JP7064972B2 - 遮音構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、低周波から高周波までの遮音効果を発揮することができる遮音構造体に関する。
一般に、道路や鉄道用トンネルの掘削土木工事においては、掘削時に発生する機械の振動や発破作業時に発生する発破音などの騒音が頻繁に発生する。このとき発生する騒音は、現場の作業員や近隣の住民等に多大な不快感を与えるとともに、また健康に対する悪影響を及ぼす。このため、トンネル土木工事を行う際には十分な遮音対策が必要となる。
そこで、上述した問題の解消を図るものとして、軽量化を図りながらも従来の平板状の遮音構造体よりも優れた遮音効果が得られる遮音構造体が提案されている(例えば、特許文献1参照)。本発明者等は、この遮音構造体の性能に着目し改良を進めた結果、低周波から高周波までの幅広い周波数領域に対する遮音効果をさらに向上させた遮音構造体を完成させた(特許文献1,2及び非特許文献1~3)。
しかしながら、このような遮音構造体は保持体としての網体を板状体の周縁または開口に固定された枠体によって固定しているため、枠体を取り外さなければ網体の着脱作業ができず作業効率の低下を招いている。
特許第4649650号公報 特開2017-227109公報
一般社団法人日本建築学会、日本建築学会大会学術講演梗概集(2016)、平成28年7月20日 一般社団法人日本音響学会、日本音響学会2016年秋季研究発表会講演論文集、平成28年8月31日 戸田建設技術研究報告vol.42(2016)、平成28年11月30日
そこで、本発明は、保持体の着脱作業が簡便で作業効率が高い遮音構造体を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[1] 本発明に係る遮音構造体の一態様は、
板状体と、
前記板状体に対向配置される保持体と、
前記板状体と前記保持体との間に配置される加圧体と、
前記板状体に一端が固定され、他端が前記板状体から前記加圧体の厚さを超えて延びる第1固定部材及び第2固定部材と、
を含み、
前記加圧体は、前記板状体と前記保持体とが離れる方向に加圧力を発生させて前記板状体を加圧して前記板状体に剛性を付与可能な一または複数の袋体を含み
前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、前記他端側に前記保持体が前記板状体から離れる前記方向に移動することを制限する係合部を有し、
前記係合部は、前記加圧体が加圧力を発生していない状態で前記方向と異なる方向に前記保持体を移動して係合状態を解除可能であることを特徴とする。
前記遮音構造体の一態様によれば、加圧体が加圧力を発生していない状態で板状体から離れる方向とは異なる方向に保持体を移動して係合状態を解除することにより、保持体の着脱作業が簡便となり作業効率が向上する。
[2] 前記遮音構造体の一態様において、
前記第1固定部材は前記第2固定部材との間に前記加圧体が配置され、
前記保持体は前記第1固定部材と前記第2固定部材との間に架け渡される棒状体を含むことができる。
前記遮音構造体の一態様によれば、2つの固定部材に架け渡される棒状体を用いることにより、保持体の着脱作業がさらに簡便となり作業効率が向上する。
[3] 前記遮音構造体の一態様において、
前記保持体は、複数の貫通孔を有する網体を含み
記網体は、前記袋体の全体を覆うように前記袋体と前記棒状体とで挟持され、
前記網体が前記袋体を覆う領域の面積は、前記板状体の面積よりも小さいことができる。
前記遮音構造体の一態様によれば、網体が袋体を覆う領域の面積が板状体の面積よりも小さいことにより、網体の着脱作業が簡便となり作業効率が向上する。
本発明によれば、保持体の着脱作業が簡便で作業効率が高い遮音構造体を提供することができる。
