JP5312881B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、炊飯器に関するものであり、詳細には、被調理物の温度を検出する温度検出手段と、当該温度検出手段が異常であるか否かを判断する異常判断手段とを備えた炊飯器に関するものである。
従来、炊飯器には、内釜の釜底に接触する温度センサが設けられている。この炊飯器では、炊飯時には、温度センサから検出される検出温度に基づき、内釜内の沸騰状態を感知する。そして、沸騰状態を感知した後、温度センサによる検出温度が沸騰温度よりも高い炊飯完了温度に到達したことを感知すると、炊飯加熱を停止させる炊飯制御を行う。炊飯制御時には、温度センサから検出される検出温度が予め設定された異常過熱温度に到達したか否かが常に監視されている。検出温度が異常過熱温度に到達したと判断された場合には、強制的に炊飯加熱が停止され、内釜や炊飯器の部品などの異常過熱が防止される。これにより、安全性が確保されている。このような安全機能を備えた調理器(炊飯器)として、例えば、容器(内釜)の有無と、温度検出手段(温度センサ)による検出温度とに基づき、加熱手段への電力供給を遮断する給電制御手段を複数備えた調理器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の調理器は、容器がない間は加熱手段への通電を遮断する第1の給電制御手段と、容器の温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段が100℃を越えた所定温度以上を検出している間は加熱手段への通電を遮断する第2の給電制御手段とを備えている。この炊飯器によれば、第1の給電制御手段により容器がない時の安全性が確保され、第2の給電制御手段により過度の温度上昇が防止され、安全性が確保される。
特開平8−322714号公報
しかしながら、このような調理器では、温度検出手段に異常がある場合には、容器の温度を正確に検出できないため、状況に応じて加熱手段への通電を遮断できないという問題点があった。また、温度検出手段が正常であったとしても、温度検出に関わる回路が短絡、断線された場合や、運搬時の衝撃などにより、温度検出手段が容器に適切に当接しない状況となった場合にも、容器の温度を正確に検出できないため、同様の問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、温度検出手段の内釜に対する温度検出精度が良好でない場合に、異常と判断して安全性を確保する炊飯器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明の炊飯器は、被調理物を収容する内釜と内釜を加熱する加熱手段と、前記加熱手段に対して加熱開始を指示する加熱開始指示手段と、前記被調理物の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段による加熱が開始されたか否かを判断する加熱開始判断手段と、前記加熱開始指示手段によって、前記加熱手段に対する加熱開始の指示が行われた時、或いは、前記加熱開始判断手段によって前記加熱手段による加熱が開始されたと判断された時からの経過時間を計測する経過時間計測手段と、前記加熱開始指示手段によって、前記加熱手段に対する加熱開始の指示が行われた場合、或いは、前記加熱開始判断手段によって前記加熱手段による加熱が開始されたと判断された場合に、前記温度検出手段によって検出された温度である初期検出温度を記憶する初期検出温度記憶手段と、前記経過時間計測手段によって計測された前記経過時間が第1所定時間に到達したか否かを判断する第1所定時間判断手段と、前記第1所定時間判断手段によって前記経過時間が前記第1所定時間に到達したと判断された場合に、前記温度検出手段によって検出された温度である第1検出温度を記憶する第1検出温度記憶手段と、前記初期検出温度記憶手段に記憶された前記初期検出温度と、前記第1検出温度記憶手段に記憶された前記第1検出温度との差分が所定値以下である場合に、前記温度検出手段が異常であると判断する第1異常判断手段と、前記第1異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、前記加熱手段による加熱を強制的に停止する第1加熱停止手段と、前記第1異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、前記温度検出手段の異常を報知する第1報知手段と、前記第1異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、その後の前記加熱開始指示手段による加熱開始の指示を無効とする第1指示無効手段と、前記差分が所定値以下でない場合に、前記経過時間計測手段によって計測された時間が、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間に到達したか否かを判断する第2所定時間判断手段と、前記第2所定時間判断手段によって前記経過時間が前記第2所定時間に到達したと判断された場合に、前記温度検出手段によって検出された温度である第2検出温度を記憶する第2検出温度記憶手段と、前記第2検出温度記憶手段に記憶された前記第2検出温度が、所定温度以下である場合に、前記温度検出手段が異常であると判断する第2異常判断手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明の炊飯器は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記第1検出温度が第1所定温度以下であるか否かを判断する第1温度判断手段を備え、前記第1温度判断手段が前記第1検出温度が第1所定温度以下であると判断した場合に、前記第1異常判断手段が前記温度検出手段が異常であるか否かを判断することを特徴とする。
