JP2021156502A - 空気調和装置 - Google Patents

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享幸 北
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Abstract

【課題】減圧量が固定の減圧器を室内機の台数分有するもので冷房運転時における室内熱交換器の過熱域の増大を抑えることができる空気調和装置を提供する。【解決手段】本発明の一形態に係る空気調和装置は、室外機と、複数の室内機と、減圧量固定式の複数の減圧器と、制御手段とを備える。前記制御手段は、前記複数の室内機のうち、室内熱交換器の温度から蒸発温度を減じた温度差が所定温度より大きい室内機である第1の室内機の有無を判定し、前記第1の室内機があるときは、前記第1の室内機に備え付けられた室内ファンである第1の室内ファンの回転数を前記温度差が前記所定温度以下になるまで低下させる制御を実行する。【選択図】図1

Description

本発明は、一台の室外機に複数台の室内機が接続された同時運転マルチ型の空気調和装置に関する。
一台の室外機に複数台の室内機が接続された同時運転マルチ型の空気調和装置が知られている。例えば特許文献1には、室外熱交換器と、室外熱交換器に対して並列的に接続された複数の室内熱交換器と、室外熱交換器と複数の室内熱交換器との間に接続された複数のキャピラリチューブを有する分流器とを備え、室外熱交換器からの吐出冷媒を、各キャピラリチューブを介して各室内熱交換器へ供給する空気調和機が開示されている。
特開平11−211255号公報
空気調和装置で冷房運転を行うときに室内機の冷房負荷が高い(室内温度が高い)場合は、冷房運転時に蒸発器として機能する当該室内機の室内熱交換器において過熱域が大きくなる。また、複数台の室内機のうち例えば1台の室内機の室内熱交換器の圧力損失が他の室内機の室内熱交換器より大きい室内機に置き換えられた場合も、当該室内機を流れる冷媒量が減少して室内熱交換器の過熱域が大きくなる。
このように、過熱域の大きい室内熱交換器では、室内熱交換器の入り口側で冷媒が急激に蒸発して温度が低下するため、当該室内熱交換器の入り口側に結露水が凍結する場合がある。そして、冷房運転の停止時などに、凍結した結露水が融解して露垂れが生じたり、冷房運転の再開時などに融解した結露水が室内に向けて飛び散る露飛びと呼ばれる現象が生じたりするおそれがある。
このような問題は、室外熱交換器と複数の室内熱交換器との間に接続される減圧器が開度を調整できる膨張弁であれば、室内熱交換器における冷媒流量を膨張弁で調整して過熱域の増大を防ぐことで解決できる。しかし、特許文献1の空気調和装置のように、室外熱交換器と複数の室内熱交換器との間に接続された減圧器がキャピラリチューブであれば、室内熱交換器における冷媒流量を調整できないため、過熱域の増大に起因する露垂れや露飛びを防げないおそれがあった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、冷媒流量が調整できず減圧量が固定の減圧器を室内機の台数分有するもので冷房運転時における各室内熱交換器の過熱域の増大を抑えることができる空気調和装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る空気調和装置は、室外機と、複数の室内機と、減圧量が固定の複数の減圧器と、第1の温度検出手段と、第2の温度検出手段と、制御手段とを備える。
前記室外機は、圧縮機と、室外熱交換器とを有する。
前記複数の室内機は、室内熱交換器と、前記室内熱交換器へ送風する室内ファンとをそれぞれ有し、前記室外機に並列に接続される。
前記複数の減圧器は、前記室外熱交換器と前記複数の室内機の前記室内熱交換器との間にそれぞれ接続される。
前記第1の温度検出手段は、前記室内熱交換器が蒸発器として機能する際の冷媒の蒸発温度を検出する。
前記第2の温度検出手段は、前記室内熱交換器の温度を検出する。
前記制御手段は、前記複数の室内機のうち、前記室内熱交換器の温度から前記蒸発温度を減じた温度差が所定温度より大きい室内機である第1の室内機の有無を判定し、前記第1の室内機があるときは、前記第1の室内機に備え付けられた室内ファンである第1の室内ファンの回転数を前記温度差が前記所定温度以下になるまで低下させる制御を実行する。
前記複数の室内機は、空気の吹出口と、前記吹出口から吹き出される空気の吹き出し方向を調整する風向板とをさらに有してもよい。この場合、前記制御手段は、前記第1の室内ファンの回転数が許容最低回転数に達したときは、前記第1の室内機から吹き出される空気の流量が最小となるように前記風向板の開度を制御する。
あるいは、前記制御手段は、前記第1の室内ファンの回転数が許容最低回転数に達したときは、前記第1の室内機以外の室内機である第2の室内機に備え付けられた室内ファンである第2の室内ファンの回転数を前記所定温度以下になるまで上昇させる制御をさらに実行してもよい。
前記複数の室内機は、3台以上の室内機である場合、前記制御手段は、前記第2の室内機として、前記第1の室内機以外の室内機のうち前記室内熱交換器の温度が最も低い室内機を選択してもよい。
本発明によれば、減圧量が固定の減圧器を室内機の台数分有するもので冷房運転時における室内熱交換器の過熱域の増大を抑えることができる。
本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 室外機制御装置の構成を示すブロック図である。 室内機制御装置の構成を示すブロック図である。 室内機の設置態様を示す模式図である。 室内機の内部構造を示す模式図である。 上記空気調和装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における空気調和装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置1の冷媒回路図である。本実施形態では、空気調和装置1として、1台の室外機2に3台の室内機5a,5b,5cが接続されたマルチ空気調和装置を例に挙げて説明する。なお、室内機の数は3台に限られず、2台あるいは4台以上であってもよい。
図1に示すように、本実施形態の空気調和装置1は、屋外に設置される1台の室外機2と、室内に設置され室外機2に3本の液管8a,8b,8cおよび3本のガス管9a,9b,9cで接続された3台の室内機5a,5b,5cを備えている。
詳細には、室外機2の閉鎖弁26aと室内機5aの液管接続部52aが液管8aで接続されており、室外機2の閉鎖弁26bと室内機5bの液管接続部52bが液管8bで接続されており、室外機2の閉鎖弁26cと室内機5cの液管接続部52cが液管8cで接続されている。
