JP7080118B2 - 撮像装置及びその制御方法、撮影レンズ、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、撮影レンズ、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置における像ブレ補正技術に関する。
近年のスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置には、像ブレ補正機能が備えられているのが一般的である。像ブレ補正機能には、通常2つのタイプがある。1つは、主に像ブレ補正専用の補正レンズ(以下像ブレ補正レンズと呼ぶ)を光軸に垂直な方向に移動させることにより像ブレ補正動作を実現するタイプである。また、もう1つは、撮像素子を光軸に垂直な方向に移動させることにより像ブレ補正動作を実現するタイプである。これらの2つの像ブレ補正機構を同時に駆動させることにより、何れか一方の像ブレ補正だけの場合と比較して、補正範囲を広くすることができる。それにより、更なるスローシャッタースピードでの像ブレ補正動作が可能となり、像ブレ補正性能を高めることができる。
像ブレ補正レンズを用いるタイプにおいては、撮像装置の像面における被写体の位置に応じて像ブレ補正レンズの駆動範囲を変更することにより像ブレ補正性能の向上を図る手法が特許文献1に開示されている。
特開2008-209577号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、像ブレ補正性能を向上させることができる一方で、画面周辺の光学特性が低下するという問題がある。そのため、画面周辺に存在する被写体に対する自動焦点調整(以下AFと呼ぶ)の合焦精度が低下する。
ここで、AFを行う代表的な方式としては、コントラストAF方式と位相差AF方式がある。コントラストAF方式では、撮像素子から得られた輝度信号に対してフィルタ処理を施して特定周波数成分を抽出し、それに基づくコントラスト評価値を用いて焦点を検出し、自動焦点調整を行う。位相差AF方式は、撮像光学系における互いに異なる射出瞳領域を通過した被写体からの光束を一対のラインセンサ上に結像させ、その一対のラインセンサにより得られた像信号の位相差から撮像光学系のデフォーカス量を算出することで焦点を検出し、自動焦点調整を行う。
前述したように、像ブレ補正により画面周辺の光学特性が劣化すると、これらのAF方式のどちらも焦点検出の精度が低下する。しかしその中でも、特に一眼レフタイプのカメラによく用いられる位相差AF方式は画面周辺に存在する被写体に対して、光学的な歪、収差、光量低下等の影響により、デフォーカス量の検出性能が低下する傾向が強い。そのため、像ブレ補正性能の向上と焦点検出精度の確保はトレードオフの関係となっている。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、像ブレ補正性能を向上させつつ、焦点検出精度の低下を抑制することが出来る撮像装置を提供することである。
本発明に係わる撮像装置は、被写体像を結像させる撮影レンズと、撮像装置本体とを備え、装置の振れに起因する像ブレを補正する機能を有する撮像装置であって、前記撮影レンズは、光軸と異なる方向に移動することにより、被写体像を光軸と垂直な方向に移動させて前記像ブレを補正する第1の補正手段と、前記第1の補正手段の前記光軸と異なる方向の位置を検出する第1の検出手段と、を備え、前記撮像装置本体は、被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子を光軸と垂直な方向に移動させることにより、前記像ブレを補正する第2の補正手段と、前記撮像素子の前記光軸と垂直な方向の位置を検出する第2の検出手段と、被写体の位置を検出する被写体検出手段と、を備え、前記撮影レンズと前記撮像装置本体の少なくとも一方は、前記撮像装置の振れを検出する振れ検出手段と、前記像ブレを前記第1の補正手段と前記第2の補正手段により補正する場合の像ブレ補正量を、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段に振り分けて、像ブレ補正動作を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1の検出手段により検出された前記第1の補正手段の位置と、前記第2の検出手段により検出された前記第2の補正手段の位置と、前記被写体検出手段により検出された前記被写体の位置とに基づいて、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段との協調制御特性を決定することを特徴とする。
本発明によれば、像ブレ補正性能を向上させつつ、焦点検出精度の低下を抑制することが出来る撮像装置を提供することが可能となる。
レンズ一体型のデジタルカメラの構成を示すブロック図。 レンズ交換型のデジタルカメラの構成を示すブロック図。 撮像素子及び像ブレ補正レンズの制御部の詳細な構成を示すブロック図。 撮像素子及び像ブレ補正レンズの制御部の詳細な構成を示すブロック図。 交換レンズ型のカメラにおける像ブレ補正制御方式を示す図。 振幅分割と周波数分割について説明する模式図。 撮像素子と像ブレ補正レンズと被写体の位置関係と像高を示した図。 振幅分割と周波数分割における協調制御特性の変更を示した図。 デジタルカメラの撮影シーケンスを示すフローチャート。 像ブレ補正制御の動作を示すフローチャート。 被写体の位置検出の動作を示すフローチャート。 像高を決定する動作を示すフローチャート。 像ブレ補正レンズと撮像素子と被写体の位置関係を示した図。 協調制御特性の変更動作を示すフローチャート。 デフォーカス量の算出動作を示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1及び図2は、本発明の撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラの構成を示すブロック図である。図1はレンズ一体型のデジタルカメラを示し、図2はレンズ交換型のデジタルカメラを示している。レンズ一体型のデジタルカメラとレンズ交換型のデジタルカメラには共通点が多いため、共通部分には同じ符号を付している。
図1において、ズームレンズ101は光軸方向に移動して、被写体像を結像させる撮影光学系(撮影レンズ)200の焦点距離を光学的に変化させ、撮影画角を変更する。像ブレ補正レンズ102は光軸に垂直な方向に移動することにより、デジタルカメラの振れに起因する像ブレを光学的に補正する。フォーカスレンズ103は光軸方向に移動することにより光学的にピント位置を調節する。絞り104とシャッタ105は開閉により光量を調節することができ、露出制御に使用される。
撮影光学系200を通過した光は、CCD(電荷結合素子)やCMOSセンサ(相補型金属酸化膜半導体)等を用いた撮像素子106により受光され、光信号から電気信号へと変換される。また、撮像素子106は像ブレ補正レンズ102と同様に光軸に垂直な方向に移動することにより光学的に像ブレを補正する。
