JP2017127589A - 洗浄機 - Google Patents

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Takeshi Ozaki
剛 尾崎
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Abstract

【課題】洗浄に使用する水を効率よく加熱することができる洗浄機を提供する。
【解決手段】水を蓄えるボイラータンク、給水口から供給される水を前記ボイラータンクに導くための給水路、ガスを燃焼させ、前記ボイラータンク内に蓄えられた水を加熱するガス加熱装置、加熱された前記水を使用して、洗浄室内に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄装置、洗浄に使用した排水を排出するための排水路、前記被洗浄物を洗浄する際に生じる蒸気と前記給水路中の水との間で熱交換を行う第1の熱回収交換部、前記ガス加熱装置から生じる排気と前記給水路中の水との間で熱交換を行う第2の熱回収交換部、前記排水と前記給水路中の水との間で熱交換を行う第3の熱回収交換部を有する洗浄機。
【選択図】図2

Description

本発明は食器類等の被洗浄物を洗浄する洗浄機に関する。
洗浄機は、水を利用して食器類等の被洗浄物の洗浄を行う。汚れ除去や殺菌の効果を高めるため、洗浄に使用する水の温度は60〜70℃、洗浄を仕上げるすすぎ水は80〜85℃と高温であることが望ましい。一方、一般的な給水源から供給される水は低温(10〜15℃)であるため、水の温度を上げる手段が必要となる。
たとえば、洗浄機とは別に給湯器を設け、給湯器から高温の水を直接供給する方法がある。或いは、特許文献1には、洗浄に使用した排水と給水源から供給される水との間で熱交換を行う排水熱回収装置を備える洗浄機が開示されている。
特開2015−123349号公報
ここで、給湯器から供給される水は洗浄器内のタンクに一時的に貯蓄される。従って、給湯器からの水がタンクに到達するまでに熱のロスが生じる。また、洗浄機とは別に給湯器を設ける必要があり、設置スペースやコストの問題が生じる。更に、特許文献1に記載の排水熱回収装置だけでは洗浄に必要な温度を与えることができない。従って、すすぎ水ヒータや洗浄水ヒータでの十分な加熱が必要となり、加熱にかかるコストの問題が生じる。
本発明の目的は、洗浄に使用する水を効率よく加熱することが可能な洗浄機を提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、水を蓄えるボイラータンクと、給水口から供給される水を前記ボイラータンクに導くための給水路と、ガスを燃焼させ、前記ボイラータンク内に蓄えられた水を加熱するガス加熱装置と、加熱された前記水を使用して、洗浄室内に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄装置と、洗浄に使用した排水を排出するための排水路と、前記被洗浄物を洗浄する際に生じる蒸気と前記給水路中の水との間で熱交換を行う第1の熱回収交換部と、前記ガス加熱装置から生じる排気と前記給水路中の水との間で熱交換を行う第2の熱回収交換部と、前記排水と前記給水路中の水との間で熱交換を行う第3の熱回収交換部と、を有することを特徴とする洗浄機である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、洗浄に使用する水を効率よく加熱することができる。
実施形態に係る洗浄機の外観を示す図である。 実施形態に係る洗浄機の外観を示す図である。 実施形態に係る洗浄機内部の概略を示す図である。 実施形態に係る第1の熱交換器の例を示す図である。 実施形態に係る第1の熱交換器の例を示す図である。 実施形態に係る第1の熱交換器の例を示す図である。 実施形態に係る第1の熱交換器の例を示す図である。 実施形態に係る第2の熱交換器の例を示す図である。 実施形態に係る第2の熱交換器の例を示す図である。 実施形態に係る第2の熱交換器の例を示す図である。 実施形態に係る洗浄機の動作を示すフローチャートである。 変形例1に係る洗浄機の概略を示す図である。 変形例2に係る洗浄機の概略を示す図である。 変形例3に係る洗浄機の概略を示す図である。 変形例4に係る洗浄機の概略を示す図である。