また、請求項に係る発明の炊飯器は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記第2異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、前記加熱手段による加熱を強制的に停止する第2加熱停止手段を、更に備えている。
また、請求項に係る発明の炊飯器は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明の構成に加え、前記第2異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、前記温度検出手段の異常を報知する第2報知手段を、更に備えている。
また、請求項に係る発明の炊飯器は、請求項乃至のいずれかに記載の発明の構成に加え、前記第2異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、その後の前記開始指示手段による加熱開始の指示を無効とする第2指示無効手段を、更に備えている。
請求項1に係る発明の炊飯器では、内釜内に収容された被調理物温度が温度検出手段によって検出される。加熱開始指示手段によって加熱開始の指示がなされると、加熱手段による内釜の加熱が開始される。加熱の開始は、加熱開始判断手段によって判断される。加熱が開始されたと判断された場合、或いは加熱開始の指示が行われたと判断された場合に、温度検出手段が検出している温度である初期検出温度が、初期検出温度記憶手段に記憶される。また、加熱が開始されたと判断された時、或いは、加熱開始の指示が行われたと判断された時からの経過時間が経過時間計測手段によって計測される。次いで、経過時間が、第1所定時間に到達したか否かが第1所定時間判断手段によって判断される。第1所定時間判断手段によって、第1所定時間に到達したと判断された場合には、第1所定時間到達時に温度検出手段によって検出された温度である第1検出温度が第1検出温度記憶手段に記憶される。そして、初期検出温度と第1検出温度との差分が所定値以下の場合に、第1異常判断手段によって温度検出手段に異常があると判断される。温度検出手段が正常である場合、第1検出温度は初期検出温度に対して、所定値より上昇することが見込まれる。しかし、温度検出手段に異常がある場合や、温度検出手段の設置状態に異常がある場合には、正常であった場合に見込まれる所定値よりも大きな温度上昇は検知されない。本発明の炊飯器では、第1異常判断手段によって、第1検出温度と初期検出温度との差分が所定値以下である場合に、温度検出手段に異常があると判断されるので、温度検出手段の不具合を簡単かつ迅速に感知することができる。従って、炊飯器の安全性を向上させることができる。
また、第1異常判断手段によって温度検出手段が異常であると判断された場合には、第1加熱停止手段によって加熱が強制的に停止されるため、温度検出手段が異常のまま加熱が継続されることがない。従って、炊飯器の内釜や部品の異常過熱を確実に防止して、炊飯器の安全性をさらに高めることができる。
また、第1異常判断手段によって温度検出手段が異常であると判断された場合に、第1報知手段によって報知がなされるため、ユーザは温度検出手段が異常であることを知ることができる。従って、ユーザが温度検出手段の異常に気づかないまま調理を行う事態を回避することができる。そのため、炊飯器の安全性をいっそう向上させることができる。
また、第1異常判断手段によって温度検出手段が異常であると判断された場合には、第1指示無効手段によって、その後の加熱開始指示が無効とされる。これにより、温度検出手段が異常であることにユーザが気づかずに加熱開始指示を行った場合でも、加熱は開始されない。したがって、安全性のいっそう高い炊飯器を提供することができる。
また、第2所定時間判断手段によって、加熱開始からの経過時間が第2所定時間に到達したか否かが判断される。そして、経過時間が第2所定時間に到達していると判断された場合は、第2所定時間到達時に温度検出手段によって検出された温度である第2検出温度が、第2検出温度記憶手段に記憶される。そして、第2検出温度が所定温度以下の場合に、第2異常判断手段によって、温度検出手段が異常であると判断する。一般に、温度検出手段による検出温度は、加熱開始から第2所定時間経過した段階で、所定温度よりも高くなることが見込まれる。しかし、温度検出手段に異常がある場合や、温度検出手段の設置状態に異常がある場合には、検出温度は、正常であった場合に見込まれる所定温度以下となる。本発明の炊飯器では、第2異常判断手段によって、第2検出温度が所定温度以下である場合に、温度検出手段が異常であると判断されるので温度検出手段の不具合を簡単且つ的確に感知することができる。従って、炊飯器の安全性を向上させることができる。しかも、温度検出手段の異常の程度が、第1異常判断手段が検知しないような軽度(極端な異常でない)のものであっても、温度検出手段が異常であると判断できる。従って、炊飯器の安全性を一層向上させることができる。
