JP4924139B2 - シートベルトバックルの取付け構造 - Google Patents

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本発明は、シートベルトバックルの取付け構造に関する。詳しくは、車両用シートに配備されたシートベルト装置の受け金具となるバックルをシートクッションに取付けるためのシートベルトバックルの取付け構造に関する。
一般に、車両用シートには、着座した乗員の体を着座体位に拘束するための安全装置としてシートベルト装置が配備されている。このシートベルト装置は、車両用シートのアウター側の側部に配設された帯状のシートベルトを引き出して、このシートベルトに挿通されたタングプレートをインナー側の側部に配設された受け金具(バックル)に差し込んで装着することができるようになっている。これにより、シートベルト装置は、上記の引き出されたシートベルトによって乗員の体を拘束した状態として保持することができるようになっている。
ここで、下記特許文献1には、シートクッションの骨格構造についての技術が開示されている。この開示では、シートクッションが、その骨格部に一体的に組付けられた支持フレーム(サイドフレーム)によって、車体フロアに固定されている。なお、この開示では、シートクッションと車体フロアとの間に前後方向のスライド機構が配設されており、シートクッションは、上記した支持フレームによってアッパフレームに一体的に固定されている。
そして、前述したシートベルト装置の受け金具であるバックルは、ブラケットを介して支持フレームに取付けられるようになっている。このブラケットは、支持フレームとの取付け位置から車両用シートのインナー側に延び出すようにL字状に折り曲げられて形成されている。これにより、このブラケットに取付けられたバックルが、車両用シートのインナー側の側部に張り出した位置に配置されるようになっている。
特開2004−122825号公報
しかし、上記開示の従来技術では、バックルを支持フレームに取付けるためのブラケットが別部品として必要となるため、部品点数が増加してしまう。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートベルト装置のバックルをシートクッションに組み付けるための部品点数を削減して構成の合理化を図ることにある。
上記課題を解決するために、本発明のシートベルトバックルの取付け構造は次の手段をとる。
第1の発明は、車両用シートに設けられたシートベルト装置の受け金具となるバックルをシートクッションに取付けるためのシートベルトバックルの取付け構造である。バックルは、シートクッションのシート幅方向の一方側の側部に配設されている。上記シートクッションのバックルが配設される一方側の側部は、板材を折り曲げて形成した支持フレームにより車体フロアに対して支持された構成となっている。支持フレームは、昇降リンクを介してシートクッションの骨格フレームが固定される立板状のクッション固定面部と、このクッション固定面部の下端側からシート幅方向の外側に折り返されて車体フロア側の固定対象物に固定されるフロア固定面部と、このフロア固定面部の外端側から直上方向に折り返されてクッション固定面部とシート幅方向に対面した状態に形成される延出面部と、を有する形とされている。バックルは、その支持具となる平板状の取付け板が延出面部に板面を重合させた状態に一体的に取付けられた状態として、上記シートクッションとは互いに相異なるシート幅方向に離間した支持フレームの面部に固定された状態とされている。
この第1の発明によれば、シートクッションとバックルは、互いに一枚の板材を折り曲げて形成した支持フレームの相異なるシート幅方向に離間した面部にそれぞれ固定された状態となる。
2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成となっているものである。車両用シートと車体フロアとの間には、車両用シートを車体フロアに対してスライド移動可能に支持するスライド機構が配設されている。スライド機構は、スライド移動方向に長尺状に形成されたロアレールが車体フロアに固定され、このロアレールにスライド移動可能に嵌め込まれるアッパレールが支持フレームのフロア固定面部に固定されている。
この第2の発明によれば、支持フレームは、そのフロア固定面部がスライド機構のアッパレールに固定されることで、シートクッションをスライド機構に連結して支持する支持部品として機能する。
3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、次の構成となっているものである。フロア固定面部の車体フロア側の固定対象物への固定は、ボルト締結により行われている。延出面部は、フロア固定面部のボルト締結部位よりもシート幅方向の外側に張り出した位置に形成されている。
この第3の発明によれば、延出面部フロア固定面部のボルト締結部位よりシート幅方向の外側に張り出した位置に形成されていることにより、シートベルトの装着時にバックルにかかる引張り力は、延出面部を上記ボルト締結部位を支点に引張る力として作用し、延出面部及びフロア固定面部の弾性的な曲げ変形を伴って受け止められるようになる。
