JP7063706B2 - シートベルトリトラクタ取付構造 - Google Patents

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Description

本開示は、シートベルトリトラクタの車体への取付構造に関する。
従来、シートベルトリトラクタはウェビングが上方に伸び出すように車体に取り付けられ、ウェビングの伸び出しをスムーズに行うためにリトラクタ本体の上部にウェビングの挿通口を設けたアッパーステーが取り付けられる(例えば特許文献1)。
特開2007-283832号公報
近年、例えば車両の後部座席への設置時など、ウェビングが水平方向に伸び出す向きにシートベルトリトラクタを設置するニーズがある。このような設置方向の場合には、ブラケットを介してシートベルトリトラクタを車体に取り付ける必要がある。このとき、アッパーステーはブラケットにボルトやリベットで締結されることが多い。このため、シートベルトリトラクタとブラケットとの組み付けや取外しの手順が煩雑となる。
本開示は、シートベルトリトラクタとブラケットとの取付けを容易にできるシートベルトリトラクタ取付構造を提供することを目的とする。
本発明の実施形態の一観点に係るシートベルトリトラクタ取付構造は、シートベルトリトラクタと、前記シートベルトリトラクタを車体に取り付けるブラケットと、を備え、前記シートベルトリトラクタは、ウェビングが巻き付けられるリトラクタ本体と、前記リトラクタ本体から前記ウェビングが伸び出す側にて前記リトラクタ本体に取り付けられ、前記ウェビングを前記リトラクタ本体への巻き付け位置へ誘導する挿通口が設けられるアッパーステーと、を有し、前記アッパーステーに前記ブラケットへの固定用のフックが設けられ、前記ブラケットに前記フックを係止するための孔が設けられる。
本開示によれば、シートベルトリトラクタとブラケットとの取付けを容易にできるシートベルトリトラクタ取付構造を提供することができる。
実施形態に係るシートベルトリトラクタ取付構造が適用されるシートベルト装置の構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係るシートベルトリトラクタ取付構造の構成を示す斜視図である。 図2に示すシートベルトリトラクタ取付構造の分解斜視図である。 第1実施形態のシートベルトリトラクタ取付構造によるシートベルトリトラクタとブラケットとの連結手順を説明する図である。 第1実施形態のシートベルトリトラクタ取付構造によるシートベルトリトラクタとブラケットとの連結手順を説明する図である。 第2実施形態に係るシートベルトリトラクタ取付構造の構成を示す斜視図である。 図6に示すシートベルトリトラクタ取付構造の分解斜視図である。 第2実施形態のシートベルトリトラクタ取付構造によるシートベルトリトラクタとブラケットとの連結手順を説明する図である。 第2実施形態のシートベルトリトラクタ取付構造によるシートベルトリトラクタとブラケットとの連結手順を説明する図である。 第2実施形態のシートベルトリトラクタ取付構造によるシートベルトリトラクタとブラケットとの連結手順を説明する図である。
以下、添付図面を参照しながら実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
なお、以下の説明において、x方向、y方向、z方向は互いに垂直な方向であり、x方向およびy方向は水平方向、z方向は鉛直方向である。x方向は、シートベルトリトラクタ3を車両に設置したときの車両前後方向であり、車両前方側がx正方向であり、車両後方側がx負方向である。y方向は、車両左右方向であり、車両左側がy正方向、車両右側がy負方向である。z方向は、上側がz正方向、下側がz負方向である。
[第1実施形態]
図1~図5を参照して第1実施形態を説明する。まず図1を参照して実施形態に係るシートベルトリトラクタ3の取付構造10が適用されるシートベルト装置1の構成の一例を説明する。
シートベルト装置1は、車両に搭載された車載システムの一例である。特に本実施形態では、シートベルト装置1は、図1に示すように車両の後部座席2に適用される。シートベルト装置1は、例えば、シートベルト4と、シートベルトリトラクタ3と、タング6とを備える。