また、請求項2に係る発明の炊飯器では、請求項1に記載の発明の効果に加え、第1温度判断手段が前記第1検出温度が第1所定温度以下であると判断した場合に、第1異常判断手段が温度検出手段が異常であるか否かを判断するので、炊飯器の安全性を一層向上させることができる。
また、請求項に係る発明の炊飯器では、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、第2異常判断手段によって温度検出手段が異常であると判断された場合には、第2加熱停止手段によって加熱が強制的に停止されるため、炊飯器の内釜や部品の異常過熱を確実に防止することができる。従って、炊飯器の安全性をさらに高めることができる。
また、請求項に係る発明の炊飯器では、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え、第2異常判断手段によって温度検出手段が異常であると判断された場合に、第2報知手段によって報知が行われるため、ユーザは温度検出手段が異常であることを知ることができる。従って、ユーザが温度検出手段の異常状態に気づかないまま調理を行う事態を回避することができる。このように、炊飯器の安全性をいっそう向上させることができる。
また、請求項に係る発明の炊飯器では、請求項乃至のいずれかに記載の発明の効果に加え、第2異常判断手段によって温度検出手段が異常であると判断された場合には、第2指示無効手段によって、その後の加熱開始指示が無効とされる。これにより、温度検出手段が異常であることにユーザが気づかずに加熱開始指示を行った場合でも、加熱は開始されない。したがって、安全性のいっそう高い炊飯器を提供することができる。
以下、本発明の第1の実施形態である炊飯器1について、図面を参照して説明する。図1は、炊飯器1の概略構成図である。図2は、種々の条件下で炊飯制御を行った場合に、温度センサ9が検出する検出温度の経時変化を比較したグラフである。また、図3は、温度センサ異常検出処理を示すフローチャートである。
まず、炊飯器1の構造について概略的に説明する。図1に示すように、炊飯器1は、米と水とを入れる内釜2と、内釜2が着脱可能に収納される筒状のケーシング(図示省略)と、ケーシングに枢支されて内釜2の上部開口を開閉する内蓋3と、ガスを燃焼させて内釜2を加熱するバーナ4とを備える。また、炊飯器1は、内釜2の釜底の温度を検出する温度センサ9と、温度センサ9の検出温度に基づいてバーナ4の燃焼を制御するコントローラ12とを備えている。
バーナ4の近傍には、バーナに点火するイグナイタ24と、バーナが点火したことを検出するフレームロッド25とが設けられている。また、バーナ4へガスを供給するガス供給路5には、ガス流路を開閉する元電磁弁6が設けられ、元電磁弁6の下流には、分岐部27と、合流部28とが上流から順に設けられている。分岐部27にはバイパス31の一端部が接続され、合流部28にはバイパス31の他端部が接続されている。よって、ガス供給路5を流れるガスは、分岐部27で2つの流路に分流され、合流部28で再び合流し、バーナ4に供給されるようになっている。ガス供給路の分岐部27と合流部28との間には、第1電磁弁7が設けられ、バイパス31には、第2電磁弁8が設けられている。このような構成において、バーナ4を強火で燃焼させる場合には、第1電磁弁7及び第2電磁弁8の両方が開弁される。一方、弱火で燃焼させる場合には、第1電磁弁7のみが開弁されて第2電磁弁8は閉弁される。こうして、バーナ4における火力の制御が行われる。
温度センサ9は、ケーシング内に収容されたバーナ4の中央に設けられる。この温度センサ9は、ケーシングにセットされた内釜2の釜底中央部に当接することによって、内釜2の釜底温度を検出する。つまり、内釜2内の被調理物の温度は直接検出できないため、釜底温度を検出することにより、被調理物の温度を間接的に検出する。温度センサ9は、サーミスタにより構成される感温部91と、リード線92とを有している。また、温度センサ9は、コントローラ12に電気的に接続されている。
コントローラ12は、温度センサ9によって検出される温度データ信号を受信する。
コントローラ12には、中央演算処理装置であるCPU13と、当該CPU13を中心に相互に接続されたROM14、RAM15、EEPROM16、フラッシュメモリ18、計時装置17、図示外のI/Oインタフェイスが設けられている。計時装置17は、炊飯工程における加熱開始からの経過時間を計測する。また、コントローラ12は、予めROM14に記憶されているプログラムに従って、元電磁弁6、第1電磁弁7、第2電磁弁8と、操作パネル11に設けられた表示画面20及び各種表示ランプ(図示外)とを制御する。
