JP7075618B2 - エンジンのシリンダブロック構造 - Google Patents
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Description
第1部材で構成され、ピストンが嵌挿されるボア部が形成されたライナ部材と、
前記第1部材よりも剛性の低い第2部材で構成され、前記ライナ部材の外周に取付けられる外壁部材と、
を備え、
前記ライナ部材は、下方に向けて片持ち式に延設されると共に、互いにクランク軸の軸線方向に間隔を有する複数の脚部を有し、
前記各脚部の下端に、該脚部と協働してクランク軸を支承するためのベアリングキャップが取付けられ、
前記外壁部材が、少なくとも前記複数の脚部と前記ベアリングキャップとをその側方から全体的に覆う形状とされ、
前記外壁部材に、少なくとも前記ベアリングキャップの側面に当接されて、前記脚部がクランク軸の軸線方向にたわみ変形するのを規制する変形規制部が形成され、
前記変形規制部は、前記ベアリングキャップのそれぞれについて、該ベアリングキャップをクランク軸の軸線方向から挟持するように形成されている、
ようにしてある。
前記ライナ部材の上端から前記ベアリングキャップまでの範囲におけるクランク軸の軸線方向と直交する方向の幅が、前記ボア部の軸線方向ほぼ全長に渡って略同一幅とされている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、ライナ部材の上端からベアリングキャップに至るまでの範囲を、極力細幅として、軽量化を十分に図る上で好ましいものとなる。
前記左右一対の外壁部材にそれぞれ、前記変形規制部が形成されている、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、変形規制部を左右一対設けて、脚部がクランク軸の軸線方向にたわみ変形するのをより確実に防止する上で好ましいものとなる。
前記変形規制部は、前記ボルト孔よりも前記ボア部の径方向外方側に位置するように形成されている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、変形規制部を極力小さく形成して、外壁部材の重量増加を抑制する等の上で好ましいものとなる。
前記第2部材が合成樹脂とされている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、ライナ部材の強度(剛性)を十分に確保しつつ、軽量化を十分に得ることができる。
10:ライナ部材
10a:取付面(シリンダヘッド取付用)
11:ボア部
12:ボルト挿通部
13:ボルト孔
14:脚部
21:外壁部材
22:外壁部材
23:外壁部材
24:外壁部材
30:ベアリングキャップ
31:ボルト孔
41:メイン冷却水通路
42:メイン冷却水通路
41A:メイン冷却水通路(図10)
41B:メイン冷却水通路(図10)
43:前冷却水通路
44:後冷却水通路
50:連通孔
51:流入孔
52:流出孔
60:ボア間冷却水通路
70:フランジ部(変形規制部)
Claims (7)
- 第1部材で構成され、ピストンが嵌挿されるボア部が形成されたライナ部材と、
前記第1部材よりも剛性の低い第2部材で構成され、前記ライナ部材の外周に取付けられる外壁部材と、
を備え、
前記ライナ部材は、下方に向けて片持ち式に延設されると共に、互いにクランク軸の軸線方向に間隔を有する複数の脚部を有し、
前記各脚部の下端に、該脚部と協働してクランク軸を支承するためのベアリングキャップが取付けられ、
前記外壁部材が、少なくとも前記複数の脚部と前記ベアリングキャップとをその側方から全体的に覆う形状とされ、
前記外壁部材に、少なくとも前記ベアリングキャップの側面に当接されて、前記脚部がクランク軸の軸線方向にたわみ変形するのを規制する変形規制部が形成され、
前記変形規制部は、前記ベアリングキャップのそれぞれについて、該ベアリングキャップをクランク軸の軸線方向から挟持するように形成されている、
ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。 - 請求項1において、
前記ライナ部材の上端から前記ベアリングキャップまでの範囲におけるクランク軸の軸線方向と直交する方向の幅が、前記ボア部の軸線方向ほぼ全長に渡って略同一幅とされている、ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。 - 請求項2において、
クランク軸の軸線および前記ボア部の軸線に対してそれぞれ直交する方向を左右方向としたときに、前記外壁部材が、前記脚部と前記ベアリングキャップとを左右方向から覆うように左右一対設けられ、
前記左右一対の外壁部材にそれぞれ、前記変形規制部が形成されている、
ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
前記変形規制部は、前記ベアリングキャップと前記脚部との両方の側面に当接するように形成されている、ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。 - 請求項4において、
前記変形規制部は、前記ベアリングキャップと前記脚部との全長に渡って延びるフランジ状として形成されている、ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記ライナ部材および前記ベアリングキャップに、前記ライナ部材の上端面に対してシリンダヘッドを固定するためのヘッドボルトが挿通されるボルト孔が形成され、
前記変形規制部は、前記ボルト孔よりも前記ボア部の径方向外方側に位置するように形成されている、
ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。 - 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記第1部材が金属とされ、
前記第2部材が合成樹脂とされている、
ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018064019A JP7075618B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | エンジンのシリンダブロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018064019A JP7075618B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | エンジンのシリンダブロック構造 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019173676A JP2019173676A (ja) | 2019-10-10 |
JP7075618B2 true JP7075618B2 (ja) | 2022-05-26 |
Family
ID=68170098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018064019A Active JP7075618B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | エンジンのシリンダブロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP7075618B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006336612A (ja) | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3760553B2 (ja) * | 1997-03-28 | 2006-03-29 | いすゞ自動車株式会社 | エンジン |
-
2018
- 2018-03-29 JP JP2018064019A patent/JP7075618B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006336612A (ja) | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
Also Published As
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JP2019173676A (ja) | 2019-10-10 |
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