JP7072500B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の走行車輪を備えた作業車に関し、詳しくは、植立している作物を跨いで走行しながら作業したり、凹凸や傾斜面が存在する地面を走行しながら作業するのに適した作業車に関する。
この種の作業車において、従来では、走行車輪を支持する縦向きケースが上下方向に長く設けられ、車体の地上高を大きくしてハイクリアランス仕様に構成されたものがあり、縦向きケースの上下長さは予め定められた一定の長さに設定されていた(例えば、特許文献1参照)。
この構成であれば、例えば、車体の後部に施肥装置や薬剤散布装置を装着して、左右の走行車輪が畝を跨いで圃場を走行しながら、肥料や除草剤等の薬剤を作物に供給する作業を行うような場合に、車体の地上高を高くして、圃場に植え付けられた作物に車体が接触しない状態で走行することができる。
特開2003-94907号公報
上記従来構成では、縦向きケースの上下長さが一定に固定されており、走行車輪が接地したときの車体の地上高が一定であるので、作物の生育状態や種類の違い又は作業状況の違い等により、車体の地上高に過不足が生じる不利があった。例えば、作物が背高になった状態に応じて車体の地上高さが設定されていると、作物が背低である場合には、車体と作物との上下間隔が広くなり過ぎて、肥料や薬剤が飛散して作物に適切な状態で供給できない等、作業が良好に行えないおそれがあった。
又、凹凸が存在する地面を走行しながら作業する場合、走行車輪が凹部に入り込んだり凸部に乗り上げたりして、車体が傾斜して姿勢が不安定になるおそれがあり、傾斜地を走行する場合であれば、車体が大きく傾斜したまま走行を継続することになり、車体の姿勢が不安定になるおそれがある。
そこで、作業状況の違いに応じて車体の地上高を適切な高さに設定したり、路面の状況の変化にかかわらず車体の姿勢を安定化させることが可能な作業車が要望されていた。
本発明に係る作業車の特徴構成は、複数の走行車輪が伸縮可能な筒状の支持部材を介して車体フレームに支持され、油圧シリンダにより前記支持部材を伸縮操作して前記走行車輪の前記車体フレームに対する相対高さを所定長さ範囲内で切り換え可能な油圧操作式の車高調節機構が、複数の前記走行車輪の夫々に対して備えられ、複数の前記油圧シリンダに対して各別に作動油の供給状態を制御可能な油圧制御弁と、車体の姿勢変動に対して前記油圧シリンダによる車高調整によって車体が目標状態になるように前記油圧制御弁の作動を制御する制御部と、複数の前記油圧シリンダ夫々の油室に接続される複数のアキュムレータと、車体の傾斜角を計測する傾斜センサと、複数の前記油圧シリンダの夫々の伸縮操作量を計測する複数のストロークセンサと、が備えられている点にある。
本発明によれば、車高調節機構が作動することにより支持部材が伸縮すると、走行車輪の車体フレームに対する相対高さを変更調節することができる。複数の走行車輪の夫々について高さ調節することで、車体を所望の姿勢に維持しながら車体の地上高を変更することが可能である。
車高調節機構は、油圧シリンダの作動により支持部材を伸縮させるものであり、制御部は、車体が目標状態になるように油圧シリンダに対する油圧制御弁の作動を制御する。その結果、例えば、車体が走行する路面が傾斜地である場合、あるいは、畦を乗り越えて作業地に進入する場合、作業地から畦を乗り越えて畦道に出ていくような場合であっても、車体が目標姿勢(例えば、水平姿勢)になるように複数の油圧シリンダの作動が制御されることにより、車体の姿勢を目標姿勢に維持することが可能となる。
又、車体が走行する路面が、全体的には概ね平坦な面であっても小さい凹凸が存在しているような場合であれば、走行車輪が凹部に入り込んだり凸部に乗り上げたりして、車体が振動することがある。このような場合には、走行車輪が車体に対して少しだけ相対的に上昇あるいは下降しようとする。しかし、油圧シリンダの油室にはアキュムレータが接続されているので、アキュムレータにて作動油が吸収されたり排出されたりして、走行車輪の車体に対する相対上昇を許容することができる。その結果、小さい凹凸に起因した走行車輪の相対的な上下動を許容することで車体の振動を抑制して、車体の姿勢を目標姿勢に維持することが可能となる。
このように、車体が大きく姿勢変化するような場合だけでなく、細かな凹凸に起因して振動するような場合であっても、車体の姿勢を目標姿勢に維持することが可能となる。
従って、本発明によれば、作業状況の違いに応じて車体の地上高を適切な高さに設定したり、路面の状況の変化にかかわらず車体の姿勢を安定化させることが可能となった。
又、車体の実際の傾斜角を傾斜センサにて計測することで、車体の姿勢が実際にどの程度傾斜しているかについて、及び、ストロークセンサにて油圧シリンダの伸縮操作量を計測することで、車体の姿勢が目標姿勢とどの程度離れているかについて、正確に判別でき、車体の姿勢を目標姿勢に維持するための制御を精度よく行うことが可能となる。
