JP7062499B2 - いちょう葉エキス含有飲食品組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、イチョウ(いちょう)葉エキス含有飲食品組成物に関する。
「イチョウ」は中国原産の落葉高木で,生きた化石と言われるほど昔から存在している植物である。種子は、紀元前2600年の中国で、すでに喘息や気管支炎の治療に用いていたという記録がある。一方で葉については、その抽出物には多くのフラボノイド類やその他ポリフェノール類が含有されていることが知られており、これをサプリメントや医薬品として利用することが試みられている。近年ヨーロッパにおいて、いちょう葉エキス製品で多くの研究が実施され、ドイツではいちょう葉エキスの規格品が医薬品として利用されている。いちょう葉エキスの有効性としては、記憶障害、耳鳴り、めまいの改善などに対する効果が知られている。
高齢社会において、加齢による記憶障害や認知症が大きな社会的関心事であることから、それに対する有効性が期待できるいちょう葉エキスは、国内外の高齢者に人気の健康食品やサプリメント素材となっている。
いちょう葉エキスの作用効果としては、上記以外に脂質代謝改善(特許文献1)、血管新生抑制・血管成熟化作用(特許文献2)などの新しい効果が発見されている。
いちょう葉エキスの投与(摂取)剤形は、通常錠剤あるいはカプセル剤などの形態が一般的である。いちょう葉エキスは、錠剤とする場合もいちょう葉エキスの持つ極めて強い苦味とエグ味をマスキングするため、糖衣錠やコーティング錠などの錠剤設計が必要となる。
一方いちょう葉エキスを配合した飲食品も多数提案されている。しかし上記の通りいちょう葉エキスは極めて強い苦味や渋味があるため配合量には自ずと限界があった。一般的には0.5質量%を超えて配合すると、いちょう葉エキス特有の苦味と渋味で飲食に適さないといわれている。
特許文献3には、塩化第二鉄塩から化学的処理を経て得られた活性物質および微量の食塩(NaCl)を水に加えて作られた液体をおよそ10~10倍の水で希釈して得られる二価三価鉄塩を極微量に含む二価三価鉄塩液と、いちょう葉抽出物とを飲料原料液中で複合させたことを特徴とする健康飲料が記載されている。この飲料にはいちょう葉エキスが0.05~0.5%含有されている。
特許文献4には水に可溶ないちょう葉抽出物含有健康ドリンク剤製造の実施例としていちょう葉抽出粉末1gを、1000mLの電解質ドリンク「ポカリスエット」に溶解させた飲料が記載されている。この飲料はいちょう葉エキス含有量が0.1質量%である。
特許文献5には、いちょう葉抽出物40mg、砂糖10g、無水クエン酸0.1gおよび被検討物質を精製水に溶解し、全量が100mLの清涼飲料水とするにあたり、沈殿防止のために、ゼラチン、ペクチン、タマリンドガム、アカシアガムをゲル化剤および増粘剤としての実質的な効果を示さない濃度で添加した清涼飲料水が記載されている。この飲料は、いちょう葉エキスを約0.04%含有する。
このように飲料中のいちょう葉エキス濃度は、極めて低濃度である。
また、いちょう葉エキスなどに含有されるポリフェノール類の苦味をマスキングする技術も提案されている。特許文献6には、ビールテイスト飲料のポリフェノールの苦味をシクロデキストリン及びソーマチンを配合することで抑制できることが記載されている。
特許文献7には、ポリフェノール含有飲食品の苦味や渋味のマスキングのために、高甘味度甘味料であるアドバンテームを配合すると、ポリフェノール含有飲食品の本来の風味やおいしさを損ねることなく、ポリフェノールの苦味、渋味をマスキングできることが記載されている。
特許文献8には、茶飲料に含まれるカテキン類の示す渋味や苦味をサイクロデキストリンによりマスキングできることが記載されている。
しかし、これらの技術をいちょう葉エキス含有飲料や食品に適用しても、必ずしも好結果を得ることができなかった。
特開平11-193240号公報 特開2016-056196号公報 特開平09-234044号公報 特開平05-344873号公報 特開平05-064572号公報 特開2017-079801号公報 特開2016-077292号公報 特許第3863482号公報
本発明者らは、いちょう葉エキスを高濃度配合した飲食品の研究を行っている。このような飲食品にあって、いちょう葉エキスの作用効果を発揮させると共に、いちょう葉エキス特有の苦味をマスキングする技術に特に注目している。
本発明は、いちょう葉エキスを高濃度配合する飲食品組成物であって、いちょう葉エキスの苦味を抑制した組成物を提供することを課題とする。
本発明は、以下の構成からなる。
(1)乾燥質量当たりいちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体を0.16~0.60質量%含有する飲食品組成物であって、以下の成分を含有する飲食品組成物。
