JP7064358B2 - シール構造 - Google Patents

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Description

本発明は、センターピラーレス自動車におけるヒンジドアの第1先端部と、スライドドアの第2先端部とボディ開口縁部のメインウェザーストリップが合わさる部分のシール構造に関する。
従来、センターピラーレス自動車において、ヒンジドアおよびスライドドアのそれぞれが単独で可動し、ヒンジドアはヒンジで結合されて回動して開閉するとともに、スライドドアはスライド機構で開閉するように構成された自動車が存在する。
この種の自動車のボディ開口縁部には、車内への防水目的でメインシールとして図7の(a)に示すメインウェザーストリップ207が設置されるが、ヒンジドア101およびスライドドア102間に空間が存在するため、水漏れが生じる。この水漏れを回避するために、ヒンジドア101の第1先端部101aの上部、およびスライドドア102の第2先端部102aの上部にそれぞれ、シール部材201およびシール部材202が設置されシール面が形成される。
特開2005-186647号公報(2005年7月14日公開) 特許第4128421号公報(2008年5月23日登録) 特開2016-000565号公報(2016年1月7日公開)
しかしながら、上記の従来技術では、シール面が、ヒンジドア101からシール部材201に乗り移り、シール部材201からシール部材202に乗り移り、シール部材202からスライドドア102に乗り移るため、それぞれの乗り移りの際に、メインウェザーストリップ207とシール面との間に微小な隙間が発生するという問題がある。また、長時間の降雨などにより上記微小な隙間から水がにじみ出て、水漏れの不具合が生じる。
さらに、上記の従来技術では、図7の(b)に示すヒンジドア101のシール部材201およびスライドドア102のシール部材202の乗り移り部位である合わせ部203の直下には、スライドドア102の開閉軌跡上後述する水受けを設定できない。そのため、ヒンジドア101およびスライドドア102の各シール部材の合わせ部203からにじみ出た水が車内への漏水となる。なお、図7の(b)では、シール部材201をリヤ側斜め上側からみた斜視図で示し、シール部材202を車内側からみた正面図で示している。
また、上記特許文献1に記載のシール構造では、2つのシール部材のそれぞれに末広がりにガイドリブを設けているものの(不図示)、各シール部材の合わせ部の直下に水受けを設定できない点は上記の従来技術と同様である。このため、上記特許文献1に記載のシール構造においても、各シール部材の合わせ部からにじみ出た水が車内への漏水となる。
本発明は、以上の問題点に鑑みて為されたものであり、その目的は、ヒンジドアとスライドドアおよびボディ開口縁部の各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水を、先端突出壁と第1湾曲壁とメインウェザーストリップの中空シール部とで取り囲まれる領域に形成される微小隙間を水受けより前方に突出させることにより、安定的に排水できるシール構造を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るシール構造は、センターピラーレス自動車におけるヒンジドアの第1先端部と、スライドドアの第2先端部と、ボディ開口縁部のメインウェザーストリップが合わさる部分のシール構造であって、上記第1先端部の上部に第1シール部材が設置されており、上記第2先端部の上部に第2シール部材が設置されており、上記第1シール部材について、車内側に配置された第1内壁と、上記第2シール部材と弾接する第2内壁とが、上記第2シール部材側に凸となるように湾曲した第1湾曲壁を介して接続され、上記第2シール部材について、車内側に配置された第3内壁と、上記第1シール部材と弾接して湾曲する第2湾曲壁とが、上記第1シール部材に近づくにつれて先が細くなる接続部を介して接続され、上記接続部の上部には、上記接続部の下部よりもフロント側に突出する先端突出壁が設けられ、上記ヒンジドアおよび上記スライドドアのそれぞれが閉じた状態において、上記第1湾曲壁と上記先端突出壁と上記メインウェザーストリップの中空シール部とで取り囲まれる領域に微小隙間が形成されていることを特徴としている。