本実施形態に係る遮音構造体の縦断面で示す側面図である。 本実施形態に係る遮音構造体の袋体内に圧力を加える前の縦断面で示す側面図である。 本実施形態に係る遮音構造体の正面図である。 変形例に係る遮音構造体の縦断面で示す側面図である。 変形例に係る遮音構造体の正面図である。 実施例1及び比較例1の測定を行った音響実験室の平面図である。 実施例1の測定状況を示す無響室側からみた写真である。 実施例1及び比較例1の挿入損失(dB)と中心周波数(Hz)との関係を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するもので
はない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
本発明の一実施形態に係る遮音構造体の一態様は、板状体と、前記板状体に対向配置される保持体と、前記板状体と前記保持体との間に配置される加圧体と、前記板状体に一端が固定され、他端が前記板状体から前記加圧体の厚さを超えて延びる第1固定部材及び第2固定部材と、を含み、前記加圧体は、前記板状体と前記保持体とが離れる方向に加圧力を発生させて前記板状体を加圧して前記板状体に剛性を付与可能な一または複数の袋体を含み、前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、前記他端側に前記保持体が前記板状体から離れる方向に移動することを制限する係合部を有し、前記係合部は、前記加圧体が加圧力を発生していない状態で前記方向と異なる方向に前記保持体を移動して係合状態を解除可能であることを特徴とする。
1.遮音構造体
図1~図3を用いて本実施形態に係る遮音構造体1について説明する。図1は本実施形態に係る遮音構造体1を縦断面で示す側面図であり、図2は本実施形態に係る遮音構造体1の袋体3内に圧力を加える前の縦断面で示す側面図であり、図3は本実施形態に係る遮音構造体1の正面図である。
図1~図3に示すように、遮音構造体1は、板状体2と、板状体2に対向配置される保持体4と、板状体2と保持体4との間に配置される加圧体としての袋体3と、板状体2に一端が固定され、他端が板状体2から袋体3の厚さを超えて延びる第1固定部材50及び第2固定部材52と、を含む。加圧体としての袋体3は、板状体2と保持体4とが離れる方向に加圧力を発生させて板状体2を加圧する。
ここで、遮音効果の剛性則と質量則について説明する。一般に遮音構造体に用いられる平板の一次固有振動数以下の周波数領域においては、平板自体の剛性に対応して遮音効果が律則される剛性則と称される法則に依存するとともに、平板の一次固有振動数以上の周波数領域においては、平板自体の質量に対応して遮音効果が律則される質量則に依存する。
一般的な遮音構造体の平板では、その一次固有振動数が数十Hz以下であるため、大部分の可聴音周波数領域において、遮音効果が質量則に依存する。この質量則によると、遮音構造体の面密度(単位面積当たりの質量)が大きいほど遮音構造体が振動し難く、遮音構造体の入射音波に対する遮音効果が高くなる。
逆に、一般的な遮音構造体の平板を重くするだけでは、その一次固有振動数以下の周波数領域における遮音性が剛性則に依存するため、遮音効果の向上を期待できない。
遮音構造体1は、板状体2を用いて質量則により板状体2の一次固有振動数以上の周波数領域における遮音効果を得ると共に、袋体3を保持体4に押し付けることにより袋体3が板状体2を加圧することで剛性則により板状体2の一次固有振動数以下の周波数領域における遮音効果を得る。すなわち、遮音構造体1によれば、低周波から高周波まで幅広い周波数領域に対する遮音効果を発揮することができるのである。例えば、遮音構造体1を構造物の開口6に設けられる扉に適用することで、扉の軽量化と薄型化が可能となる。すなわち、従来のように、低周波数領域の遮音効果を得るために高剛性の素材を用いると扉が重くなる傾向があり、また、軽量化のために二重壁構造を採用すると共鳴を避けるための幅の広い空気層が必要になるが、遮音構造体1であれば、袋体3は比較的軽量で、しかも共鳴を避けるための広い幅も不要であるため、扉の軽量化と薄型化が可能となる。また、袋体3を挟んで板状体2と対向して配置された保持体4が後述する棒状体40及び/または網体42であるから、従来のような二層の板状体とその間の空気層で構成される二重