また、ケーシングの外周部には操作パネル11が設けられている。操作パネル11は、図1に示すように、7セグメントディスプレイからなる表示画面20及び各種入力ボタンにより構成されている。ここで、表示画面20はLCD等の他の表示装置も使用可能である。また、入力ボタンとしては、使用者が現在時刻及び炊飯終了時点を調節するための時刻調節ボタン21と、炊飯ボタン22とが設けられている。
尚、図示しないが、炊飯器1には、電力を取得するための電源コード等が設けられている。また、炊飯器1は、コントローラ12に、書き換え可能な不揮発性メモリであるEEPROM16を備えているため、電源が切断された際に電源切断前の炊飯器1に関する情報等が記憶される。
次に、各種条件下における炊飯制御中の釜底温度の経時変化について、図2を参照して説明する。図2は、各種条件下で炊飯制御中の釜底温度の経時変化を比較したグラフである。炊飯器1では、炊飯制御が開始されると、温度センサ9によって内釜2の釜底温度が常時検出され、リアルタイムで監視が行われる。その温度センサ9によって監視される検出温度Qに基づき、バーナ4の火力調整が行われて正常な炊飯が行われる。そこで、正常な温度センサ9によって検出される検出温度Qの経時変化について、曲線a,bを参照して説明し、温度センサ9による温度検出に不具合を生じた場合の検出温度Qの経時変化について、曲線b,cを参照して説明する。
まず、曲線aについて説明する。曲線aは、一般的な炊飯制御において、正常な温度センサ9で検出される検出温度Qの経時変化である。まず、炊飯ボタン22が押下されると、元電磁弁6、第1電磁弁7、第2電磁弁8が開弁されるとともに、バーナ4が点火されて内釜2の加熱が開始される(時間:0)。すると、検出温度Qは、内釜2の内部が沸騰状態となるまで、ゆるやかに上昇し続ける(期間:A)。
そして、加熱開始から第1所定時間t1(例えば、5分)経過した段階では、検出温度Qは、所定値Δγ(例えば5℃)よりも大きな上昇値を見せる。さらに、第2所定時間t2(例えば、15分)経過した段階では、第2所定温度P2(例えば、50℃)よりも高くなる。次いで、内釜2の内部が沸騰状態となると、バーナ4から内釜2に伝達される燃焼熱は、内釜2内の水の蒸発に用いられる。このため、温度センサ9による検出温度Qは、略一定となる(期間:B)。この期間は、第2電磁弁8のみが閉弁されて、火力は強火から弱火に変更される。
さらに、水の蒸発が進んで、内釜2の内部の水分量が少なくなると、バーナ4から内釜2に伝達される燃焼熱は、内釜2に蓄積されていくため、検出温度Qは再び上昇する(期間:C)。そして、検出温度Qが炊飯完了温度P3に達した場合、元電磁弁6、第1電磁弁7、第2電磁弁8の全てが閉弁されて、バーナ4が消火される。こうして、炊飯器1の炊飯制御が終了する。
次に、曲線bについて説明する。曲線bは、内釜2がケーシング内に固定されない、所謂「空炊き状態」で炊飯制御が行われた場合の検出温度Qの経時変化である。まず、炊飯ボタン22が押下されて加熱が開始されると(時間:0)、内釜2が温度センサ9に接触していないため、温度センサ9から内釜2への熱引きがなく検出温度Qは急激に上昇する。ここで、炊飯器1では、温度センサ9によって検出される検出温度Qが、予め設定された異常過熱温度P4に到達したか否かが常に監視されている。そして、検出温度Qが異常過熱温度P4に到達した場合、内釜2が異常過熱状態であると判断される。この場合、元電磁弁6、第1電磁弁7、第2電磁弁8の全てが強制的に閉弁されて、バーナ4による加熱が終了される。これにより、炊飯器1のケーシング内の部品等が過熱状態になるのを防止できる。
次に、曲線cについて説明する。曲線cは、温度センサ9が断線または短絡している状態で炊飯処理が開始された場合に、温度センサ9によって検出される検出温度Qの経時変化である。まず、炊飯ボタン22が押下されて加熱が開始されると(時間:0)、温度センサ9が断線又は短絡しているので、内釜2の温度が上昇しても、検出温度Qは上昇せず、ほぼ一定の値を示す。従って、検出温度Qは、内釜2の加熱開始から第1所定時間t1(例えば、5分)、さらに第2所定時間t2(例えば、15分)を経過した段階でも、内釜2が加熱されているか否かに関わらず、ほぼ一定の値を示す。そこで、本実施形態では、検出温度Qが、内釜2の加熱開始時から第1所定時間t1経過時に、検出温度Qと初期検出温度t0との差分が所定値Δγ以下である場合には、温度センサ9による温度検出が異常であると判断する。これにより、温度センサ9の異常を速やかに検出できる。
次に、曲線dについて説明する。曲線dは、温度センサ9と内釜2との間に異物が挟まった状態や、使用に伴う経時的寸法変化に伴い温度センサ9と内釜2との接触状態が変化した状態等で炊飯処理が開始された場合に、温度センサ9によって検出される検出温度Qの経時変化である。この場合、温度センサ9の検出精度は悪化しているため、実際の内釜2の温度よりも低い温度を検出してしまう。そして、検出温度Qと内釜2の実際の温度との差は、加熱時間が長くなるほど大きくなる。
