JP7074346B2 - 植栽土壌の灌水装置 - Google Patents
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Description
前記植栽容器が、
前記植栽土壌を受け入れるための、上面に開口する凹部と、
前記植栽容器を構成する通水性剛体材料に対して水の染みこみを許容する接水口とを有し、
それにより、前記接水口から染み込ませた水を前記吸水性剛体材料がもたらす毛細管現象を利用して前記栽培容器中を拡散させ、前記凹部の内表面から滲み出させることにより、前記栽培土壌へと灌水する、ものであってもよい。
前記植栽容器が、
前面と背面とを有する直立壁状の通水性剛体材料からなる基体を有する壁面緑化用の植栽容器であり、
前記基体には、
それぞれ前面に開口しかつ前後方向へと延在し、前記栽培土壌を受け入れる、上下多段の凹部と、
前記基体を構成する通水性剛体材料に対して水の染みこみを許容する接水口とが設けられ、
それにより、前記接水口から染み込ませた水を前記吸水性剛体材料がもたらす毛細管現象を利用して前記基体中を拡散させ、前記凹部のそれぞれの内表面から滲み出させることにより、前記各段の凹部に受け入れられた前記栽培土壌のそれぞれへと灌水する、ものであってもよい。
本発明に係る植栽土壌の灌水装置は、先に説明したように、植栽土壌へと灌水するための灌水ガイド部材の素材として、毛細管現象による多方向通水を可能とする通水性剛体材料を使用することを主たる特徴とするものである。
1)矩形、円形、楕円形、等々の幾何学的な輪郭形状を有しかつ任意の肉厚を有する平板状のもの、
2)矩形、円形、楕円形、等々の幾何学的な断面形状を有しする棒状、管状ないし柱状のもの、
3)任意の曲率を持って曲成された板状ないし波板状のもの、
4)以上の3つが互いに交差した格子状のもの等々、
植栽土壌との接触面積を十分に確保するべく様々な平面的乃至立体的な形態を採用することができる。
第1実施例装置の外観斜視図が図1に、使用状態における同装置の縦断面図が図2に、それぞれ、示されている。それらの図において、符号1にて示されるのは、本発明に係る灌水ガイド部材を兼ねる植栽容器であって、この例にあっては、小規模園芸(例えば、草花、根菜を含む野菜等々の家庭園芸など)向けに製作されている。
第2実施例装置の構成図が第3図に、同装置の作用説明図(その1)が図4に、さらに、同装置の作用説明図(その2)が第5図に、それぞれ示されている。この第2実施例装置にあっては、栽培容器1自体を細長鉢状に形成するとともに、栽培土壌3が満たされるべき凹部2をそれに合わせて平面視細長状の1個の凹部とすることで、収容可能な栽培土壌3の量を増加させ、それにより、多数の植物を一括栽培可能とするものである。
第3実施例装置の外観斜視図が図10図に、同装置の三面投影図が図11に、同装置の分解斜視図が図12に、それぞれ示されている。この第3実施例装置は、本発明を壁面緑化用の植栽容器1Cとして構成したものである。
以上の各実施例装置において、多孔体の発泡程度によっては、若干表面脆性に問題が生じ得るが、そのような場合には、その脆性に劣る外表面については、適宜な樹脂を含浸させる等の表面硬化処理を行ってもよいであろう。
1A 葉物野菜用の植栽容器
1B 根物野菜用の植栽容器
1C 壁面緑化用の植栽容器
1a 植栽容器の上面
1b 植栽容器の下面
1c 植栽容器の右側面
1d 植栽容器の左側面
1e 植栽容器の前面
1f 植栽容器の後面
2 凹部
3 植栽土壌
4 円形孔(成長根回避孔)
4a 円形孔の内周面
5 セメントコンクリート多孔体
5a 通水阻止層
6 保水用受け皿
7 植栽容器を構成する基体
7a 右側壁板
7b 左側壁板
7c 前壁板
7d 後壁板
7e 底壁板
8 断面U字状溝
9 空所
10 保湿カバー
10a 断面V字状案内面
11 葉物野菜
12 根物野菜
12a 根部
13 支柱
14 棚板部材
15 両面棚部材
16 透明な樹脂シート
17 植栽ハウス
18 遮蔽部材
19 天井部材
20 基体
20a 前面
20b 背面
21 凹部
22 前側基体
23 後側基体
24a 幅広凹条
