JP7067013B2 - ワーク芯出し方法 - Google Patents
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Description
なお、上記構成において、「円周面」とは、例えば、環状、筒状、円板状、又は円柱状に形成されたワークにおける、円形状の内周面又は外周面をいう。
このような構成により、各芯出し具を異なるタイミングで径方向に移動させる場合に比べて、ワークの芯出し作業をより短時間で行うことができる。
このような構成により、もともとエア供給装置を備えた加工装置、例えばマシニングセンタやNC旋盤等に対して好適に適用することが可能となる。
このような構成によって、ワークの円周面に対して芯出し具が3箇所で接触することになるため、可及的に少ない芯出し具を用いて短時間かつ高精度に芯出し作業を行うことができる。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態に係るワーク芯出し装置の正面図である。図2は、ワーク芯出し装置の側面図(一部、図1のA-A線に相当する断面図)である。
第1の実施形態のワーク芯出し装置10は、例えば、高硬度の切削工具を用いてワークWの表面を切削するハードターニング等を行う加工装置50に適用され、当該加工装置50の工具主軸51に装着して用いられる。この加工装置50としては、例えば、マシニングセンタ又はNC旋盤等を挙げることができる。加工装置50は、ワークWを回転させる主軸52と、この主軸52と同心に配置可能な工具主軸51とを有する。主軸52には、ワークWを保持するマグネットチャック53が設けられている。
本実施形態の駆動部11はエアシリンダにより構成されている。したがって、以下の説明では、エアシリンダにも駆動部と同一の符号11を付する。エアシリンダ11は、図3にも示すように、円筒形状のシリンダ本体21と、シリンダ本体21の軸方向の一端面に設けられた複数の可動部22とを有している。
以下、芯出し作業の手順について説明する。
まず、加工装置50のマグネットチャック53に、弱励磁の状態でワークWを吸着させる。また、加工装置50の工具主軸51にワーク芯出し装置10を装着する。
そして、工具主軸51を軸心O1に沿って移動させ、マグネットチャック53に保持されたワークWの径方向内側に、ワーク芯出し装置10の芯出し具12を配置する。
また、本実施形態のワーク芯出し装置10は、芯出し作業を行う際に、マグネットチャック53を弱励磁の状態としているので、芯出し具12との接触でワークWが移動し易くなり、ワークWを歪ませることなく位置調整を容易に行うことができる。
本実施形態のワーク芯出し装置10は、エアシリンダ11及び接触部材33として市販されているものを適用することが可能であり、可及的に安価に製造することができる。
図5は、第2の実施形態に係るワーク芯出し装置10の図2に相当する一部断面図である。
本実施形態のワーク芯出し装置10は、芯出し具12がワークWの外周面Wbに接触することによって芯出しを行うものとなっている。ワーク芯出し装置10の駆動部11は、第1の実施形態と略同様であり、エアシリンダによって構成されている。ただし、本実施形態のエアシリンダ11は、エアの供給によって可動部22が径方向内側に移動し、エアの供給を停止すると可動部22が径方向外側に戻るように構成されている。
本実施形態では、複数の芯出し具12を径方向外側に移動させた状態で、軸心O1に沿ってワーク芯出し装置10をワークWに近づけ、芯出し具12をワークWの径方向外側に位置させる。そして、芯出し具12を径方向内側に移動させて接触子36をワークWの外周面Wbに接触させることで、ワークWの位置を調整し、芯出しを行うことができる。
例えば、ワーク芯出し装置10の駆動部11は、複数の芯出し具12のそれぞれに対して個別に設けられていてもよく、複数の芯出し具12を異なるタイミングで個別に移動させてもよい。
駆動部11としてのエアシリンダは、単動タイプのものに限られず、複動タイプのものを用いてもよい。
また、本発明が適用される加工装置50は、切削装置に限らず、研削装置等の他の装置であってもよい。
Claims (5)
- 加工装置の主軸に設けられたマグネットチャックにより保持された円周面を有するワークの芯出しを行うワーク芯出し装置であって、
前記主軸は前記マグネットチャックおよび前記ワークとともに回転駆動が可能となっており、
前記主軸と同心に配置される基準軸心回りに周方向に間隔をあけて配置される複数の芯出し具と、
前記複数の芯出し具をそれぞれ前記基準軸心から互いに等距離にある所定の芯出し位置まで径方向へ直進的に移動させ、前記マグネットチャックに保持された前記ワークの円周面に前記各芯出し具を接触させる駆動部と、を備えており、
前記複数の芯出し具の先端に、二軸以上の軸回りに回転自在な球状の接触子が設けられている、ワーク芯出し装置を用いたワーク芯出し方法であって、
加工装置の主軸に設けられたマグネットチャックを弱励磁状態にして円周面を有するワークを前記マグネットチャックで保持する工程、
前記主軸を回転駆動する工程、
前記主軸と同心に前記ワーク芯出し装置の基準軸心を配置した状態で、複数の芯出し具をそれぞれ前記基準軸心から互いに等距離にある芯出し位置まで移動させ、前記ワークの円周面に前記芯出し具を接触させる工程、を含む、ワーク芯出し方法。 - 前記複数の芯出し具が、互いに前記基準軸心から径方向に等距離の位置に配置され、
前記駆動部は、前記複数の芯出し具を同一のストロークで同時に径方向に移動させる、請求項1に記載のワーク芯出し方法。 - 前記駆動部が、エアシリンダである、請求項1又は2に記載のワーク芯出し方法。
- 前記芯出し具が、前記基準軸心回りに間隔をあけて3箇所に設けられている、請求項1~3のいずれか1項に記載のワーク芯出し方法。
- 主軸と、
前記主軸に設けられ円周面を有するワークを保持するマグネットチャックと、
前記ワーク芯出し装置と、を備えている、加工装置を用いる、請求項1~4のいずれか1項に記載のワーク芯出し方法。
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