壁構造において生じる低・中周波数の共鳴に起因する遮音性能の低下を防ぐことができる。
図1~図3に示すように、板状体2は、平板であり、板状体2の内面20及び外面22が設備機械室などの構造物の開口6に設けられる扉や壁を塞ぐ面積を有する。また、複数枚の板状体2を組み合わせて開口6を塞いでもよい。
本実施形態においてはコンクリート壁の開口6を塞ぐ遮音構造体1を例示しているが、壁の開口6以外にも適用することができる。例えば、遮音構造体1の全周が壁に接続している必要はなく、つい立のようなものであってもよい。
板状体2は、鉄製であることができる。鉄製の板状体2によって質量則による遮音効果を得ることができる。板状体2は、厚さを厚くすることで質量則による所望の遮音効果を得ることができる。また、鉄であれば経済的にも有利である。なお、板状体2は、鉄製に限らず、所望の質量を得ることができれば他の金属であってもよい。また、板状体2は、袋体3の圧力による変形に耐えるように、特別な補強構造を用いれば、石膏ボード、ガラス、木製板(例えば合板)などであってもよい。特別な補強構造としては、石膏ボードの場合には建築用鋼製下地材(例えばJIS A 6517)など、ガラスの場合には強化ガラスや網入りガラスなどを用いることができる。
加圧体としての袋体3は、板状体2の一方の面である内面20の一部または全部に接触して加圧する。袋体3は内面20の全部に接触していてもよいし、一部だけに接触していてもよい。袋体3は、例えば一または複数本の細長い棒状である。図3に示すように、例えば4本の袋体3が互いに間隔をあけて配置される。袋体3は、膨らんだ状態で胴部が円筒状であり、板状体2と対向して配置される板状体側側面30と、保持体4と対向して配置される保持体側側面32と、板状体側側面30と保持体側側面32とを全周で接続する周縁部34と、をそれぞれ含む。板状体側側面30と保持体側側面32と周縁部34とで構成される袋体3の内部空間は気体を封入することができる。袋体3は、例えば保持体側側面32に内部に気体を送り込むための逆止弁のついた図示しない注入口をさらに含む。注入口は、保持体4側にあって、ポンプ等に接続されたチューブが着脱自在である。
本実施形態では加圧体として袋体3を用いたが、板状体2の剛性を向上して低周波領域における遮音性能が得ることができれば、袋体3に限られない。例えば、板状体2を加圧することができる油圧ジャッキなどでもよい。
図1では、板状体側側面30は、内部に封入された気体の圧力によって膨らんだ状態で、板状体2の内面20の略全体に押し付けられて密着する。袋体3は、内部の気体の圧力によって変形可能な柔軟性を備える材質である。板状体側側面30及び板状体側側面30が押し付けられた板状体2は、気体の圧力による変形に抗することにより、剛性が向上する。袋体3を用いることにより、施工性に優れる。具体的には、袋体3は、油圧ジャッキなどに比べると比較的軽量で取り扱いやすく、内圧を下げれば板状体2と保持体4との間で所望の位置へ容易にずらして移動することができるからである。また、袋体3は内圧を上げることで板状体2に接触するため、接触面における袋体3の取り付け精度もあまり厳しい制約を受けないからである。
保持体側側面32は、内部に封入された気体の圧力によって膨らんだ状態で、保持体4に押し付けられて隣接する保持体4の間から保持体4の外側へ膨らむように変形する。保持体4の間で外側へ膨らんだ保持体側側面32の部分は、延ばされることで剛性が高くなる。この剛性によって、剛性則による遮音効果を得ることができる。袋体3は、このような変形によって剛性が得られる材質を採用できる。
