JP7062515B2 - マウント装置及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交換レンズやレンズアダプタ等のアクセサリの着脱を行うためのマウント装置及び撮像装置に関する。
単焦点レンズやズームレンズ、広角レンズ、望遠レンズ、マクロレンズ等の各種レンズ(以下「交換レンズ」という)の着脱が可能な撮像装置が知られている。交換レンズやレンズアダプタ等の撮像装置用のアクセサリを撮像装置本体に対して着脱可能とするためのマウント装置の方式としては、所謂、バヨネット結合方式が広く用いられている。
しかし、バヨネット結合方式では、板バネ等の付勢部材の付勢力により交換レンズを係止して保持するため、バネ部材の撓み量に応じて撮像装置本体に対してアクセサリががたつくという問題がある。特に、大型の交換レンズ等を撮像装置本体に取り付けた場合には、交換レンズの自重に起因してがたつきが発生しやすい。このようなアクセサリと撮像装置本体との間のがたつきが生じることによってアクセサリの光軸がマウント装置の中心軸からずれると、撮影画像の画質が低下してしまう。そこで、特許文献1は、撮像装置に備えられたバヨネット式マウント装置を、固定マウント部と可動マウント部に分離した構成として、交換レンズを撮像装置側に移動させる可動機構を提案している。
特開2013-218149号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたマウント装置では、アクセサリ側の当接面(マウント面)の径方向外側に可動機構と撮像装置本体に対する締結部が設けられるため、マウント装置全体が大型化してしまう。
本発明は、大型化を抑制しつつ、アクセサリを装着した状態でのがたつきの発生を抑制することができるマウント装置を提供することを目的とする。
本発明に係るマウント装置は、アクセサリが着脱されるマウント装置であって、固定部に締結される略環状の固定マウント部と、前記固定マウント部と螺合する略環状の可動マウント部と、を備え、前記固定マウント部は、前記アクセサリと当接するマウント面と、第1の螺合部と、を有し、前記可動マウント部は、前記アクセサリの係合部と係合する被係合部と、前記第1の螺合部と螺合する第2の螺合部と、を有し、前記固定マウント部において、前記マウント面に前記固定部に対する締結部が形成され、且つ、前記第1の螺合部は前記締結部よりも外周側に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、マウント装置の大型化を抑制すると共に、アクセサリが装着された状態でのがたつきの発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るマウント装置とその周辺部品の構造を示す分解斜視図である。 マウント装置に着脱可能な交換レンズを背面側から見た斜視図である。 マウント装置の分解斜視図である。 マウント装置を構成する可動マウント部材の背面図である。 マウント装置を構成する回転止め凸部材及びその周辺を拡大して示す斜視図である。 マウント装置を固定部材に固定した状態を示す正面図である。 図7に示す矢視A-A、矢視B-Bの断面図である。 マウント装置に対する交換レンズの当接操作を説明する模式図である。 マウント装置に対する交換レンズの固定操作を説明する斜視図である。 マウント装置に対する交換レンズの固定操作を説明する断面図である。 固定操作での検出スイッチの動きを説明する斜視図である。 固定部材の構造を示す斜視図である。 可動マウント部材、操作部材及び固定部材の状態を示す斜視図である。 可動マウント部材の回転限界位置における可動マウント部材、操作部材及び固定部材の状態を示す断面図である。 固定マウント部材に対する薄板材の配置を説明する分解斜視図である。 別の実施形態に係るマウント装置とその周辺部品の構造を示す分解斜視図である。 別の実施形態に係るマウント装置の分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、交換レンズを撮像装置本体に対して着脱するために撮像装置本体に装備されたマウント装置(所謂、レンズマウント)について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るマウント装置とその周辺部品の構造を示す分解斜視図である。図1には、交換レンズ200、マウント装置300、電気接点部材130、回転検出基板370及び固定部材120が示されている。交換レンズ200は、マウント装置300に対して着脱可能なアクセサリの一例であり、その着脱方法については後述する。