上記構成によれば、第2シール部材の接続部の上部には、当該接続部の下部よりもフロント側に突出する先端突出壁が設けられている。このため、先端突出壁がない場合において、第2シール部材の接続部と第1シール部材の第1湾曲壁とメインウェザーストリップの中空シール部とで取り囲まれる領域に形成される微小隙間の位置よりも、先端突出壁と第1湾曲壁とメインウェザーストリップの中空シール部とで取り囲まれる領域に形成される微小隙間の位置の方がフロント側にずれる。また、ヒンジドアおよびスライドドアとボディ開口縁部の各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水は、微小隙間を介して下向きに流れる。
よって、ヒンジドアとスライドドアおよびボディ開口縁部の各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水を、先端突出壁と第1湾曲壁とメインウェザーストリップの中空シール部とで取り囲まれる領域に形成される微小隙間を水受けより前方に突出させることにより、安定的に排水できる。
また、本発明の一態様に係るシール構造は、上記微小隙間を介して下向きに流れる水を上記第1シール部材に設けた水受けに案内するガイドリブが、上記第1内壁に設けられていることが好ましい。上記構成によれば、ガイドリブのサイズや配置の向きを適切に設定することにより、微小隙間を介して下向きに流れる水を、ガイドリブを介して、水受けにより確実に案内することができる。
また、本発明の一態様に係るシール構造は、上記ガイドリブの延伸方向は、水平方向に対して、上記水受けにおける、上記水を車外へ排水するための水抜き孔より後方部分の傾斜方向と、同じ方向に傾斜していることが好ましい。
上記構成によれば、自動車の前後が傾斜したとしても、微小隙間を介して下向きに流れる水がリヤ側に流れるのを抑制することができる。
また、本発明の一態様に係るシール構造は、上記水抜き孔が、上記水受けに形成されていることが好ましい。上記構成によれば、水受けの底に達する水を、水抜き孔を介して車外に排出することができる。
また、本発明の一態様に係るシール構造は、上記微小隙間を介して下向きに流れる水がリヤ側に流れるのを抑制するための段差が、上記第1内壁に設けられていることが好ましい。上記構成によれば、微小隙間を介して下向きに流れる水が、段差の存在によってリヤ側に流れるのを抑制することができる。
本発明の一態様に係るシール構造によれば、ヒンジドアとスライドドアおよびボディ開口縁部の各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水を、先端突出壁と第1湾曲壁とメインウェザーストリップの中空シール部とで取り囲まれる領域に形成される微小隙間を水受けより前方に突出させることにより、安定的に排水できるという効果を奏する。
(a)は、本発明の実施形態1に係る左ドアシール構造の車内側視正面図であり、(b)は、メインウェザーストリップの斜視図であり、(c)および(d)は、それぞれ(a)に示す図におけるA-A断面の断面図であり、(e)および(f)は、それぞれ(a)に示す図におけるB-B断面の断面図である。 (a)は、センターピラーレス自動車のサイド部からヒンジドアおよびスライドドアの両方を取り外した状態を示す左ドアの車外側視側面図であり、(b)は、上記センターピラーレス自動車のサイド部にヒンジドアおよびスライドドアの両方を取付けた状態を示す左ドアの車外側視側面図である。 (a)は、本発明の実施形態2に係る左ドアシール構造の車内側視正面図であり、(b)および(c)は、それぞれ(a)に示す図におけるC-C断面の断面図であり、(d)は、ガイドリブの横断面の一例を示す図であり、(e)は、ガイドリブの横断面の別の例を示す図である。 (a)は、本発明の実施形態3に係る左ドアシール構造の車内側視正面図であり、(b)および(c)は、それぞれ(a)に示す図におけるD-D断面の断面図であり、(d)は、(a)に示す図におけるE-E断面の断面図であり、(e)は、水受け付近の構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態4に係る左ドアシール構造の車内側視正面図である。 (a)は、本発明の実施形態に係る排水構造の構成を示す図であり、(b)は、(a)に示す図におけるF-F断面の断面図である。 (a)は、従来の左ドアシール構造(メインウェザーストリップ有)を示す車内側視正面図であり、(b)は、従来の左ドアシール構造(メインウェザーストリップ無)を示す車内側視正面図である。
〔センターピラーレス自動車のサイド部の構造の概要〕
図2の(a)に示すように、センターピラーレス自動車(以下、単に「自動車」という)のサイド部100には、センターピラーの存在しないボディ開口縁部100hが形成されており、ボディ開口縁部100hの周縁には、メインウェザーストリップ7が設置されている。メインウェザーストリップ7は、中空シール部7aおよび取付基部7bを備えている〔図1の(b)参照〕。
なお、以下で説明するシール構造は、図2の(b)に示すように、ヒンジドア101の第1先端部101aとスライドドア102の第2先端部102aとが合わさる部分Gのシール構造である。
〔実施形態1に係るシール構造の概要〕
図1の(a)に示すように、ヒンジドア101の第1先端部101aの上部には第1シール部材1が設置されている。第1シール部材1は、メインウェザーストリップ7と弾接することで第1シール部材1とメインウェザーストリップ7との間のシール性を確保するためのウェザーストリップである。
一方、スライドドアの102の第2先端部102aの上部には第2シール部材2が設置されている。第2シール部材2は、メインウェザーストリップ7と弾接することで第2シール部材2とメインウェザーストリップ7との間のシール性を確保するためのウェザーストリップである。なお、図1の(a)では、第1シール部材1をリヤ側斜め上側からみた斜視図で示し、第2シール部材2を車内側からみた正面図で示している。
第1シール部材1や第2シール部材2の成形材料としては、合成ゴムまたはTPE(熱可塑性エラストマー)等の弾性体が用いられる。合成ゴムでは、EPDM(エチレンプロピレンジエン共重合ゴム)等が、TPE(熱可塑性エラストマー)では、TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)等が、用いられる。また、使用する弾性体は、発泡材でもよいし、非発泡材でも良い。さらに剛性確保目的で、金属や硬質剛性樹脂製等の芯材を、弾性体中に埋設しても良い。
図1の(c)および(d)に示すように、第1シール部材1については、車内側に配置された第1内壁11と、第2シール部材2と弾接する第2内壁12とが、第2シール部材2側に凸となるように湾曲した第1湾曲壁13を介して接続されている。
また、第2シール部材2については、車内側に配置された第3内壁21と、第1シール部材1と弾接して湾曲する第2湾曲壁22とが、第1シール部材1に近づくにつれて先が細くなる接続部23を介して接続されている。
なお、図1の(c)および(d)は、それぞれ第2内壁12と第2シール部材2とが弾接する前後、あるいは、第2湾曲壁22と第1シール部材1とが弾接する前後の状態を示している。
図1の(d)に示すように第2湾曲壁22と第2内壁12とが弾接することで、第2湾曲壁22が弾性変形し、第2湾曲壁22が第2内壁12に密着する。これにより、第2湾曲壁22と第2内壁12との間のシール性が確保される。
図1の(e)および(f)は、それぞれ第2内壁12と第2シール部材2とが弾接する前後、あるいは第2湾曲壁22と第1シール部材1とが弾接する前後の状態を示している。図1の(f)に示すように第2湾曲壁22と第2内壁12とが弾接することで、第2湾曲壁22が弾性変形し、第2湾曲壁22が第2内壁12に密着する。これにより、第2湾曲壁22と第2内壁12との間のシール性が確保される。
