JP7082450B2 - 印刷装置および印刷装置の制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷媒体に印刷を行う印刷装置、および、かかる印刷装置の制御方法に関する。
従来、印刷媒体に向けてインク滴を吐出するプリンタヘッドと、プリンタヘッドが搭載されるキャリッジとを備える印刷装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の印刷装置は、印刷前の印刷媒体がロール状に巻かれて配置される繰出し部と、プラテン上で印刷された印刷後の印刷媒体がロール状に巻かれて配置される巻取り部と、繰出し部から巻取り部に向かって印刷媒体を搬送する媒体搬送機構とを備えている。
特許文献1に記載の印刷装置では、媒体搬送機構は、送りローラと、送りローラを駆動するモータと、送りローラに向かって付勢される複数のピンチローラとを備えている。送りローラおよびピンチローラは、印刷媒体の搬送方向においてプリンタヘッドと繰出し部との間に配置されている。この印刷装置では、搬送される印刷媒体は、送りローラとピンチローラとの間に挟まれている。
特開2011-46498号公報
特許文献1に記載の印刷装置では、搬送される印刷媒体は、送りローラとピンチローラとの間に挟まれている。そのため、この印刷装置では、印刷媒体の、送りローラとピンチローラとの間に挟まれた箇所に、ピンチローラのローラ跡が残るおそれがある。また、印刷媒体の、ローラ跡が残った箇所にプリンタヘッドによる画像の印刷が行われると、印刷された画像の中でローラ跡が目立って画像の品質が低下するおそれがある。
そこで、本発明の課題は、印刷媒体を搬送する送りローラと送りローラに向かって付勢されるピンチローラとを備える印刷装置において、ピンチローラのローラ跡に起因する画像の品質の低下を防止することが可能な印刷装置を提供することにある。また、本発明の課題は、印刷媒体を搬送する送りローラと送りローラに向かって付勢されるピンチローラとを備える印刷装置において、ピンチローラのローラ跡に起因する画像の品質の低下を防止することが可能となる印刷装置の制御方法を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の印刷装置は、印刷媒体を搬送する送りローラと、送りローラを駆動するローラ駆動機構と、送りローラに向かって付勢されるとともに送りローラとの間で印刷媒体を挟む複数のピンチローラと、ピンチローラを移動させるローラ移動機構と、ローラ移動機構を駆動制御する制御部とを備え、ローラ移動機構は、印刷媒体にピンチローラが接触しない退避位置へピンチローラを退避させるローラ退避機構を備え、制御部は、印刷媒体の印刷を行うときに、印刷媒体に印刷される画像のレイアウトに応じてローラ退避機構を制御してピンチローラを退避位置へ退避させることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明の印刷装置の制御方法は、印刷媒体を搬送する送りローラと、送りローラを駆動するローラ駆動機構と、送りローラに向かって付勢されるとともに送りローラとの間で印刷媒体を挟む複数のピンチローラと、ピンチローラを移動させるローラ移動機構とを備え、ローラ移動機構は、印刷媒体にピンチローラが接触しない退避位置へピンチローラを退避させるローラ退避機構を備える印刷装置の制御方法であって、印刷媒体の印刷を行うときに、印刷媒体に印刷される画像のレイアウトに応じてローラ退避機構を制御してピンチローラを退避位置へ退避させることを特徴とする。
本発明では、印刷媒体に印刷される画像のレイアウトに応じてローラ退避機構を制御してピンチローラを退避位置へ退避させている。そのため、本発明では、印刷媒体の、画像が印刷される箇所にピンチローラが接触しないようにピンチローラを移動させることが可能になる。したがって、本発明では、ピンチローラのローラ跡に起因する画像の品質の低下を防止することが可能になる。
本発明において、印刷装置は、複数のピンチローラを個別に移動させる複数のローラ移動機構を備えることが好ましい。このように構成すると、印刷媒体の、画像が印刷される箇所にピンチローラが接触しないようにピンチローラを移動させやすくなる。
以上のように、本発明では、印刷媒体を搬送する送りローラと送りローラに向かって付勢されるピンチローラとを備える印刷装置において、ピンチローラのローラ跡に起因する画像の品質の低下を防止することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる印刷装置の構成を説明するためのブロック図である。 図1に示す印刷装置の構成を説明するための側面図である。 図1に示すローラ移動機構の構成を説明するための側面図である。 図2に示す印刷媒体の印刷時のピンチローラの配置の一例を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる印刷媒体の印刷時のピンチローラの配置の一例を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる画像のレイアウトの編集例を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(印刷装置の構成および制御方法)
