できる厚みとなっているのが好ましい。
この場合、環状突起部がピストン本体の側面に接触して弾性変形したときに、その弾性変形を第2基部によって吸収することができる。
本発明の流体式変速機用クラッチピストンによれば、シール部材を製造する際の工程数を削減するとともに、シール部材の寸法を安定化することができる。
本発明の一実施形態に係る流体式変速機用クラッチピストンを示す要部断面図である。 図1のI部拡大断面図である。 シール部材の耐圧試験の試験結果を示す表である。 従来のクラッチピストンを示す要部断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の一実施形態に係る流体式変速機用クラッチピストンが用いられている自動車用自動変速機のクラッチ機構の要部を示す断面図である。図1において、クラッチ機構は、ハウジング1と、このハウジング1に収納された流体式変速機用クラッチピストン2(以下、単にクラッチピストン2ともいう)とを備えている。
ハウジング1は、機械構造用鋼等の金属を用いて形成された部材であり、クラッチ機構の各構成部材を収納している。このハウジング1には、クラッチピストン2が収納されているクラッチシリンダ(シリンダ)3が形成されている。
クラッチシリンダ3は、軸線Cを中心とする円環状の底壁3aと、底壁3aの外周縁から立設された円筒状の外側壁3bと、軸線Cを軸中心とする軸部(図示せず)とによって構成されており、軸方向一方側(図1の右側)に向いて開口する環状空間を形成している。
クラッチピストン2は、クラッチシリンダ3内の環状空間において軸方向に移動可能に収納されたピストン本体4と、ピストン本体4に設けられクラッチシリンダ3とピストン本体4との間を密封するシール部材5とを備えている。ピストン本体4は、圧延鋼板等の金属板を用いて形成された、軸線Cを中心とする環状の部材であり、クラッチシリンダ3内の環状空間を流体圧室Rと外側空間Sとに仕切っている。
ピストン本体4は、径方向に延びる第1環状板部6と、第1環状板部6の内周端からクラッチシリンダ3の外側壁3bに沿って軸方向に延びる円筒部7と、円筒部7の先端からクラッチシリンダ3の底壁3aに沿って径方向内方に延びる第2環状板部8と、第2環状板部8の内周端から縮径するように形成されたテーパ部9とを備えている。
ピストン本体4の軸方向一方側には、動力の伝達を断続するための多板クラッチ(図示せず)が配置されており、ピストン本体4は、その軸方向の移動によって前記多板クラッチの押圧または押圧解除を選択的に行い、当該多板クラッチを作動させる。
シール部材5は、ピストン本体4に設けられた芯金10と、芯金10に固定されたシール部20とを有する。
芯金10は、圧延鋼板等の金属板を用いて断面L字型に形成された環状の部材であり、ピストン本体4の円筒部7に外嵌して固定された円筒部11と、円筒部11の流体圧室R側の軸方向端部から第2環状板部8の流体圧室R側の側面8aに沿って径方向内方に延びる環状板部12とを有している。
環状板部12の内周端部12aは、第2環状板部8の側面8aとの間に所定の隙間d(図2参照)が形成されるように流体圧室R側に屈曲している。これにより、環状板部12の内周端部12aには、第2環状板部8の側面8aに対して前記隙間dをあけて対向する段差面12a1が形成されている。また、環状板部12の板厚(軸方向の厚み)は、径方向の全長に亘って同一の厚みで形成されている。
環状板部12の内径r1は、後述する第2基部21bの径方向の厚みtを確保するために、図4に示す従来の環状板部106の内径r2よりも大きく設定されている。
シール部20は、合成ゴム等の弾性材料からなり、芯金10に加硫接着されている。シール部20は、芯金10の環状板部12における内周端部12a及び流体圧室R側の側面12bを覆うように形成されているシール基部21と、シール基部21の外周端に接続されたシールリップ22とを有している。