シートベルト4は、車両の後部座席2に座る乗員を拘束するウェビングの一例であり、シートベルトリトラクタ3に引き出し可能に巻き取られる帯状部材である。シートベルト4の先端のベルトアンカー5は、後部座席2又は後部座席2の近傍の車体に固定される。
タング6は、シートベルト4が挿通するベルト挿通具の一例であり、シートベルトリトラクタ3のアッパーステー32によりガイドされたシートベルト4にスライド可能に取り付けられた部品である。タング6は、不図示のバックルに着脱可能に連結される。
シートベルトリトラクタ3は、シートベルト4の巻き取り又は引き出しを可能にする巻き取り装置の一例であり、車両衝突時等の所定値以上の減速度が車両に加わると、シートベルト4がシートベルトリトラクタ3から引き出されることを制限する。
本実施形態では、シートベルトリトラクタ3は、後部座席2の後方、y負方向の端部、かつ、後部座席2の上側の位置に配置される。この位置では、シートベルトリトラクタ3は、シートベルト4が水平方向の前方に伸び出すように配置される。
このようなシートベルトリトラクタ3の設置姿勢の場合、シートベルトリトラクタ3は、ブラケット11を介して車体に取り付けられる。図1に示す後部座席2の場合、例えば車両のフレームのうち、後部ドア21とリアウィンドウ22との間に位置し、かつ、後部座席2の後方に位置する車両側面フレームの内壁20などにブラケット11が固定され、このブラケット11を介してシートベルトリトラクタ3が車体に取り付けられる。
図2、図3を参照して、本実施形態に係るシートベルトリトラクタ取付構造10を説明する。図2は、第1実施形態に係るシートベルトリトラクタ取付構造10の構成を示す斜視図である。図3は、図2に示すシートベルトリトラクタ取付構造10の分解斜視図である。
シートベルトリトラクタ取付構造10は、シートベルトリトラクタ3とブラケット11とを備え、ブラケット11を用いてシートベルトリトラクタ3を車体に取り付ける。
シートベルトリトラクタ3は、リトラクタ本体31と、アッパーステー32とを有する。リトラクタ本体31は、シートベルト4を巻き付けて収納する。
アッパーステー32は、リトラクタ本体31からシートベルト4が伸び出す側(本実施形態ではx正方向側)にてリトラクタ本体31に取り付けられる。アッパーステー32には、シートベルト4のリトラクタ本体31への巻き付け位置へ誘導する挿通口33が設けられる。本実施形態では、挿通口33はリトラクタ本体31のx方向前面に配置される。なお、図2などではアッパーステー32と他部品とを区別しやすくするため、アッパーステー32にドット模様が付されている。
ブラケット11は、シートベルトリトラクタ3を車体に固定するための部品である。ブラケット11は、平板状の基部11Aと、基部11Aのy負方向側の端部から立設される締結部11Bと、基部11Aのx正方向側に配置される係止部11Cとを有する。締結部11Bは、車体の側壁などにボルト等でブラケット11を締結するための部分である。係止部11Cは、ブラケット11とシートベルトリトラクタ3のアッパーステー32とを連結する部分である。係止部11Cは、基部11Aに対してz正方向側に段差をつけて設けられている。また、基部11Aには、シートベルトリトラクタ3のリトラクタ本体31とボルト締結するためのボルト穴11Dが設けられる。
図2に示すように、車体への取り付け時に、ブラケット11はシートベルトリトラクタ3の上方に配置され、シートベルト4はシートベルトリトラクタ3から水平方向に延び出すように配置される。このようなシートベルトリトラクタ3の配置を「トレイ置きタイプ」や「横置きタイプ」とも表現する場合がある。
シートベルトリトラクタ取付構造10は、さらに、アッパーステー32に設けられるブラケット11への固定用のフック12と、ブラケット11に設けられ、フック12を係止するための孔13とを有する。
フック12は、アッパーステー32の上面から直立する直立部12Aと、直立部12Aからシートベルト4の伸び出し側(x正方向側)へ屈曲する屈曲部12Bと、を有する。屈曲部12Bは、アッパーステー32の上面と平行に配置される。直立部12Aは、屈曲部12Bの下面とアッパーステー32の上面との間隔が、ブラケット11の係止部11Cの厚さ以上となるように上下方向の長さが規定されている。