本発明に係る作業車の特徴構成は、複数の走行車輪が伸縮可能な筒状の支持部材を介して車体フレームに支持され、油圧シリンダにより前記支持部材を伸縮操作して前記走行車輪の前記車体フレームに対する相対高さを所定長さ範囲内で切り換え可能な油圧操作式の車高調節機構が、複数の前記走行車輪の夫々に対して備えられ、複数の前記油圧シリンダに対して各別に作動油の供給状態を制御可能な油圧制御弁と、車体の姿勢変動に対して前記油圧シリンダによる車高調整によって車体が目標状態になるように前記油圧制御弁の作動を制御する制御部と、車体の傾斜角を計測する傾斜センサと、複数の前記油圧シリンダの夫々の伸縮操作量を計測する複数のストロークセンサと、が備えられている点にある。
本発明においては、複数の前記油圧シリンダ夫々の油室の圧力を計測する圧力センサが備えられていると好適である。
本構成によれば、圧力センサによって油圧シリンダの油室の圧力を計測することで、例えば、走行に伴う圧力の変動等に基づいて走行車輪の路面に対する接地状態を推測することが可能となる。説明を加えると、複数の走行車輪が路面に接地した状態で走行しているときに、いずれかの走行車輪が路面に形成された凹部に入り込んだ場合には、当該走行車輪の接地圧が減少して、対応する油圧シリンダの油室の圧力が低下することになる。このとき、圧力センサの計測結果からそのことが推測できるので、例えば、当該油圧シリンダの油室の圧力が、他の走行車輪に対する油圧シリンダの圧力と同等の値になるように、当該油圧シリンダを伸長作動させることにより、全ての走行車輪が地面に対して適切な接地圧で接地した状態で走行することが可能となる。いずれかの走行車輪が路面に形成された凸部に乗り上げるときは、圧力が高くなるので、油圧シリンダを縮退させることにより、全ての走行車輪が地面に対して適切な接地圧で接地した状態で走行することができる。
このように油室の圧力の情報によって、全ての走行車輪が地面に対して適切な接地圧で接地した状態で走行することができ、走行車輪の浮き上がりによる空回り等の不利がなく、良好な走行状態を維持することが可能となる。
本発明においては、前記油圧シリンダが複動型シリンダにて構成され、前記アキュムレータが前記油圧シリンダにおけるボトム側油室及びロッド側油室の夫々に対して各別に備えられ、前記油圧制御弁が、前記油圧シリンダに対する作動油の供給流量を変更調節可能な流量制御弁にて構成されていると好適である。
本構成によれば、複動型の油圧シリンダにより作動させるので、伸長操作及び縮退操作の夫々において迅速に作動させることができる。ボトム側油室及びロッド側油室の夫々にアキュムレータが備えられるので、油圧シリンダが伸長する方向及び縮退する方向のいずれの方向に対しても、アキュムレータは作動油の吸収や排出を良好に行うことができ、車体の振動を抑制できる。
油圧シリンダを操作する際には、目標操作量と現在の操作量との偏差が大である場合には、大流量の作動油を供給することで迅速に操作するようにしながら、偏差が小であるときは、小流量の作動油を供給することでハンチング等を生じない状態で滑らかに姿勢変更することができる。
本発明においては、運転者が着座する運転座席と、前記運転座席の前方に配置された操作部材とを備えていると好適である。
本構成によれば、運転者は運転座席に着座して楽に運転操作することができる。このように運転者が着座するものであっても、車体の姿勢が安定化することで運転操作が行い易いものなる。
作業車の全体側面図である。 作業車の車輪支持構造を示す平面図である。 車輪支持構造を示す正面図である。 車輪支持構造の一部の斜視図である。 車輪支持構造の一部の斜視図である。 最大伸長状態の車高調節機構の横断正面図である。 最短状態の車高調節機構の横断正面図である。 ストロークセンサの構造を示す断面図である。 制御ブロック図である。 油圧回路図である。 制御動作のフローチャートである。 動作説明図である。 制御動作のフローチャートである。 制御動作のフローチャートである。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る作業車を図面に基づいて説明する。
〔全体構成〕
図1に本実施形態に係る作業車としての乗用管理機が示されている。この乗用管理機は、4輪走行型の走行車体1の後部に作業装置としての薬剤散布装置2が備えられている。
この乗用管理機は、既に作物が植え付けられている圃場において、作物の植付条を跨いで走行しながら作物に対して薬剤を散布する作業を行うものである。尚、本実施形態では本発明を乗用管理機(乗用型作業者)に適用した場合の例について説明するが、本発明の適用対象はこれに限るものではない。
