JP7069576B2 - 床材 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載された装置は、トイレというごく狭い空間における異常の検知を目的としたものであるため、センサとしては、さまざまな原理に基づくさまざまな種類のセンサが使用可能であるとしているが、いずれもトイレマットのように元々あるトイレの床上に設置して用いる比較的小面積のものである。
ることはできず、センサーにもダメージが伝わってしまう。逆に軟質層の効果が大き過ぎるとフワフワしたものとなり、歩行性に悪影響を及ぼすだけでなく、センサーによる検出も困難となってしまう。
たものが用いられる。いずれにしても床下地は、段差や凹凸のない平坦な面であることが好ましいことは言うまでもない。
硬質層5の材質としては、上記圧縮弾性率の範囲に入るものであれば特に限定されないが、木粉と熱可塑性樹脂の混合物は好適に用いられるものである。特に、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して木粉を10重量部以上30重量部以下、タルクを5重量部以上15重量部以下配合し、溶融押出成形してなる木質樹脂基材は、本発明に係る床材に最も好適に用いられる。
<検知センサーの作成>
厚さ1mmの鋼板の上に圧電・焦電性膜を形成する為の電界コーティング及び電界分極において、被コーティング物をプラス電極(アース状態)に保ち、コーティング噴霧機の先端に付属している電極針にマイナス1~90kVの高電圧を供給して被コーティング物とコーティング噴霧機との両極間に電界を形成保持した。次にコーティング噴霧機の不活性気体噴出ノズルから不活性気体を被コーティング物に向けて噴射し、これと同時に誘電性物質を溶媒に溶解して得た溶液を誘電性溶液ノズルより噴射し、この誘電性溶液の液滴にマイナスの電荷を与えてコーティング噴霧機に付属する電極針を被コーティング物に対向し、移動させながら微粒化噴霧を行う事により、被コーティング物上に前駆分極膜を形成した。
ポリオレフィン系樹脂としてポリプロピレン(プライムポリマー社製 E105)70重量部を用い、これにタルク10重量部、木粉20重量部を200℃に設定した二軸押出機で溶融加熱混合した。一方、厚さ5mm、幅150mm、本実形状金型を押出機の先端に
取り付けておき、これで前記溶融加熱混合した樹脂を発泡倍率1.6倍で押出し、冷却水を循環させた前記金型と同型の冷却金型に引き込み、冷却固化した後、900mmの長さに切断、堆積し、80℃のオーブンで6時間加熱した後、外気冷却を行い、木質樹脂基材からなる硬質層とした。これをJIS K 7220に準拠して圧縮弾性率を測定すると1.3MPaの測定値を得た。
低密度ポリエチレン樹脂(密度:0.92g/cm3、メルトインデックス:3.6g/10分)100重量部と、発泡剤としてのアゾジカルボンアミド10重量部をヘンシェルミキサーに投入し、300rpmで3分間回転させ、さらに1000rpmで3分間回転させた。これを160℃でTダイから押し出し、230℃の縦型熱風発泡機に連続的に導入し、厚さ6.5mm、発泡倍率5.0倍のポリエチレンフォームを作成し、軟質層とした。これをJIS K 7220に準拠して圧縮弾性率を測定すると0.03MPaの測定値を得た。
厚さ70μmのポリプロピレン樹脂着色シート(リケンテクノス社製 RIVEST TPO)に絵柄模様層として2液ウレタン樹脂系バインダーのグラビアインキを用いて木目柄を印刷し、この上に透明熱可塑性樹脂層として透明ポリプロピレン樹脂を押出しラミネートし、更にこの表面に2液ウレタン樹脂系リコート層を1.3g/m2(dry)塗布し、この上に表面保護層として紫外線硬化型塗料を10g/m2塗布し、硬化させて化粧シートを作成した。
前記化粧シートの裏面に湿気硬化型ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤(DIC社製 タイフォース)を乾燥後の塗布厚が50μmとなるように塗布し、前記硬質層の表面に貼り合わせた。その後、前記軟質層の表面に湿気硬化型ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤(DIC社製 タイフォース)を乾燥後の塗布厚が50μmとなるように塗布し、硬質層の裏面と貼り合わせた。次に軟質層の裏面と先に作成した検知センサーである鋼板とを同様の接着剤を用いて貼り合わせ、床材を作成した。
検知センサーとして、ポリフッ化ビニリデンポリマーをフィルム状にし、引き伸ばして高電圧をかけて厚さ110μmに製膜した強誘電体フィルム(クレハ社製 KFピエゾ)を用いたセンサーを使用した以外は、実施例1と同様にして床材を作成した。
軟質層として、厚さ2.0mmで発泡倍率10倍のポリエチレンフォームを用いた以外は、実施例1と同様にして床材を作成した。JIS K 7220に準拠して測定した軟質層の圧縮弾性率は、0.001MPaであった。
硬質層として、発泡倍率を3.0倍で押出しした以外は、実施例1と同様にして床材を作成した。JIS K 7220に準拠して測定した硬質層の圧縮弾性率は、0.5MPaであった。
比較例1の硬質層と軟質層を入れ替え、化粧シートを軟質層の表面に貼った以外は実施例1と同様にして床材を作成した。
耐傷付き性の評価として鉛筆硬度試験を実施した。試験方法は、JIS K 5600-5-4 塗料一般試験方法 引っかき硬度(鉛筆法)に準拠した。評価方法としては、傷
がつき始めた鉛筆の硬さを目視にて確認した。
落下物が落ちた際の床材の凹み方の評価として、JIS K 5400に準拠したデュポン衝撃試験を実施した。撃ち型半径6.35mm、重り500g、高さ500mmの条件下で、床材にできた凹みを目視にて確認した。
JIS 6519に準拠した転倒衝突時の床の硬さ試験によるGs値を測定した。
予め検知センサーの電極に配線しておいたものをパーソナルコンピューターと接続し、ソフトであるAudacity(音声録音ソフト)において強度(→電流の波長強弱測定)を可能な環境を整えた。なお、測定値の単位はmVである。
床材のサイズは幅21cm、長さ30cmのA4サイズとした。その床材の上を、歩行する際の右足の着地点として設置した。歩行者は、体重75kgの健康な成人男性とした。
2・・・接着層
3・・・軟質層
4・・・接着層
5・・・硬質層
6・・・接着層
7・・・化粧シート
8・・・信号線
10・・・床材
11・・・床下地
12・・・接着層
Claims (5)
- 床下地面に敷設して用いる床材であって、表面側より化粧シートと硬質層を有し床下地面側に軟質層と、圧電・焦電性膜を有する検知センサーとを有し、前記硬質層のJIS K 7220に準拠して測定した圧縮弾性率が0.7MPa以上2.6MPa以下であり、前記軟質層のJIS K 7220に準拠して測定した圧縮弾性率が0.01MPa以上0.06MPa以下であることを特徴とする床材。
- 前記硬質層は、厚さが3mm以上9mm以下であり、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して木粉を10重量部以上30重量部以下、タルクを5重量部以上15重量部以下配合し、溶融押出成形してなる木質樹脂基材からなることを特徴とする請求項1に記載の床材。
- 前記軟質層は、厚さが3mm以上9mm以下であり、発泡倍率が5倍以上8倍以下のポリオレフィン系樹脂シートからなることを特徴とする請求項1または2に記載の床材。
- JIS 6519に定めるGs値が60以上100以下であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の床材。
- 前記化粧シートは、ポリオレフィン系樹脂シートを基材とする化粧シートであって、前記硬質層の表面に積層されてなるものであることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の床材。
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