後述する明細書及び図面の記載から、上記の主たる発明の他、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
すなわち、前記給水路は、前記給水口からの水が流れる第1の給水路と、前記前記第1の給水路を通った水が流れる第2の給水路とを含み、前記第1の熱回収交換部及び第2の熱回収交換部は、前記第1の給水路近傍に設けられ、前記第3の熱回収交換部は、前記第2の給水路近傍に設けられることを特徴とする洗浄機が明らかとなる。このような洗浄機によれば、蒸気及び排気によって加熱された水を、排水によって更に加熱することができる。
また、前記ガス加熱装置近傍から前記第1の給水路近傍まで延出し、前記ガス加熱装置から生じる排気を前記第1の給水路に導くための排気管を有することを特徴とする洗浄機が明らかとなる。このような洗浄機によれば、ガス加熱装置から生じる排気を第1の給水路近傍に効率よく導くことが可能となる。
また、前記洗浄室内で発生する蒸気を前記第1の給水路近傍に導くための導通部を有し、前記排水路と前記第2の給水路は少なくとも一部が隣接配置されていることを特徴とする洗浄機が明らかとなる。このような洗浄機によれば、洗浄室内で発生する蒸気を第1の給水路近傍に効率よく導くことができる。また、排水の熱を給水路の水に効率よく伝達することができる。
<実施形態>
図1A〜図5を参照して、実施形態に係る洗浄機1について説明する。図1Aは、洗浄機1の正面図である。図1Bは、図1Aに示す洗浄機1の左側面図である。図1A及び図1Bの破線部分は、洗浄機1の内部構成(外部からは視認できない構成)を示している。本実施形態において、洗浄機1を正面から見た場合に排気部6が位置する側を上側(上方)とし、脚部7が位置する側を下側(下方)とする。また、操作パネル10が設けられている側を正面とし、背面部4が設けられている側を背面とする。
==洗浄機==
洗浄機1は、フード部2、本体下部3、背面部4、本体上部5、排気部6、脚部7を含んで構成されている。洗浄機1の各部分は錆び難い材料(たとえばステンレス鋼)で形成されている。
フード部2は、中空の箱型部材である。フード部2の左右側面には、背面部4と連結されるアーム8が設けられている。フード部2の正面に設けられたハンドル9を上方に持ち上げることによりアーム8が回動し、背面部4に対してフード部2を上方向に移動することができる。
フード部2内には、洗浄室20が形成されており、被洗浄物Cを収納することができる(図2参照)。洗浄時はフード部2を閉じる(図1A及び図1Bの状態)。使用者が操作パネル10を介して洗浄開始の指示入力、またはフード部2を閉じることで、被洗浄物Cの洗浄が行われる。操作パネル10は、洗浄機1に対する各種操作の指示入力を行うためのユーザーインターフェースである。操作パネル10はタッチパネル等で構成される。
本体下部3は、フード部2の下側に設けられている。本体下部3内には水を蓄えるボイラータンク26等、洗浄機1の様々な構成が配置されている(詳細は後述)。
背面部4は、フード部2及び本体下部3の背面に設けられている。背面部4内には、給水路22等が配置されている。また、背面部4内には、洗浄室20と本体上部5とを連通する導通部11が形成されている。導通部11は、洗浄室20内で発生する蒸気を給水路22(第1の給水路22a)近傍に導く。
本体上部5は、背面部4の上側に設けられている。本体上部5内には給水路22や第1の熱交換器23等が配置されている(詳細は後述)。
排気部6は、本体上部5の上側に設けられている。排気部6内にはファン12が設けられている。洗浄室20内の蒸気等を含む洗浄機1内の空気は、ファン12により洗浄機1の上方に吸い上げられ、排気口13から洗浄機1外に排出される。このような構成により、洗浄機1内に蒸気等が滞留することがない。また、後述する通り、排気口13から排出される蒸気等は第1の熱交換器23により熱が吸収されている。従って、蒸気や排気が高温のまま排気口13から排出される恐れもない。
