JP7070488B2 - 工作機械、決定方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像信号の振幅の増幅率を決定する工作機械、決定方法及びコンピュータプログラムに関する。
加工対象であるワークに機械加工を施す工作機械が普及している。特許文献1が開示している工作機械では、内部で機械加工を行う機械本体に、信号出力機及び表示機が固定してある。信号出力機及び表示機は、機械本体を介して対向している。信号出力機は画像信号を表示機に出力する。表示機は、信号出力機が出力した画像信号に基づく画像を表示する。これにより、表示機は、種々の情報を作業者に通知する。
特開2016-49575号公報
特許文献1が開示しているような従来の工作機械では、伝送線が信号出力機及び表示機を接続している。信号出力機は、伝送線を介して、画像信号を表示機に出力する。画像信号が伝送線を伝送した場合、画像信号の振幅は減衰する。このため、工作機械では、画像信号の振幅を増幅する増幅器が設けてある。表示機は、増幅器が増幅した画像信号に基づく画像を表示する。
製造者は、機械本体の幅、即ち、信号出力機及び表示機間の距離が異なる種々の工作機械を製造する。機械本体の幅に応じて伝送線の長さは異なる。伝送線が長い程、画像信号の振幅は大きく減衰する。このため、伝送線の長さに無関係に増幅器が行う増幅の増幅率が一定である場合、問題が発生する可能性がある。機械本体の幅が大きい場合、画像信号の振幅が小さいため、表示機が画像信号を読み取ることができない可能性がある。機械本体の幅が小さい場合、振幅が、表示機に入力することができる振幅を超えている画像信号が表示機に入る可能性がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像信号の振幅に係る増幅率を適切に決定することができる工作機械、決定方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係る工作機械は、画像信号を出力する信号出力機と、前記信号出力機が出力した画像信号に基づく画像を表示する表示機とが、内部で機械加工を行う機械本体の外側に固定してある工作機械において、前記信号出力機及び表示機を接続し、前記画像信号が伝送する伝送線と、前記画像信号の振幅を増幅する増幅器と、前記伝送線の長さを示す長さ情報を記憶している記憶部と、前記記憶部が記憶している長さ情報に基づいて、前記増幅器が行う増幅の増幅率を決定する決定部とを備える。
本発明に係る工作機械では、前記増幅器の数は2以上であり、前記信号出力機及び表示機夫々は、前記増幅器を有し、前記決定部は、前記信号出力機及び表示機夫々が有する前記増幅器が行う増幅の増幅率を決定する。
本発明に係る工作機械では、前記信号出力機は、前記記憶部及び決定部と、前記決定部が決定した増幅率を示す増幅率信号を送信する送信部とを有し、前記表示機は、前記増幅器と、前記送信部が送信した増幅率信号を受信する受信部と、前記表示機の前記増幅器が行う増幅の増幅率を、前記受信部が受信した増幅率信号が示す増幅率に設定する設定部とを有する。
本発明に係る決定方法では、コンピュータが、画像信号を出力する信号出力機と、前記信号出力機が出力した画像信号に基づく画像を表示する表示機とが、内部で機械加工を行う機械本体の外側に固定してあり、かつ、前記画像信号を伝送する伝送線が前記信号出力機及び表示機を接続する工作機械における前記伝送線の長さを示す長さ情報を取得し、取得した長さ情報に基づいて、増幅器が行う前記画像信号の振幅の増幅に係る増幅率を決定する。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、画像信号を出力する信号出力機と、前記信号出力機が出力した画像信号に基づく画像を表示する表示機とが、内部で機械加工を行う機械本体の外側に固定してあり、かつ、前記画像信号を伝送する伝送線が前記信号出力機及び表示機を接続する工作機械における前記伝送線の長さを示す長さ情報を取得し、取得した長さ情報に基づいて、増幅器が行う前記画像信号の振幅の増幅に係る増幅率を決定する処理を実行させる。
本発明に係る工作機械、決定方法及びコンピュータプログラムにあっては、信号出力機、表示機等が、伝送線の長さを示す長さ情報に基づいて、増幅器が行う増幅の増幅率を適切に決定する。伝送線が長い場合、増幅率は大きく。伝送線が短い程、増幅率は小さい。製造者は、伝送線の長さを示す長さ情報を記憶部に書き込む。これにより、増幅器は、適切な増幅率で画像信号の振幅を増幅する。
本発明に係る工作機械にあっては、信号出力機、表示機等は、信号出力機及び表示機が有する2つの増幅器が行う増幅の増幅率を、伝送線の長さを示す長さ情報に基づいて適切に決定する。
本発明に係る工作機械にあっては、信号出力機は、表示機の増幅器が行う増幅の増幅率を長さ情報に基づいて決定し、決定した増幅率を示す増幅率信号を、通信線を介して、表示機に送信する。表示機は、増幅器が行う増幅の増幅率を、受信した増幅率信号が示す増幅率に設定する。
本発明にあっては、画像信号の振幅に係る増幅率を適切に決定することができる。