次に、図1の(a)および(d)に示すように、接続部23の上部には、接続部23の下部よりもフロント側に突出する先端突出壁2aが設けられている。また、図1の(d)の破線の丸で囲まれた部分拡大図に示すように、第1湾曲壁13と先端突出壁2aとの間には微小な隙間3aが形成される。また、この隙間3aが上下方向に連なって微小隙間3が形成される〔図1の(a)も併せて参照〕。
ヒンジドア101およびスライドドア102のそれぞれが閉じた状態において、第1湾曲壁13と先端突出壁2aとメインウェザーストリップ7の中空シール部7aとで取り囲まれる領域に微小隙間3が形成されている。
この微小隙間3の形成位置は、先端突出壁2aがない場合において、接続部23と第1湾曲壁13との間に形成される微小隙間の位置よりもフロント側にずれている。このとき、ヒンジドア101とスライドドア102およびボディ開口縁部100hの各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水は、第1湾曲壁13と接続部23との弾接部分の上側を通って、フロント側の隙間3aの形成位置まで流れる。
また、この隙間3aの形成位置は、微小隙間3を介して下向きに流れる水を水受け5が受けることができるように水受け5の後端位置よりフロント側の位置となっている。さらに、図1の(a)に示すように、微小隙間3は、第3内壁21のフロント側上端から水受け5のリヤ側の端部の直上まで連なっている。
このため、ヒンジドア101とスライドドア102およびボディ開口縁部100hの各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水は、第1湾曲壁13と接続部23との弾接部分の上側から隙間3aの形成位置まで流れる。すなわち、ヒンジドア101とスライドドア102およびボディ開口縁部100hの各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水は、第1湾曲壁13と接続部23との弾接部分よりもフロント側に流れる。また、隙間3aに達した水は、微小隙間3を介して下向きに流れ、微小隙間3の直下に存在する水受け5に案内される。
以上にように、ヒンジドア101とスライドドア102およびボディ開口縁部100hの各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水は、第1湾曲壁13と接続部23との弾接部分の上側を通って隙間3aの形成位置まで流れる。また、隙間3aに達した水は、微小隙間3に沿って下向きに流れることで、第1内壁11に設置された水受け5に案内される。
これにより、ヒンジドア101とスライドドア102およびボディ開口縁部100hの各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水を、微小隙間3を介して水受け5により安定的に排水させることができる。
また、水受け5の車外側側面には、微小隙間3を介して下向きに流れ、水受け5で受けた水を車外へ排水するための水抜き孔6が形成されている。なお、図中、水抜き孔6は破線で示している。これにより、微小隙間3を介して下向きに流れる水を水受け5で受けた後に、水受け5の底に達した水を、水抜き孔6を介して車外に排出することができる。
なお、図1の(a)に示すように、水受け5は、水抜き孔6付近で略L字状に緩やかに折れ曲がった形状を為している。また、図4の(e)に示すように、水受け5は、上方から流れる水を受けることができるように、上部に開口部を有する略細長の漏斗形状となっている。水抜き孔6は、水受け5の底部付近において、水受け5で受けた水が最終的には、車外側の下方向に流れるように、第1内壁11を貫通する孔として形成されている。
また、水抜き孔6から最終的に車外に排出されるまでの排水構造の詳細については、以下に説明する。
<排水構造について>
次に、図6に基づき、微小隙間3を介して水受け5に流れた水が、水受け5の底に形成された水抜き孔6から最終的に車外に排出されるまでの排水構造について説明する。