本発明は上述した手段をとることにより、次の効果を得ることができる。
1の発明によれば、シートベルト装置のバックルを、シートクッションを支持する支持フレームに折り曲げて形成した、シート幅方向に離間した延出面部に固定する構成としたことにより、シートベルト装置のバックルを取付ける構成を簡素に合理化して形成することができる。
2の発明によれば、車両用シートがスライド機構によりスライド可能に設けられる構成に対しても、部品点数を増大することなくバックルをシートクッションを支持する部材に適切に取付けることができる。
3の発明によれば、支持フレームの延出面部を、フロア固定面部のボルト締結部位よりもシート幅方向の外側に張り出させて設けたことにより、シートベルト装置の使用時にバックルと支持フレームとの取付け部にかかる負荷を、延出面部とフロア固定面部の弾性的な曲げ変形を伴って軽減することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシートベルトバックルの取付け構造の構成について、図1〜図6を用いて説明する。
ここで、図1には、車両用シート1全体の概略構成が斜視図によって示されている。この車両用シート1は、運転席シートとして配設されており、背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を有する。そして、このシートクッション3のインナー側(図示向かって右側)の側部位置には、図示しないシートベルト装置の受け金具となるバックル5が配設されている。ここで、シートベルト装置は、車両用シート1のアウター側(図示向かって左側)の側部に配設された帯状のシートベルトを引き出して、このシートベルトに挿通されたタングプレートを受け金具であるバックル5に差し込んで装着することができるようになっている。これにより、上記の引き出されたシートベルトによって、乗員の体を拘束した状態として保持することができるようになっている。
そして、この車両用シート1は、シートクッション3と車体フロアFとの間に左右一対で設けられたスライド機構4,4によって、車体フロアFに対する前後方向のスライド位置が調整できるようになっている。これらスライド機構4,4は、常時は、車両用シート1の前後方向のスライド移動を規制したロック状態とされて保持されている。そして、スライド機構4,4は、シートクッション3の前方側の下部位置に配設された操作レバーLの引き上げ操作を行うことにより、上記のロック状態が一斉に解除操作されるようになっている。
したがって、操作レバーLの引き上げ操作を行うことにより、各スライド機構4,4のロック状態が解除されるため、車両用シート1を前後方向にスライド移動させられるようになる。そして、各スライド機構4,4は、操作レバーLの引き上げ操作をやめることにより、再び、車両用シート1のスライド移動を規制可能なロック状態に戻されるようになっている。
以下、各スライド機構4,4の構成及びその組み付け構造について詳しく説明する。なお、各スライド機構4,4は、互いに左右で対称な形状に形成されているが、実質的には同じ構成となっている。したがって、以下では、図1の向かって右側に示されている一方側のスライド機構4の構成についてのみ説明する。
ここで、図2には、スライド機構4の構成部品が分解斜視図によって示されている。このスライド機構4は、スライド部品となる前後方向に長尺状に形成されたアッパレール10及びロアレール20と、これらスライド部品のスライド移動をロックするためのロック部材30と、を有する。
前者のスライド部品であるアッパレール10は、その図示上側に示されている支持フレーム50によってシートクッション3に組み付けられている。そして、ロアレール20は、その図示下側に示されている前後の支持具40F,40Rによって車体フロアFに一体的に組み付けられている。このロアレール20は、その横断面がU字状に両サイドに囲いのある形状に形成されている。そして、このロアレール20には、その長手方向の前側或いは後側の開口部分から、そのU字の囲い形状の内部に、アッパレール10が長手方向に挿通されている。これにより、アッパレール10が、ロアレール20のU字の囲い形状によって、その前後方向へのスライド移動が案内されるようになっている。なお、アッパレール10がロアレール20に組み付けられた状態は、図3に示されている。
そして、図2に戻って、後者のスライド移動のロック部品であるロック部材30は、アッパレール10に組み付けられている。このロック部材30には、後述するアッパレール10の右側面部12R及び右ひれ面部13Rに貫通形成された4個の貫通孔12H・・及び貫通孔13H・・にそれぞれ貫いて挿通することのできる4個の係合爪32・・が形成されている。そして、このロック部材30は、その腕状に延びて形成された操作腕31に、図1において前述した操作レバーLが連結されている。これにより、ロック部材30は、操作レバーLが操作される動きを受けて、各係合爪32を各貫通孔12H・・及び貫通孔13H・・に対して抜差しするかたちで操作されるようになっている。
詳しくは、図5に示されるように、ロック部材30は、連結軸30Rによってアッパレール10に回動可能に軸支されている。そして、ロック部材30は、常時は、アッパレール10との間に掛着された図示しないバネ部材の附勢力によって、図示反時計回り方向に回動附勢されている。これにより、ロック部材30は、常時は、各係合爪32・・を貫通孔12H・・や貫通孔13H・・を貫く挿通方向に附勢されている。
