JP2017180523A - ベアリングキャップ - Google Patents

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健吾 林
Kengo Hayashi
健吾 林
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Abstract

【課題】ベアリングキャップに加えられる応力を効果的に分散することにより、軸受の損傷を低減できるようにする。【解決手段】シリンダブロック2の下方側に取り付けられ、軸受を介してクランクシャフト11のクランクジャーナル11Aを回転可能に支持するベアリングキャップ15において、下方側のクランクシャフト11の軸方向に垂直なベアリングキャップ15の長手方向の両端に形成され、シリンダブロック2に取り付けるためのボルトが挿通される貫通孔17が形成されたボルト取付部18と、ボルト取付部18間を連結するとともに、上方側に軸受16の下方を取り囲む半円筒形状の軸受保持面19が形成された支持壁部20とを備え、支持壁部20を、ベアリングキャップ15の第1壁部20aの範囲において、支持壁部20のクランクシャフト11の軸方向の中央位置から軸方向の両方の端部に近づくほど壁厚が厚くなるように形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、シリンダブロックの下方側に取り付けられ、軸受を介してクランクシャフトのクランクジャーナルを回転可能に支持するベアリングキャップに関する。
従来、エンジンに設けられるクランクシャフトのクランクジャーナルは、シリンダブロックとベアリングキャップとにより構成された円筒部分に軸受を介して回転可能に支持されている。
クランクシャフトは、エンジンのピストンの上下運動を回転運動に変換する部材であり、クランクシャフトのクランクジャーナルには、ピストンの上下運動による力が加えられた状態となる。このため、クランクジャーナルからベアリングキャップに対して力が加えられ、これによりベアリングキャップが変形することがある。ベアリングキャップの変形が大きいと、ベアリングキャップに保持されている軸受に偏摩耗や端部疲労等の損傷を発生させてしまう虞がある。
例えば、ベアリングキャップとしては、クランクシャフトの軸方向の両端部に近い部分を凸状にしたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭56−151521号公報
例えば、特許文献1のように、ベアリングキャップのクランクシャフトの軸方向の両端部に近い部分のみを凸状にすると、凸状にした部分の剛性が高くなるので、この部分の応力を低減することができるが、それ以外の剛性の低い部分に応力が集中して変形が発生してしまうので、軸受の損傷を発生させてしまう虞がある。
本発明は、ベアリングキャップに加えられる応力を効果的に分散でき、軸受の損傷を低減することのできる技術を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の一観点に係るベアリングキャップは、シリンダブロックの下方側に取り付けられ、シリンダブロックとの間に形成される円筒部分に軸受を介してクランクシャフトのクランクジャーナルを回転可能に支持するベアリングキャップにおいて、ベアリングキャップの下方側のクランクシャフトの軸方向に垂直なベアリングキャップの長手方向の両端に形成され、ベアリングキャップをシリンダブロックに取り付けるためのボルトが挿通される貫通孔が形成されたボルト取付部と、両端のボルト取付部間を連結するとともに、上方側に軸受の下方を取り囲む半円筒形状の軸受保持面が形成された支持壁部とを備え、支持壁部は、支持壁部のベアリングキャップの長手方向の少なくとも一部の第1範囲において、支持壁部の前記クランクシャフトの軸方向の中央位置から軸方向の両方の端部に近づくほど軸受保持面から下方側の面までの壁厚が厚くなるように形成されている。
上記ベアリングキャップにおいて、支持壁部のベアリングキャップの長手方向の第1範囲の下方側の面のクランクシャフトの軸方向における断面形状が、クランクシャフトの軸方向の中央位置を含む一部の範囲は上方側に凸状の曲面であり、軸方向のそれぞれの端部を含む一部の範囲は、下方側に凸状の曲面であってもよい。
また、上記ベアリングキャップにおいて、第1範囲は、一方のボルト取付部に近い部分から他方のボルト取付部に近い部分までの範囲であってもよい。
また、上記ベアリングキャップにおいて、支持壁部の第1範囲とボルト取付部とを繋ぐ第2範囲において、ボルト取付部側に近づく程、壁厚が徐々に厚くなるように形成されていてもよい。
本発明によれば、ベアリングキャップに加えられる応力を効果的に分散でき、軸受の損傷を低減することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジンの一部の模式的な断面図である。 本発明の一実施形態に係るベアリングキャップの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るベアリングキャップの断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るベアリングキャップを備えるエンジンを説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジンの一部の模式的な断面図である。
内燃機関の一例としてのエンジン1は、シリンダブロック2と、クランクケース3とを備える。シリンダブロック2の内部には、上下方向に延びる複数のシリンダボア5が、バルク壁6を挟んで後述するクランクシャフト11の軸方向(XY方向)に直列に配置されている。各シリンダボア5には、ピストン7が往復運動可能な状態で収容されている。
クランクケース3は、シリンダボア5の下端、すなわち、ピストン7の下死点側の端に設けられている。クランクケース3には、クランクシャフト11が回転可能な状態で配置されている。
クランクシャフト11は、ピストン7の往復運動を回転運動に変換する回転軸であり、複数のクランクジャーナル11Aと、クランクジャーナル11Aに固定されたクランクアーム13と、対向する一対のクランクアーム13間に取り付けられたクランクピン12と、クランクアーム13のクランクピン12とは反対側に設けられたバランスウエイト13Aとを備えている。
クランクピン12には、コネクティングロッド8の大端部が回転可能な状態で取り付けられている。なお、コネクティングロッド8の小端部は、ピストン7に設けられるピストンピン7aに回転可能な状態で取り付けられている。
バルク壁6の下端には、バルク壁6に連続したクランクジャーナル壁9が形成されている。クランクジャーナル壁9の下端には、クランクジャーナル11Aを支持するための半円筒状の軸受(滑り軸受)10を保持する半円筒状の凹部が形成されている。また、クランクジャーナル壁9の下端には、クランクジャーナル11Aを支持するための半円筒状の軸受(滑り軸受)16を保持する半円筒状の凹部が形成されたベアリングキャップ15が接続される。クランクジャーナル壁9の半円筒状の凹部と、ベアリングキャップ15の半円筒状の凹部とが組み合わされて形成される円筒状の空間には、軸受10,16とが組み合わされることにより構成される円筒状の軸受と、クランクジャーナル11Aとが収容される。
次に、ベアリングキャップ15について詳細に説明する
図2は、本発明の一実施形態に係るベアリングキャップの斜視図である。図2では、図1に示すベアリングキャップ15を、下方側から見た状態を示している。なお、図2の説明においては、図2中の矢印に示すように、図1に示す状態での方向(上方及び下方)を用いて説明する。
ベアリングキャップ15は、クランクシャフト11の軸方向(XY方向:以下、軸方向という)に垂直なベアリングキャップ15の長手方向(以下、長手方向という)の両側端部に形成され、ベアリングキャップ15をシリンダブロック2のクランクジャーナル壁9に締結するための図示しないボルトを挿通させるための貫通孔17が形成されたボルト取付部18と、両端のボルト取付部18とを連結する支持壁部20とを有する。ボルト取付部18と、支持壁部20との軸方向の厚さは、略同じ厚さとなっている。
ボルト取付部18の下方側の取付面18aは、平面状である。
支持壁部20の上方側には、軸受16の下方を取り囲む半円筒形状の軸受保持面19が形成されている、支持壁部20は、長手方向の中央を含む範囲(第1範囲)に形成された第1壁部20aと、第1壁部20aからボルト取付部18に繋がる範囲(第2範囲)に形成された第2壁部20bとを備える。
第1壁部20aは、軸方向の中央位置から軸方向の両方の端部に近づくほど軸受保持面19から下方側の面までの壁厚が厚くなるように形成されている。本実施形態では、第1壁部20aは、長手方向における一方のボルト取付部18に近い位置から他方のボルト取付部18に近い位置までの範囲に形成されている。なお、第1壁部20aの壁厚の詳細については後述する。
第2壁部20bは、ボルト取付部18に長手方向に沿って近づく程、壁厚が徐々に厚くなるように形成されている。なお、ボルト取付部18の取付面18aの形状により影響されるが、第2壁部20bは、長手方向のできるだけ広範囲に亘って、軸方向の中央位置から軸方向に離れた位置における壁厚が、軸方向の中央位置の壁厚以上となるように形成することが好ましい。
次に、ベアリングキャップ15の第1壁部20aの壁厚について詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係るベアリングキャップの断面図である。図3は、ベアリングキャップ15を図2の面Pにおいて切断した断面図である。面Pは、クランクシャフト11の軸方向に延びる面であって、ベアリングキャップ15の長手方向の中央を通る面である。
ベアリングキャップ15の第1壁部20aにおいては、軸方向の中央の位置Cにおける軸受保持面19から下方側の面までの壁厚が最も薄く、位置Cから軸方向側(X方向側、又はY方向側)に離れるほど壁厚が厚く、軸方向側の端部である位置A,Eが最も壁厚が厚くなっている。本実施形態では、第1壁部20aの中央の位置Cを含む位置Bと位置Dとの間での下方側面の断面形状は、上方に凸状の曲面32となっており、位置Bと位置Aとの間での下方側面の断面形状は、下方側に凸状の曲面31となっており、位置Dと位置Eとの間での下方側面の断面形状は、下方側に凸状の曲面33となっている。なお、図3は、ベアリンキャップ15の長手方向の中央を通る面における断面図を示しているが、第1壁部20aにおいては、長手方向のいずれの位置を通る軸方向に延びる面においても、図3と同様な断面形状となっている。
以上説明したように、本実施形態に係るベアリングキャップ15では、軸方向の中央位置から軸方向の両方の端部に近づくほど軸受保持面19から下方側の面までの壁厚が厚くなるように形成されているので、軸方向の中央位置から軸方向の端部に行くほどベアリングキャップ15の剛性を徐々に高くすることができる。このため、ベアリングキャップ15に加えられる軸方向の応力を効果的に分散させることができ、ベアリングキャップ15の全体としての剛性を効果的に高め、ベアリングキャップ15における変形を効果的に低減することができる。このため、ベアリングキャップ15の変形によりもたらされる軸受の損傷を効果的に低減することができる。
さらに、本実施形態に係るベアリングキャップ15では、第2壁部20bが、ボルト取付部18に近づく程、壁厚が徐々に厚くなるように形成されているので、ボルト支持部18と支持壁部20との間の剛性を高めることができ、ボルト支持部18と支持壁部20との間に生じる応力を効果的に分散させることができる。このため、ボルト取付部18と支持壁部20との間の変形を適切に低減することができ、軸受の損傷を効果的に低減することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、第1壁部20aの長手方向の範囲を、一方のボルト取付部18の近傍から他方のボルト取付部18の近傍までの範囲としていたが、本発明はこれに限られず、第1壁部20aの範囲を、長手方向の中央を含むより狭い範囲としてもよく、また、長手方向における複数の離れた範囲としてもよい。
また、上記実施形態では、第1壁部20aの断面形状を、上方に凸状の曲面32と、下方に凸状の曲面31,33とが直接連続する形状としていたが、本発明はこれに限られず、例えば、第1壁部20aの断面形状を、上方に凸状の曲面と、下方に凸状の曲面との間に、それらを繋ぐ直線が存在する形状としてもよい。
1 エンジン
2 シリンダブロック
3 クランクケース
5 シリンダボア
6 バルク壁
7 ピストン
8 コネクティングロッド
9 クランクジャーナル壁
10 軸受
11 クランクシャフト
11A クランクジャーナル
12 クランクピン
13 クランクアーム
13A バランスウエイト
15 ベアリングキャップ
16 軸受
17 貫通孔
18 ボルト取付部
18a 取付面
19 軸受保持面
20 支持壁部
20a 第1壁部
20b 第2壁部
31,32,33 曲面












Claims (4)

  1. シリンダブロックの下方側に取り付けられ、前記シリンダブロックとの間に形成される円筒部分に軸受を介してクランクシャフトのクランクジャーナルを回転可能に支持するベアリングキャップにおいて、
    前記ベアリングキャップの下方側の前記クランクシャフトの軸方向に垂直な前記ベアリングキャップの長手方向の両端に形成され、前記ベアリングキャップを前記シリンダブロックに取り付けるためのボルトが挿通される貫通孔が形成されたボルト取付部と、
    両端の前記ボルト取付部間を連結するとともに、上方側に前記軸受の下方を取り囲む半円筒形状の軸受保持面が形成された支持壁部とを備え、
    前記支持壁部は、前記支持壁部の前記ベアリングキャップの前記長手方向の少なくとも一部の第1範囲において、前記支持壁部の前記クランクシャフトの前記軸方向の中央位置から前記軸方向の両方の端部に近づくほど前記軸受保持面から下方側の面までの壁厚が厚くなるように形成されている
    ベアリングキャップ。
  2. 前記支持壁部の前記ベアリングキャップの前記長手方向の前記第1範囲の下方側の面の前記クランクシャフトの前記軸方向における断面形状が、前記クランクシャフトの前記軸方向の中央位置を含む一部の範囲は上方側に凸状の曲面であり、軸方向のそれぞれの端部を含む一部の範囲は、下方側に凸状の曲面である
    請求項1に記載のベアリングキャップ。
  3. 前記第1範囲は、一方の前記ボルト取付部に近い部分から他方の前記ボルト取付部に近い部分までの範囲である
    請求項1又は請求項2に記載のベアリングキャップ。
  4. 前記支持壁部の前記第1範囲と前記ボルト取付部とを繋ぐ第2範囲において、前記ボルト取付部側に近づく程、前記壁厚が徐々に厚くなるように形成されている
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載のベアリングキャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019090442A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 愛知機械工業株式会社 ベアリングキャップおよびこれを備える内燃機関

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