マウント装置300は、固定部材120に固定される。電気接点部材130は、端子部131を備えており、固定部材120に固定される。回転検出基板370は、検出スイッチ371を備えており、固定部材120に固定される。固定部材120は、撮像装置本体(不図示)に固定され、撮像素子(不図示)を保持する。以下の説明では、交換レンズ200側を前方又は正面と称呼し、固定部材120側を後方又は背面と称呼する。
図2は、交換レンズ200を背面側から見た斜視図である。交換レンズ200は、電気接点部220、マウント面230、マウント爪部240a~240c(係合部)、円筒軸部250、回転止め凹部260及び弾性部材270を有する。弾性部材270は、マウント面230の外周に配置されるゴム製のOリングである。他の部位の機能等については、マウント装置300に対して交換レンズ200を装着する際の動作を説明する際に説明する。
図3は、マウント装置300の分解斜視図である。図3(a),(b)に示す一点鎖線はマウント装置300の光軸であり、マウント装置300の光路の中心を通っている。マウント装置300は、固定マウント部材310、可動マウント部材320、回転止め凸部材330、付勢部材335、押さえ部材340、操作部材350及び薄板材360a,360cを備える。
固定マウント部材310は、略環状の形状を有し、マウント面311、弾性部材接触面312、雄ねじ部313(第1の螺合部)、円筒穴部314、回転止め穴部316、貫通穴317a~317d及び係合穴部318を有する。貫通穴317a~317dは、マウント面311に設けられている。雄ねじ部313は、光軸投影上(光軸方向から見たときに)、貫通穴317a~317dの外周側に設けられている。貫通穴317a~317dにネジ(不図示)を通し、そのネジを固定部材120に締結することによって、マウント装置300は固定部材120に固定される。
弾性部材接触面312は、光軸投影上、マウント面311の外周に設けられている。操作部材350は、つまみ部351、回転被検出部352及び貫通穴353a~353cを有する。貫通穴353a~353cにネジを通し、そのネジを可動マウント部材320に締結することにより、操作部材350は可動マウント部材320に固定される。薄板材360a,360cは、詳細は後述するが、ネジ(不図示)により、固定マウント部材310のマウント面311の反対側の面に固定される。
図4は、可動マウント部材320の背面図である。可動マウント部材320は、略環状の形状を有し、内環部320a、外環部320b、第1の結合部326a、第2の結合部326b、突出部329b,329c及び操作部材締結穴328a~328cを有する。内環部320aは外環部320bの内側に配置され、第1の結合部326aと第2の結合部326bによって径方向において結合されている。第2の結合部326bは、両端が平面となっている第1の平面部327aと第2の平面部327bを有する。第1の平面部327aと第2の平面部327bは、詳細は後述するが、固定部材120の第1の回転止め部122a及び第2の回転止め部122bとの位置関係にしたがって可動マウント部材320の回転量を規定する役割を担う当接部である。
内環部320aの内周側には、マウント爪部240a~240cと係合するマウント爪部321a~321c(被係合部)が設けられている。内環部320aの外周部には、係合軸部325が設けられている。外環部320bの内周部には、雌ねじ部323(第2の螺合部)が設けられている。突出部329b,329cは、外環部320bにおいて第1の結合部326aと第2の結合部326bの間に設けられており、内環部320a側に突出する形状を有する。操作部材締結穴328aは第1の結合部326aに設けられ、操作部材締結穴328bは突出部329bに設けられ、操作部材締結穴328cは突出部329cに設けられている。貫通穴353a~353cを挿通したネジが操作部材締結穴328a~328cに締結されることにより、操作部材350は可動マウント部材320に固定される。
図5は、回転止め凸部材330及びその周辺を拡大して示す斜視図である。図6は、マウント装置300を固定部材120に固定した状態を示す正面図である。図7(a)は、図7に示す矢視A-Aでの断面図であり、回転止め凸部材330の位置における断面を表している。図7(b)は、図7に示す矢視B-Bでの断面図であり、貫通穴317aの位置における断面を表している。