ADコンバータ107は、撮像素子106から読み出された撮像信号に対してノイズ除去処理、ゲイン調整処理、AD変換処理を行う。また、ADコンバータ107から出力された撮像面位相差AF用信号は位相差AF信号処理部109に入力される。位相差AF信号処理部109は、撮像面位相差AF用の二つの像信号を相関演算部130へ送り、像ずれ量を算出する。像ずれ量の算出方法については公知の技術であるため、説明は省略する。
タイミングジェネレータ108は、カメラ制御部117の指令に従い、撮像素子106の駆動タイミングとADコンバータ107の出力タイミングを制御する。画像処理回路110はADコンバータ107からの出力信号に対して、画素補間処理や色変換処理等を施した後、処理された画像データを内部メモリ111に送る。
表示部112は内部メモリ111に保持されている画像データとともに、撮影情報などを表示する。圧縮伸長処理部113は内部メモリ111に保存されているデータに対して、画像フォーマットに応じて圧縮処理または伸長処理を行う。記憶メモリ114はパラメータなどの様々なデータを記憶する。操作部115は、ユーザが各種のメニュー操作、モード切り換え操作を行うためのユーザインタフェースである。
カメラ制御部117は、CPU(中央演算処理装置)等の演算装置で構成され、操作部115によるユーザの操作に応じて内部メモリ111に記憶されている各種の制御プログラムを実行する。制御プログラムは、例えばズーム制御、像ブレ補正制御、自動露出制御、自動焦点調節制御、及び被写体の顔を検出する処理等を行うためのプログラムである。
図1のレンズ一体型のデジタルカメラの構成に対して、図2のレンズ交換型のデジタルカメラでは、撮影レンズがカメラ本体に着脱可能に装着される。図2の構成では、記憶メモリ、操作部、制御部がカメラ側とレンズ側それぞれに設けられている。具体的には、カメラ側(撮像装置本体側)の記憶メモリ114に対してレンズ側の記憶メモリ118が設けられ、カメラ側の操作部115に対してレンズ側の操作部119が設けられ、さらにカメラ側の制御部117に対してレンズ側の制御部146が設けられている。また、レンズ交換型のデジタルカメラの場合は、カメラ側通信部143とレンズ側通信部142によりカメラとレンズ間の情報伝達を行う。
絞り駆動部124とシャッタ駆動部123は、絞り104とシャッタ105の駆動を行う。輝度信号検出部126は撮像素子106から読みだされADコンバータ107を通過した信号を被写体、及び場面の輝度として検出する。露出制御部125は輝度信号検出部126により得られた輝度情報に基づいて露出値(絞り値、及びシャッタ速度)の演算を行い、その演算結果を絞り駆動部124とシャッタ駆動部123へ通達する。また露出制御部125は撮像素子106から読み出された撮像信号を増幅する制御も同時に行う。これにより自動露出制御(AE制御)が行われる。
ズームレンズ駆動部138は、ズームレンズ101を駆動し、画角の変更を行う。ズームレンズ制御部139は、操作部115(レンズ交換型の場合はレンズ側操作部119)によるズーム操作指示に従いズームレンズ101の位置制御を行う。フォーカスレンズ駆動部128はフォーカスレンズ103の駆動を行う。位相差AFデフォーカス量算出部131は相関演算部130で算出された像ずれ量に基づいて位相差AF方式におけるデフォーカス量を算出する。フォーカスレンズ制御部129はフォーカスレンズ103の駆動方向、駆動量の制御を行う。レンズ交換型のデジタルカメラの場合は、後述するデフォーカス量の情報をフォーカスレンズ駆動部128へ通達する。
評価値演算部127は、輝度信号検出部126により得られた輝度情報から特定周波数成分を抽出した後、それに基づいてコントラスト評価値を算出する。コントラストAFデフォーカス量算出部132は、フォーカスレンズ制御部129に対して、フォーカスレンズ103を所定範囲にわたり所定駆動量で駆動する指令を行う。それと同時に、それぞれのフォーカスレンズ位置における評価値演算部127の算出結果である評価値を取得する。これによりコントラスト評価値の変化曲線が頂点となるフォーカスレンズ位置からコントラストAF方式におけるデフォーカス量を算出する。
フォーカスレンズ103を、位相差AFデフォーカス量算出部131により算出されたフォーカス位置、もしくはコントラストAFデフォーカス量算出部132により算出されたフォーカス位置へ駆動することにより、自動合焦制御(AF制御)が行われる。これにより、撮影光学系200を通過した光束が、撮像素子106の撮像面上に結像される。焦点検出領域設定部133は、デフォーカス量の算出を行う領域(以下焦点検出領域と呼ぶ)の数、大きさ、配置の設定を行う。
振れ検出部116は撮像装置に加わる振れ、揺れを検出する。レンズ交換型のデジタルカメラの場合は、カメラ側に配置されたカメラ側振れ検出部148とは別に、レンズ側にもレンズに加わる振れ、揺れを検出するレンズ側振れ検出部141が設けられている。一般的に振れ、揺れを検出するセンサとしてはジャイロセンサが用いられ、振れ、揺れの角速度を検出する。
撮像素子駆動部120は撮像素子106の駆動を行う。撮像素子位置検出部121は、光軸と垂直な方向に駆動可能な撮像素子106の位置を検出する。撮像素子PID制御部122は、振れ検出部116が検出した振れ量に対して、振れを抑制する像ブレ補正量を算出し、撮像素子106を光軸と垂直な方向に駆動する制御を行う。
像ブレ補正レンズ駆動部135は像ブレ補正レンズ102の駆動を行う。像ブレ補正レンズ位置検出部134は、像ブレ補正レンズ102の光軸と垂直な方向の位置を検出する。像ブレ補正レンズPID制御部136は、振れ検出部116(もしくはレンズ側振れ検出部141)が検出した振れ量に対して、振れを抑制する像ブレ補正量を算出し、像ブレ補正レンズを光軸と垂直な方向に駆動する制御を行う。像ブレ補正レンズによる像ブレ補正と撮像素子による像ブレ補正の関係については、後述する。
図3と図4は、撮像素子による像ブレ補正制御系と像ブレ補正レンズによる像ブレ補正系の詳細な構成を示すブロック図である。図3はレンズ一体型のデジタルカメラの場合を示し、図4はレンズ交換型のデジタルカメラの場合を示している。
HPF150(レンズ交換型では像ブレ補正レンズHPF201と撮像素子HPF206)は、振れ検出部116(レンズ交換型ではレンズ側振れ検出部141、カメラ側振れ検出部148)が検出した振れ周波数に含まれるオフセット成分を除去する。即ち、高域成分の抽出を行う。
位相補償部151(レンズ交換型では像ブレ補正レンズ位相補償部202と撮像素子位相補償部207)は、振れ検出時、及びHPF時にずれた位相を調整するデジタルフィルタ処理を行う。LPF152(レンズ交換型では像ブレ補正レンズLPF203と撮像素子LPF208)は、振れ角速度を振れ角度に積分する。