ここで、図2に戻って、前述したアッパレール10に形成された4個の貫通孔12H・・及び貫通孔13H・・は、アッパレール10の右側面部12Rや右ひれ面部13Rにおいて、それらの長手方向に沿って互いに向き合うかたちで等間隔に配置形成されている。そして、ロアレール20にも、後述する右返し面部24Rにおいて、上記4個の貫通孔12H・・や貫通孔13H・・と互いの孔形状を向かい合わせることのできる複数の貫通孔24H・・が貫通形成されている。
これら貫通孔24H・・は、上記した4個の貫通孔12H・・や貫通孔13H・・と同じ配置間隔で、ロアレール20の右返し面部24Rに長手方向に沿って等間隔に配置形成されている。これにより、アッパレール10を前後方向にスライド移動させることにより、これに形成された4個の貫通孔12H・・及び貫通孔13H・・を、ロアレール20に形成された連続したいずれか4個の貫通孔24H・・の孔形状に対して一定間隔毎に位置合わせさせられるようになっている。
したがって、図5に示されるように、アッパレール10をスライド移動させることによって、アッパレール10とロアレール20との間で上記した各孔形状を互いに前後方向に合致させることにより、ロック部材30は、その附勢によって、各係合爪32・・をこれらの孔形状を貫くかたちで挿通させ、その挿通状態(実線で示された状態)で保持される。これにより、アッパレール10は、ロアレール20との間にロック部材30の各係合爪32・・が噛み込まれた状態となり、その前後方向のスライド移動が規制された状態となる。
すなわち、アッパレール10は、操作レバーLを引き上げ操作する前の常時は、ロック部材30によってロックされてその前後方向のスライド移動が規制された状態として保持されている。そして、アッパレール10は、操作レバーLを引き上げる操作を行うことにより、ロック部材30によるロック状態が解除されるため、前後方向にスライド移動することのできる状態に切換えられる。
なお、図6に示されるように、アッパレール10の右ひれ面部13Rと左ひれ面部13Lとの両外側の部位には、ベアリングK,K(ボールベアリング)が配設されている。これにより、ロアレール20に対するアッパレール10のスライド移動がスムーズに行えるようになっている。
したがって、図1を参照して、操作レバーLを引き上げた状態でアッパレール10を前後方向にスライド移動させれば、車両用シート1の車体フロアFに対する前後方向のスライド位置を変えることができる。そして、車両用シート1のスライド位置を調整した後に操作レバーLの引き上げ操作をやめれば、スライド機構4,4を再びロック状態に戻して車両用シート1をその調整したスライド位置に保持することができる。
次に、上記したアッパレール10やロアレール20の具体的な形状について詳しく説明する。
先ず、アッパレール10の形状について説明する。このアッパレール10は、図2に示されるように、前述したU字の囲い形状の横断面をもつロアレール20に対して長手方向にスライド移動可能に嵌め込むことのできる横断面形状に形成されている。
このアッパレール10は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を所々に折り曲げることによって、同図に示されるような一定の横断面形状に形成されている。具体的には、アッパレール10の横断面形状は、図5において良く示されている。同図に示されるように、アッパレール10は、平板形状の上面部11と、その両サイドから真っ直ぐに垂下する平板形状の右側面部12R及び左側面部12Lと、これらの下端から外方に跳ね上げられる形状の右ひれ面部13R及び左ひれ面部13Lと、から成る横断面形状に形成されている。そして、図2に戻って、上記した右側面部12Rや右ひれ面部13Rの前後方向の中央付近の面部には、板厚方向に貫通した4個の貫通孔12H・・や貫通孔13H・・が互いに幅方向に並んで長手方向に沿って等間隔に配置形成されている。
そして、アッパレール10の前後方向の中央付近の面部には、前述したロック部材30を組み付けるための受入口15が、上面部11や右側面部12Rに開口形成されている。
なお、アッパレール10の長手方向の後側の開口部分には、その開口形状を閉じることのできるキャップCが取り付けられている。
次に、ロアレール20の形状について説明する。このロアレール20は、図2に示されるように、前述したアッパレール10を前後方向にスライド移動可能に案内することのできるU字の囲い形状を有した横断面形状に形成されている。
このロアレール20は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を所々に折り曲げることによって、同図に示されるような一定の横断面形状に形成されている。具体的には、ロアレール20の横断面形状は、図5において良く示されている。同図に示されるように、ロアレール20は、平板形状の下面部21と、その両サイドから立ち上がる平板形状の右側面部22R及び左側面部22Lと、これらの上端から内側に水平に折り返される平板形状の上面部23R,23Lと、これらの内端から真っ直ぐに垂下する平板形状の右返し面部24R及び左返し面部24Lと、から成る横断面形状に形成されている。そして、図2に戻って、上記した右返し面部24Rや左返し面部24Lには、その長手方向にわたって板厚方向に貫通した複数の貫通孔24H・・や貫通孔24H・・が等間隔に配置形成されている。なお、左返し面部24Lにも貫通孔24H・・が形成されているのは、ロアレール20を車両用シート1の右側用のレール部品としても左側用のレール部品としても使いまわせるようにするためである。
