JP7082756B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置に関わり、特に利用側ユニットで要求される空調能力が小さい場合の利用側膨張弁の開度調整に関する。
従来、1台の熱源側ユニットに複数台の利用側ユニットが冷媒配管で接続され、全ての利用側ユニットで同時に冷房運転あるいは暖房運転を行う空気調和装置では、各利用側ユニットで要求される冷房能力あるいは暖房能力といった空調能力に基づいて、圧縮機の回転数が決定される。例えば、特許文献1に記載されているのは、熱源側ユニットが室外機であり、複数台の利用側ユニットが室内機である空気調和装置であって、冷房運転時は、蒸発器として機能する各室内機の利用側室内熱交換器である室内熱交換器における蒸発温度が、各室内機で要求される冷房能力のうちのもっとも大きい能力である最大冷房能力を満足するために必要な蒸発温度である目標蒸発温度となるように、圧縮機の回転数が制御される。また、暖房運転時では、凝縮器として機能する各室内機の室内熱交換器における凝縮温度が、各室内機で要求される暖房能力のうちのもっとも大きい能力である最大暖房能力を満足するために必要な凝縮温度である目標凝縮温度となるように、圧縮機の回転数が制御される。
一方、空気調和装置の各室内機では、冷房運転時では、蒸発器として機能している室内熱交換器の冷媒出口側の冷媒過熱度が、各室内機で要求される冷房能力を満足するために必要な冷媒加熱度である目標冷媒過熱度となるように、利用側膨張弁である室内機膨張弁の開度が調整される。ここで、冷媒過熱度は、蒸発温度から室内熱交換器が蒸発器として機能しているときの冷媒出口側の冷媒温度を減じることで求められる。また、目標冷媒過熱度は、各室内機で要求される冷房能力が大きいほど小さい値とされる。従って、要求される冷房能力が大きいときは、冷媒過熱度を小さな目標冷媒過熱度とするために室内機膨張弁の開度が大きくされるので、室内機に流入する冷媒量が増加する。一方、要求される冷房能力が小さいときは、冷媒過熱度を大きな目標冷媒過熱度とするために室内機膨張弁の開度が小さくされるので、室内機に流入する冷媒量が減少する。
また、暖房運転時では、凝縮器として機能している室内熱交換器の冷媒出口側の冷媒過冷却度が、各室内機で用求される冷房能力を満足するために必要な冷媒過冷却度である目標冷媒過冷却度となるように、室内機膨張弁の開度が調整される。ここで、冷媒過冷却度は、凝縮温度から室内熱交換器が凝縮器として機能しているときの冷媒出口側の冷媒温度を減じることで求められる。また、目標冷媒過冷却度は、各室内機で要求される暖房能力が大きいほど小さい値とされる。従って、要求される暖房能力が大きいときは、冷媒過冷却度を小さな目標冷媒過冷却度とするために室内機膨張弁の開度が大きくされるので、室内機に流入する冷媒量が増加する。一方、要求される暖房能力が小さいときは、冷媒過冷却度を大きな目標冷媒過冷却度とするために室内機膨張弁の開度が小さくされるので、室内機に流入する冷媒量が減少する。
特開平2-57875号公報
上述したように、空気調和装置が暖房運転を行っているときに、利用側ユニットで要求する暖房能力が小さくなると目標冷媒過冷却度が大きくされ、当該利用側ユニットの利用側熱交換器の冷媒出口側における冷媒過冷却度が上述した目標冷媒過冷却度となるように、利用側膨張弁の開度が小さくされていく。このとき、利用側膨張弁の開度が小さいことに起因して、利用側熱交換器で空気と熱交換を行って凝縮した液冷媒が、利用側膨張弁から利用側熱交換器にかけて滞留することがある。
特に、利用側ユニットが、取り込んだ外気と冷媒とを熱交換させて所望の吹出温度を実現する外気処理機である場合は、室内空気と冷媒とを熱交換させて室内機に吹き出す通常の室内機と比べて吹出温度が低く、例えば、吹出温度が室内温度と同程度の温度とされる。そして、この低い吹出温度を実現するために目標冷媒過冷却度が大きくされ、外気処理機の利用側熱交換器の冷媒出口側における冷媒過冷却度を上記の大きな目標冷媒過冷却度とするために、利用側膨張弁の開度を小さくされる。このため、外気処理機では、利用側膨張弁から利用側熱交換器にかけて液冷媒が滞留しやすい。
利用側膨張弁から利用側熱交換器にかけての液冷媒の滞留が一定時間継続すれば、利用側熱交換器の冷媒出口側における冷媒温度が、利用側熱交換器の周囲温度になじんで変化しなくなる場合がある。前述したように、利用側熱交換器が凝縮器として機能しているときの利用側熱交換器の冷媒出口側における冷媒過冷却度は、凝縮温度から利用側熱交換器の冷媒出口側における冷媒温度を減じて求められる。また、空気調和装置が暖房運転を行う場合は、凝縮器として機能しているときの利用側熱交換器における凝縮温度が、各室内機で要求される暖房能力を満足するために必要な温度である目標凝縮温度となるように、圧縮機の回転数が制御される。このため、圧縮機の回転数が変更されない限り凝縮温度は一定の値となる。従って、利用側熱交換器における液冷媒の滞留が一定時間継続しており、かつ、圧縮機の回転数が変更されていない場合は、利用側熱交換器の冷媒出口側における冷媒温度も凝縮温度も変化しないため、算出する冷媒過冷却度も変化しなくなる。
以上説明したように、利用側熱交換器に液冷媒が滞留することに起因して冷媒過冷却度が変化しなくなれば、算出した冷媒過冷却度と目標冷媒過冷却度との差である過冷却度差も毎回同じ値となってしまう。このため、過冷却度差に応じた利用側膨張弁の開度調整ができなくなり、要求される小さい暖房能力が実現できないという問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、暖房運転時に小さい暖房能力が要求された場合に、適切に利用側膨張弁の開度調整を行って所望の暖房能力を実現できる空気調和装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の空気調和装置は、圧縮機を有する熱源側ユニットと、利用側熱交換器と利用側膨張弁とを有する複数台の利用側ユニットと、圧縮機や利用側膨張弁を制御する制御手段とを有する。利用側ユニットは、この利用側ユニットに吸入される空気の温度である吸込温度を検出する吸込温度検出手段と、利用側熱交換器で冷媒と熱交換を行って利用側ユニットから吹き出される空気の温度である吹出温度を検出する吹出温度検出手段のうち少なくともいずれか一方を有するとともに、利用側熱交換器が凝縮器として機能するときに利用側熱交換器から流出する冷媒の温度である熱交出口温度を検出する熱交出口温度検出手段を有する。そして、制御手段は、各前利用側熱交換器が凝縮器として機能するとき、熱交出口温度検出手段で検出した熱交出口温度と吸込温度検出手段で検出した吸込温度との温度差が所定範囲より大きければ、利用側熱交換器における冷媒過冷却度が、利用側ユニットで要求される暖房能力に応じた目標冷媒過冷却度となるように、利用側膨張弁の開度を調整する第1膨張弁制御を行い、上記温度差が所定値以内である状態が一定時間継続している場合は、利用側膨張弁の開度を、利用側ユニットで設定される暖房運転の目標温度に基づいて決定される開度となるように調整する第2膨張弁制御を実行する。