袋体3は、ゴム製であることができる。ゴム製の袋体3を保持体4及び板状体2に押し付けることで剛性則による遮音効果を得ることができる。袋体3がゴム製であることで、容易に質量を大きくすることができるため質量則による遮音効果も得ることができる。また、袋体3がゴム製であることで、耐候性に優れることができ、また、トンネル内の発破による飛石が当たっても破裂しにくい。特に、袋体3がゴム製であることにより、内部の気体の圧力によって袋体3が膨らんで保持体4及び板状体2に密着することで擬似的に一体化する。ゴム製の袋体3が柔軟に変形しながら板状体2に板状体側側面30の全面が密着するため、板状体2の内面20の凹凸もあまり厳格に考慮しなくても所望の効果を得ることができる。一体化した遮音構造体1は、気体の圧力により全体が引張力や押圧力を受けて剛性が向上する。
ここで、ゴム製とは、ゴム単体だけでなく、公知の補強布にゴムシートを貼り付け又は液状ゴムを塗布乾燥して得られるものも含み、例えばゴムと布織物との複合材であるいわゆるゴム引布を含む。補強布としては、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、炭素繊維、綿などの織布が挙げられる。
袋体3に用いるゴムは、例えば、JIS K6404-3の引張試験における、引張強さが1470(N/3cm)以上であることができ、伸びが15%~40%であることができる。また、袋体3に用いるゴムは、JIS 6404-4の引裂試験における引裂き強さが例えば147N以上であることができる。
ゴム製の袋体3は、JIS K64064-2-3で測定した厚さが例えば0.9mm~2mmであることができる。袋体3の厚さを0.9mm以上とすることで破裂しにくい丈夫なものとすることができる。袋体3の厚さを2mm以下とすることで市販されているゴムシートを用いて安価に製造することができる。また、ゴム製の袋体3は、JIS K6404-2-1で測定した重さが例えば1100g/m~1500g/mであることができる。
ゴム製以外の袋体3としては、例えば、合成樹脂製の中空体であってもよい。ゴムに比べて柔軟性に劣るもののゴムよりも軽量化が可能である。
保持体4は、袋体3を挟んで板状体2と対向して配置される。保持体4は袋体3の保持体側側面32に接触し、隣接する保持体4の間から袋体3が膨出する方向に気体の圧力が作用することで保持体側側面32の剛性を向上させる。また、保持体4自身も袋体3に押されることで剛性が向上する。
保持体4は、袋体3が板状体2を加圧した反力に抗して袋体3を所定位置に保持する強度及び形態を有していればよく、多様な形態を採用し得る。袋体3が板状体2を加圧した反力によって保持体4が変形することで、袋体3が板状体2を所望の圧力で加圧できなくならないように十分な強度が必要である。複数の保持体4が間隔をあけて配置されることで袋体3の一部が保持体4の間から膨出し、袋体3との内面20に沿った方向における袋体3の移動も制限することもできる。保持体4は、袋体3を膨らませた際に袋体3の変形を抑えることで、袋体3を含む遮音構造体1全体の剛性を高める効果も有しており、例えば、棒状体40を採用できる。
棒状体40としては金属製の棒状のものを採用することができ、市場で入手しやすい形鋼例えば山形鋼(いわゆるL字鋼)、等を採用することができる。棒状体40としては形鋼に限らず金属製のパイプ、丸棒、角パイプなどでもよい。棒状体40は炭素鋼、ステンレス、アルミニウム製であることができる。棒状体40の袋体3側の表面は、袋体3が押
し付けられる面であるため、凹凸が少なく袋体3を傷つけない形態が望ましい。棒状体40の太さが10mm~50mm、重さが1kg~5kg、長さが300mm×2000mmであることが取扱いの面から望ましい。
第1固定部材50及び第2固定部材52は、板状体2に一端が固定され、他端が板状体2から加圧体としての袋体3の厚さを超えて延びる。ここでいう「袋体3の厚さ」とは、袋体3を膨らませていない状態の厚さである。第1固定部材50及び第2固定部材52が板状体2に固定されていることにより、遮音構造体1の設置場所に保持体4を固定する場所が無くてもよいため、保持体4の固定のために設置場所が制限されない。例えば、遮音構造体1の周囲に保持体4を固定するための壁や周囲の枠体が不要である。