実施の形態1における工作機械の斜視図である。 工作機械の側面の概略図である。 制御盤及び操作盤の要部構成を示すブロック図である。 増幅率テーブルを示す図表である。 制御盤及び操作盤が行う処理の手順を示すフローチャートである。 工作機械の効果の説明図である。 実施の形態2における制御盤及び操作盤の要部構成を示すブロック図である。 増幅率テーブルを示す図表である。 制御盤及び操作盤が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3における制御盤及び操作盤の要部構成を示すブロック図である。 制御盤が行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4における制御盤及び操作盤が行う処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。実施の形態の具体例として工作機械を説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における工作機械1の斜視図である。工作機械1は、直方体状の機械本体10を有する。機械本体10の内部には、図示しない空間がある。作業者は、加工対象であるワークを、機械本体10の内部にある空間に配置する。機械本体10は、空間内に工具を有している。機械本体10は、内部で工具を用いてワークに機械加工を施す。機械加工は、フライス削り、穴あけ、切削等である。
工作機械1では、機械本体10の外側に制御盤11及び操作盤12が固定してある。制御盤11は、操作盤12に、種々の画像の画像信号を出力する。画像信号は、HDMI(登録商標)(High-Definition Multimedia Interface)、DVI(Digital Visual Interface)等の規格に準拠したパルス状の電気信号である。制御盤11は、作業者に操作を促す画像、例えば、機械加工を行うために必要な設定値を示す画像の画像信号を出力する。操作盤12は、表示部20を有する。操作盤12は、制御盤11が出力した画像信号に基づく画像を表示部20に表示する。制御盤11及び操作盤12夫々は、信号出力機及び表示機として機能する。
操作盤12は、ボタン、スイッチ、タッチパネル等の操作部21を更に有する。作業者は、表示部20が表示している画像を見ながら、操作部21を操作する。操作盤12は、作業者が操作部21で行った操作の内容を示す操作信号を制御盤11に出力する。制御盤11は、操作盤12が出力した操作信号が示す操作の内容に基づいて、機械加工の内容を示す制御信号を生成し、生成した制御信号を機械本体10に出力する。
機械本体10は、制御盤11が出力した制御信号の内容に従ってワークに機械加工を施し、ワークの状態を示す状態情報を制御盤11に出力する。制御盤11は、例えば、機械本体10が出力した状態情報が特定の状態を示す場合、警告を示す画像の画像信号を操作盤12に出力する。この場合、操作盤12は、制御盤11が出力した画像信号に基づく画像、即ち、警告を示す画像を表示部20に表示する。
制御盤11は、操作盤12が出力した操作信号が示す操作の内容に基づいて更新した設定値を示す画像の画像信号を操作盤12に出力する。これにより、操作盤12の表示部20は、更新した設定値を示す画像を表示する。作業者は、表示部20が改めて表示した画像を見ながら、操作部21を操作する。
図2は、工作機械1の側面の概略図である。前述したように、制御盤11及び操作盤12は、機械本体10を介して対向している。工作機械1は、更に、画像信号が伝送する伝送線Lgを有する。伝送線Lgは、例えば、ケーブルであり、機械本体10内を通過している。伝送線Lgは制御盤11及び操作盤12を接続している。工作機械1は、更に、通信線Lcを有する。通信線Lcは、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルであり、機械本体10内を通過している。通信線Lcも制御盤11及び操作盤12を接続している。操作信号は通信線Lcを伝送する。
なお、伝送線Lgは機械本体10内を通過していなくてもよい。この場合、伝送線Lgは機械本体10の外側に位置する。同様に、通信線Lcは機械本体10内を通過していなくてもよい。この場合、通信線Lcは機械本体10の外側に位置する。
画像信号が伝送線Lgを伝送した場合、画像信号の振幅は減衰する。伝送線Lgの長さが長い程、画像信号の振幅は大きく減衰する。製造者は、機械本体10の幅、即ち、制御盤11及び操作盤12間の距離が異なる種々の工作機械1を製造する。制御盤11及び操作盤12間の距離が長い程、伝送線Lgの距離は長い。
図3は、制御盤11及び操作盤12の要部構成を示すブロック図である。制御盤11は、入出力部30、信号出力部31、通信部32、記憶部33及び動作制御部34を有する。これらは、内部バス35に接続している。入出力部30は、更に、機械本体10に接続している。信号出力部31は、更に、伝送線Lgの一端に接続している。通信部32は、更に、通信線Lcの一端に接続している。前述したように、伝送線Lg及び通信線Lcの他端は、操作盤12に接続している。入出力部30、信号出力部31、通信部32、記憶部33及び動作制御部34夫々は基板に設けてあってもよい。
入出力部30は、動作制御部34の指示に従って、機械加工の内容を示す制御信号を機械本体10に出力する。前述したように、機械本体10は、制御信号が示す内容に従ってワークに機械加工を施す。機械本体10は、入出力部30に、ワークの状態を示す状態情報を出力する。
信号出力部31は、動作制御部34の指示に従って、伝送線Lgを介して、画像信号を操作盤12に出力する。前述したように、操作盤12の表示部20は、制御盤11の信号出力部31が出力した画像信号に基づく画像を表示する。
通信部32は、動作制御部34の指示に従って、通信線Lcを介して信号を操作盤12に送信する。通信部32は、操作盤12から通信線Lcを介して操作信号を受信する。
記憶部33は、マスクROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部33は、コンピュータプログラムPm、長さ情報B及び増幅率テーブルTを記憶している。長さ情報Bは伝送線Lgの長さを示す。長さ情報Bは、伝送線Lgの長さを直接に示す情報に限定されない。前述したように、機械本体10の幅、即ち、制御盤11及び操作盤12間の距離が長い程、伝送線Lgは長い。この場合、長さ情報Bは、機械本体10の幅を示す情報、例えば、機械本体10の型番を示す情報であってもよい。