例えば、加熱開始(時間:0)から第1所定時間t1(例えば、5分)経過した段階では、検出温度Qは、正常に作動している温度センサ9(曲線a参照)と同様に、初期検出温度Q0に対して所定値Δγ(例えば5℃)よりも大きい上昇値を見せる。しかしながら、加熱開始から第2所定時間t2(例えば、15分)経過した段階では、曲線aでは第2所定温度P2(例えば、50℃)よりも高くなっているのに対し、曲線dでは、第2所定温度P2に到達していない。そこで、本実施形態では、検出温度Qが、加熱開始時から第1所定時間t1経過時に所定値Δγよりも大きい上昇値を見せた場合であっても、第2所定時間t2経過時に第2所定温度P2以下である場合には、温度センサ9による温度検出が異常であると判断する。これにより、温度センサ9の異常を速やかに検出できる。
このように、炊飯器1では、加熱開始時における温度センサ9の検出温度Q(初期検出温度Q0)と、加熱開始から第1所定時間t1経過した段階での検出温度Q(第1検出温度Q1)との差分が所定値Δγ以下である場合に、温度センサ9が異常であると判断される。また、第2所定時間t2経過した段階での検出温度Q(第2検出温度Q2)が第2所定温度P2以下である場合に、温度センサ9が異常であると判断される。
次に、CPU13による温度センサ異常検出処理について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。ユーザによって炊飯ボタン22が押下されると、炊飯制御処理の開始とともに、CPU13による温度センサ異常検出処理が開始される。温度センサ異常検出処理では、まず、炊飯ボタン22が操作された際の温度センサ9の検出温度Qが、初期検出温度Q0として、RAM15に記憶される(S1)。次に、バーナ4が点火状態であるか否かの判断が行われる(S2)。バーナ4が点火状態であるか否かの判断は、フレームロッド25によって炎が検出されるか否かによって行われる。フレームロッド25によって炎が検出されない場合は、点火状態でないと判断されて(S2:NO)、再度、S2の処理が行われる。
バーナ4が点火状態であると判断された場合には(S2:YES)、計時装置17による計測が開始される(S3)。続いて、計測開始からの経過時間が、第1所定時間t1に到達したか否かの判断が行われる(S4)。計測開始からの経過時間が、第1所定時間t1に到達していないと判断された場合には(S4:NO)、第1所定時間t1に到達したと判断されるまで、繰り返しS4の処理が行われる。
計測開始からの経過時間が、第1所定時間t1に到達したと判断された場合(S4:YES)、温度センサ9が検出している検出温度Qが、第1検出温度Q1として、RAM15に記憶される(S5)。そして、RAM15に記憶されている第1検出温度Q1が、第1所定温度P1(例えば、60℃)以下であるか否かが判断される(S6)。第1検出温度Q1が第1所定温度P1以下であると判断された場合は(S6:YES)、第1検出温度Q1と初期検出温度Q0との差分が算出されて、差分が所定値Δγ以下であるか否かの判断が行われる(S7)。
前述のように、温度センサ9が短絡している場合や断線している場合には、第1検出温度Q1と初期検出温度Q0との差分が、所定値Δγ以下となる。本実施形態では、第1検出温度Q1と初期検出温度Q0との差分が、所定値Δγ以下である場合(S7:YES)、温度センサ9が異常であるとフラッシュメモリ18に記憶される(S11)。S11の処理を行うことにより、たとえば、点検時にフラッシュメモリ18に記憶された内容を読みだして、メンテナンスに役立てることができる。
次いで、スピーカ23からブザーを発生させることにより、温度センサ9が異常であることが報知される(S12)。これにより、ユーザは温度センサ9に異常があることを知ることができる。
S12の処理が行われると、元電磁弁6、第1電磁弁7、第2電磁弁8が強制的に閉弁されることにより、バーナ4へのガスの供給が遮断される(S13)。S13の処理を行うことにより、ユーザが温度センサ9の異常に気付かなかった場合でも、バーナ4の燃焼を終了させることができる。従って、内釜2の異常過熱が確実に防止され、さらに安全性を向上させることができる。
次いで、バーナ4を点火するためのイグナイタ24の駆動を禁止する処理が行われる(S14)。イグナイタ24の駆動を禁止する処理が行われることにより、この後にユーザが炊飯ボタン22を押下した場合であっても、バーナ4は再点火されない。そのため、ユーザが温度センサ9の異常に気づかずに再度点火操作を行った場合でも、バーナ4が再点火されず、安全性をいっそう向上させることができる。S14の処理が終了すると、温度センサ異常検出処理は終了する。
一方、S6で、第1検出温度Q1が第1所定温度P1以下でないと判断された場合は(S6:NO)、S7の判断は行われずにS8の処理に進む。例えば、停電が生じた場合、炊飯途中であっても、炊飯処理および温度センサ異常検出処理は、一旦中断される。そして、ユーザが、停電復旧後に炊飯ボタン22(図1参照)を押下することにより、炊飯処理および温度センサ異常検出処理が再開される。停電の発生時が内釜2内の状態が沸騰状態にある時(図2の期間B)だった場合や、停電の期間が短かった場合、温度センサ異常検出処理が開始された時点で、内釜2は既に高温となっている。この場合には、温度センサ9が正常であっても、初期検出温度Q0と第1検出温度Q1との差分は所定値Δγ以下となる可能性がある。即ち、内釜2が既に高温である状態で、S7の処理を行った場合、温度センサ9が正常であるにも関わらず、異常であると判断されてしまう可能性がある。本実施の形態では、S6で、第1検出温度Q1が第1所定温度P1以下でないと判断された場合には(S6:NO)、S7の処理は行われないため、温度センサ9の異常を誤検知することを防止できる。これにより、炊飯器1の使用性を損なうことなく安全性を向上させることができる。