走行車体1の前部の左右両側に旋回操作可能な走行車輪Sとしての一対の前輪3が備えられ、走行車体1の後部の左右両側に旋回操作可能な走行車輪Sとしての一対の後輪4が備えられている。このように4輪が全て旋回可能であり、例えば、2つの前輪3だけを旋回させる2輪操舵状態と、前輪3と後輪4とを逆方向に旋回させて小さい旋回半径で走行する4輪操舵状態とに切り換え可能である。
前輪3及び後輪4は、作物条の間に位置する条間を走行することができるように設けられている。走行車体1の前部にエンジン5が搭載され、走行車体1の後部に運転部6が備えられている。走行車体1の下部には、エンジン5の動力を変速する図示しない変速装置を内装するミッションケース7が備えられている。ミッションケース7は、エンジン5の後下部から側面視で後輪4に対応する箇所まで前後方向に延びる状態で設けられている。
エンジン5の下部側には外周部を覆う状態で前部側フレーム体8が備えられている。ミッションケース7と前部側フレーム体8とが一体的に連結されており、これらにより車体全体を支持する車体フレームFが構成されている。運転部6には、運転者が着座する運転座席9と、運転座席9の前方に位置してステアリング操作を行うステアリングハンドル(操作部材)10とが備えられている。運転部6には、それ以外に、薬剤散布装置2を昇降するための昇降レバー11や変速レバー12等も備えられている。
走行車体1は、エンジン5の動力が、ミッションケース7内の変速装置にて変速されたのち、左右の前輪3及び左右の後輪4に伝達される。従って、走行車体1は、4つの走行車輪Sが駆動される4輪駆動型に構成されている。図2に示すように、ミッションケース7の左右両側に連結された筒状の後部横向き伝動ケース13の内部に横向き伝動軸14が備えられ、変速後の動力が横向き伝動軸14を介して左右両側の後輪4に伝達される。後部横向き伝動ケース13は、ミッションケース7すなわち車体フレームFに支持されている。
図2に示すように、左右の前輪3の左右中間部に、筒状の前部横向き伝動ケース15が備えられ、ミッションケース7からの動力が前後向きの中間軸16、横向き伝動ケース15内に備えられた差動機構(図示せず)と横向き伝動軸18とを介して左右の前輪3に伝達される。前部横向き伝動ケース15は、車体フレームFに対して中間軸16と同一軸芯である前後軸芯X周りでローリング(回動)自在に支持されている。
図3に示すように、前部横向き伝動ケース15の左右方向両側端部には支持部材としての縦向き伝動ケース19が接続されている。図6に示すように、縦向き伝動ケース19内には縦向き伝動軸20が備えられている。前部横向き伝動ケース15に備えられた横向き伝動軸18の軸端部と縦向き伝動軸20の上端部とが上側のベベルギア機構21を介して連動連結されている。縦向き伝動軸20の下端部と前輪3の回転軸3aとが下側のベベルギア機構22を介して連動連結されている。
そして、走行車輪Sは車体フレームFに対して縦向き伝動軸20の回転軸芯Y周りで向き変更可能に支持されている。縦向き伝動ケース19と縦向き伝動軸20を有する車輪の支持構造は、4個の走行車輪Sの夫々について同じ構成であるから、そのうちの1つである一方の前輪3の支持構造について、以下に説明する。
〔車輪支持構造〕
図6に示すように、前部横向き伝動ケース15の端部は、上側のベベルギア機構21を覆う状態で正面視で湾曲状に折れ曲がる形状となっており、下向きに開放する開口が形成されている。縦向き伝動ケース19の上端部に一体的に連結された上部接続体23が、開口を覆うように前部横向き伝動ケース15の端部に、縦向き伝動軸20の回転軸芯Y周りで回動可能に嵌合接続されている。縦向き伝動ケース19の下端部には、下側のベベルギア機構22を覆うとともに、前輪3の回転軸3aを支持するための車輪支持ケース24が連結されている。
図5に示すように、上部接続体23が嵌合接続されている状態で抜け外れるのを防止する抜け止め具25が備えられている。図5に示すように、抜け止め具25は、帯板状の部材からなり、一端部が上部接続体23の外周部にボルト連結され、他端部が前部横向き伝動ケース15の端部に形成された段差部26に係合して抜け外れを防止する。
図3,4に示すように、前部横向き伝動ケース15の前方に位置して前部横向き伝動ケース15に対して平行な姿勢で、ステアリング操作用の複動型の油圧シリンダ27(以下、ステアリングシリンダと称する)が備えられている。ステアリングシリンダ27のシリンダチューブ28がブラケット29を介して前部横向き伝動ケース15に連結されている。ステアリングシリンダ27のピストンロッド30がボールジョイント31を介してタイロッド32の一端部に連動連結され、タイロッド32の他端部がボールジョイント33を介して上部接続体23に設けられたナックルアーム34に連動連結されている。