孔13は、ブラケット11の係止部11Cに上下方向(z方向)に貫通して設けられる。孔13は、フック12の屈曲部12Bの上面が貫通する大きさで形成される。フック12の屈曲部12Bをz負方向側から孔13に貫通させ、屈曲部12Bの延在方向(x正方向)にスライドさせることにより、フック12が孔13に係合され、アッパーステー32がブラケット11に係合される。
この状態では、フック12の直立部12Aが屈曲部12Bの延在方向の孔13の端面と対向し、屈曲部12Bが孔13より伸び出し側のブラケット11の部分と対向する。
次に、図2、図3に加えて、図4及び図5を参照して、第1実施形態に係るシートベルトリトラクタ取付構造10によるシートベルトリトラクタ3とブラケット11との連結手順を説明する。
まず図3に示すように、ブラケット11が上側、シートベルトリトラクタ3が下側に配置され、図4に示すようにブラケット11がシートベルトリトラクタ3側に移動して、孔13にフック12を挿入させる。この状態では、フック12の屈曲部12Bが孔13を貫通して係止部11Cのz正方向側の表面(上面)から突出し、直立部12Aは孔13のx負方向側の端面と対向している。また、基部11Aのボルト穴11Dは、リトラクタ本体31のボルト穴34とは軸心がずれており、ボルト14を挿入できない状態となっている。
次に、シートベルトリトラクタ3に対してブラケット11をx負方向側にスライドさせると、図5に示すように、フック12の直立部12Aが孔13のx正方向側の端面と対向し、屈曲部12Bは係止部11Cの上面と対向し、これによりフック12が係止部11Cに係止された状態となる。このとき、基部11Aのボルト穴11Dは、リトラクタ本体31のボルト穴34とは軸心がほぼ一致した状態となるので、ボルト14をボルト穴11D、34に挿入してナット15で締結することにより、図2に示した一体的に連結された状態となる。
このように、本実施形態のシートベルトリトラクタ取付構造10は、アッパーステー32に設けられるブラケット11への固定用のフック12と、ブラケット11に設けられ、フック12を係止するための孔13とを備える。ブラケット11をx方向にスライドさせるだけで、フック12と孔13を介してのシートベルトリトラクタ3とブラケット11との連結と解除とを容易に行うことができるので、シートベルトリトラクタ3とブラケット11との取付けを容易にでき、また、シートベルトリトラクタ3からブラケット11の分解も容易に行うことができる。
また従来は、アッパーステー32はブラケット11にボルトやリベットで締結されることが多かった。この締結手法の場合、ブラケットをボルトやリベットで締結する工程の機械が無かった工場で新たにアッパーステー32とブラケット11との締結工程を行おうとした場合、新たに機械を導入する必要があった。
これに対して本実施形態では、フック12と孔13との係合によってアッパーステー32をブラケット11に連結できるので、ボルトやリベットなどの締結用の別部材が不要であり、工場で新たに機械を導入しなくても、アッパーステー32とブラケット11との締結工程を実施することが可能となる。したがって、本実施形態のシートベルトリトラクタ取付構造10は、コスト削減や工数削減を図れ、また、部品数を低減できるので取付構造10全体の小型化も図れる。
また、従来のアッパーステーをブラケットにボルトやリベットで締結する手法では、アッパーステーとブラケットとを一体的に組み立てた後に車体に設置する必要があった。これに対して本実施形態では、ブラケット11を車体に設置した後にもアッパーステー32をブラケット11に固定させることができるので、組立作業を容易にできる。同様に、従来のアッパーステーをブラケットにボルトやリベットで締結する手法では、例えばリトラクタ交換の際にも、アッパーステーとブラケットとを一体的に組み付けた状態で車体から取り外し、その後にブラケットを取り外す工程が必要だった。これに対して本実施形態ではブラケット11を車体に固定したままの状態でもリトラクタ3を取り外すことができるので、取り外し作業も容易にできる。さらに、リトラクタ3とブラケット11とを簡単に分解できるので、例えば廃車時などに車体を解体するときに廃棄を容易にできる。
