JP7069200B2 - 鋳造産業用の成形品の製造のためのアミノ酸含有成形材料混合物 - Google Patents
鋳造産業用の成形品の製造のためのアミノ酸含有成形材料混合物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7069200B2 JP7069200B2 JP2019548765A JP2019548765A JP7069200B2 JP 7069200 B2 JP7069200 B2 JP 7069200B2 JP 2019548765 A JP2019548765 A JP 2019548765A JP 2019548765 A JP2019548765 A JP 2019548765A JP 7069200 B2 JP7069200 B2 JP 7069200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding material
- material mixture
- binder system
- formaldehyde
- furfuryl alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C1/00—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds
- B22C1/16—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents
- B22C1/20—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents
- B22C1/22—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins
- B22C1/2233—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- B22C1/224—Furan polymers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C1/00—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds
- B22C1/16—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents
- B22C1/20—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents
- B22C1/22—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins
- B22C1/2233—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- B22C1/2246—Condensation polymers of aldehydes and ketones
- B22C1/2253—Condensation polymers of aldehydes and ketones with phenols
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C1/00—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds
- B22C1/16—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents
- B22C1/20—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents
- B22C1/22—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins
- B22C1/2233—Compositions of refractory mould or core materials; Grain structures thereof; Chemical or physical features in the formation or manufacture of moulds characterised by the use of binding agents; Mixtures of binding agents of organic agents of resins or rosins obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- B22C1/2246—Condensation polymers of aldehydes and ketones
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C9/00—Moulds or cores; Moulding processes
- B22C9/02—Sand moulds or like moulds for shaped castings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mold Materials And Core Materials (AREA)
- Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
型は、鋳込み作業において、製造しようとする鋳物を生じるように、満たされるべき中空空間を含有するネガティブ型である。型の製造において、中空空間は、製造しようとする鋳物のモデルによって成形材料中に形成される。内部輪郭は、別の中子ボックス中に作成される中子によって表される。
その硬化を冷間もしくは熱間プロセスによって行うことができる有機および無機の両粘結剤を、鋳型を製造するために用いることができる。冷間プロセスは、ここでは、成形材料混合物の加熱無しで、硬化を実質的に室温にて行うプロセスである。硬化は、ここでは、通常、例えば、硬化しようとする成形材料混合物を通過させるガス状触媒によって、または成形材料混合物に添加される液状触媒によって引き起こされ得る化学反応によって起こる。熱間プロセスの場合には、成形材料混合物は、造形の後、例えば、粘結剤中に存在する溶媒を除去するために、またはそれにより粘結剤が架橋によって硬化される化学反応を開始させるために、十分に高い温度まで加熱される。
現在、ポリウレタン樹脂、フラン樹脂、フェノール樹脂または尿素-ホルムアルデヒド樹脂などの有機粘結剤は、粘結剤の硬化が触媒の添加によって行われる場合、鋳型を製造するために頻繁に使用される。
成形材料混合物の硬化が熱によって、または触媒の引き続いての添加によって行われるプロセスは、成形材料混合物の加工が時間に関していずれかの特定の制限の対象とならないという利点を有する。成形材料混合物は、まず、比較的大量に製造することができ、次いで、これは、比較的長い時間内に、通常、何時間かの間に加工される。成形材料混合物の硬化は、求められる迅速な反応にて、造形後にのみ起こる。鋳型は、短いサイクル時間が実現できるように、硬化直後に成形用具から取り出すことができる。
代替法として、耐火性ベース成形材料(例えば、砂)を、まず、粘結剤と混合することができ、硬化剤を引き続いて「ノーベークプロセス」において加えることができる。このプロセスの変法において、硬化剤の部分的な局所的に過剰な濃度のため、不均質な成形材料をもたらすだろう粘結剤の部分的硬化または架橋が、特に、大きな鋳物のための鋳型の製造において起こり得る。
フラン樹脂およびフェノール樹脂は、鋳物に対して非常に良好な崩壊特性を呈する。フラン樹脂またはフェノール樹脂は、液状金属の熱の作用下で分解し、鋳型の強度は失われる。鋳込みの後、従って、中子は、任意選択的に、鋳物の先立っての振盪後に中空空間から除去することができる。
フランノーベーク粘結剤は、通常、まず、例えば、尿素、ホルムアルデヒドおよびフルフリルアルコールの初期縮合物を酸性条件下で製造することによって調製される、次いで、これらの初期縮合物をフルフリルアルコールで希釈する。
レゾールをフラン/フェノールノーベーク粘結剤を製造するのに用いることもできる。レゾールは、フェノールおよびホルムアルデヒドの混合物の重合によって製造される。次いで、これらのレゾールは、多量のフルフリルアルコールでしばしば希釈される。
フランノーベーク粘結剤は、酸によって硬化される。この酸は、反応性フラン樹脂の架橋を触媒する。硬化は酸の量によって制御することができ、特定の硬化時間を設定するのに必要な酸の量は粘結剤に依存し、粘結剤のpHおよび酸の種類などの因子によって影響されることに注意すべきである。