また、室外機2の閉鎖弁27aと室内機5aのガス管接続部53aがガス管9aで接続されており、室外機2の閉鎖弁27bと室内機5bのガス管接続部53bがガス管9bで接続されており、室外機2の閉鎖弁27cと室内機5cのガス管接続部53cがガス管9cで接続されている。
液管8a〜8cには減圧器100が設置される。減圧器100は、液管8aに設置されたキャピラリチューブ100aと、液管8bに設置されたキャピラリチューブ100bと、液管8cに設置されたキャピラリチューブ100cとを有する。本実施形態の各キャピラリチューブ100a〜100cは、それぞれ同一の管径及び管長を有し、空気調和装置1の冷房運転時において、室外機2から各室内機5a〜5cへ流れる冷媒をそれぞれ同一の減圧量で減圧する。
以上により、空気調和装置1の冷媒回路10が形成される。続いて、室外機2および室内機5a〜5cについて順に説明する。
<室外機の構成>
室外機2は、圧縮機21と、四方弁22と、室外熱交換器23と、液管8a〜8cが接続された閉鎖弁26a〜26cと、ガス管9a〜9cが接続された閉鎖弁27a〜27cと、室外ファン25と、アキュムレータ24とを備えている。そして、室外ファン25を除くこれら各装置が後述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室外機冷媒回路20を形成している。
圧縮機21は、回転数が可変の図示しないモータを有し、図示しないインバータによりモータの回転数が可変制御されることで、運転容量を変えることができる容量可変型圧縮機である。圧縮機21の冷媒吐出口は、四方弁22のポートaと吐出管41で接続されている。また、圧縮機21の冷媒吸入口は、アキュムレータ24の冷媒流出口と吸入管42で接続されている。
四方弁22は、冷媒回路10における冷媒の流れる方向を切り替えるための切替弁である。具体的には、四方弁22は、冷媒回路10を、圧縮機21から吐出された冷媒を室外熱交換器23、減圧器100、室内熱交換器51a〜51c、アキュムレータ24の順で循環させる冷房用冷媒回路と、圧縮機21から吐出された冷媒を室内熱交換器51a〜51c、減圧器100、室外熱交換器23、アキュムレータ24の順で循環させる暖房用冷媒回路のいずれか一方に切り替える。
四方弁22は、a、b、c、dの4つのポートを備えている。ポートaは、上述したように圧縮機21の冷媒吐出口と吐出管41で接続されている。ポートbは、室外熱交換器23の一方の冷媒出入口と冷媒配管43で接続されている。ポートcは、アキュムレータ24の冷媒流入口と冷媒配管46で接続されている。そして、ポートdは、閉鎖弁27aと接続される分岐管45aと、閉鎖弁27bと接続される分岐管45bと、閉鎖弁27cと接続される分岐管45cとを有する室外機ガス管45で接続されている。
室外熱交換器23は、室外ファン25の回転により、冷媒と、室外機2の内部に取り込まれた外気を熱交換させるものである。室外熱交換器23の一方の冷媒出入口は、上述したように四方弁22のポートbと冷媒配管43で接続され、他方の冷媒出入口は、閉鎖弁26aと接続される分岐管44aと、閉鎖弁26bと接続される分岐管44bと、閉鎖弁26cと接続される分岐管44cとを有する室外機液管44で接続されている。室外熱交換器23は、前述した四方弁22の切り替えによって、冷房運転時は凝縮器として機能し、暖房運転時は蒸発器として機能する。
室外機液管44には、室外熱交換器23と閉鎖弁26a〜26cとの間に膨張弁28が設置される。膨張弁28の開度は、冷房運転時および暖房運転時において、圧縮機21の吸入側の冷媒過熱度が所定の目標値(例えば、2℃)となるように調整される。
室外ファン25は樹脂材で形成されており、室外熱交換器23の近傍に配置されている。室外ファン25は、図示しないファンモータによって回転することで、室外機2の図示しない吸込口から室外機2の内部へ外気を取り込み、室外熱交換器23において冷媒と熱交換した外気を、室外機2の図示しない吹出口から室外機2の外部へ放出する。
アキュムレータ24は、流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離し、ガス冷媒のみを吸入管42を介して圧縮機21に吸入させる。アキュムレータ24の冷媒流入口と四方弁22のポートcとが冷媒配管46で接続され、アキュムレータ24の冷媒流出口と圧縮機21の冷媒吸入口とが吸入管42で接続されている。
以上説明した構成の他に、室外機2には各種のセンサが設けられる。本実施形態では、図1に示すように、吐出管41には、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力である吐出圧力を検出する吐出圧力センサ31と、圧縮機21から吐出される冷媒の温度である吐出温度を検出する吐出温度センサ33が設けられている。冷媒配管46には、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力である吸入圧力を検出する吸入圧力センサ32と、圧縮機21に吸入される冷媒の温度である吸入温度を検出する吸入温度センサ34が設けられている。
本実施形態において吸入温度センサ34は、後述する各室内機5a〜5cの室内熱交換器51a〜51cが蒸発器として機能する際の冷媒の蒸発温度を検出する第1の温度検出手段を構成する。吸入温度センサ34に代えて、吸入圧力センサ32で検出された冷媒の圧力から蒸発温度が換算されてもよい。この場合、吸入圧力センサ32が第1の温度検出手段として用いられる。
室外熱交換器23には、室外熱交換器23の温度を検出する熱交温度センサ35が備えられている。熱交温度センサ35は、室外熱交換器23の冷媒流入口から冷媒流出口までの冷媒パスにおける中間部に配置される。室外機2の図示しない吸込口付近には、室外機2の図示しない筐体の内部に流入する外気の温度、すなわち外気温度を検出する外気温度センサ38が備えられている。室外機液管44の各分岐管44a,44b,44cには、これらを流れる冷媒の温度を検出する冷媒温度検出センサ36a,36b,36cがそれぞれ備えられている。
<室内機の構成>
次に、図1を用いて、室内機5a〜5cについて説明する。本実施形態において室内機5a〜5cは、それぞれ同一の構成を有しており、室内機5a〜5cが設置される部屋(空調空間)の天井裏や壁面などに設置される。