後述するように、操作盤12は、制御盤11の信号出力部31が伝送線Lgを介して出力した画像信号の振幅を増幅する。増幅率テーブルTは、伝送線Lgの長さ、及び、画像信号の振幅の増幅率の関係を示す。
図4は増幅率テーブルTを示す図表である。増幅率テーブルTは、長さフィールド及び増幅率フィールドを有する。増幅率テーブルTは、長さフィールドにおいて、種々の伝送線Lgの長さを示す。図4の例では、増幅率テーブルTは、長さフィールドにおいて、5m、7m、10m等を示す。増幅率テーブルTは、長さフィールドにおいて示された各長さに対応する増幅率を、増幅率フィールドにおいて示す。図4の例では、5m、7m及び10m夫々は、2.0倍、2.5倍及び3.0倍に対応する。増幅率は、伝送線Lgの長さが長い程、大きい。
図3に示す動作制御部34は、処理素子、例えばCPU(Central Processing Unit)を有する。動作制御部34の処理素子(コンピュータ)は、コンピュータプログラムPmを実行することによって、制御信号出力処理及び画像信号出力処理を並行して実行する。
制御信号出力処理では、動作制御部34は、通信部32が受信した操作信号が示す操作の内容に基づいて、機械加工の内容を示す制御信号を生成する。次に、動作制御部34は、生成した制御信号の出力を信号出力部31に指示し、制御信号出力処理を終了する。前述したように、信号出力部31は、動作制御部34の指示に従って制御信号を機械本体10に出力する。機械本体10は、信号出力部31が出力した制御信号の内容に従ってワークに機械加工を施す。
画像信号出力処理は、伝送線Lgを介して、画像信号を操作盤12に出力する処理である。この処理では、動作制御部34は、画像信号の振幅の増幅率を決定し、決定した増幅率を示す増幅率信号の送信を通信部32に指示する。通信部32は、動作制御部34の指示に従って、通信線Lcを介して、増幅率信号を操作盤12に送信する。画像信号出力処理については後述する(図5参照)。
なお、コンピュータプログラムPmの提供者は、コンピュータプログラムPmを読み取り可能に記録している非一時的な記憶媒体Amを用いて、コンピュータプログラムPmを制御盤11に提供してもよい。記憶媒体Amは、例えば、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、マイクロSDカード又はコンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬型メモリである。この場合、動作制御部34は、図示しない読取装置を用いて記憶媒体AmからコンピュータプログラムPmを読み取り、読み取ったコンピュータプログラムPmを記憶部33に書き込む。更に、制御盤11が外部装置と通信する図示しない通信部を備える場合、コンピュータプログラムPmの提供者は、通信部を介した通信によって、制御盤11に提供してもよい。この場合、動作制御部34は、通信部を通じてコンピュータプログラムPmを取得し、取得したコンピュータプログラムPmを記憶部33に書き込む。
操作盤12は、表示部20及び操作部21に加えて、イコライザ22、通信部23、記憶部24及び操作側制御部25を有する。表示部20、操作部21、イコライザ22、通信部23、記憶部24及び操作側制御部25は内部バス26に接続されている。イコライザ22は、更に、表示部20及び伝送線Lgの他端に接続している。通信部23は、更に、通信線Lcの他端に接続している。通信部23、記憶部24及び操作側制御部25夫々はFPGA(field-programmable gate array)に設けてあってもよい。
制御盤11の信号出力部31は、伝送線Lgを介して、イコライザ22に画像信号を出力する。イコライザ22は、信号出力部31が伝送線Lgを介して出力した画像信号に信号処理を施し、信号処理を施した画像信号を表示部20に出力する。信号処理では、イコライザ22は、伝送線Lgを伝送することによって変化した画像信号の形状を復元し、画像信号の振幅を増幅する。操作側制御部25は、イコライザ22において、振幅の増幅率を設定する。イコライザ22は、信号出力部31が伝送線Lgを介して出力した画像信号の振幅を、操作側制御部25が設定した増幅率で増幅する。イコライザ22は増幅器として機能する。
表示部20は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)であり、イコライザ22が出力した画像信号に基づく画像を表示する。
前述したように、作業者は操作部21を操作する。操作部21は、作業者が行った操作の内容を操作側制御部25に通知する。
通信部23は、操作側制御部25の指示に従って、操作部21において作業者が行った操作の内容を示す操作信号を、通信線Lcを介して制御盤11の通信部32に送信する。
記憶部24は、マスクROM、EEPROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。記憶部24はコンピュータプログラムPdを記憶している。操作側制御部25は、処理素子、例えばCPUを有する。操作側制御部25の処理素子(コンピュータ)は、コンピュータプログラムPdを実行することによって、操作信号出力処理及び増幅率設定処理を並行して実行する。
操作側制御部25は、作業者が操作部21を操作する都度、操作信号出力処理を実行する。操作信号出力処理では、操作側制御部25は、操作部21において操作側制御部25が操作した内容を示す操作信号の送信を通信部23に指示し、操作信号出力処理を終了する。前述したように、通信部23は、操作側制御部25の指示に従って、操作信号を、通信線Lcを介して制御盤11の通信部32に送信する。
増幅率設定処理では、通信部23が制御盤11の通信部32から増幅率信号を受信した場合、操作側制御部25は、イコライザ22の増幅率を、通信部23が受信した増幅率信号が示す増幅率に設定する。増幅率設定処理については後述する(図5参照)。
