JP7059156B2 - 物品検査装置 - Google Patents

物品検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7059156B2
JP7059156B2 JP2018182042A JP2018182042A JP7059156B2 JP 7059156 B2 JP7059156 B2 JP 7059156B2 JP 2018182042 A JP2018182042 A JP 2018182042A JP 2018182042 A JP2018182042 A JP 2018182042A JP 7059156 B2 JP7059156 B2 JP 7059156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
spacing
inspection
transport
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018182042A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020049437A (ja
Inventor
誉将 伊藤
竜実 新井
淳 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP2018182042A priority Critical patent/JP7059156B2/ja
Publication of JP2020049437A publication Critical patent/JP2020049437A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7059156B2 publication Critical patent/JP7059156B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、物品検査装置に関し、特に搬送中の被検査物の品質状態を判定する検査処理を実行する物品検査装置に関する。
コンベア搬送される被検査物の品質状態を判定する質量検査装置、X線検査装置、金属検出装置等が従前より知られているが、このような物品検査装置では、一般に、被検査物をコンベア搬送しつつ検査領域に通し、その通過中に計測される質量や透過X線、磁界変化等の計測値を基に検査対象となる物品単位で品質状態を判定するようになっている。
そのため、検査対象となる物品単位で検査領域を通過するように、搬送物品の間隔や検査のタイミングが予め設定され、その搬送物品間隔を保つように、物品検査装置の前段側のコンベアに被検査物品が順次投入される必要がある。
この種の従来の物品検査装置としては、例えば前段側のコンベア上での搬送物品の姿勢変化やスリップ等によっていわゆる2個乗り状態が発生しても、質量計測を実行できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この装置では、計量コンベアでの重量検出信号に対し通過帯域が異なる第1、第2のローパスフィルタを行い、計量コンベアへの被検査物の搬入開始から第1の基準時間が経過したときの第1のフィルタの出力信号と、被検査物の搬入開始から第2の基準時間が経過したときの第2のフィルタの出力信号とを取得して、被検査物の搬入間隔が第1の基準時間よりも長いか、第2の基準時間と第1の基準時間の間にあるかによって、第1、第2のローパスフィルタのうち計量コンベア上に搬入済みの被検査物の質量検出に用いるフィルタを切り替えるようになっている。
特開2002-357475号公報
しかしながら、上述のような従来の物品検査装置にあっては、いわゆる2個乗り状態が発生した場合に、2つの荷重の同時負荷による出力信号の増大前に片方のフィルタ出力を取得済みとすることで先行物品の質量検出を実行できるものの、2個乗りした後続物品については質量検出を正常に実行することができなかった。そのため、物品1つごとの正しい測定ができないという未解決の課題があった。
また、特性の異なる2つのフィルタの切替えによって搬送順序が隣り合う2つの被検査物の重量検出信号をフィルタ処理するため、搬送乱れが生じた場合に物品1つごとの質量について所望の測定精度が得られないことがあった。
本発明は、上述のような従来の課題を解決すべくなされたものであり、搬送中に物品検査に適さない程度に搬送物品間隔が狭くなったとしても、検査に適した搬送物品間隔に戻すことができ、搬送乱れによる検査不良を減らすことができる物品検査装置を提供することを目的とする。
本発明に係る物品検査装置は、上記目的達成のため、搬送路上を移動する物品の物理量を検査領域内で測定し、該測定値に基づいて前記物品の品質状態を判定する検査部と、前記検査領域の上流側で前記物品を検知する物品検知部と、前記物品検知部で第1の物品が検知されたとき、該第1の物品と該物品に対し先行または後続する第2の物品との搬送方向間隔が適正間隔か該適正間隔より狭い不適正間隔かを判定する物品間隔判定部と、前記物品間隔判定部で、前記不適正間隔であると判定されたことを条件に、前記第1および第2の物品のうち前記検査領域側に位置する一方の物品に対し後続する他方の物品を、前記検査領域の上流側の搬送路上から該搬送路外に退避させる退避部と、を備えたことを特徴とする。
この構成により、本発明では、上流側を流れる搬送物品の間隔が下流側に配置される検査部での検査に適さない狭い間隔に縮まってしまった場合に、間隔が縮まり過ぎて前後する物品のうち後続物品を搬送路外に退避させることで、他の物品については検査部での検査に適した搬送物品間隔に正すことができる。その結果、搬送乱れによる検査不良の発生を有効に抑制できることとなる。
本発明の物品検査装置において、前記物品間隔判定部は、前記物品検知部で検知した物品に関し、該物品の搬送方向後端から検査可能な物品間隔の長さまでの区間に、該物品に後続して搬送される後続物品がある場合に不適正と判定する構成とすることができる。
このようにすると、物品検知部での物品検知時にそれまでの搬送中に後続物品との間隔が縮まり過ぎているか否かをチェックでき、間隔が縮まり過ぎている場合に退避部による退避動作を早期に実行可能となる。