水が水抜き孔6から最終的に車外に排出されるまでの排水構造については、特許文献2に記載の技術のように、ドアパネルに穴をあける構造を採用しても良いが、ドアパネルに穴をあけない構造として、図6に示すような排水構造を例示することができる。図6の(a)は、本発明の一実施形態に係る排水構造の構成を示す図であり、図6の(b)は、図6の(a)に示す図におけるF-F断面の断面図である。
図6の(b)に示すように、第1シール部材1の第1内壁11の、ヒンジドア101のドアパネル取付面側においては、排水凹部14と排水ビード15とが設けられている。排水凹部14は、ヒンジドア101のドアパネル取付面に対向した凹部であり、第1内壁11における排水凹部14の形成箇所付近においては、ドアパネル取付面と第1内壁11とは弾接していない。ここで、排水凹部14とドアパネル取付面とで囲まれた空間で排水空間16(後述する排水空間16-1~16-3参照)を形成している。
排水凹部14の下側には、ドアパネル取付面と弾接する排水ビード15が設けられており、これにより、排水凹部14から下方に水がしみ出さないようになっている。
また、図6の(a)に示すように、排水空間16(排水空間16-1~16-3を纏めて排水空間16と称する)は、水抜き孔6の下方に設けられている。車外側視で、車両後方(リヤ側;第2シール部材2側)に向かうにつれて、斜め下方に傾斜するように、排水空間16を設けている。
このような排水構造とすることで、図6の(a)に示すように、第1シール部材1の第1内壁11の車内側面に設けた水受け5で集められた水は、水抜き孔6を通り抜け、第1内壁11の取付面側の排水空間16-1に沿って、車両後方(リヤ側;第2シール部材2側)に導水される。その後、第1湾曲壁13の取付面側の排水空間16-2によって、水は、車両外側に方向転換させられる。次いで、第2内壁12の取付面側の排水空間16-3によって、水は、車両外側下方に導水される。最終的には、第2内壁12の取付面側の、車外側でかつ最下方付近の、排水空間16の終点部から、車外側に排水される。このような排水構造にすることで、第2シール部材2の取付面側の形状を特に複雑にすることなく、比較的容易に、排水構造が設定可能である。
ここで、第1シール部材1において、第2シール部材2の第2湾曲壁22と弾接する、第1湾曲壁13をシール境界部分として、第1内壁11側を「車内側」と定義し、第2内壁12側を「車外側」と定義している。なお、上述した水抜き孔6より下部の排水構造は、特許文献3に記載された排水構造と同様に構成することができる。
〔実施形態2に係るシール構造の概要〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図3の(a)に示すように、本実施形態に係るシール構造では、微小隙間3を介して下向きに流れる水を水受け5に案内するガイドリブ11aが、第1内壁11に設けられている点で実施形態1のシール構造と異なっている。なお、図3の(a)では、第1シール部材1をリヤ側斜め上側からみた斜視図で示し、第2シール部材2を車内側からみた正面図で示している。
また、本実施形態のガイドリブ11aは、リヤ側の端部からフロント側の端部に行くにつれて斜め下方向に略直線状に傾斜している。これにより、ガイドリブ11aのサイズや配置の向きを適切に設定することにより、微小隙間3を介して下向きに流れる水を、ガイドリブ11aを介して、水受け5により確実に案内することができる。
なお、ガイドリブ11aのリヤ側の一部は破線で示されているが、これは、ガイドリブ11aのリヤ側の一部が、先端突出壁2aの車外側に存在している(先端突出壁2aに覆われている)ことを示している。換言すれば、ガイドリブ11aのリヤ側の一部は、先端突出壁2aの車外側面と弾接している。これにより微小隙間3を下向きに流れる水をガイドリブ11aで確実に受けることができる。
なお、図3の(a)に示すように、第1シール部材1に設けた水受け5は、水抜き孔6付近で略V字状に緩やかに折れ曲がった形状を為している。ここで第1シール部材1の第1内壁11に設けた水受け5の、水抜き孔6よりも後側部分の延伸ラインL2は、リヤ側からフロント側に行くにつれて斜め下方向に傾斜している。