図7(b)に示すように、可動マウント部材320の雌ねじ部323は、固定マウント部材310の雄ねじ部313と螺合する。これにより、可動マウント部材320を光軸まわりに回転させると、回転方向に応じて雌ねじ部323と雄ねじ部313とが螺合する深さが変化して、可動マウント部材320が固定マウント部材310に対して光軸方向に移動する構造となっている。可動マウント部材320の係合軸部325は、固定マウント部材310の係合穴部318と係合する。これにより、可動マウント部材320の固定マウント部材310に対する位置が安定する。貫通穴317aにはネジ301aが挿入されており、ネジ301aが固定部材120に締結されることにより、固定マウント部材310は薄板材360aを挟んで固定部材120に固定される。
図5及び図7(a)に示すように、回転止め凸部材330は、第1の凸部331と第2の凸部332を有する。第1の凸部331は、回転止め穴部316と係合して、マウント面311から突出する。第2の凸部332は、付勢部材335と係合する。付勢部材335は、回転止め凸部材330をマウント面311から突出する方向に付勢する。また、押さえ部材340は、回転止め穴部341と貫通穴342を有する。回転止め穴部341は、第2の凸部332と係合する。貫通穴342にはネジ(不図示)が挿入され、このネジが固定マウント部材310に締結されることで、押さえ部材340は固定マウント部材310に固定される。このような構成により、回転止め凸部材330は、固定マウント部材310に対して光軸方向に押下自在に保持される。
次に、マウント装置300に対して交換レンズ200を装着する方法について説明する。交換レンズ200の装着は、マウント装置300に対する当接操作と、当接させた状態からの固定操作の2段階で行うことができる。図8は、マウント装置300に対する交換レンズ200の当接操作を説明する模式図であり、当接操作を行う前の状態を交換レンズ200とマウント装置300を背面側から見た部分的な斜視図で示している。
当接操作では、交換レンズ200の回転止め凹部260と回転止め凸部材330の第1の凸部331を嵌合させる。続いて、交換レンズ200の円筒軸部250とマウント装置300の円筒穴部314を嵌合させる。マウント装置300に対して、図8の姿勢状態で交換レンズ200を挿入することで、これら2箇所の嵌合部を嵌合させることができる。
そして、交換レンズ200のマウント面230とマウント装置300のマウント面311を当接させる。ここで、交換レンズ200が図8の姿勢から光軸中心に回転してずれた姿勢になっていると、第1の凸部331と回転止め凹部260が嵌合しない。しかし、回転止め凸部材330は押下自在であるため、交換レンズ200のマウント面230によって押下される。よって、第1の凸部331と回転止め凹部260が嵌合していない状態でも、円筒軸部250と円筒穴部314を嵌合させることができる。
円筒軸部250と円筒穴部314が嵌合すると、交換レンズ200のマウント面230とマウント装置300(固定マウント部材310)のマウント面311が当接した状態となる。その状態でマウント装置300に対して交換レンズ200を回転させることにより、回転止め凹部260を回転止め凸部材330に嵌合する位置へ移動させることができる。こうして回転止め凹部260が回転止め凸部材330の位置まで移動すると、交換レンズ200のマウント面230に押下されてマウント装置300のマウント面311まで後退していた回転止め凸部材330がマウント面311から突出する。これにより、回転止め凸部材330が回転止め凹部260に対して嵌合する。
なお、マウント装置300に対して交換レンズ200を回転させる動作によって、交換レンズ200の電気接点部220と電気接点部材130との接点端子部とが相互に擦れ合う。これにより、接点端子部に付着した不純物等を除去するセルフクリーニング効果が得られ、接点端子部の接触信頼性を確保することができる。
回転止め凸部材330と回転止め凹部260が嵌合すると、交換レンズ200はマウント装置300に対して回転することができなくなる。しかし、交換レンズ200はマウント装置300に対して光軸方向において固定されていないため、交換レンズ200をマウント装置300に対して光軸方向に遠ざけるように移動させると、容易に当接状態を解除することができる。
図9(a)~(c)は、マウント装置300への交換レンズ200の固定操作を説明する斜視図である。図10(a)~(c)は、図9(a)~(c)に対応する断面図である。図11(a)~(c)は、検出スイッチ371の動きを図9(a)~(c)に対応させて説明する斜視図である。
