JP2753957B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2753957B2
JP2753957B2 JP23899194A JP23899194A JP2753957B2 JP 2753957 B2 JP2753957 B2 JP 2753957B2 JP 23899194 A JP23899194 A JP 23899194A JP 23899194 A JP23899194 A JP 23899194A JP 2753957 B2 JP2753957 B2 JP 2753957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炊飯器、特に、異常時に
炊飯・保温動作を強制停止させる機能を具備する炊飯器
に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】ガスバーナの吹き消えや電気回路
の異常が生じたときの安全対策が講じられた炊飯器とし
て、例えば図6の如き構造を有するものがある。ガスバ
ーナ(2) へのガス回路には開閉弁(3) が挿入されている
と共に、該ガスバーナ(2) の近傍には燃焼状態を監視す
る炎検知器(33)が配設されている。又、上記ガスバーナ
(2) で加熱される釜(1) の外底面にはその内部温度を監
視する温度センサ(31)が添設されていると共に、該釜
(1) の外周面近傍には保温ヒータ(32)が配設されてい
る。更に、上記温度センサ(31)や炎検知器(33)の出力は
異常検知回路(34)(34)で監視されており、これら温度セ
ンサ(31)等の回路が断線または短絡した場合や炎検知器
(33)がガスバーナ(2) の吹き消えを検知すると、異常検
知回路(34)(34)から異常信号が出力されるように構成さ
れている。
【0003】上記温度センサ(31)や異常検知回路(34)(3
4)等の出力はマイクロコンピュータ(30)に印加されてお
り、上記温度センサ(31)等の出力に基づいて安全確認や
釜(1) 内温度を判断しながらガスバーナ(2) や保温ヒー
タ(32)の動作が制御される。即ち、ガスバーナ(2) を燃
焼状態に維持しながら温度センサ(31)で釜(1) 内温度を
監視し、該釜(1) 内温度が炊飯完了温度(例えば145
℃)になると、開閉弁(3) を閉じてガスバーナ(2) を消
火状態に維持し、その後釜(1) 内の米飯を蒸らした後、
保温ヒータ(32)を発熱させて保温動作を継続させる。ま
た、上記各炊飯動作中に炎検知器(33)がガスバーナ(2)
の吹き消えを検知した場合又は該炎検知器(33)や温度セ
ンサ(31)の断線等が生じて異常検知回路(34)(34)から異
常信号が出力された場合には、これをマイクロコンピュ
ータ(30)が判断し、該マイクロコンピュータ(30)はガス
バーナ(2) や保温ヒータ(32)を強制停止させて安全状態
を確保する。
【0004】上記従来のものでは、異常検知回路(34)(3
4)からの異常信号により器具が停止している場合には、
停止スイッチ(37)の操作によって炊飯可能な初期状態に
復帰するようになっている。しかしながら、上記従来の
ものでは、異常が発生してガスバーナ(2) や保温ヒータ
(32)が強制停止されているときに停止スイッチ(37)を操
作すると、その度に上記運転スイッチ(36)が操作可能な
初期状態に復帰するから、例えば炎検知器(33)や温度セ
ンサ等の回路が短絡している場合には炊飯動作を再開さ
せる毎に電気回路が不正常な動作(例えば、過大電流に
よる電気回路の発熱動作)をして該回路の故障が拡大す
る心配があるという問題があった。
【0005】特に、炎検知器(33)等が実際には断線・短
絡状態にないにも関わらず、ノイズに基づく異常検知回
路(34)(34)からの一時的な異常信号で器具が強制停止さ
れている場合に上記問題が生じ易い。本発明は上記の点
に鑑みて成されたもので、『炊飯・保温動作や電気回路
等の異常を検知する異常検知回路(34)と、器具操作部に
設けられた運転スイッチ(36)及び停止スイッチ(37)を具
備し、異常検知回路(34)から異常信号が出力された場合
には炊飯・保温動作が強制停止されると共に停止スイッ
チ(37)が操作されたときは該強制停止状態が解除される
ようになった炊飯器』に於いて、一時的な異常により停
止している場合にのみ解除操作を可能ならしめ、他の重
大な異常がある場合に、上記解除操作と炊飯開始操作が
繰り返されることによる故障の拡大を防止することをそ
の課題とする。
【0006】
【技術的手段】上記課題を解決する為の本発明の技術的