(A)γ-シクロデキストリンがいちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体1質量部当たり20~140質量部
(B)果糖、キシリトール、スクラロース、アスパルテームからなる群から選択される1以上の甘味料であって、甘味料がショ糖の甘味度換算質量としていちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体1質量部当たり、60~300質量部
(C)粉乳
(2)(C)粉乳がいちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体1質量部当たり100質量部以上を含有する(1)に記載の飲食品組成物。
本発明により、いちょう葉エキスを、従来配合困難であった配合量以上を配合した飲食品組成物が提供される。本発明の組成物は、従来の技術では飲食困難な苦味を与える量のいちょう葉エキスを含有しながら、いちょう葉エキスの苦味を抑制した飲食品組成物となる。
本発明の実施例品、比較例品の味覚センサーにより評価した結果を図示した画像である。
本発明は、乾燥質量当たりいちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体を0.16~0.60質量%含有する飲食品組成物であって、(A)シクロデキストリン、(B)甘味料、(C)粉乳を含有する飲食品組成物に関する。
いちょう葉エキスは、中国を原産地とするイチョウ科の植物であるイチョウ(Ginkgo biloba)の葉の抽出物である。その主要成分はケルセチンなどのフラボノイドである。本発明で用いられるいちょう葉エキスとしては、上記成分を含む粗製品、精製品、またこれらを含有する製剤などが挙げられ、いずれも好ましく用いることができる。
エキスの調製方法としては、乾燥させた後、そのまま又は粗砕機を用い粉砕して溶媒抽出に供することにより得ることができる。前記乾燥は、天日で行ってもよいし、通常使用されている乾燥機を用いて行ってもよい。
抽出物は、植物の抽出に一般に用いられている方法により容易に得ることができる。
抽出方法としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、抽出溶媒を満たした処理槽に抽出原料である前記いちょう葉の前記抽出部位を投入し、必要に応じて適宜攪拌しながら可溶性成分を溶出した後、濾過して抽出残渣を除くことにより抽出液を得る方法などが挙げられる。
前記いちょう葉の抽出条件(抽出時間及び抽出温度)、及び抽出溶媒の使用量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記いちょう葉の抽出溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水、親水性溶媒、又はこれらの混合溶媒が挙げられる。前記水としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水、精製水、熱水、イオン交換水、生理食塩水、リン酸緩衝液、リン酸緩衝生理食塩水などが挙げられる。前記親水性溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の炭素数1~5の低級アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等の低級脂肪族ケトン;1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の炭素数2~5の多価アルコールなどが挙げられる。前記混合溶媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、低級アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部~90質量部、低級脂肪族ケトンを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部~40質量部、多価アルコールを使用する場合は、水10質量部に対して1質量部~90質量部、添加することが好ましい。また、いちょう葉の抽出溶媒は、室温乃至溶媒の沸点以下の温度で用いることが好ましい。これらの中でも、熱水を用いて抽出することが、好ましい。
いちょう葉の抽出物の精製方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、液-液分配抽出、各種クロマトグラフィー、膜分離などの精製方法が挙げられる。本発明で用いられるいちょう葉エキスの好ましい態様としては、例えば乾燥粉末の水および/またはアルコール抽出液、該抽出液の濃縮液および濃縮乾固物、該濃縮液または濃縮乾固物を賦形剤(例えば、澱粉分解物、乳糖など)と共に水溶液とし、該水溶液を常法により噴霧乾燥して得られる粉末などが挙げられる。いちょう葉エキスとしては乾燥粉末が好ましい。いちょう葉エキス中の成分としては、フラボノール配糖体を24質量%以上含有するものが好ましい。