図9(a),図10(a)及び図11(a)は、固定操作前の交換レンズ200のマウント面230がマウント装置300のマウント面311に当接した状態を示している。この状態では、光軸投影上、交換レンズ200のマウント爪部240a~240cとマウント装置300の可動マウント部材320のマウント爪部321a~321cは重なり合っていない。
ここで、回転検出基板370の検出スイッチ371は、検出可動部371aを有しており、検出可動部371aが押下されると検出スイッチ371は検知状態となる。本実施形態では、検出スイッチ371が検知状態となっているときに、電気接点部220と電気接点部材130を通じて交換レンズ200と撮像装置本体との間で電気通信が行われるものとする。図11(a)の状態では、検出可動部371aは回転被検出部352に押下されておらず、よって、非検知状態となっている。そのため、図10(a)に示すように電気接点部材130の端子部131は交換レンズの電気接点部220と接触しているが、この状態では電気接点部220と電気接点部材130を通じての電気通信は行われない。
交換レンズ200の弾性部材270は、マウント装置300の弾性部材接触面312と圧接する。図3(a)及び図7(b)に示したように、貫通穴317a~317dは雄ねじ部313の内周側に配設されている。仮に貫通穴317a~317dを雄ねじ部313の外周側に設けた場合には、弾性部材接触面312に貫通穴317a~317dが位置することとなり、弾性部材接触面312に凹凸が生じる。本実施例の構成では、弾性部材接触面312に貫通穴317a~317dを設けないことにより、弾性部材接触面312は凹凸のない平滑面となっている。弾性部材接触面312に凹凸がある場合には、弾性部材270による交換レンズ200とマウント装置300との密閉性を確保することが困難となる。これに対して、弾性部材接触面312が凹凸のない平滑面で形成されていることにより、弾性部材270の圧接によって交換レンズ200とマウント装置300との密閉性を確保することが可能となる。
図9(b),図10(b)及び図11(b)は、マウント装置300に対する交換レンズ200の固定操作途中の状態を示している。図9(a)の状態からマウント装置300のつまみ部351をマウント装置300の正面側から見て光軸を中心に反時計まわり方向に回転させる。つまみ部351が配設されている操作部材350は、可動マウント部材320に締結されているため、つまみ部351の回転に伴って可動マウント部材320が光軸を中心に回転する。これにより、交換レンズ200のマウント爪部240a~240cとマウント装置300のマウント爪部321a~321cとが光軸投影上で重なり始める。
ここで、可動マウント部材320の雌ねじ部323は、固定マウント部材310の雄ねじ部313と螺合している。この螺合部は逆ねじ形状となっており、正面側から見て反時計まわり方向の回転によって可動マウント部材320は固定マウント部材310に対して背面側へ向かって移動する。このとき、マウント装置300のマウント爪部321bと交換レンズ200のマウント爪部240bとの間には隙間Gが存在する。不図示であるが、同様に、マウント爪部321aとマウント爪部240aの間、及び、マウント爪部321cとマウント爪部240cの間にも、同様の隙間が存在する。つまり、交換レンズ200とマウント装置300との間には、隙間Gの大きさだけがたつきが生じている。
この状態で検出スイッチ371は、図11(b)に示すように、検出可動部371aが操作部材350の回転被検出部352の段差形状によって押下されるため、検知状態となっている。したがって、電気接点部220と電気接点部材130を通じて、交換レンズ200と撮像装置本体との間で電気通信が行われる。
図9(c),図10(c)及び図11(c)は、交換レンズ200のマウント装置300に対する固定が完了した状態を示している。マウント装置300の正面から見て光軸を中心に反時計まわり方向に、図9(b)の状態よりも更にマウント装置300のつまみ部351を回転させる。すると、雌ねじ部323と雄ねじ部313の螺合によって、可動マウント部材320は固定マウント部材310に対して図9(b)の状態よりも更に背面側へ移動する。これにより、マウント装置300のマウント爪部321bと交換レンズ200のマウント爪部240bが当接する。同様に、マウント爪部321aとマウント爪部240aが当接し、マウント爪部321cとマウント爪部240cも当接する。したがって、マウント爪部321a~321cとマウント爪部240a~240cとの間には隙間が存在しない状態となる。