図1は、本発明の実施の形態にかかる印刷装置1の構成を説明するためのブロック図である。図2は、図1に示す印刷装置1の構成を説明するための側面図である。図3は、図1に示すローラ移動機構21の構成を説明するための側面図である。図4は、図2に示す印刷媒体2の印刷時のピンチローラ15の配置の一例を説明するための図である。
本形態の印刷装置1は、インク滴を吐出して印刷媒体2に印刷を行うインクジェットプリンタである。印刷媒体2は、長尺のシート状に形成されている。たとえば、印刷媒体2は、長尺のシート状に形成されたロール紙である。印刷装置1は、インク滴を吐出して印刷媒体2に印刷を行う印刷ヘッド3と、印刷ヘッド3が搭載されるキャリッジ4と、キャリッジ4を主走査方向に移動させるキャリッジ駆動機構5と、印刷ヘッド3の下側に配置されるプラテン6とを備えている。
また、印刷装置1は、印刷前の印刷媒体2がロール状に巻かれて配置される繰出し部7と、プラテン6上で印刷された印刷後の印刷媒体2がロール状に巻かれて配置される巻取り部8と、繰出し部7から巻取り部8に向かって印刷媒体2を搬送する媒体搬送機構9とを備えている。本形態では、印刷媒体2の搬送方向と印刷媒体2の厚さ方向とに直交する印刷媒体2の幅方向と主走査方向とが一致している。以下の説明では、印刷媒体2の幅方向(主走査方向)を「左右方向」とする。
印刷ヘッド3は、インク滴を吐出する複数のノズルを備えている。印刷ヘッド3は、印刷装置1の制御部10に電気的に接続されており、制御部10は、印刷ヘッド3を制御する。キャリッジ駆動機構5は、モータと、モータの動力をキャリッジ4に伝達するベルト等の動力伝達機構とを備えている。キャリッジ駆動機構5のモータは、制御部10に電気的に接続されており、制御部10は、キャリッジ駆動機構5を駆動制御する。
繰出し部7は、ロール状に巻かれた印刷媒体2を繰り出す繰出し機構を備えている。巻取り部8は、印刷媒体2をロール状に巻き取る巻取り機構を備えている。繰出し機構の駆動源であるモータ、および、巻取り機構の駆動源であるモータは、制御部10に電気的に接続されており、制御部10は、繰出し機構および巻取り機構を駆動制御する。
媒体搬送機構9は、印刷媒体2を搬送する送りローラ13と、送りローラ13を駆動するローラ駆動機構14とを備えている。また、媒体搬送機構9は、送りローラ13に向かって付勢されるとともに送りローラ13との間で印刷媒体2を挟む複数のピンチローラ15を備えている。本形態の媒体搬送機構9は、図4に示すように、たとえば、5個のピンチローラ15を備えている。5個のピンチローラ15は、左右方向において所定の間隔をあけた状態で配置されている。以下の説明では、5個のピンチローラ15を個別に表す場合には、5個のピンチローラ15のそれぞれを「ピンチローラ15A~15E」と表記する(図4参照)。ピンチローラ15A~15Eは、図4の左側から右側に向かってこの順番で配置されている。
送りローラ13およびピンチローラ15は、印刷媒体2の搬送方向においてプラテン6と繰出し部7との間に配置されている。ピンチローラ15は、送りローラ13の真上に配置されており、送りローラ13に向かって下側に付勢されている。送りローラ13の左右方向の幅は、ピンチローラ15の左右方向の幅よりも広くなっている。媒体搬送機構9によって搬送される印刷媒体2は、送りローラ13とピンチローラ15との間に挟まれている。ローラ駆動機構14は、モータと、モータの動力を送りローラ13に伝達するベルト等の動力伝達機構とを備えている。ローラ駆動機構14のモータは、制御部10に電気的に接続されており、制御部10は、ローラ駆動機構14を駆動制御する。
また、媒体搬送機構9は、ピンチローラ15を回転可能に保持するローラ保持部17と、ピンチローラ15を左右方向にスライドさせるローラスライド機構18と、印刷媒体2にピンチローラ15が接触しない退避位置(図3(B)参照)へピンチローラ15を退避させるローラ退避機構19と、左右方向におけるピンチローラ15の基準位置を検知するための検知機構20とを備えている。本形態では、ローラスライド機構18とローラ退避機構19とによって、ピンチローラ15を移動させるローラ移動機構21が構成されている。