室内機5aは、室内熱交換器51aと、室内ファン54aと、液管8aの他端が接続された液管接続部52aと、ガス管9aの他端が接続されたガス管接続部53aを備えている。同様に、室内機5b,5cは、室内熱交換器51b,51cと、室内ファン54b,54cと、液管8b,8cの他端が接続された液管接続部52b,52cと、ガス管9b,9cの他端が接続されたガス管接続部53b,53cを備えている。そして、室内ファン54a〜54cを除くこれら各装置が以下で詳述する各冷媒配管で相互に接続されて、冷媒回路10の一部をなす室内機冷媒回路50a,50b,50cを形成している。
室内機5aの室内熱交換器51aは、室内ファン54aの回転により、冷媒と、室内機5aの図示しない吸込口から室内機5aの内部に取り込まれた室内空気を熱交換させるものである。室内熱交換器51aの一方の冷媒出入口は、液管接続部52aと室内機液管71a接続されている。室内熱交換器51aの他方の冷媒出入口は、ガス管接続部53aと室内機ガス管72aで接続されている。
室内機5b,5cについても同様に、室内熱交換器51b,51cは、室内ファン54b,54cの回転により、冷媒と、室内機5b,5cの図示しない吸込口から室内機5b,5cの内部に取り込まれた室内空気を熱交換させるものである。室内熱交換器51b,51cの一方の冷媒出入口は、液管接続部52b,52cと室内機液管71b,71cで接続されている。室内熱交換器51b,51cの他方の冷媒出入口は、ガス管接続部53b,53cと室内機ガス管72b,72cで接続されている。
室内熱交換器51a〜51cは、室内機5a〜5cが冷房運転を行う場合は蒸発器として機能し、室内機5a〜5cが暖房運転を行う場合は凝縮器として機能する。尚、液管接続部52a〜52cやガス管接続部53a〜53cでは、各冷媒配管が溶接やフレアナット等により接続されている。
室内ファン54a〜54cは樹脂材で形成されており、それぞれ室内熱交換器51a〜51cの近傍に配置されている。室内ファン54a〜54cは、それぞれが後述するファンモータ54ma〜54mcによって回転することで、室内機5a〜5cの後述する吸込口55a〜55cから室内機5a〜5cの内部に室内空気を取り込み、室内熱交換器51a〜51cにおいて冷媒と熱交換した室内空気を室内機5a〜5cの後述する吹出口57a〜57cから室内へ吹き出す。
以上説明した構成の他に、室内機5a〜5cには各種のセンサが設けられる。本実施形態では、図1に示すように、室内熱交換器51a,51b,51cにはそれぞれ、室内熱交換器51a,51b,51cの温度である室内熱交温度を検出する熱交温度センサ61a,61b,61cが第2の温度検出手段として備えられている。そして、室内機5a,5b,5cの図示しない吸込口付近には、室内機5a,5b,5cの内部に流入する室内空気の温度、すなわち室温を検出する室温センサ62a,62b,62cが備えられている。熱交温度センサ61a〜61cは、本実施形態では、室内熱交換器51a〜51cの冷媒流入口から冷媒流出口までの冷媒パスにおける中間部に設置される。
<制御装置>
空気調和装置1は、制御装置90を備える。制御装置90は、空気調和装置1の駆動を制御する制御手段であり、本実施形態では、室外機2に備えられた室外機制御装置91と、室内機5a,5b,5cにそれぞれ備えられた室内機制御装置92a,92b,92cとを有する。室外機制御装置91は、室外機2の図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載される。室内機制御装置92a〜92cは、それぞれ室内機5a〜5cの図示しない電装品箱に格納された制御基板に搭載される。
図2は、室外機制御装置91の構成を示すブロック図である。同図に示すように、室外機制御装置91は、CPU71、記憶部72、通信部73、センサ入力部74、回転数検出部75を有する。
記憶部72は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、室外機2の制御プログラムや制御パラメータ、各種センサからの検出信号に対応した検出値、圧縮機21や室外ファン25等の制御状態等を記憶している。
通信部73は、室内機制御装置92a〜92cとの通信を行うインターフェイスである。センサ入力部74は、室外機2の各種センサでの検出結果を取り込んでCPU71に出力する。回転数検出部75は、圧縮機21のモータの回転数を検出してCPU71に出力する。回転数検出部75は、モータの駆動軸に取り付けられたエンコーダ等でモータの回転数を直接検出するように構成されてもよいし、モータに供給される駆動電流からモータの回転数を検出するように構成されてもよい。以下の説明において、圧縮機21の回転数とは、モータの回転数をいう。
CPU71は、記憶部72に格納されたプログラムを実行することで、圧縮機21を含む室外機2の各装置を制御する制御部である。プログラムは、例えば予め室外機制御装置91にインストールされる。あるいは、インターネット等を介してプログラムのインストールや更新が実行されてもよい。
CPU71は、上述した室外機2の各センサでの検出結果を、センサ入力部74を介して取り込む。また、CPU71は、室内機制御装置92a〜92cから送信される制御信号を、通信部73を介して取り込む。さらには、CPU71は、前述したように圧縮機21のモータの回転数を回転数検出部75から取り込む。CPU71は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、圧縮機21や室外ファン25の駆動制御を行う。また、CPU71は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、四方弁22や膨張弁28の切り替え制御を行う。
図3は、室内機制御装置92a〜92cの構成を示すブロック図である。室内機制御装置92a〜92cはそれぞれ同一の構成を有し、同図に示すように、室内機制御装置92a〜92cは、CPU81、記憶部82、通信部83、センサ入力部84を有する。
記憶部82は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリであり、室内機5a〜5cの制御プログラムや制御パラメータ、各種センサからの検出信号に対応した検出値や室内ファン54a〜54cの制御状態等を記憶している。
通信部83は、室外機制御装置91との通信を行うインターフェイスである。センサ入力部84は、室内機5a〜5cの各種センサでの検出結果を取り込んでCPU81に出力する。
CPU81は、記憶部82に格納されたプログラムを実行することで、室内機2の各部の運転を制御する制御部である。プログラムは、例えば予め室内機制御装置92a〜92cにインストールされる。あるいは、インターネット等を介してプログラムのインストールが実行されてもよい。CPU81は、上述した室内機5a〜5cの各センサでの検出結果を、センサ入力部84を介して取り込む。さらには、CPU81は、室外機制御装置91から送信される制御信号を、通信部83を介して取り込む。CPU81は、取り込んだ検出結果や制御信号に基づいて、後述するように、室内ファン54a〜54cや風向板の駆動制御を行う。
