JP7065634B2 - 洗浄機 - Google Patents

洗浄機 Download PDF

Info

Publication number
JP7065634B2
JP7065634B2 JP2018027193A JP2018027193A JP7065634B2 JP 7065634 B2 JP7065634 B2 JP 7065634B2 JP 2018027193 A JP2018027193 A JP 2018027193A JP 2018027193 A JP2018027193 A JP 2018027193A JP 7065634 B2 JP7065634 B2 JP 7065634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
washing
heat exchange
water
washing machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018027193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019141248A (ja
Inventor
淳 久保田
由和 錦織
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2018027193A priority Critical patent/JP7065634B2/ja
Publication of JP2019141248A publication Critical patent/JP2019141248A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7065634B2 publication Critical patent/JP7065634B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Washing And Drying Of Tableware (AREA)

Description

本発明は、洗浄機に関する。
従来の洗浄機としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の洗浄機は、洗浄室を有する本体と、洗浄室から排出された水蒸気を凝縮して水蒸気の包含量が減少した空気を排出する熱交換器と、を備えている。特許文献1に記載の洗浄機では、従来排気されていた水蒸気(湯気)により、給水を昇温させることができる。
特開2011-206110号公報
上記従来の洗浄機では、ダクトにおいて熱交換器の真上の空間に送風機が設けられている。ダクトの天板は、ファン(送風機)によって排出される空気が吹き付けられるので、ダクト外部との気温差等によって結露が発生する。ファンは、天板に発生した結露が落下する位置に設けられているので、結露による不具合がもたらされるおそれがある。
そこで、本発明は、結露によってファンに不具合が発生することを抑制できる洗浄機を提供することを目的とする。
本発明に係る洗浄機は、被洗浄物を収容する洗浄室と、洗浄室から水蒸気を排出する開口部と、洗浄室を開閉可能なドアと、を有する本体部と、開口部から排出された水蒸気を凝縮して水蒸気の包含量が減少した空気に変換する熱交換部と、熱交換部によって変換された空気を排出する排出部に連通するダクトと、を有する熱交換ユニットと、開口部から熱交換ユニットに水蒸気を取り込んで排出部から空気を排出させるファンと、を備え、ダクトは、熱交換部の上方に設けられると共に上下方向に延在する第1ダクトと、第1ダクトに連通し、上下方向に交差する方向に排出部まで延在する第2ダクトと、を有し、ファンは、第2ダクト内に配置されている。
この構成の洗浄機では、熱交換部によって変換された空気を外部に排出するファンが、熱交換部の上方から上下方向に延在する第1ダクトとは異なる第2ダクトに設けられている。すなわち、ファンは、熱交換部の上方から外れた位置、かつ第1ダクトの天板の下方からも外れた位置に配置される。これにより、ダクト内(特に第1ダクトの天板)で発生する結露がファンに滴下することがなくなる。この結果、結露による不具合の発生を抑制することができる。
本発明に係る洗浄機では、ファンは、ブラケットを介して第2ダクトの底面に取り付けられており、第2ダクトの底面は、排出部に向かって上方に傾斜し、ブラケットと底面との間には隙間が設けられていてもよい。これにより、第2ダクト内に発生した結露は、底面を伝って第1ダクト側に流れる。ブラケットと底面の間には、隙間が設けられているので、第1ダクト側に流れようとする結露がブラケットによって阻害されることなく、第1ダクトに流れ込む。これにより、第2ダクトで発生した結露によってファンに不具合が発生することを抑制できると共に、ダクト内で発生した結露を洗浄室に回収することができる。
本発明に係る洗浄機では、ブラケットは、パッキンを介して底面に取り付けられており、パッキンは、第2ダクトにおいて、上下方向と上記上下方向に交差する方向とに直交する幅方向の両端に設けられており、隙間は、幅方向において両端に設けられるパッキンの間に設けられている。これにより、パネルの継ぎ目等が配置されることが多いダクトにおける幅方向端部を、結露が流れることを防止できる。