ステアリングシリンダ27が作動することにより、ナックルアーム34と上部接続体23を介して、縦向き伝動ケース19、車輪支持ケース24及び前輪3の夫々が一体的に縦向き伝動軸20の回転軸芯Y周りで回動して、前輪3が向き変更操作される。ステアリングシリンダ27は、ステアリングハンドル10の操作に応じて切り換え操作されて、直進走行用の中立位置から左方向あるいは右方向に油圧によってスライド操作される。前部横向き伝動ケース15の端部の上部には、上部接続体23の回動角すなわち前輪3の回動角を検出する回動角検出装置35が備えられている。
ステアリングシリンダ27の作動によって、上部接続体23すなわち縦向き伝動ケース19及び前輪3が所定作動範囲内で回動することができる。上部接続体23の回動操作角が回動角検出装置35によって検出され、後述する制御装置80(図9参照)にフィードバックされて、ステアリングハンドル10の操作に対応する旋回角になるようにステアリングシリンダ27が制御される。尚、図9では、操向用の制御系については記載を省略している。
〔車高調節機構〕
縦向き伝動軸20及び縦向き伝動ケース19の夫々が、縦向き伝動軸20の軸芯方向に摺動しながら伸縮可能な内外二重構造に構成されている。図6,7に示すように、縦向き伝動ケース19は、外筒部材19Aと内筒部材19Bとを有し、それらが摺動しながら伸縮可能となるように構成されている。縦向き伝動ケース19は、外筒部材19Aが下側に位置し、内筒部材19Bが上側に位置する状態で備えられ、外筒部材19Aの下端部が車輪支持ケース24に一体的に連結され、内筒部材19Bの上端部が上部接続体23に一体的に連結されている。
縦向き伝動軸20は、筒軸20Aと、筒軸20Aの内部にスプライン嵌合して一体回転する状態を維持しながら軸芯方向にスライド可能な内軸20Bとを有している。内軸20Bの上端部が上側のベベルギア機構21に一体回転可能に連結されている。筒軸20Aの下端部が下側のベベルギア機構22に一体回転可能に連結されている。
縦向き伝動軸20及び縦向き伝動ケース19を、縦向き伝動軸20の回転軸芯Y方向に伸縮操作して、前輪3の車体フレームFに対する相対高さを複数段階に切り換え可能な油圧操作式の車高調節機構40が備えられている。図3に示すように、車高調節機構40に、縦向き伝動軸20の軸芯方向に沿って延びる油圧シリンダ41が備えられている。
油圧シリンダ41は、上部接続体23と車輪支持ケース24の下部に設けられた支持ブラケット42とに亘って設けられている。油圧シリンダ41のシリンダチューブ41Aの上端部が上部接続体23に一体的に連結され、油圧シリンダ41のピストンロッド41Bの下端部が車輪支持ケース24に連結されている。従って、上部接続体23と車輪支持ケース24とが、油圧シリンダ41を介して一体的に連結されており、ステアリングシリンダ27が作動すると、それらの部材が一体的に回動して、前輪3が旋回操作される。
油圧シリンダ41を伸縮操作することにより、図6に示すように最も伸長した状態と、図7に示すように最も縮退した状態とにわたり車高を長い範囲(例えば、数十cm程度)で変更調節することができる。縦向き伝動ケース19が最も伸長した状態において、外筒部材19Aと内筒部材19Bとが重なり合う重合部50の外周側がベース部材45により支持されている。このように、縦向き伝動ケース19が伸長することにより重合部50の上下幅が狭い場合であっても、ベース部材45によって外周側を支持することにより、支持強度の低下を防止している。
上部接続体23が回動可能に接続される横向き伝動ケース15の端部に、縦向き伝動ケース19の内部を回動可能に支持する支持ボス部51が、縦向き伝動ケース19の径方向内方側に位置して、回転軸芯Y方向に沿って下方に延びる状態で設けられている。すなわち、横向き伝動ケース15の端部において、ベアリング52を介して上部接続体23の内周側を回動可能に支持する支持ボス部51が、縦向き伝動軸20の軸芯方向に沿って一体的に下方に延びる状態で延長形成されている。支持ボス部51は、ベアリング53を介して内周側に位置する縦向き伝動軸20を回動可能に支持している。
支持ボス部51は、内筒部材19Bの上下方向の中間部よりも下方側に至るまで下方に長く延びる状態で設けられている。このように上下方向に長い支持ボス部51により内周側から縦向き伝動ケース19を支持することにより、縦向き伝動ケース19の支持強度の低下を防止している。
〔ストロークセンサ〕
油圧シリンダ41は、ストロークセンサ内蔵型であり、図8に示すように、シリンダチューブ内に長手方向に沿って延びる状態で操作量検出手段としてのストロークセンサ60が備えられている。このストロークセンサ60は、上部接続体23と車輪支持ケース24の下部に設けられた支持ブラケット42とに亘って設けられている。
油圧シリンダ41の伸縮操作に伴って相対移動する第1部材としての外筒62と、外筒62に摺動可能に内嵌される第2部材としての内筒63とを備えるとともに、外筒62及び内筒63の外方に臨む端部が閉塞されて、内部に閉塞空間が形成されたシリンダ構造の筒状摺動部材64が備えられている。筒状摺動部材64は、外筒62の上端部が上部接続体23に連結され、内筒63の下端部が支持ブラケット42に連結されている。