手段は、『異常検知回路(34)から出力される異常信号の
発生数をカウントする計数装置(K) と、該計数装置(K)
の計数値が「2」以上に設定された基準値に達したとき
に補助異常信号を出す補助異常判定回路と、炊飯器本体
の内部に配設されたリセットスイッチ(55)を設け、上記
補助異常信号が出力された場合には炊飯・保温動作を強
制停止させると共に該強制停止状態は上記リセットスイ
ッチ(55)のみによって解除できるようにした』ことであ
る。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。異常検
知回路(34)が炊飯又は保温続行の障害原因たる異常を検
知して異常信号を出力すると、該信号数は計数装置(K)
で計数される。そして、計数装置(K) の計数値が基準値
以下の場合は該計数値を監視する補助異常判定回路から
補助異常信号が出力されることはない。従って、上記計
数値が基準値以下の場合には前記補助異常判定回路の信
号によっては炊飯・保温動作が強制停止せしめられるこ
とはない。よって、この場合は既述従来のものと同様に
異常検知回路(34)の異常信号で強制停止せしめられた炊
飯動作等が器具操作部の停止スイッチ(37)で解除でき
る。即ち、異常検知回路(34)が出力する異常信号の発生
数が基準値以下の場合は発生した異常状態が一時的な原
因(例えば、偶発的なノイズ)によるものとして取扱
い、かかる場合は器具使用者が操作できる箇所に配設さ
れた停止スイッチ(37)で異常停止状態が解除できるので
ある。
【0008】さて、上記停止スイッチ(37)の操作で異常
停止状態を解除した後に炊飯動作等を再開させたときに
上記異常信号を出した異常検知回路(34)から再び異常信
号が出ると、これに対応する計数装置(K) の計数値が増
加する。そして、炊飯動作を再開させる操作が繰り返さ
れる度に上記異常検知回路(34)から異常信号が出力され
て計数装置(K) の計数値が基準値まで増加すると、該計
数値を監視する補助異常判定回路から補助異常信号が出
力され、該信号によって炊飯・保温動作が強制停止せし
められる。すると、かかる強制停止状態は炊飯器本体の
内部に配設されたリセットスイッチ(55)によらなければ
解除できない構成となっているから、かかる解除方法を
知得している修理業者等でなければ上記強制停止状態を
解除することができず、かかる者が異常部を修理・点検
した後にリセットスイッチ(55)を操作すると各部が初期
状態に復帰し、これにより、炊飯動作等を再開させるこ
とができる状態に戻る。
【0009】このように、上記技術的手段によれば、発
生した障害が一時的な原因に基づいている場合には器具
操作部に設けた停止スイッチ(37)で異常停止状態が解除
できるが、一時的な原因に基づかない障害の場合はリセ
ットスイッチ(55)の機能を知っている修理業者等でなけ
れば上記解除操作ができないものとなる。
【0010】
【効果】本発明は次の特有の効果を有する。一時的な原
因に基づかない障害が発生した場合には炊飯器本体内に
設けられたリセットスイッチ(55)によらなければ復帰操
作ができないから、器具使用者による該復帰操作が困難
なものとなる。従って、例えば上記復帰操作と炊飯開始
操作が繰り返されることにより短絡した電気回路に異常
電流が繰り返して流れるような心配がなく、該異常電流
発生熱で回路が焼断して故障が拡大する恐れがない。
【0011】
【実施例】次に、上記した本発明の実施例を図面に従っ
て詳述する。本発明実施例の炊飯器は図1に示す如き概
略構成を有し、既述従来のものと同様に釜(1) の側部を
包囲する位置には保温ヒータ(32)が配設されていると共
に、該釜(1) の外底面には温度センサ(31)が当接せしめ
られている。又、ガスバーナ(2) へのガス回路には、そ
の上流側から元弁(23)と比例弁(24)がこの順序で配設さ
れており、更に、ガスバーナ(2) の近傍には、これに点
火する為の点火装置(26)や燃焼状態を監視する炎検知器
(33)が設けられている。
【0012】上記炎検知器(33)の出力は失火検知回路(5
9)を介して制御回路(5) 内のマイクロコンピュータ(50)
に印加されていると共に、温度センサ(31)の出力もマイ
クロコンピュータ(50)に印加されている。又、温度セン
サ(31)や炎検知器(33)の出力は、第1,第2断線検知回
路(51)(53)で各別に監視されており、これら温度センサ
(31)や炎検知器(33)が断線している場合は第1,第2断
線検知回路(51)(53)から出力される断線信号がマイクロ
コンピュータ(50)に印加されるようになっている。更