次に、図2に戻って、アッパレール10の上面部11に固定される支持フレーム50の構成について説明する。
この支持フレーム50は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を所々に折り曲げることによって、同図に示されるような両サイドが立ち上がった横断面形状に形成されている。この支持フレーム50は、その下面部51が、複数のボルトB1・・及びナットN・・によって、アッパレール10の上面部11に締結されて一体的に固定されている。ここで、下面部51が本発明のフロア固定面部に相当する。
そして、支持フレーム50の図示向かって左側で立ち上がっている右側面部52には、その前後の2箇所の位置に、昇降リンク60F,60Rの下端をリンク連結するためのリンク連結孔52F,52Rが板厚方向に貫通して形成されている。この昇降リンク60F,60Rは、図4に示されるように、それらの上端がシートクッション3の骨格フレームにリンク連結されており、その回動運動に伴って車両用シート1を昇降させてその高さ位置を調整できるようになっている。ここで、右側面部52が本発明のクッション固定面部に相当する。
そして、図2に戻って、支持フレーム50の図示向かって右側で立ち上がっている左側面部53には、前述したシートベルト装置の受け金具であるバックル5を取付けるためのバックル連結孔53Hが板厚方向に貫通形成されている。ここで、バックル5は、これと一体的に配設された平板状の取付け板5Aが、支持フレーム50の左側面部53の外側面に当て交われた状態で、バックル連結孔53Hに挿通されたボルトB2及びナットWにより締結されることで支持フレーム50に取付けられている。これにより、図1に示されるように、バックル5が、シートクッション3のインナー側(図示向かって右側)の側部位置に配設されるようになっている。ここで、左側面部53が本発明の延出面部に相当する。
ここで、上記した支持フレーム50の横断面形状は、図3のVI-VI線断面図である図6において良く示されている。同図に示されるように、下面部51は、クッション固定面部である右側面部52から垂下した第1の折返し部位50Aから、図示向かって左側(インナー側)に水平方向(幅方向)に折り返されて形成されている。そして、左側面部53は、下面部51から図示左側に延びた第2の折返し部位50Bから、直上方向に折り返されて形成されている。
この第2の折返し部位50Bは、前述した下面部51の長手方向に沿って締結された複数のボルトB1・・のボルト締結部位50Cよりも図示左側(インナー側)に離間した位置に設定されている。したがって、この位置で折り返された左側面部53にバックル5が取付られていることにより、シートベルトの装着時に、シートベルトにかかる張力によってバックル5が引張り上げられる方向に力がかかると、下面部51のボルト締結部位50Cと第2の折返し部位50Bとの間の面部で曲げ変形が起こる。これにより、上記の引張り力が、ボルト締結部位50Cと第2の折返し部位50Bとの間の面部で弾性的に受け止められる。
なお、ロアレール20の下面部21に組み付けられる前後の支持具40F,40Rの構成について簡単に説明すると、各支持具40F,40Rは、ピンPF・・やピンPR・・によってロアレール20の下面部21に締結されて一体的に固定されている。そして、前側の支持具40Fは、ピンPLによって車体フロアFに一体的に固定されている。そして、後側の支持具40Rは、車体フロアFに一体的に設けられた図示しない突出ピンに組み付けられることにより、車体フロアFと一体的に固定されている。
続いて、本実施例の使用方法について説明する。
すなわち、図1に示されるように、車両用シート1は、シートクッション3のインナー側(図示向かって右側)の側部位置に、シートベルト装置の受け金具となるバックル5が配設されている。したがって、車両用シート1のアウター側(図示向かって左側)の側部に配設された帯状のシートベルト(図示省略)を引き出して、このシートベルトに挿通されたタングプレートをバックル5に差し込んで装置することにより、タングプレートをバックル5に固定することができる。これにより、上記の引き出されたシートベルトによって、乗員の体が拘束された状態に保持される。
このように、本実施例のシートベルトバックルの取付け構造によれば、シートクッション3の支持部品である支持フレーム50にシートベルト装置のバックル5を取付けられるようにしたことにより、バックル5の組み付けにかかる部品点数を削減して構成の合理化を図ることができる。この支持フレーム50は、バックル5を取付ける左側面部53(延出面部)を、右側面部52(クッション固定面部)から幅方向に所定寸法離間させた位置で折り返すことによって比較的簡単に形成することができる。