筒状摺動部材64の内部にストロークセンサ60が収納されている。ストロークセンサ60は、外筒62に一体的に移動する状態で備えられ且つ外周部に螺旋羽根65が一体的に形成されているスクリュー軸66と、内筒63に備えられ且つ内筒63と外筒62との相対移動に伴って螺旋羽根65に摺接作用してスクリュー軸66を回転するように案内する摺接部材67と、スクリュー軸66の回転数を検知可能な回転検出センサとしての電磁式のピックアップセンサ68とを有している。
スクリュー軸66は、外筒62の上側端部に設けられた支持部69により、軸芯方向に沿って一体的に移動する状態で、且つ、周方向に回動可能に支持されている。スクリュー軸66は内筒63の内部に沿って延設されている。内筒63の上側端部には、スクリュー軸66に外挿され且つ螺旋羽根65に摺接作用する摺接部材67が備えられている。スクリュー軸66において、摺接部材67よりも上側に延びる箇所に検出用ギア70が備えられている。外筒62には、検出用ギア70の外周部に対応する箇所に周知構成の電磁式のピックアップセンサ68が備えられている。ピックアップセンサ68は、例えば、農業機械やその他の装置に幅広く用いられており、回転数を的確に検出することができる。
油圧シリンダ41の伸縮操作に伴って外筒62と内筒63とが軸芯方向に相対移動すると、スクリュー軸66の螺旋羽根65が摺接部材67の摺接作用を受けて、移動量に相当する回転量だけスクリュー軸66が回転する。ピックアップセンサ68は、スクリュー軸66の回転に伴う検出用ギア70の歯が通過するときに発生する電流の波形に基づいてスクリュー軸66の回転数を検出することができる。そして、回転を開始してから停止するまでのスクリュー軸66の回転数をカウントすることにより、スクリュー軸66の軸芯方向の移動量(油圧シリンダ41の伸縮操作量)を求めることができる。
〔油圧回路構成〕
車高調整機構40は、4個の走行車輪Sの夫々に対応して4組備えられる。次に、4組の車高調整機構40に備えられる4個の油圧シリンダ41の作動を制御するための油圧回路構成について説明する。
図10に各油圧シリンダ41に対する油圧回路が示されている。エンジン5により駆動される油圧ポンプ72が備えられ、油圧ポンプ72からの作動油が分岐供給される4つの分岐路に各油圧シリンダ41に対して各別に作動油の供給状態を制御可能な油圧制御弁73が夫々備えられている。各油圧シリンダ41は複動型シリンダにて構成されている。
油圧制御弁73は、スプールを電磁操作力にてスライド操作させて、油圧シリンダ41を伸長操作する上昇位置、油圧シリンダ41を縮退操作する下降位置、及び、作動を停止する中立位置に切り換え可能である。油圧制御弁は、電磁操作力を変更することにより、伸長操作及び縮退操作の夫々において、油圧シリンダ41に供給する作動油流量を変更調整可能な電磁比例式の流量制御弁にて構成されている。
油圧制御弁73が上昇位置に切り換えられると、油圧制御弁73からの作動油がボトム側油室41aに供給され、ロッド側油室41bから作動油がドレンタンク74に排出されて、油圧シリンダ41が伸長操作される。油圧制御弁73が下降位置に切り換えられると、油圧制御弁73からの作動油がロッド側油室41bに供給され、ボトム側油室41aから作動油がドレンタンク74に排出されて、油圧シリンダ41が縮退操作される。
各油圧シリンダ41におけるボトム側油室41a及びロッド側油室41bの夫々に対してアキュムレータ75が備えられている。具体的には、アキュムレータ75は、油圧制御弁73から油圧シリンダ41におけるボトム側油室41aに作動油が供給されるボトム側の作動油供給路76、及び、油圧制御弁73から油圧シリンダ41におけるロッド側油室41bに作動油が供給されるロッド側の作動油供給路77の夫々に接続されている。従って、アキュムレータ75は、1個の油圧シリンダ41に対して2個ずつ合計8個備えられている。
アキュムレータ75は、油圧シリンダ41の油室に急な圧力上昇があると、余剰の作動油を吸入して蓄積するようにしたり、油室に急な圧力低下があると、蓄積していた作動油を排出させる等の動作により、例えば、走行車輪Sが地面の細かな凹凸によって上下振動する等の外的負荷に起因する急激な圧力変動を吸収することが可能である。その結果、アキュムレータ75による作動油の蓄積や排出により、地面の細かな凹凸に沿う油圧シリンダ41の相対的なストローク変動を許容して、車体の振動を阻止することができる。
ボトム側の作動油供給路76、及び、ロッド側の作動油供給路77の夫々に、内部圧力を計測可能な圧力センサ78が備えられている。これらの作動油供給路の内部圧力は油圧シリンダ41の油室の圧力と同じである。従って、圧力センサ78は、油圧シリンダ41の油室(ボトム側油室41aあるいはロッド側油室41b)の圧力を計測可能である。圧力センサ78は、アキュムレータ75と同様に、1個の油圧シリンダ41に対して2個ずつ合計8個備えられている。