本発明によれば、結露によってファンに不具合が発生することを抑制できる洗浄機を提供できる。
図1は、一実施形態に係る食器洗浄機の斜視図である。 図2は、一実施形態に係る食器洗浄機の概略構成を示す断面図である。 図3は、食器洗浄機の内部構成を示す側面図である。 図4は、熱交換ユニットを示す斜視図である。 図5は、図4の熱交換ユニットの第1ダクト及び第2ダクト近傍を拡大して示した断面図である。 図6は、図4の熱交換ユニットの第1ダクト及び第2ダクト近傍を分解して示した斜視図である。 図7は、図5のブラケットの取付状態を示した斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。以下の説明においては、図1で規定する方向(上下方向、前後方向、左右方向(幅方向))を説明に用いる。
図1及び図2に示されるように、食器洗浄機(洗浄機)1は、ステンレス製のパネルで覆われた洗浄機本体(本体部)2を有している。洗浄機本体2は、洗浄室3が形成された上側部分2Aと、機械室4が形成された下側部分2Bとに仕切られている。洗浄機本体2の背面側におけるコーナ部には、上側部分2Aと下側部分2Bとに渡って上下方向に延びる支柱6が配置され、支柱6,6間には背面パネル5が配置されている。
洗浄機本体2の上側部分2Aには、洗浄室3の開閉を行うための箱型のドア7が設けられている。このドア7は、ステンレス製の一対の支柱6,6により上下動自在に案内されると共に、前方において水平方向に延在するハンドル8Aによって上下動する。ドア7は、上下方向において最下高さ位置に位置して、洗浄室3を閉じる第1位置P1(図3参照)と、上下方向において最高高さ位置に位置して、洗浄室3を開く第2位置P2(図3参照)と、の間で移動する。
このハンドル8Aの両端には左右一対の回動アーム8B,8Bの先端が固定され、回動アーム8B,8Bはドア7の側面7Aに沿って斜めに配置されている。回動アーム8B,8Bには、ドア7の側面7Aに沿って配置されたリンク部8Cの一端が回動自在に連結され、リンク部8Cの他端は、軸ピン8Dを介してドア7に連結されており、ハンドル8Aの回動運動に対してドア7が上下運動可能となっている。洗浄機本体2の底面の四隅には脚部9が取り付けられている。
図2に示されるように、洗浄室3内には、ラックレール11が着脱自在に配置されており、このラックレール11上に、飲食後の皿や茶碗等の食器(被洗浄物)が並べられた格子状の食器ラックが載置される。洗浄室3の上部には、放射状に延びる3本のアームからなる上側洗浄ノズル12Aと、2本のアームからなる上側すすぎノズル13Aとがそれぞれ回転自在に配置されている。同様に、洗浄室3の下部には、放射状に延びる3本のアームからなる下側洗浄ノズル12Bと、2本のアームからなる下側すすぎノズル13Bとがそれぞれ回転自在に配置されている。食器ラックに並べられた食器は、上側洗浄ノズル12A及び下側洗浄ノズル12Bによって上下から洗浄水が噴射され、上側すすぎノズル13A及び下側すすぎノズル13Bによって上下からすすぎ水が噴射される。
洗浄室3の底部には、機械室4内に突出するように洗浄水タンク15が設けられている。洗浄室3と洗浄水タンク15との間には、フィルタ18が着脱自在に配置されている。洗浄水タンク15の前面には、洗浄水吸込口を介して洗浄ポンプ23が接続されている。洗浄ポンプ23の吐出口には洗浄水吐出管21が接続されている。洗浄水吐出管21は、第1洗浄水吐出管21Aと第2洗浄水吐出管21Bとに分岐して、第1洗浄水吐出管21Aは上側洗浄ノズル12Aに接続され、第2洗浄水吐出管21Bは下側洗浄ノズル12Bに接続されている。
機械室4内には、外部から給水管(図示せず)を介してすすぎ水が供給されるすすぎ水タンク25が配置されている。すすぎ水タンク25には、すすぎ水吸込管29を介してすすぎポンプ27が接続されている。すすぎポンプ27の吐出口にはすすぎ水吐出管31が接続されている。すすぎ水吐出管31は、第1すすぎ水吐出管31Aと第2すすぎ水吐出管31Bとに分岐して、第1すすぎ水吐出管31Aは上側すすぎノズル13Aに接続され、第2すすぎ水吐出管31Bは下側すすぎノズル13Bに接続されている。第1すすぎ水吐出管31Aは、第1洗浄水吐出管21A内に配置されている。すなわち、第1洗浄水吐出管21A及び第1すすぎ水吐出管31Aは、二重管構造を成している。
機械室4内には、食器洗浄機1の動作全般を制御するコントローラ50が内蔵された電装ボックス(図示せず)等が収容されている。
図3に示されるように、洗浄機本体2は、洗浄室3内の水蒸気を排気する開口部2Hを有する。開口部2Hは、背面パネル5を厚み方向(前後方向)に貫通して形成されている。開口部2Hは、洗浄機本体2の背面パネル5の上端部に配置されている。開口部2Hは、洗浄機本体2の幅方向に沿って延在している。