<室内機の詳細>
図4は、室内機5a〜5cの設置態様を示す模式図である。本実施形態において各室内機5a〜5cは、比較的広い面積の部屋Rに設置される。空気調和装置1は、各室内機5a〜5cを同時に運転することで、部屋Rの空調を制御する。図示の例では、各室内機5a〜5cは、部屋Rの天井Rcに設置される。室内機5a〜5cは、本実施形態では、定格能力や形状等がそれぞれ同一の室内機が採用されるが、これに限られず、定格能力や形状等が異なる室内機が含まれてもよい。
図5は、室内機5aの内部構造を示す模式図である。他の2台の室内機5b,5cについても室内機5aと同様に構成される。図示の例では、室内熱交換器51a(51b,51c)は矩形環状に配列された複数の熱交換部で形成され、その中空部に室内ファン54a(54b,54c)が配置される。図中の矢印は、空気の流れ方向を示している。
室内ファン54a(54b,54c)は、室内空気の吸込口55a(55b,55c)と対向して配置され、吸込口55a(55b,55c)から吸い込んだ室内空気を室内ファン54a(54b,54c)周囲の室内熱交換器51a(51b,51c)に向けて送出する。室内ファン54a(54b,54c)は、モータ54ma(54mb,54mc)に接続される。モータ54ma(54mb,54mc)は、回転数可変のモータである。室内機制御装置92a(92b,92c)は、室外機制御装置91から送信される制御指令に基づき、室内ファン54a(54b,54c)の回転数を制御する。
室内機5a(5b,5c)は、室内熱交換器51a(51b,51c)を通過した空気を室内へ吹き出す吹出口56a(56b,56c)と、吹出口56a(56b,56c)から吹き出される室内空気の吹き出し方向を調整する風向板57a(57b,57c)とをさらに有する。吹出口56a(56b,56c)は、吸込口55a(55b,55c)の周囲の複数個所(例えば4か所)に設けられる。各風向板57a(57b,57c)は、モータ57ma(57mb,57mc)により回動可能に各吹出口56a(56b,56c)に配置され、室内機制御装置92a(92b,92c)からの制御指令に基づき、開度を調整する。各風向板57a(57b,57c)の開度は、全開と、全閉と、全開と全閉との間に設定された複数段階に調整される。室内機制御装置92a(92b,92c)は、室外機制御装置91から送信される制御指令に基づき、各風向板57a(57b,57c)の開度を段階的に制御する。
<冷媒回路の動作>
次に、本実施形態における空気調和装置1の空調運転時の冷媒回路10における冷媒の流れや各部の動作について、図1を用いて説明する。
(暖房運転)
室内機5a〜5cが暖房運転を行う場合、室外機制御装置91のCPU71は、四方弁22を図1に示す実線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートdとが連通するよう、また、ポートbとポートcとが連通するよう、切り替える。これにより、室外熱交換器23が蒸発器として機能するとともに、室内熱交換器51a〜51cがそれぞれ凝縮器として機能する暖房サイクルとなる。
圧縮機21から吐出された冷媒は、吐出管41を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から室外機ガス管45の分岐管45a〜45cおよび閉鎖弁27a〜27cを介してガス管9a〜9cに流入する。ガス管9a〜9cを流れる冷媒は、ガス管接続部53a〜53cを介して室内機5a〜5cに流入する。
室内機5a〜5cに流入した冷媒は、室内機ガス管72a〜72cを流れて室内熱交換器51a〜51cに流入し、室内ファン54a〜54cの回転により室内機5a〜5cの内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って凝縮する。このように、室内熱交換器51a〜51cが凝縮器として機能し、室内熱交換器51a〜51cで冷媒と熱交換を行って加熱された室内空気が吹出口56a〜56c(図5参照)から室内に吹き出されることによって、室内機5a〜5cが設置された室内の暖房が行われる。
室内熱交換器51a〜51cから流出した冷媒は、室内機液管71a〜71cを流れ、液管接続部52a〜52cを介して液管8a〜8cに流入する。液管8a〜8cに流入した冷媒は、減圧器100(キャピラリチューブ100a〜100c)を通過する際に減圧される。減圧器100で減圧された冷媒は、閉鎖弁26a〜26cを介して室外機2に流入し、室外機液管44(44a〜44c)を流れて室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン25の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って蒸発する。室外熱交換器23から冷媒配管43に流出した冷媒は、四方弁22、冷媒配管46、アキュムレータ24、吸入管42を流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
(冷房運転)
室内機5a〜5cが冷房運転を行う場合、室外機制御装置91のCPU71は、図1に示すように四方弁22を破線で示す状態、すなわち、四方弁22のポートaとポートbとが連通するよう、また、ポートcとポートdとが連通するよう、切り替える。これにより、室外熱交換器23が凝縮器として機能するとともに室内熱交換器51a〜51cが蒸発器として機能する冷房サイクルとなる。
圧縮機21から吐出された冷媒は、吐出管41を流れて四方弁22に流入し、四方弁22から冷媒配管43を流れて室外熱交換器23に流入する。室外熱交換器23に流入した冷媒は、室外ファン25の回転により室外機2の内部に取り込まれた外気と熱交換を行って凝縮する。
室外熱交換器23から流出した冷媒は、室外機液管44の分岐管44a〜44cおよび閉鎖弁26a〜26cを介して液管8a〜8cに分流され、減圧器100(キャピラリチューブ100a〜100c)を通過する際に減圧される。各キャピラリチューブ100a〜100cにおける減圧量はそれぞれ同一であり、その減圧量は、圧縮機21の吐出温度が所定の目標温度となるように設定される。