上記のように構成した本発明の空気調和装置は、暖房運転時に凝縮器として機能する利用側熱交換器の冷媒出口側における冷媒温度である熱交出口温度と吸込温度検出手段で検出した吸込温度との温度差が所定範囲より大きければ、利用側膨張弁の開度調整を、利用側熱交換器の冷媒出口側における冷媒過冷却度を目標冷媒過冷却度とする第1膨張弁制御を行う。また、上記温度差が所定値以内である状態が一定時間継続していれば、目標温度基づいて決定される開度とする第2膨張弁制御を行う。これにより、適切に利用側膨張弁の開度調整を行って所望の暖房能力を実現できる。
本発明の実施形態における空気調和装置の説明図であり、(A)は冷媒回路図、(B)は室外機制御手段、室内機制御手段、および、外気処理機制御手段の各ブロック図である。 本発明の実施形態における、膨張弁パルステーブルである。 本発明の実施形態における、外気処理機で実行される制御のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施形態としては、1台の室外機に9台の室内機と1台の外気処理機とが並列に接続され、全ての室内機および外気処理機で同時に冷房運転あるいは暖房運転が行える空気調和装置を例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。また、室外機が本発明の熱源側ユニットであり、9台の室内機および外気処理機が本発明の利用側ユニットである。
図1(A)に示すように、本実施形態における空気調和装置1は、1台の室外機2と、室外機2に液管8およびガス管9で並列に接続された9台の室内機5a(図1(A)では、これらのうちの2台のみを描画している)および1台の外気処理機5bとを備えている。より詳細には、室外機2の閉鎖弁25と各室内機5aの液管接続部53aおよび外気処理機5bの液管接続部53bとが液管8で接続されている。また、室外機2の閉鎖弁26と各室内機5aのガス管接続部54aおよび外気処理機5bのガス管接続部54bとがガス管9で接続されている。このように、室外機2と9台の室内機5aおよび1台の外気処理機5bとが液管8およびガス管9で接続されて、空気調和装置1の冷媒回路10が形成されている。
<室外機の構成>
まずは、室外機2について説明する。室外機2は、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、室外機膨張弁24と、液管8が接続された閉鎖弁25と、ガス管9が接続された閉鎖弁26と、アキュムレータ27と、室外機ファン28と、室外機制御手段200とを備えている。そして、室外機ファン28と室外機制御手段200とを除くこれら各装置が、以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路20を形成している。
圧縮機21は、インバータにより回転数が制御される図示しないモータによって駆動されることで、運転容量を可変できる高圧容器型の能力可変型圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出側は、後述する四方弁22のポートaと吐出管41で接続されており、また、圧縮機21の冷媒吸入側は、アキュムレータ27の冷媒流出側と吸入管42で接続されている。
四方弁22は、冷媒回路10における冷媒の流れる方向を切り換えるための弁であり、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、上述したように圧縮機21の冷媒吐出側と吐出管41で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管43で接続されている。ポートcは、アキュムレータ27の冷媒流入側と冷媒配管46で接続されている。そして、ポートdは、閉鎖弁26と室外機ガス管45で接続されている。
室外熱交換器23は、後述する室外機ファン28の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と冷媒とを熱交換させるものである。上述したように、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と四方弁22のポートbとが冷媒配管43で接続されている。また、室外熱交換器23の他方の冷媒出入口と閉鎖弁25とが室外機液管44で接続されている。室外熱交換器23は、空気調和装置1が冷房運転を行う場合は凝縮器として機能し、空気調和装置1が暖房運転を行う場合は蒸発器として機能する。
室外機膨張弁24は、室外機液管44に設けられている。室外機膨張弁24は図示しないパルスモータにより駆動される電子膨張弁であり、パルスモータに与えられるパルス数によって開度が調整されることで、室外熱交換器23に流入する冷媒量、あるいは、室外熱交換器23から流出する冷媒量が調整される。室外機膨張弁24の開度は、空気調和装置1が暖房運転を行っている場合は、後述する吐出温度センサ33で検出した圧縮機21の吐出温度に応じてその開度が調整され、冷房運転を行っている場合はその開度が全開とされる。
アキュムレータ27は、前述したように、冷媒流入側が四方弁22のポートcと冷媒配管46で接続されるとともに、冷媒流出側が圧縮機21の冷媒吸入側と吸入管42で接続されている。アキュムレータ27は、冷媒配管46からアキュムレータ28の内部に流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒に分離してガス冷媒のみを圧縮機21に吸入させる。
