JP5365225B2 - 車両用シートのスライド構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートのスライド構造に関する。詳細には、車両の車室内に設置されるシートが車両フロアに対してスライド可能に設置される車両用シートのスライド構造に関し、スライド構造箇所に異物が入った場合にもシートのスムースなスライド調整を可能とすることにある。
自動車等車両の室内に設置される車両用シートのスライド構造は、車体フロアにレッグ部材を介して取付られる長尺状のロアレールと、シート下部に取付けられる長尺状のアッパレールとが転動ボールを介挿した嵌合配置状態とされて、シートが車両フロアに対してスライド可能とされている。
長尺状のロアレールは、横断面形状が上方に開口部を有するU字形状とされており、アッパレールは該ロアレールのU字形状の内面側に沿って嵌合する横断面形状とされてスライド可能に嵌合されている。
ロアレールをレッグ部材を介して車体フロアに取付ける際の、ロアレールとレッグ部材の連結固定には、その固定時の熱的影響による変形を避けるために、リベット等のピン状の締結具が用いられている。このピン状の締結具は、端部に頭部を有する軸状部材のものである。そして、このリベット等の締結具による取付けは、通常、ロアレールの長手方向の端部位置で行われ、かつ、U字形状の底部位置で行われる。
ところで、ロアレールは上方が開口したU字形状であるため、その開口部からロアレール内に、コインや筆記具等の異物が落下して位置することがある。ロアレール内に落下して位置する異物は、アッパレールがスライドする際に、そのアッパレールのスライド方向の前端により押されて一緒に移動する。
上記アッパレールの移動が、締結具が設置された位置に関係のない範囲内のスライドの場合には問題は生じないが、締結具が設置された位置までスライドさせる場合には、アッパレールと一緒に移動してきた異物が、締結具の頭部の側部に当たって、それ以上の異物の移動を阻止する。このため、アッパレールのスライドも阻止されることになり、シートのスライド調整に支障を来たすことがある。
このため、特許文献1で示すように締結部の頭部の前方位置に、異物が移動してきたとき、締結具の頭部を乗り越えることができるように緩い傾斜面の滑り台状の部材を別途設けた構成ものがある。
これにより、ロアレール内に異物が落下してアッパレールにより押されてスライドし、締結具の位置までスライドしてきた場合には、その異物は緩い傾斜面の滑り台状の部材により上方に持ち上げられてスライドし、締結具の頭部を乗り越えることができる。この結果、異物がロアレールに存在する場合でも、シートのスライド調整をスムースに行うことができる。
特開2004−359072号公報
しかしながら、上述したように、異物が締結具の頭部を乗り越えるために、緩い傾斜面の滑り台状の部材を別途設ける場合には、構成部品の数が増加する傾向となると共に、構成も必然的に複雑化するという問題がある。
本発明は上記問題を解決するものとしてなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、締結具の頭部の形状自体を異物が乗り越えることのできる形状とすることにより、構成部品の数を増加させることなく、かつ、構成も複雑化することなく、ロアレール内に異物が存在する場合でも、シートのスムースなスライドを可能とすることにある。
上記本発明の課題を達成するために、本発明は次の手段をとる。
先ず、本発明に係る車両用シートのスライド構造がとる基本手段は、車両の車室内に設置されるシートが車両フロアに対してスライド可能に設置される車両用シートのスライド構造であって、車体フロア側に配置される長尺状のロアレールと、シート側に配置されるアッパレールとが嵌合配置されて、シートが車両フロアに対してスライド可能な構造とされている。そして、ロアレールは上方が開口したU字断面形状として構成されており、U字断面形状の底面部位置で頭部を有する軸状部材の締結具により車体側の部材に取付けられ、かつ、その取付け位置はロアレールの長手方向の端部位置とされている。そして、アッパレールがスライドする際にアッパレールのスライド方向端面と面する側の締結具の頭部形状が、ロアレールの底面に存する異物がアッパレールにより押圧されたとき乗り越えることができる緩やかな斜面形状とされていることを特徴とする。