に、上記温度センサ(31)や炎検知器(33)の出力は第1,
第2短絡検知回路(52)(54)で各別に監視されており、こ
れら温度センサ(31)や炎検知器(33)が短絡している場合
は第1,第2短絡検知回路(52)(54)から短絡信号が出て
これがマイクロコンピュータ(50)に印加されるようにな
っている。尚、この実施例では第1,第2断線検知回路
(51)(53)及び第1,第2短絡検知回路(52)(54)が既述技
術的手段の項に記載の異常検知回路に対応している。
【0013】又、炊飯器本体の正面に形成された器具操
作部(35)には運転スイッチ(36)や停止スイッチ(37)が配
設されていると共に、上記器具操作部(35)の近傍にはエ
ラー表示ランプ(38)や警報アラーム(39)が配設されてお
り、これら運転スイッチ(36)等はマイクロコンピュータ
(50)の入力ポートに電気接続されている。更に、マイク
ロコンピュータ(50)には書き替え可能な不揮発性メモリ
としてのE2ROM (V) が外付けされていると共に、該E2RO
M (V) には、炊飯動作時に生じた異常の種類別にその発
生回数が書き込まれるようになっている。即ち、第1断
線検知回路(51)による温度センサ(31)の断線検知回数
(以下、「第1断線検知回数(K1)」と言う。)と、第1
短絡検知回路(52)による温度センサ(31)の短絡検知回数
(以下、「第1短絡検知回数(K2)」という。)と、第2
断線検知回路(53)による炎検知器(33)の断線回数(以
下、「第2断線検知回数(K3)」という。)と、更に第2
短絡検知回路(54)による炎検知器(33)の短絡検知回数
(以下、「第2短絡検知回数(K4)という。)がE2ROM
(V) に書き込まれるようになっており、これら第1断線
検知回数(K1)〜第2短絡検知回数(K4)は初期状態では
「0」にセットされている。又、上記マイクロコンピュ
ータ(50)には、発生した故障を修理した後に操作するリ
セットスイッチ(55)が接続されており、該リセットスイ
ッチ(55)は炊飯器本体のケーシング内部に配設されて外
部から操作できないようになっている。
【0014】上記炊飯器の動作は制御回路(5) 内のマイ
クロコンピュータ(50)で制御され、該制御動作時に於け
る釜(1) 内温度は図2のグラフに示す態様で変化するよ
うになっている。即ち、この実施例の炊飯器は、米粒の
含水率を適正値に調整する予備炊き工程(A) と、釜(1)
内の水分を蒸発させる本炊き工程(B) と、蒸らし工程
(C) と、更に保温工程(D) を順次実行する。
【0015】次に、上記マイクロコンピュータ(50)内に
は図3〜図5のフローチャートで示す内容の制御プログ
ラムが格納されており、以下、実施例の炊飯器の動作を
同図のフローチャートに従って説明する。図示しない電
源プラグが接続されると、ステップ(70)を実行し、マイ
クロコンピュータ(50)に外付けされたE2ROM (V) から第
1断線検知回数(K1)〜第2短絡検知回数(K4)の内容を読
み込む。そして、これら第1断線検知回数(K1)〜第2短
絡検知回数(K4)の全ての内容が「0」になっている場合
は異常が発生していないと判断し、ステップ(71)で運転
スイッチ(36)が操作されるのを監視する。
【0016】運転スイッチ(36)が操作されると、ステッ
プ(72)を実行し、元弁(23)を開弁させると共に点火装置
(26)を作動させてガスバーナ(2) を燃焼状態に維持す
る。これにより、炊飯動作が始まる。炊飯動作が始まる
と、図4に示す制御が行われ、先ず予備炊き工程(A) を
実行する。即ち、釜(1) 内温度を約30℃に3分間維持
する第1予備炊き工程(A1)と、該釜(1) 内温度を約36
℃に17分間維持する第2予備炊き工程(A2)を順次実行
するのである。そして、上記予備炊き工程(A) の実行時
には異常監視ルーチン(75)が繰り返して実行される。
【0017】上記異常監視ルーチン(75)の具体的な内容
は図5に示されている。異常監視ルーチン(75)では第1
断線検知回路(51)〜第2短絡検知回路(54)の出力を監視
することにより、温度センサ(31)及び炎検知器(33)の短
絡と断線をチェックするステップ(750) 〜(753) を実行
する。そして、温度センサ(31)が短絡していることを示
す信号が第1断線検知回路(51)から出ている場合は第1
断線検知回数(K1)の内容を「1」だけ増加させ(ステッ
プ(754) 参照)、温度センサ(31)が断線していることを
示す信号が第2短絡検知回路(52)から出ている場合は第
1短絡検知回数(K2)の内容を「1」だけ増加させ(ステ
ップ(755) 参照)、炎検知器(33)が短絡していることを