室外機ファン28は樹脂材で形成されており、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外機ファン28は、図示しないファンモータによって回転することで、図示しない吸込口から室外機2の内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換した外気を図示しない吹出口から室外機2の外部へ放出する。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられている。図1に示すように、吐出管41には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力である吐出圧力を検出する吐出圧力センサ31と、圧縮機21から吐出される冷媒の温度を検出する吐出温度センサ33が設けられている。冷媒配管46におけるアキュムレータ28の冷媒流入口近傍には、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力である吸入圧力を検出する吸入圧力センサ32と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度を検出する吸込温度センサ34とが設けられている。尚、吐出圧力センサ31が本発明の吐出圧力検出手段である。
室外機液管44における室外熱交換器23と室外機膨張弁24との間には、室外熱交換器23に流入する冷媒の温度、あるいは、室外熱交換器23から流出する冷媒の温度を検出するための熱交温度センサ35が設けられている。そして、室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2の内部に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ36が備えられている。
また、室外機2には、室外機制御手段200が備えられている。室外機制御手段200は、室外機2の図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載されており、図1(B)に示すように、CPU210と、記憶部220と、通信部230と、センサ入力部240とを備えている。
記憶部220は、例えばフラッシュメモリであり、室外機2の制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機21や室外機ファン28の駆動状態、室外機膨張弁24に与えるパルス数、各室内機5aから送信される運転情報(運転/停止情報、冷房/暖房等の運転モード、後述する冷房要求能力や暖房要求能力など)などを記憶する。通信部230は、各室内機5aや外気処理機5bとの通信を行うインターフェイスである。センサ入力部240は、室外機2の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU210に出力する。
CPU210は、センサ入力部240を介して各種センサでの検出値を定期的(例えば、30秒毎)に取り込むとともに、各室内機5aから送信される運転情報を含む信号を通信部230を介して取り込む。CPU210は、これら入力された各種情報に基づいて、室外機膨張弁24の開度調整、圧縮機21や室外機ファン28の駆動制御、四方弁22の切り換え制御などを行う。
<室内機の構成>
次に、9台の室内機5aについて説明する。9台の室内機5aは全て同じ構成を有しており、室内熱交換器51aと、室内機膨張弁52aと、液管接続部53aと、ガス管接続部54aと、室内機ファン55aと室内機制御手段500aとを備えている。そして、室内機ファン55aおよび室内機制御手段500aを除くこれら各構成装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路50aを構成している。尚、室内熱交換器51aが本発明の利用側熱交換器であり、室内機膨張弁52aが本発明の利用側膨張弁である。
室内熱交換器51aは、後述する室内機ファン55aの回転により図示しない吸込口から室内機5aの内部に取り込まれた室内空気と冷媒とを熱交換させるものである。室内熱交換器51aの一方の冷媒出入口と液管接続部53aとが室内機液管71aで接続され、他方の冷媒出入口とガス管接続部54aとが室内機ガス管72aで接続されている。室内熱交換器51aは、空気調和装置1が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、空気調和装置1が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。尚、液管接続部53aやガス管接続部54aは、各冷媒配管が溶接やフレアナット等により接続されている。
室内機膨張弁52aは、室内機液管71aに設けられている。室内機膨張弁52aは図示しないパルスモータにより駆動される電子膨張弁であり、パルスモータに与えられるパルス数によって開度が調整されることで、室内熱交換器51aに流入する冷媒量、あるいは、室内熱交換器51aから流出する冷媒量が調整される。具体的には、室内機膨張弁52aは、室内熱交換器51aが蒸発器として機能する場合すなわち室内機5aが冷房運転を行う場合は、その開度は、室内熱交換器51aの冷媒出口(ガス管接続部54a側)での冷媒過熱度が目標冷媒過熱度となるように調整される。また、室内機膨張弁52aは、室内熱交換器51aが凝縮器として機能する場合すなわち室内機5aが暖房運転を行う場合は、その開度は、室内熱交換器51aの冷媒出口(液管接続部53a側)での冷媒過冷却度が目標冷媒過冷却度となるように調整される。ここで、目標冷媒過熱度や目標冷媒過冷却度とは、室内機5aで要求される冷房能力あるいは暖房能力を発揮するのに必要な冷媒過熱度および冷媒過冷却度である。
室内機ファン55aは樹脂材で形成されており、室内熱交換器51aの近傍に配置されている。室内機ファン55aは、図示しないファンモータによって回転することで、図示しない吸込口から室内機5aの内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器51aにおいて冷媒と熱交換した室内空気を図示しない吹出口から室内へ放出する。