上記本発明の基本手段によれば、ロアレールを車体フロア側の部材に取付けるための締結具の頭部形状が、ロアレールの底面部に存する異物がアッパレールにより押圧されたとき乗り越えることができる緩やかな斜面形状とされている。このため、上方が開口しているロアレール内にコインや筆記具等の異物が落下してロアレールの底面部に位置し、かかる状態でアッパレールがスライドし、アッパレールのスライド方向の前端で異物を移動する場合でも、異物は締結具の頭部を乗り越えて移動することができる。したがって、ロアレール内に異物が落下している場合でも、シートはスムースにスライドさせることができ、スライド調整に支障をきたすことがない。
なお、上記した本発明の基本手段の車両用シートのスライド構造は、次のような手段をとるのが好ましい。
先ず、上記基本手段における締結具の頭部形状は、アッパレールのスライド方向端面と面する側とその反対面側とで斜面形状が異なっており、反対面側の形状がきつい斜面形状として形成するのが好ましい。
上記のような手段とする場合には、締結具の頭部形状の小型化を図ることができる。すなわち、異物を乗り越えらせるために緩やかな斜面形状とする場合には、頭部形状の高さを従来と同じ高さとし、従来と同様の強度を確保するためには、普通には広い平面形状を必要とする。このため、緩やかな斜面形状とするのは異物が移動して当接する側のみとし、その他の箇所の形状をきつい斜面形状とすることにより、頭部を形成するための平面積の増大を極力抑え、頭部形状の小型化を図るものである。
次に、上述した各手段における軸状部材の締結具の頭部形状は、その軸状部材の端部をかしめ加工により形成されたものとするのが好ましい。
上記の手段とすることにより、締結具の頭部形状の成形を容易とすることができる。
更に、上述した各手段において、ロアレールはレッグ部材を介して車両フロアに取付けられる構成であり、ロアレールとレッグ部材とを固定する締結具が軸状部材の締結具であり、この軸状部材の締結具がロアレールの長手方向の端部位置で、複数の締結具が近接した位置関係で長手方向に並べて配置されており、その複数の締結具のうち長手方向外側位置に配設される締結具がロケーションピンとされており、複数の締結具のうちアッパレールのスライド方向端面に面する最初の締結具の頭部にのみ異物が乗り越えることのできる緩やかな斜面形状が形成されている構成とするのが好ましい。
上記手段とした場合には、ロアレールとレッグ部材の連結固定を行う締結具の一つをロケーションピンとするので、車両用シートを車体フロアに取付ける際の位置決めを効果的に行うことができる。すなわち、ロケーションピンを連結固定を行う締結具と兼用することができて、車両用シートを車体フロアに取付ける際のピンの本数を減らすことができる。この場合、ロケーションピンの位置は最も外側の位置とするのが好ましいものである。
上述した本発明の手段によれば、次の効果が得られる。
先ず、上記した本発明の基本手段によれば、締結具の頭部形状自体が、ロアレールの底面部に存する異物がアッパレールにより押圧されたとき乗り越えることができる緩やかな斜面形状とされている。このため、構成部品の数を増加させることなく、かつ、構成も複雑化することなく、ロアレール内に異物が存在する場合でも、車両用シートのスムースなスライドを可能とすることができる。
なお、上記基本手段において、締結具の頭部形状を、アッパレールのスライド方向端面と面する側とその反対面側とで斜面形状を異ならせ、反対面側の形状をきつい斜面形状とした場合には、締結具の頭部形状の小型化を図ることができる。
また、上述した各手段における軸状部材の締結具の頭部形状を、その軸状部材の端部をかしめ加工により形成されたものとする場合には、その頭部形状の成形を容易とすることができる。
更に、上述した各手段において、レッグ部材を介してロアレールを車体フロアに取付ける際に、ロアレールとレッグ部材の連結固定を複数の締結具を用いて行う場合に、その一つをロケーションピンとする場合には、車両用シートを車体フロアに取付けるピン等締結具の本数を減少させることができる。この場合、ロケーションピンの位置を最も外側の位置とすると、ロケーションピンの機能を好適に機能させることができる。