本実施形態のシートベルトリトラクタ取付構造10において、フック12は、直立部12Aと屈曲部12Bとを有する断面かぎ型の形状である。これにより、ブラケット11への係合時には、直立部12Aにより前後方向及び左右方向のブラケット11の動きを規制でき、また、屈曲部12Bにより上下方向のブラケット11の動きを規制できる。したがって、シートベルトリトラクタ3に対するブラケット11の相対的なずれを良好に防止でき、リトラクタ動作中の異音発生を防止できる。
また、本実施形態では、シートベルトリトラクタ3はシートベルト4が水平方向に延び出すように車体に取り付けられる。シートベルト4は、図1に示したように、アッパーステー32の挿通口33を通って水平方向に引き出された後に、後部座席2の座面近傍のバックル(図示せず)とタング6との連結のために下方に伸びる。このため、シートベルトリトラクタ3からシートベルト4が引き出されている状態のとき、アッパーステー32には下方向にシートベルト4を引っ張る負荷がかかる。従来はこの負荷によって、アッパーステー32が変形する虞があった。
これに対して本実施形態では、アッパーステー32がブラケット11に連結される構造であるので、アッパーステー32がシートベルト4から受ける応力をブラケット11側へ分散できる。これにより、アッパーステー32が受ける負荷を減らすことができ、アッパーステー32の変形を抑制できる。なお、このようなアッパーステー32が変形の虞がある負荷をシートベルト4から受ける状況は、特にシートベルトリトラクタ3の配置を上述の横置きタイプとする場合に置きやすい。このため、シートベルトリトラクタ3が横置きタイプの場合に、アッパーステー32の変形抑制の効果は顕著である。
また、ブラケット11の表面のうち、フック12が孔13に係合されたときにフック12の屈曲部12Bと対向する部分には、誤組付防止用のパターン16が付される。これにより、正常にフック12が孔13に係合される場合にはパターン16がフック12により隠れ、フック12が正しく係合されてない場合にはパターン16がフック12により隠れないので、組み付け作業の作業者に誤組付を直観的かつ迅速に認識させることができる。
なお、誤組付防止用のパターン16は、正常な組み付け時にフックにより隠れて視認できないものであればパターン以外でもよく、例えば模様、絵、色、文字なども利用できる。
[第2実施形態]
図6~図10を参照して第2実施形態を説明する。図6は、第2実施形態に係るシートベルトリトラクタ取付構造110の構成を示す斜視図である。図7は、図6に示すシートベルトリトラクタ取付構造110の分解斜視図である。
図6、図7に示すように、第2実施形態のシートベルトリトラクタ取付構造110は、アッパーステー32のフック12と、ブラケット11の孔113とを係合する構造が第1実施形態と異なる。
孔113は、シートベルト4の伸び出し方向と直交するブラケット11の幅方向の一端(図6,7ではy負方向側の端面11E)から幅方向に沿って延在する。孔113のx方向の長さは、少なくともフック12の直立部12Aが貫通する大きさで形成されればよい。孔113のy方向の長さは、フック12の直立部12Aが孔113のy負方向側の端面113Aと対向した位置で、ブラケット11のボルト穴11Dと、リトラクタ本体31のボルト穴34とが重なる位置であるのが好ましい。
図8~図10を参照して、第2実施形態に係るシートベルトリトラクタ取付構造110によるシートベルトリトラクタ3とブラケット11との連結手順を説明する。
まず図8に示すように、ブラケット11が上側、シートベルトリトラクタ3が下側、かつ、フック12に対してブラケット11の端面11Eがy負方向側に配置される。この配置からブラケット11がシートベルトリトラクタ3に向かってy正方向側に移動して、図9に示すように、孔113の端面11Eの開口からフック12を孔113に挿入させる。すなわち、シートベルトリトラクタ3に対してブラケット11をy正方向側にスライドさせる。この状態では、フック12の直立部12Aは孔113のx方向の一対の端面に挟持されつつ、孔113の延在方向(y方向)に沿って端面113A側へ誘導される。また、基部11Aのボルト穴11Dは、リトラクタ本体31のボルト穴34とは軸心がずれており、ボルト14を挿入できない状態となっている。