なおフラボノール配糖体は高速液体クロマトグラフィー(HPLC)によって測定することができる。
本発明の組成物または飲食品の乾燥質量100質量部中に配合されるいちょう葉エキスの量は、作用効果及び副作用を考慮し、いちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体として0.16~0.60質量%の範囲とする。
(A)シクロデキストリン(CD)は、数分子のD-グルコースが環状に結合した環状オリゴ糖である。シクロデキストリンは、デンプンにシクロデキストリン合成酵素を作用させてシクロデキストリンを生成する。シクロデキストリンとしては、6個のグルコースが結合したα-シクロデキストリン(α-CD)、7個のグルコースが結合したβ-シクロデキストリン(β-CD)、8個のグルコースが結合したγ-シクロデキストリン(γ-CD)がある。本発明に用いるシクロデキストリンとしてはγ-シクロデキストリンが好ましい。
本発明では、シクロデキストリンを、いちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体1質量部当たり、5~200質量部、好ましくは20~140質量部を配合する。200質量部以上配合すると、飲料そのものの味がしなくなり好ましくない。
(B)甘味料
本発明の組成物にあっては、(B)甘味料を配合する。甘味料の配合量は、いちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体1質量部当たりショ糖の甘味度に換算して60~300質量部を配合することが好ましい。300質量部以上配合すると、かえっていちょう葉エキス由来の苦みが強く感じて好ましくない。
また配合する甘味料は、ショ糖の甘味に近似した風味を有するものであれば天然の甘味料でも合成甘味料であっても使用できる。好ましい甘味料として、ショ糖、果糖、キシリトール、スクラロース、アスパルテームを例示することができる。
(C)粉乳
本発明の組成物にあっては、(C)粉乳を配合する。粉乳は、乳等省令に定められた全粉乳、脱脂粉乳、調製粉乳、加糖粉乳が好ましく、中でも全粉乳が好ましい。
本発明の組成物にあっては、粉乳をいちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体1質量部当たり40質量部以上、好ましくは、80質量部以上、特に好ましくは100質量部以上を配合することが好ましい。
本発明の組成物は、飲食品としては、通常の食品の他、栄養補助食品、機能性食品、健康食品、特定保健用食品等とすることができる。例えば、錠剤、パウダー、ゼリー、或いはジュースのような飲料とすることができる。このような飲食品とする場合、本発明の効果を損なわない範囲で各種添加物やその他食品成分を添加することができる。
以下に試験例、実施例、比較例を示し、本発明をさらに説明する。
<予備試験:いちょう葉エキスに対するマスキング効果を有する物質の探索試験>
(1)試験方法
1)試験試料
いちょう葉エキス粉末(丸善製薬株式会社製フラボノール配糖体24質量%以上含有物)0.12g(従来技術でマスキング効果が予想される試験試料 下記表1に示す成分)、80℃に加温した水80gに溶解した溶液を調製した。
2)試験方法
熟練した官能評価員3名による官能評価により、合議により次の3段階評価を行った。
×:非常に苦い
△:苦い
〇:弱い苦味
(2)試験結果
下記表1に示す。
Figure 0007062499000001
表1に示すとおり、いちょう葉エキス0.12gを80mlのお湯に溶解させた水溶液の苦味をマスクできた(〇評価となった)成分は、γ-シクロデキストリン、果糖、キシリトール、スクラロースであった。
<実施例1~9・比較例1~11の組成による官能評価試験>
(1)苦味標準の調製
いちょう葉エキス及び全粉乳を用いて次の表2の組成の苦味基準を調製した。
Figure 0007062499000002
(2)実施例、比較例の組成物の調製
表3及び表4に示す組成になるように各原料を秤量し、粉混合して実施例1~9、比較例1~11の組成物を調製した。
(3)官能評価試験
予備試験と同様に3名の熟練した官能評価員により官能評価試験を実施した。官能評価は、(1)の苦味標準による評点方法とした。評点は3名の平均点とした。
官能評価は、実施例1~4、8、9及び比較例1~11はいちょう葉エキスが0.15質量%になるように100gのお湯に溶解させたもので行った。実施例5、7は0.23質量%、実施例6は0.13質量%の濃度に調製したもので行った。
(4)試験結果
官能評価試験結果を表3、4に示した。
Figure 0007062499000003