実施例1の車両用シートの概略構成を表した斜視図である。 車両用シートの支持部品の分解斜視図である。 車両用シートの支持部品の組み付け図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図3のV-V線断面図である。 図3のVI-VI線断面図である。 ロアレールの前端部位置におけるレッグ部材との連結構成を説明するための図である。 ロアレールとレッグ部材との連結構成の変形例1を示す断面図である。 同連結構成の変形例2を示す断面図である。 緩やかな斜面形状の頭部を有するかしめピンの変形例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態の実施例を、図面を用いて説明する。
先ず、車両用シートを車体フロアにスライド可能に取付ける構造の構成について、図1〜図6を用いて説明する。
図1には、車両用シート1全体の概略構成が斜視図によって示されている。この車両用シート1は、運転席シートとして配設されており、背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を有する。この車両用シート1は、シートクッション3と車体フロアFとの間に左右一対で設けられたスライド機構4,4によって、車体フロアFに対する前後方向のスライド位置が調整できるようになっている。これらスライド機構4,4は、常時は、車両用シート1の前後方向のスライド移動を規制したロック状態とされて保持されている。そして、スライド機構4,4は、シートクッション3の前方側の下部位置に配設された操作レバーLの引き上げ操作を行うことにより、上記のロック状態が一斉に解除操作されるようになっている。
したがって、操作レバーLの引き上げ操作を行うことにより、各スライド機構4,4のロック状態が解除されるため、車両用シート1を前後方向にスライド移動させられるようになる。そして、各スライド機構4,4は、操作レバーLの引き上げ操作をやめることにより、再び、車両用シート1のスライド移動を規制可能なロック状態に戻されるようになっている。
以下、各スライド機構4,4の構成及びその組み付け構造について説明する。なお、各スライド機構4,4は、互いに左右で対称な形状に形成されているが、実質的には同じ構成となっている。したがって、以下では、図1の向かって右側に示されている一方側のスライド機構4の構成についてのみ説明する。
図2には、スライド機構4が分解斜視図によって示されている。このスライド機構4は、スライド部品となる前後方向に長尺状に形成されたアッパレール10及びロアレール20と、これらスライド部品のスライド移動をロックするためのロック部材30と、を有する。
アッパレール10は、その図示上側に示されている支持フレーム50によってシートクッション3に組み付けられている。そして、ロアレール20は、その図示下側に示されている前後のレッグ部材40F,40Rによって車体フロアFに一体的に組み付けられている。このロアレール20は、その横断面がU字状に両サイドに囲いのある形状に形成されている。そして、このロアレール20には、その長手方向の前側或いは後側の開口部分から、そのU字の囲い形状の内部に、アッパレール10が長手方向に挿通されている。これにより、アッパレール10が、ロアレール20のU字の囲い形状によって、その前後方向へのスライド移動が案内されるようになっている。ロアレール20はU字断面形状に形成されていることから、上方部は開口部24Bとなっており、この開口部24Bからコインや筆記具等の異物が内部に落下することがある。なお、アッパレール10がロアレール20に組み付けられた状態は、図3に示されている。
図2に戻って、ロック部材30は、アッパレール10に組み付けられている。このロック部材30には、後述するアッパレール10の右側面部12R及び右ひれ面部13Rに貫通形成された4個の貫通孔12H・・及び貫通孔13H・・にそれぞれ貫いて挿通することのできる4個の係合爪32・・が形成されている。そして、このロック部材30は、その腕状に延びて形成された操作腕31に、図1において前述した操作レバーLが連結されている。これにより、ロック部材30は、操作レバーLが操作される動きを受けて、各係合爪32を各貫通孔12H・・及び貫通孔13H・・に対して抜差しするかたちで操作されるようになっている。