減圧器100を通過した冷媒は、液管接続部52a〜52cを介して室内機5a〜5cに流入する。室内機5a〜5cに流入した冷媒は、室内機液管71a〜71cを流れて室内熱交換器51a〜51cに流入する。室内熱交換器51a〜51cに流入した冷媒は、室内ファン54a〜54cの回転により室内機5a〜5cの内部に取り込まれた室内空気と熱交換を行って蒸発する。このように、室内熱交換器51a〜51cが蒸発器として機能し、室内熱交換器51a〜51cで冷媒と熱交換を行って冷却された室内空気が吹出口56a〜56c(図5参照)から室内に吹き出されることによって、室内機3が設置された室内の冷房が行われる。
室内熱交換器51a〜51cから流出した冷媒は、室内機ガス管72a〜72cを流れ、ガス管接続部53a〜53cを介してガス管9a〜9cに流出する。ガス管9a〜9cを流れる冷媒は、閉鎖弁27a〜27cを介して室外機2に流入し、室外機ガス管45(45a〜45c)、四方弁22、冷媒配管46、アキュムレータ24、吸入管42の順に流れ、圧縮機21に吸入されて再び圧縮される。
ところで、マルチ空気調和装置では、減圧器が固定のキャピラリチューブであるため、冷房運転時に室外機から各室内機へ流れる冷媒の減圧量は一定である。このため、冷房運転時の動作環境によっては、複数台の室内機のうち1つの室内機の冷房負荷が高くなり、当該室内機の室内熱交換器を流れる冷媒の量が少なくなる。室内熱交換器を流れる冷媒の量が少なくなると、当該室内熱交換器の過熱域が大きくなる。
例えば、空気調和装置1で冷房運転を行うときに、室内機5a〜5cのいずれかで日射の影響等によって他の室内機よりも冷房負荷が高い場合がある。この場合、冷房運転時に冷房負荷が高い室内機の室内熱交換器において過熱域が大きくなる。また、複数台の室内機5a〜5cのうち例えば1台の室内機が他の室内機と室内熱交換器の形状が異なり、かつ当該室内熱交換器の圧力損失が他の室内機の室内熱交換器より大きい室内機に置き換えられた場合も、当該室内機を流れる冷媒量が減少して室内熱交換器の過熱域が大きくなる。
このように、室内熱交換器51a〜51cのいずれかで過熱域が大きくなると、当該過熱域が大きくなった室内熱交換器の入り口側で冷媒が急激に蒸発して温度が低下するため、室内熱交換器の入り口側に結露水が凍結する場合がある。そして、冷房運転の停止時などに、凍結した結露水が融解して露垂れが生じたり、冷房運転の再開時などに融解した結露水が室内に向けて飛び散る露飛びと呼ばれる現象が生じたりするおそれがある。
このような問題は、室外熱交換器23と室内熱交換器51a〜51cとの間に接続される減圧器が開度を調整できる膨張弁であれば、過熱域が大きくなっている室内熱交換器における冷媒流量を膨張弁で調整して過熱域の増大を防ぐことで解決できる。しかし、特許文献1の空気調和装置のように、室外熱交換器と複数の室内熱交換器との間に接続された減圧器がキャピラリチューブであれば、室内熱交換器における冷媒流量を調整できないため、過熱域の増大に起因する露垂れや露飛びを防げないおそれがあった。
このような問題を解決するため、本実施形態の空気調和装置1における制御装置90は、複数の室内機5a〜5cのうち、室内熱交温度から蒸発温度を減じた温度差が所定温度より大きい室内機、つまり、当該室内機の室内熱交換器において過熱域が大きくなっている室内機(以下、第1の室内機ともいう)の有無を判定し、第1の室内機があるときは、第1の室内機の室内ファン(以下、第1の室内ファンともいう)の回転数を、上記温度差が上記所定温度以下になるまで低下させる制御を実行する。これにより、上記第1の室内機における室内熱交換器の蒸発能力を低下させて過熱域を小さくすることができる。以下、制御装置90の詳細について説明する。
図6は、制御装置90において実行される処理の手順の一例を示すフローチャートである。ここで、制御装置90の処理には、後述するように、室外機制御装置91により実行される処理と室内機制御装置92により実行される処理とが含まれる。以下、各ステップにおける制御主体を具体的に示しながら、制御装置90の処理手順について説明する。
冷房運転を開始した室外機制御装置91は、複数の室内熱交換器51a〜51cが蒸発器として機能する際の冷媒の蒸発温度Taを取得する(ステップ101)。冷媒の蒸発温度Taは、吸入圧力センサ32で検出した圧力に基づいて算出された温度である。
室外機制御装置91はさらに、各室内機5a〜5cの室内熱交温度Tbを取得する(ステップ102)。室内熱交温度Tbは、室内熱交換器51a〜51cに設置された熱交温度センサ61a〜61cで検出され、各室内機制御装置92a〜92cによって取り込まれた温度である。室内機制御装置92a〜92cは、取り込んだ室内熱交温度Tbを、室内機制御装置92a〜92cから室外機制御装置91へそれぞれ送信する。
続いて、室外機制御装置91は、室内熱交換器51a〜51cごとに、室内熱交温度Tbから蒸発温度Taを減じた温度差ΔT(ΔT=Tb−Ta)を算出する(ステップ103)。
温度差ΔTが小さいときは、蒸発器として機能する室内熱交換器が正常に機能していることを示す。室内熱交換器が正常に機能しているときは、室内熱交換器51a〜51cの前述した冷媒パスにおける中間部では冷媒が気液2相の状態であり、熱交温度センサ61a〜61cによって検出される温度は、蒸発温度と同じか、蒸発温度との差がわずかであるため、過熱域は小さい。一方、温度差ΔTが大きいときは、冷媒パスにおける中間部で冷媒が全て蒸発して過熱状態となっているため、熱交温度センサ61a〜61cによって検出される温度は、過熱域にある気相状態の冷媒の温度とみなすことができる。この場合、室内熱交換器51a〜51cに流入した冷媒は、室内熱交換器51a〜51cの入り口側に偏った位置で蒸発してしまい、室内熱交換器51a〜51cの中間位置では、冷媒の顕熱変化により、過熱域が大きくなっていると推定される。
そこで、本実施形態の室外機制御装置91は、算出された温度差ΔTが所定温度Thより大きい室内熱交換器51a〜51cの有無を判定する。温度差ΔTが所定温度Thより大きい室内熱交換器があるときは(ステップ104においてYes)、室外機制御装置91は、当該室内熱交換器の過熱域が大きくなっていると判定し、温度差ΔTが所定温度Thより大きい室内熱交換器を搭載した室内機を制御対象である第1の室内機として当該第1の室内機に備え付けられた室内ファン54a〜54cの回転数を後述するように一定割合で低下させる制御を実行する(ステップ105)。
ここで、所定温度Thは、室内熱交換器51a〜51cの仕様や形状等によって適宜設定可能であり、室内熱交換器51a〜51cの入り口側で生じた結露水の凍結を抑制できる値であれば特に限定されない。本実施形態では、所定温度Thを例えば4℃とする。
