JP7062263B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
前記ガスバーナの火力を設定する操作に用いられる設定操作部と、
前記ガスバーナの少なくとも一部を収容する筐体部と、
前記ガスバーナの上方側に調理器具を載置するための載置部と、
前記筐体部に対して直接的に又は他部材を介して間接的に組み付けられ、少なくとも前記ガスバーナから火炎が放出される領域を、上下方向と交差する向きで撮像する撮像部と、
を有する。
例えば、特許文献1の技術のように調理器具の上方から赤外線イメージセンサによって撮像するような構成では、上方から見て調理器具の下方に火炎が完全に隠れるような状態のときには火炎を直接的に撮像することができず、火炎の状態(火炎の有無や色など)についての正確な認識が困難になる。また、この特許文献1の技術を用いる場合、調理器具の温度を赤外線イメージセンサによって把握することで、調理器具が現に火炎によって加熱されている状態であるか否かを間接的に推測することも考えられるが、直接的な撮像画像に基づかない間接的な推測であるため、火炎の状態(火炎の有無や色など)についての認識精度が低くなることは避けられない。例えば、燃焼中に生じた風などによってガスバーナの火が突然消えた場合、火が消えた直後は調理器具の温度が高い状態で継続するため、赤外線イメージセンサによって温度を把握する方法では、燃焼動作に起因する高温状態であるのか、燃焼終了後に継続する高温状態であるのかを区別することができず、消火を迅速に認識することができない。これに対し、本構成では、調理器具の下方側の火炎が直接的に撮像されやすいため、燃焼中に生じた風などによってガスバーナの火が突然消えた場合であっても、火炎が無くなったことを迅速かつ正確に認識しやすくなる。
上記加熱調理器は、撮像部によって得られた撮像画像に基づいて火炎が生じているか否かを判定する火炎有無判定部を有していてもよい。
このようにすれば、実際に撮像して得られた撮像画像に基づいて火炎の有無を判定することができるため、火炎の有無について、より正確な判定が可能となる。しかも、火炎の有無の判定に用いられる撮像画像は、上下方向と交差する向きで撮像された画像であるため、上方から撮像する方法で死角になりやすい範囲の火炎の有無を良好に判定しやすくなる。
このようにすれば、実際に撮像して得られた撮像画像に基づいて火炎の色をより正確に判定することができる。しかも、火炎の色の判定に用いられる撮像画像は、上下方向と交差する向きで撮像された画像であるため、上方から撮像する方法で死角になりやすい範囲であっても、火炎の色を良好に判定しやすくなる。
このようにすれば、燃焼不良が生じている状態であるか否かを、実際に撮像して得られた撮像画像に基づいて、より正確に判定することができる。しかも、判定に用いられる撮像画像は、上下方向と交差する向きで撮像された画像であるため、上方から撮像する方法で死角になりやすい範囲であっても、燃焼不良が生じているか否かをより正確に判定しやすくなる。
このようにすれば、火炎の範囲を、撮像部によって実際に撮像して得られた撮像画像に基づき、より正確に特定することができ、しかも、検出に用いられる撮像画像は、上下方向と交差する向きで撮像された画像であるため、火炎の範囲の上下方向の位置関係を特定することができ、上方から撮像する方法で死角になりやすい範囲であっても、火炎の範囲の特定が可能となる。
このようにすれば、火炎の範囲が正規範囲から外れているか否かを撮像部によって実際に撮像して得られた撮像画像に基づいて判定することができる。しかも、判定に用いられる撮像画像は、上下方向と交差する向きで撮像された画像であるため、上下方向の火炎の範囲についても、正規範囲から外れているか否かを判定することができる。そして、火炎の範囲が正規範囲から外れている場合には、燃焼の抑制又は報知を行うことができるため、火炎の範囲が正規範囲から外れている状態で強い火力が継続することを防ぎやすくなる。
(基本構成)
以下、実施例1について、図面を参照して説明する。
まず、図1~図3等を参照し、加熱調理器1の基本構成を説明する。