詳しくは、図5に示されるように、ロック部材30は、連結軸30Rによってアッパレール10に回動可能に軸支されている。そして、ロック部材30は、常時は、アッパレール10との間に掛着された図示しないバネ部材の附勢力によって、図示反時計回り方向に回動附勢されている。これにより、ロック部材30は、常時は、各係合爪32・・を貫通孔12H・・や貫通孔13H・・を貫く挿通方向に附勢されている。
再び、図2に戻って、前述したアッパレール10に形成された4個の貫通孔12H・・及び貫通孔13H・・は、アッパレール10の右側面部12Rや右ひれ面部13Rにおいて、それらの長手方向に沿って互いに向き合うかたちで等間隔に配置形成されている。そして、ロアレール20にも、後述する右返し面部24Rにおいて、上記4個の貫通孔12H・・や貫通孔13H・・と互いの孔形状を向かい合わせることのできる複数の貫通孔24H・・が貫通形成されている。
これら貫通孔24H・・は、上記した4個の貫通孔12H・・や貫通孔13H・・と同じ配置間隔で、ロアレール20の右返し面部24Rに長手方向に沿って等間隔に配置形成されている。これにより、アッパレール10を前後方向にスライド移動させることにより、これに形成された4個の貫通孔12H・・及び貫通孔13H・・を、ロアレール20に形成された連続したいずれか4個の貫通孔24H・・の孔形状に対して一定間隔毎に位置合わせさせられるようになっている。
したがって、図5に示されるように、アッパレール10をスライド移動させることによって、アッパレール10とロアレール20との間で上記した各孔形状を互いに前後方向に合致させることにより、ロック部材30は、その附勢によって、各係合爪32・・をこれらの孔形状を貫くかたちで挿通させ、その挿通状態(実線で示された状態)で保持される。これにより、アッパレール10は、ロアレール20との間にロック部材30の各係合爪32・・が噛み込まれた状態となり、その前後方向のスライド移動が規制された状態となる。
すなわち、アッパレール10は、操作レバーLを引き上げ操作する前の常時は、ロック部材30によってロックされてその前後方向のスライド移動が規制された状態として保持されている。そして、アッパレール10は、操作レバーLを引き上げる操作を行うことにより、ロック部材30によるロック状態が解除されるため、前後方向にスライド移動することのできる状態に切換えられる。
なお、図6に示されるように、アッパレール10の右ひれ面部13Rと左ひれ面部13Lとの両外側の部位には、ベアリングK,K(ボールベアリング)が配設されている。これにより、ロアレール20に対するアッパレール10のスライド移動がスムーズに行えるようになっている。
したがって、図1を参照して、操作レバーLを引き上げた状態でアッパレール10を前後方向にスライド移動させれば、車両用シート1の車体フロアFに対する前後方向のスライド位置を変えることができる。そして、車両用シート1のスライド位置を調整した後に操作レバーLの引き上げ操作をやめれば、スライド機構4,4を再びロック状態に戻して車両用シート1をその調整したスライド位置に保持することができる。
なお、図1において、符号5はシートベルト装置のバックルであり、バックル5は取付け板5Aを介して後述する支持フレーム50の左側面部53に取付けられている。
次に、上記したアッパレール10やロアレール20の具体的な形状について詳しく説明する。
先ず、アッパレール10の形状について説明する。アッパレール10は、図2に示されるように、前述したU字の囲い形状の横断面をもつロアレール20に対して長手方向にスライド移動可能に嵌め込むことのできる横断面形状に形成されている。
アッパレール10は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を所々に折り曲げることによって、同図に示されるような一定の横断面形状に形成されている。具体的には、アッパレール10の横断面形状は、図5において良く示されている。同図に示されるように、アッパレール10は、平板形状の上面部11と、その両サイドから真っ直ぐに垂下する平板形状の右側面部12R及び左側面部12Lと、これらの下端から外方に跳ね上げられる形状の右ひれ面部13R及び左ひれ面部13Lと、から成る横断面形状に形成されている。そして、図2に戻って、上記した右側面部12Rや右ひれ面部13Rの前後方向の中央付近の面部には、板厚方向に貫通した4個の貫通孔12H・・や貫通孔13H・・が互いに幅方向に並んで長手方向に沿って等間隔に配置形成されている。