ロッド側の作動油供給路77にはリリーフ弁79が接続されている。リリーフ弁79は、ロッド側の作動油供給路77(ロッド側の油室41b)の内部圧力が許容値を越えると、作動油をドレンタンク74に流すことにより、許容値以上の圧力になることを回避するようにしている。ロッド側の油室41bに作動油が供給されるのは、油圧シリンダ41が縮退する(車体が下降する)ときであり、車体が下降するように油圧シリンダ41を作動させているときに、車体重量による付勢力が加算されて油室の圧力が過大になるおそれがある。そのため、リリーフ弁79にて作動油を排出させることにより、圧力が過大になるのを回避することができる。
〔制御構成〕
次に、油圧シリンダ41の作動を制御するための制御構成について説明する。
図9に示すように、上述したような、4個の油圧制御弁73、4個のストロークセンサ60、及び、8個の圧力センサ78の他に、各油圧制御弁73の作動を制御する制御部としての制御装置80と、車体の姿勢変化状態を計測可能な慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)81とが備えられている。ストロークセンサ60、圧力センサ78、慣性計測装置81の検出情報が制御装置80に入力されている。制御装置80は、マイクロコンピュータを備えて構成され、種々の制御動作を実行可能である。
慣性計測装置81は、運動体の挙動を計測するために一般的に用いられるものであり、図示はしていないが、3軸のジャイロと3方向の加速度センサを有し、3次元の角速度と加速度を求めることができる。そして、この検出情報を積分する等の演算処理により、車体の変動状態、具体的には、車体の水平姿勢からの左右傾斜角や前後傾斜角等を求めることができる。従って、この慣性計測装置81は車体の傾斜状態を計測する傾斜センサとして機能する。
制御装置80は、車体の姿勢変動に対して油圧シリンダ41による車高調整によって車体が目標状態になるように各油圧制御弁73の作動を制御する。すなわち、制御装置80は、慣性計測装置81及び各ストロークセンサ60の検出結果に基づいて、車体を目標対地高さで且つ目標姿勢にするために必要とされる各油圧シリンダ41の目標圧力を求め、圧力センサ78の検出値が目標圧力となるように、油圧制御弁73の作動を制御する圧力調節制御を実行する。
制御装置80は、図11に示すように、慣性計測装置81の検出結果に基づいて、車体の水平姿勢からの左右傾斜角及び前後傾斜角を求め、その検出傾斜角の検出情報と、4個のストロークセンサ60の検出結果(検出ストローク量)との情報に基づいて、車両重心位置Gを目標位置(目標地上高)に制御するのに必要な油圧シリンダ41の力を操作圧に対応する値(第1操作圧)として求める(ステップ♯1)。次に、車両重心位置Gが目標位置にあるときの車体の姿勢(前後方向及び左右方向)を水平姿勢にするために必要な油圧シリンダ41の力(第2操作圧)を演算にて求める(ステップ♯2)。
この第1操作圧や第2操作圧は、油圧シリンダ41を作動すべき必要ストローク量を作動させるのに必要な力(推力)に相当するものである。そして、第1操作圧と第2操作圧とを加算し、且つ、その加算した値を、各走行車輪Sの路面との接触力に変換して目標操作圧として求め(ステップ♯3)、対応する圧力センサ78にて検出される圧力が目標操作圧に対応した圧力になるように、各油圧制御弁73の作動を制御する(ステップ♯4)。
このような目標操作圧を求めて油圧制御弁73を制御する処理は、車体の姿勢の変動に伴って設定単位時間毎に繰り返し行われるのであり、その結果、車体を目標対地高さで且つ目標姿勢に維持することが可能となる。
上記構成によれば、例えば、車体が走行する路面が傾斜地である場合、あるいは、畦を乗り越えて作業地に進入する場合、作業地から畦を乗り越えて畦道に出ていくような場合等において、上記したような圧力調整制御を実行することにより、車体を目標対地高さで且つ目標姿勢に維持することが可能である。
そして、車体が走行する路面が大まかには平坦な面であっても小さな凹凸が存在しているような場合においては、アキュムレータ75の作用によって、走行車輪Sの相対的な上下動を許容することで車体の振動を抑制して、車体の姿勢を目標姿勢に維持することが可能となる。
又、制御装置80が、圧力センサ78の検出値に基づいて、油圧制御弁73の作動を制御する圧力調節制御を実行するものであるから、アキュムレータ75の作用による走行車輪Sの相対的な上下動があっても、そのことによって、制御動作中にハンチングが発生するおそれが少なく円滑な姿勢制御を行える。