補正量演算部153(レンズ交換型では像ブレ補正レンズ補正量演算部204と撮像素子補正量演算部209)は、像ブレ補正レンズと撮像素子の補正量比率、周波数帯域、それぞれの像ブレ補正範囲(これらを協調制御特性と呼ぶ)の変更を反映させた補正量の演算を行う。具体的には、協調制御特性変更部137(レンズ交換型ではレンズ側協調制御特性変更部145、カメラ側協調制御特性変更部146)が、ズームレンズ制御部139からズーム倍率の情報、焦点検出領域設定部133から被写体位置の情報を取得する。そして、協調制御特性変更部137は、これらの情報から、像ブレ補正レンズと撮像素子の補正量比率、周波数帯域、それぞれの像ブレ補正範囲の変更を算出し、補正量演算部153に送る。補正量演算部153は、それらの変更を反映させた補正量を算出する。この補正量比率、周波数帯域の変更の詳細は後述する。
像ブレ補正範囲制限部154(レンズ交換型では像ブレ補正レンズ補正範囲制限部205と撮像素子補正範囲制限部210)は、協調制御特性変更部137(レンズ交換型ではレンズ側協調制御特性変更部145、カメラ側協調制御特性変更部146)により通知された補正範囲に駆動量をクランプする。
像ブレ補正レンズPID制御部136と撮像素子PID制御部122は、像ブレ補正レンズと撮像素子のそれぞれの補正量における目標位置と現在位置の偏差に対して、PID制御(比例制御、積分制御、微分制御)を行う。PID制御は一般的な技術であるため詳細な説明は省略する。また、レンズ交換型のデジタルカメラの場合は像ブレ補正レンズと撮像素子のお互いの協調制御特性情報の伝達をレンズ側通信部142とカメラ側通信部143を用いて行う。
図5は、交換レンズ型のデジタルカメラにおける像ブレ補正レンズと撮像素子の像ブレ補正制御方式を3つに大別した表を示している。ここで振れ検出部としては前述した通り、一般的にはジャイロセンサが用いられるため、レンズ側振れ検出部141をレンズ側ジャイロ、カメラ側振れ検出部148をカメラ側ジャイロと呼ぶ。
最初に半独立制御について説明する。半独立制御は、撮像素子の像ブレ補正制御はカメラ側ジャイロの出力値を用いて行い、像ブレ補正レンズの像ブレ補正制御はレンズ側ジャイロの出力値を用いて行う方式である。但し、それぞれが検出した振れに対してそれぞれが補正量フルで像ブレ補正を行うと撮像装置に与えられた振れに対して2倍の像ブレ補正が行われることになり過補正となる。そのため補正量を振幅分割と周波数分割の2つの方法で区分けする。
振幅分割では、予め決めておいた所定比率で振れ振幅を分割する。例として、大きな振れを検出した場合に、レンズ側とカメラ側で50%ずつ補正量を担当するようにする。周波数分割では、予め決めておいた所定カットオフ周波数で振れ周波数を分割する。例として、大きな振れを検出したときに、レンズ側が3Hz以下の周波数の低域の振れを、カメラ側が3Hzより大きい周波数の高域の振れを担当するようにする。
このような分割をすることで、像ブレ補正レンズ単体、もしくは撮像素子単体では像ブレ補正範囲の限界に達して振れ残りが生じていた場合でも、像ブレ補正レンズと撮像素子が協調して駆動することで振れ残りが生じないように像ブレ補正を行うことができる。振幅分割と周波数分割のさらに詳細な説明は後述する。
次にカメラ主導制御について説明する。カメラ主導制御は、カメラ側ジャイロ出力値のみを用いて撮像素子と像ブレ補正レンズの像ブレ補正制御を行う方式である。そのため、図4においてレンズ側振れ検出部141から取得した振れデータを像ブレ補正レンズHPF201から像ブレ補正レンズ補正量演算部204までで演算する処理は休止状態になる。即ち、カメラ側振れ検出部148から取得した振れデータが撮像素子補正量演算部209により補正量として算出され、その補正量の所定比率がレンズ側に通信により伝達され、レンズ側はその伝達された補正量で像ブレ補正制御を行う。
カメラ主導制御においても補正量を振幅分割と周波数分割の2つの方法で区分けする。それぞれの分割の仕方は半独立制御と同じであるため、説明は省略する。半独立制御と大きく異なる点は、レンズ側には通信により分割された補正量が送信され、その補正量を用いて像ブレ補正動作を行う点である。
最後にレンズ主導制御について説明する。レンズ主導制御は、レンズ側ジャイロ出力値のみを用いて撮像素子と像ブレ補正レンズの像ブレ補正制御を行う方式である。そのため、図4においてカメラ側振れ検出部148から取得した振れデータを撮像素子HPF206から撮像素子補正量演算部209までで演算する処理は休止状態になる。即ち、レンズ側振れ検出部141から取得した振れデータが像ブレ補正レンズ補正量演算部204により補正量として算出され、その補正量の所定比率がカメラ側に通信により伝達され、カメラ側はその伝達された補正量で像ブレ補正制御を行う。
レンズ主導制御においても補正量を振幅分割と周波数分割の2つの方法で区分けする。それぞれの分割の仕方は半独立制御と同じであるため、説明は省略する。半独立制御と大きく異なる点は、カメラ側には通信により分割された補正量が送信され、その補正量を用いて像ブレ補正動作を行う点である。
ここで、カメラ主導制御とレンズ主導制御において、通信レートと周波数分割の関係について説明する。カメラ主導制御の場合、レンズ側は通信により補正量を受信して像ブレ補正制御を行うため半独立制御と比較すると通信による遅れが発生する。この遅れは通信レートに依存し、通信レートが高速であれあるほど遅れは少なくなるが、通信レートが低速であるほど遅れは大きくなり、レンズ側の像ブレ補正性能が劣化することになる。そのため周波数分割のときには、レンズ側は低域の補正量を受信することにより通信レートの影響を軽減することが有効な選択となりうる。同様にレンズ主導制御のときには、カメラ側が低域の補正量を受信することにより通信レートの影響を軽減することが有効な選択となりうる。
なお、レンズ一体型のデジタルカメラについては、像ブレ補正制御方式について上記の3つに大別する必要はなく、カメラ側ジャイロ(レンズ側ジャイロでも構わない)出力値を振幅分割、もしくは周波数分割することにより、撮像素子と像ブレ補正レンズに補正量を振り分ければ(分担させれば)よい。
図6は振幅分割と周波数分割の詳細を説明する模式図である。図6(a)は振幅分割を示している。左右のグラフはX軸が時間、Y軸が補正量を表している。この補正量を所定比率α、もしくは1-αで積算する。ここでαはゼロ以上1以下の値である。例としてαが0.5である場合は、右図のように補正量が50%ずつ上下に分割される。
図6(b)は周波数分割を示している。左右のグラフはX軸が時間、Y軸が補正量を表している。この補正量を所定カットオフ周波数でフィルタ演算する。例としてカットオフ周波数fcが3Hzである場合は、右図のように補正量が高域と低域に分割される。
図7は、撮像素子と像ブレ補正レンズと被写体の位置関係と像高を示した図である。
図7(a)は光学的な像高の変化を示している。光学系の中心である光軸と撮像素子中心と像ブレ補正レンズ中心の位置が一致している状態で、その光軸から外側に向かう同心円状に像高が増えていく。撮像素子中心と像ブレ補正レンズ中心の位置が光軸から変化することで画面内における光軸の位置も変化し、また画面内の被写体の位置も変化する。また撮像素子中心の位置と像ブレ補正レンズ中心の位置に応じて撮像素子に結像される画面内の被写体の位置は変化する。