室内ファン54a〜54cの回転数を一定割合で低下させる制御としては、温度差ΔTが所定温度Thより大きい室内機の室内ファンの回転数を所定時間おきに所定量ずつ低下させ、温度差ΔTが所定温度Th以下になった時点で当該室内ファンの回転数をそのときの回転数に維持する。所定時間としては、図6に示す制御フローの実行周期に相当し、この所定時間は特に限定されず、例えば、数秒、数十秒、あるいは数分以上であり、室内ファンの回転数制御を行ってからその効果の有無が確認できる時間であればよい。
上記所定量は、室内ファン54a〜54cを回転させるモータ54ma〜54mcの回転数であり、例えば、現在のモータ51ma〜54mcの回転数から100rpm、200rpmなどの設定値で減算した値であってもよいし、所定の係数で現在の回転数を除算した値であってもよい。
なお、室内ファン54a〜54cの回転数制御の実行開始直前における回転数は、モータ54ma〜54mcの性能等で定まる許容最低回転数よりも高い回転数であって、各室内機で設定された風量(例えば、強/中/弱)に応じた回転数とされる。ここでいう許容最低回転数とは、モータ54ma〜54mcの性能上の最低回転数、つまり、モータ54ma〜54mcの動作が保証されている回転数をいう。室内ファン54a〜54cの回転数制御の実行開始直前における回転数は、制御開始時点における室内機の運転状態に応じて異なる。
以下、第1の室内機が室内機5aの場合を例に挙げ、この室内機5aに備え付けられた室内ファン54aの回転数を制御する例について説明する。すなわち、室外機制御装置91は、室内機5aの室内熱交温度Tbから冷媒の蒸発温度Taを減じた温度差ΔTが所定温度Thより大きいと判定したとき、室内ファン54aの回転数を一定割合で低下させる制御を実行する。
室外機制御装置91は、室内機5aにおける上記温度差ΔTが所定温度Thより大きいと判定したとき(ステップ104においてYes)、室外機制御装置91は、室内ファン54aの回転数が上述した許容最低回転数であるか否かを判定する(ステップ105)。室外機制御装置91は、室内ファン54aの回転数が許容最低回転数ではないと判定した場合(ステップ105においてNo)、室内機制御装置92aに制御指令を送信し、室内ファン54aの回転数を所定量低下させる(ステップ106)。これにより、室内熱交換器51aの蒸発能力が低下するため、過熱域の領域が減少し、室内熱交温度の上昇が抑制される。
室外機制御装置91は、室内機5aの室内熱交温度Tbと冷媒の蒸発温度Taとの温度差ΔTが所定温度Th以下になるまで上述した処理を実行する。室内機制御装置92aは、室内ファン54aの回転数を低下させるたびに、その旨を室外機制御装置91へ送信する。一方、上述の処理を繰り返し実行した結果、室内ファン54aの回転数が、温度差ΔTが所定温度Th以下になる前に許容最低回転数に到達する場合がある。室外機制御装置91は、室内ファン54aの回転数が許容最低回転数に到達したと判定したときは(ステップ105においてYes)、室内機制御装置92aに制御信号を送信し、室内機5aの風向板57を最小の開度(吹出口56aの開口面積が最小となる風向板57の角度)に調整する制御を実行する(ステップ107)。これにより、室内機5aの吹出口56aから吹き出される風の量が最小となる、すなわち、室内熱交換器51aを通過する風の量がさらに低下するため、室内熱交温度Tbの低下がさらに促進されて室内熱交換器51aにおける過熱域がさらに小さくなる。
なお、風向板57の開度制御の実行開始直前における開度は、全開位置であってもよいし、全開位置と全閉位置の中間の開度であってもよい。また、風向板57のスイング制御の実行中であってもよい。風向板57の開度制御の実行開始直前における開度は、制御開始時点における室内機5aの運転状態に応じて異なる。
以上の制御により、室内機5aにおける上記温度差ΔTが所定温度Th以下となったとき(ステップ104においてNo)、室内機制御装置92aは、室外機制御装置91からの制御指令を受けて、室内ファン54aの回転数を、回転数制御直前の回転数に復帰させる、あるいは、回転数制御が行われていない場合は現在の回転数に維持するとともに、風向板57の開度を、開度制御直前の開度に復帰させる、あるいは、開度調整が行われていない場合は現在の開度に維持する(ステップ108)。この際、制御のハンチングを防ぐ観点から、上記所定温度Thは、制御開始条件のときの値(温度)よりも低い温度に設定されてもよい。あるいは、室内ファン54aの回転数制御を複数回にわたって実行したときは、室内ファン54aの回転数を前回の制御値に1つずつ戻すようにしてもよい。
以上のように本実施形態においては、冷房運転時に室内熱交温度Tbから蒸発温度Taを減じた温度差ΔTが所定温度Thより大きくなった室内機に対して、当該室内機に備え付けられた室内ファンの回転数を、温度差ΔTが所定温度Th以下になるまで一定割合で低下させる制御を実行する。このため、各室内機の室内熱交温度を所定温度以下に維持することができる。これにより、同時運転マルチ空気調和装置において、一部の室内機の冷房負荷が高くなった場合や、一部の室内機の室内熱交換器における圧力損失が他の室内機の室内熱交換器における圧力損失より大きい場合においても、当該室内機の室内熱交換器の過熱域の増大が抑えられ、室内熱交換器の入り口側における結露水の凍結や、凍結した結露水に起因する露垂れや露飛びといった不具合の発生を抑制できる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、冷房運転時において室内熱交温度Tbから蒸発温度Taを減じた温度差ΔTが所定温度Thより大きい室内機(第1の室内機)に備え付けられた室内ファン(第1の室内ファン)の回転数を所定割合で低下させる点で上述の第1の実施形態と共通するが、第1の室内ファンが許容最低回転数に達した後の制御が上述の第1の実施形態と異なる。
すなわち、本実施形態において制御装置90は、冷房運転時において、第1の室内ファンの回転数が許容最低回転数に達したときは、前記第1の室内機以外の室内機(以下、第2の室内機ともいう)に備え付けられた室内ファン(以下、第2の室内ファンともいう)の回転数を上昇させる制御を実行する。以下、その詳細について説明する。
図7は、本実施形態において制御装置90により実行される処理手順の一例を示すフローチャートである。以下、第1の実施形態と同様の構成については同様の符号を付しその説明を省略または簡略化する。
冷房運転を開始した室外機制御装置91は、複数の室内熱交換器51a〜51cが蒸発器として機能する際の冷媒の蒸発温度Taを取得する(ステップ201)。冷媒の蒸発温度Taは、吸入圧力センサ32で検出した圧力に基づいて算出された温度である。