なお、コンピュータプログラムPdの提供者は、コンピュータプログラムPdを読み取り可能に記録している非一時的な記憶媒体Adを用いて、コンピュータプログラムPdを操作盤12に提供してもよい。記憶媒体Adは、例えば、CD-ROM、USBメモリ、SDカード、マイクロSDカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬型メモリである。この場合、操作側制御部25は、図示しない読取装置を用いて記憶媒体AdからコンピュータプログラムPdを読み取り、読み取ったコンピュータプログラムPdを記憶部24に書き込む。更に、操作盤12が外部装置と通信する図示しない通信部を備える場合、コンピュータプログラムPdの提供者は、通信部を介した通信によって、操作盤12に提供してもよい。この場合、操作側制御部25は、通信部を通じてコンピュータプログラムPdを取得し、取得したコンピュータプログラムPdを記憶部24に書き込む。
図5は、制御盤11及び操作盤12が行う処理の手順を示すフローチャートである。図5は、制御盤11の動作制御部34が行う画像信号出力処理、及び、操作盤12の操作側制御部25が行う増幅率設定処理を示す。動作制御部34及び操作側制御部25夫々は、画像信号出力処理及び増幅率設定処理を繰り返し実行する。
画像信号出力処理において、動作制御部34は、画像信号を出力するか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1では、動作制御部34は、例えば、機械本体10が入出力部30に出力した状態情報が示すワークの状態に基づいて、操作盤12の表示部20に警告等の画像を表示する必要がある場合、又は、通信部32が受信した操作信号が示す操作の内容に基づいて更新した設定値を示す画像を表示する必要がある場合、画像信号を出力すると判定する。動作制御部34は、画像信号を出力しないと判定した場合(S1:NO)、ステップS1を再び実行し、画像信号の出力が必要となるまで待機する。
動作制御部34は、画像信号を出力すると判定した場合(S1:YES)、記憶部33から長さ情報Bを取得し(ステップS2)、取得した長さ情報Bが示す伝送線Lgの長さに基づいて、イコライザ22が行う増幅の増幅率を決定する(ステップS3)。ステップS3では、動作制御部34は、イコライザ22が行う増幅の増幅率を、増幅率テーブルTにおいて、長さ情報Bが示す長さに対応する増幅率に決定する。図4の例では、長さ情報Bが伝送線Lgの長さとして10mを示す場合、動作制御部34は、イコライザ22が行う増幅の増幅率を3.0倍に決定する。動作制御部34は決定部として機能する。
なお、増幅率を決定する構成は、増幅率テーブルTを用いた構成に限定されない。例えば、動作制御部34は、伝送線Lgの長さが変数である数式を用いて増幅率を決定してもよい。この場合、動作制御部34は、数式に長さ情報Bが示す長さを代入し、増幅率を算出する。動作制御部34は、イコライザ22が行う増幅の増幅率を、算出した増幅率に決定する。
次に、動作制御部34は、ステップS3で決定した増幅率を示す増幅率信号の送信を通信部32に指示する(ステップS4)。これにより、通信部32は、通信線Lcを介して、動作制御部34がステップS3で決定した増幅率を示す増幅率信号を操作盤12の通信部23に送信する。通信部32は送信部として機能する。
操作盤12の通信部23は、通信部32が通信線Lcを介して送信した増幅率信号を受信する。通信部23は受信部として機能する。
増幅率設定処理において、操作側制御部25は、通信部23が制御盤11の通信部32から増幅率信号を受信したか否かを判定する(ステップS11)。操作側制御部25は、通信部23が増幅率信号を受信していないと判定した場合(S11:NO)、再び、ステップS11を実行し、通信部23が増幅率信号を受信するまで待機する。
操作側制御部25は、通信部23が増幅率信号を受信したと判定した場合(S11:YES)、イコライザ22において、画像信号の振幅の増幅率を、通信部23が受信した増幅率信号が示す増幅率、即ち、制御盤11の動作制御部34がステップS3で決定した増幅率に設定する(ステップS12)。操作側制御部25は、ステップS12を実行した後、増幅率設定処理を終了し、再び、ステップS11を実行する。操作側制御部25は設定部として機能する。
画像信号出力処理では、制御盤11の動作制御部34は、ステップS4を実行した後、画像信号の出力を信号出力部31に指示する(ステップS5)。前述したように、信号出力部31は、動作制御部34の指示に従って、伝送線Lgを介して、操作盤12のイコライザ22に画像信号を出力する。
前述したように、イコライザ22は、信号出力部31が伝送線Lgを介してイコライザ22に出力した画像信号に信号処理を施す。ここで、イコライザ22は、増幅率設定処理のステップS12において、操作側制御部25が設定した増幅率で、画像信号の振幅を増幅する。イコライザ22は、信号処理を施した画像信号を表示部20に出力する。表示部20は、イコライザ22が出力した画像信号の画像を表示する。
動作制御部34は、ステップS5を実行した後、画像信号出力処理を終了し、再び、ステップS1を実行する。
図6は工作機械1の効果の説明図である。図6は、伝送線Lgを伝送する前の画像信号、伝送線Lgを伝送した後の画像信号、及び、イコライザ22が出力する画像信号の波形を示す。3つの波形について、縦軸及び横軸のスケールは同じである。図6に示すように、画像信号が伝送線Lgを伝送した場合、画像信号の振幅は減衰する。イコライザ22は、振幅が減衰した画像信号の振幅を、画像信号出力処理で動作制御部34が決定した増幅率で増幅する。これにより、イコライザ22は、振幅が適切である画像信号を表示部20に出力する。表示部20は、画像信号に基づく画像を正しく表示する。