図7(b)は撮像素子中心と像ブレ補正レンズ中心が光軸と一致している状態において、画面内の右下に被写体が位置しているシーンを示している。一般的に像高が高いほど光学系による歪、収差の影響が大きくなり、周辺における光量の落ち込みも大きくなる。そのため像高が高い画面右下の領域に位置する被写体においては、位相差AFであってもコントラストAFであっても、正確な像ずれ量、コントラスト値を算出することが困難となり、その結果正確なデフォーカス量が算出できなくなる。逆に、像高が低い領域に位置する被写体は正確なピント合わせが可能になる。
図7(c)は図7(b)から被写体は動いていないが撮像素子中心と像ブレ補正レンズ中心の位置が変化したシーンを示している。被写体は動いていなくとも、撮像素子中心と像ブレ補正レンズ中心の位置が変化することにより画面内の被写体の位置は変化する。さらに撮像素子中心と像ブレ補正レンズ中心の位置が変化することにより光軸も変化することになり、図7(c)では被写体は動いていないにも関わらず、被写体は像高の高い位置に移動したことになる。
撮像素子と像ブレ補正レンズの両方を協調しながら制御することにより、像ブレ補正範囲を拡大することができ、片方だけの像ブレ補正よりも大きな振れを補正できるようになる。しかしながら一方で、撮像素子と像ブレ補正レンズと被写体の位置関係によっては片方だけの像ブレ補正と比較すると被写体が像高の高い位置になるシーンが多くなる。すると、高い像ブレ補正効果とのトレードオフで被写体にピントが合わなくなる、もしくはピント精度の劣化が発生する。
図8は振幅分割と周波数分割における協調制御特性の変更を示した図である。ここでは、像ブレ補正レンズの方が撮像素子と比較して光軸から中心距離が離れるほど光学特性の劣化、即ち歪、収差、光量落ちが大きいと仮定する。
図8(a)は、被写体が像高7割の位置にいる場合の振幅分割の例を示している。この場合は、被写体が像高の高い位置へ移動してピント精度が劣化することを出来るだけ防ぐため、像ブレ補正レンズの補正量の比率を撮像素子の補正量の比率よりも下げ、像ブレ補正レンズの補正量をクランプする。像ブレ補正レンズの補正量の比率を撮像素子の補正量の比率よりも下げるとは、変更前の像ブレ補正レンズと撮像素子の補正量の比率が50%と50%だった場合に、例えば40%と60%に変更することを意味する。
図8(b)は、被写体が像高10割の位置にいるときの振幅分割の例を示している。この場合は、被写体が像高の高い位置へ移動してピント精度が劣化することを最大限に防ぐため、像ブレ補正レンズの補正量の比率を撮像素子の補正量の比率よりも下げ、像ブレ補正レンズと撮像素子の補正量を両方クランプする。
図8(c)は、被写体が像高7割の位置にいるときの周波数分割の例を示している。この場合は、被写体が像高の高い位置へ移動してピント精度が劣化することを出来るだけ防ぐため、協調した同時駆動の周波数帯域を切り分けるカットオフ周波数を高域へ変更し、像ブレ補正レンズに高域の振れ補正を担当させ、補正量をクランプする。カットオフ周波数を高域へ変更するとは、例えば、変更前のカットオフ周波数が3Hzであった場合に5Hzに変更して、像ブレ補正レンズにより高域成分だけを担当させることを意味する。これにより、大きな移動を伴う低域成分の影響を少なくすることが出来る。
図8(d)は、被写体が像高10割の位置にいるときの周波数分割の例を示している。この場合は、被写体が像高の高い位置へ移動してピント精度が劣化することを最大限に防ぐため、協調した同時駆動の周波数帯域を切り分けるカットオフ周波数を高域へ変更し、像ブレ補正レンズと撮像素子の補正量を両方クランプする。これらの協調制御特性の変更を行うことにより、像ブレ補正性能とAF性能のバランスを最大限に維持した制御を行うことが可能となる。
以上の図8の説明では、レンズ一体型のデジタルカメラを想定したが、レンズ交換型のデジタルカメラにおける半独立制御についても同様のことが言える。カメラ主導制御とレンズ主導制御の振幅分割についても同様のことが言えるが、周波数分割については一部異なる点があるので以下に説明する。
先に説明したように、カメラ主導制御の場合はレンズ側が低域の補正量を受信することにより通信レートの影響を軽減することができ、レンズ主導制御の場合はカメラ側が低域の補正量を受信することにより通信レートの影響を軽減することができる。
そのため図8(c)では、カメラ主導制御の場合は光学特性の劣化度合いの理由からではなく、低域を担当する理由から像ブレ補正レンズの補正量をクランプし、カットオフ周波数を高域へ変更する。この方がより大きな振れに対する駆動の制限となり、結果的に光学特性の劣化抑制とのバランスが適切になる場合がある。
レンズ主導制御の場合は撮像素子が低域の担当であるため、撮像素子の補正量のクランプを行い、カットオフ周波数を高域へ変更することになる。図8(d)においても同様のことが言える。
図9は、上述したように構成されるデジタルカメラにおける撮影シーケンスを示したフローチャートである。
まず、ステップS101では、撮影シーケンスが開始される。ステップS102では、カメラのレリーズボタンの半押しでONとなるスイッチSW1がONされたか否かが判定される。スイッチSW1がONされていなければそのまま待機する。スイッチSW1がONされたら、ステップS103において像ブレ補正制御を開始する。
図10は像ブレ補正制御の開始のサブルーチンを示したフローチャートである。以下では、レンズ一体型である図3の構成について説明するが、レンズ交換型である図4の構成においても一系統であった処理系が二系統に増えるだけで、同様の処理となる。
まず、ステップS501において像ブレ補正制御が開始される。ステップS502では、周期制御が開始される。ここでの周期制御は、図9のステップS104以降の処理とは別タスクで並列動作するものとする。
ステップS503では、像ブレ補正制御ループが開始される。ステップS504では、振れ検出部116により振れ角速度データを取得する。ステップS505では、HPF150により振れ検出部116の温度ドリフト等で発生するオフセット成分を除去するためのHPF演算が行われる。
ステップS506では、位相補償部151により振れ検出部の遅れ、駆動系遅れ、HPFによる進み、などの位相ずれを補償するための位相補償演算を行う。ステップS507では、LPF152により振れ角速度データを振れ角度データに変換する積分演算を行う。ステップS508では、振れ補正量を演算する。ズームレンズ制御部139によるズーム位置による光学系の敏感度を加味した値を算出する。
ステップS509では、協調制御特性変更部137により協調制御特性(協調動作の特性)の決定を行う。協調制御特性は像ブレ補正レンズ102の移動による像ブレ補正と、撮像素子の移動による像ブレ補正との分担を決める特性である。ステップS510では、駆動範囲のクランプ処理を行う。これらの協調制御特性の決定とクランプ処理の詳細については後述する。
ステップS511では、像ブレ補正制御ループを終了する。以降はステップS502で設定された制御周期毎に像ブレ補正制御ループ内の処理を繰り返す。ステップS512では、像ブレ補正制御を終了する。