脚部7は、床に対して洗浄機1を支える部分である。本実施形態における洗浄機1は4本の脚部7を有する。
=洗浄機の内部構成=
図2は洗浄機1の内部構成を示す概略図である。各構成の配置は一例であり、本発明に係る洗浄機の構成はこの図面により限定されるものではない。また、洗剤供給装置等、一般的な洗浄機が有する構成の一部については記載を省略している。本発明に係る洗浄機は、それらの構成を備えることができる。
給水口21は、外部の給水源(たとえば水道)からの水を洗浄機1内に導入するための導入口である。給水口21には、水の逆流を防ぐ逆流防止弁や給水量を調整するための電磁弁(いずれも図示なし)が設けられている。たとえば、制御部100は、ボイラータンク26に設けられた水位センサーの値が所定値以上となった場合(ボイラータンク26内に十分な水が貯蓄された場合)、電磁弁を閉じて給水を停止させる。一方、制御部100は、水位センサーの値が所定値を下回った場合、電磁弁を開放して給水を開始させる。
給水路22は、給水口21から入った水をボイラータンク26まで導く。本実施形態に係る給水路22は、第1の給水路22a及び第2の給水路22bを含む。第1の給水路22aは、洗浄室20の上方(本体上部5内)に配置され、給水口21からの水が流れる。第1の給水路22aは、第1の熱交換器23の内部において蛇行している(詳細は後述)。第2の給水路22bは、洗浄室20の下方(本体下部3内)に配置され、第1の給水路22aを通った水が流れる。
第1の熱交換器23は、ガス加熱装置27からの排気、及び洗浄室20からの蒸気と給水路22内(第1の給水路22a内)の水との間で熱交換を行う。第1の熱交換器23は、熱交換を行い易くし、且つ蒸気等による錆を防止するためステンレス鋼等で形成されている。
図3A〜図3Dは、第1の熱交換器23の構成例を示す図である。図3Aは、第1の熱交換器23の正面図である。図3Bは、第1の熱交換器23の上面図である。図3Cは、第1の熱交換器23の左側面図である。図3Dは、第1の熱交換器23の右側面図である。第1の熱交換器23は、矩形の薄型部材であり、その内部には第1の給水路22aが蛇行した状態で配置されている。第1の熱交換器23の上面は、余分な熱を排出できるようメッシュ状に形成されている。排気は排気管28(後述)を介して第1の熱交換器23に供給される。蒸気は導通部11を介して第1の熱交換器23に供給される。第1の給水路22a内の水は第1の熱交換器23を介して、蒸気や排気の熱により加熱される(排気及び蒸気と水との熱交換が行われる)。たとえば、給水される水の温度が10℃、すすぎに使用する水の温度が85℃、ガス加熱装置27から生じる排気の温度が約120℃の場合、第1の熱交換器23を通った水(10℃の水)は、約50℃まで加熱される。本実施形態に係る第1の熱交換器23は、「第1の熱回収交換部」及び「第2の熱回収交換部」に相当する。
給水路22(第1の給水路22aと第2の給水路22bとの間)には、水の逆流を防止するための逆流防止装置24が配置される。
第2の熱交換器25は、第2の給水路22b、及び第2の給水路22bと隣接して配置される排水路37の一部とで構成される。第2の熱交換器25は、排水路37を流れる排水が持つ熱を第2の給水路22bを流れる水に与えることで、第2の給水路22bを流れる水を加熱する(排水と給水路中の水との間で熱交換が行われる)。熱交換の効率を高めるためには、第2の給水路22bと排水路37は接していることが好ましい。
図4A〜図4Cは、第2の熱交換器25の具体的な構成例を示す図である。図4Aは、第2の熱交換器25の上面図である。図4Bは、第2の熱交換器25の短手方向の側面図である。図4Cは、第2の熱交換器25の長手方向の側面図である。第2の熱交換器25は、渦巻き状に構成された、給水路22(第2の給水路22b)及び排水路37が交互に積み重なった構成となっている。このような構成により、第2の給水路22bと排水路37との接地面積が増えるため、排水の熱を給水路内の水により伝達し易くなる。本実施形態に係る第2の熱交換器25は「第3の熱回収交換部」に相当する。