画像信号が伝送線Lgを伝送した場合、画像信号の形状はパルス状から変化する。しかしながら、説明を簡単にするため、図6は、画像信号の形状の変化を示していない。前述したように、イコライザ22は画像信号の形状を復元する。
以上のように、制御盤11の動作制御部34は、長さ情報Bに基づいて、イコライザ22が行う増幅の増幅率を適切に決定する。工作機械1の製造者は、例えば、制御盤11及び操作盤12を機械本体10の外側に固定した後、長さ情報Bを記憶部33に書き込む。これにより、イコライザ22は、適切な増幅率で画像信号の振幅を増幅する。
別の形態として、制御盤11の動作制御部34ではなく、操作盤12の操作側制御部25が、イコライザ22が行う増幅の増幅率を決定してもよい。この場合、操作側制御部25が決定部として機能する。例えば、制御盤11aの通信部32は、長さ情報Bを、操作盤12の通信部23に送信する。操作側制御部25は、通信部23が受信した長さ情報Bを取得し、取得した長さ情報Bに基づいて増幅率を決定し、イコライザ22が行う増幅の増幅率を、決定した増幅率に設定する。
なお、記憶部24が増幅率テーブルTを記憶していてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1において、画像信号の振幅を増幅する増幅器の数は1である。しかしながら、画像信号の振幅を増幅する増幅器の数は1に限定されない。
以下では、実施の形態2について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成は、実施の形態1と共通している。このため、実施の形態1と共通する構成部には実施の形態1と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図7は、実施の形態2における制御盤11a及び操作盤12の要部構成を示すブロック図である。実施の形態2における工作機械1は、制御盤11の代わりに制御盤11aを有する。制御盤11aは、実施の形態1における制御盤11が有する構成部に加えて、プリエンファシス40を有する。入出力部30、通信部32、記憶部33及び動作制御部34の接続は実施の形態1と同様である。制御盤11aは、制御盤11と同様に信号出力機として機能する。プリエンファシス40も基板に設けてあってもよい。
信号出力部31及びプリエンファシス40夫々は、内部バス35に接続している。信号出力部31は、更に、プリエンファシス40に直接に接続している。プリエンファシス40は、更に、伝送線Lgの一端に接続している。
信号出力部31は、動作制御部34の指示に従って、プリエンファシス40に画像信号を出力する。プリエンファシス40は、信号出力部31が出力した画像信号の振幅を増幅し、振幅を増幅した画像信号を、伝送線Lgを介して、画像信号を操作盤12のイコライザ22に出力する。イコライザ22は、プリエンファシス40が出力した画像信号に、実施の形態1と同様の信号処理を施し、信号処理を施した画像信号を表示部20に出力する。表示部20は、イコライザ22が出力した画像信号の画像を表示する。
動作制御部34は、プリエンファシス40において、振幅の増幅率を設定する。プリエンファシス40は、画像信号の振幅を、動作制御部34が設定した増幅率で増幅する。実施の形態1で述べたように、イコライザ22は、操作側制御部25が設定した増幅率で、画像信号の振幅を増幅する。実施の形態2においては、プリエンファシス40及びイコライザ22が、画像信号の振幅を増幅する増幅器として機能する。増幅器の数は2である。
制御盤11aの記憶部33は、増幅率テーブルTの代わりに、増幅率テーブルTaを記憶している。
図8は、増幅率テーブルTaを示す図表である。図8は図4に対応する。増幅率テーブルTaは、長さフィールド、プリエンファシス40の増幅率フィールド及びイコライザ22の増幅率フィールドを有する。増幅率テーブルTaは、長さフィールドにおいて、実施の形態1と同様に、種々の伝送線Lgの長さを示す。
増幅率テーブルTaは、長さフィールドにおいて示された各長さに対応するプリエンファシス40及びイコライザ22の増幅率を、プリエンファシス40及びイコライザ22の増幅率フィールドにおいて示す。図8の例では、長さが5mである場合、プリエンファシス40の増幅率は1.2倍であり、イコライザ22の増幅率は1.8倍である。プリエンファシス40及びイコライザ22の増幅率の積は、伝送線Lgの長さが長い程、大きい。
図9は、制御盤11a及び操作盤12が行う処理の手順を示すフローチャートである。図9は図5に対応する。図9は、制御盤11aの動作制御部34が行う画像信号出力処理、及び、操作盤12の操作側制御部25が行う増幅率設定処理を示す。動作制御部34及び操作側制御部25夫々は、画像信号出力処理及び増幅率設定処理を繰り返し実行する。
実施の形態2における画像信号出力処理のステップの一部は、実施の形態1における画像信号出力処理のステップと同様である。このため、実施の形態1における画像出力処理のステップと共通するステップには実施の形態1と同様の番号を付し、その説明を省略する。具体的には、実施の形態2における画像信号出力処理のステップS1,S2,S5は実施の形態1と同様である。
実施の形態2における画像出力処理のステップS2では、動作制御部34は、実施の形態1と同様に、記憶部33から長さ情報Bを取得する。次に、動作制御部34は、ステップS2で取得した長さ情報Bが示す伝送線Lgの長さに基づいて、プリエンファシス40及びイコライザ22の増幅率を決定する(ステップS21)。ステップS21では、動作制御部34は、プリエンファシス40及びイコライザ22の増幅率を、増幅率テーブルTaにおいて、長さ情報Bが示す長さに対応する増幅率に決定する。図8の例では、長さ情報Bが伝送線Lgの長さとして10mを示す場合、動作制御部34は、プリエンファシス40の増幅率を1.6倍に決定し、イコライザ22の増幅率を2.2倍に決定する。