図9の説明に戻って、ステップS104では、AF前に画面全体の輝度を取得してAE処理を行う。なお、図10の像ブレ補正制御の動作は、既に説明したように、ステップS104以降の動作と並列に行われる。
ステップS105では、画面全体の輝度が所定値以内か否かを判定する。想定以上に暗いシーンにおいては、そもそもデフォーカス量算出は困難になるため、協調制御特性の変更を行わないようにするためである。輝度が所定値より大きい場合には、ステップS106において画面内における被写体の位置の検出を行う。ステップS105で画面全体の輝度が所定値以内の場合は、ステップS112に進み、協調制御特性の変更フラグをOFFにする。
ここで図11は、被写体の位置検出のサブルーチンを示したフローチャートである。ステップS201では、被写体の位置検出(被写体検出)を開始する。ステップS202では、被写体の顔検出を行う。顔検出は公知の技術であるため、説明は省略する。
ステップS203では、顔が存在しているか否かを判定する。ステップS203で少なくとも一人の顔が存在する場合は、ステップS205で複数の顔が存在するか否かを判定する。ステップS205で複数の顔が存在する場合は、ステップS207で一番大きい顔の位置を検出する。ステップS205で複数の顔が存在しない場合は、ステップS208において、検出された一人の顔の位置を検出する。
ステップS203で顔が存在していない場合は、ステップS204において、輝度信号検出部126により所定輝度以上の被写体が存在するか否かを判定する。ステップS204で所定輝度以上の被写体、即ち明るい被写体が存在する場合は、ステップS206で複数の明るい被写体が存在するか否かを判定する。
ステップS206で複数の明るい被写体が存在する場合は、ステップS209において、一番明るい被写体の位置を検出する。ステップS206で複数の明るい被写体が存在しない場合は、ステップS210において、一つの明るい被写体の位置を検出する。顔もしくは明るい被写体が検出できた場合は、ステップS211において、被写体存在フラグをONにする。
顔も明るい被写体も検出できなかった場合は、ステップS212で被写体存在フラグをOFFにする。ステップS213では、被写体の位置検出を終了する。
図9の説明に戻って、ステップS107では、像ブレ補正レンズ位置検出部134により像ブレ補正レンズ102の位置を検出する。ステップS108では、撮像素子位置検出部121により撮像素子106の位置を検出する。ステップS109では、ズームレンズ制御部139により制御されたズームレンズ101の位置を検出する。ステップS110では、被写体と像ブレ補正レンズ102と撮像素子106の位置から像高を決定する。
ここで、図12は、被写体と像ブレ補正レンズと撮像素子の位置から像高を決定するサブルーチンを示したフローチャートである。像ブレ補正レンズと撮像素子と被写体の位置関係を示した図13を参照しながら説明する。
図13のX-Y座標系は、像ブレ補正レンズ102の中心である光軸と撮像素子106の中心が一致している座標系である。X’-Y’座標系は撮像素子106の中心(X_i、Y_i)を原点としたX-Y座標系に対して相対的な座標系である。ここで、撮像素子の中心(X_i、Y_i)と像ブレ補正レンズの中心(X_o、Y_o)はX-Y座標系の値である。それに対して、撮像素子106に結像される被写体はX’-Y’座標系の位置となり、(X’_f、Y’ _f)となる。
図12のステップS301では、被写体と像ブレ補正レンズと撮像素子の位置から像高を決定する処理を開始する。ステップS302では、図11のフローチャートで設定した被写体存在フラグがONかOFFかを判定する。
ステップS302で被写体存在フラグがON、即ち人物か明るい被写体が存在する場合は、ステップS303でX’-Y’座標系における像ブレ補正レンズの位置を算出する。図13の例では像ブレ補正レンズの位置は(X_o-X_i、Y_o-Y_i)となる。この位置を(X’_oi、Y’ _oi)とする。
ステップS304では、X’-Y’座標系における被写体の位置を算出する。図13の例では被写体の位置は(X’_f、Y’ _f)となる。ステップS305では、X’-Y’座標系における像ブレ補正レンズの中心と被写体との距離差を算出する。図13の例では距離差は(X’_oi-X’_f)2+(Y’ _oi-Y’_f)2の平方根の正値となる。
ステップS306では、距離差が第1の所定値より大きく、かつ第2の所定値未満であるか否か(第1の所定範囲内か否か)を判定する。この範囲を第1の領域と呼ぶことにする。ステップS306で距離差が第1の領域内にある場合は、ステップS308において撮像素子の第1の領域用クランプ値を駆動リミット変数に設定する。ステップS310では、撮像素子と同じく像ブレ補正レンズの第1の領域用クランプ値を駆動リミット変数に設定する。これら撮像素子と像ブレ補正レンズの駆動リミット変数のうちどちらが適用されるかは、協調制御特性変更部137で決定される。ステップS312では、協調制御特性変更フラグをONにする。
ステップS306で距離差が第1の領域内にない場合は、ステップS307で距離差が第2の所定値以上である否か(第2の所定範囲内か否か)を判定する。この範囲を第2の領域と呼ぶことにする。ステップS307で距離差が第2の領域内にある場合は、ステップS309において撮像素子の第2の領域用クランプ値を駆動リミット変数に設定する。ステップS311では、撮像素子と同じく像ブレ補正レンズの第2の領域用クランプ値を駆動リミット変数に設定する。これら撮像素子と像ブレ補正レンズの駆動リミット変数は共に協調制御特性変更部137で適用される。ステップS313では、協調制御特性変更フラグをONにする。
ステップS302で被写体存在フラグがOFF、即ち人物も明るい被写体も存在しない場合は、ステップS314において協調制御特性変更フラグをOFFにする。ステップS315では、被写体と像ブレ補正レンズと撮像素子の位置からの像高の決定処理を終了する。
図9の説明に戻って、ステップS111では、被写体の位置と像ブレ補正レンズの位置と撮像素子の位置とズームレンズの位置とに基づいて、協調制御特性を再決定(変更)する。
ここで、図14は協調制御特性の変更処理のサブルーチンを示したフローチャートである。ステップS401では、協調制御特性変更処理を開始する。ステップS402では、協調制御特性変更フラグがONかOFFかを判定する。ステップS402で協調制御特性変更フラグがONの場合は、ステップS403で像ブレ補正レンズ102の光学特性を取得する。ここで、光学特性とは、像ブレ補正レンズ102が像ブレ補正範囲内を像ブレ補正駆動しているときの、光学系における歪、収差、及び周辺の光量落ちを含む劣化の程度である。
ステップS404では、撮像素子106の光学特性を取得する。像ブレ補正レンズと同様に、ここでの光学特性とは、撮像素子が像ブレ補正範囲内を像ブレ補正駆動しているときの、撮像素子が駆動する画面での光学系における歪、収差、及び周辺の光量落ちを含む劣化の程度である。