第1固定部材50及び第2固定部材52は、他端側に保持体4が板状体2から離れる方向に移動することを制限する係合部53を有する。第1固定部材50及び第2固定部材52は同じ形状を有する。ここでは第1固定部材50を例に説明する。第1固定部材50は、一端が板状体2に固定される軸部54と、軸部54の他端に固定される係合部53とを含む。係合部53は例えばねじ溝を有する軸部54の他端にナットで固定される。係合部53は、軸部54から軸部54の長手方向と交差する方向に延びて保持体4が板状体から離れる方向において保持体4と係合する。係合部53は、例えば軸部54を挿通する貫通孔を有する山形鋼である。
係合部53は、加圧体としての袋体3が加圧力を発生していない状態で板状体2から離れる方向とは異なる方向に保持体4を移動して係合状態を解除可能である。遮音構造体1の一態様によれば、袋体3が加圧力を発生していない状態で板状体2から離れる方向とは異なる方向に保持体4を移動して係合状態を解除することにより、保持体4の着脱作業が簡便となり作業効率が向上する。係合部53は、板状体2と平行な方向(図2では上方)において保持体4を移動可能である。板状体2から離れる方向とは異なる方向は図2のように上方に限らず、下方でもよいし図3における左右方向でもよい。板状体2から離れる方向とは異なる方向へ保持体4の移動が可能であればよい。従来のように枠体に保持されていると枠体を取り外さなければ保持体4の移動ができなかったため作業が煩雑となっているが、板状体2から離れる方向とは異なる方向に保持体4が移動できれば保持体4の着脱作業が簡単になる。図2では棒状体40は係合部53の上に載せているだけであり、棒状体40は図2の左右及び上方へ移動可能である。棒状体40と係合部53との関係は、「閂」と「閂かすがい(閂持金物)」との関係である。保持体4の「板状体2から離れる方向とは異なる方向」の移動には、例えば保持体4を板状体2側へわずかに移動させた後に板状体2と平行な方向へ移動させることも含み、また保持体4が係合部53にボルト等の係合手段によって係合されているものを解除した後に移動させることも含む。また、「板状体2から離れる方向とは異なる方向」とは板状体2と平行な方向であることが取扱いの容易さから好ましい。その場合、「平行な方向」は厳密に「平行」である必要はなく、おおよそ板状体2の表面に沿っていれば「平行な方向」に含まれるものとする。
第1固定部材50は第2固定部材52との間に加圧体としての袋体3が配置され、保持体4は第1固定部材50と第2固定部材52との間に架け渡される棒状体40を含む。2つの固定部材の間に袋体3を配置することで2つの固定部材に架け渡された棒状体40により確実に袋体3を抑えることができる。図3に示すように、第1固定部材50と第2固定部材52のセットは、複数セット(例えば5セット)あってもよい。2つの固定部材に架け渡される棒状体40を用いることにより、保持体4の着脱作業がさらに簡便となり作業効率が向上する。
第1固定部材50及び第2固定部材52は、板状体2の外周縁から離れた位置に固定される。棒状体40は、板状体2の全幅よりも短い長さを有する。棒状体40が短いと第1
固定部材50及び第2固定部材52を内側(板状体2の中心側)に配置することができるので、板状体2の周囲の壁に邪魔されることがなく棒状体40の着脱作業ができる。また、袋体3が板状体2の全面を覆う大きさでなくても遮音性能が維持されるため、第1固定部材50及び第2固定部材52を板状体2の外周縁から離れた内側に配置しても遮音性能に問題はない。