なお、プリエンファシス40及びイコライザ22の増幅率を決定する構成は、増幅率テーブルTaを用いた構成に限定されない。例えば、動作制御部34は、実施の形態1と同様に、伝送線Lgの長さが変数である数式を用いて、プリエンファシス40及びイコライザ22が行う増幅の増幅率を決定してもよい。プリエンファシス40及びイコライザ22の増幅率を決定する構成は相互に異なっていてもよい。例えば、動作制御部34は、プリエンファシス40の増幅率を、増幅率テーブルTaを用いて決定し、イコライザ22の増幅率を、数式を用いて決定してもよい。
次に、動作制御部34は、プリエンファシス40の増幅率を、ステップS21で決定した増幅率に設定する(ステップS22)。これにより、プリエンファシス40は、ステップS21で決定したプリエンファシス40の増幅率で画像信号の振幅を増幅する。動作制御部34は設定部としても機能する。動作制御部34は、ステップS22を実行した後、ステップS21で決定したイコライザ22の増幅率を示す増幅率信号の送信を通信部32に指示する(ステップS23)。これにより、通信部32は、通信線Lcを介して、操作側制御部25がステップS21で決定したイコライザ22の増幅率を示す増幅率信号を操作盤12の通信部23に送信する。
増幅率設定処理において、操作側制御部25は、通信部23が制御盤11の通信部32から増幅率信号を受信したか否かを判定する(ステップS31)。操作側制御部25は、通信部23が増幅率信号を受信していないと判定した場合(S31:NO)、再び、ステップS31を実行し、通信部23が増幅率信号を受信するまで待機する。
操作側制御部25は、通信部23が増幅率信号を受信したと判定した場合(S31:YES)、イコライザ22の増幅率を、通信部23が受信した増幅率信号が示すイコライザ22の増幅率、即ち、制御盤11の動作制御部34がステップS21で決定したイコライザ22の増幅率に設定する(ステップS32)。操作側制御部25は、ステップS32を実行した後、増幅率設定処理を終了し、再び、ステップS31を実行する。
画像信号出力処理では、制御盤11aの動作制御部34は、ステップS23を実行した後、ステップS5を実行する。ステップS5では、動作制御部34は、画像信号の出力を信号出力部31に指示する。前述したように、プリエンファシス40は、伝送線Lgを介して、操作盤12のイコライザ22に画像信号を出力する。
イコライザ22は、プリエンファシス40が伝送線Lgを介してイコライザ22に出力した画像信号に信号処理を施す。ここで、イコライザ22は、増幅率設定処理のステップS32において、操作側制御部25が設定したイコライザ22の増幅率で、画像信号の振幅を増幅する。イコライザ22は、信号処理を施した画像信号を表示部20に出力する。表示部20は、イコライザ22が出力した画像信号の画像を表示する。
動作制御部34は、ステップS5を実行した後、画像信号出力処理を終了し、再び、ステップS1を実行する。
実施の形態2における工作機械1では、制御盤11aの動作制御部34は、プリエンファシス40及びイコライザ22が行う増幅の増幅率を、伝送線Lgの長さを示す長さ情報Bに基づいて適切に決定する。工作機械1の製造者は、例えば、制御盤11a及び操作盤12を機械本体10の外側に固定した後、長さ情報Bを記憶部33に書き込む。これにより、プリエンファシス40及びイコライザ22は、適切な増幅率で画像信号の振幅を増幅する。
別の形態として、実施の形態1における別の形態と同様に、制御盤11aの動作制御部34ではなく、操作盤12の操作側制御部25が、イコライザ22の増幅率を決定してもよい。同様に、制御盤11aの動作制御部34ではなく、操作盤12の操作側制御部25が、プリエンファシス40の増幅率を決定してもよい。例えば、制御盤11aの通信部32は、長さ情報Bを、操作盤12の通信部23に送信する。操作側制御部25は、通信部23が受信した長さ情報Bを取得し、取得した長さ情報Bに基づいてプリエンファシス40の増幅率を決定してもよい。この場合、操作盤12の通信部23は、操作側制御部25が決定したプリエンファシス40の増幅率を示す信号を、制御盤11aの通信部32に送信する。動作制御部34は、プリエンファシス40の増幅率を、通信部32が受信した信号が示すプリエンファシス40の増幅率に設定する。
操作側制御部25がプリエンファシス40及びイコライザ22の増幅率を決定する場合、操作側制御部25が決定部として機能する。動作制御部34がプリエンファシス40及びイコライザ22の増幅率中の一方の増幅率を決定し、及び、操作側制御部25が他方の増幅率を決定する場合、動作制御部34及び操作側制御部25の全体が決定部として機能する。
なお、実施の形態2において、記憶部24が増幅率テーブルTaを記憶していてもよい。また、画像信号の振幅を増幅する増幅器の数は、2に限定されず、3以上であってもよい。例えば、信号出力部31及び表示部20間に、画像信号の振幅の増幅率が一定である増幅器があってもよい。
(実施の形態3)
実施の形態2において、プリエンファシス40及びイコライザ22を含む複数の増幅器が画像信号の振幅を増幅している。しかしながら、画像信号の振幅を増幅する増幅器はプリエンファシス40のみであってもよい。
以下では、実施の形態3について、実施の形態2と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成は、実施の形態2と共通している。このため、実施の形態2と共通する構成部には実施の形態2と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図10は、実施の形態3における制御盤11a及び操作盤12bの要部構成を示すブロック図である。実施の形態3における工作機械1は、操作盤12の代わりに操作盤12bを有する。操作盤12bは、実施の形態2における操作盤12が有する構成部の中でイコライザ22を除く他の構成部を有する。操作部21、通信部23、記憶部24及び操作側制御部25の接続は実施の形態2と同様である。実施の形態3では、表示部20は伝送線Lgの他端に接続している。操作盤12bは、操作盤12と同様に表示機として機能する。