ボイラータンク26は、給水路22から供給される水を蓄える。ボイラータンク26に蓄えられる水は、被洗浄物Cのすすぎに用いられる。また、ボイラータンク26は、洗浄機1の立ち上げ時に洗浄タンク32に充填されるお湯を提供する加熱器としても用いられる。ボイラータンク26に蓄えられる水は、高温(たとえば、85℃)である。ボイラータンク26には、温度センサー26aが設けられている。温度センサー26aは、ボイラータンク26の温度(ボイラータンク26内の水の温度)を検出する。制御部100は、たとえば、温度センサー26aの検出値が所定値以下(85℃以下)になると、ガス加熱装置27を稼働させてボイラータンク26内の水を加熱させる。また、上述の通り、ボイラータンク26内には水位センサー(図示無し)が設けられている。
ガス加熱装置27は、ガスを燃焼させることにより、ボイラータンク26内に蓄えられた水を加熱する。ガス加熱装置27は、ガスバーナー27a、温度センサー27b、排気ファン27cを備える。ガスバーナー27aは、ガス供給口(図示なし)から供給されるガスを燃焼させ、ボイラータンク26内の水を加熱する。温度センサー27bは、ガス加熱装置27の温度を検出する。制御部100は、温度センサー27bの検出値が所定値以上になると、ガス加熱装置27の稼働を停止させる。排気ファン27cは、ガスの燃焼により生じる排気を排気管28に送り込む。
排気管28は、ガス加熱装置27近傍から給水路22(第1の給水路22a)近傍まで延出し、ガス加熱装置27から生じる排気を給水路22(第1の給水路22a)に導くための管状部材である。洗浄機1内における排気管28の配置は様々な構成を取りうる。排気の熱を給水路22中の水に効率よく伝えるためには、排気管28の長さは短い方が好ましい。ガス加熱装置27としては、少なくともガスを燃焼して熱を発生させる装置(ガスバーナー27a)を備えていればよい。また、ガスの種類は、都市ガスやプロパンガス等を使用することができる。
本実施形態に係る排気管28には、排気管28内の温度を検出する温度センサー28aが設けられている。制御部100は、温度センサー28aの検出値が所定値以上になると、ガス加熱装置27の稼働を停止させる。
すすぎポンプ29は、ボイラータンク26内の水を洗浄室20内にある回転洗浄フィールド30に供給する。回転洗浄フィールド30は、回転可能な構造となっており、洗浄室20内にあるラック20a上に配置された被洗浄物Cに対し水を噴射する。
回転洗浄フィールド30から噴射された水は、洗浄室20の下部に配置されているフィルタ31を介し、洗浄タンク32内に蓄えられる。フィルタ31は、洗浄により排出された水に含まれる排出物を除去する。フィルタ31で除去された排出物は、集積ポット33に集められる。
洗浄タンク32には、温度センサー32a及びヒータ32bが設けられている。制御部100は、温度センサー32aの検出値に基づいてヒータ32bを稼働させ、洗浄タンク32内の水を所定の温度(たとえば、60℃)まで加熱する。洗浄ポンプ34は、循環路35を介し、洗浄タンク32内の水を回転洗浄フィールド30まで送り出す。回転洗浄フィールド30は、洗浄タンク32からの水を被洗浄物Cに噴射することで洗浄を行う。洗浄を繰り返した後、すすぎポンプ29は、ボイラータンク26からの水を再度、回転洗浄フィールド30に供給し、洗浄の仕上げであるすすぎを行うことで洗浄を完了する。本実施形態に係るボイラータンク26、すすぎポンプ29、回転洗浄フィールド30、洗浄タンク32、洗浄ポンプ34、循環路35等、洗浄を行うための構成は「洗浄装置」のに相当する。
ここで、被洗浄物の洗浄は約60℃〜70℃、すすぎは約80〜85℃の高温の水(お湯)を用いて行われるため、洗浄室20内は高温の蒸気(水蒸気)で充満される。この蒸気は、導通部11を介して第1の熱交換器23に導かれる。第1の熱交換器23においては、この蒸気と第1の給水路22a内を流れる水との間で熱交換が行われる。