そして、アッパレール10の前後方向の中央付近の面部には、前述したロック部材30を組み付けるための受入口15が、上面部11や右側面部12Rに開口形成されている。
なお、アッパレール10の長手方向の後側の開口部分には、その開口形状を閉じることのできるキャップCが取り付けられている。
次に、ロアレール20の形状について説明する。このロアレール20は、図2に示されるように、前述したアッパレール10を前後方向にスライド移動可能に案内することのできるU字の囲い形状を有した横断面形状に形成されている。
ロアレール20は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を所々に折り曲げることによって、同図に示されるような一定の横断面形状に形成されている。具体的には、ロアレール20の横断面形状は、図5において良く示されている。同図に示されるように、ロアレール20は、底面部である平板形状の下面部21と、その両サイドから立ち上がる平板形状の右側面部22R及び左側面部22Lと、これらの上端から内側に水平に折り返される平板形状の上面部23R,23Lと、これらの内端から真っ直ぐに垂下する平板形状の右返し面部24R及び左返し面部24Lと、から成る横断面形状に形成されている。そして、図2に戻って、上記した右返し面部24Rや左返し面部24Lには、その長手方向にわたって板厚方向に貫通した複数の貫通孔24H・・や貫通孔24H・・が等間隔に配置形成されている。なお、左返し面部24Lにも貫通孔24H・・が形成されているのは、ロアレール20を車両用シート1の右側用のレール部品としても左側用のレール部品としても使いまわせるようにするためである。
次に、図2により、アッパレール10の上面部11に固定される支持フレーム50の構成について説明する。
この支持フレーム50は、鉄鋼材より成る1枚の平板状部材を所々に折り曲げることによって、同図に示されるような両サイドが立ち上がった横断面形状に形成されている。この支持フレーム50は、その下面部51が、複数のボルトB1・・及びナットN・・によって、アッパレール10の上面部11に締結されて一体的に固定されている。
そして、支持フレーム50の図示向かって左側で立ち上がっている右側面部52には、図4に示すように、その前後の2箇所の位置に、昇降リンク60F,60Rの下端をリンク連結するためのリンク連結孔52F,52Rが板厚方向に貫通して形成されている。この昇降リンク60F,60Rは、図4に示されるように、それらの上端がシートクッション3の骨格フレームにリンク連結されており、その回動運動に伴って車両用シート1を昇降させてその高さ位置を調整できるようになっている。
ここで、上記した支持フレーム50の横断面形状は、図3のVI-VI線断面図である図6において良く示されている。同図に示されるように、下面部51は、クッション固定面部である右側面部52から垂下した第1の折返し部位50Aから、図示向かって左側(インナー側)に水平方向(幅方向)に折り返されて形成されている。そして、左側面部53は、下面部51から図示左側に延びた第2の折返し部位50Bから、直上方向に折り返されて形成されている。この第2の折返し部位50Bは、前述した下面部51の長手方向に沿って締結された複数のボルトB1・・のボルト締結部位50Cよりも図示左側(インナー側)に離間した位置に設定されている。
次に、本発明が特徴とする構成のロアレール20を車両フロアFに取付けるための実施例を説明する。図2に良く示されるように、ロアレール20はレッグ部材40F,40Rを介して車両フロアFに取付けられる。すなわち、ロアレール20の前端部の下部位置でレッグ部材40Fが配置されて取り付けられ、ロアレール20の後端部の下部位置でレッグ部材40Rが配置されて取り付けられて、それぞれ車両フロアFに取付けられている。