以上説明した構成の他に、室内機5aには各種のセンサが設けられている。室内機液管71aにおける室内熱交換器51aと室内機膨張弁52aとの間には、室内熱交換器51aに流入あるいは室内熱交換器51aから流出する冷媒の温度を検出する液側温度センサ61aが設けられている。室内機ガス管72aには、室内熱交換器51aから流出あるいは室内熱交換器51aに流入する冷媒の温度を検出するガス側温度センサ62aが設けられている。室内機5aの図示しない吸込口付近には、室内機5aの内部に流入する室内空気の温度、すなわち吸込温度を検出する吸込温度センサ63aが備えられている。尚、液側温度センサ61aが本発明の熱交出口温度検出手段である。また、吸込温度センサ63aが本発明の吸込温度検出手段である。
また、室内機5aには、室内機制御手段500aが備えられている。室内機制御手段500aは、室内機5aの図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載されており、図1(B)に示すように、CPU510aと、記憶部520aと、通信部530aと、センサ入力部540aとを備えている。
記憶部520aは、例えばフラッシュメモリであり、室内機5aの制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、使用者により設定される運転情報などを記憶する。通信部530aは、室外機2との通信を行うインターフェイスである。センサ入力部540aは、室内機5aの各種センサでの検出結果を取り込んでCPU510aに出力する。
CPU510aは、前述した室内機5aの各センサでの検出結果をセンサ入力部540aを介して取り込む。また、CPU510aは、使用者が図示しないリモコンを操作して設定した運転情報やタイマー運転設定等を含んだ信号を図示しないリモコン受光部を介して取り込む。また、CPU510aは、運転開始/停止信号や運転情報(設定温度や室内温度等)を含んだ制御信号を、通信部530aを介して室外機2に送信するとともに、室外機2が検出した吐出圧力等の情報を含む制御信号を通信部530aを介して室外機2から受信する。CPU510aは、取り込んだ検出結果やリモコンおよび室外機2から送信された信号に基づいて、室内機膨張弁52aの開度調整や、室内機ファン55aの駆動制御を行う。
<外気処理機の構成>
次に、外気処理機5bについて説明する。後述する外気処理熱交換器51bにおいて冷媒と取り込んだ外気とを熱交換をさせて部屋に吹き出すものであり、外気を部屋に取り込んで部屋の換気を行いつつ、取り込んだ外気によって使用者が不快に感じないように、冷媒と熱交換を行って外気処理機5bから吹き出される外気の温度である吹出温度を、使用者が定める目標吹出温度(通常、室内温度付近の温度とされる)となるように制御されるものである
外気処理機5bは、外気処理熱交換器51bと、外気処理機膨張弁52bと、液管接続部53bと、ガス管接続部54bと、外気処理機ファン55bと外気処理機制御手段500bとを備えている。そして、外気処理機ファン55bおよび外気処理機制御手段500bを除くこれら各構成装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす外気処理機冷媒回路50bを構成している。尚、外気処理熱交換器51bが本発明の利用側熱交換器であり、外気処理機膨張弁52bが本発明の利用側膨張弁である。
外気処理熱交換器51bは、外気処理機ファン55bの回転により図示しない吸込口から外気処理機5bの内部に取り込まれた外気と冷媒とを熱交換させるものである。外気処理熱交換器51bの一方の冷媒出入口と液管接続部53bとが外気処理機液管71bで接続され、他方の冷媒出入口とガス管接続部54bとが外気処理機ガス管72bで接続されている。外気処理熱交換器51bは、空気調和装置1が冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、空気調和装置1が暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。尚、液管接続部53bやガス管接続部54bは、各冷媒配管が溶接やフレアナット等により接続されている。
外気処理機膨張弁52bは、外気処理機液管71bに設けられている。外気処理機膨張弁52bは図示しないパルスモータにより駆動される電子膨張弁であり、パルスモータに与えられるパルス数によって開度が調整されることで、外気処理熱交換器51bに流入する冷媒量、あるいは、外気処理熱交換器51bから流出する冷媒量が調整される。具体的には、外気処理機膨張弁52bは、外気処理熱交換器51bが蒸発器として機能する場合すなわち外気処理機5bが冷房運転を行う場合は、その開度は、外気処理熱交換器51bの冷媒出口(ガス管接続部54b側)での冷媒過熱度が目標冷媒過熱度となるように調整される。また、外気処理機膨張弁52bは、外気処理熱交換器51bが凝縮器として機能する場合すなわち外気処理機5bが暖房運転を行う場合は、その開度は、外気処理熱交換器51bの冷媒出口(液管接続部53b側)での冷媒過冷却度が目標冷媒過冷却度となるように調整される。ここで、目標冷媒過熱度や目標冷媒過冷却度とは、外気処理機5bで要求される冷房能力あるいは暖房能力を発揮するのに必要な冷媒過熱度および冷媒過冷却度である。
外気処理機ファン55bは樹脂材で形成されており、外気処理熱交換器51bの近傍に配置されている。外気処理機ファン55bは、図示しないファンモータによって回転することで、図示しない吸込口から外気処理機5bの内部に外気を取り込み、外気処理熱交換器51bにおいて冷媒と熱交換した外気を図示しない吹出口から室内へ放出する。