排水ポンプ36は、洗浄タンク32内の排水を集積ポット33内の排出物と共に洗浄機1外に送り出す。排水路37は、排水を排出口38から排出するための水路である。たとえば、制御部100は、洗浄タンク32内の水位センサー(図示なし)の検出値が所定値以上になっている場合(洗浄タンク32内の洗浄水が多すぎる場合)には排出ポンプ36を稼働させる。排水ポンプ36は、排出路37を介し、洗浄タンク32内の洗浄水を排水として洗浄機1外に排出させる。この際、排水路37の一部に隣接する第2の給水路22bを流れる水と排水との間で熱交換が行われる。
制御部100は、上述の制御の他、洗浄機1に対する各種制御を行う。たとえば、制御部100は、操作パネル10からの指示入力に基づいて洗浄機1の電源オンオフを行ったり、洗浄モードの設定等を行う。
==洗浄機1の動作について==
次に、図5を参照して本実施形態における洗浄機1の動作の具体例について述べる。図5は、洗浄機1の動作例を示すフローチャートである。この例では、ボイラータンク26内に水が蓄えられていない状態から説明を行う。
まず、制御部100は、給水口21の電磁弁を解放し、給水路22を介してボイラータンク26内に水を供給する(ボイラータンクへの水の供給。ステップ10)。この段階では、ガス加熱装置27による加熱処理、洗浄室20内での洗浄処理、及び洗浄タンク32からの排水処理のいずれも行われていないため、ボイラータンク26内に供給される水の温度は給水源から供給される水の温度と変わらない。
次に、制御部100は、ボイラータンク26内の水が所定温度(たとえば、85℃)になるようにガス加熱装置27を稼働させる(ガス加熱装置の稼働。ステップ11)。制御部100は、温度センサー26aの検出値に基づいてボイラータンク26内の水の温度を判断する。
ガス加熱装置27の稼働により生じる排気は、排気管28を介して第1の熱交換器23に送られる。第1の熱交換器23は、第1の給水路22aを流れる水と排気との間で熱交換を行う(水と排気との熱交換。ステップ12)。この熱交換が開始されることで、ボイラータンク26に供給される水の温度が上昇するため、ボイラータンク26の加熱時間(ガス加熱装置27の稼働時間)を短縮したり、ガスの消費量を節約できる。
洗浄機1の立ち上げ時において、ボイラータンク26内の水の温度が所定温度になり、且つ洗浄タンク32が所定の水位以下の場合、すすぎポンプ29は、ボイラータンク26内の水を吸い上げ、回転洗浄フィールド30を介して、洗浄タンク32にお湯を供給する。洗浄タンク32内の水位が所定の値になり、且つボイラータンク26内の水の温度が所定温度になった後、使用者から洗浄開始の指示があった場合、制御部100は、洗浄処理を実行する。具体的には、洗浄ポンプ34は、洗浄タンク32内の水を吸い上げ、回転洗浄フィールド30に供給する。回転洗浄フィールド30は、被洗浄物Cに対して水を噴射させ、洗浄を行う。その後、すすぎポンプ29は、ボイラータンク26内の水を吸い上げ、回転洗浄フィールド30に供給する。回転洗浄フィールド30は、被洗浄物Cに対して水を噴射させ、すすぎを行う。(被洗浄物の洗浄。ステップ13)。
被洗浄物Cの洗浄に伴って洗浄室20内に生じる蒸気は、導通部11を介して第1の熱交換器23に送られる。第1の熱交換器23は、第1の給水路22aを流れる水と蒸気との間で熱交換を行う(水と蒸気との熱交換。ステップ14)。この熱交換が開始されることで、ボイラータンク26に供給される水の温度がより上昇するため、ボイラータンク26の加熱時間をより短縮したり、ガスの消費量をより節約できる。
ステップ13の洗浄が終了した場合、制御部100は、排水ポンプ36を制御し、排水路37を介し、洗浄タンク32内の排水を洗浄機1外に排出する。この際、第2の熱交換器25は、第2の給水路22bを流れる水と排水との間で熱交換を行う(水と排水との熱交換。ステップ15)、この熱交換が開始されることで、ボイラータンク26に供給される水の温度が更に上昇するため、ボイラータンク26の加熱時間を更に短縮したり、ガスの消費量を更に節約できる。