更に詳細には、ロアレール20の前端部におけるロアレール20とレッグ部材40Fを取付けるための連結固定は、ロケーションピン70とかしめピン72により行われている。ロケーションピン70とかしめピン72はロアレール20の長手方向に直線状に並べられて配置されており、その位置はロアレール20の底面部である下面部21の幅方向の中央位置となっている。なお、レッグ部材40Fと車両フロアFとを連結固定する取付けは、図示は省略したが、従来からの周知の方法で行われている。例えば、かしめピンにより行われている。
ロアレール20の後端部におけるロアレール20とレッグ部材40Rを取付けるための連結固定は、2個のかしめピン74,76により行われている。2個のかしめピン74,76は、前述のレッグ部材40Fの場合と同様に、ロアレール20の長手方向に直線状に並べられて配置されており、その位置もロアレール20の底面部である下面部21の幅方向の中央位置となっている。レッグ部材40Rと車両フロアFとを連結固定する取付けも、図示は省略したが、前述と同様に従来からの周知の方法で行われている。
なお、上述の実施例におけるレッグ部材40F、40Rが本発明の車体フロア側の部材に相当し、ロアレール20をこのレッグ部材40F、40Rに連結固定するためのロケーションピン70及びかしめピン72、74、76が本発明の頭部を有する軸状部材の締結具に相当する。
図7はロアレール20の前端部におけるロアレール20とレッグ部材40Fとを取付ける連結固定箇所を説明の理解を容易とするために模式的に示したものであり、(A)図は断面図、(B)図はロケーションピン70とかしめピン72の頭部形状を示す平面図、(C)図はかしめ加工具の断面図を示す。
図7(A)に示すように、ロアレール20とレッグ部材40Fを連結固定するためのロケーションピン70とかしめピン72は、同図で見て、左側位置の外側位置にロケーションピン70が配置され、右側位置の内側位置にかしめピン72が配置されている。そして、ロケーションピン70とかしめピン72は近接して配設されており、仮想線で示すコインや筆記具等の異物80が両者70,72間に入らない配置間隔とされている。
かしめピン72の頭部72a形状は、図7(A)に示すように、その右側の形状が緩やかな斜面形状として形成されている。詳細には図示でみて右側から左側方向に緩やかに上る傾斜面形状として形成されている。この斜面形状として形成されている位置は、ロアレール20に落下した異物80がアッパレール10の端部10Fにより押されて移動してきたときに最初に当接する位置側であり、この傾斜形状はその際に異物80を乗り越えさせることのできる形状とされている。また、この頭部形状72aの斜面形状72a1は、従来の頭部形状と同じ高さ寸法において所定の強度を確保する観点から、従来の強度を確保できる頭部形状の容積を考慮して、図7(B)に良く示されるように、平面で見ると傾斜形状箇所がやや右側方向に増加して形成されている。しかし、図7(A)で見て、頭部72aの左側形状72a2は従来通りの形状とされており、右側の緩やかな斜面形状72a1に比べきつい斜面形状として形成されている。より詳細には、垂直形状として形成されている。すなわち、頭部72aの右側と左側とで斜面形状が異なっており、異物が移動してきたとき当接する側の斜面形状は緩やかな斜面形状72a1とされているが、反対側の形状はきつい斜面形状72a2とされており、頭部72aの強度を従来通りの強度を確保しながら極力頭部の面積を小型化する構成としている。
かしめピン72によるロアレール20とレッグ部材40Fとの固定は、先ず、図7(A)で見て、破線状態で示すかしめピン72の軸部72bを下側からレッグ部材40Fの孔とロアレール20の孔とに挿通して下端の固定鍔部72cを固定治具により固定する。そして、次に、図7(C)に示すかしめ治具90によりかしめピン72の上端部をかしめ加工して頭部72a形状に加工形成することにより行われる。なお、このかしめ治具90によるかしめ加工により形成される緩やかな斜面形状が図7(B)に斜線で示す部分72a1である。