ステップS405では、ステップS403で取得した像ブレ補正レンズによる光学特性の劣化の程度の方が、ステップS404で取得した撮像素子による光学特性の劣化の程度よりも大きいか否かを判定する。ステップS405で像ブレ補正レンズの方が劣化の程度が大きい場合は、ステップS406において光学特性劣化大の変数に像ブレ補正レンズを設定する。ステップS405で撮像素子の方が劣化の程度が大きい場合は、ステップS407で光学特性劣化大の変数に撮像素子を設定する。
ステップS408では、協調制御方式を取得する。前述したように、レンズ一体型とレンズ交換型の場合があり、特にレンズ交換型では、協調制御方式として、半独立制御方式、カメラ主導制御方式、レンズ主導制御方式の三つが存在する。
ステップS409では、半独立制御方式か否かを判定する。ステップS409で半独立制御方式と判定された場合は、ステップS410において、カメラ主導制御方式かレンズ主導制御方式の何れかに制御方式を変更する。
制御方式を変更する理由は以下の通りである。レンズ一体型、カメラ主導制御方式、レンズ主導制御方式のように一つの制御ブロックで補正量を算出し、像ブレ補正レンズPID制御部136と撮像素子PID制御部122に補正量を分割する方式の場合は、協調制御特性変更のタイミングを合わせる必要がない。これに対し、半独立制御方式のように二つの制御ブロックそれぞれで補正量を算出し、像ブレ補正レンズPID制御部136と撮像素子PID制御部122に補正量を分割する方式の場合には、協調制御特性のタイミングを合わせる必要がある。
このタイミングを合わせないと、大きな振れに対するそれぞれ像ブレ補正をしている最中のタイミングのズレが過補正に繋がり、大きなガタツキが発生する場合がある。その結果、デフォーカス量の算出に影響を及ぼし、像ブレ補正性能とAF性能が劣化してしまう。しかしながら、カメラ側とレンズ側がそれぞれで制御をしている状態では、手振れ以外の衝撃などの外乱も考慮しなければならず、全く過補正が発生しないように協調制御特性の変更タイミングを合わせることは困難である。そのため、協調制御特性を変更しなければならないほど大きな振れがあるときには、制御方式をカメラ主導制御方式かレンズ主導制御方式に変更する方が協調制御特性の変更タイミングを合わせる必要がなく都合がよい。
ステップS411では、振幅分割か周波数分割かを判定する。ステップS411で振幅分割の場合は、ステップS413で光学特性劣化大の変数が像ブレ補正レンズか否かを判定する。ステップS413で像ブレ補正レンズの方が光学特性劣化大である場合は、ステップS415において、像ブレ補正レンズの補正比率を所定値まで下げる。さらにステップS419において、撮像素子の補正比率を像ブレ補正レンズの下げた比率分だけ上げる。具体的には撮像素子と像ブレ補正レンズの補正比率が50%、50%であった場合は、例えば60%、40%のように変更する。
ステップS413で撮像素子の方が光学特性劣化大である場合は、ステップS416において撮像素子の補正比率を所定値まで下げる。さらにステップS420において像ブレ補正レンズの補正比率を撮像素子の下げた比率分だけ上げる。具体的には、撮像素子と像ブレ補正レンズの補正比率が50%、50%であった場合は、例えば40%、60%のように変更する。
ステップS423では、図12のステップS310、もしくはステップS311で設定された像ブレ補正レンズの第1の領域用クランプ値、もしくは第2の領域用クランプ値を適用する。ステップS425では、撮像素子に対してクランプ値は適用しない。
ステップS411で周波数分割の場合は、ステップS412においてフィルタ演算に使用される予め決めておいた所定カットオフ周波数を高域側に変更する。ステップS414で像ブレ補正レンズの方が光学特性劣化大である場合は、ステップS417において像ブレ補正レンズを高域担当に変更し、大きな移動を伴う低域成分の影響を少なくする。ステップS421では、像ブレ補正レンズを高域担当に設定したために撮像素子を低域担当に設定する。もとから像ブレ補正レンズが高域担当であり撮像素子が低域担当である場合は、その担当は変更されずに、予め決めておいた所定カットオフ周波数だけが高域側に変更される。
ステップS414で撮像素子の方が光学特性劣化大である場合は、ステップS418において像ブレ補正レンズを低域担当に変更する。ステップS422では、像ブレ補正レンズを低域担当に設定したため、撮像素子を高域担当に変更し、大きな移動を伴う低域成分の影響を少なくする。
ステップS424では、図12のステップS310、もしくはステップS311で設定された像ブレ補正レンズの第1の領域用クランプ値、もしくは第2の領域用クランプ値を適用する。ステップS425では、ステップSS308、もしくはステップS309で設定された撮像素子の第1の領域用クランプ値、もしくは第2の領域用クランプ値を適用する。
ステップS402で協調制御特性変更フラグがOFFの場合は、協調制御特性の変更は行わない。ステップS427では、協調制御特性変更処理を終了する。
図9の説明に戻り、ステップS113では、デフォーカス量を算出する。図15は、デフォーカス量の算出動作のサブルーチンを示すフローチャートである。
ステップS601では、デフォーカス量の算出を開始する。ステップS602では、焦点検出領域設定部133によりデフォーカス量の算出を行う領域の数、大きさを設定する。
ステップS603では、コントラストAF方式か否かを判定する。ステップS603でコントラストAF方式と判定された場合は、ステップS604においてフォーカスレンズ制御部129に対して、フォーカスレンズ103を所定範囲について所定駆動量で駆動させるスキャン駆動の開始を指令する。
ステップS605では、フォーカスレンズ位置の所定間隔毎に評価値演算部127の算出結果である評価値を取得する。ステップS606では、スキャン駆動を終了する。ステップS607では、ステップS605で取得した評価値がピークとなるフォーカスレンズ103の位置から、コントラストAFデフォーカス量算出部132によりデフォーカス量を算出する。
ステップS603で位相差AF方式の場合は、ステップS608おいて、位相差AFデフォーカス量算出部131によりデフォーカス量を算出する。ステップS609では、デフォーカス算出動作を終了する。
図9の説明に戻り、ステップS114では、カメラのレリーズボタンの全押しでONされるスイッチSW2がONされたか否かを判定する。スイッチSW2がONされていなければそのまま待機する。スイッチSW2がONされたならば、ステップS115において撮像処理を開始する。ステップS116では、現像処理を行う。
ステップS117では、カメラのレリーズボタンの操作により、スイッチSW1がOFFされたか否かを判定する。ここでスイッチSW1がOFFされたならば、スイッチSW2もOFFされたことになる。スイッチSW1がOFFされなければ、そのまま待機する。
ステップS118では、協調制御特性を元に戻す。振幅分割の場合は、変更した補正比率を元に戻し、周波数分割の場合は高域側に変更したカットオフ周波数を元に戻し、高域担当を変更していた場合も元に戻す。また、半独立制御方式からカメラ主導制御方式もしくはレンズ主導制御方式に変更していた場合も元に戻す。
ステップS119では、像ブレ補正レンズと撮像素子のクランプ適用を解除する。ステップS120では、像ブレ補正制御を終了する。