芳香族スルホン酸、リン酸、メタンスルホン酸および硫酸が、酸としてしばしば用いられる。いくつかの具体的な場合には、これらの酸の組合せが、場合によって、さらなるカルボン酸とも組み合わせて用いられる。さらに、特定の「硬化減速材」を、フランノーベーク粘結剤に加えることができる。
ある期間、ノーベーク粘結剤は、大規模な単回鋳込みのための型および中子の製造に用いられてきた。これらの冷間硬化システムは、通常、ホルムアルデヒドとフルフリルアルコール、フェノールおよび/または尿素との反応生成物である。
ホルムアルデヒドに基づく成形材料混合物は、通常、非常に良好な特性を有する。特に、フェノール/フラン/ホルムアルデヒド混合樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹脂およびフラン/ホルムアルデヒド樹脂は、鋳造産業で頻繁に用いられる。
米国特許第3,644,274号は、主として、フルフリルアルコール-ホルムアルデヒド-尿素樹脂を硬化させるための酸触媒の特定の混合物を用いるノーベークプロセスに関する。
米国特許第3,806,491号は、「ノーベーク」プロセスで用いることができる粘結剤に関する。そこで用いられる粘結剤は、塩基性媒体中でのパラホルムアルデヒドと特定のケトンとの反応の生成物や、フルフリルアルコールおよび/またはフラン樹脂を含む。
欧州特許第0 540 837号は、フラン樹脂およびオルガノソルブプロセスからのリグニンに基づく低排出冷間-硬化粘結剤を提案する。そこに記載されたフラン樹脂は、高い割合の単量体フルフリルアルコールを含有する。
ドイツ国特許第198 56 778号は、アルデヒド成分、ケトン成分、およびフルフリルアルコールから実質的になる成分の反応によって製造された冷間樹脂粘結剤を記載する。
欧州特許第1 531 018号は、フラン樹脂および特定の酸硬化剤から構成されるノーベーク鋳造粘結剤系に関する。そこに記載された粘結剤系は、好ましくは、60~80質量%のフルフリルアルコールを含む。
DE 600 05 574 T2は、断熱体を製造する方法に関する。該文献に記載された断熱体は、鉱物綿、およびホルムアルデヒド-フェノール樹脂に基づく粘結剤を含む。
US3 296 666 Aは、鋳型を製造する方法を記載する。該文献において、合成樹脂材料、天然樹脂、ゴム、タンパク質、炭水化物または卵白が、フェノール-ホルムアルデヒド樹脂に対する代替粘結剤として用いられる。
US 5 320 157 Aは、中子を製造する方法を記載し、そこでは、該中子を製造するのに用いられる成形材料混合物はゼラチンを粘結剤として含有する。
鋳造産業用の成形品(例えば、フィーダー、鋳造用型または中子)の製造においては、粘結剤系が硬化後に高い強度を有するのが有利である。良好な強度は、複雑で壁が薄い成形品の製造で、およびそれらを安全に扱うのに特に重要である。
A)1種以上の注入可能な耐火性充填剤と、
B)
i)ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒドドナーおよび/またはホルムアルデヒドの初期縮合物、および
ii)アミノ酸
を含む粘結剤系と
を含む、成形材料混合物によって、本発明に従って達成される。
また、驚くべきことに、本発明による成形材料混合物から製造された成形品は、加えて、遊離ホルムアルデヒドのより低い含有量を有することも判明した。ホルムアルデヒドは刺激性の強い臭いを有し、高濃度においては毒性である。従って、成形品は、より少ない遊離ホルムアルデヒドを有し、ホルムアルデヒドは周囲に放出されないのが有利である。特に、多くの成形品が閉鎖空間に保存される場合、そうでなければ、ホルムアルデヒドについての最大現場濃度(MWC)を超える危険性がある。硬化の前および硬化の間における、本発明による成形材料混合物からのホルムアルデヒドの排出は、驚くべきことに、アミノ酸の添加によっても低下され得る。
成形材料混合物における、または成形材料混合物から製造された成形品における遊離ホルムアルデヒドの濃度を低下させるためには、従来、尿素がホルムアルデヒドスカベンジャーとして慣用的に用いられてきた。しかしながら、尿素と比較して、アミノ酸は、加えて、成形材料混合物における、またはそれから製造された成形品における窒素含有量を低下させることができるという利点を有し、というのは、本発明によるアミノ酸は、より効果的なホルムアルデヒドスカベンジャーであるからである。加えて、強度の有意な改良ではなく、むしろ強度の低下が、尿素を用いる場合に観察されることが予想される。加えて、混合物中において安定ではなく、濁りおよび沈殿物に導く反応生成物が、ホルムアルデヒドスカベンジャーとして尿素を用いた場合には往々にして形成される。
本発明によると、鋳造産業用の成形品は、好ましくは、鋳造産業用のフィーダー、鋳造用型または中子である。
注入可能な耐火性充填剤としては、鋳造産業用の成形品(特に、フィーダー、鋳造用型および中子)を製造するのに慣用的に用いられる全ての粒状充填剤、例えば、珪砂および特殊砂(specialty sand)を用いることが可能である。表現特殊砂は、天然の鉱物砂、また、破砕、粉砕および分級操作によって粒状形態に製造されるか、または粒状形態に変換される焼結され融着された生成物、またはフィーダー、中子および型の製造用の慣用的な鋳造粘結剤と共にベース成形材料として使用される他の物理化学的プロセスによって形成された無機鉱物砂を含む。
同様に、本発明によると、成形材料混合物の他の構成要素の合計質量に対する注入可能な耐火性充填剤の合計質量の比が100:5~100:0.1、好ましくは100:3~100:0.4、特に好ましくは100:2~100:0.6の範囲である成形材料混合物が好ましい。
同様に、成形材料混合物の全ての固形物の混合物の嵩密度が100g/l以上、好ましくは200g/l以上、特に好ましくは1000g/l以上である本発明による成形材料混合物が好ましい。
(a)フェノール、特にフェノール、o-クレゾール、p-クレゾール、3,5-キシレノールもしくはレゾルシノール、またはフェノールの初期縮合物、特にレゾール、
(b)フラン誘導体および/もしくはフルフリルアルコール、またはフラン誘導体および/もしくはフルフリルアルコールの初期縮合物、ならびに/あるいは
(c)尿素もしくは尿素誘導体、または尿素もしくは尿素誘導体の初期縮合物
を含む、成形材料混合物が好ましい。
本発明の本成形材料混合物の好ましい実施態様において、粘結剤系は、成形品の製造の間に、粘結剤の硬化を開始させる硬化剤と混合される。硬化剤は、通常、酸、好ましくは少なくとも1種の有機または無機酸、特に好ましくは芳香族スルホン酸(特に、パラ-トルエンスルホン酸および/またはキシレンスルホン酸)、リン酸、メタンスルホン酸、硫酸、1種以上のカルボン酸またはそれらの混合物である。
代わりの好ましい実施態様において、粘結剤系が熱硬化性である本発明による成形材料混合物が特に好ましい。
本発明によると、該粘結剤系が硬化性であって、
i)フェノール/フルフリルアルコール/ホルムアルデヒド樹脂、
ii)フルフリルアルコール/ホルムアルデヒド樹脂、
iii)尿素/ホルムアルデヒド樹脂、
iv)尿素/フルフリルアルコール/ホルムアルデヒド樹脂、または
v)尿素/フルフリルアルコール/フェノール/ホルムアルデヒド樹脂
を生じる成形材料混合物が好ましい。
該アミノ酸がα-アミノ酸である本発明による成形材料混合物が好ましい。
同様に、成形材料混合物における全てのアミノ酸の割合が、合計成形材料混合物の固形物含有量に基づいて、0.005~5.0質量%、好ましくは0.01~2.0質量%、特に好ましくは0.03~1.0質量%である本発明による成形材料混合物が好ましい。
同様に、利用可能なホルムアルデヒドに対する全てのアミノ酸のモル比が、4:1~1:0.5、好ましくは3:1~1:0.9、特に好ましくは2.5:1~1:1である本発明による成形材料混合物が好ましい。
同様に、該ホルムアルデヒドドナーおよび/またはホルムアルデヒドの初期縮合物が、パラホルムアルデヒド、ヘキサメチレンテトラミン、トリオキサン、メチロールアミン、およびトリメチロールメラミンまたはヘキサメチロールメラミンなどのメチロールアミン誘導体からなる群から選択される本発明による成形材料混合物が好ましい。
本発明のさらなる態様は、本発明による成形材料混合物を用いて製造される、鋳造産業用の成形品を提供する。
同様に、1種または数種の注入可能な耐火性充填剤が硬化された粘結剤によって結合され、該硬化された粘結剤が、
i)フェノール/フルフリルアルコール/ホルムアルデヒド樹脂、