上記処理を繰り返すことにより、ボイラータンク26内に供給される水の温度を50〜60℃に保つことができる。従って、ボイラータンク26の加熱時間(ガス加熱装置27の稼働時間)を短縮することができる。また、ガスの消費量を節約できるため、ガス消費量が11kW以下である超高効率のガスバーナーを使用することができる。更には、排気部6から排気される蒸気や排気は、第1の熱交換器23で熱が吸収されているため低温(たとえば40℃以下)となっている。よって、蒸気や排気を冷却するための装置等を別に設ける必要もない。
このように、本実施形態に係る洗浄機1によれば、廃棄される蒸気や排気、及び排水に含まれる熱を回収して使用することで洗浄に使用する水を効率よく加熱することができる。
<変形例>
以下、図6〜図9を参照して本実施形態の変形例について説明を行う。図6〜図9では本変形例の説明に必要な構成のみ示している。図6〜図9に示す構成は実施形態で説明した洗浄機1に組み込むことができる。
==変形例1==
排気の温度が給水路22を流れる水の温度よりも低い場合、排気と水との間で熱交換を行うと水の温度が下がる恐れがある。従って、所定の場合には、排気と水との間で熱交換が行われないような構成を設けることが好ましい。図6は、本変形例に係る洗浄機1の構成を模式的に示した図である。本変形例では、第1の熱交換器23近傍に温度センサー23aを設ける。制御部100は、温度センサー23aの検出値と、温度センサー28aの検出値(或いは温度センサー27bの検出値)を比較し、温度センサー28aの検出値(或いは温度センサー27bの検出値)の方が高い場合にのみ、排気ファン27cを稼働させて第1の熱交換器23に排気を供給する。更に、図6に示すような電磁弁28bを排気管28内に設けるようにしてもよい。電磁弁28bは通常時は閉状態にある。この場合、制御部100は、温度センサー28aの検出値(或いは温度センサー27bの検出値)の方が高い場合に電磁弁28bを開放することで第1の熱交換器23に排気を供給することができる。
==変形例2==
蒸気の温度が給水路22を流れる水の温度よりも低い場合、蒸気と水との間で熱交換を行うと水の温度が下がる恐れがある。従って、所定の場合には、蒸気と水との間で熱交換が行われないような構成を設けることが好ましい。図7は、本変形例に係る洗浄機1の構成を模式的に示した図である。本変形例では、導通部を2つ(第1の導通部11a及び第2の導通部11b)設ける。第1の導通部11aは、洗浄室20から第1の熱交換器23まで連通されている。第2の導通部11bは、洗浄室20から第1の熱交換器23を通らず、直接、排気部6と連通されている。また、第1の導通部11aには開閉可能な電磁弁111aが設けられ、第2の導通部11bには開閉可能な電磁弁111bを設けられている。電磁弁111a及び電磁弁111bは、通常時は閉状態にある。更に、第1の熱交換器23近傍には、温度センサー23aが設けられている。洗浄室20内には蒸気の温度を検出するための温度センサー20bが設けられている。
制御部100は、温度センサー23aの検出値と温度センサー20bとの検出値を比較する。温度センサー20bの検出値の方が高い場合、制御部100は、第1の導通部11aの電磁弁111aを解放する。この場合、洗浄室20内の蒸気は、第1の導通部11aを介し第1の熱交換器23に導かれ、給水路22内の水との間で熱交換が行われる。一方、温度センサー20bの検出値の方が低い場合、制御部100は、第2の導通部11bの電磁弁111bを解放する。この場合、洗浄室20内の蒸気は、第2の導通部11bを介し、第1の熱交換器23を通らずに排気部6から洗浄機1外に排出される。
==変形例3==