上記構成の乗用形作業車では、車体の地上高を広い範囲で上下移動させることが可能である。例えば、図12(a),(b)に示すように、4本の油圧シリンダ41を夫々短くした低姿勢状態と、4本の油圧シリンダ41を夫々長くした高姿勢状態とに切り換え可能である。従って、作物を跨いで作業する場合、作物が背低のときは、低姿勢状態に切り換えて、低い位置で薬剤散布できる。作物が成長して背高のときは、高姿勢状態に切り換えることで、作物を傷めることがない。又、図12(c)に示すように、路面が左右方向に大きく傾斜している状態で、その傾斜面に沿って作業走行する場合には、傾斜下方側の油圧シリンダ41を長く伸長させ、傾斜上方側の油圧シリンダ41を短くすることで、車体を水平姿勢あるいは水平姿勢に近づいた姿勢で走行することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明に係る作業車の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態では、制御装置80の構成が第1実施形態と異なるが、他の構成は第1実施形態と同じである。以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。
この実施形態では、制御装置80は、慣性計測装置81(傾斜センサ)及びストロークセンサ60の検出結果に基づいて、車体を目標対地高さで且つ目標姿勢にするための油圧シリンダ41の目標作動量を求め、ストロークセンサ60の検出値が目標作動量になるように、油圧制御弁73の作動を制御する車高姿勢制御を実行し、且つ、車高姿勢制御を実行しているときに、圧力センサ78にて計測される圧力の変動に応じて目標作動量を補正する補正処理を実行する。
制御装置80は、図13に示すように、慣性計測装置81の検出結果に基づいて、車体の水平姿勢からの左右傾斜角及び前後傾斜角を求め、その検出傾斜角の検出情報と、4個のストロークセンサ60の検出結果(検出ストローク量)との情報に基づいて、路面傾斜具合を求める(ステップ♯11)。次に、車体を水平姿勢にし、且つ、車両重心位置を目標高さにするのに必要な目標ストローク量を求め(ステップ♯12)、油圧シリンダ41の実ストローク量が目標ストローク量になるように油圧制御弁73の作動を制御する(ステップ♯13)。この制御が車高姿勢制御に対応する。
具体的には、実ストローク量と目標ストローク量との偏差に応じて、偏差が大きいほど作動速度が大になるように、油圧シリンダに対する作動油流量に設定して、油圧制御弁の作動を制御する。又、実際の作動にあたっては、目標ストローク量に対して所定範囲の不感帯が設定されている。これにより、操作すべき伸縮量が大きく素早く操作された場合であっても、オーバーシュート等が発生してハンチング動作が生じないようにしている。尚、偏差が小さくなると操作すべき伸縮量は小さくなるので、目標ストローク量に次第に収束していく。
そして、車高姿勢制御を実行しているときに、圧力センサ78の検出結果により、いずれかの油圧シリンダ41に加わる外力を求める(ステップ♯14)。走行路面に大きめの凸部や凹部が存在しており、いずれかの走行車輪が凸部に乗り上げると、接地圧が増大して油圧シリンダ41の油室の圧力が、他の油圧シリンダ41よりも高くなる。凹部に入り込むと、それとは逆に、接地圧が減少して油圧シリンダ41の油室の圧力が低くなる。
そこで、このような外力を加味して、圧力が変化した油圧シリンダ41に対する目標ストローク量を補正する(ステップ♯15)。この処理が補正処理に対応する。例えば、圧力が高まると、目標ストローク量を短めに補正し、圧力が低下すると、目標ストローク量を長めに補正する。そして、このように補正した目標ストローク量になるように、油圧シリンダ41を作動させるべく油圧制御弁73の作動を制御する(ステップ♯16)。
このような制御により、路面の凹凸にかかわらず、4個の走行車輪Sが地面に沿わせて接地する状態で走行させることができ、スリップしたり、他の走行車輪Sが地面から浮き上がって空回りする等の不利を回避できる。
〔第3実施形態〕
次に、本発明に係る作業車の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
この実施形態では、制御装置80の構成が第1実施形態と異なるが、他の構成は第1実施形態と同じである。以下、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、同じ構成については説明を省略する。
この実施形態では、制御装置80は、図14に示すように、慣性計測装置81の検出結果に基づいて、車体の水平姿勢からの左右傾斜角及び前後傾斜角を求め、その検出傾斜角の検出情報と、4個のストロークセンサの検出結果(検出ストローク量)との情報に基づいて、路面傾斜具合を求める(ステップ♯21)。次に、車体を水平姿勢にし、且つ、車両重心位置を目標高さにするのに必要な目標ストローク量を求め(ステップ♯22)、油圧シリンダ41の実ストローク量が目標ストローク量になるように油圧制御弁73の作動を制御する(ステップ♯23)。この制御が車高姿勢制御に対応しており、第2実施形態で説明したのと同様な制御が行われる。