以上説明した構成の他に、外気処理機5bには各種のセンサが設けられている。外気処理機液管71bにおける外気処理熱交換器51bと外気処理機膨張弁52bとの間には、外気処理熱交換器51bに流入あるいは外気処理熱交換器51bから流出する冷媒の温度を検出する液側温度センサ61bが設けられている。外気処理機ガス管72bには、外気処理熱交換器51bから流出あるいは外気処理熱交換器51bに流入する冷媒の温度を検出するガス側温度センサ62bが設けられている。外気処理機5bの図示しない吸込口付近には、外気処理機5bの内部に流入する外気の温度、すなわち外気処理機5bにおける吸込温度を検出する吸込温度センサ63bが備えられている。外気処理機5bの図示しない吹出口付近には、外気処理熱交換器51bで冷媒と熱交換を行って外気処理機5bから部屋に吹き出される外気の温度、すなわち外気処理機5bにおける吹出温度を検出する吹出温度センサ64bが備えられている。尚、液側温度センサ61bが本発明の熱交出口温度検出手段である。また、吸込温度センサ63bが本発明の吸込温度検出手段であり、吹出温度センサ64bが本発明の吹出温度検出手段である。
また、外気処理機5bには、外気処理機制御手段500bが備えられている。外気処理機制御手段500bは、外気処理機5bの図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載されており、図1(B)に示すように、CPU510bと、記憶部520bと、通信部530bと、センサ入力部540bとを備えている。
記憶部520bは、例えばフラッシュメモリであり、外気処理機5bの制御プログラムや各種センサからの検出信号に対応した検出値、使用者により設定される運転情報などを記憶する。通信部530bは、室外機2との通信を行うインターフェイスである。センサ入力部540bは、外気処理機5bの各種センサでの検出結果を取り込んでCPU510bに出力する。
CPU510bは、前述した外気処理機5bの各センサでの検出結果をセンサ入力部540bを介して取り込む。また、CPU510bは、使用者が図示しないリモコンを操作して設定した運転情報やタイマー運転設定等を含んだ信号を図示しないリモコン受光部を介して取り込む。また、CPU510bは、運転開始/停止信号や運転情報(設定温度や室内温度等)を含んだ制御信号を、通信部530bを介して室外機2に送信するとともに、室外機2が検出した吐出圧力等の情報を含む制御信号を通信部530bを介して室外機2から受信する。CPU510bは、取り込んだ検出結果やリモコンおよび室外機2から送信された信号に基づいて、外気処理機膨張弁52bの開度調整や、外気処理機ファン55bの駆動制御を行う。
尚、以上説明した室外機2の室外機制御手段200と、各室内機5aの室内機制御手段500aと、外気処理機5bの外気処理機制御手段500bとで、本発明の制御手段が形成される。
<冷媒回路の動作>
次に、本実施形態における空気調和装置1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1(A)を用いて説明する。尚、以下の説明ではまず、空気調和装置1が冷房運転を行う場合について説明する。次に、空気調和装置1が暖房運転を行う場合について説明する。尚、図1(A)における実線矢印は、冷房運転時の冷媒の流れを示しており、また、図1(B)における破線矢印は、暖房運転時の冷媒の流れを示して
<冷房運転>
空気調和装置1が冷房運転を行う場合は、図1(A)に示すように、四方弁22が実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbとが連通するように、また、ポートcとポートdとが連通するように切り換えられる。これにより、冷媒回路10は、各室内熱交換器51aと外気処理熱交換器51bとが蒸発器として機能するとともに、室外熱交換器23が凝縮器として機能する冷房サイクルとなる。
上記のような冷媒回路10の状態で圧縮機21が駆動すると、圧縮機21から吐出された冷媒は、吐出管41を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から冷媒配管43を介して室外熱交換器23へと流入する。室外熱交換器23へと流入した冷媒は、室外機ファン28の回転によって室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って凝縮する。室外熱交換器23から室外機液管44へと流出した冷媒は、開度が全開とされている室外機膨張弁24を通過し、閉鎖弁25を介して液管8に流出する。
液管8を流れる冷媒は、液管接続部53aを介して各室内機5aに、液管接続部53bを介して外気処理機51bに、それぞれ流入する。各室内機5aに流入した冷媒は各室内機液管71aを流れ、室内熱交換器51aの各々の冷媒出口での冷媒過熱度が目標冷媒過熱度となるように開度が調整された各室内機膨張弁52aを通過する際に減圧される。また、外気処理機51bに流入した冷媒は外気処理機液管71bを流れ、外気処理熱交換器51bの冷媒出口での冷媒過熱度が目標冷媒過熱度となるように開度が調整された外気処理機膨張弁52bを通過する際に減圧される。
ここで、各室内機5aでの冷媒過熱度は、室外機2の吸入圧力センサ32で検出した吸入圧力を用いて算出された蒸発温を取り込み、取り込んだ蒸発温度から各室内機5aのガス側温度センサ62aで検出した冷媒温度を減じて求めることができる。また、各室内機5aの目標冷媒過熱度は、使用者が設定した設定温度と吸込温度センサ63aで検出した室内温度との温度差に基づいて決定される。また、外気処理機5bでの冷媒過熱度は、室外機2の吸入圧力センサ32で検出した吸入圧力を用いて算出された蒸発温を取り込み、取り込んだ蒸発温度から外気処理機5bのガス側温度センサ62bで検出した冷媒温度を減じて求めることができる。また、目標冷媒過熱度は、使用者が設定した目標吹出温度と吹出温度センサ64bで検出した吹出温度との温度差に基づいて決定される。尚、上記設定温度や目標吹出温度が、本発明の目標温度である。また、吸入圧力センサ32で検出した吸入圧力、ガス側温度センサ62a、および、ガス側温度センサ62bで検出した冷媒温度はそれぞれ定期的、例えば、30秒毎に取り込まれ、冷媒過熱度はこれら各値を取り込む度に算出される。また、目標冷媒過熱度は、冷媒過熱度を算出する間隔よりも長い間隔、例えば、3分毎に、設定温度と吸込温度との温度差、あるいは、目標吹出温度と吹出温度との温度差に基づいて決定される。