ii)フルフリルアルコール/ホルムアルデヒド樹脂、
iii)尿素/ホルムアルデヒド樹脂、
iv)尿素/フルフリルアルコール/ホルムアルデヒド樹脂、または
v)尿素/フルフリルアルコール/フェノール/ホルムアルデヒド樹脂
である本発明による成形品が好ましい。
(a)フェノール、特にフェノール、o-クレゾール、p-クレゾール、3,5-キシレノールもしくはレゾルシノール、またはフェノールの初期縮合物、特にレゾール、
(b)フラン誘導体および/もしくはフルフリルアルコール、またはフラン誘導体および/もしくはフルフリルアルコールの初期縮合物、ならびに/あるいは
(c)尿素もしくは尿素誘導体、または尿素もしくは尿素誘導体の初期縮合物
との間で起こる本発明による成形品が好ましい。
本発明のさらなる態様は、(a)鋳造産業用の成形品を製造するための成形材料混合物における、または(b)鋳造産業用の成形品を製造するための、アミノ酸の使用を提供する。
本発明のさらなる態様は、強度が改良されかつ/または鋳込み欠陥を生じる傾向が低下した成形品を製造するための、少なくとも1種のアミノ酸の使用を提供する。
本発明のさらなる態様は、鋳造産業用の成形品を製造するための、本発明による成形材料混合物の使用を提供する。
a)1種以上の注入可能な耐火性充填剤を製造または準備する工程と、
b)
i)ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒドドナーおよび/またはホルムアルデヒドの初期縮合物、ならびに
ii)アミノ酸
を含む粘結剤系を製造または準備する工程と、
c)全ての成分を混合する工程と
を含む、方法に関する。
i)好ましくは、本発明による成形材料混合物を製造または準備するための本発明による方法によって、本発明による成形材料混合物を製造または準備する工程と、
ii)成形材料混合物を造形して、未硬化成形品を得る工程と、
iii)鋳造産業用の成形品が得られるように、該未硬化成形品を硬化させ、または後者の硬化を可能とする工程と
を含む、方法に関する。
鋳造産業用の成形品を製造するための本発明の方法の好ましい実施態様において、未硬化成形品の硬化させる工程または硬化を可能とする工程は、加熱によって行われる。
鋳造産業用の成形品を製造するための本発明の方法の代わりの好ましい実施態様において、硬化させる工程または硬化を可能とする工程は、本発明による成形材料混合物の製造または準備の間における硬化剤の添加によって行われる。硬化剤は、好ましくは、有機または無機酸、特に好ましくはスルホン酸(特に、パラ-トルエンスルホン酸)、リン酸、メタンスルホン酸、カルボン酸および/もしくは硫酸またはそれらの混合物である。
i)本発明による成形材料混合物のための上記で定義した粘結剤系を含み、
ii)1種以上の注入可能な耐火性充填剤を含んでもよく、ならびに
iii)硬化剤、好ましくは有機または無機酸、特に好ましくは芳香族スルホン酸(特に、パラ-トルエンスルホン酸)、リン酸、カルボン酸、メタンスルホン酸および/もしくは硫酸、またはそれらの混合物
を含んでもよい、キットに関する。
本発明との関係において、好ましい先に示した複数の態様は、好ましくは、同時に実現され;そのような態様、および添付の特許請求の範囲に由来し得る対応する特徴の組合せが特に好ましい。
(本発明による)
粘結剤系の製造:
40℃の温度にて、表示XA20を持つHuttenes-Albertusからの100gの市販のフェノール-フラン冷間-硬化樹脂(フルフリルアルコール:78%、遊離フェノール:4.5%、含水量:2%、遊離ホルムアルデヒド含有量:0.171%(5.7ミリモルに対応);Huttenes-Albertus Chemische Werke GmbHから入手可能)に、0.43gのグリシン(5.7ミリモル)を加え、混合物を60分間撹拌した。粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.09%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
室温(18~22℃)および40~55%の相対雰囲気湿度(RAH)において、100質量部の珪砂H32(Quarzwerke Frechen)を実験室ミキサー(BOSCH)に入れ、0.5質量部の硬化剤(Aktivator 100 SR;パラ-トルエンスルホン酸65%、<0.5%のH2SO4)と混合し、30秒間混合した。1.0質量部の製造された粘結剤系を引き続いて加え、混合物をさらに45秒間混合した。製造された成形材料混合物の温度は18~22℃であった。
(試験)成形品の製造:
成形材料混合物を、引き続いて、手動により試験棒型に導入し、押板によって密に詰めた。Georg-Fischer試験棒として知られた、寸法220mm×22.36mm×22.36mmを有する立方状試験棒を、試験検体として製造した。
加工時間(PT)および硬化時間(CT)の決定:
成形材料混合物の加工時間(PT)および硬化時間(CT)を決定するために、VDGリーフレット72頁に従って、試験ピンを用い、硬化挙動をGeorg-Fischer試験棒について観察した。
各曲げ強度値を、VDGリーフレット72頁に従って決定した。曲げ強度を決定するために、試験棒を、3点曲げデバイスを備えたGeorg-Fischer強度試験装置(DISA-Industrie AG,Schaffhausen,CH)中に入れ、試験棒の破壊に導いた力を測定した。
曲げ強度を、試験しようとする(試験)成形品の製造から1時間後、2時間後、4時間後、および24時間後に測定した(室温18~22℃、相対雰囲気湿度(20~55%)において、各場合、成形品の取り出し後の中子の保存)。
決定した値は表1にまとめる。
本発明による成形材料混合物から製造した本発明による(試験)成形品は、硬化挙動に悪影響を及ぼされることなく、24時間後に、比較例1および2で製造された(試験)成形品と比較して、改良された曲げ強度を呈する。加えて、本発明による粘結剤系における遊離ホルムアルデヒドの含有量は、比較例1および2による粘結剤系における遊離ホルムアルデヒドの含有量よりも低い。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例1と同様な方法で行った。しかしながら、5.7ミリモルのアラニンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.08%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(実施例3)
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例1と同様な方法で行った。しかしながら、5.7ミリモルのセリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.09%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例1と同様な方法で行った。しかしながら、5.7ミリモルのバリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.09%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(比較例1)
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例1と同様な方法で行った。しかしながら、5.7ミリモルの尿素をグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.13%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(比較例2)
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例1と同様な方法で行った。しかしながら、グリシンは加えなかった。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.15%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例1と同様な方法で行った。しかしながら、表示Kaltharz7864を有するHuttenes-Albertusからの100gの市販のフェノール-フラン冷間-硬化樹脂(フルフリルアルコール:40%、遊離フェノール:4%、含水量:2%、遊離ホルムアルデヒド含有量:0.125%(4.2ミリモルに対応);Huttenes-Albertus Chemische Werke GmbHから入手可能)を、実施例1で用いた表示XA20を有するフェノール-フラン冷間-硬化樹脂の代わりに用いた。しかしながら、4.2ミリモルのグリシンを用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.04%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