シールリップ22は、自由状態において円筒部11と環状板部12との接続部分の外周面から径方向斜め外向きに延びており、クラッチシリンダ3内に収納された状態で、弾性変形して流体圧室R側に延びて外側壁3bの内周面3b1に摺接している。シールリップ22は、流体圧室R内に導入された流体の圧力によって外側壁3bの内周面3b1に押圧され、前記流体がクラッチシリンダ3の内周面3b1と、ピストン本体4との間から漏洩しないように密封している。
図2は、図1のI部拡大断面図である。図2において、シール基部21は、第1基部21a、第2基部21b、及び第3基部21cを有している。
第1基部21aは、環状板部12の内周端部12aの段差面12a1に固定されており、当該段差面12a1に沿って径方向に延びている。第1基部21aの軸方向(図2の左右方向)の厚みは、前記隙間dよりも若干小さく形成されている。
第2基部21bは、環状板部12の内周端面となる内周端部12aの端面12a2に固定されている。第2基部21bは、第1基部21aの内周端から前記端面12a2に沿って環状板部12の側面12b側へ向かって軸方向に延びている。
第2基部21bの径方向の厚みtは、クラッチシリンダ3内に収納する際に、後述する環状突起部23がピストン本体4の側面8aに接触して弾性変形したときに、その弾性変形を吸収できる厚みとなっている。
第3基部21cは、環状板部12の側面12bに固定されており、当該側面12bに沿って径方向に延びている。第3基部21cの内周端は、第2基部21bの前記側面12b側の端部に接続されており、第3基部21cの外周端は、シールリップ22の基部に接続されている(図1参照)。なお、シール基部21は、少なくとも第1基部21aと第2基部21bとを有していればよい。
シール部20は、シール基部21の第1基部21aの外側面(ピストン本体4側の側面)に固定された非リップ形状の環状突起部23をさらに有している。環状突起部23は、第1基部21aの外側面の全周にわたって環状に形成されており、自由状態において断面半円形状に形成されている。
環状突起部23は、第1基部21aの外側面の長手方向(径方向)の途中部に突設されており、クラッチシリンダ3内に収納された状態で、ピストン本体4の側面8aに接触して押圧されている。環状突起部23は、ピストン本体4の側面8aに対して締め代Lを有している。この締め代Lは、0.15mm~0.30mmであるのが好ましい。
以上のように、クラッチシリンダ3及びピストン本体4によって仕切られている流体圧室Rは、シール部材5によって流体圧室R内の流体が外側空間Sに漏洩しないように密封されている。
また、クラッチピストン2は、図示しないリターンスプリングによって、流体圧室R側に付勢されており、流体圧室Rに導入される流体の圧力を制御することによって、クラッチシリンダ3内を軸方向に移動し、その移動に応じて前記多板クラッチを作動させる。
図3は、シール部材5の耐圧試験の試験結果を示す表である。この耐圧試験では、流体圧室R内に導入される流体の圧力負荷に対する環状突起部23の耐圧性を確認した。本試験の試料としては、締め代Lが0.15mmの環状突起部23を有するシール部材5と、締め代Lが0.30mmの環状突起部23を有するシール部材5とをそれぞれ2個ずつ用意し、計4個の試料について試験を行った。
本試験では、流体として油を使用した。圧力負荷である油圧負荷は、2.5MPa~7.0MPaの範囲とし、2.5MPaから0.5MPaずつ段階的に油圧負荷を増加させた。各油圧負荷の保持時間は1分とし、試験温度は120℃とした。環状突起部23の耐圧性の判定基準は、以下の通りである。
試験終了後に環状突起部23に破損が生じていない場合:耐圧性を有しない。
試験終了後に環状突起部23に破損が生じていた場合:耐圧性を有する。
図3に示すように、本試験の試験結果から、4個の試料の環状突起部23は、いずれも破損が認められず、耐圧性を有することが分かった。したがって、環状突起部23の締め代Lを0.15mm~0.30mmとすることで、流体圧室R内の流体が環状板部12とピストン本体4の側面8aとの間から外側空間Sに漏洩するのを効果的に防止できることが分かる。