図1及び図3に示されるように、食器洗浄機1は、熱交換ユニット60を備えている。熱交換ユニット60は、図3~図6に示されるように、筐体62と、熱交換器(熱交換部)64と、排気ダクト(ダクト)70と、排気ファン68と、を有している。熱交換ユニット60は、洗浄機本体2の洗浄室3から排出された水蒸気を凝縮して、水蒸気の包含量が減少した空気(以下、単に「空気」とも称する。)を外部に排出する。熱交換ユニット60では、水蒸気(空気)の流通する経路において、上流側から、筐体62及び排気ダクト70がこの順番で配置されており、熱交換器64は筐体62に配置され、排気ファン68は排気ダクト70に配置されている。
筐体62は、フレーム62dと、フレーム62dを覆うパネル62cと、を有している。筐体62は、箱状の部材である。筐体62は、熱交換器64を収容する。筐体62は、洗浄室3から排出された水蒸気を流通させると共に、熱交換器64により熱交換された空気を流通させる流路(ダクト)の一部を構成している。筐体62は、洗浄機本体2の背面パネル5に固定されている。具体的には、筐体62の下端部に設けられたブラケット62a,62bが、洗浄機本体2の背面パネル5の上端部に固定されている。
筐体62は、洗浄機本体2の背面側において、上下方向に延在している。筐体62は、吸気口63aと、連通口62eと、を有する。吸気口63aは、水蒸気を筐体62内に取り入れる。吸気口63aは、筐体62の下部に設けられている。洗浄機本体2の背面パネル5に設けられた開口部2Hに接続されている。これにより、洗浄機本体2の洗浄室3と筐体62とは、連通している。連通口62eは、排気ダクト70の連通口70aに連通している。これにより、筐体62と排気ダクト70は、連通している。筐体62は、熱交換器64を収容している。
熱交換器64は、フィン及び流路管(いずれも図示せず)等を有している。流路管の一端には、給水管(図示せず)が接続されている。給水管は、流路管に水を供給する。給水管には、図示しない水道等の水源から水が供給される。流路管の他端には、排水管(図示せず)が接続されている。排水管は、流路管を通過した水を排出する。排水管は、すすぎ水タンク25に接続されている。すなわち、熱交換器64の流路管を流通した水は、すすぎ水タンク25に排出される。熱交換器64は、筐体62内を流通する水蒸気と接触する。熱交換器64は、流路管を流通する水と水蒸気との間で熱交換を行う。
排気ダクト70は、熱交換器64の上方に設けられる。排気ダクト70は、上下方向に延在する第1ダクト71と、第1ダクト71に連通し、上下方向に交差する前後方向に排出部70bまで延在する第2ダクト72と、を有している。排気ダクト70は、連通口70aと、排出部70bと、を有する。連通口70aは、筐体62の連通口62eに連通している。これにより、と筐体62と排気ダクト70とは、連通している。排出部70bは、排気ダクト70の下流端に配置されている。すなわち、排気ダクト70の排出部70bは、筐体62の吸気口63aと連通している。排出部70bは、水蒸気の包含量が減少した空気を外部に排出する。
排気ダクト70は、本体部73と、上部カバー76と、背板77と、を有している。図6に示されるように、本体部73は、第1ダクト71及び第2ダクト72の一部を形成する部材であって、主に、左右方向から見て略L字状の側板73aと、フランジ73bと、底板73cと、を有している。背板77は、第1ダクト71の一部を形成する部材であって、平板77aと、フランジ77bと、を有する。図5に示されるように、本体部73に背板77がねじ等によって取り付けられることによって第1ダクト71を形成する。
また、図6に示されるように、上部カバー76は、上板76aと、前板76bと、グリル76cと、フランジ76dと、を有している。図5に示されるように、本体部73に上部カバー76が取り付けられることによって第2ダクト72を形成する。図3に示されるように、第2ダクト72に形成される排出部70bは、上下方向において最高高さ位置に位置するドア7(すなわち、洗浄室3を開放状態にするドア7の第2位置P2)よりも上方かつドア7の上方の空間に向けて前方に空気を排出するように設けられている。排出部70bは、前板76bに覆われており、前板76bには開口部からなるグリル76cが配置されている。グリル76cによって、排気ファン68が覆われるため、空気の排出を可能にしつつも作業者等が排気ファン68に接触すること防止できる。
排気ファン68は、第2ダクト72内に配置されている。排気ファン68は、開口部2Hから熱交換ユニット60に水蒸気を取り込んで排出部70bから空気を排出させる。図5に示されるように、排気ファン68は、ブラケット75を介して本体部73の底板73cに取り付けられている。排気ファン68は、ブラケット75の取付口75cを覆うようにねじ等によって平板75aに取り付けられる。排気ファン68は、排出部70b近傍に配置されている。本実施形態では、排気ファン68は、4個設けられている。排気ファン68は、左右方向に沿って並んで配置されている。排気ファン68の数は、適宜設定される。