S7において、第1検出温度Q1と初期検出温度Q0との差分が所定値Δγ以下でない場合(S7:NO)、計測開始からの経過時間が、第2所定時間t2に到達したか否かが判断される(S8)。計測開始からの経過時間が、第2所定時間t2に到達していないと判断された場合には(S8:NO)、第2所定時間t2に到達したと判断されるまで、繰り返しS8の処理が行われる。
計測開始からの経過時間が、第2所定時間t2に到達したと判断された場合(S8:YES)、温度センサ9が検出している検出温度Qが、第2検出温度Q2として、RAM15に記憶される(S9)。そして、第2検出温度Q2が、第2所定温度P2(例えば、50℃)以下であるか否かが判断される(S10)。第2検出温度Q2が第2所定温度P2以下であると判断された場合は(S10:YES)、温度センサ9が異常であるとフラッシュメモリ18に記憶される(S11)。次いで、スピーカ23からブザーを発生させることにより、温度センサ9が異常であることが報知される(S12)。そして、元電磁弁6、第1電磁弁7、第2電磁弁8が強制的に閉弁されることにより、バーナ4へのガスの供給が遮断される(S13)。さらに、バーナ4を点火するためのイグナイタ24の駆動を禁止する処理が行われる(S14)。イグナイタ24の駆動を禁止する処理が行われることにより、この後にユーザが炊飯ボタン22を押下した場合であっても、バーナ4は再点火されない。S14の処理が終了すると、温度センサ異常検出処理は終了する。S10において、第2検出温度Q2が、第2所定温度P2以下でないと判断された場合(S10:NO)も、温度センサ異常検出処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態の炊飯器1では、炊飯ボタン22が押下されると、炊飯処理と同時に、温度センサ異常検出処理が開始される。正常な温度センサ9の場合、検出温度Qは、加熱開始から第1所定時間t1経過した段階で所定値Δγよりも上昇している。本実施の形態では、加熱開始時における温度センサ9の検出温度Q(初期検出温度Q0)と、加熱開始から第1所定時間t1経過した段階での検出温度Q(第1検出温度Q1)との差分が算出され、当該差分が所定値Δγ以下であるか否かの判断が行われる。そして、差分が所定値Δγ以下である場合に、温度センサ9が異常であると判断される。これにより、温度センサ9の異常を、簡単かつ的確に判断することができ、炊飯器1の安全性を向上させることができる。しかも、本実施の形態では、第1所定時間t1を5分に設定しているため、温度センサ9の異常を迅速に検出することができ、安全性を一層向上させることができる。
また、正常な温度センサ9の場合、検出温度Qは、加熱開始から第2所定時間t2経過した段階で、第2所定温度P2よりも高くなる。本実施の形態では、加熱開始から第2所定時間t2経過した段階での検出温度Q(第2検出温度Q2)が第2所定温度P2以下である場合に、温度センサ9が異常であると判断される。従って、たとえば、使用に伴う経時的寸法変化により温度センサ9と内釜2との接触状態が変化している場合や、使用に伴い温度センサ9を構成している感温部91の温度抵抗特性が変化している場合などのような温度センサ9の異常が極端でない場合であっても、確実に温度センサ9の異常を検出することができる。これにより、炊飯器1の安全性を一層向上させることができる。
しかも、温度センサ9が異常であると判断された場合には、温度センサ9が異常であることが、フラッシュメモリ18に記憶される。必要に応じてフラッシュメモリ18に記憶された内容を読みだすことにより、過去の異常を把握することができ、メンテナンスに役立てることができる。
また、温度センサ9が異常であると判断された場合には、スピーカ23よりブザーを発生させて、ユーザに温度センサ9が異常状態であることを知らしめる。これにより、ユーザが温度センサ9の異常状態に気づかずに調理を行うことを回避することができ、安全性を向上させることができる。
さらに、温度センサ9が異常状態であると判断された場合には、その後にユーザによってバーナ4に対する点火操作が行われても、イグナイタ24は駆動しない。これにより、温度センサ9が異常状態であることにユーザが気づかずに点火操作を行った場合でも、異常状態のまま点火されることがなく、安全性をいっそう向上させることができる。
さらに、温度センサ9が異常状態であると判断された場合には、調理途中であっても、元電磁弁6、第1電磁弁7、第2電磁弁8を閉弁する処理が行われる。これにより、温度センサ9に異常がある場合には内釜2の加熱が強制的に中断される。従って、炊飯器1の内釜2や部品の異常過熱が確実に防止され、さらに安全性を向上させることができる。