このように、可動マウント部材320を固定マウント部材310に対して回転させることによって発生するネジの締め付け力を用いて、交換レンズ200をマウント装置300に向かってに引き込む。これにより、交換レンズ200をマウント装置300に対してがたつきなく固定(装着)することができる。
図11(c)の状態では、図11(b)の状態と同様に、検出スイッチ371は、操作部材350の回転被検出部352によって検出可動部371aが押下されているため、検知状態となっている。したがって、電気接点部220と電気接点部材130を通じて、交換レンズ200と撮像装置本体との間で電気通信が行われる。
次に、マウント装置300に対する交換レンズ200の装着操作時のマウント装置300、操作部材350及び固定部材120の動作の関係について説明する。図12(a)は、固定部材120の全体構造を示す斜視図である。図12(b)は、固定部材120を部分的に拡大して示す斜視図である。図13(a)~(c)はそれぞれ、可動マウント部材320、操作部材350及び固定部材120の状態を、図9(a)~(c)に対応させて示す斜視図である。
図12(a)に示すように、固定部材120はビスボス部121a~121d(突起部)を有する。マウント装置300の固定マウント部材310に形成された貫通穴317a~317dに挿通されたネジがビスボス部121a~121dのそれぞれに締結され、これにより、マウント装置300は固定部材120に固定される。図12(b)に示すように、固定部材120は、可動マウント部材320の回転量を規制する係合部としての第1の回転止め部122aと第2の回転止め部122bを有する。図13(a)~(c)の各状態において、ビスボス部121a~121dは、可動マウント部材320の内環部320a及び外環部320bの間にあるが、可動マウント部材320に接触しないように配設されている。
可動マウント部材320と操作部材350の回転範囲は、第1の回転止め部122a、第2の回転止め部122b、第1の平面部327a及び第2の平面部327bによって規定される。図14は、可動マウント部材320の回転限界位置における、可動マウント部材320、操作部材350及び固定部材120の状態を示す断面図である。図14(a)は、正面側から見て可動マウント部材320を時計まわり方向に最大限回転させた位置を示しており、この状態では、可動マウント部材320の第1の平面部327aと固定部材120の第1の回転止め部122aが当接する。図14(b)は、正面側から見て可動マウント部材320が反時計まわりに最大限回転された位置を示しており、この状態では、可動マウント部材320の第2の平面部327bと固定部材120の第2の回転止め部122bが当接する。図9(a)~(c)の状態は、図14(a)と図14(b)の間の回転位置での状態である。
ビスボス部121a~121dは、図13(a)~(c)に示したように、可動マウント部材320の内環部320aの外周と外環部320bの外周の間に入り込む(凸となる)が、前述の当接部以外で可動マウント部材320に接触することはない。可動マウント部材320の第1の結合部326aと突出部329b,329cは、図14(a),(b)に示す回転限界位置とその間の回転途中のどの位置であっても、固定部材120と接触しない。
前述の通り、固定マウント部材310と固定部材120は、貫通穴317a~317dとビスボス部121a~121dを締結部として、ネジ(締結部材)により締結される。マウント装置300では、これらの締結部を固定マウント部材310の雄ねじ部313と可動マウント部材320の雌ねじ部323との螺合部よりも内周側に配置した上で、可動マウント部材320の必要な回転量を確保することが可能となっている。
続いて、薄板材360a,360cの機能について説明する。図15は、固定マウント部材310に対する薄板材360a,360cの配置を説明する分解斜視図である。薄板材360aは、弧形状(弓形状)を有し、第1の貫通穴361aと第2の貫通穴362a,362bを有する。薄板材360cは、弧形状(弓形状)を有し、第1の貫通穴361cと第2の貫通穴362c,362dを有する。第1の貫通穴361a,361cにはネジ(不図示)が挿入され、このネジは固定マウント部材310の薄板材締結部319a,319cに締結される。固定マウント部材310の貫通穴317a~317dに挿入されたネジ(不図示)は、第2の貫通穴362a~362dをも挿通して、固定部材120のビスボス部121a~121dに締結される。