決定された値は表1にまとめる。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例5と同様な方法で行った。しかしながら、4.2ミリモルのアラニンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.05%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例5と同様な方法で行った。しかしながら、4.2ミリモルのセリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.06%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(実施例8)
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例5と同様な方法で行った。しかしながら、4.2ミリモルのバリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.05%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例5と同様な方法で行った。しかしながら、4.2ミリモルのグルタミンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.03%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(比較例3)
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例5と同様な方法で行った。しかしながら、4.2ミリモルの尿素をグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.12%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(比較例4)
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例5と同様な方法で行った。しかしながら、グリシンは加えなかった。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.17%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例1と同様な方法で行った。しかしながら、表示Kaltharz8117を有するHuttenes-Albertusからの100gの市販のフェノール-フラン冷間-硬化樹脂(フルフリルアルコール:50%、遊離フェノール:3~4%、含水量:2%、遊離ホルムアルデヒド含有量:0.120%(4ミリモルに対応);Huttenes-Albertus Chemische Werke GmbHから入手可能)を、実施例1で用いた表示XA20を有するフェノール-フラン冷間-硬化樹脂の代わりに用いた。しかしながら、4.0ミリモルのグリシンを用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.05%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
決定した値は表1にまとめる。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例10と同様な方法で行った。しかしながら、4.0ミリモルのアラニンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.05%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(実施例12)
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例10と同様な方法で行った。しかしながら、4.0ミリモルのセリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.08%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例10と同様な方法で行った。しかしながら、4.0ミリモルのバリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は0.07%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例10と同様な方法で行った。しかしながら、4.0ミリモルのグルタミンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.03%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(比較例5)
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例10と同様な方法で行った。しかしながら、4.0ミリモルの尿素をグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.05%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(比較例6)
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例10と同様な方法で行った。しかしながら、グリシンは加えなかった。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.15%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例1と同様な方法で行った。しかしながら、表示Kaltharz8500を有するHuttenes-Albertusからの100gの市販のフェノール-フラン冷間-硬化樹脂(フルフリルアルコール:57%、遊離フェノール:1.1~1.8%、含水量:8~10%、遊離ホルムアルデヒド含有量:0.25%(8.3ミリモルに対応);Huttenes-Albertus Chemische Werke GmbHから入手可能)を、実施例1で用いた表示XA20を有するフェノール-フラン冷間-硬化樹脂の代わりに用いた。しかしながら、8.3ミリモルのグリシンを用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.04%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
決定した値は表1にまとめる。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例15と同様な方法で行った。しかしながら、8.3ミリモルのアラニンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.04%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(実施例17)
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例15と同様な方法で行った。しかしながら、8.3ミリモルのセリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.05%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例15と同様な方法で行った。しかしながら、8.3ミリモルのバリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.07%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例15と同様な方法で行った。しかしながら、8.3ミリモルのグルタミンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.06%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(比較例7)