室外機制御装置91はさらに、各室内機5a〜5cの室内熱交温度Tbを取得する(ステップ202)。室内熱交温度Tbは、室内熱交換器51a〜51cに設置された熱交温度センサ61a〜61cで検出され、各室内機制御装置92a〜92cによって取り込まれた温度である。室内機制御装置92a〜92cは、取り込んだ室内熱交温度Tbを、室内機制御装置92a〜92cから室外機制御装置91へそれぞれ送信する。
続いて、室外機制御装置91は、室内熱交換器51a〜51cごとに、室内熱交温度Tbから蒸発温度Taを減じた温度差ΔT(ΔT=Tb−Ta)を算出する(ステップ203)。室外機制御装置91は、算出された温度差ΔTが所定温度Thより大きい室内熱交換器51a〜51cの有無を判定する。温度差ΔTが所定温度Thより大きい室内熱交換器があるときは(ステップ204においてYes)、当該室内熱交換器の過熱域が大きくなっていると判定し、これを制御対象である第1の室内機として当該第1の室内機に備え付けられた室内ファンの回転数を低下させる制御を実行する。より具体的に、室外機制御装置91は、温度差ΔTが所定温度Thより大きい室内熱交換器における室内ファンの回転数が許容最低回転数であるか否かを判定する(ステップ205)。室外機制御装置91は、当該室内ファンの回転数が許容最低回転数ではないと判定した場合(ステップ205においてNo)、当該室内ファンの回転数を所定量低下させる(ステップ206)。
上記所定量は、室内ファン54a〜54cを回転させるモータ54ma〜54mcの回転数であり、例えば、現在のモータ51ma〜54mcの回転数から100rpm、200rpmなどの設定値を加算した値であってもよいし、所定の係数で現在の回転数を乗算した値であってもよい。
なお、室内ファン54a〜54cの回転数制御の実行開始直前における回転数は、モータ54ma〜54mcの性能等で定まる許容最低回転数よりも高い回転数であって、各室内機で設定された風量(例えば、強/中/弱)に応じた回転数とされる。ここでいう許容最低回転数とは、モータ54ma〜54mcの性能上の最低回転数、つまり、モータ54ma〜54mcの動作が保証されている回転数をいう。室内ファン54a〜54cの回転数制御の実行開始直前における回転数は、制御開始時点における室内機の運転状態に応じて異なる。
以下、第1の室内機が室内機5aの場合を例に挙げ、この室内機5aに備え付けられた室内ファン54aの回転数を制御する例について説明する。すなわち、室外機制御装置91は、室内機5aの室内熱交温度Tbから冷媒の蒸発温度Taを減じた温度差ΔTが所定温度Thより大きいと判定したとき、室内ファン54aの回転数を低下させる制御を実行する。
室外機制御装置91は、室内機5aにおける上記温度差ΔTが所定温度Thより大きいと判定したとき(ステップ204においてYes)、室外機制御装置91は、室内ファン54aの回転数が許容最低回転数であるか否かを判定する(ステップ205)。室外機制御装置91は、室内ファン54aの回転数が許容最低回転数ではないと判定した場合(ステップ205においてNo)、室内機制御装置92aに制御指令を送信し、室内ファン54aの回転数を所定量低下させる(ステップ206)。これにより、室内熱交換器51aの蒸発能力が低下するため、過熱域の領域が減少し、室内熱交温度の上昇が抑制される。
室外機制御装置91は、室内機5aの室内熱交温度Tbと冷媒の蒸発温度Taとの温度差ΔTが所定温度Th以下になるまで上述した処理を実行する。一方、室外機制御装置91は、室内ファン54aの回転数が許容最低回転数に到達したと判定したときは(ステップ205においてYes)、第1の室内機5a以外の他の室内機5b,5cの中から1つを選択し、選択された室内機(第2の室内機)に備え付けられた室内ファン(第2の室内ファン)の回転数を、室内機5aにおける上記温度差ΔTが所定温度Th以下になるまで、あるいは、当該室内ファンの回転数が最高回転数に到達するまで、増加させる制御を実行する。
上記第2の室内機は、正常に機能している室内機、すなわち、室内熱交温度Tbから蒸発温度Taを減じた温度差ΔTが所定温度Th以下の室内機であれば、室内機5bおよび室内機5cのいずれであってもよいし、両方であってもよい。本実施形態では、室内機5bおよび室内機5cのうち、室内熱交温度Tbが最も低い室内機が選択される。室内熱交温度Tbが最も低い室内機を第2の室内機とすることにより、当該室内機の室内ファンの回転数を上昇させたとしても、当該室内機の室内熱交換器の過熱域は急激に増大しない。
以下、第2の室内機が室内機5bである場合を例に挙げて説明する。
室外機制御装置91は、室内機5aの室内ファン54aの回転数が許容最低回転数に達したとき(ステップ205においてYes)、室内機制御装置92bに制御指令を送信し、室外機5bの室内ファン54bの回転数を所定量上昇させる(ステップ207)。これにより、室内熱交換器51bの過熱域が大きくなり、室内熱交換機51bに存在する冷媒量が減少するため、室内熱交換器51bから流出する冷媒の量が増加する。室内熱交換器51bから流出する冷媒の量が増加すると、その増加分が再分配されて過熱域が大きい室内機51aへ流入する冷媒の量が増加する。この結果、室内熱交換器51aの過熱域が小さくなり、その室内熱交温度Tbの低下が促進される。
この際、第2の室内機である室内機51bに備え付けられた風向板57の開度は、室内ファン54bの回転数の増加に見合った風量を吹き出すことが可能な開度に調整されるのが好ましい。
室外機制御装置91は、室内機5aの室内熱交温度Tbと冷媒の蒸発温度Taとの温度差ΔTが所定温度Th以下になるまで上述した処理を実行する。そして、室内機5aにおける上記温度差ΔTが所定温度Th以下となったとき(ステップ204においてNo)、室内機制御装置92aは、室外機制御装置91からの制御指令を受けて、室内ファン54aの回転数をその回転数制御直前の回転数に復帰させる、あるいは、回転数制御が行われていない場合は現在の回転数に維持するとともに、室内機92bは、室外機91からの制御指令を受けて、室内ファン54bの回転数をその回転数制御直前の回転数に復帰させる、あるいは、回転数制御が行われていない場合は現在の回転数に維持する(ステップ208)。この際、制御のハンチングを防ぐ観点から、上記所定温度Thを制御開始条件のときの値(温度)よりも低い温度に設定してもよい。あるいは、室内ファン54a,54bの回転数制御を複数回にわたって実行したときは、当該制御の実行手順とは逆の手順で室内ファン54a,54bの回転数をそれぞれ制御するようにしてもよい。