次に、シートベルトリトラクタ3に対するブラケット11のy正方向側へのスライドがさらに進むと、図10に示すように、フック12の直立部12Aが孔113のy負方向側の端面113Aと対向し、屈曲部12Bは係止部11Cの表面と対向する。これによりフック12が係止部11Cに係止された状態となり、アッパーステー32がブラケット11に係合される。このとき、基部11Aのボルト穴11Dは、リトラクタ本体31のボルト穴34とは軸心がほぼ一致した状態となるので、ボルト14をボルト穴11D、34に挿入してナット15で締結することにより、図6に示した一体的に連結された状態となる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
上記実施形態では、フック12はx正方向側、すなわちシートベルト4の伸び出し方向に屈曲する構成を例示したが、伸び出し方向とは反対側のx負方向側に屈曲する構成でもよい。
上記実施形態では、主に車両の後部座席に適用される、シートベルト4がシートベルトリトラクタ3から水平方向に延び出すように配置される構成(横置きタイプ)を例示したが、シートベルトリトラクタ3の配置はこれに限られない。例えば、主に車両の前部座席に適用される、シートベルト4がシートベルトリトラクタ3から上方向に延び出すように配置される構成(縦置きタイプ)でもよい。
3 シートベルトリトラクタ
31 リトラクタ本体
32 アッパーステー
4 シートベルト(ウェビング)
10,110 シートベルトリトラクタ取付構造
11 ブラケット
11A 基部
11B 締結部
11C 係止部
11D ボルト穴
12 フック
12A 直立部
12B 屈曲部
13、113 孔
14 ボルト
15 ナット
16 誤組付防止用のパターン

Claims (7)

  1. シートベルトリトラクタと、
    前記シートベルトリトラクタを車体に取り付けるブラケットと、を備え、
    前記シートベルトリトラクタは、ウェビングが巻き付けられるリトラクタ本体と、前記リトラクタ本体から前記ウェビングが伸び出す側にて前記リトラクタ本体に取り付けられ、前記ウェビングを前記リトラクタ本体への巻き付け位置へ誘導する挿通口が設けられるアッパーステーと、を有し、
    前記アッパーステーに前記ブラケットへの固定用のフックが設けられ、
    前記ブラケットに前記フックを係止するための孔が設けられる、
    シートベルトリトラクタ取付構造。
  2. 車体への取り付け時に、前記ブラケットは前記シートベルトリトラクタの上方に配置され、前記ウェビングは前記シートベルトリトラクタから水平方向に延び出すように配置される、
    請求項1に記載のシートベルトリトラクタ取付構造。
  3. 前記フックは、前記アッパーステーから直立する直立部と、前記直立部から前記ウェビングの伸び出し側へ屈曲する屈曲部と、を有する、
    請求項1または2に記載のシートベルトリトラクタ取付構造。
  4. 前記フックは、前記アッパーステーから直立する直立部と、前記直立部から前記ウェビングの伸び出し側とは反対側へ屈曲する屈曲部と、を有する、
    請求項1または2に記載のシートベルトリトラクタ取付構造。
  5. 前記孔は、前記屈曲部が貫通する大きさで形成され、
    前記フックの前記屈曲部を前記孔に貫通させ、前記屈曲部の延在方向にスライドさせることにより、前記フックが前記孔に係合され、前記アッパーステーが前記ブラケットに係合される、
    請求項3または4に記載のシートベルトリトラクタ取付構造。
  6. 前記孔は、前記ウェビングの伸び出し方向と直交する前記ブラケットの幅方向の一端から前記幅方向に沿って延在し、前記直立部が貫通する大きさで形成され、
    前記フックの前記直立部を前記ブラケットの前記一端から前記孔に挿入して前記幅方向にスライドさせることにより、前記フックが前記孔に係合され、前記アッパーステーが前記ブラケットに係合される、
    請求項3または4に記載のシートベルトリトラクタ取付構造。
  7. 前記ブラケットの表面のうち、前記フックが前記孔に係合されたときに前記フックと対向する部分には誤組付防止用の模様、絵、色、パターン、または文字が付される、
    請求項1~6のいずれか1項に記載のシートベルトリトラクタ取付構造。
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