また、上記実施形態では、第1の熱回収交換部と第2の熱回収交換部が一体(第1の熱交換器23)として設けられている例について述べたがこれに限られない。たとえば、第1の熱回収交換部、第2の熱回収交換部、第3の熱回収交換部を別々に設けてもよい。図8は、本変形例に係る洗浄機1の構成を模式的に示した図である。本変形例では、第1の給水路22aと第2の給水路22bの間に位置する第3の給水路22c上に第1の熱交換器23と同様の構成である第3の熱交換器39を配置する。また、第3の熱交換器39にガス加熱装置27からの排気を供給する排気管40を設ける。このような構成によっても、排気、蒸気、排水と給水路を流れる水との熱交換を行うことが可能となる。なお、第2の熱回収交換部及び第3の熱回収交換部(図8に示す第3の熱交換器39及び第2の熱交換器25)を一体としてもよい。
==変形例4==
実施形態の構成において、ガス加熱装置27からの排気を第1の熱交換器23及び第2の熱交換器25双方に供給する構成であってもよい。図9は、本変形例に係る洗浄機1の構成を模式的に示した図である。この場合、ガス加熱装置27近傍から第1の熱交換器23近傍まで延出する第1の排気管41と、ガス加熱装置27近傍から第2の熱交換器25近傍まで延出する第2の排気管42を設ける。排気ファン27cは、第1の排気管41及び第2の排気管42それぞれに排気を送ることができるような位置に設けられる(或いは2つの排気ファンを設けることでもよい)。このような構成により、第2の熱交換器25側にも排気を送ることができるため、ボイラータンク26により近い場所で排気と水との熱交換を行うことができる。
また、上記構成において更に第1の熱交換器23に温度センサー23aを設け、第2の熱交換器25に温度センサー25aを設ける。また、第1の排気管41及び第2の排気管42には電磁弁41a及び電磁弁42aを設ける。制御部100は、温度センサー23aの検出値と温度センサー25aの検出値とを比較する。制御部100は、温度センサーの検出値が低い方の熱交換器と連通する排気管の電磁弁を解放し、排気が供給されるようにする。この場合、熱交換の効率をより高めることができる。
上記実施形態及び変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 洗浄機
22 給水路
23 第1の熱交換器
25 第2の熱交換器
26 ボイラータンク
27 ガス加熱装置
29 すすぎポンプ
30 回転洗浄フィールド
32 洗浄タンク
34 洗浄ポンプ
35 循環路

Claims (4)

  1. 水を蓄えるボイラータンクと、
    給水口から供給される水を前記ボイラータンクに導くための給水路と、
    ガスを燃焼させ、前記ボイラータンク内に蓄えられた水を加熱するガス加熱装置と、
    加熱された前記水を使用して、洗浄室内に収容された被洗浄物を洗浄する洗浄装置と、
    洗浄に使用した排水を排出するための排水路と、
    前記被洗浄物を洗浄する際に生じる蒸気と前記給水路中の水との間で熱交換を行う第1の熱回収交換部と、
    前記ガス加熱装置から生じる排気と前記給水路中の水との間で熱交換を行う第2の熱回収交換部と、
    前記排水と前記給水路中の水との間で熱交換を行う第3の熱回収交換部と、
    を有することを特徴とする洗浄機。
  2. 前記給水路は、
    前記給水口からの水が流れる第1の給水路と、
    前記前記第1の給水路を通った水が流れる第2の給水路と、
    を含み、
    前記第1の熱回収交換部及び第2の熱回収交換部は、前記第1の給水路近傍に設けられ、
    前記第3の熱回収交換部は、前記第2の給水路近傍に設けられることを特徴とする請求項1記載の洗浄機。
  3. 前記ガス加熱装置近傍から前記第1の給水路近傍まで延出し、前記ガス加熱装置から生じる排気を前記第1の給水路に導くための排気管を有することを特徴とする請求項2または3記載の洗浄機。
  4. 前記洗浄室内で発生する蒸気を前記第1の給水路近傍に導くための導通部を有し、
    前記排水路と前記第2の給水路は少なくとも一部が隣接配置されていることを特徴とする請求項2または3に記載の洗浄機。
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