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例15と同様な方法で行った。しかしながら、8.3ミリモルの尿素をグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.19%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(比較例8)
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例15と同様な方法で行った。しかしながら、グリシンは加えなかった。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.27%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例1と同様な方法で行った。しかしながら、表示Kaltharz TDE20を有するHuttenes-Albertusからの100gの市販のフラン冷間-硬化樹脂(フルフリルアルコール:70%、含水量:5~7%、遊離ホルムアルデヒド含有量:0.23%(7.7ミリモルに対応);Huttenes-Albertus Chemische Werke GmbHから入手可能)を、実施例1で用いた表示XA20を有するフェノール-フラン冷間-硬化樹脂の代わりに用いた。しかしながら、7.7ミリモルのグリシンを用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.09%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
決定した値は表1にまとめる。
(実施例21)
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例20と同様な方法で行った。しかしながら、7.7ミリモルのアラニンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.08%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(実施例22)
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例20と同様な方法で行った。しかしながら、7.7ミリモルのセリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.09%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例20と同様な方法で行った。しかしながら、7.7ミリモルのバリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.07%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(比較例9)
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例20と同様な方法で行った。しかしながら、グリシンは加えなかった。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.23%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明による)
粘結剤系の製造:
40℃の温度にて、表示「Furesan7682」を有するHuttenes-Albertusからの100gの市販のフェノール-フランウォームボックス樹脂(フルフリルアルコール:57%、遊離フェノール:1.0~1.6%、含水量:8~10%、遊離ホルムアルデヒド含有量:0.25%(8.3ミリモルに対応);Huttenes-Albertus Chemische Werke GmbHから入手可能)に、0.62gのグリシン(8.3ミリモル)を加え、60分間撹拌した。粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.07%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
室温(18~22℃)および相対雰囲気湿度(40~55%)において、100質量部の珪砂H32を実験室ミキサー(BOSCH)に入れ、0.3%の硬化剤(Furedur2)と混合し、混合物を15秒間混合する。砂/硬化剤混合物に、引き続いて、1.5質量部の樹脂を供し、さらに150秒間混合する。製造された成形材料混合物の温度は18~22℃である。
成形材料混合物を、引き続いて、試験棒型に手動によって導入し、押板を用いて密に詰め、220℃にて硬化させた。Georg-Fischer試験棒として知られた、寸法220mm×22.36mm×22.36mmを有する立方状試験棒を、試験検体として製造した。
種々の試験成形品を製造し、220℃にて、これらを15、30、60または120秒間硬化させた。
熱間曲げ強度(熱間(試験)成形品の取り出し直後の曲げ強度)および冷間曲げ強度(24時間後の冷却された(試験)成形品の曲げ強度)を、実施例1に記載された決定の方法に従って、製造された(試験)成形品について決定した。
結果は表2にまとめる。
製造された(試験)成形品の冷間曲げ強度は、アミノ酸を加えなかった比較例11の場合におけるよりも高い。短い焼成時間(15および30秒)を有する検体の場合においては、冷間曲げ強度は特に高い。熱間曲げ強度は悪影響を及ぼされていない。
(実施例25)
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例24と同様な方法で行った。しかしながら、8.3ミリモルのアラニンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.08%を下回る遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
結果は表2にまとめる。
製造された(試験)成形品の冷間曲げ強度は、アミノ酸を加えなかった比較例11の場合におけるよりも高い。短い焼成時間(15および30秒)を有する検体の場合において、冷間曲げ強度は特に高い。熱間曲げ強度は悪影響を及ぼされていない。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例24と同様な方法で行った。しかしながら、8.3ミリモルのグルタミンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.08%を下回る遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
結果は表2にまとめる。
製造された(試験)成形品の冷間曲げ強度は、アミノ酸を加えなかった比較例11の場合におけるよりも高い。短い焼成時間(15および30秒)を有する検体の場合においては、冷間曲げ強度は特に高い。熱間曲げ強度は悪影響を及ぼされていない。
(本発明による)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例24と同様な方法で行った。しかしながら、8.3ミリモルのセリンをグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.08%を下回る遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(比較例10)
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例24と同様な方法で行った。しかしながら、8.3ミリモルの尿素をグリシンの代わりに用いた。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は、0.07%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
(本発明によらない)
粘結剤系、成形材料混合物および(試験)成形品の製造は、実施例24と同様な方法で行った。しかしながら、グリシンは加えなかった。
粘結剤系を室温(18~22℃)まで冷却した後、該粘結剤系は0.18%の遊離ホルムアルデヒドの含有量を有していた。
結果:
表1:実施例1~23および比較例1~9で製造された(試験)成形品の加工時間(PT)および硬化時間(CT)、およびまた曲げ強度の比較
Claims (13)