更に、スライド機構4,4によってスライド移動可能に構成されたシートクッション3に部品点数を増大させることなくバックル5を取付けることができる。
更に、シートベルトの装着時に支持フレーム50に取付けられたバックル5が引張り上げられる力を下面部21(フロア固定面部)のボルト締結部位50Cと第2の折返し部位50Bとの間の面部の曲げ変形によって弾性的に受け止められるようにしたことにより、バックル5と支持フレーム50との取付け部にかかる負荷を軽減することができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。
例えば、シートクッションを支持する支持フレームが、シートクッションをスライド機構のアッパレールに対して支持するように構成したものを示した。しかし、スライド機構が設けられていない構成の場合には、支持フレームによってシートクッションを車体フロアに直接支持するように構成することもできる。
また、支持フレームとフロア側部材(アッパフレームや車体フロア)との連結は、溶接等のボルト締結以外の方法によっても行うことができる。
また、支持フレームのクッション固定面部は、延出面部と互いに板面を向かい合わせるのではなく、シートクッションの支持態様に合わせて、例えば延出面部に対して板面を垂直に向けるように形成されていてもよい。
実施例1の車両用シートの概略構成を表した斜視図である。 車両用シートの支持部品の分解斜視図である。 車両用シートの支持部品の組み付け図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図3のV-V線断面図である。 図3のVI-VI線断面図である。
符号の説明
1 車両用シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 スライド機構
5 バックル
5A 取付け板
10 アッパレール
11 上面部
12R 右側面部
12L 左側面部
12H 貫通孔
13R 右ひれ面部
13L 左ひれ面部
13H 貫通孔
15 受入口
20 ロアレール
21 下面部
22R 右側面部
22L 左側面部
23R,23L 上面部
24R 右返し面部
24L 左返し面部
24H 貫通孔
30 ロック部材
30R 連結軸
31 操作腕
32 係合爪
40F,40R 支持具
50 支持フレーム
50A 第1の折返し部位
50B 第2の折返し部位
50C ボルト締結部位
51 下面部(フロア固定面部)
52 右側面部(クッション固定面部)
52F,52R リンク連結孔
53 左側面部(延出面部)
53H バックル連結孔
60F,60R 昇降リンク
B1,B2 ボルト
N ナット
W ナット
PF,PR ピン
PL ピン
C キャップ
F 車体フロア
L 操作レバー
K ベアリング

Claims (3)

  1. 車両用シートに設けられたシートベルト装置の受け金具となるバックルをシートクッションに取付けるためのシートベルトバックルの取付け構造であって、
    前記バックルは、前記シートクッションのシート幅方向の一方側の側部に配設されており、
    前記シートクッションの前記バックルが配設される一方側の側部は、板材を折り曲げて形成した支持フレームにより車体フロアに対して支持された構成となっており、
    前記支持フレームは、昇降リンクを介して前記シートクッションの骨格フレームが固定される立板状のクッション固定面部と、該クッション固定面部の下端側からシート幅方向の外側に折り返されて前記車体フロア側の固定対象物に固定されるフロア固定面部と、該フロア固定面部の外端側から直上方向に折り返されて前記クッション固定面部とシート幅方向に対面した状態に形成される延出面部と、を有する形とされ、
    前記バックルは、その支持具となる平板状の取付け板が前記延出面部に板面を重合させた状態に一体的に取付けられた状態として、前記シートクッションとは互いに相異なるシート幅方向に離間した前記支持フレームの面部に固定された状態とされていることを特徴とするシートベルトバックルの取付け構造。
  2. 請求項1に記載のシートベルトバックルの取付け構造であって、
    前記車両用シートと前記車体フロアとの間には、前記車両用シートを前記車体フロアに対してスライド移動可能に支持するスライド機構が配設されており、
    該スライド機構は、スライド移動方向に長尺状に形成されたロアレールが前記車体フロアに固定され、該ロアレールにスライド移動可能に嵌め込まれるアッパレールが前記支持フレームの前記フロア固定面部に固定されていることを特徴とするシートベルトバックルの取付け構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシートベルトバックルの取付け構造であって、
    前記フロア固定面部の前記車体フロア側の固定対象物への固定は、ボルト締結により行われており、
    前記延出面部は、前記フロア固定面部のボルト締結部位よりもシート幅方向の外側に張り出した位置に形成されていることを特徴とするシートベルトバックルの取付け構造。
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