制御盤11aのプリエンファシス40は、伝送線Lgを介して表示部20に画像信号を出力する。表示部20は、プリエンファシス40が出力した画像信号に基づく画像を表示する。
制御盤11aの記憶部33は、増幅率テーブルTaの代わりに、増幅率テーブルTbを記憶している。増幅率テーブルTbは、長さフィールドにおいて示された各長さに対応するプリエンファシス40の増幅率を、プリエンファシス40の増幅率フィールドにおいて示す。増幅率テーブルTbは、例えば、図8において、イコライザ22の増幅率フィールドを除いたテーブルである。プリエンファシス40の増幅率は、伝送線Lgの長さが長い程、大きい。
図11は、制御盤11aが行う処理の手順を示すフローチャートである。図11は図9に対応する。図11は、制御盤11aの動作制御部34が行う画像信号出力処理を示す。操作盤12はイコライザ22を有していない。このため、操作盤12bの操作側制御部25は増幅率設定処理を実行することはない。
実施の形態3における画像信号出力処理のステップの一部は、実施の形態2における画像信号出力処理のステップと同様である。このため、実施の形態2における画像信号出力処理のステップと共通するステップには実施の形態2と同様の番号を付し、その説明を省略する。具体的には、実施の形態3における画像信号出力処理のステップS1,S2,S22,S5は実施の形態2と同様である。
実施の形態3における画像出力処理のステップS2では、動作制御部34は、実施の形態2と同様に、記憶部33から長さ情報Bを取得する。次に、動作制御部34は、ステップS2で取得した長さ情報Bが示す伝送線Lgの長さに基づいて、プリエンファシス40の増幅率を決定する(ステップS41)。ステップS41では、動作制御部34は、プリエンファシス40の増幅率を、増幅率テーブルTbにおいて、長さ情報Bが示す長さに対応する増幅率に決定する。図8の例では、長さ情報Bが伝送線Lgの長さとして10mを示す場合、動作制御部34は、プリエンファシス40の増幅率を1.6倍に決定する。
なお、プリエンファシス40の増幅率を決定する構成は、実施の形態2と同様に、増幅率テーブルTbを用いた構成に限定されない。例えば、動作制御部34は、実施の形態2と同様に、伝送線Lgの長さが変数である数式を用いて、プリエンファシス40が行う増幅の増幅率を決定してもよい。
動作制御部34は、ステップS41を実行した後、ステップS22,S5を順次実行する。ステップS22では、動作制御部34は、プリエンファシス40の増幅率を、ステップS41で決定した増幅率に設定する。ステップS5では、動作制御部34は、画像信号の出力を信号出力部31に指示する。プリエンファシス40は、動作制御部34がプリエンファシス40において設定した増幅率、即ち、動作制御部34がステップS41で決定した増幅率で、信号出力部31が出力した画像信号の振幅を増幅する。プリエンファシス40は、振幅が増幅した画像信号を、伝送線Lgを介して表示部20に出力する。表示部20は、プリエンファシス40が出力した画像信号の画像を表示する。
動作制御部34は、ステップS5を実行した後、画像信号出力処理を終了し、再び、ステップS1を実行する。
実施の形態2における工作機械1では、制御盤11aの動作制御部34は、プリエンファシス40が行う増幅の増幅率を、伝送線Lgの長さを示す長さ情報Bに基づいて適切に決定する。工作機械1の製造者は、例えば、制御盤11a及び操作盤12bを機械本体10の外側に固定した後、長さ情報Bを記憶部33に書き込む。これにより、プリエンファシス40は、適切な増幅率で画像信号の振幅を増幅する。
別の形態として、実施の形態2における別の形態と同様に、制御盤11aの動作制御部34ではなく、操作盤12bの操作側制御部25が、プリエンファシス40の増幅率を決定してもよい。
なお、実施の形態3において、記憶部24が増幅率テーブルTbを記憶していてもよい。
(実施の形態4)
実施の形態1においては、制御盤11の動作制御部34が画像信号を出力すると判定する都度、操作盤12の操作側制御部25は、イコライザ22が行う増幅の増幅率を設定する。しかしながら、操作側制御部25は、動作制御部34が画像信号を出力すると判定する都度、増幅率を設定しなくてもよい。
以下では、実施の形態4について、実施の形態1と異なる点を説明する。後述する構成を除く他の構成は、実施の形態1と共通している。このため、実施の形態1と共通する構成部には実施の形態1と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
実施の形態4を実施の形態1と比較した場合、動作制御部34が行う画像信号出力処理の手順が異なる。
図12は、実施の形態4における制御盤11及び操作盤12が行う処理の手順を示すフローチャートである。図12は図5に対応する。図12は、制御盤11の動作制御部34が行う画像信号出力処理、及び、操作盤12の操作側制御部25が行う増幅率設定処理を示す。実施の形態4における画像信号出力処理のステップの一部は、実施の形態1における画像信号出力処理のステップと同様である。このため、実施の形態1における画像出力処理のステップと共通するステップには実施の形態1と同様の番号を付し、その説明を省略する。具体的には、実施の形態4における画像信号出力処理は、ステップS51を更に含む。
