JP7153215B2 - エンジンのシリンダブロック構造 - Google Patents
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Description
第1部材で構成され、ピストンが嵌挿されるボア部が直列に複数形成されたライナ部材と、
前記第1部材よりも剛性の低い第2部材で構成され、前記ライナ部材の外周に取付けられる外壁部材と、
を備え、
前記ライナ部材と前記外壁部材との間に、前記複数のボア部の配列方向に延びるメイン冷却水通路が形成され、
前記ライナ部材のうち、少なくとも隣り合う前記ボア部の間に位置される側壁部において、平面視において該ライナ部材の側方に向けて突出する凸部形状として形成されて、その突出端が前記外壁部材にまで達する長さとされたボルト挿通部が形成され、
前記突出端が前記外壁部材にまで達する長さを有する前記ボルト挿通部が、前記ボア部の軸線方向において少なくとも前記メイン冷却水通路の全長に渡って存在されており、
前記ボルト挿通部に、シリンダヘッド締結用のヘッドボルトが挿通されるボルト孔が形成され、
前記ライナ部材に、隣り合う前記ボア部間の位置において、前記複数のボア部の配列方向と交差する方向に延びるボア間冷却水通路が形成され、
前記ライナ部材には、前記ボルト孔を前記複数のボア部の配列方向から挟むようにして、前記ボルト挿通部の上流側の前記メイン冷却水通路と前記ボア間冷却水通路とを連通させる流入孔と、該ボア間冷却水通路と該ボルト挿通部の下流側の該メイン冷却水通路とを連通させる流出孔とが形成されている、
ようにしてある。
前記流入孔の前記メイン冷却水通路への開口部位が、前記ボルト挿通部のうち前記凸部形状とされた部位の基端部側に設定されている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、ボルト挿通部を、メイン冷却水通路を流れる冷却水を流入孔に向けて指向させる部材として有効利用して、冷却水をボア間冷却水通路へ十分に供給する上で好ましいものとなる。
前記ボア間冷却水通路が、前記吸気側にある前記メイン冷却水通路と前記排気側にある前記メイン冷却水通路同士を連通している、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、冷却水が、ボア部間において吸気側と排気側とに跨がって流れる形態として、ボア部間を十分に冷却する上で好ましいものとなる。また、メイン冷却水通路を吸気側と排気側との両方に形成して、ライナ部材をより十分に冷却する上でも好ましいものとなる。
前記第2部材が合成樹脂とされている、
ようにしてある(請求項5対応)。この場合、ライナ部材の強度(剛性)を十分に確保しつつ、軽量化を十分に得ることができる。
10:ライナ部材
10a:取付面(シリンダヘッド取付用)
11:ボア部
12:ボルト挿通部
13:ボルト孔
14:脚部
21:外壁部材
22:外壁部材
23:外壁部材
24:外壁部材
30:ベアリングキャップ
31:ボルト孔
41:メイン冷却水通路
42:メイン冷却水通路
41A:メイン冷却水通路(図10)
41B:メイン冷却水通路(図10)
43:前冷却水通路
44:後冷却水通路
50:連通孔
51:流入孔
52:流出孔
60:ボア間冷却水通路
70:フランジ部(変形規制部)
Claims (5)
- 第1部材で構成され、ピストンが嵌挿されるボア部が直列に複数形成されたライナ部材と、
前記第1部材よりも剛性の低い第2部材で構成され、前記ライナ部材の外周に取付けられる外壁部材と、
を備え、
前記ライナ部材と前記外壁部材との間に、前記複数のボア部の配列方向に延びるメイン冷却水通路が形成され、
前記ライナ部材のうち、少なくとも隣り合う前記ボア部の間に位置される側壁部において、平面視において該ライナ部材の側方に向けて突出する凸部形状として形成されて、その突出端が前記外壁部材にまで達する長さとされたボルト挿通部が形成され、
前記突出端が前記外壁部材にまで達する長さを有する前記ボルト挿通部が、前記ボア部の軸線方向において少なくとも前記メイン冷却水通路の全長に渡って存在されており、
前記ボルト挿通部に、シリンダヘッド締結用のヘッドボルトが挿通されるボルト孔が形成され、
前記ライナ部材に、隣り合う前記ボア部間の位置において、前記複数のボア部の配列方向と交差する方向に延びるボア間冷却水通路が形成され、
前記ライナ部材には、前記ボルト孔を前記複数のボア部の配列方向から挟むようにして、前記ボルト挿通部の上流側の前記メイン冷却水通路と前記ボア間冷却水通路とを連通させる流入孔と、該ボア間冷却水通路と該ボルト挿通部の下流側の該メイン冷却水通路とを連通させる流出孔とが形成されている、
ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。 - 請求項1において、
前記流入孔の前記メイン冷却水通路への開口部位が、前記ボルト挿通部のうち前記凸部形状とされた部位の基端部側に設定されている、
ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。 - 請求項1または請求項2において、
前記メイン冷却水通路が、前記ライナ部材における吸気側と排気側との両方の側面側において形成され、
前記ボア間冷却水通路が、前記吸気側にある前記メイン冷却水通路と前記排気側にある前記メイン冷却水通路同士を連通している、
ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
前記メイン冷却水通路を流れる冷却水が、前記複数のボア部の配列方向一端側から他端側に向けて移動される、ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
前記第1部材が金属とされ、
前記第2部材が合成樹脂とされている、
ことを特徴とするエンジンのシリンダブロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018064020A JP7153215B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | エンジンのシリンダブロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018064020A JP7153215B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | エンジンのシリンダブロック構造 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019173677A JP2019173677A (ja) | 2019-10-10 |
JP7153215B2 true JP7153215B2 (ja) | 2022-10-14 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018064020A Active JP7153215B2 (ja) | 2018-03-29 | 2018-03-29 | エンジンのシリンダブロック構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP7153215B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003278596A (ja) | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Kubota Corp | 水冷多気筒エンジンのシリンダ同士間水冷装置 |
JP2006336612A (ja) | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3057418B2 (ja) * | 1995-12-26 | 2000-06-26 | 株式会社クボタ | サイアミーズシリンダの冷却装置 |
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2018
- 2018-03-29 JP JP2018064020A patent/JP7153215B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003278596A (ja) | 2002-03-26 | 2003-10-02 | Kubota Corp | 水冷多気筒エンジンのシリンダ同士間水冷装置 |
JP2006336612A (ja) | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
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