JP6916670B2 - 密封装置およびその製造方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。ここでは、説明の便宜上、図1乃至図5において、密封装置1の径方向を矢印ab方向とする。外周側とは、密封装置1の外周側すなわち矢印a方向とし、内周側とは、密封装置1の内周側すなわち矢印b方向とする。また、筐体側とは、密封装置1の径方向(矢印ab方向)とは直交する矢印c方向とする。多板クラッチ側とは、密封装置1の径方向(矢印ab方向)とは直交する矢印d方向とする。なお、軸線xは、駆動軸(図示せず)やハウジング2の回転中心である。
図1に示すように、密封装置1は、自動変速機に用いられるものであり、全体として円環状に形成され、ハウジング2の内部に装着されている。密封装置1は、ピストンシール3、キャンセラシール4、および、リターンスプリング6を備えている。なお、密封装置1がハウジング2に装着された状態で所定の機能を発揮するためには、スナップリング5を用いてキャンセラシール4およびリターンスプリング6がハウジング2に取り付けられる必要がある。
ところで、上述したような溝部30m、30pが設けられたピストンシール3を用いて密封装置1を製造する製造方法について次に説明する。図6に示すように、密封装置1を製造するに当たっては、混練機を用いたゴム生地210の製造工程(ステップSP1乃至ステップSP3、および、プレス加工機を用いたピストンシール(金属環)3の製造工程(ステップSP11乃至ステップSP14)の後、ヒートプレス機を用いた成形工程(ステップSP21乃至ステップSP24)を経て密封装置1を完成させる。
なお、上述した実施の形態においては、ピストンシール(金属環)3の筐体側面30a、および、クラッチ側面30bの両面に、互いに背向するように凹状の溝部30m、30pを設けるようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、図8に示すように、プレス部分401a、402aが互いにシフトされた上側プレス金型401と下側プレス金型402との間に金属板300を挟み付けた状態で両面からプレスすることにより、金属板300の両面に互い違いに2つの溝部を設けるようにしてもよい。
2……ハウジング
2a……内周面
2b……ポート
3……ピストンシール
4……キャンセラシール
5……スナップリング
6……リターンスプリング
8……多板クラッチ
30……内周側突部
30a……筐体側面
30b……クラッチ側面
30s……最先端部分
30m、30p、30y、30z……溝部
30ma、30pa……外周側テーパー面
30mb、30pb……内周側テーパー面
30mz、30pz……底面
31……内周側円筒部
31a……内周側突部
32……内周側フランジ部
33……外周側円筒部
33a……内周面
34……外周側フランジ部
35……内周側ピストンリップ(ゴムリップ)
39……外周側ピストンリップ(ゴムリップ)
41……内周側フランジ部
42……円筒部
43……外周側フランジ部
44……キャンセラリップ
48……キャンセラ油圧室
201……上側ゴム金型
202……下側ゴム金型
201a、202a……突起部
210……ゴム生地
300……金属板
401……上側プレス金型
402……下側プレス金型
401a、402a……プレス部分
t0、t1……板厚
x……軸線
Claims (6)
- ハウジングの内部においてクラッチ部材と対向したまま軸線に沿って往復動可能に配置され、当該ハウジングの前記軸線に沿った内周面と密封摺動する弾性体からなる環状のピストンリップを有し、前記ハウジングと共にピストン油圧室を形成する環状のピストンシールを備える密封装置であって、
前記ピストンシールは、前記ピストンリップが架橋接着される部分の近傍であって、当該ピストンシールの表面または裏面の少なくとも一方に形成された凹状の溝部を備え、
前記ピストンリップが架橋接着された状態において、ゴム金型の突起部が前記溝部を形成している平坦な底面に当接されている
ことを特徴とする密封装置。 - 前記溝部は、前記ピストンシールの表面および裏面の双方に対して設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。 - 前記溝部は、前記ピストンシールの表面および裏面の双方に対して背向状態または非背向状態に設けられている
ことを特徴とする請求項2に記載の密封装置。 - 前記溝部は、前記ピストンシールの軸線方向に沿った断面においてテーパー状に形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至3何れか一項に記載の密封装置。 - 前記密封装置は、前記ピストンシールに加えてキャンセラシールを備え、
前記キャンセラシールは、環状の金属環からなり、当該金属環の端部に一体成形されて前記ピストンシールの内周面に沿って密封摺動するキャンセラリップを備え、
前記キャンセラシールは、前記キャンセラリップが架橋接着される部分の近傍であって、当該キャンセラシールの表面または裏面の少なくとも一方に形成された凹状の溝部を備え、
前記キャンセラリップが架橋接着された状態において、ゴム金型の突起部が前記溝部を形成している平坦な底面に当接されている
ことを特徴とする請求項1乃至4何れか一項に記載の密封装置。 - ゴム生地を製造するゴム生地製造工程と、
前記ゴム生地製造工程と並行または前後して鋼材料に対するプレス加工により金属環を製造すると共に、ゴムリップを架橋接着する部分の近傍であって当該金属環の表面または裏面の少なくとも一方に凹状の溝部を形成する金属環製造工程と、
ゴム金型に前記ゴム生地と前記金属環とを配置した状態で前記金属環の前記溝部の近傍に所定の形状からなるゴムリップを一体に成形して密封装置を完成させる成形工程と
を有し、
前記成形工程では、前記ゴムリップを架橋接着する際、前記ゴム金型の突起部が前記溝部を形成している平坦な底面に当接される
ことを特徴とする密封装置の製造方法。
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JP2017109353A JP6916670B2 (ja) | 2017-06-01 | 2017-06-01 | 密封装置およびその製造方法 |
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