しかも、第1検出温度Q1が第1所定温度P1以下でないと判断された場合は、初期検出温度Q0と第1検出温度Q1差分が所定値Δγ以下であるか否かの判断は行われない。例えば、停電が内釜2内の状態が沸騰状態にある時(図2の期間B)に、発生した場合、温度センサ異常検出処理が開始された時点で、内釜2は既に高温となっている。この場合には、温度センサ9が正常であっても、初期検出温度Q0と第1検出温度Q1との差分は所定値Δγ以下となる可能性がある。本実施の形態では、第1検出温度Q1が第1所定温度P1以下でないと判断された場合には、初期検出温度Q0と第1検出温度Q1との差分が所定値Δγ以下であるか否かの判断は行われない。そのため、温度センサ9の異常が誤検出されることを防止できる。
尚、図1に示すバーナ4が、本発明の「加熱手段」に相当し、温度センサ9が本発明の「温度検出手段」に相当する。また、図3に示すフローチャートのS1において、初期検出温度Q0を記憶するRAM15が、本発明の「初期検出温度記憶手段」に相当する。S2において、バーナ4による加熱が行われているか否かの判断を行うCPU13が本発明の「加熱開始判断手段」に相当する。計時装置17が「経過時間計測手段」に相当する。S4において、計時装置17によって計測された時間が第1所定時間t1に到達したか否かの判断を行うCPU13が本発明の「第1所定時間判断手段」に相当する。S5において第1検出温度Q1を記憶するRAM15が本発明の「第1検出温度記憶手段」に相当する。S7において、第1検出温度Q1と初期検出温度Q0との差分を算出し、差分が所定値Δγ以下であるか否かの判断を行うCPU13が、本発明の「第1異常判断手段」に相当する。
また、S8において、計時装置17によって計測された時間が第2所定時間t2に到達したか否かの判断を行うCPU13が本発明の「第2所定時間判断手段」に相当する。S9において第2検出温度Q2を記憶するRAM15が本発明の「第1検出温度記憶手段」に相当する。S10において、第2検出温度Q2が第2所定温度P2以下であるか否かの判断を行うCPU13が、本発明の「第2異常判断手段」に相当する。
S7で差分が所定値Δγ以下であると判断された場合に、S12において、スピーカ23からブザーを発生させる処理を行うCPU13が本発明の「第1報知手段」に相当する。S10で第2検出温度Q2が第2所定温度P2以下であると判断された場合に、S12において、スピーカ23からブザーを発生させる処理を行うCPU13が本発明の「第2報知手段」に相当する。図1に示す炊飯ボタン22、又は、炊飯ボタン22が押下された時に炊飯制御を開始するCPU13が、本発明の「加熱開始指示手段」に相当する。
S7で差分が所定値Δγ以下であると判断された場合に、S13において、バーナ4へのガスの供給を遮断するために元電磁弁6、第1電磁弁7、第2電磁弁8を閉弁する処理を行うCPU13が本発明の「第1加熱停止手段」に相当する。S10で第2検出温度Q2が第2所定温度P2以下であると判断された場合に、S13において、バーナ4へのガスの供給を遮断するために元電磁弁6、第1電磁弁7、第2電磁弁8を閉弁する処理を行うCPU13が本発明の「第2加熱停止手段」に相当する。
S7で差分が所定値Δγ以下であると判断された場合に、S14においてバーナ4を点火するためのイグナイタ24の駆動を禁止する処理を行うCPU13が本発明の「第1指示無効手段」に相当する。S10で第2検出温度Q2が第2所定温度P2以下であると判断された場合に、S14においてバーナ4を点火するためのイグナイタ24の駆動を禁止する処理を行うCPU13が本発明の「第2指示無効手段」に相当する。
本発明の炊飯器は、上記実施の形態の炊飯器1に限定されることなく、種々の変更が可能である。まず、本実施の形態では、炊飯器1はガス炊飯器であるが、電気炊飯器に適用してもよい。また、計時装置17による時間の計測は、点火状態であると判断された後(S2:YES)から開始しているが(S3)、炊飯ボタン22が押下(START)された後に開始してもよい。
また、温度センサ9は、内釜2の釜底に当接して被調理物温度を間接的に検出するものに限定されない。例えば、内蓋3近傍に設けられて、内釜2から発生する蒸気温度を検出する温度センサを設けてもよい。また、炊飯器1に設けられる温度センサは、1つに限定されず、複数設けてもよい。
また、本実施の形態では、第1所定時間t1を5分とし、第2所定時間t2を15分とし、所定値Δγを5℃とし、第1所定温度P1を60℃とし、第2所定温度P2を50℃としているが、これらの値は、適宜調整することができる。例えば、工場での組み立て時に、使用地域に応じて設定できるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、温度センサ9が異常と判断された後の再点火を禁止するために、S14において、イグナイタの駆動を禁止する処理を行っているが、再点火を禁止する処理としては、イグナイタの駆動の禁止に限定されない。たとえば、ユーザが炊飯ボタン22を押下した場合にも、コントローラ12への電源の供給がなされないような設定をしてもよいし、元電磁弁6、第1電磁弁7、第2電磁弁8を開弁しないような設定をしてもよい。
また、温度センサ9が異常であることを報知するために、スピーカ23からブザーを発生させたが、報知手段はブザーの発生に限定されない。例えば、表示画面20に温度センサ9が異常である旨の表示を行うことにより、報知してもよい。