この実施形態では、車体の傾斜情報とストローク量の情報のみに基づいて、車高姿勢制御を実行するのであり、この実施形態では、圧力センサ78が不要であり、制御構成が簡素になり、低コスト化が図れる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、各油圧シリンダ41におけるボトム側油室41a及びロッド側油室41bの夫々に対してアキュムレータ75が備えられる構成としたが、この構成に代えて、ボトム側油室41a及びロッド側油室41bのいずれか一方に備える構成としてもよく、このようなアキュムレータ75を備えない構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、圧力センサ78が、各油圧シリンダ41におけるボトム側油室41a及びロッド側油室41bの夫々に対して備えられる構成としたが、この構成に代えて、ボトム側油室41a及びロッド側油室41bのいずれか一方に備えられる構成としてもよい。
(3)上記実施形態では、ストロークセンサ60が、油圧シリンダ41に内装される構成としたが、この構成に代えて、油圧シリンダ41の外部に別途備えられる構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、傾斜センサとして慣性計測装置(IMU)を用いるようにしたが、この構成に代えて、重錘式の傾斜センサや液面検知式の傾斜センサ等の各種の形式の傾斜センサを用いることができる。
(5)上記実施形態では、作業装置として走行車体の後部に薬剤散布装置2が備えられる構成としたが、作業装置としては施肥装置や他の種類の作業装置を備える構成としてもよい。又、作業装置が走行車体において前輪3と後輪4との前後中間位置に位置する状態で備えられる構成としてもよい。
本発明は、複数の走行車輪を備えた作業車に適用できる。
9 運転座席
10 ステアリングハンドル(操作部材)
19 支持部材
40 車高調節機構
41 油圧シリンダ
41a ボトム側油室
41b ロッド側油室
60 ストロークセンサ
73 油圧制御弁
75 アキュムレータ
78 圧力センサ
80 制御装置(制御部)
81 慣性計測装置(傾斜センサ)
F 車体フレーム
S 走行車輪

Claims (5)

  1. 複数の走行車輪が伸縮可能な筒状の支持部材を介して車体フレームに支持され、
    油圧シリンダにより前記支持部材を伸縮操作して前記走行車輪の前記車体フレームに対する相対高さを所定長さ範囲内で切り換え可能な油圧操作式の車高調節機構が、複数の前記走行車輪の夫々に対して備えられ、
    複数の前記油圧シリンダに対して各別に作動油の供給状態を制御可能な油圧制御弁と、
    車体の姿勢変動に対して前記油圧シリンダによる車高調整によって車体が目標状態になるように前記油圧制御弁の作動を制御する制御部と、
    複数の前記油圧シリンダ夫々の油室に接続される複数のアキュムレータと、
    車体の傾斜角を計測する傾斜センサと、
    複数の前記油圧シリンダの夫々の伸縮操作量を計測する複数のストロークセンサと、が備えられている作業車。
  2. 複数の走行車輪が伸縮可能な筒状の支持部材を介して車体フレームに支持され、
    油圧シリンダにより前記支持部材を伸縮操作して前記走行車輪の前記車体フレームに対する相対高さを所定長さ範囲内で切り換え可能な油圧操作式の車高調節機構が、複数の前記走行車輪の夫々に対して備えられ、
    複数の前記油圧シリンダに対して各別に作動油の供給状態を制御可能な油圧制御弁と、
    車体の姿勢変動に対して前記油圧シリンダによる車高調整によって車体が目標状態になるように前記油圧制御弁の作動を制御する制御部と、
    車体の傾斜角を計測する傾斜センサと、
    複数の前記油圧シリンダの夫々の伸縮操作量を計測する複数のストロークセンサと、が備えられている作業車。
  3. 複数の前記油圧シリンダ夫々の油室の圧力を計測する圧力センサが備えられている請求項1又は2に記載の作業車。
  4. 前記油圧シリンダが複動型シリンダにて構成され、
    前記アキュムレータが前記油圧シリンダにおけるボトム側油室及びロッド側油室の夫々に対して各別に備えられ、
    前記油圧制御弁が、前記油圧シリンダに対する作動油の供給流量を変更調節可能な流量制御弁にて構成されている請求項1に記載の作業車。
  5. 運転者が着座する運転座席と、前記運転座席の前方に配置された操作部材とを備えている請求項1から4のいずれか1項に記載の作業車。
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