ブラケット75は、平板75aと、フランジ75bと、取付口75cと、を有している。ブラケット75は、二つの柱状のパッキン74,74を介して本体部73の底板73cに取り付けられている。二つのパッキン74,74は、第2ダクト72において、上下方向と前後方向に直交する左右方向(幅方向)の両端に設けられている。図7に示されるように、二つのパッキン74,74と、ブラケット75と、本体部73の底板(第2ダクトの底面)73cとの間には、第1ダクト71に連通する隙間G1が形成されている。本体部73の底板73cは、排出部70bに向かって上方に傾斜している。すなわち、第2ダクト72の底面は、前方に向かって上方に傾斜している。第2ダクト72の天面である上部カバー76の上板76aも、第2ダクト72の底面である本体部73の底板73cと同様に、前方に向かって上方に傾斜している。
続いて、食器洗浄機1の動作について説明する。食器洗浄機1は、電源スイッチがONされると、すすぎ水タンク25内の温水をすすぎポンプ34によって洗浄室3へ噴射することにより、洗浄水タンク15内へ温水が供給される。すすぎ水タンク25内の温水の温度は、例えば、80℃前後に設定されている。これにより初期給湯が行われる。そして、初期給湯量に合った量の洗剤が洗浄水タンク15内へ供給されて、洗浄水タンク15内の洗浄水の洗剤濃度が所定濃度となる。
初期給湯後、ユーザが食器をラッキングして、ドア7を閉めると、ドアスイッチにより、ドアが閉められたことが検知されると共に、運転開始信号がコントローラ50へ入力される。運転開始信号がコントローラ50へ入力されると、食器の洗浄が開始される。食器の洗浄は、洗浄水タンク15内の洗浄水を洗浄室3内の食器に向けて噴射することにより行われる。洗浄水タンク15内の洗浄水の温度は、例えば、60℃~70℃となるように設定されている。
洗浄ポンプ23が始動することにより、洗浄水タンク15内に貯留された洗浄水は、洗浄水吐出管24等を介して上側洗浄ノズル12A及び下側洗浄ノズル12Bに圧送されて、上側洗浄ノズル12A及び下側洗浄ノズル12Bから洗浄室3内の食器に向けて噴射される。このとき、上側洗浄ノズル12A及び下側洗浄ノズル12Bは噴射力の反力によって回転し続けるため、洗浄水が食器に満遍なく当てられて、食器の汚れが効率良く洗い落とされる。
この洗浄室3内に噴射された洗浄水は、食器から洗い落とされた残菜等がフィルタ18によって取り除かれつつ洗浄水タンク15内に回収される。洗浄水タンク15内に回収された洗浄水は、洗浄ポンプ23により再び洗浄室3内に循環供給される。洗浄水による食器の洗浄が所定時間行われると、洗浄ポンプ23の作動を停止する。これにより、食器洗浄機1の動作が一時的に休止する。
次に、すすぎポンプ34が始動することにより、すすぎ水タンク25内に貯留されたすすぎ水は、すすぎ水吐出管36等を介して上側すすぎノズル13A及び下側すすぎノズル13Bに圧送されて、上側すすぎノズル13A及び下側すすぎノズル13Bから食器に向けて噴射される。すすぎ水タンク25から圧送されるすすぎ水の温度は、例えば、80℃前後に設定されている。このとき、上側すすぎノズル13A及び下側すすぎノズル13Bもまた、噴射力の反力によって回転し続けるため、すすぎ水が食器に満遍なく当てられて、食器のすすぎが効率良く行われる。
この食器に噴射されたすすぎ水は、フィルタ18を介して洗浄水タンク15内に回収されて洗浄水と混ざり合い、次回の洗浄工程における洗浄水として使用される。洗浄室3内にすすぎ水が噴射されて洗浄水タンク15内に回収されると、一定水位を超える余剰な洗浄水は、オーバーフロー管(図示省略)から外部に排出される。
上側すすぎノズル13A及び下側すすぎノズル13Bから食器Pにすすぎ水が噴射されると、洗浄室3内に水蒸気が発生する。本実施形態の食器洗浄機1では、すすぎ工程が開始されると排気ファン68が作動を開始し、洗浄室3内で発生した水蒸気が排気ファン68によって排出される。なお、排気ファン68の作動開始タイミングは、このタイミングに限定されず、上側洗浄ノズル12A及び下側洗浄ノズル12Bから水が噴射される洗浄工程から開始されてもよい。
排気ファン68によって洗浄室3から水蒸気が排出されると、水蒸気は、開口部2Hを介して熱交換ユニット60の熱交換器64に送り出される。水蒸気は、熱交換器64が配置された流路を流通する。熱交換器64では、流路を流通する「水蒸気」と、熱交換器64を流通する「水」との間で熱交換が行われる。これにより、熱交換器64からは、水蒸気の包含量が減少した空気が送り出される。排気ファン68の作動により洗浄室3内の水蒸気の回収が所定の時間行われると、排気ファン68の作動が停止される。排気ファン68の作動が停止されると、熱交換器64への水蒸気の流通が停止する。このとき、洗浄室3内には、水蒸気(湯気)がほとんど存在していない。
熱交換器64から送り出される空気は、比較的暖かい空気であるので、図3に示されるように、熱交換器64より下流側の第1ダクト71及び第2ダクト72の内面には、第1ダクト71及び第2ダクト72の外面との温度差により、結露が発生し易い状態となる。特に、第1ダクト71の天面となる上部カバー76の上板76aの領域Aには、結露が発生し易い状況となる。当該領域Aに発生する結露は下方に落下し、筐体62を通過して洗浄室3に回収される。このとき、上記領域Aの下方には、排気ファン68が配置されていないので、上部カバー76の上板76aから落下する結露が排気ファン68に滴下することはない。