上記のように構成されたクラッチピストン2によれば、芯金10の環状板部12の内周端部12aとピストン本体4の側面8aとの間の隙間dには、シール部材5の非リップ形状の環状突起部23が配置されるため、従来のインナーリップを配置する場合に比べて、前記隙間dを狭くすることができる。これにより、シール部材5を製作する際に、環状板部12の内周端部12aとピストン本体4の側面8aとの間に隙間dを形成するために必要となる工程は、前記内周端部12aに段差面12a1を形成する工程のみとなり、従来のように環状板部の内周端部を加圧して薄肉に形成するためのプレス工程が不要になる。したがって、シール部材5を製作する際の工程数を削減することができる。また、プレス工程が不要になるので、シール部材5の寸法を安定化することができる。
また、環状突起部23におけるピストン本体4の側面8aに対する締め代Lは、0.15mm~0.30mmであるため、環状板部12とピストン本体4の側面8aとの間に流体圧室R内の流体が浸入しないように密封して、この流体が外側空間Sに漏洩するのを、環状突起部23により効果的に防止することができる。
また、シール基部21における第2基部21bの径方向の厚みtは、環状突起部23がピストン本体4の側面8aに接触して弾性変形したときに、その弾性変形を吸収できる厚みとなっている。このため、環状突起部23がピストン本体4の側面8aに接触して弾性変形したときに、その弾性変形を第2基部21bによって吸収することができる。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、本発明の環状突起部23は、断面半円状に形成されているが、非リップ形状に形成されていれば、他の断面形状に形成されていてもよい。
2 流体式変速機用クラッチピストン
3 クラッチシリンダ(シリンダ)
4 ピストン本体
5 シール部材
10 芯金
11 円筒部
12 環状板部
12a 内周端部
12a1 段差面
12a2 端面(内周端面)
20 シール部
21 シール基部
21a 第1基部
21b 第2基部
23 環状突起部
d 隙間
L 締め代
R 流体圧室
S 外側空間
t 厚み

Claims (3)

  1. 環状空間を形成するシリンダに収納されて、前記環状空間を流体圧室と外側空間とに仕切るとともに、前記流体圧室内の流体圧力によって前記シリンダ内を軸方向に移動してクラッチを作動させる環状のピストン本体と、
    前記ピストン本体の前記流体圧室側に設けられた芯金、及び前記芯金に固定された弾性材料からなるシール部を有し、前記シリンダと前記ピストン本体との間を密封するシール部材と、を備え、
    前記芯金は、前記ピストン本体に外嵌された円筒部と、前記円筒部の軸方向一端部から前記ピストン本体の前記流体圧室側の側面に沿って径方向内方に延びる環状板部と、を有し、
    前記環状板部の内周端部には、前記ピストン本体の前記側面に対して所定の隙間をあけて対向する段差面が形成されており、
    前記シール部は、前記段差面に固定されたシール基部と、前記シール基部に固定され前記ピストン本体の前記側面に接触する非リップ形状の環状突起部と、を有し、
    前記環状板部の軸方向の厚みは、径方向の全長にわたって同一の厚みで形成され、
    前記内周端部は、前記環状板部のうち前記内周端部よりも外周側に位置する領域に対して前記流体圧室側に屈曲している、流体式変速機用クラッチピストン。
  2. 前記環状突起部は、前記ピストン本体の前記側面に対して締め代を有し、
    前記締め代が0.15mm~0.30mmである、請求項1に記載の流体式変速機用クラッチピストン。
  3. 前記シール基部は、前記段差面に沿って径方向に延びる第1基部と、前記第1基部の内周端から前記環状板部の内周端面に沿って軸方向に延びる第2基部と、を有し、
    前記第2基部の径方向の厚みは、前記環状突起部が前記ピストン本体の前記側面に接触して弾性変形したときに、その弾性変形を吸収できる厚みとなっている、請求項1又は2に記載の流体式変速機用クラッチピストン。
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