- 鋳造産業用の成形品を製造するための成形材料混合物であって、
A)1種以上の注入可能な耐火性充填剤と、
B)
i)ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒドドナーおよび/もしくはホルムアルデヒドの初期縮合物、ならびに
ii)グリシン、グルタミン、アラニン、バリンおよびセリンからなる群から選択されるアミノ酸
を含むバインダー系と
を含み、
前記バインダー系が、加えてフラン誘導体および/もしくはフルフリルアルコール、またはフラン誘導体および/もしくはフルフリルアルコールの初期縮合物を含む、成形材料混合物。 - 前記アミノ酸がグリシンである、請求項1に記載の成形材料混合物。
- 注入可能な耐火性充填剤の1種、数種のうちの少なくとも1種またはすべてが、珪砂、溶融珪砂、オリビン砂、クロム-マグネサイト細粒、ケイ酸アルミニウム、重鉱物、産業用セラミックス、長石-含有砂、アンダルサイト砂、中空α-アルミナスフィア、フライアッシュから構成されるスフィア、籾殻アッシュ、膨張ガラス、発泡ガラス、膨張パーライト、コア-シェル粒子およびフライアッシュからなる群から選択される、請求項1又は2に記載の成形材料混合物。
- 前記注入可能な耐火性充填剤の1種、数種のうちの少なくとも1種または全てが、0.001~5mmの範囲の平均粒径d50を有する、請求項1から3までのいずれか1項に記載の成形材料混合物。
- 注入可能な耐火性充填剤の合計質量と前記成形材料混合物の他の構成要素の合計質量の比が、100:5~100:0.1の範囲にある、請求項1から4までのいずれか1項に記載の成形材料混合物。
- 前記バインダー系が硬化性であって、
i)フェノール/フルフリルアルコール/ホルムアルデヒド樹脂、
ii)フルフリルアルコール/ホルムアルデヒド樹脂、
iv)尿素/フルフリルアルコール/ホルムアルデヒド樹脂、または
v)尿素/フルフリルアルコール/フェノール/ホルムアルデヒド樹脂
を生じる、請求項1から5までのいずれか1項に記載の成形材料混合物。 - 前記成形材料混合物における全てのアミノ酸の割合が、合計成形材料混合物の固形物含有量に基づいて、0.005~2質量%である、請求項1から6までのいずれか1項に記載の成形材料混合物。
- 全てのアミノ酸と利用可能なホルムアルデヒドのモル比が、4:1~1:0.5である、請求項1から7までのいずれか1項に記載の成形材料混合物。
- 請求項1から8までのいずれか1項に記載の成形材料混合物を用いて製造される、鋳造産業用の成形品。
- 鋳造産業用の成形材料混合物におけるグリシン、グルタミン、アラニン、バリンおよびセリンからなる群から選択される少なくとも1種のアミノ酸の使用であって、前記成形材料混合物が、前記アミノ酸に加えて、ホルムアルデヒドまたはホルムアルデヒド源及びフラン誘導体および/もしくはフルフリルアルコール、またはフラン誘導体および/もしくはフルフリルアルコールの初期縮合物を含有する、使用。
- 請求項1から8までのいずれか1項に記載の成形材料混合物を製造する方法であって、
以下の工程:
a)1種以上の注入可能な耐火性充填剤を製造または準備する工程と、
b)
i)ホルムアルデヒド、ホルムアルデヒドドナーおよび/またはホルムアルデヒドの初期縮合物、ならびに
ii)グリシン、グルタミン、アラニン、バリンおよびセリンからなる群から選択されるアミノ酸
を含むバインダー系を製造または準備する工程であって、
前記バインダー系が、加えてフラン誘導体および/もしくはフルフリルアルコール、またはフラン誘導体および/もしくはフルフリルアルコールの初期縮合物を含む工程と、
c)全ての成分を混合する工程と
を含む、方法。 - 鋳造産業用の成形品を製造する方法であって、
以下の工程:
i)請求項1から8までのいずれか1項に記載の成形材料混合物を製造または準備する工程と、
ii)前記成形材料混合物を造形して、未硬化の成形品を生じる工程と、
iii)鋳造産業用の成形品が得られるように、前記未硬化の成形品を硬化させ、または後者の硬化を可能とする工程と
を含む、方法。 - 請求項1から8までのいずれか1項に記載の成形材料混合物を製造するための、および/または請求項9に記載の成形品を製造するためのキットであって、
i)請求項1から8までのいずれか1項に記載のバインダー系を含み、ならびに
ii)硬化剤を含み、ここで硬化剤は有機または無機酸であり、ならびに
iii)請求項1から8までのいずれか1項に記載の1種以上の注入可能な耐火性充填剤を任意に含んでもよい、
キット。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE102016123051.0 | 2016-11-29 | ||
DE102016123051.0A DE102016123051A1 (de) | 2016-11-29 | 2016-11-29 | Aminosäure enthaltende Formstoffmischung zur Herstellung von Formkörpern für die Gießereiindustrie |
PCT/EP2017/080602 WO2018099887A1 (de) | 2016-11-29 | 2017-11-28 | AMINOSÄURE ENTHALTENDE FORMSTOFFMISCHUNG ZUR HERSTELLUNG VON FORMKÖRPERN FÜR DIE GIEßEREIINDUSTRIE |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019535537A JP2019535537A (ja) | 2019-12-12 |
JP2019535537A5 JP2019535537A5 (ja) | 2021-01-14 |
JP7069200B2 true JP7069200B2 (ja) | 2022-05-17 |
Family
ID=60915468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019548765A Active JP7069200B2 (ja) | 2016-11-29 | 2017-11-28 | 鋳造産業用の成形品の製造のためのアミノ酸含有成形材料混合物 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11338356B2 (ja) |
EP (1) | EP3548200B1 (ja) |
JP (1) | JP7069200B2 (ja) |
KR (1) | KR102421482B1 (ja) |
CN (1) | CN110049835A (ja) |
BR (1) | BR112019010872B1 (ja) |
DE (1) | DE102016123051A1 (ja) |
EA (1) | EA038564B1 (ja) |
ES (1) | ES2874780T3 (ja) |
MX (1) | MX2019006187A (ja) |
PL (1) | PL3548200T3 (ja) |
WO (1) | WO2018099887A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102018118291A1 (de) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | HÜTTENES-ALBERTUS Chemische Werke Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Schlichtezusammensetzung zur Reduzierung von Formaldehyd-Emissionen |
DE102019106021A1 (de) | 2019-03-08 | 2020-09-10 | HÜTTENES-ALBERTUS Chemische Werke Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Formaldehyd-Fänger für Bindemittelsysteme |
CN111545738B (zh) * | 2020-05-18 | 2021-08-27 | 西峡龙成冶金材料有限公司 | 一种引流砂及其制备方法与应用 |
MX2023008491A (es) * | 2021-01-22 | 2023-07-26 | Oerlikon Metco Ag Wohlen | Sistema de recubrimiento de barrera termica trasplantado. |