示す信号が第2断線検知回路(53)から出ている場合は第
2断線検知回数(K3)の内容を「1」だけ増加させ(ステ
ップ(756) 参照)、更に、炎検知器(33)が断線している
ことを示す信号が第2短絡検知回路(54)から出ている場
合は第2短絡検知回数(K4)の内容を「1」だけ増加させ
る(ステップ(757) 参照)。尚、この実施例では第1,
第2断線検知回路(51)(53)及び第1,第2短絡検知回路
(52)(54)から信号が出た時に上記第1,第2断線検知回
数回路(K1)(K3)及び第1,第2短絡検知回数(K2)(K4)の
内容を「1」づつ増加させる工程(ステップ(750) 〜(7
57) を実行するマイクロコンピュータ内の機能部)が既
述技術的手段の項に記載の計数装置(K) に対応してい
る。そして、ステップ(758) で元弁(23)を閉じて保温ヒ
ータ(32)をOFF状態に維持し、その後、制御はステッ
プ(70)に戻される。すると、第1断線検知回数(K1)〜第
2短絡検知回数(K4)の何れかの内容が「1」になってい
る場合には、これに対応する異常が「1回」発生したと
判断する。そして、かかる場合はステップ(701) でエラ
ー表示ランプ(38)と警報アラーム(39)を作動させること
によってエラー表示を行い、この状態で停止スイッチ(3
7)が操作されるのを監視する(ステップ(702) 参照)。
そして、停止スイッチ(37)が操作されると、再び運転ス
イッチ(36)の操作を監視するステップ(71)に制御が移さ
れる。即ち、異常停止状態が解除されて初期状態に復帰
するのである。
【0018】他方、ステップ(70)(700) の実行によって
第1断線検知回数(K1)〜第2短絡検知回数(K4)の何れか
の内容が「2」(既述技術的手段の項に記載の「基準
値」に対応する)になっていることが確認できた場合は
同じ種類の障害が複数回発生したのであるから、該障害
が恒久的なものと考えられる。従って、かかる場合はス
テップ(703) で上記と同様のエラー表示をした後にステ
ップ(704) でリセットスイッチ(55)が操作されるのを監
視するが、この場合、該リセットスイッチ(55)は炊飯器
本体の外装ケーシング内に設けられていることから、こ
のことを知らない器具使用者は該リセットスイッチ(55)
を操作することができない。従って、かかる場合は修理
業者等が故障箇所を修理・点検した後にリセットスイッ
チ(55)を操作すると、ステップ(705) で第1断線検知回
数(K1)〜第2短絡検知回数(K4)が「0」にリセットさ
れ、これにより、異常停止状態が解除されて運転スイッ
チ(36)の操作を監視するステップ(71)に制御が移され
る。そして、この実施例では、第1断線検知回数(K1)〜
第2短絡検知回数(K4)が基準値たる「2」以上になって
いることを判定するステップ(70)(700) を実行するマイ
クロコンピュータ内の機能部が既述技術的手段の項に記
載の補助異常判定回路に対応する。
【0019】他方、異常監視ルーチン(75)を繰り返しな
がら予備炊き工程(A) が終了すると、図4のステップ(7
4)からステップ(76)に制御が移されて本炊き工程(B) が
始まる。そして、該本炊き工程(B) の実行中に於いても
異常監視ルーチン(75)が繰り返して実行され、上記と同
様に温度センサ(31)や炎検知器(33)の短絡や断線を監視
する。又、温度センサ(31)の検知する釜(1) 内温度が炊
飯完了温度たる145℃になって本炊き工程(B) が終了
すると、これに続けて蒸らし工程(C) が実行され、その
後、該蒸らし工程(C) が終了すると、ガスバーナ(2) を
消火させた後に保温ヒータ(32)による保温工程(D) が実
行される(ステップ(78)(80)参照)。そして、これら蒸
らし工程(C) や保温工程(D) の継続中に於いても異常監
視ルーチン(75)が繰り返され、これにより、温度センサ
(31)や炎検知器(33)の異常状態が監視される。
【0020】そして、蒸らし工程(C) の実行中に停止ス
イッチ(37)が操作されると、これをステップ(81)で確認
し、ステップ(82)で第1断線検知回数(K1)〜第2短絡検
知回数(K4)の内容を「0」にセットすると共に保温ヒー
タ(32)をOFF状態にした後に制御をステップ(70)に戻
す。尚、上記実施例ではガスバーナ(2) の炎が吹き消え
して失火検知回路(59)から失火検知信号が出力された場
合は元弁(23)が閉弁状態に維持されるように構成されて
おり、更にこの場合は、回数制限無しに停止スイッチ(3
7)による復帰操作が可能となっている。但し、上記失火