袋体3が板状体2を加圧することで、少なくとも10Hz~40Hzの周波数領域における遮音性を発揮する剛性を板状体2に付与することができる。剛性則により、実験の結果少なくとも10Hz~40Hzにおける遮音性が特に向上したからである。袋体3の内部に封入される気体の圧力は、板状体2、保持体4及び袋体3に、少なくとも10Hz~40Hz、好ましくは10Hz~250Hzの周波数領域における遮音性を発揮する剛性を付与することができる程度に調整することができる。袋体3内の気体の圧力が板状体2、保持体4及び袋体3に所定の剛性を付与することで10Hz~250Hzの周波数領域における遮音性を発揮することができるからである。後述の実施例1では、板状体2、保持体4及び袋体3に剛性を付与することにより10Hz~60Hzの低周波に対する効果を証明する。
図2に示すように、袋体3は、内部に空気を注入する前は保持体4に保持体側側面32を押し付けていない。袋体3に図示しない注入口から圧縮空気を注入し、袋体3の内部の圧力を高めることにより、袋体3が外側に膨らむように変形し、図1に示すような状態となる。袋体3の内部に注入する気体は、空気であることが安価で好ましいが、他の気体例えば窒素などの不活性ガスを用いてもよい。
2.変形例
図4及び図5を用いて変形例に係る遮音構造体1aについて説明する。図4は変形例に係る遮音構造体1aの縦断面で示す側面図であり、図5は変形例に係る遮音構造体1aの正面図である。
図4及び図5に示すように、遮音構造体1aは、上述した遮音構造体1と基本的な構成は同じであるため、相違する部分を中心に説明し、重複する説明は省略する。
遮音構造体1aは、加圧体として一または複数の袋体3aを含むことができ、変形例では正面視で略正方形の1つの袋体3aを用いている。なお、袋体3aの代わりに図3の細長い袋体3を一または複数並べてもよい。袋体3aは板状体2の中心付近に配置される。図5に示すように袋体3aは、正面視で板状体2の内面20よりも小さな面積を有する。袋体3aの周囲には、内面20が見えており、正面視の袋体3aの面積は内面20の例えば1/4程度の面積であることができる。
保持体4aは、棒状体40と複数の貫通孔を有する網体42とを含む。網体42は、袋体3aを挟んで板状体2と対向して配置される。網体42は、複数の貫通孔として網の目を有する。網体42は袋体3aの保持体側側面32に接触し、複数の網の目の中で袋体3aが膨出する方向に気体の圧力が作用することで保持体側側面32の剛性を向上させる。また、網体42自身も袋体3aに押されることで剛性が向上する。本実施形態では網体42を用いる例について説明するが、網体42に限らず複数の開口を有する他の形態であってもよい。また、網体42を用いずに複数の棒状体40だけにしてもよい。その場合には、例えば棒状体40の数を増やすことができる。
網体42は、袋体3aの全体を覆うように袋体3aと棒状体40とで挟持される。網体42を袋体3aの全体を覆うようにすることで、袋体3aの全体の剛性を効率よく向上することができる。網体42は袋体3aが膨らむことで棒状体40側に押し付けられて袋体
3aと棒状体40とで挟持されるが、網体42を棒状体40に係止させてもよい。例えば、袋体3aが膨らんでいないときに網体42が落下しないように棒状体40に引掛けるための突起を網体42から突出させてもよい。
網体42が袋体3aを覆う領域の面積は、板状体2の面積よりも小さい。網体42が袋体3aを覆う領域の面積が板状体2の正面視の面積よりも小さいことにより、網体42の着脱作業が簡便となり作業効率が向上する。網体42が板状体2の正面視の面積と同じであれば、網体42を着脱する際に板状体2の周囲の開口6などと干渉を起こすからである。
網体42は、袋体3aが板状体2を加圧した反力に抗して袋体3aを所定位置に保持する。網体42は網の目の中で袋体3aの一部が膨出し、袋体3aとの内面20に沿った方向における袋体3aの移動も制限することもできる。網体42は、袋体3aを膨らませた際に袋体3aの変形を抑えることで、袋体3aを含む遮音構造体1a全体の剛性を高める効果も有しており、例えば、金属板の全体に多数の貫通孔を設けたパンチングメタルを採用することができる。