ロケーションピン70は、車両用シート1を車両フロアFに取付け設置する際に、車両フロアFに対する車両用シート1の取付け位置の位置決めを行うものである。この実施例ではこのロケーションピン70がロアレール20とレッグ部材40Fを連結固定する締結具としての役割も兼用する構成となっている。このロケーションピン70によるロアレール20とレッグ部材40Fとの固定も、前述のかしめピン72と同様にして行われるものであり、図7(C)に示されるかしめ治具92によりかしめ加工がおこなわれて固定される。すなわち、先ず、図7(A)で見て、破線状態で示すロケーションピン70の軸部70bを下側からレッグ部材40Fの孔とロアレール20の孔とに挿通して下部の固定鍔部70cを固定治具により固定する。そして、次に、図7(C)に示すかしめ治具92によりロケーションピン70の上端部をかしめ加工して頭部70a形状に加工形成する。なお、かしめ加工により形成される頭部70a形状は従来と同様の形状であり、図7(B)に示されるように丸形状とされている。なお、ロケーションピン70の下端部は長尺のピン形状の位置決めピン部70dとして形成されており、車両フロアFに形成された位置決め孔に挿入嵌合されて前述の車両用シート1を取付け設置する際の位置決めを行う。
ロアレール20の後端部におけるロアレール20とレッグ部材40Rの連結固定を行う2個のかしめピン74,76も、前述したフロント側のレッグ部材40Fの連結固定と同様にかしめ加工により連結固定がおこなわれている。そして、かしめピン74には前述のかしめピン72と同様に異物80が乗り越えることのできる緩やかな斜面形状が形成されている。この緩やかな斜面形状が形成されているのは、異物80が移動してきたときに当接する側である。
次に、上記構成の実施例の作用を説明する。
ロアレール20は、図2で良く理解できるように、U字断面形状で上方が開口しているため、コインや筆記具等の異物80をこのロアレール20とアッパレール10との嵌合箇所に誤って落とすと、落とした位置がアッパレール10が位置しない箇所であると、ロアレール20の開口部24Bから下面部21の底面部に落下して位置する。そして、車両用シート1を前後位置調整するために前後方向にスライドさせると、図7(A)に示すように、シートクッション側に固定されたアッパレール10の端部10Fにより異物80が押されてロアレール20の底面部を移動する。そして、異物80がかしめピン72の位置まで移動してくると、異物80はかしめピン72の頭部72aの緩やかな斜面形状72a1に沿って頭部72aを乗り越えて移動していく。更に、異物80が移動するときは、ロケーションピン70の頭部70aも越えて移動していき、異物80をロアレール20の端部から外へ吐き出すことも可能としている。かしめピン72の頭部72aとロケーションピン70の頭部70aとの間の異物80の乗り越えは両者72a、70aの間隔が近接した位置間隔とされており,両者72a、70a間に異物80が落下しない間隔で構成されていることによる。
したがって、上記実施例によれば、ロアレール20内に異物80が落下している場合でも、車両用シート1はスムースにスライドさせることができ、車両用シート1の前後位置調整を障害なく行うことができる。
以下に上記実施例の変形例を説明する。これらの変形例において、上記実施例と同じ構成要素には同じ符号を付すことによりその構成の説明を省略することがある。
図8は変形例1を示す。図8は図7(A)に対応して示すものである。この変形例1はレッグ部材40Fとロアレール20を連結固定する締結具が2個ともかしめピン72,82としたものである。なお、この変形例1ではレッグ部材40Fと車両フロアFとの取付け固定が締め付けボルト84により行われている。
図9は変形例2を示す。この図9も、変形例1の図8と同様に、図7(A)に対応して示すものである。この変形例2は、ロアレール20の端部に、ロケーションピン86と締付ボルト88が配置された例であり、ロケーションピン86はもっぱら車両用シート1の車両フロアFに対する位置決め機能を果たすためのものとして配置されている。したがって、この変形例2ではロケーションピン86はロアレール20とレッグ部材40Fを連結固定する締結具としては機能してなく、締付ボルト88のみがロアレール20とレッグ部材40Fを連結固定する締結具として機能する構成とされている。そして、ロケーションピン86の頭部86aに緩やかな斜面形状86a1が形成されている。