上記領域Aに発生する結露に比べれば少ない量ではあるが、第2ダクト72の内面にも結露が発生する。例えば、本体部73の底板73cは、後方に向かって傾斜しているので、本体部73の底板73cに発生した結露は後方の第1ダクト71側に流れる。第1ダクト71と第2ダクト72との間には、排気ファン68を固定するブラケット75が存在するが隙間G1が形成されている。このため、結露は、第2ダクト72から隙間G1を介して第1ダクト71に流れる。同様に、上部カバー76の上板76aも、後方に向かって傾斜している。
続いて、本実施形態の食器洗浄機1の作用効果について説明する。図5に示されるように、上記実施形態の食器洗浄機1では、熱交換器64によって変換された空気を外部に排出する排気ファン68が、熱交換器64の上方から上下方向に延在する第1ダクト71とは異なる第2ダクト72に設けられている。すなわち、排気ファン68は、熱交換器64の上方から外れた位置、かつ第1ダクト71の天板(上部カバー76の上板76a)の下方からも外れた位置に配置される。これにより、第1ダクト71及び第2ダクト72で発生する結露が排気ファン68に滴下することがなくなる。この結果、結露によってファンに不具合が発生することを抑制できる。
上記実施形態の食器洗浄機1では、排気ファン68は、ブラケット75を介して第2ダクト72の底面(本体部73の底板73c)に取り付けられており、第2ダクト72の底面は、排出部70bに向かって上方に傾斜し、ブラケット75と本体部73の底板73cとの間には隙間G1が設けられている。これにより、第2ダクト72内に発生した結露は、本体部73の底板73cを伝って第1ダクト71側に流れる。ブラケット75と本体部73の底板73cの間には、隙間G1が設けられているので、第1ダクト71側に流れようとする結露は、ブラケット75によって阻害されることなく、第1ダクト71に流れ込む。これにより、第2ダクト72で発生した結露によって排気ファン68に不具合が発生することを抑制できると共に、排気ダクト70内で発生した結露を洗浄室に回収することができる。
上記実施形態の食器洗浄機1では、ブラケット75は、二つのパッキン74,74を介して本体部73の底板73cに取り付けられており、パッキン74は、第2ダクト72において、左右方向の両端に設けられている。これにより、第2ダクト72で発生した結露を、第1ダクト71及び筐体62において左右方向における両端を伝って流れることを防止できる。すなわち、第2ダクト72で発生した結露を、第1ダクト71及び筐体62における幅方向の中央部分に流すことができる。これにより、パネル62cの継ぎ目等が配置されることが多い排気ダクト70における幅方向端部を、結露が流れることを防止できるので、パネル62c同士の隙間等から上記の結露が漏れ出すことを抑止できる。
上記実施形態の食器洗浄機1では、排気ファン68が配置された上方の上部カバー76が取り外し可能に設けられていると共に排出部70b近傍に設けられているので、作業者等は、排気ファン68にアクセスしやすい。これにより、排気ファン68のメンテナンス性に優れる。また、排気ファン68が第2ダクト72に設けられることによって、空気を送り出す方向と、排気ダクト70における排出部70bの開口方向とを一致させることができるので、効率的に空気を排出できる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
上記実施形態の食器洗浄機1では、排気ファン68がブラケット75を介して取り付けられる例を挙げて説明したが、第2ダクト72の内面に直接取り付けられてもよい。この場合であっても、第1ダクト71の天面となる上部カバー76の上板76aの領域Aに発生する結露の影響を回避できる。第2ダクト72の底面となる本体部73の底板73cに排気ファン68を取り付ける場合には、パッキン等を介して配置することにより、底板73cを伝う結露の影響も回避できる。
排気ファン68は、上板76aに吊り下げられるような態様で取り付けられてもよい。この場合も、底板73cを伝う結露の影響も回避できる。また、上記実施形態において、ブラケット75の上部と上部カバー76との間にも、上述した隙間G1のような隙間を設けてもよい。この場合、よりスムーズに上部カバー76の上板76aに発生した結露を、後方の第1ダクト71側に流すことができる。
上記実施形態のブラケット75は、パッキン74を介して本体部73の底板73cに取り付けられる例を挙げて説明したが、上記底板73cに直接取り付けられてもよい。この場合、上記隙間G1は、ブラケット75の平板75aの一部を切り欠くことによって形成してもよい。
本発明は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態、上記変形例及びその他の変形例として記載の内容を適宜組み合わせてもよい。
1…食器洗浄機、2…洗浄機本体(本体部)、2H…開口部、3…洗浄室、7…ドア、60…熱交換ユニット、62…筐体、64…熱交換器(熱交換部)、68…排気ファン、70…排気ダクト(ダクト)、71…第1ダクト、72…第2ダクト、73…本体部、74…パッキン、75…ブラケット、76…上部カバー、77…背板、G1…隙間。