各室内機液管71aから各室内熱交換器51aに流入した冷媒は、各室内機ファン55aの回転により各室内機5aの内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。また、外気処理機液管71bから外気処理熱交換器51bに流入した冷媒は、外気処理機ファン55bの回転により外気処理機5bの内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。このように、各室内熱交換器51aおよび外気処理熱交換器51bがそれぞれ蒸発器として機能し、各室内熱交換器51aで冷媒と熱交換を行って冷却された室内空気、および、外気処理熱交換器51bで冷媒と熱交換を行って冷却された外気が、それぞれの図示しない吹出口から室内に吹き出されることによって、9台の室内機5aおよび外気処理機5bが設置された室内の冷房が行われる。
各室内熱交換器51aから各室内機ガス管72aに流出した冷媒は、各ガス管接続部54aを介してガス管9に流出する。また、外気処理熱交換器51bから外気処理機ガス管72bに流出した冷媒は、ガス管接続部54bを介してガス管9に流出する。ガス管9で合流し閉鎖弁26を介して室外機2に流入した冷媒は、室外機ガス管45、四方弁22、冷媒配管46、アキュムレータ27、吸入管42の順に流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
<暖房運転>
空気調和装置1が暖房運転を行う場合は、図1(A)に示すように、四方弁22が破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdとが連通するように、また、ポートbとポートcとが連通するように切り換えられる。これにより、冷媒回路10は、各室内熱交換器51aと外気処理熱交換器51bとが凝縮器として機能するとともに、室外熱交換器23が蒸発器として機能する暖房サイクルとなる。このような冷媒回路10の状態で圧縮機21が駆動すると、圧縮機21から吐出された冷媒は、吐出管41を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から室外機液管45へと流れて閉鎖弁26を介してガス管9に流出する。
ガス管9を流れる冷媒は、ガス管接続部54aを介して各室内機5aに、ガス管接続部54bを介して外気処理機51bに、それぞれ流入する。各室内機5aに流入した冷媒は各室内機ガス管72aを流れて各室内熱交換器51aに流入し、各室内機ファン55aの回転により各室内機5aの内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って凝縮する。また、外気処理機液管71bに流入した冷媒は外気処理機ガス管72bを流れて外気処理熱交換器51bに流入し、外気処理機ファン55bの回転により外気処理機5bの内部に取り込まれた外気と熱交換を行って凝縮する。このように、各室内熱交換器51aおよび外気処理熱交換器51bがそれぞれ凝縮器として機能し、各室内熱交換器51aで冷媒と熱交換を行って加熱された室内空気、および、外気処理熱交換器51bで冷媒と熱交換を行って加熱された外気が、それぞれの図示しない吹出口から室内に吹き出されることによって、9台の室内機5aおよび外気処理機5bが設置された室内の暖房が行われる。
各室内熱交換器51aから室内機液管71aに流出した冷媒は、室内熱交換器51aの各々の冷媒出口での冷媒過冷却度が目標冷媒過冷却度となるように開度が調整された各室内機膨張弁52aを通過する際に減圧される。また、外気処理熱交換器51bから外気処理機液管71bに流出した冷媒は、外気処理熱交換器51bの冷媒出口での冷媒過冷却度が目標冷媒過冷却度となるように開度が調整された外気処理機膨張弁52bを通過する際に減圧される。
ここで、各室内機5aでの冷媒過冷却度は、室外機2の吐出圧力センサ31で検出した吐出圧力を用いて算出された凝縮温度を取り込み、取り込んだ凝縮温度から各室内機5aの液側温度センサ61aで検出した冷媒温度を減じて求めることができる。また、各室内機5aの目標冷媒過冷却度は、使用者が設定した設定温度と吸込温度センサ63aで検出した室内温度との温度差に基づいて決定される。また、外気処理機5bでの冷媒過冷却度は、室外機2の吐出圧力センサ31で検出した吐出圧力を用いて算出された凝縮温度を取り込み、取り込んだ凝縮温度から外気処理機5bの液側温度センサ61bで検出した冷媒温度を減じて求めることができる。また、外気処理機5bの目標冷媒過冷却度は、使用者が設定した目標吹出温度と吹出温度センサ64bで検出した吹出温度との温度差に基づいて決定される。尚、上記設定温度や目標吹出温度が、本発明の目標温度である。また、吐出圧力センサ31で検出した吐出圧力、液側温度センサ61aで検出した冷媒温度、および、液側温度センサ61bで検出した冷媒温度はそれぞれ定期的(例えば、30秒毎)に取り込まれ、冷媒過冷却度はこれら各値を取り込む度に算出される。また、目標冷媒過冷却度は、冷媒過冷却度を算出する間隔よりも長い間隔、例えば、3分毎に、設定温度と吸込温度との温度差、あるいは、目標吹出温度と吹出温度との温度差に基づいて決定される。
各室内機膨張弁52aで減圧された冷媒は各室内機液管71aを流れ、各液管接続部53aを介して液管9に流出する。また、外気処理機膨張弁52bで減圧された冷媒は外気処理機液管71bを流れ、液管接続部53bを介して液管8に流出する。液管8で合流し閉鎖弁25を介して室外機2に流入した冷媒は室外機液管44を流れ、吐出温度センサ33で検出した圧縮機21の吐出温度に応じた開度とされた室外機膨張弁24を通過する際に減圧される。
室外機膨張弁24で減圧された冷媒は、室外機液管44を流れて室外熱交換器23に流入し、室外機ファン28の回転によって室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23から冷媒配管43に流出した冷媒は、四方弁22、冷媒配管46、アキュムレータ27、吸入管42の順に流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
尚、以上説明した冷媒過熱度や冷媒過冷却度が、圧縮機21の運転状態によって変化する運転状態量であり、目標冷媒過熱度や目標冷媒過冷却度が、本発明の目標運転状態量である。
<外気処理機膨張弁の開度調整>
前述したように、空気調和装置1が暖房運転を行うときは、各室内機5aでは、要求される暖房能力に応じた目標冷媒過冷却度を実現できるように、室内機膨張弁52aの開度が調整される。また、外気処理機5bでは、要求される暖房能力に応じた目標冷媒過冷却度を実現できるように、外気処理機膨張弁52bの開度が調整される。このとき、外気処理機5bで要求される暖房能力が小さい場合は、以下に記載する問題が発生する恐れがある。