なお、本実施形態においては第1の室内ファンが許容最低回転数に到達したとき、第2の室内ファンの回転数を一定割合で上昇させる制御を実行する例について説明したが、第1の室内ファンが許容最低回転数に到達したとき、第1の実施形態と同様に第1の室内機の風向板の開度を最小にする制御が実行されてもよい。この場合、第1の室内機の風向板の開度を最小にする制御を実行しても第1の室内機の上記温度差が所定温度以下にならないときに、第2の室内ファンの回転数を上昇させる制御が実行される。
また、第2の室内機の室内ファンが最高回転数に到達した場合は、残りの他の室内機(本例では室内機5c)のうちのいずれかを第3の室内機とし、第3の室内機の室内ファンを第3の室内ファンとして、この第3の室内ファンについても第2の室内ファンと同様に、回転数を一定割合で上昇させる制御を実行してもよい。
以上のように、本実施形態においても上述の第1の実施形態と同様に、一部の室内機の冷房負荷が高くなった場合においても、当該室内機の室内熱交換器の過熱域の増大が抑えられ、室内熱交換器の入り口側における結露水の凍結や、凍結した結露水に起因する露垂れや露飛びといった不具合の発生を防ぐことができる。
特に本実施形態によれば、ΔT>Thを満たすほど過熱域が増大した第1の室内機の室内ファンが許容最低回転数に達したとき、ΔT≦Thの条件を満たし、かつ、室内熱交温度が最も低い室内機である第2の室内機の室内ファンを一定割合で増加させて第1の室内機に流入する冷媒の量の増加させるようにしているため、第1の室内機の過熱域を正常状態に速やかに復帰させることができる。
[変形例]
以上の実施形態では、室内機5a〜5cがいずれも同形の室内機である場合を例に挙げて説明したが、これに限られず、少なくとも1つの室内機が他の室内機とは異形の室内機、すなわち、当該他の室内機の室内熱交換器とは形状が異なり、当該他の室内機の室内熱交換器と比べて圧力損失が大きい室内熱交換器を有する室内機であってもよい。
また、以上の実施形態では、各室内機5a〜5cが共通の部屋(空調空間)に設置された例を説明したが、少なくとも1つの室内機が他の室内機と異なる部屋に設置されてもよい。
また、減圧器100としてキャピラリチューブ100a〜100cをそれぞれ用いたが、これらに代えて、開いたときにその開度に応じた固定の減圧量となる開閉弁が用いられてもよい。
また以上の実施形態では、室外機制御装置91が各室内機制御装置92a〜92cへ制御指令を送信することで、室内ファン54a〜54cの回転数および風向板57の開度をそれぞれ制御するようにしたが、これに限られない。例えば、各室内機制御装置92a〜92が室外機制御装置91から冷媒の蒸発温度に関する情報を取得することで、上述した室内ファン54a〜54cの回転数制御あるいは風向板57の開度制御を実行するようにしてもよい。あるいは、室内機制御装置92a〜92cの中から選択された1つの室内機制御装置が各室内機の室内熱交温度を統括的に監視し、室外機制御装置91と連携して制御対象である室内機を判定するようにしてもよい。
さらに以上の実施形態では、室内熱交換器が蒸発器として機能する際の冷媒の蒸発温度を検出する第1の温度検出手段として、吸入温度センサ34あるいは吸入圧力センサ32の検出値が用いられたが、これに限られない。例えば、吐出圧力センサ31および吸入圧力センサ32から吐出圧力と吸入圧力の圧力差を検出し、熱交温度センサ35から室外熱交温度を検出し、検出した上記圧力差と室外熱交温度により上記蒸発温度を算出するようにしてもよい(特開2001−201198号公報参照)。
1…空気調和装置
2…室外機
5a,5b,5c…室内機
21…圧縮機
23…室外熱交換器
32…吸入圧力センサ(第1の温度検出手段)
34…吸入温度センサ(第1の温度検出手段)
61a〜61c…熱交温度センサ(第2の温度検出手段)
51a,51b,51c…室内熱交換器
54a,54b,54c…室内ファン
57…風向板
90…制御装置
91…室外機制御装置
92…室内機制御装置
100…減圧器
100a,100b,100c…キャピラリチューブ

Claims (5)

  1. 圧縮機と、室外熱交換器とを有する室外機と、
    室内熱交換器と、前記室内熱交換器へ送風する室内ファンとをそれぞれ有し、前記室外機に並列に接続された複数の室内機と、
    前記複数の室内機のそれぞれに対応して設けられ、前記室外熱交換器とそれぞれの前記複数の室内機の前記室内熱交換器との間に接続された減圧量が固定の複数の減圧器と、
    前記室内熱交換器が蒸発器として機能する際の冷媒の蒸発温度を検出する第1の温度検出手段と、
    前記各室内熱交換器の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    前記複数の室内機のうち、室内熱交換器の温度から蒸発温度を減じた温度差が所定温度より大きい室内機である第1の室内機の有無を判定し、前記第1の室内機があるときは、前記第1の室内機に備え付けられた室内ファンである第1の室内ファンの回転数を前記温度差が前記所定温度以下になるまで低下させる制御を実行する制御手段と
    を備えた空気調和装置。
  2. 請求項1に記載の空気調和装置であって、
    前記複数の室内機は、空気の吹出口と、前記吹出口から吹き出される空気の吹き出し方向を調整する風向板とをさらに有し、
    前記制御手段は、前記第1の室内ファンの回転数が許容最低回転数に達したときは、前記第1の室内機から吹き出される空気の流量が最小となるように前記風向板の開度を制御する
    空気調和装置。
  3. 請求項1に記載の空気調和装置であって、
    前記制御手段は、前記第1の室内ファンの回転数が許容最低回転数に達したときは、前記第1の室内機以外の室内機である第2の室内機に備え付けられた室内ファンである第2の室内ファンの回転数を前記温度差が前記所定温度以下になるまで上昇させる制御をさらに実行する
    空気調和装置。
  4. 請求項3に記載の空気調和装置であって、
    前記複数の室内機は、3台以上の室内機であり、
    前記制御手段は、前記第2の室内機として、前記第1の室内機以外の室内機のうち前記室内熱交換器の温度が最も低い室内機を選択する
    空気調和装置。
  5. 請求項4に記載の空気調和装置であって、
    前記第2の室内ファンの回転数が許容最高回転数となれば、前記第1の室内機および前記第2の室内機を除く室内機のうち前記室内熱交換器の温度が最も低い室内機を第3の室内機として選択し、同第3の室内機に備え付けられた室内ファンである第3の室内ファンの回転数を前記温度差が前記所定温度以下になるまで一定割合で上昇させる制御をさらに実行する
    空気調和装置。
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