検知信号が発生して炊飯動作が異常状態に陥った場合に
は停止スイッチ(37)による復帰操作を1回だけ可能に
し、以後はリセットスイッチ(55)によらなければ復帰操
作ができないようにしてもよい。又、保温ヒータ(32)が
異常発熱して保温動作が異常状態に陥った場合も、停止
スイッチ(37)による復帰操作を1回だけ可能にし、以後
はリセットスイッチ(55)によらなければ復帰操作ができ
ないようにしてもよい。
【0021】更に、事故に発展する恐れの高い種類の異
常とそれ以外の異常を種類分けし、後者の異常は回数制
限無しに停止スイッチ(37)による復帰操作を可能にして
も良い。そして、前者の種類の異常が発生したときは1
回だけ停止スイッチ(37)による復帰操作を可能にし、以
後はリセットスイッチ(55)によらなければ復帰操作がで
きなようにする。前者の異常に対して停止スイッチ(37)
による復帰を一回だけ可能にするのは、既述したように
ノイズ等によって誤って異常信号が発生する恐れがある
からである。
【0022】尚、上記故障に発展する恐れの高い種類の
異常としては、温度センサ(31)や炎検知器(33)の短絡・
断線,元弁(23)や比例弁(24)等の電磁弁に対する制御命
令と該弁の作動状態が一致しない場合等がある。一方、
故障に発展する恐れの低い種類の異常としては、ガスバ
ーナ(2) が吹き消えして失火検知回路(59)から失火検知
信号が出た場合(炎検知信号が出ない場合)、点火装置
(26)を駆動させているにも関わらず炎検知回路(59)から
炎検知信号が出ない場合、ガスバーナ(2) の燃焼が50
分継続したとマイクロコンピュータ(50)が判断した場合
等がある。
【0023】又、上記実施例では第1,第2断線検知回
数回路(K1)(K3)又は第1,第2短絡検知回数(K2)(K4)の
何れかの内容が基準値たる「2」になった場合に復帰ス
イチ(37)で復帰操作ができないようにしたが、上記基準
値を「3」以上に設定しても良いことは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の炊飯器の回路図
【図2】炊飯動作の進行に伴う釜(1) 内温度の変化グラ
【図3】マイクロコンピュータ(50)に格納された制御プ
ログラムを説明するフローチャート
【図4】マイクロコンピュータ(50)に格納された制御プ
ログラムを説明するフローチャート
【図5】異常監視ルーチン(75)の説明図
【図6】従来例の説明図
【符号の説明】
(34)・・・異常検知回路 (36)・・・運転スイッチ (37)・・・停止スイッチ (55)・・・リセットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大宅 崇史 名古屋市中川区福住町2番26号 リンナ イ株式会社内 (72)発明者 市川 恵 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大 阪瓦斯株式会社内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯・保温動作や電気回路等の異常を検
    知する異常検知回路(34)と、器具操作部に設けられた運
    転スイッチ(36)及び停止スイッチ(37)を具備し、異常検
    知回路(34)から異常信号が出力された場合には炊飯・保
    温動作が強制停止されると共に停止スイッチ(37)が操作
    されたときは該強制停止状態が解除されるようになった
    炊飯器に於いて、異常検知回路(34)から出力される異常
    信号の発生数をカウントする計数装置(K) と、該計数装
    置(K) の計数値が「2」以上に設定された基準値に達し
    たときに補助異常信号を出す補助異常判定回路と、炊飯
    器本体の内部に配設されたリセットスイッチ(55)を設
    け、上記補助異常信号が出力された場合には炊飯・保温
    動作を強制停止させると共に該強制停止状態は上記リセ
    ットスイッチ(55)のみによって解除できるようにした炊
    飯器。
  2. 【請求項2】 異常検知回路(34)と計数装置(K) と補助
    異常判定回路の組合わせ回路を複数設け、各異常検知回
    路(34)(34)によって異なる種類の異常状態を検知させる
    ようにした請求項1の炊飯器。
  3. 【請求項3】 計数装置(K) による計数値を書き替え可
    能な不揮発性メモリに格納するようにした請求項1又は
    請求項2の炊飯器。
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