Claims (3)

  1. 被洗浄物を収容する洗浄室と、前記洗浄室から水蒸気を排出する開口部と、前記洗浄室を開閉可能なドアと、を有する本体部と、
    前記開口部から排出された前記水蒸気を凝縮して前記水蒸気の包含量が減少した空気に変換する熱交換部と、前記熱交換部によって変換された前記空気を排出する排出部に連通するダクトと、を有する熱交換ユニットと、
    前記開口部から前記熱交換ユニットに前記水蒸気を取り込んで前記排出部から前記空気を排出させるファンと、を備え、
    前記ダクトは、前記熱交換部の上方に設けられると共に上下方向に延在する第1ダクトと、前記第1ダクトに対して前記上下方向に交差する前後方向から連通し前記前後方向に前記排出部まで延在する第2ダクトと、を有し、
    前記ファンは、前記第2ダクト内に配置されている、洗浄機。
  2. 前記ファンは、ブラケットを介して前記第2ダクトの底面に取り付けられており、
    前記第2ダクトの前記底面は、前記排出部に向かって上方に傾斜し、
    前記ブラケットと前記底面との間には隙間が設けられている、請求項1記載の洗浄機。
  3. 前記ブラケットは、パッキンを介して前記底面に取り付けられており、
    前記パッキンは、前記第2ダクトにおいて、前記上下方向と前記前後方向とに直交する幅方向の両端に設けられており、
    前記隙間は、前記幅方向において両端に設けられる前記パッキンの間に設けられている、請求項2記載の洗浄機。
JP2018027193A 2018-02-19 2018-02-19 洗浄機 Active JP7065634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018027193A JP7065634B2 (ja) 2018-02-19 2018-02-19 洗浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018027193A JP7065634B2 (ja) 2018-02-19 2018-02-19 洗浄機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019141248A JP2019141248A (ja) 2019-08-29
JP7065634B2 true JP7065634B2 (ja) 2022-05-12