本形態の媒体搬送機構9は、5個のピンチローラ15のそれぞれを個別に保持する5個のローラ保持部17と、5個のピンチローラ15のそれぞれの左右方向の基準位置を個別に検知するための5個の検知機構20とを備えている。また、媒体搬送機構9は、5個のピンチローラ15のそれぞれを個別にスライドさせる5個のローラスライド機構18と、5個のピンチローラ15のそれぞれを個別に退避位置へ退避させる5個のローラ退避機構19とを備えている。すなわち、媒体搬送機構9は、5個のピンチローラ15のそれぞれを個別に移動させる5個のローラ移動機構21を備えている。
ローラ保持部17は、ピンチローラ15が回転可能に取り付けられるローラ保持部材23と、ローラ保持部材23を回動可能に保持する保持部本体24とを備えている。ローラ保持部材23は、回動中心軸25を介して保持部本体24に保持されており、左右方向を回動の軸方向として回動可能となっている。また、ローラ保持部材23は、バネ部材によって、ピンチローラ15が送りローラ13に向かう方向(図3の反時計回りの方向)へ付勢されている。保持部本体24は、ガイド軸26に沿って左右方向へ移動可能となっている。
ローラスライド機構18は、たとえば、モータと、モータの動力を保持部本体24に伝達する動力伝達機構とを備えている。動力伝達機構は、たとえば、ボールネジ28を備えている。ボールネジ28は、モータの動力で回転するネジ軸29と、ネジ軸29に係合するとともに保持部本体24に取り付けられるナット30とを備えている。ローラスライド機構18のモータは、制御部10に電気的に接続されており、制御部10は、ローラスライド機構18を駆動制御する。モータの動力でネジ軸29が回転すると、ローラ保持部17と一緒にピンチローラ15が左右方向へ移動する。なお、ローラスライド機構18のモータは、モータの回転量を検知するためのエンコーダを備えており、エンコーダの出量信号は、制御部10に入力されている。
ローラ退避機構19は、たとえば、ローラ保持部材23に接触してローラ保持部材23を回動させる偏心カム32と、偏心カム32が固定される回動軸33と、モータと、モータの動力を回動軸33に伝達する動力伝達機構とを備えている。回動軸33は、保持部本体24に回動可能に保持されている。回動軸33の軸方向は左右方向と一致しており、偏心カム32は、左右方向を回動の軸方向として回動する。ローラ退避機構19のモータは、制御部10に電気的に接続されており、制御部10は、ローラ退避機構19を駆動制御する。モータの動力で回動軸33が回動すると、ピンチローラ15が印刷媒体2に接触する接触位置(図3(A)参照)と、ピンチローラ15が印刷媒体2に接触しない退避位置(図3(B)参照)との間でピンチローラ15が移動する。なお、印刷装置1に印刷媒体2がセットされるときには、5個のピンチローラ15は退避位置に配置されている。
上述のように、制御部10は、ローラスライド機構18を駆動制御するとともに、ローラ退避機構19を駆動制御する。すなわち、制御部10は、ローラ移動機構21を駆動制御する。検知機構20は、たとえば、発光素子と受光素子とを備える光学式のセンサである。あるいは、検知機構20は、光学式以外の非接触式のセンサまたは接触式のセンサである。検知機構20は、制御部10に電気的に接続されており、検知機構20の出力信号は、制御部10に入力される。なお、本形態では、たとえば、図4(A)に示すように、5個のピンチローラ15が左右方向において一定の間隔で配置されているときに、ピンチローラ15が所定の基準位置に配置されていることが検知機構20によって検知される。
印刷装置1で印刷媒体2の印刷を行うときには、制御部10に、印刷用のデータが入力される。制御部10は、印刷媒体2に印刷される画像P1~P3(図4参照)のレイアウトに応じてローラ移動機構21を制御してピンチローラ15を移動させる。具体的には、制御部10は、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所にピンチローラ15が接触しないように、印刷媒体2に印刷される画像P1~P3のレイアウトに応じてローラ移動機構21を制御してピンチローラ15を移動させる。
より具体的には、制御部10は、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所にピンチローラ15が接触しないように、印刷媒体2に印刷される画像P1~P3のレイアウトに応じてローラスライド機構18を制御して、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所を避けた位置にピンチローラ15をスライドさせたり、印刷媒体2に印刷される画像Pのレイアウトに応じてローラ退避機構19を制御して、ピンチローラ15を退避位置へ退避させたりする。