また、ガイドリブ11aのフロント側の端部は、リヤ側の端部よりも下側に位置しており、ガイドリブ11aも、リヤ側からフロント側に行くにつれて斜め下方向に傾斜している。すなわち、ガイドリブ11aの延伸方向は、水平方向に対して、水受け5における水抜き孔6より後方部分の傾斜方向と、同じ方向に傾斜している。
より具体的には、図3の(a)に示すように、ガイドリブ11aの延伸ラインL1は、水平方向のラインL0に対する、第1シール部材1に設けた水受け5の、水抜き孔6よりも後側部分の延伸ラインL2の、傾斜方向と、同じ方向に傾斜している。また、本実施形態例では、ガイドリブ11aの延伸ラインL1と水平方向ラインL0との為す角θは、15度以上になるように形状設定している。
これにより、自動車自体を傾斜路面に駐車することに伴い、自動車全体の前後が傾斜したとしても、微小隙間3を介して下向きに流れる水がリヤ側に流れるのを抑制することができる。
次に、図3の(b)および(c)は、それぞれ第2内壁12と第2シール部材2とが弾接する前後、あるいは、第2湾曲壁22と第1シール部材1とが弾接する前後の状態を示している。図3の(c)に示すように第2湾曲壁22と第2内壁12とが弾接することで、第2湾曲壁22が弾性変形し、第2湾曲壁22が第2内壁12に密着する。これにより、第2湾曲壁22と第2内壁12との間のシール性が確保される。
また、図3の(c)に示すように、第1シール部材1と第2シール部材2とが弾接した状態では、ガイドリブ11aのリヤ側の一部が、先端突出壁2aで覆われた状態となっている。これにより微小隙間3を下向きに流れる水をガイドリブ11aで確実に受けることができる。
図3の(a)に示す微小隙間3を介して下向きに流れる水は、ガイドリブ11aを介してリヤ側からフロント側に向けて案内される。ガイドリブ11aのフロント側の端部に達した水は、その下側に配置されている水受け5によって受けられる。これにより、微小隙間3を介して下向きに流れる水を、ガイドリブ11aを介して水受け5に案内することができる。
次に、図3の(d)は、ガイドリブの横断面の一例を示す図である。本例のガイドリブ11aの横断面は、略矩形形状を為しており、略矩形形状の角が滑らかな曲面となっている。本例のガイドリブ11aの横断面の幅W1は、約1mm程度であり、その高さh1も1mm程度である。また、ガイドリブ11aの高さはフロント側の端部においてフロント側からリヤ側に向けてなだらかに減少させている。これにより、ガイドリブ11aのフロント側の端部に達した水が水受け5に向かって下向きに流れ易くなる。
次に、図3の(e)は、ガイドリブの横断面の別の例を示す図である。本例のガイドリブ11a’の横断面は、略三角形状を為しており、略三角形状の頂部は、滑らかな曲面となっている。本例のガイドリブ11a’の横断面の幅W2は、約1mm程度であり、その高さh2も1mm程度である。また、ガイドリブ11a’の高さはフロント側の端部においてフロント側からリヤ側に向けてなだらかに減少させている。これにより、ガイドリブ11a’のフロント側の端部に達した水が水受け5に向かって下向きに流れ易くなる。
〔実施形態3に係るシール構造の概要〕
図4の(a)に示すように、本実施形態に係るシール構造では、微小隙間3を介して下向きに流れる水がリヤ側に流れるのを抑制するための段差11bが、第1内壁11に設けられている点で、実施形態1および2のシール構造と異なっている。なお、図4の(a)では、第1シール部材1をリヤ側斜め上側からみた斜視図で示し、第2シール部材2を車内側からみた正面図で示している。
段差11bは、ガイドリブ11aのリヤ側の端部から水受け5の一端まで連なって形成されている。また、段差11bは、第1内壁11より車内側に突出する凸形状を為している。これにより、微小隙間3を介して下向きに流れる水が、段差11bによって、リヤ側に流れるのを抑制することができる。
段差11bのフロント側の端部は、リヤ側の端部よりも下側に位置しており、段差11bはリヤ側からフロント側に行くにつれて斜め下方向に略直線状に傾斜している。なお、段差11bの傾斜角度は、ガイドリブ11aの傾斜角度よりも急になっている。