したがって、薄板材360a,360cの厚みを変えることにより、マウント装置300のマウント面311と固定部材120のビスボス部121a~121dまでの距離を調節することができる。つまり、固定部材120に保持される撮像素子(不図示)とマウント面311との距離を調節することができる。その際、薄板材360aと薄板材360cとで厚みの異なるものを用いることにより、撮像素子に対するマウント面311の角度を調節することもできる。なお、薄板材360a,360cは、固定マウント部材310と固定部材120の間に必ず配置しなくてはならないものではなく、薄板材360a,360cを配置しない構成としてもよい。
なお、図15に示すように、薄板材360a,360cは、可動マウント部材320を避けて、固定マウント部材310に組み付けることができる。また、マウント装置300が固定部材120に締結されていない状態において、薄板材360a,360cは、固定マウント部材310に組み付け、また、固定マウント部材310から取り外することが可能である。
ところで、固定部材120に対しては、上述したマウント装置300に代えて別のマウント装置(マウント装置)を取り付けることも可能である。そこで次に、固定部材120に取付可能な別のマウント装置について説明する。
図16は、本発明の別の実施形態に係るマウント装置であるマウント装置1300とその周辺部品の構造を示す分解斜視図である。なお、図16に示す交換レンズ200、電気接点部材130、回転検出基板370及び固定部材120は、図1に示したものと同じであるため、説明を省略する。図17(a),(b)は、マウント装置1300の分解斜視図である。マウント装置1300は、バヨネット式のマウント装置である。マウント装置1300は、マウント部材150、付勢部材160、回転止め凸部材170、付勢部材175、操作部材180、付勢部材188及び環状部材190を備える。
マウント部材150は、マウント面151、マウント爪部152a~152c、貫通穴153a~153d、穴部154及び円筒穴部155を有する。付勢部材160は、付勢部161a~161cを有する。付勢部161a~161cには、板ばねが用いられている。回転止め凸部材170は、第1の凸部171、第2の凸部172及び腕部173を有する。第1の凸部171は、マウント部材150の穴部154と係合して、マウント面151から突出する。
付勢部材175には、圧縮ばねが用いられている。付勢部材175は、第2の凸部172と係合し、回転止め凸部材170をマウント面151から突出させる方向に付勢する。操作部材180は、操作部181、腕部182及び軸部183を有する。腕部182は、操作部材180が押下される動作に連動して腕部173を押下する。付勢部材188には圧縮ばねが用いられている。付勢部材188は、軸部183と係合し、操作部材180を撮像装置1100から突出させる方向に付勢する。
環状部材190は、第1の穴部191、第2の穴部192、貫通穴193a~193d及び回転検出部194を有する。第1の穴部191は、第2の凸部172と係合する。第2の穴部192は、軸部183と係合する。マウント装置300の貫通穴317a~317d(図3参照)とマウント装置1300の貫通穴153a~153dとを、光軸投影上で同じ位置に配設することにより、固定部材120の締結部を共通で使うことが可能となる。つまり、ユーザの要望に合わせて、マウント装置300とマウント装置1300を交換して用いることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。更に、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。例えば、上記実施形態では、撮像装置本体に設けたマウント装置について説明したが、本発明に係るマウント装置は、マウントアダプタに備わっていてもよい。また、上記実施形態では、可動マウント部材320に雌ねじ部323を設け、固定マウント部材310に雄ねじ部313を設けたが、逆に、可動マウント部材320に雄ねじ部を設け、固定マウント部材310に雌ねじ部を設けた構成としてもよい。この場合、交換レンズ200を装着する際の可動マウント部材320の回転方向は、正面側から見て時計まわり方向となる。
120 固定部材
121a~121d ビスボス部
200 交換レンズ
300 マウント装置
310 固定マウント部材
311 マウント面
313 雄ねじ部