Family

ID=67773408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018027193A Active JP7065634B2 (ja) 2018-02-19 2018-02-19 洗浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7065634B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW202107892A (zh) 2019-07-31 2021-02-16 日商索尼半導體解決方案公司 發送裝置、接收裝置及通信系統

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011206110A (ja) 2010-03-29 2011-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 食器洗浄機
JP2015124895A (ja) 2013-12-25 2015-07-06 株式会社ノーリツ 給湯装置
JP2017127589A (ja) 2016-01-22 2017-07-27 株式会社ウインターハルタージャパン 洗浄機

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0367938A (ja) * 1989-08-07 1991-03-22 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011206110A (ja) 2010-03-29 2011-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 食器洗浄機
JP2015124895A (ja) 2013-12-25 2015-07-06 株式会社ノーリツ 給湯装置
JP2017127589A (ja) 2016-01-22 2017-07-27 株式会社ウインターハルタージャパン 洗浄機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019141248A (ja) 2019-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7065634B2 (ja) 洗浄機
JP4508251B2 (ja) 食器洗い乾燥機
JP7091086B2 (ja) 洗浄機
JP2022155886A (ja) 洗浄機
JP6993943B2 (ja) 洗浄機
JP2006075639A (ja) 食器洗い機
JP7065577B2 (ja) 洗浄機
JP4096982B2 (ja) 食器洗い機
KR20080083393A (ko) 식기 세척기
JP7115866B2 (ja) 洗浄機
JP6966906B2 (ja) 洗浄機
JP7129593B2 (ja) 食器洗い機
JP6577749B2 (ja) 洗浄機
JP2972947B2 (ja) 食器洗浄機
JP4326284B2 (ja) 食器洗浄機
JP2020171550A (ja) 洗浄機
JP7341640B2 (ja) コンベア型洗浄機
JP2019141249A (ja) 洗浄機
JP5589912B2 (ja) 食器洗い機
JP7285124B2 (ja) 洗浄機
JP7117600B2 (ja) 食器洗い機
US20230309782A1 (en) Household dishwasher having at least one air outlet
JP7098415B2 (ja) コンベア型洗浄機
TW200911193A (en) Tableware cleaning machine
KR20070040463A (ko) 식기 세척기 및 식기 세척기의 응축 어셈블리

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220426

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7065634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150