なお、段差11bのリヤ側の一部は破線で示されているが、これは、段差11bのリヤ側の一部が、先端突出壁2aの車外側に存在している(先端突出壁2aに覆われている)ことを示している。換言すれば、段差11bのリヤ側の一部は、先端突出壁2aの車外側面と弾接している。
これにより微小隙間3を下向きに流れる水がリヤ側に流れることを段差11bで確実に阻止することができる。図4の(b)および(c)は、それぞれ第2内壁12と第2シール部材2とが弾接する前後、あるいは、第2湾曲壁22と第1シール部材1とが弾接する前後の状態を示している。図4の(c)に示すように第2湾曲壁22と第2内壁12とが弾接することで、第2湾曲壁22が弾性変形し、第2湾曲壁22が第2内壁12に密着する。これにより、第2湾曲壁22と第2内壁12との間のシール性が確保される。
次に、図4の(d)に示すように段差11bのフロント側の下端部は、水受け5のリヤ側の端部が第1内壁11に接続されている、付け根部のフロント側に接続されている。図4の(d)には、段差11bのフロント側の端部を示している。これにより、段差11bのフロント側の端部に達した水を水受け5で確実に受けることができる。
なお、図4の(e)は、水受け5付近の構造を示す斜視図である。図4の(e)に示すように、水受け5は、水抜き孔6付近で略L字状に緩やかに折れ曲がった形状を為している。また、水受け5は、上方から流れる水を受けることができるように、上部に開口部を有する略細長の漏斗形状となっている。水抜き孔6は、水受け5の底部付近において、水受け5で受けた水が、最終的には、車外側の下方向に流れるように第1内壁11を貫通する孔として形成されている。
また、段差11bのフロント側の端部は、水受け5の開口部の車外リヤ側の角部に滑らかに接続している。これにより、段差11bのフロント側の端部に達した水が水受け5の内部に流れ易くなる。
〔実施形態4に係るシール構造の概要〕
次に、図5に示すように、本実施形態に係るシール構造では、上述したガイドリブ11aおよび段差11bに加えて、ガイドリブ11aの下側にガイドリブ11cが配置されている点で、上述した実施形態1~3のシール構造と異なっている。なお、図5では、第1シール部材1をリヤ側斜め上側からみた斜視図で示し、第2シール部材2を車内側からみた正面図で示している。
本実施形態のガイドリブ11cは、リヤ側の端部からフロント側の端部に行くにつれて斜め下方向に略直線状に傾斜している。すなわち、ガイドリブ11cのフロント側の端部は、リヤ側の端部よりも下側に位置しており、ガイドリブ11cはリヤ側からフロント側に向けて斜め下方向に傾斜している。また、ガイドリブ11cとガイドリブ11aとは互いに略平行に配置されている。
ガイドリブ11cは、その上部に存在するガイドリブ11aから車内側に漏れた水を受け、受けた水を水受け5に案内する。このため、ヒンジドア101およびスライドドア102の各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水が車内側に漏れることをより確実に抑制することができる。
なお、ガイドリブ11cのリヤ側の一部は破線で示されているが、これは、ガイドリブ11cのリヤ側の一部が、先端突出壁2aの車外側に存在している(先端突出壁2aに覆われている)ことを示している。換言すれば、ガイドリブ11cのリヤ側の一部は、先端突出壁2aの車外側面と弾接している。これによりガイドリブ11aから車内側に漏れた水をガイドリブ11cで確実に受けることができる。
本実施形態のようにガイドリブを複数段設けても良い。複数段のガイドリブに関し、下部に存在するガイドリブは、その上部に存在するガイドリブから車内側に伝ってきた水を受け、受けた水を水受け5に案内する。このため、ヒンジドア101とスライドドア102およびボディ開口縁部100hの各シール部材が合わさる部分からにじみ出た水が車内側に漏れることをより確実に抑制することができる。
〔付記事項〕
上述した実施形態では、左ドアにて、ヒンジドア101がサイドフロントドアに取付けられ、スライドドア102がサイドリヤドアに取付けられた例のみを示したが、本発明は、右ドアにも適用が可能であり、バックドアにも適用が可能である。また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 第1シール部材 2 第2シール部材 2a 先端突出壁