RU210048U1 (ru) * | 2021-12-07 | 2022-03-25 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Волгоградский государственный технический университет" (ВолгГТУ) | Литейная форма |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001347339A (ja) | 2000-06-08 | 2001-12-18 | Gun Ei Chem Ind Co Ltd | 鋳型用粘結剤組成物および鋳型用材料 |
CN1366472A (zh) | 2000-04-27 | 2002-08-28 | 阿什兰公司 | 呋喃不烘焙铸造粘合剂及其应用 |
WO2004031254A1 (ja) | 2002-10-04 | 2004-04-15 | E-Tec Co., Ltd. | 非加熱硬化型バインダー及びそれを用いた成形体の製造方法 |
JP2014501175A (ja) | 2010-12-16 | 2014-01-20 | ヒユツテネス−アルベルトス ヘーミッシエ ヴエルケ ゲーエムベーハー | 鋳物工業用の低−放出性常温硬化性結合剤 |
Family Cites Families (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR1387255A (fr) * | 1963-12-18 | 1965-01-29 | Applic Ind Soc Et | Procédé de fabrication de noyaux et éléments de moules de fonderie et mélange à base de sable pour sa mise en oeuvre |
US3296666A (en) * | 1965-08-23 | 1967-01-10 | Howmet Corp | Method of preparing an investment mold for use in precision casting |
JPS4814288B1 (ja) * | 1969-07-23 | 1973-05-07 | ||
US3644274A (en) | 1969-12-22 | 1972-02-22 | Cpc International Inc | Furan no-bake foundry binders |
US3725333A (en) * | 1970-04-20 | 1973-04-03 | Borden Inc | Method for producing foundry molds and foundry molding compositions |
US3806491A (en) | 1972-11-17 | 1974-04-23 | Ashland Oil Inc | Foundry binder composition comprising a ketone-aldehyde product |
DE2353642A1 (de) * | 1973-10-26 | 1975-05-07 | Huettenes Albertus | Bindemittel zur verwendung in heisshaertenden formmassen |
DE59204253D1 (de) | 1991-11-07 | 1995-12-14 | Ruetgerswerke Ag | Ligninmodifizierte Bindemittel. |
CN1088494A (zh) | 1992-12-25 | 1994-06-29 | 机械电子工业部沈阳铸造研究所 | 无酚中氮热芯盒制芯粘结剂及工艺 |
US5320157A (en) * | 1993-01-28 | 1994-06-14 | General Motors Corporation | Expendable core for casting processes |
US5491180A (en) | 1994-08-17 | 1996-02-13 | Kao Corporation | Binder composition for mold making, binder/curing agent composition for mold making, sand composition for mold making, and process of making mold |
GB9523581D0 (en) * | 1995-11-17 | 1996-01-17 | British Textile Tech | Cross-linking |
JP3175045B2 (ja) * | 1996-12-27 | 2001-06-11 | 群栄化学工業株式会社 | シェルモールド用レジン組成物及びシェルモールド鋳型用レジンコーテッドサンド |
DE19856778A1 (de) | 1997-12-03 | 1999-06-10 | Huettenes Albertus | Formstoff-Bindemittel |
US5941180A (en) | 1998-04-01 | 1999-08-24 | Becker; Robert D. | Calculator mount |
FR2788514B1 (fr) * | 1999-01-19 | 2002-04-12 | Saint Gobain Isover | Produit d'isolation, notamment thermique et son procede de fabrication |
FR2790303B1 (fr) * | 1999-02-26 | 2001-05-04 | Hutchinson | Dispositif d'etancheite pour raccordement etanche entre un tube rigide et un element de connexion femelle dans un circuit de transfert de fluide, et raccord equipe d'un tel dispositif |
ITMI20032217A1 (it) | 2003-11-14 | 2005-05-15 | Cavenaghi Spa | Sistema legante per fonderia a basso sviluppo di idrocarburi aromatici |
FR2870148B1 (fr) * | 2004-05-12 | 2006-07-07 | Snecma Moteurs Sa | Procede de fonderie a cire perdue avec couche de contact |
CN101475676B (zh) | 2009-01-20 | 2011-06-29 | 江苏工业学院 | 环境友好型人造板用脲醛树脂制备方法 |
GB201016565D0 (en) | 2010-10-01 | 2010-11-17 | Dynea Oy | Low free formaldehyde resins for abrasive products |
EP3040136B1 (en) * | 2013-08-30 | 2021-04-07 | Asahi Yukizai Corporation | Molding method for laminated mold |
CN105081198A (zh) | 2015-08-14 | 2015-11-25 | 郭伟 | 一种铸钢件用含钠基膨润土的改性呋喃树脂砂及其制备方法 |
CN105414449A (zh) | 2015-11-23 | 2016-03-23 | 合肥李诺新材料贸易有限公司 | 一种泵阀铸件用耐热改性碱性酚醛树脂自硬砂及其制备方法 |
CN106040960B (zh) | 2016-08-17 | 2018-06-01 | 张静 | 一种耐高温覆膜砂的制备方法 |
-
2016
- 2016-11-29 DE DE102016123051.0A patent/DE102016123051A1/de active Pending
-
2017
- 2017-11-28 BR BR112019010872-6A patent/BR112019010872B1/pt active IP Right Grant
- 2017-11-28 MX MX2019006187A patent/MX2019006187A/es unknown