たとえば、図4(A)に示すように、ピンチローラ15A~15Eが左右方向において一定の間隔で配置されている状態で、左右方向において一定の間隔で配置される3個の画像P1~P3が印刷媒体2に印刷されると、印刷媒体2の、画像P1が印刷される箇所にピンチローラ15Bが接触し、印刷媒体2の、画像P2が印刷される箇所にピンチローラ15Cが接触し、印刷媒体2の、画像P3が印刷される箇所にピンチローラ15Dが接触する場合、制御部10は、図4(B)に示すように、ローラスライド機構18を制御して、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所を避けた位置(具体的には、左右方向における画像P1と画像P2との間)にピンチローラ15Cをスライドさせ、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所を避けた位置(具体的には、左右方向における画像P2と画像P3との間)にピンチローラ15Dをスライドさせるとともに、ローラ退避機構19を制御して、ピンチローラ15Bを退避位置へ退避させる。
なお、図4に示す例において、ピンチローラ15C、15Dの左右方向へのスライド量は、検知機構20によって検知されるピンチローラ15C、15Dの左右方向の基準位置と、ローラスライド機構18のモータのエンコーダによって検知されるモータの回転量とに基づいて制御される。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、制御部10は、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所にピンチローラ15が接触しないように、印刷媒体2に印刷される画像P1~P3のレイアウトに応じてローラ移動機構21を制御してピンチローラ15を移動させている。そのため、本形態では、ピンチローラ15のローラ跡に起因する画像P1~P3の品質の低下を防止することが可能になる。すなわち、本形態では、印刷ヘッド3によって印刷された画像P1~P3の、ピンチローラ15のローラ跡に起因する品質の低下を防止することが可能になる。
本形態では、媒体搬送機構9は、5個のピンチローラ15のそれぞれを個別に移動させる5個のローラ移動機構21を備えている。そのため、本形態では、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所にピンチローラ15が接触しないようにピンチローラ15を移動させやすくなる。
(他の実施の形態)
上述した形態において、制御部10は、印刷媒体2に印刷される画像P1~P3のレイアウトに応じてローラスライド機構18のみを制御して、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所を避けた位置へのピンチローラ15のスライドのみを行っても良い。すなわち、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所にピンチローラ15が接触しないように、ピンチローラ15のスライドのみを行っても良い。この場合には、印刷媒体2に接触するピンチローラ15の数が減らないため、送りローラ13とピンチローラ15とによって印刷媒体2を精度良く搬送しつつ、ピンチローラ15のローラ跡に起因する画像の品質の低下を防止することが可能になる。なお、この場合には、ローラスライド機構18がローラ移動機構となる。
また、上述した形態において、制御部10は、印刷媒体2に印刷される画像P1~P3のレイアウトに応じてローラ退避機構19のみを制御して、ピンチローラ15の退避位置への移動のみを行っても良い。すなわち、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所にピンチローラ15が接触しないように、ピンチローラ15の退避位置への移動のみを行っても良い。たとえば、印刷媒体2の搬送方向において画像P1、P3と画像P2とが図5に示すようにずれている場合には、印刷媒体2の、画像P1~P3が印刷される箇所にピンチローラ15が接触しないように、ピンチローラ15の退避位置への移動のみを行っても良い。
具体的には、印刷媒体2の、画像P2が印刷される箇所がピンチローラ15に到達する前の所定のタイミングでピンチローラ15Cを退避位置へ退避させるとともに、印刷媒体2の、画像P2が印刷される箇所がピンチローラ15を通過した後にピンチローラ15Cを接触位置に戻し(図5(B)参照)、かつ、印刷媒体2の、画像P1、P3が印刷される箇所がピンチローラ15に到達する前の所定のタイミングでピンチローラ15B、15Dを退避位置へ退避させるとともに、印刷媒体2の、画像P1、P3が印刷される箇所がピンチローラ15を通過した後にピンチローラ15B、15Dを接触位置に戻しても良い(図5(C)参照)。なお、この場合には、ローラ退避機構19がローラ移動機構となる。
上述した形態において、制御部10は、印刷媒体2に印刷される画像P1~P3のレイアウトに応じてローラ移動機構21を制御してピンチローラ15を移動させなくても良い。この場合には、制御部10は、検知機構20の検知結果に基づいて、印刷媒体2の、ピンチローラ15が接触する位置を避けた箇所に画像Pが印刷されるように、印刷媒体2に印刷される画像Pのレイアウトを編集して、印刷ヘッド3に印刷媒体2の印刷を行わせる。