3 微小隙間 5 水受け 6 水抜き孔
7 メインウェザーストリップ 7a 中空シール部
11 第1内壁 11a,11a’ ガイドリブ
11b 段差 11c ガイドリブ 12 第2内壁
13 第1湾曲壁 21 第3内壁 22 第2湾曲壁
23 接続部 101 ヒンジドア 101a 第1先端部
102 スライドドア 102a 第2先端部
L0 水平方向のライン L1 ガイドリブの延伸ライン
L2 第1シール部材の水受けの、水抜き孔より後方部分の延伸ライン

Claims (5)

  1. センターピラーレス自動車におけるヒンジドアの第1先端部と、スライドドアの第2先端部と、ボディ開口縁部のメインウェザーストリップが合わさる部分のシール構造であって、
    上記第1先端部の上部に第1シール部材が設置されており、
    上記第2先端部の上部に第2シール部材が設置されており、
    上記第1シール部材について、車内側に配置された第1内壁と、上記第2シール部材と弾接する第2内壁とが、上記第2シール部材側に凸となるように湾曲した第1湾曲壁を介して接続され、
    上記第2シール部材について、車内側に配置された第3内壁と、上記第1シール部材と弾接して湾曲する第2湾曲壁とが、上記第1シール部材に近づくにつれて先が細くなる接続部を介して接続され、
    上記接続部の上部には、上記接続部の下部よりもフロント側に突出する先端突出壁が設けられ、
    上記ヒンジドアおよび上記スライドドアのそれぞれが閉じた状態において、上記第1湾曲壁と上記先端突出壁と上記メインウェザーストリップの中空シール部とで取り囲まれる領域に微小隙間が形成されており、
    上記微小隙間を介して下向きに流れる水を上記第1シール部材に設けた水受けに案内するガイドリブが、上記第1内壁に設けられており、
    上記ガイドリブの延伸方向は、水平方向に対して、上記水受けにおける、上記水を車外へ排水するための水抜き孔より後方部分の傾斜方向と、同じ方向に傾斜していることを特徴とするシール構造。
  2. 上記水抜き孔が、上記水受けに形成されていることを特徴とする請求項に記載のシール構造。
  3. センターピラーレス自動車におけるヒンジドアの第1先端部と、スライドドアの第2先端部と、ボディ開口縁部のメインウェザーストリップが合わさる部分のシール構造であって、
    上記第1先端部の上部に第1シール部材が設置されており、
    上記第2先端部の上部に第2シール部材が設置されており、
    上記第1シール部材について、車内側に配置された第1内壁と、上記第2シール部材と弾接する第2内壁とが、上記第2シール部材側に凸となるように湾曲した第1湾曲壁を介して接続され、
    上記第2シール部材について、車内側に配置された第3内壁と、上記第1シール部材と弾接して湾曲する第2湾曲壁とが、上記第1シール部材に近づくにつれて先が細くなる接続部を介して接続され、
    上記接続部の上部には、上記接続部の下部よりもフロント側に突出する先端突出壁が設けられ、
    上記ヒンジドアおよび上記スライドドアのそれぞれが閉じた状態において、上記第1湾曲壁と上記先端突出壁と上記メインウェザーストリップの中空シール部とで取り囲まれる領域に微小隙間が形成されており、
    上記微小隙間を介して下向きに流れる水がリヤ側に流れるのを抑制するための段差が、上記第1内壁に設けられていることを特徴とするシール構造。
  4. 上記微小隙間を介して下向きに流れる水を上記第1シール部材に設けた水受けに案内するガイドリブが、上記第1内壁に設けられていることを特徴とする請求項に記載のシール構造。
  5. 上記微小隙間を介して下向きに流れる水がリヤ側に流れるのを抑制するための段差が、上記第1内壁に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシール構造。
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