Figure 0007062499000004
表3、4に示すように実施例1~9の組成物は、苦味が抑制されていたが比較例1~7、9~11の組成物は強い苦味を感じるものであった。また比較例8は、苦みが抑制されたものの、他の味も抑制され、飲料として不適の評価であった。
比較例1は実施例1の組成物のγ-シクロデキストリンをα-シクロデキストリンに置換した組成物であるが、強い苦味を有していた。比較例2は実施例2の組成物からγ-シクロデキストリンを除いた組成であるが、強い苦味を有していた。比較例3は、いちょう葉エキスに対する甘味料の量を増加させ、いちょう葉エキスに対する甘味度を高めたものであるが強い苦味を感じた。比較例4は、甘味料をマルチトールとした組成であるが強い苦味を感じた。比較例5は、甘味料をステビアに置換した組成であるが、強い苦味を感じた。比較例6は、甘味料を羅漢果に置換した組成であるが、強い苦味を感じた。
比較例7は、フラボノール配糖体に対するシクロデキストリンの量が60重量部未満で苦みのマスキング効果は認められなかった。また、比較例8は、フラボノール配糖体に対するシクロデキストリンの量が140重量部を超えた組成であるが、苦みがマスキングできたものの、飲料自体の味がなくなり総合評価としては不適であった。
比較例9及び10は、フラボノール配糖体に対する甘味料が60重量部未満であり、苦みがマスキングできなかった。
比較例11は、組成物に対するいちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体0.60質量%を超えているため、苦みを抑えることは出来なかった。
以上の実施例、比較例から甘味度が一定の数値以上の組成物であっても添加される甘味料の種類によって強い苦味を感じさせることがわかった。
<実施例10~13・比較例12~14の組成による官能評価試験及び味覚センサーによる評価試験>
(1)実施例、比較例の組成物の調製
表5に示す組成になるように各原料を秤量し、粉混合して実施例10~13、比較例12~14の組成物を調製した。
(2)官能評価試験
3名の熟練した官能評価員により、先に行った試験と同様の方法で官能評価試験を実施した。
(3)試験結果
官能評価試験結果を表5に示した。
Figure 0007062499000005
実施例10~13の組成物は、苦味が抑制されていたが比較例12~14の組成物は強い苦味を感じるものであった。
比較例12および14の組成物は、本願発明(B)の甘味料を含有しない組成物である。比較例13の組成物は(A)γ-シクロデキストリンを含有しない組成物である。 いちょう葉エキスの配合量、(C)の全粉乳配合量を変えた場合も、(A)、(B)、(C)の3成分を含む必要があることが理解できる。
(4)味覚センサーによる評価
インテリジェントテクノロジー社製の味覚センサーを用いて、苦味及び渋味にたいする応答を検証した。
味覚センサーによる苦味雑味、渋味刺激、塩味、苦味、渋味の5つの味覚を測定し、主成分分析を行い、主成分スコアを図1にプロットした。図中の横軸が第一主成分、縦軸が第二主成分を示す。変数の主成分負荷量の値から左上に行くほど苦味、渋味が少なくなると解釈された。
図1に示すようにいちょう葉エキスを配合していないブランクであるサンプル1は、グラフの左上に、マスキング剤非添加のサンプル2や比較例であるサンプル7~9は右下にプロットされた。
一方、実施例であるサンプル3~6は、それら中間にプロットされた。味覚センサーによる結果は、官能評価とよく一致することがわかった。
すなわち、いちょう葉エキスの苦味のマスキングは、(A)シクロデキストリン(B)甘味料(C)粉乳の3成分の特定の比率の配合によることが味覚センサーを用いた解析によって明らかになった。

Claims (2)

  1. 乾燥質量当たりいちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体を0.16~0.60質量%含有する飲食品組成物であって、以下の成分を含有する飲食品組成物。
    (A)γ-シクロデキストリンがいちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体1質量部当たり20~140質量部
    (B)果糖、スクラロース、アスパルテームからなる群から選択される1以上の甘味料であって、甘味料がショ糖の甘味度換算質量としていちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体1質量部当たり、60~300質量部
    (C)粉乳
  2. (C)粉乳がいちょう葉エキス由来のフラボノール配糖体1質量部当たり100質量部以上を含有する請求項1に記載の飲食品組成物。
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