網体42は、金属製であることができる。金属製の網体42を用いることで比較的厚みのあるゴム製の袋体3aを押し付けても網体42の変形を抑えることができる。網体42が袋体3aの押し付け力によって大きく変形すると、保持体側側面32が所望の剛性を得ることができず、板状体2及び板状体側側面30も所望の剛性が得られない。
網体42は、鉄線、鋼線または棒鋼を交差(例えば直交)して配列し、それらの交点を接続して格子状にした、金網を含むことができる。網体42は、建築用の線材による金網を用いることができる。建築用の線材を用いることで、市場で所望(袋体3aの押圧力に合わせて)の強度等を有する線材の入手が容易となる。ここで鉄線は、低炭素鋼の軟鋼を原料とした線材であり、JIS G3505に規定する軟鋼線材を用いた線材である。鉄線としては、例えば、JIS G3532で規定されるSWM-P,SWM-C,SWM-R及びSWM-Iに適合する鉄線の他、JIS G3542の亜鉛めっき鉄線などの各種被覆をした鉄線を用いることができる。また、鋼線は、炭素鋼線または合金鋼線を原料とした線材であり、JIS G3505の軟鋼線材以外の線材(JIS G3506の高鋼線材、JIS G4308のステンレス鋼線材など)である。鋼線としては、例えば、JIS G3521で規定される高鋼線などを用いることができる。棒材は、JIS G3112のSR235,SR295,SD295A,SD295B及びSD345に適合した棒鋼を用いることができる。このような線材を用いた金網は、鉄線を直交して配列し、それらの交点を電気抵抗溶接して格子状にした溶接金網(JIS G3551)、棒鋼を直交して配列し,それらの交点を電気抵抗溶接して格子状にした鉄筋格子(JIS G3551)を用いることができる。網体42は、金網を部分的に補強する高剛性の部材を含んでもよい。例えば、金属製の管体などを補強材として用いてもよい。また、網体42は、上記のような線材に限らず、単管などを格子状に接合してもよい。
網体42は、縦線と横線とが交差する部分で溶接されて一体化している。網体42の網目寸法(隣り合う線の中心間の距離)は、50mm~100mmであることが好ましい。網目寸法が50mm以上であると市販されている溶接金網や鉄筋格子を用いることができ、網目寸法が100mm以下であれば網目で形成される高剛性の袋体3aを得ることができる。網体42の線径は2.6mm~5.0mmであることが好ましい。線径が2.6mm以上であれば袋体3aの圧力に耐えることができ、5.0mm以下であれば市販されている溶接金網や鉄筋格子を用いることができる。
実施例1の遮音構造体1は、図1~図3に示すものであり、板状体2として長さ1200mm×幅1200mm×厚さ1.6mmの鉄板と、袋体3として直径が80mmで長さが1200mmの細長いゴム製の中空体を4本と、保持体4の棒状体40として断面寸法が高さ30mm×幅30mm(厚さ3mm)で長さが1150mmのステンレス製の等辺山形鋼を高さ方向に5本と、を用いて、板状体2と棒状体40との間隔Dが50mmになるように第1固定部材50及び第2固定部材52で棒状体40の両端付近を載置した。実施例1の袋体3には4kPaの圧縮空気を注入し、4本の袋体3の板状体側側面30を板状体2に密着させ、保持体側側面32を棒状体40に密着させた。
比較例1の遮音構造体は、長さ1200mm×幅1200mm×厚さ1.6mmの1枚の鉄板を用いた。
(挿入損失試験)
実施例1の遮音構造体1及び比較例1の鉄板について、図6に示す音響実験室68で測定を行った。図6は実施例1及び比較例1の測定を行った音響実験室68の平面図である。音響実験室68は、音源63(スピーカ)が配置された残響室60と、測定点65(マイク)が配置された無響室62と、残響室60と無響室62との間の厚さ200mmのコンクリート壁64(幅3.6m×高さ3.0m)と、を有する。コンクリート壁64には600mm角の開口6が形成され、開口6で残響室60と無響室62とが連通する。残響室60の音源から一定のピンクノイズを放射し、開口6に実施例1の遮音構造体1及び比較例1の鉄板を設置してそれぞれの無響室62内の音圧レベルを測定した。