なお、上記のフローチャートでは、像ブレ補正制御をスイッチSW1がONされた時に開始して、スイッチSW1がOFFされた時に終了しているが、ユーザが像ブレ補正を常時ONにすることもできる。
また、上記の説明では協調制御特性を元に戻す処理であるステップS118とステップS119を、撮像処理と現像処理が終了してから実施している。しかし、光学特性の劣化よりも像ブレ補正性能を優先したいモードの場合、もしくは操作部115によりユーザが像ブレ補正性能を優先する項目を選択した場合には、ステップS118とステップS119をステップS113のデフォーカス量の算出完了後(焦点検出の終了後)に行ってもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、撮像装置を例にして説明してきたが、本発明は撮像装置のみに限定されるものではなく、撮像装置を有する携帯機器にも適用可能である。
101:ズームレンズ、102:像ブレ補正レンズ、103:フォーカスレンズ、106:撮像素子、110:画像処理回路、120:撮像素子駆動部、135:像ブレ補正レンズ駆動部、140:像ブレ補正制御部

Claims (20)

  1. 被写体像を結像させる撮影レンズと、撮像装置本体とを備え、装置の振れに起因する像ブレを補正する機能を有する撮像装置であって、
    前記撮影レンズは、
    光軸と異なる方向に移動することにより、被写体像を光軸と垂直な方向に移動させて前記像ブレを補正する第1の補正手段と、
    前記第1の補正手段の前記光軸と異なる方向の位置を検出する第1の検出手段と、を備え、
    前記撮像装置本体は、
    被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子を光軸と垂直な方向に移動させることにより、前記像ブレを補正する第2の補正手段と、
    前記撮像素子の前記光軸と垂直な方向の位置を検出する第2の検出手段と、
    被写体の位置を検出する被写体検出手段と、を備え、
    前記撮影レンズと前記撮像装置本体の少なくとも一方は、
    前記撮像装置の振れを検出する振れ検出手段と、
    前記像ブレを前記第1の補正手段と前記第2の補正手段により補正する場合の像ブレ補正量を、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段に振り分けて、像ブレ補正動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1の検出手段により検出された前記第1の補正手段の位置と、前記第2の検出手段により検出された前記第2の補正手段の位置と、前記被写体検出手段により検出された前記被写体の位置とに基づいて、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段との協調制御特性を決定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記協調制御特性とは、
    前記第1の補正手段と前記第2の補正手段との像ブレ補正量の比率、補正する振れの周波数帯域の分担、それぞれの補正範囲の少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮影レンズの焦点検出を行う焦点検出手段を備え、
    前記焦点検出手段は、
    前記制御手段により、前記協調制御特性が決定され、当該決定に基づいて前記第1の補正手段と前記第2の補正手段の制御が開始した後で前記焦点検出を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の検出手段により検出された前記第1の補正手段の位置と、前記第2の検出手段により検出された前記第2の補正手段の位置と、前記被写体検出手段により検出された前記被写体の位置とから得られる被写体の像高に基づいて、前記協調制御特性を決定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮影レンズは、ズーム位置を変更するズーム手段をさらに備え、前記制御手段は、前記ズーム位置に応じて、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段の像ブレ補正動作を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記被写体検出手段は、被写体の顔の位置を検出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記被写体検出手段は、所定の明るさよりも明るい被写体の位置を検出することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記制御手段は、被写体の明るさが所定値以内である場合は、
    前記協調制御特性を変更する動作を行わないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記撮影レンズの焦点検出を行う焦点検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記被写体位置の検出から前記焦点検出の間に前記協調制御特性を変更した場合、変更した値を前記焦点検出の終了後に、元に戻すことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記像高が第1の所定範囲内にある場合は、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段のうち、前記像高が高いほど画像の劣化が大きい方の補正手段の像ブレ補正量の比率を小さくするとともに、その補正手段の補正範囲をクランプし、前記像高が前記第1の所定範囲よりも大きい第2の所定範囲内にある場合は、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段のうち、前記像高が高いほど画像の劣化が大きい方の補正手段の像ブレ補正量の比率を小さくするとともに、両方の補正手段の補正範囲をクランプすることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、前記像高が第1の所定範囲内にある場合は、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段のうち、前記像高が高いほど画像の劣化が大きい方の補正手段の担当する像ブレの周波数を高域側に変更するとともに、その補正手段の補正範囲をクランプし、前記像高が前記第1の所定範囲よりも大きい第2の所定範囲内にある場合は、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段のうち、前記像高が高いほど画像の劣化が大きい方の補正手段の担当する像ブレの周波数を高域側に変更するとともに、両方の補正手段の補正範囲をクランプすることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  12. 