たとえば、制御部10に入力される印刷用のデータに基づいて10個の画像Pがそのまま印刷媒体2に印刷されると、図6(A)に示すように、印刷媒体2の、画像Pが印刷される箇所にピンチローラ15B~15Dが接触する場合、制御部10は、検知機構20の検知結果に基づいて、図6(B)に示すように、印刷媒体2の、ピンチローラ15が接触する位置を避けた箇所に画像Pが印刷されるように、印刷媒体2に印刷される画像Pのレイアウトを編集して、印刷ヘッド3に印刷媒体2の印刷を行わせる。この場合であっても、ピンチローラ15のローラ跡に起因する画像Pの品質の低下を防止することが可能になる。なお、この場合の印刷ヘッド3は、印刷媒体2に印刷を行う印刷機構である。また、この場合には、媒体搬送機構9は、ローラスライド機構18を備えていなくても良い。
なお、制御部10には、印刷装置1を制御するためのパーソナルコンピュータ側のソフトウエアを実行する部分である第1制御部と、印刷装置1側のファームウエアを実行する部分である第2制御部とが含まれている。検知機構20の検知結果に基づいて、印刷媒体2の、ピンチローラ15が接触する位置を避けた箇所に画像Pが印刷されるように、印刷媒体2に印刷される画像Pのレイアウトを編集するのは、たとえば、第1制御部である。この場合には、検知機構20の検知結果が第2制御部から第1制御部にフィードバックされる。また、第1制御部は印刷媒体2に印刷される画像Pのレイアウトを決定し、決定した画像Pのレイアウトを第2制御部に送信する。
上述した形態では、1個のローラ退避機構19は、1個のピンチローラ15を退避位置に退避させているが、たとえば、1個のローラ退避機構19が2個のピンチローラ15を退避位置に退避させても良い。また、上述した形態では、1個のローラスライド機構18は、1個のピンチローラ15を左右方向にスライドさせているが、たとえば、1個のローラスライド機構18が2個のピンチローラ15を左右方向にスライドさせても良い。また、上述した形態において、ローラスライド機構18は、ローラ保持部17を把持、開放する把持機構と、把持機構を左右方向へ移動させる移動機構とから構成されていても良い。この場合には、共通のローラスライド機構18を用いて、複数のピンチローラ15を左右方向へスライドさせることが可能になる。
上述した形態において、送りローラ13およびピンチローラ15は、印刷媒体2の搬送方向においてプラテン6と巻取り部8との間に配置されていても良い。また、上述した形態において、印刷媒体2の形状は、長尺のシート状以外の形状であっても良い。さらに、上述した形態において、印刷装置1は、インクジェットプリンタ以外の印刷装置であっても良い。
1 印刷装置
2 印刷媒体
3 印刷ヘッド(印刷機構)
10 制御部
13 送りローラ
14 ローラ駆動機構
15 ピンチローラ
18 ローラスライド機構
19 ローラ退避機構
20 検知機構
21 ローラ移動機構
P、P1~P3 画像

Claims (3)

  1. 印刷媒体を搬送する送りローラと、前記送りローラを駆動するローラ駆動機構と、前記送りローラに向かって付勢されるとともに前記送りローラとの間で前記印刷媒体を挟む複数のピンチローラと、前記ピンチローラを移動させるローラ移動機構と、前記ローラ移動機構を駆動制御する制御部とを備え、
    前記ローラ移動機構は、前記印刷媒体に前記ピンチローラが接触しない退避位置へ前記ピンチローラを退避させるローラ退避機構を備え、
    前記制御部は、前記印刷媒体の印刷を行うときに、前記印刷媒体に印刷される画像のレイアウトに応じて前記ローラ退避機構を制御して前記ピンチローラを前記退避位置へ退避させることを特徴とする印刷装置。
  2. 複数の前記ピンチローラを個別に移動させる複数の前記ローラ移動機構を備えることを特徴とする請求項記載の印刷装置。
  3. 印刷媒体を搬送する送りローラと、前記送りローラを駆動するローラ駆動機構と、前記送りローラに向かって付勢されるとともに前記送りローラとの間で前記印刷媒体を挟む複数のピンチローラと、前記ピンチローラを移動させるローラ移動機構とを備え、
    前記ローラ移動機構は、前記印刷媒体に前記ピンチローラが接触しない退避位置へ前記ピンチローラを退避させるローラ退避機構を備える印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷媒体の印刷を行うときに、前記印刷媒体に印刷される画像のレイアウトに応じて前記ローラ退避機構を制御して前記ピンチローラを前記退避位置へ退避させることを特徴とする印刷装置の制御方法。
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