317a~317d 貫通穴
320 可動マウント部材
321a~321c マウント爪部
323 雌ねじ部
330 回転止め凸部材

Claims (11)

  1. アクセサリが着脱されるマウント装置であって、
    固定部に締結される略環状の固定マウント部と、
    前記固定マウント部と螺合する略環状の可動マウント部と、を備え、
    前記固定マウント部は、
    前記アクセサリと当接するマウント面と、
    第1の螺合部と、を有し、
    前記可動マウント部は、
    前記アクセサリの係合部と係合する被係合部と、
    前記第1の螺合部と螺合する第2の螺合部と、を有し、
    前記固定マウント部において、前記マウント面に前記固定部に対する締結部が形成され、且つ、前記第1の螺合部は前記締結部よりも外周側に設けられていることを特徴とするマウント装置。
  2. 前記締結部は、前記固定部に設けられた締結穴に対応する位置に形成された貫通穴であり、締結部材を前記貫通穴に通して前記締結穴に固定することにより前記固定マウント部が前記固定部に固定されることを特徴とする請求項1に記載のマウント装置。
  3. 凸部を有する凸部材と、
    前記凸部を前記固定マウント部の前記マウント面から突出させるように前記凸部材を付勢する付勢手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のマウント装置。
  4. 前記凸部は、前記アクセサリに設けられた凹部と嵌合して、前記アクセサリの前記固定マウント部に対する回転を規制することを特徴とする請求項3に記載のマウント装置。
  5. 前記可動マウント部と結合される操作部と、
    前記操作部を操作することによる前記固定マウント部に対する前記可動マウント部の回転を検知する検知手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のマウント装置。
  6. 前記固定マウント部における前記マウント面の反対側の面に固定された弧形状の薄板材を備え、
    前記薄板材が前記固定部と当接すること特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のマウント装置。
  7. 前記可動マウント部は、
    外環部と、
    前記外環部の内側に配置される内環部と、
    前記外環部と前記内環部を結合する結合部を有し、
    前記被係合部は前記内環部の内周側に設けられ、且つ、前記第2の螺合部は前記外環部の内周側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のマウント装置。
  8. 前記固定部に設けられた突起部に前記締結部が形成され、
    前記固定マウント部が前記固定部に締結された状態では、前記突起部が前記外環部の内周と前記内環部の外周との間に入り込み、
    前記突起部が前記可動マウント部の前記結合部に設けられた平面部と当接することで前記固定マウント部に対する前記可動マウント部の回転量が規定されることを特徴とする請求項7に記載のマウント装置。
  9. 前記可動マウント部をその中心軸まわりに回転させると、回転方向に応じて前記第1の螺合部と前記第2の螺合部が螺合する深さが変化することで、前記可動マウント部は前記固定マウント部に対して前記中心軸の軸方向に移動することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のマウント装置。
  10. 前記可動マウント部はマウント爪部を有し、
    前記アクセサリのマウント爪部が前記可動マウント部のマウント爪部と当接せず、且つ、前記固定マウント部の前記マウント面と前記アクセサリのマウント面とが当接した状態で前記可動マウント部が前記軸方向を前記固定部へ向けて移動するように前記可動マウント部を回転させることにより、前記可動マウント部のマウント爪部が前記アクセサリのマウント爪部と係合して前記アクセサリのマウント爪部を前記固定部へ向けて引き込むことを特徴とする請求項9に記載のマウント装置。
  11. 撮像装置本体と、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載のマウント装置と、
    前記マウント装置を前記撮像装置本体に取り付けるための固定部材と、を備えることを特徴とする撮像装置。
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