前記撮影レンズは、前記撮像装置本体と着脱可能に構成されており、前記撮影レンズは、前記振れ検出手段として第1の振れ検出手段を備え、前記撮像装置本体は、前記振れ検出手段として第2の振れ検出手段を備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記制御手段は、前記第2の振れ検出手段により検出された振れ量に基づいて算出された像ブレ補正量のうち、前記第1の補正手段で分担する像ブレ補正量を、前記撮影レンズに送信することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記制御手段は、前記第1の振れ検出手段により検出された振れ量に基づいて算出された像ブレ補正量のうち、前記第2の補正手段で分担する像ブレ補正量を、前記撮像装置本体に送信することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  15. 被写体像を結像させる撮影レンズが装着され、装置の振れに起因する像ブレを補正する機能を有する撮像装置であって、
    被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子を光軸と垂直な方向に移動させることにより、前記像ブレを補正する第1の補正手段と、
    前記撮像素子の前記光軸と垂直な方向の位置を検出する検出手段と、
    被写体の位置を検出する被写体検出手段と、
    前記第1の補正手段による像ブレ補正動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段により検出された前記第1の補正手段の位置と、前記撮影レンズから送信された、前記撮影レンズに設けられた像ブレを補正する2の補正手段の位置と、前記被写体検出手段により検出された前記被写体の位置とに基づいて、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段との像ブレ補正の協調制御特性を決定することを特徴とする撮像装置。
  16. 被写体像を結像させる撮影レンズが装着され、装置の振れに起因する像ブレを補正する機能を有する撮像装置であって、
    被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子を光軸と垂直な方向に移動させることにより、前記像ブレを補正する第1の補正手段と、
    前記撮像素子の前記光軸と垂直な方向の位置を検出する検出手段と、
    被写体の位置を検出する被写体検出手段と、
    前記第1の補正手段による像ブレ補正動作を制御する第1の制御手段と、を備え、
    前記撮影レンズは、
    光軸と異なる方向に移動することにより、被写体像を光軸と垂直な方向に移動させて前記像ブレを補正する第2の補正手段と、
    前記第2の補正手段の前記光軸と異なる方向の位置を検出する第2の検出手段と、
    記第の補正手段による像ブレ補正動作を制御する第2の制御手段と、を備え、
    前記第2の制御手段は、前記第2の検出手段により検出された前記第2の補正手段の位置と、前記撮像装置から送信された前記第1の補正手段の位置と、前記撮像装置で検出された被写体の位置とに基づいて、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段との像ブレ補正の協調制御特性を決定し、
    前記第1の制御手段は、前記第1の制御手段により決定された前記協調制御特性に基づいて前記第1の補正手段による像ブレ補正動作を制御することを特徴とする撮像装置。
  17. 撮像装置に装着され、装置の振れに起因する像ブレを補正する機能を有するとともに被写体像を結像させる撮影レンズであって、
    光軸と異なる方向に移動することにより、被写体像を光軸と垂直な方向に移動させて前記像ブレを補正する第1の補正手段と、
    前記第1の補正手段の前記光軸と異なる方向の位置を検出する第1の検出手段と、
    前記像ブレを前記第1の補正手段と前記撮像装置に設けられた像ブレを補正する第2の補正手段の協調動作により補正する場合の像ブレ補正量を、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段に振り分けて、像ブレ補正動作を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記第1の検出手段により検出された前記第1の補正手段の位置と、前記撮像装置から送信された前記第2の補正手段の位置と、前記撮像装置で検出された被写体の位置とに基づいて、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段と像ブレ補正の協調制御特性を決定することを特徴とする撮影レンズ。
  18. 被写体像を結像させる撮影レンズと、撮像装置本体とを備え、装置の振れに起因する像ブレを補正する機能を有する撮像装置であって、
    前記撮影レンズが、
    光軸と異なる方向に移動することにより、被写体像を光軸と垂直な方向に移動させて前記像ブレを補正する第1の補正手段と、
    前記第1の補正手段の前記光軸と異なる方向の位置を検出する第1の検出手段と、を備え、
    前記撮像装置本体が、
    被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子を光軸と垂直な方向に移動させることにより、前記像ブレを補正する第2の補正手段と、
    前記撮像素子の前記光軸と垂直な方向の位置を検出する第2の検出手段と、
    被写体の位置を検出する被写体検出手段と、を備え、
    前記撮影レンズと前記撮像装置本体の少なくとも一方が、
    前記撮像装置の振れを検出する振れ検出手段と、
    前記像ブレを前記第1の補正手段と前記第2の補正手段により補正する場合の像ブレ補正量を、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段に振り分けて、像ブレ補正動作を制御する制御手段と、を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記制御手段が、前記第1の検出手段により検出された前記第1の補正手段の位置と、前記第2の検出手段により検出された前記第2の補正手段の位置と、前記被写体検出手段により検出された前記被写体の位置とに基づいて、前記第1の補正手段と前記第2の補正手段と像ブレ補正の協調制御特性を決定する工程を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  19. 請求項18に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  20. 請求項18に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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