外気処理機5bは、各室内機5aと比べて吹出温度が低くされる、例えば、吹出温度を室内温度と同程度の温度とする場合がある。これは、外気処理機5bが室内の換気のため、かつ、室内温度より低い温度の外気をそのまま室内に供給することによる使用者の冷風感を抑制するために動作させるためである。このとき外気処理機5bでは、低い吹出温度を実現する、つまり、低い暖房能力を実現するために目標冷媒過冷却度が大きくされ、外気処理熱交換器51bの冷媒出口側における冷媒過冷却度を大きな目標冷媒過冷却度とするために外気処理機膨張弁52bの開度を小さくされる。このため、外気処理機5bで低い暖房能力を実現する場合は、外気処理機液管71bにおける外気処理機膨張弁52bと外気処理熱交換器51bとの間および外気処理熱交換器51bに、外気処理熱交換器51bで凝縮した液冷媒が滞留しやすい。
上述した液冷媒の滞留が一定時間継続すれば、外気処理熱交換器51bの冷媒出口側における冷媒温度である熱交出口温度が外気処理機5bに吸い込まれる外気温度になじんで、熱交出口温度と外気温度との温度差が小さくなる、つまり、熱交出口温度が変化しなくなる場合がある。外気処理熱交換器51bが凝縮器として機能しているときの、外気処理熱交換器51bの冷媒出口側における冷媒過冷却度は、凝縮温度から外気処理熱交換器51bの冷媒出口温度を減じて求められる。一方、空気調和装置1が暖房運転を行う場合は、各室内機5aや外気処理機5bで要求される暖房能力を満足するために必要な凝縮温度である目標凝縮温度となるように、圧縮機21の回転数が制御されるため、要求される暖房能力が変化して圧縮機21の回転数が変更されない限り、凝縮温度は一定の値となる。従って、外気処理熱交換器51bに液冷媒が滞留することによって外気処理熱交換器51bの熱交出口温度が変化しなくなったときに、要求される暖房能力が変化しないことによって圧縮機21の回転数が変化せず凝縮温度も変化しない場合は、算出する冷媒過冷却度が変化しなくなる。
以上説明したように、外気処理熱交換器51bに液冷媒が滞留することによって、外気処理熱交換器51bの熱交出口温度を検出する度に算出する冷媒過冷却度が変化しなくなれば、算出した冷媒過冷却度と目標冷媒過冷却度との差である過冷却度差も変化しなくなる。このため、過冷却度差に応じた外気処理機膨張弁52bの開度調整ができなくなり、要求される小さい暖房能力つまりは低い吹出温度が実現できないという問題があった。
そこで、本実施形態の空気調和装置1では、暖房運転時に、外気処理機5bにおいて要求される暖房能力を実現する目標冷媒過冷却度に基づいた外気処理機膨張弁52bの開度調整が行えなくなった場合は、つまりは、外気処理熱交換器51bの熱交出口温度が変化しなくなることに起因して算出する冷媒過冷却度が変化しなくなった場合は、次に説明する膨張弁パルステーブル300を用いて、吹出温度の目標温度である目標吹出温度に基づいた外気処理機膨張弁52bの開度調整に切り換える。尚、以降の説明では、目標冷媒過冷却度に基づいた外気処理機膨張弁52bの開度調整を第1膨張弁制御、目標吹出温度に基づいた外気処理機膨張弁52bの開度調整を第2膨張弁制御として記載する。
図2に示す膨張弁パルステーブル300では、外気処理機5bで設定できる目標吹出温度(以降、目標吹出温度Ttと記載する)に対し、外気処理機膨張弁52bに加えるパルス数(以降、パルス数Pと記載する)が各々定められている。本実施形態では、一例として目標吹出温度Ttが17℃~28℃の範囲で設定できるものとし、パルス数Pは各目標吹出温度Ttについて定められ、かつ、目標吹出温度Ttが低くなるほど小さい値に定められている。
尚、膨張弁パルステーブル300は、予め試験などを行って求められて、外気処理機5bの外気処理機制御手段500bの記憶部520bに記憶されているものであり、暖房運転時に外気処理熱交換器51bの熱交出口温度が変化しなくなったときに、この膨張弁パルステーブル300に定められるパルス数Pを外気処理機膨張弁52bに加えれば、加えたパルス数Pに対応する目標吹出温度Ttを実現できることが判明しているものである。
<暖房運転時の外気処理機膨張弁の制御について>
次に、図3を用いて、本実施形態の空気調和装置1が暖房運転を行う際の、外気処理機5bの処理機膨張弁52bの制御について説明する。図3において、STは処理のステップを表しこれに続く番号はステップの番号を表している。また、図3に示すフロ-チャートでは、前述した目標吹出温度Ttやパルス数Pに加えて、吹出温度センサ64bで検出する吹出温度をTd、吸込温度センサ63bで検出する吸込温度をTs、液側温度センサ61bで検出する暖房運転時の熱交出口温度をTho、暖房運転時に凝縮器として機能する外気処理熱交換器51bにおける凝縮温度をTcとする。尚、図3に示す処理以外の処理、例えば、各室内機5aの暖房運転時の制御に関わる処理や、室外機2の暖房運転時の制御に関わる処理などについては、従来の空気調和装置と同じであるため、詳細な説明を省略する。
空気調和装置1が暖房運転を行っているとき、外気処理機5bの外気処理機制御手段500bのCPU510bは、吹出温度Td、吸込温度Ts、および、熱交出口温度Thoを取り込む(ST1)。具体的には、CPU510bは、吹出温度センサ64bで検出した吹出温度Td、吸込温度センサ63bで検出した吸込温度Ts、および、液側温度センサ61bで検出した熱交出口温度Thoを定期的(例えば、30秒毎)に取り込んで記憶部520bに時系列で記憶している。
次に、CPU510bは、記憶部520bに記憶している目標吹出温度Ttと凝縮温度Tcとを読み出す(ST2)。目標吹出温度Ttは、使用者が図示しないリモコンなどを用いて目標吹出温度Ttを変更する度に、この新たな目標吹出温度Ttが取り込まれて記憶部520bに上書き記憶される。また、凝縮温度Tcは、室外機2において吐出圧力センサ31で検出された吐出圧力が変化する度に、この変化した吐出圧力に基づいて算出され、通信部530bを介して取り込まれて記憶部520bに上書き記憶される。CPU510bは、ST2の処理において、記憶部520bから最新の目標吹出温度Ttと凝縮温度Tcとを読み出す。