- 2017-11-28 WO PCT/EP2017/080602 patent/WO2018099887A1/de unknown
- 2017-11-28 US US16/464,859 patent/US11338356B2/en active Active
- 2017-11-28 EA EA201991323A patent/EA038564B1/ru unknown
- 2017-11-28 ES ES17823037T patent/ES2874780T3/es active Active
- 2017-11-28 CN CN201780073951.3A patent/CN110049835A/zh active Pending
- 2017-11-28 JP JP2019548765A patent/JP7069200B2/ja active Active
- 2017-11-28 EP EP17823037.1A patent/EP3548200B1/de active Active
- 2017-11-28 KR KR1020197018635A patent/KR102421482B1/ko active IP Right Grant
- 2017-11-28 PL PL17823037T patent/PL3548200T3/pl unknown
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1366472A (zh) | 2000-04-27 | 2002-08-28 | 阿什兰公司 | 呋喃不烘焙铸造粘合剂及其应用 |
JP2001347339A (ja) | 2000-06-08 | 2001-12-18 | Gun Ei Chem Ind Co Ltd | 鋳型用粘結剤組成物および鋳型用材料 |
WO2004031254A1 (ja) | 2002-10-04 | 2004-04-15 | E-Tec Co., Ltd. | 非加熱硬化型バインダー及びそれを用いた成形体の製造方法 |
JP2014501175A (ja) | 2010-12-16 | 2014-01-20 | ヒユツテネス−アルベルトス ヘーミッシエ ヴエルケ ゲーエムベーハー | 鋳物工業用の低−放出性常温硬化性結合剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR112019010872A2 (pt) | 2019-10-01 |
ES2874780T3 (es) | 2021-11-05 |
CN110049835A (zh) | 2019-07-23 |
DE102016123051A1 (de) | 2018-05-30 |
KR102421482B1 (ko) | 2022-07-15 |
EP3548200A1 (de) | 2019-10-09 |
US20190283116A1 (en) | 2019-09-19 |
WO2018099887A1 (de) | 2018-06-07 |
EA201991323A1 (ru) | 2019-10-31 |
PL3548200T3 (pl) | 2021-11-22 |
MX2019006187A (es) | 2019-07-10 |
JP2019535537A (ja) | 2019-12-12 |
BR112019010872B1 (pt) | 2023-01-10 |
EA038564B1 (ru) | 2021-09-15 |
KR20190090828A (ko) | 2019-08-02 |
US11338356B2 (en) | 2022-05-24 |
EP3548200B1 (de) | 2021-06-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7069200B2 (ja) | 鋳造産業用の成形品の製造のためのアミノ酸含有成形材料混合物 | |
TWI564317B (zh) | 用於鑄造工業之低發射冷固化黏合劑 | |
US4252700A (en) | Resin binder for foundry sand cores and molds | |
JP5537067B2 (ja) | 鋳型の製造方法 | |
JP2019535537A5 (ja) | ||
CA2508723A1 (en) | Method of producing shaped bodies, particularly cores, molds and feeders for use in foundry practice | |
CA2832299A1 (en) | Silicic ester modified phenol/formaldehyde novolaks and their use for the production of resin coated substrates | |
JP6685685B2 (ja) | シェルモールド用フェノール樹脂組成物及びシェルモールド用レジンコーテッドサンド並びにシェルモールド用鋳型 | |
US8133933B2 (en) | Binder compositions compatible with thermally reclaiming refractory particulate material from molds used in foundry applications | |
JP5695645B2 (ja) | 粒状混合物によって形成される物体の製造方法 | |
US10137494B2 (en) | Method for obtaining a foundry body from a granular mixture comprising a modified polycondensed resin and a formaldehyde scavenger | |
AU619390B2 (en) | Alkaline benzylic ether phenolic resin binders | |
JP2017070967A (ja) | シェルモールド用フェノール樹脂組成物及びシェルモールド用レジンコーテッドサンド並びにそれを用いてなるシェルモールド用鋳型 | |
JP4749193B2 (ja) | シェルモールド用鋳型材料 | |
KR20120046271A (ko) | 쉘 몰드용 페놀계 수지 조성물 및 쉘 몰드용 레진 코티드 샌드 그리고 그것을 사용하여 얻어지는 쉘 몰드용 주형 | |
US3106540A (en) | Water bearing novolac resin binders for foundry sands | |
US20100099794A1 (en) | Coated microspheres and their uses | |
JP5250301B2 (ja) | 鋳型の製造方法 | |
US3050797A (en) | Water sensitive molds and cores of fast collapsibility | |
WO2022240645A1 (en) | Halloysite tubes in ester-cured phenolic bonded foundry shapes | |
JP2000051992A (ja) | 鋳型製造用硬化剤組成物 | |
CS213460B1 (cs) | Obalená směs pro výrobu skořepinových forem a jader | |
JPS6330144A (ja) | 樹脂被覆砂粒 | |
TW201302868A (zh) | 經矽酸酯改良之酚/甲醛酚醛樹脂及彼等於製備經樹脂塗布之基板之用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201127 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210726 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210818 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220406 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220502 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7069200 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |