JP7471097B2 - エンジン用軸受メタル - Google Patents
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Description
コンロッドの小端部に形成された貫通孔に設置されたピストンピンである軸に対して前記コンロッドを揺動可能に支持するための軸受メタルであって、
前記貫通孔の内周面に設置される本体部と、
前記本体部の内周側に形成された、前記軸に対して摺動可能に構成される摺動面と、を備え、
前記本体部の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面の両方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部が形成されている。
コンロッドの大端部に形成された貫通孔に設置されたクランクシャフトのクランクピンである軸を回転可能に支持するための軸受メタルであって、
前記貫通孔の内周面に設置される本体部と、
前記本体部の内周側に形成された、前記軸に対して摺動可能に構成される摺動面と、を備え、
前記本体部の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面の両方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部が形成されている。
エンジン本体に形成された貫通孔に設置されたクランクシャフトのクランクジャーナルである軸を回転可能に支持するための軸受メタルであって、
前記貫通孔の内周面に設置される本体部と、
前記本体部の内周側に形成された、前記軸に対して摺動可能に構成される摺動面と、を備え、
前記本体部の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面の少なくとも一方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部が形成されている。
具体的には、図4~図6に示すように、ピストンピン軸受1pについては、柔支持部4は本体部2の両端部側に形成されていても良い。図示は省略するが、クランクピン軸受1cについても同様に、柔支持部4は本体部2の両端部側に形成されていても良い。他方、図3に示すように、主軸受1mについては、柔支持部4は、本体部2の少なくとも一方の端部側に形成されも良い。すなわち、柔支持部4は、軸受メタル1の摺動面3における軸Sの片当たり領域を支持する本体部2の部分に設けられる。
具体的には、ピストンピン軸受1pについては、図1に示すように、ピストンピン孔7tの中心線CLよりも、コンロッド5の軸方向における少なくとも大端部側方向(図1の下側)に設けられても良い。クランクピン軸受1cについては、図1に示すように、ピストンピン孔7tの中心線CLよりも、コンロッド5の軸方向における大端部側方向(図1の下側)および小端部側方向(図1の上側)の両方向にそれぞれ設けられても良い。主軸受1mについては、図3に示すように、主軸孔Etの中心線CLよりも、エンジン本体Eの少なくとも下方側(図3の下側)に設けられても良い。これらの位置は、幾つかの実施形態における、エンジンでの燃料の燃焼荷重及びピストンやコンロッドの慣性力により大きな軸Sの片当たりが生じ易い位置である。
幾つかの実施形態では、図4~図8(図1、図3も同様)に示すように、柔支持部4の端部(軸受メタル中央C側の端部、周方向の端部)にはアールRが設けられても良い。図4~図6に示す実施形態では、側面断面視において、柔支持部4における軸受メタル中央C側の端部にアールRが付けられている。換言すれば、側面断面視において、柔支持部4の軸受メタル中央C側の端部におけるロッド軸方向Dsに沿った長さ(高さ幅H)が、軸受メタル中央C側に向かうに従って連続的に変化させて短くされている。図7~図8に示す実施形態では、正面視における柔支持部4の両端部にアールRが設けられている。
上記の構成によれば、柔支持部4における端部における応力集中を抑制することができる。
ただし、本実施形態に本発明は限定されず、他の幾つかの実施形態では、柔支持部4の剛性は、ほぼ全ての部分において任意の剛性値で同じになるようにしても良い。
(付記)
コンロッド(5)の小端部(7)に形成された貫通孔(T)に設置されたピストンピン(71)である軸(S)を揺動可能に支持するための軸受メタル(1)であって、
前記貫通孔(T)の内周面に設置される本体部(2)と、
前記本体部(2)の内周側に形成された、前記軸(S)に対して摺動可能に構成される摺動面(3)と、を備え、
前記本体部(2)の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面(3)の両方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部(4)が形成されている。
前記柔支持部(4)は、前記貫通孔(T)の断面中心を通る中心線よりも、前記コンロッド(5)の軸方向における大端部(6)側方向に設けられている。
コンロッド(5)の大端部(6)に形成された貫通孔(T)に設置されたクランクシャフト(9)のクランクピン(91)である軸(S)を回転可能に支持するための軸受メタル(1)であって、
前記貫通孔(T)の内周面に設置される本体部(2)と、
前記本体部(2)の内周側に形成された、前記軸(S)に対して摺動可能に構成される摺動面(3)と、を備え、
前記本体部(2)の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面(3)の両方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部(4)が形成されている。
前記柔支持部(4)は、前記貫通孔(T)の断面中心を通る中心線よりも、前記コンロッド(5)の軸方向における大端部(6)側方向および小端部(7)側方向の両方向にそれぞれ設けられている。
エンジン本体に形成された貫通孔(T)に設置されたクランクシャフト(9)のクランクジャーナルである軸(S)を回転可能に支持するための軸受メタル(1)であって、
前記貫通孔(T)の内周面に設置される本体部(2)と、
前記本体部(2)の内周側に形成された、前記軸(S)に対して摺動可能に構成される摺動面(3)と、を備え、
前記本体部(2)の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面(3)の少なくとも一方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部(4)が形成されている。
前記柔支持部(4)は、前記貫通孔(T)の断面中心を通る中心線よりも、前記エンジン本体の下方側に設けられている。
前記柔支持部(4)は、前記本体部(2)における中央よりも端部側に形成されている。
前記柔支持部(4)は、前記軸受メタル(1)の断面中心を通る中心線に沿って互いに並ぶ第1部分、および前記第1部分よりも前記摺動面(3)の端部側に位置する第2部分を含み、
前記第2部分の剛性は、前記第1部分の剛性よりも低い。
前記柔支持部(4)は、前記軸受メタル(1)の断面中心を通る中心線に沿って互いに並ぶ第1部分、および前記第1部分よりも前記摺動面(3)の端部側に位置する第2部分を含み、
前記第2部分の剛性は、前記第1部分の剛性と等しい。
エンジンの駆動時における前記軸受メタル(1)の変形量は、前記中心線に沿って前記摺動面(3)の端部側に向かうにつれて大きくなるように構成される。
前記柔支持部(4)は、前記貫通孔(T)の断面中心を通る中心線に沿って視認した正面視(例えば図7~図8)において、前記摺動面(3)に沿って延在するように設けられている。
上記(11)の構成によれば、軸(S)の片当たりが大きい部分をカバーするように、柔支持部(4)を設けることができる。
前記柔支持部(4)は、前記軸受メタル(1)を前記中心線の延在方向に沿って視認した正面視(例えば図7)において、第3部分(Pc)と、前記第3部分(Pc)よりも端部側に位置する第4部分(Pd)とを含み、
前記第4部分(Pd)の剛性は、前記第3部分(Pc)の剛性よりも高い。
前記柔支持部(4)は、前記中心線に沿って視認した正面視(例えば図8)において、第3部分(Pc)と、前記第3部分(Pc)よりも前記摺動面(3)の端部側に位置する第4部分(Pd)とを含み、
前記第4部分(Pd)の剛性は、前記第3部分(Pc)の剛性と等しい。
前記柔支持部(4)は、空洞部を有する。
上記(14)の構成によれば、柔支持部(4)における空洞部の粗密を変えることで、柔支持部(4)の剛性を所望の大きさに変えることができる。
前記柔支持部(4)は、ポーラス構造を有する。
上記(15)の構成によれば、柔支持部(4)は、例えばラティス構造などのポーラス(多孔質)な構造(ポーラス構造)を有する。3Dプリンタといった三次元造形装置などを用いて造形されるラティス構造により柔支持部(4)を適切に設けることができる。
前記柔支持部(4)は、前記軸(S)が曲がることにより受ける荷重の向きに弾性変形する。
上記(16)の構成によれば、柔支持部(4)は、曲がった状態の軸(S)から受ける片当たりの向きに弾性変形する。これによって、軸受メタル(1)の端部側が曲がることができるので、軸受メタル(1)の端部に軸(S)が片当たりするのを防止することができる。
1c クランクピン軸受
1m 主軸受
1p ピストンピン軸受
2 本体部
3 摺動面
4 柔支持部
5 コンロッド
5s 連接棒
5b ボルト
6 大端部
6t クランクピン孔(貫通孔)
7 小端部
71 ピストンピン(軸)
7t ピストンピン孔(貫通孔)
9 クランクシャフト
91 クランクピン(軸)
92 クランクジャーナル(軸)
94 開口
T 貫通孔
Et 主軸孔(貫通孔)
S 軸
CL 軸受メタル、貫通孔の中心線
Ds ロッド軸方向
Dr 中心線方向(中心線の延在方向)
C 軸受メタル中央
Cb 正面中央位置(柔支持部の正面視における中央)
R 柔支持部の端部に付けられたアール
H 柔支持部の高さ幅
W 柔支持部の奥行幅
Wa 軸受メタルの端部から中央までの距離
Pa 柔支持部の第1部分
Pb 柔支持部の第2部分
Pc 柔支持部の第3部分
Pd 柔支持部の第4部分
Claims (11)
- コンロッドの小端部に形成された貫通孔に設置されたピストンピンである軸に対して前記コンロッドを揺動可能に支持するための軸受メタルであって、
前記貫通孔の内周面に設置される本体部と、
前記本体部の内周側に形成された、前記軸に対して摺動可能に構成される摺動面と、を備え、
前記本体部の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面の両方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部が形成され、
前記柔支持部は、格子状の構造体と、前記格子状の構造体の格子点同士を結ぶ連結部分の間に形成される空洞部と、を有するラティス構造により構成され、
前記柔支持部は、前記本体部における中央よりも端部側に形成され、
前記柔支持部は、前記軸受メタルの断面中心を通る中心線に沿って互いに並ぶ第1部分および前記第1部分よりも前記摺動面の端部側に位置する第2部分を含み、
前記第2部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合は、前記第1部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合よりも大きい
エンジン用軸受メタル。 - コンロッドの小端部に形成された貫通孔に設置されたピストンピンである軸に対して前記コンロッドを揺動可能に支持するための軸受メタルであって、
前記貫通孔の内周面に設置される本体部と、
前記本体部の内周側に形成された、前記軸に対して摺動可能に構成される摺動面と、を備え、
前記本体部の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面の両方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部が形成され、
前記柔支持部は、格子状の構造体と、前記格子状の構造体の格子点同士を結ぶ連結部分の間に形成される空洞部と、を有するラティス構造により構成され、
前記柔支持部は、前記貫通孔の断面中心を通る中心線に沿って視認した正面視において、前記摺動面に沿って延在するように設けられ、
前記柔支持部は、前記軸受メタルを前記中心線の延在方向に沿って視認した正面視において、第3部分と、前記第3部分よりも端部側に位置する第4部分とを含み、
前記第4部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合は、前記第3部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合よりも小さい
エンジン用軸受メタル。 - 前記柔支持部は、前記貫通孔の断面中心を通る前記中心線よりも、前記コンロッドの軸方向における大端部側方向に設けられている請求項1又は2に記載のエンジン用軸受メタル。
- コンロッドの大端部に形成された貫通孔に設置されたクランクシャフトのクランクピンである軸を回転可能に支持するための軸受メタルであって、
前記貫通孔の内周面に設置される本体部と、
前記本体部の内周側に形成された、前記軸に対して摺動可能に構成される摺動面と、を備え、
前記本体部の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面の両方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部が形成され、
前記柔支持部は、格子状の構造体と、前記格子状の構造体の格子点同士を結ぶ連結部分の間に形成される空洞部と、を有するラティス構造により構成され、
前記柔支持部は、前記本体部における中央よりも端部側に形成され、
前記柔支持部は、前記軸受メタルの断面中心を通る中心線に沿って互いに並ぶ第1部分および前記第1部分よりも前記摺動面の端部側に位置する第2部分を含み、
前記第2部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合は、前記第1部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合よりも大きい