本発明の炊飯器は、内釜の温度を検出する温度センサを備えた炊飯器に利用可能である。
炊飯器1の概略構成図である。 種々の条件下で炊飯制御を行った場合に温度センサ9が検出する検出温度の経時変化を比較したグラフである。 温度センサ異常検出処理を示すフローチャートである。
1 炊飯器
2 内釜
4 バーナ
9 温度センサ
13 CPU
15 RAM
17 計時装置
22 炊飯ボタン
23 スピーカ
24 イグナイタ
t1 第1所定時間
t2 第2所定時間
P1 第1所定温度
P2 第2所定温度
Q0 初期検出温度
Q1 第1検出温度
Q2 第2検出温度
Δγ 所定値

Claims (5)

  1. 被調理物を収容する内釜と
    内釜を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段に対して加熱開始を指示する加熱開始指示手段と、
    前記被調理物の温度を検出する温度検出手段と、
    前記加熱手段による加熱が開始されたか否かを判断する加熱開始判断手段と、
    前記加熱開始指示手段によって、前記加熱手段に対する加熱開始の指示が行われた時、或いは、前記加熱開始判断手段によって前記加熱手段による加熱が開始されたと判断された時からの経過時間を計測する経過時間計測手段と、
    前記加熱開始指示手段によって、前記加熱手段に対する加熱開始の指示が行われた場合、或いは、前記加熱開始判断手段によって前記加熱手段による加熱が開始されたと判断された場合に、前記温度検出手段によって検出された温度である初期検出温度を記憶する初期検出温度記憶手段と、
    前記経過時間計測手段によって計測された前記経過時間が第1所定時間に到達したか否かを判断する第1所定時間判断手段と、
    前記第1所定時間判断手段によって前記経過時間が前記第1所定時間に到達したと判断された場合に、前記温度検出手段によって検出された温度である第1検出温度を記憶する第1検出温度記憶手段と、
    前記初期検出温度記憶手段に記憶された前記初期検出温度と、前記第1検出温度記憶手段に記憶された前記第1検出温度との差分が所定値以下である場合に、前記温度検出手段が異常であると判断する第1異常判断手段と
    前記第1異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、前記加熱手段による加熱を強制的に停止する第1加熱停止手段と、
    前記第1異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、前記温度検出手段の異常を報知する第1報知手段と、
    前記第1異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、その後の前記加熱開始指示手段による加熱開始の指示を無効とする第1指示無効手段と、
    前記差分が所定値以下でない場合に、前記経過時間計測手段によって計測された時間が、前記第1所定時間よりも長い第2所定時間に到達したか否かを判断する第2所定時間判断手段と、
    前記第2所定時間判断手段によって前記経過時間が前記第2所定時間に到達したと判断された場合に、前記温度検出手段によって検出された温度である第2検出温度を記憶する第2検出温度記憶手段と、
    前記第2検出温度記憶手段に記憶された前記第2検出温度が、所定温度以下である場合に、前記温度検出手段が異常であると判断する第2異常判断手段と
    を備えたことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記第1検出温度が第1所定温度以下であるか否かを判断する第1温度判断手段を備え、
    前記第1温度判断手段が前記第1検出温度が第1所定温度以下であると判断した場合に、前記第1異常判断手段が前記温度検出手段が異常であるか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記第2異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、前記加熱手段による加熱を強制的に停止する第2加熱停止手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の炊飯器。
  4. 前記第2異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、前記温度検出手段の異常を報知する第2報知手段を、更に備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の炊飯器。
  5. 前記第2異常判断手段によって前記温度検出手段が異常であると判断された場合に、その後の前記加熱開始指示手段による加熱開始の指示を無効とする第2指示無効手段を、更に備えたことを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載の炊飯器。
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