図7は、実施例1の測定状況を示す無響室62側からみた写真である。遮音構造体1は、開口6に、音源室側に板状体2、受音室側に袋体3、保持体4となるように取り付けた。測定点65(図6)は、開口6の正面でコンクリート壁64の表面から1mの距離に配置した。実施例1の遮音構造体1及び比較例1の鉄板で得られた無響室62内の音圧レベルより、SN比が10dB以上となる周波数帯域について、開口6を遮音構造体で塞がない場合と各遮音構造体で塞いだ場合との音圧レベル差、すなわち、挿入損失(dB)を算出した。図8に実施例1の遮音構造体1及び比較例1の鉄板における挿入損失を示した。
図8は、実施例1及び比較例1の挿入損失(dB)と中心周波数(Hz)との関係を示すグラフである。図8に示すように、開口6に鉄板1.6mmを設置した場合(比較例1)の挿入損失は、固有振動数は16Hz付近にあり、16Hz付近で挿入損失が最も小さくなった。これに対し、実施例1は16Hz付近の挿入損失が12.3(dB)と大きくなり、全体として挿入損失が比較例1よりも大きくなり、遮音性能に優れていた。なお、実施例1の挿入損失は25Hz~31.5Hzで挿入損失が小さくなっているが、これは遮音構造体1を施工したコンクリート壁64の固有振動数によるものであることがわかっている。したがって、実施例1は比較例1に比べて低周波数における挿入損失が大きく、遮音性能に優れていた。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。例えば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法、及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1,1a…遮音構造体、2…板状体、3,3a…袋体、4,4a…保持体、6…開口、
20…内面、22…外面、30…板状体側側面、32…保持体側側面、34…周縁部、40…棒状体、42…網体、50…第1固定部材、52…第2固定部材、53…係合部、54…軸部、60…残響室、62…無響室、63…音源、64…コンクリート壁、65…測定点、68…音響実験室、D…間隔

Claims (3)

  1. 板状体と、
    前記板状体に対向配置される保持体と、
    前記板状体と前記保持体との間に配置される加圧体と、
    前記板状体に一端が固定され、他端が前記板状体から前記加圧体の厚さを超えて延びる第1固定部材及び第2固定部材と、
    を含み、
    前記加圧体は、前記板状体と前記保持体とが離れる方向に加圧力を発生させて前記板状体を加圧して前記板状体に剛性を付与可能な一または複数の袋体を含み
    前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、前記他端側に前記保持体が前記板状体から離れる前記方向に移動することを制限する係合部を有し、
    前記係合部は、前記加圧体が加圧力を発生していない状態で前記方向とは異なる方向に前記保持体を移動して係合状態を解除可能であることを特徴とする、遮音構造体。
  2. 請求項1に記載の遮音構造体において、
    前記第1固定部材は前記第2固定部材との間に前記加圧体が配置され、
    前記保持体は前記第1固定部材と前記第2固定部材との間に架け渡される棒状体を含むことを特徴とする、遮音構造体。
  3. 請求項2に記載の遮音構造体において、
    前記保持体は、複数の貫通孔を有する網体を含み
    記網体は、前記袋体の全体を覆うように前記袋体と前記棒状体とで挟持され、
    前記網体が前記袋体を覆う領域の面積は、前記板状体の面積よりも小さいことを特徴とする、遮音構造体。
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