次に、CPU510bは、ST1で取り込んだ吹出温度TdとST2で読み出した目標吹出温度Ttとを用いて、目標冷媒過冷却度を決定する。(ST3)。具体的には、CPU510bは、目標吹出温度Ttと吹出温度Tdとの温度差に基づいて、目標冷媒過冷却度を決定する。
次に、CPU510bは、ST1で取り込んだ熱交出口温度Thoから吸込温度Tsを減じた温度差ΔTを算出する(ST4)。次に、CPU510bは、算出した温度差ΔTが-1℃以上1℃以下であるか否かを判断する(ST5)。
温度差ΔTが-1℃以上1℃以下であれば(ST5-Yes)、CPU510bは、温度差ΔTが-1℃以上1℃以下となった回数を示すカウント数Kに1を加える(ST6)。尚、カウント数Kは、暖房運転開始時は0とされている。
次に、CPU510bは、カウント数Kが3回以上となったか否かを判断する(ST7)。カウント数Kが3回以上となっていなければ(ST7-No)、CPU510bは、ST10に処理を進める。カウント数Kが3回以上となった場合(ST7-Yes)、つまり、熱交出口温度Thoが吸込温度Tsになじんで変化しなくなった場合は、CPU510bは、第2膨張弁制御を実行し(ST8)、ST1に処理を戻す。第2膨張弁制御では、CPU510bは、記憶部520bに記憶している膨張弁パルステーブル300を参照し、ST2で読み出した目標吹出温度Ttに応じたパルス数Pを、外気処理機膨張弁52bに加える。
一方、ST5において、温度差ΔTが-1℃以上1℃以下でなければ(ST5-No)、CPU510bは、カウント数Kを0とし(ST9)、ST1で取り込んだ熱交出口温度ThoとST2で読み出した凝縮温度Tcとを用いて、冷媒過冷却度を算出する(ST10)。具体的には、CPU510bは、凝縮温度Tcから熱交出口温度Thoを減じて、冷媒過冷却度を算出する。
そして、CPU510bは、第1膨張弁制御を実行し(ST11)、ST1に処理を戻す。第1膨張弁制御では、CPU510bは、ST10で算出した冷媒過冷却度とST3で決定した目標冷媒過冷却度との過冷却度差に応じたパルス数Pを、外気処理機膨張弁52bに加える。
尚、ST7において、カウント数Kが3回以上となるということは、所定時間毎(本実施形態では、30秒毎)にそれぞれ検出した熱交出口温度Thoと吸込温度Tsとの温度差が-1℃以上1℃以下である状態が、一定期間(本実施形態では、30秒×3=90秒間)継続したこと、つまり、熱交出口温度Thoが吸込温度Tsに対してほとんど変化しなくなった、すなわち、外気処理熱交換器51bに液冷媒が滞留していることを示す。ここで、上記一定時間は、予め試験などを行って求められて、外気処理機制御手段500bの記憶部520bに記憶されているものであり、この一定時間の間熱交出口温度Thoが変化しなければ、外気処理熱交換器51bに液冷媒が滞留していることが判明している時間である。
以上説明したように、本実施形態の空気調和装置1では、熱交出口温度Thoから吸込温度Tsを減じた温度差ΔTが-1℃以上1℃以下でない場合は、第1膨張弁制御を行って外気処理機膨張弁52bの開度を目標冷媒過冷却度に基づいて調整し、温度差ΔTが-1℃以上1℃以下である、つまり、熱交出口温度Thoが吸込温度Tsになじんで変化しなくなった場合は、第2膨張弁制御を行って外気処理機膨張弁52bの開度を目標吹出温度Ttに基づいて調整する。これにより、外気処理機5bで小さい暖房能力が要求された場合であっても、外気処理機膨張弁52bの開度調整が適切に行えるので、要求される小さい暖房能力つまりは低い吹出温度Tdが実現できる。
尚、以上説明した実施形態では、利用側膨張弁の開度が要求される小さい暖房能力に応じて小さくされることによって、利用側熱交換器の熱交出口温度が変化しなくなる利用側ユニットとして、外気処理機5bを例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限られるものではなく、利用側ユニットが、小さい暖房能力を要求されたことに起因して利用側熱交換器の熱交出口温度が変化しなくなるような、室内機や他の機器であってもよい。
1 空気調和装置
2 室外機
5a 室内機
5b 外気処理機
21 圧縮機
31 吐出圧力センサ
32 吸入圧力センサ
52a 室内機膨張弁
52b 外気処理機膨張弁
63a 吸込温度センサ
64b 吸込温度センサ
64b 吹出温度センサ
200 室外機制御手段
210 CPU
230 通信部
240 センサ入力部
300 膨張弁パルステーブル
500a 室内機制御手段
530a 通信部
540a センサ入力部
500b 外気処理機制御手段
530b 通信部
540b センサ入力部
P パルス数
SC 冷媒過冷却度
Tc 凝縮温度
Td 吹出温度
Tt 目標吹出温度
Ts 吸込温度
Tho 熱交出口温度

Claims (1)

  1. 圧縮機を有する熱源側ユニットと、
    利用側熱交換器と、利用側膨張弁とを有する複数台の利用側ユニットと、
    前記圧縮機や前記利用側膨張弁を制御する制御手段と、
    を有する空気調和装置であって、
    前記利用側ユニットは、同利用側ユニットに吸入される空気の温度である吸込温度を検出する吸込温度検出手段有するとともに、前記利用側熱交換器が凝縮器として機能するときに同利用側熱交換器から流出する冷媒の温度である熱交出口温度を検出する熱交出口温度検出手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記各利用側熱交換器が凝縮器として機能するとき、
    前記熱交出口温度検出手段で検出した前記熱交出口温度と前記吸込温度検出手段で検出した吸込温度との温度差が所定範囲より大きければ、前記利用側熱交換器における冷媒過冷却度が、前記利用側ユニットで要求される暖房能力に応じた目標冷媒過冷却度となるように、前記利用側膨張弁の開度を調整する第1膨張弁制御を行い、
    前記温度差が所定値以内である状態が一定時間継続している場合は、前記利用側膨張弁の開度を、前記利用側ユニットで設定される暖房運転の目標吹出温度に基づいて決定される開度となるように調整する第2膨張弁制御を実行する、
    ことを特徴とする空気調和装置。
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