24b 幅狭凹条
25 凹条
26 第1の噴霧用通路
27 第2の噴霧用通路
Claims (10)
- 植栽土壌へと灌水するための灌水ガイド部材の素材として、毛細管現象による多方向通水を可能とする通水性剛体材料を使用してなる植栽土壌の灌水装置であって、前記灌水ガイド部材が、前記植栽土壌を収容する鉢等の植栽容器そのものを兼ねるように構成されており、
前記植栽容器は、細長鉢状に形成されるとともに、栽培土壌が満たされるべき凹部(2)は、それに合わせて平面視細長状の凹部とされ、
前記植栽容器の底壁板(7e)の下面側には、長手方向に沿って延在する断面凹状の溝(8)が形成され、この溝の内周面は接水口として機能するもので、通水阻止層は存在せず、前記潅水ガイド部材の素材が剥き出し状態とされており、
前記植栽容器の底壁板には、長手方向に沿って、成長根回避孔として機能する複数の透孔(4)が適当な間隔で配列されており、
さらに、前記断面凹状の溝により形成される空所(9)は、成長根回避孔として機能する各透孔(4)と連通する、植栽土壌の灌水装置。 - 前記通水性剛体材料が、大部分の気泡が互いに連通する連続気泡構造を有する多孔体である、請求項1に記載の植栽土壌の灌水装置。
- 前記多孔体が、セメントコンクリート多孔体である、請求項2に記載の植栽土壌の灌水装置。
- 前記植栽容器の外表面の大部分には、前記凹部の内表面以外からの水の滲み出し漏洩を防止すべく通水阻止層が設けられている、請求項1に記載の植栽土壌の灌水装置。
- 前記通水阻止層は、前記植栽容器の外表面から通水性剛体材料中へと撥水剤を所定深さに含浸させることにより形成される、請求項4に記載の植栽土壌の灌水装置。
- 前記植栽容器は、透明な保湿カバーよりなる密閉空間に置かれており、前記密閉空間の天井に相当する前記保湿カバーの天井面には、前記保湿カバー内面に付着した凝縮水を所定位置に集めて栽培植物に降り注ぐための断面V字状の案内傾斜面が形成されている、請求項1に記載の植栽土壌の灌水装置。
- 前記密閉空間の底部には、前記接水口が浸漬されるべき水溜まりを形成するための、又は前記接水口に向けて噴霧された余剰水を溜めるための貯水皿が設けられている、請求項6に記載の植栽土壌の灌水装置。
- 植栽土壌へと灌水するための灌水ガイド部材の素材として、毛細管現象による多方向通水を可能とする通水性剛体材料を使用してなる植栽土壌の灌水装置であって、前記灌水ガイド部材が、前記植栽土壌を収容する鉢等の植栽容器そのものを兼ねるように構成されており、
前記植栽容器が、
前面と背面とを有する直立壁状の通水性剛体材料からなる基体を有する壁面緑化用の植栽容器であり、
前記基体には、
それぞれ前面に開口しかつ前後方向へと延在し、前記植栽土壌を受け入れる、上下多段の凹部と、
前記基体を構成する通水性剛体材料に対して水の染みこみを許容する接水口とが設けられ、
それにより、前記接水口から染み込ませた水を前記通水性剛体材料がもたらす毛細管現象を利用して前記基体中を拡散させ、前記凹部のそれぞれの内表面から滲み出させることにより、前記各段の凹部に受け入れられた前記植栽土壌のそれぞれへと灌水する、ものであり、さらに
前記基体には、上下方向へと延在し、前記上下多段の凹部同士を互いに連通する、噴霧用通路が設けられており、各段の前記凹部に受け入れられた前記植栽土壌のそれぞれは、前記噴霧用通路に噴霧された水に接することによっても灌水される、植栽土壌の灌水装置。 - 前記基体の外表面の大部分には、水の滲み出し漏洩を阻止すべく通水阻止層が設けられている請求項8に記載の植栽土壌の灌水装置。
- 前記通水阻止層は、前記基体の外表面から通水性剛体材料中へと撥水剤を所定深さに含浸させることにより形成される請求項9に記載の植栽土壌の灌水装置。
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JP2019080118A JP7074346B2 (ja) | 2019-04-19 | 2019-04-19 | 植栽土壌の灌水装置 |
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