画像信号出力処理において、動作制御部34は、画像信号を出力すると判定した場合(S1:YES)、画像信号の出力が、作業者が工作機械1に電源を投入してから1回目の出力であるか否かを判定する(ステップS51)。動作制御部34は、画像信号の出力が1回目の出力であると判定した場合(S51:YES)、ステップS2~S4を順次実行する。動作制御部34は、長さ情報Bに基づいて、イコライザ22が行う増幅の増幅率を決定する。操作側制御部25は、イコライザ22の増幅率を動作制御部34が決定した増幅率に設定する。
動作制御部34は、画像信号の出力が1回目の出力ではないと判定した場合(S51:NO)、又は、ステップS4を実行した後、ステップS5を実行する。制御盤11の信号出力部31は画像信号を出力する。
以上のように、実施の形態4では、作業者が工作機械1に電源を投入してから、制御盤11の信号出力部31が最初に画像信号を出力する場合に、動作制御部34は、イコライザ22の増幅率を決定する。操作側制御部25は、イコライザ22の増幅率を、動作制御部34が決定した増幅率に設定する。2回目以降の画像信号の出力については、作業者が工作機械1の電源を切るまで、動作制御部34はイコライザ22の増幅率を決定せず、画像信号の出力を信号出力部31に繰り返し指示する。
実施の形態4においては、操作側制御部25は、作業者が工作機械1に電源を投入した後、1度だけ増幅率設定処理を実行し、イコライザ22において増幅率を設定する。イコライザ22は、作業者が工作機械1の電源を切るまで、増幅率を維持する。
実施の形態4における工作機械1は、実施の形態1における工作機械1が奏する効果を同様に奏する。
別の形態として、実施の形態1における別の形態と同様に、制御盤11の動作制御部34ではなく、操作盤12の操作側制御部25が、イコライザ22の増幅率を決定してもよい。
実施の形態2,3及びこれらの別の形態においては、動作制御部34又は操作側制御部25は、動作制御部34が画像信号を出力すると判定する都度、プリエンファシス40及びイコライザ22の一方又は両方の増幅率を決定する。しかしながら、プリエンファシス40及びイコライザ22夫々の増幅率を決定するタイミングは、実施の形態4と同様に、作業者が電源を投入してから信号出力部31が最初に画像信号を出力するタイミングのみであってもよい。
なお、実施の形態1~4において、記憶部33ではなく、記憶部24が長さ情報Bを記憶していてもよい。この場合、製造者は長さ情報Bを記憶部24に書き込む。これにより、イコライザ22及びプリエンファシス40の一方又は両方は、適切な増幅率で画像信号の振幅を増幅する。また、通信部23,32間の通信は、通信線Lcを用いない無線通信であってもよい。
今回開示した実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。各実施の形態において記載されている技術的特徴は互いに組み合わせることができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲内での全ての変更及び特許請求の範囲と均等の範囲が含まれることが意図される。
1 工作機械
10 機械本体
11,11a 制御盤(信号出力機)
12,12b 操作盤(表示機)
22 イコライザ(増幅器)
23 通信部(受信部)
24,33 記憶部
25 操作側制御部(決定部,設定部)
32 通信部(送信部)
34 動作制御部(決定部)
40 プリエンファシス(増幅器)
Lg 伝送線
Pm コンピュータプログラム

Claims (5)

  1. 画像信号を出力する信号出力機と、前記信号出力機が出力した画像信号に基づく画像を表示する表示機とが、内部で機械加工を行う機械本体の外側に固定してある工作機械において、
    前記信号出力機及び表示機を接続し、前記画像信号が伝送する伝送線と、
    前記画像信号の振幅を増幅する増幅器と、
    前記伝送線の長さを示す長さ情報を記憶している記憶部と、
    前記記憶部が記憶している長さ情報に基づいて、前記増幅器が行う増幅の増幅率を決定する決定部と
    を備える工作機械。
  2. 前記増幅器の数は2以上であり、
    前記信号出力機及び表示機夫々は、前記増幅器を有し、
    前記決定部は、前記信号出力機及び表示機夫々が有する前記増幅器が行う増幅の増幅率を決定する
    請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記信号出力機は、
    前記記憶部及び決定部と、
    前記決定部が決定した増幅率を示す増幅率信号を送信する送信部と
    を有し、
    前記表示機は、
    前記増幅器と、
    前記送信部が送信した増幅率信号を受信する受信部と、
    前記表示機の前記増幅器が行う増幅の増幅率を、前記受信部が受信した増幅率信号が示す増幅率に設定する設定部と
    を有する請求項1又は請求項2に記載の工作機械。
  4. コンピュータが、
    画像信号を出力する信号出力機と、前記信号出力機が出力した画像信号に基づく画像を表示する表示機とが、内部で機械加工を行う機械本体の外側に固定してあり、かつ、前記画像信号を伝送する伝送線が前記信号出力機及び表示機を接続する工作機械における前記伝送線の長さを示す長さ情報を取得し、
    取得した長さ情報に基づいて、増幅器が行う前記画像信号の振幅の増幅に係る増幅率を決定する
    決定方法。
  5. コンピュータに、
    画像信号を出力する信号出力機と、前記信号出力機が出力した画像信号に基づく画像を表示する表示機とが、内部で機械加工を行う機械本体の外側に固定してあり、かつ、前記画像信号を伝送する伝送線が前記信号出力機及び表示機を接続する工作機械における前記伝送線の長さを示す長さ情報を取得し、
    取得した長さ情報に基づいて、増幅器が行う前記画像信号の振幅の増幅に係る増幅率を決定する
    処理を実行させるためのコンピュータプログラム。
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