図1に示す加熱調理器1は、ビルトインコンロとして構成され、上端部が開放した箱状の筐体部2と、筐体部2の上端部に固定される天板5(トッププレート)とを備え、天板5から露出するように、右こんろ部4A、左こんろ部4B、小こんろ部4Cが設けられている。筐体部2は、右こんろ部4A、左こんろ部4B、小こんろ部4C、グリル庫3などを収容する構成をなし、前面側に前面パネル7A(図1も参照),7Bなどが配置されてなる。右こんろ部4A、左こんろ部4B、小こんろ部4C、グリル庫3のそれぞれには、図3で示すガスバーナ51,52,53,54が設けられ、これらガスバーナ51,52,53,54の各々は、一部又は全部が筐体部2内に収容された形態でそれぞれ設けられている。天板5上において、各ガスバーナ51,52,53の周囲には、五徳9A、9B、9Cがそれぞれ設けられている。五徳9A、9B、9Cは、載置部の一例に相当し、ガスバーナ51,52,53の上方側に調理器具を載置するために用いられる。五徳9A、9B、9Cのいずれも、調理器具を支持するための複数の支持部が間隔をあけて環状に配置されるとともに複数の支持部の各上端部が近接するガスバーナよりも上方側に配置された構成をなし、複数の支持部上に調理器具が載置されたときにガスバーナの上方側に調理器具が配置されるように支持する構成をなす。
図3において制御回路10は、例えばマイクロコンピュータとして構成されており、CPU10A、ROM10B、RAM10Cなどを備え、更に、図示しないタイマ、I/Oインタフェイスなどを備える。なお、図示はしていないが、制御回路10の内部又は外部に不揮発性メモリを設けてもよい。電源回路57は電池ボックスに収容された2つの乾電池56からの電力供給を受け、所定の電源電圧を生成する機能を有し、電源回路57で生成された電源電圧は、図示しない経路を介して様々な電気部品に供給される。
次に、撮像部90及び制御回路10が有している画像処理機能について説明する。ガスバーナ51に関する画像処理機能について代表的に説明するが、ガスバーナ52、53に関しても、同様に行うことができる。
加熱調理器1は、ガスバーナ51,52,53から火炎が放出される領域を撮像し得る撮像部90が筐体部2に対して他部材(天板5)を介して間接的に組み付けられているため、火炎が放出される領域の画像を取得し得る加熱調理器を、よりコンパクトに且つ電気的接続を行う上でより有利な構成で実現し得る。しかも、撮像部90は、上下方向と交差する向きで撮像する構成であるため、撮像画像において上下方向の位置関係が認識されやすくなる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)上述した実施例では、前方側に設けられた撮像部90によってガスバーナ51,52,53から火炎が放出される領域を撮像したが、天板5の後端部近傍や側端部近傍に設けられた撮像部によってガスバーナ51,52,53から火炎が放出される領域を撮像してもよい。
(3)上述した実施例又は上述した実施例を変更したいずれの例においても、「ガスバーナから火炎が放出される領域を上下方向と交差する向きで撮像する構成」は、実施例1のように撮像部がガスバーナから火炎が放出される領域を前方側から後方側に向けて前後方向に沿った向きで撮像する構成に限定されず、後方側から前方側に前後方向に沿った向きで撮像してもよく、左右方向に沿った向きで撮像してもよく、前後方向に対して傾斜した向きで水平方向に撮像してもよい。
Claims (7)
- ガスバーナと、
前記ガスバーナの火力を設定する操作に用いられる設定操作部と、
前記ガスバーナの少なくとも一部を収容し、自身の上端部に天板が固定される筐体部と、
前記ガスバーナの上方側に調理器具を載置するための載置部と、
前記筐体部に対して直接的に又は他部材を介して間接的に組み付けられ、少なくとも前記ガスバーナから火炎が放出される領域を、上下方向と交差する向きで撮像する撮像部と、
を有し、
前記撮像部は、前記天板よりも上の位置から前記ガスバーナから火炎が放出される領域を前側から後方側に向かって撮像する
加熱調理器。 - 前記天板を備え、
前記撮像部は、前記天板に固定される
請求項1に記載の加熱調理器。 - 前記撮像部によって得られた撮像画像に基づいて火炎が生じているか否かを判定する火炎有無判定部を有する請求項1又は請求項2に記載の加熱調理器。
- 前記撮像部によって得られた撮像画像に基づいて火炎の色を判定する火炎色判定部を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の加熱調理器。
- 前記火炎色判定部によって判定された火炎の色が燃焼不良を示す色として予め定められた色条件に該当する場合に報知を行う報知部を有する請求項4に記載の加熱調理器。
- 前記撮像部によって得られた撮像画像に基づいて火炎の範囲を検出する火炎範囲検出部を有する請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の加熱調理器。
- 前記火炎範囲検出部によって検出される火炎の範囲が予め定められた正規範囲を外れている場合に前記ガスバーナの燃焼抑制制御又は報知制御を行う保護動作部を有する請求項6に記載の加熱調理器。
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