エンジン用軸受メタル。 - コンロッドの大端部に形成された貫通孔に設置されたクランクシャフトのクランクピンである軸を回転可能に支持するための軸受メタルであって、
前記貫通孔の内周面に設置される本体部と、
前記本体部の内周側に形成された、前記軸に対して摺動可能に構成される摺動面と、を備え、
前記本体部の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面の少なくとも一方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部が形成され、
前記柔支持部は、格子状の構造体と、前記格子状の構造体の格子点同士を結ぶ連結部分の間に形成される空洞部と、を有するラティス構造により構成され、
前記柔支持部は、前記貫通孔の断面中心を通る中心線に沿って視認した正面視において、前記摺動面に沿って延在するように設けられ、
前記柔支持部は、前記軸受メタルを前記中心線の延在方向に沿って視認した正面視において、第3部分と、前記第3部分よりも端部側に位置する第4部分とを含み、
前記第4部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合は、前記第3部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合よりも小さい
エンジン用軸受メタル。 - 前記柔支持部は、前記貫通孔の断面中心を通る前記中心線よりも、前記コンロッドの軸方向における大端部側方向および小端部側方向の両方向にそれぞれ設けられている請求項4又は5に記載のエンジン用軸受メタル。
- エンジン本体に形成された貫通孔に設置されたクランクシャフトのクランクジャーナルである軸を回転可能に支持するための軸受メタルであって、
前記貫通孔の内周面に設置される本体部と、
前記本体部の内周側に形成された、前記軸に対して摺動可能に構成される摺動面と、を備え、
前記本体部の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面の少なくとも一方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部が形成され、
前記柔支持部は、格子状の構造体と、前記格子状の構造体の格子点同士を結ぶ連結部分の間に形成される空洞部と、を有するラティス構造により構成され、
前記柔支持部は、前記本体部における中央よりも端部側に形成され、
前記柔支持部は、前記軸受メタルの断面中心を通る中心線に沿って互いに並ぶ第1部分および前記第1部分よりも前記摺動面の端部側に位置する第2部分を含み、
前記第2部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合は、前記第1部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合よりも大きい
エンジン用軸受メタル。 - エンジン本体に形成された貫通孔に設置されたクランクシャフトのクランクジャーナルである軸を回転可能に支持するための軸受メタルであって、
前記貫通孔の内周面に設置される本体部と、
前記本体部の内周側に形成された、前記軸に対して摺動可能に構成される摺動面と、を備え、
前記本体部の内部の少なくとも一部には、周囲の部分よりも低い剛性を有することにより、前記摺動面の少なくとも一方の端部側を弾性変形可能に支持する柔支持部が形成され、
前記柔支持部は、格子状の構造体と、前記格子状の構造体の格子点同士を結ぶ連結部分の間に形成される空洞部と、を有するラティス構造により構成され、
前記柔支持部は、前記貫通孔の断面中心を通る中心線に沿って視認した正面視において、前記摺動面に沿って延在するように設けられ、
前記柔支持部は、前記軸受メタルを前記中心線の延在方向に沿って視認した正面視において、第3部分と、前記第3部分よりも端部側に位置する第4部分とを含み、
前記第4部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合は、前記第3部分における単位体積当たりの前記空洞部の割合よりも小さい
エンジン用軸受メタル。 - 前記柔支持部は、前記貫通孔の断面中心を通る前記中心線よりも、前記エンジン本体の下方側に設けられている請求項7又は8に記載のエンジン用軸受メタル。
- エンジンの駆動時における前記軸受メタルの変形量は、前記中心線に沿って前記摺動面の端部側に向かうにつれて大きくなるように構成される請求項1、4又は7のいずれか1項に記載のエンジン用軸受メタル。
- 前記柔支持部は、前記軸が曲がることにより受ける荷重の向きに弾性変形する請求項1~10のいずれか1項に記載のエンジン用軸受メタル。
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