図10は緩やかな斜面形状の頭部を有するかしめピンの変形例を示すものである。(A)は緩やかな斜面形状が、図で見て、左側位置に形成されており、頭部形状の平面積が従来とほぼ同じ平面積とされている。このため、従来と同様の強度を得るための容積を上方に確保して構成したものである。なお、右側の斜面形状は垂直形状とされており、右側と左側の斜面形状は異なった形状とされている。
図10(B)に示す変形例の頭部形状は緩やかな斜面形状を、頭部全面を直線状の斜面形状としたものである。図示では左側から右側に上がる傾斜形状として形成されている。
図10(C)に示す変形例の頭部形状は緩やかな斜面形状を曲線形状とする斜面形状としたものであり、図で見て、右側と左側でその曲線形状を異ならせたものであり、左側の曲線形状を右側の曲線形状より緩やかな曲線形状としたものである。
以上、本発明の各実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施可能なものである。
たとえば、上記の実施例では、車両用シートが自動車の運転席シートである場合について説明したが、助手席シートや2列目や3列目に配列されるスライド可能なシートにも適用可能なものである。
また、上記の実施例では、ロアレールが車両フロアにレッグ部材を介して取付けられる構成について説明したが、レッグ部材を介することなく、ロアレールを車両フロアに直接取付ける構成の場合であっても良い。
また、上記実施例では、頭部を有する軸状部材の締結具として、頭部がかしめ加工されるかしめピンやロケーションピンの場合や、締付ボルトである場合について説明したが、締結具としては緩やかな斜面形状を形成することできる頭部を有する軸状部材でればその他広く採用可能なものである。
1 車両用シート
2 シートバック
3 シートクッション
4 スライド機構
10 アッパレール
20 ロアレール
30 ロック部材
32 係合爪
40F,40R レッグ部材
50 支持フレーム
60F,60R 昇降リンク
70 ロケーションピン
70a 頭部
70a1 緩やかな斜面形状
70b 軸部
70c 固定鍔部
70d ピン部
72 かしめピン
72a 頭部
72b 軸部
72c 固定鍔部
84 締付ボルト
86 ロケーションピン
88 締付ボルト
90,92 かしめ治具
F 車体フロア

Claims (2)

  1. 車両の車室内に設置されるシートが車両フロアに対してスライド可能に設置される車両用シートのスライド構造であって、
    車体フロア側に配置される長尺状のロアレールと、シート側に配置されるアッパレールとが嵌合配置されて、シートが車両フロアに対してスライド可能な構造とされており、
    前記ロアレールは上方が開口したU字断面形状として構成されており、該U字断面形状の底面部位置で頭部を有する軸状部材の締結具により車体フロア側の部材に取付けられ、かつ、該取付け位置は該ロアレールの長手方向の端部位置とされており、
    前記アッパレールがスライドする際に該アッパレールのスライド方向端面と面する側の前記締結具の頭部形状が、該ロアレールの底面部に存する異物がアッパレールにより押圧されてきたとき乗り越えることができる斜面形状とされており、
    前記締結具の頭部形状が、前記アッパレールのスライド方向端面と面する側とその反対面側とで斜面形状が異なっており、面する側の傾斜形状が反対面側の傾斜形状に比して相対的に傾斜角度が緩やかで且つ傾斜面長さが長い斜面形状として形成されており、
    前記軸状部材の締結具の頭部形状は該軸状部材の端部をかしめ加工により形成されたものであることを特徴とする車両用シートのスライド構造。
  2. 請求項1に記載の車両用シートのスライド構造であって、
    前記ロアレールはレッグ部材を介して車両フロアに取付けられる構成であり、該ロアレールとレッグ部材とを固定する締結具が前記軸状部材の締結具であり、該軸状部材の締結具は前記ロアレールの長手方向の端部位置で、複数の締結具が近接した位置関係で該長手方向に並べて配置されており、該複数の締結具のうち長手方向外側位置に配設される締結具がロケーションピンとされており、該複数の締結具のうち前記アッパレールのスライド方向端面に面する最初の締結具の頭部にのみ異物が乗り越えることのできる斜面形状が形成されていることを特徴とする車両用シートのスライド構造。
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