また、本発明の物品検査装置においては、前記物品間隔判定部は、前記物品検知部で検知した物品に対し、該物品の搬送方向先端から検査可能な物品間隔の長さまでの区間に、該物品に先行して搬送された先行物品がある場合に不適正と判定する構成とすることもできる。
この場合、物品検知部の先行物品に後続物品との間隔が縮まり過ぎるようなスリップ等が生じているか否かをチェックでき、後続物品の物品検知時に先行物品由来の2個乗りを防止するための確実な退避動作を実行できることとなる。
本発明の物品検査装置においては、前記物品検知部が光電センサで構成され、該光電センサによる物品の検知タイミングを記憶する記憶手段を有し、前記物品間隔判定部は、搬送中の前記物品の搬送速度と前記記憶手段に記憶された検知タイミングとに基づいて物品間隔が不適正であるかを判定する構成とすることもできる。
このようにすると、搬送物品間隔や物品の搬送方向長さを検知タイミングや退避動作と共に時間で処理でき、処理を容易迅速にできる。
また、前記物品間隔判定部においては、前記物品検知部が光電センサで構成され、該光電センサの検知信号を所定の周期で記憶する記憶手段を有し、前記物品間隔判定部は、搬送中の前記物品の搬送速度と前記記憶手段に記憶された検知信号情報とに基づいて物品間隔が不適正であるかを判定する構成とすることもできる。
この場合、搬送物品間隔や物品の搬送方向長さを光電センサのON/OFF変化から検知でき、搬送物品間隔が縮まり過ぎているか否かを的確にチェックできることとなる。
さらに、本発明の物品検査装置においては、前記物品検知部が、前記搬送路を撮像する撮像手段で構成され、前記物品間隔判定部は、前記物品が所定の位置に到達したときの撮像画像に基づいて物品間隔が不適正であるかを判定する構成とすることもできる。
その場合、撮像された画像情報を基に、搬送物品間隔や物品の搬送方向長さを略同時にあるいは所望する順序で容易に算出可能となる。
本発明によれば、搬送中に物品検査に適さない程度に搬送物品間隔が狭くなったとしても、検査に適した搬送物品間隔に戻すことができ、搬送乱れによる検査不良を減らすことができる物品検査装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る上流側搬送路を含む物品検査装置の概略斜視図である。 図1中に示す物品間隔測定部の部分拡大平面図である。 本発明の一実施形態に係る物品検査装置における搬送物品間隔の調整動作の説明図である。 本発明の他の実施の形態に係る物品検査装置における搬送物品間隔の調整動作の説明図である。 本発明の他の実施形態に係る上流側搬送路を含む物品検査装置の概略斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。
(一実施形態)
図1ないし図3は、本発明に係る物品検査装置の一実施形態を示しており、本実施形態は、物品の質量を検査対象の物理量とする場合を例示するものである。
まず、その構成について説明すると、図1に示すように、本実施形態の物品検査装置10は、上流側の搬送部11と、下流側の計量装置12と、を具備している。
上流側の搬送部11は、被検査物である物品Wが載置される搬送路11aを有し、物品Wを図1中左から右へ搬送する少なくとも1つのベルトコンベアで構成されている。
物品Wは、例えば食品や医薬品その他の包装された定形の物品であり、図1中には円柱形に示しているが、その形状は、搬送中に移動したり転倒したりし難い形状範囲または搬送形態の範囲内で任意である。
上流側の搬送部11には、複数の物品Wが、上流側の物品投入手段、例えば図示しない包装機から所定の時間間隔で順次投入され、所定の搬送物品間隔で搬送路11a移動するようになっている。なお、上流側の搬送部11は、物品搬送方向に縦列する複数のベルトコンベアで構成されてもよく、搬送路11aの幅員方向に並列する複数のベルトコンベアで構成されてもよい。
下流側の計量装置12は、例えば公知のロードセルや電磁平衡はかりのような荷重センサで構成された計量部21と、物品Wを搬送しつつ計量部21に対し物品Wの重量を荷重として加えることができる公知の秤量台付きの計量コンベア22と、計量部21からの荷重信号および計量コンベア22の風袋重量を基に質量測定値その他の検査結果を生成し表示する制御部23とを有しており、計量コンベア22上を通過する物品Wの質量(物理量)を計量部21で測定できるようになっている。
ここで、下流側の計量装置12は、搬送路11a上を移動する物品Wの質量を計量コンベア22上の秤量部長Lに対応する検査領域25内で測定し、制御部23によりその測定値に基づいて物品Wの品質状態を判定する検査部となっている。
具体的には、計量装置12の計量部21で検出された荷重は、制御部23に取り込まれるようになっており、制御部23は、計量部21からの荷重信号を基に、例えば許容範囲内の正常な重量を有する物品Wを良品とし、重量に過不足がある物品Wを不良品として、異なる搬送先に振り分けるための選別信号(不良品の重量の過不足を分けたりランク分けを行ったりするための複数種の選別信号でもよい)を図示しない下流側の選別装置に出力するようになっている。
本実施形態の物品検査装置10は、また、計量装置12の上流側で物品Wを検知する物品検知部として機能するとともに上流側の搬送部11上の物品Wの間隔を測定する物品間隔測定部31と、この物品間隔測定部31から出力される間隔測定情報を基に搬送部11上の搬送物品間隔が予め設定された許容範囲内か否かを判定する物品間隔判定部32と、搬送部11および計量装置12の間に配置された選別機型の物品退避部33(退避部)と、を具備している。
物品間隔測定部31は、例えば図2中の搬送方向における物品認識位置Aに配置された物品検知部、例えば透過型または反射型の光電センサ31aと、搬送中の物品Wの先端および後端がそれぞれ物品認識位置Aを通過するときの光電センサ31aの出力信号変化を基に物品Wの先端および後端を検知する検出回路ユニット31bと、先後端それぞれの検知タイミングをメモリデバイスの所定作業領域に記憶する記憶手段31cとを有している。
物品間隔判定部32は、搬送中の物品Wの搬送速度と記憶手段31cに記憶された各物品Wの先端または/および後端の検知タイミングとに基づいて、搬送方向で隣り合っている前後2つの物品Wの搬送物品間隔が予め設定された搬送物品間隔の適正範囲内に入るか、あるいはその適正範囲から外れる不適正なものであるかを判定するとともに、その判定結果に応じた選別指令信号(各物品の選別排出指令または通過許容(非排出)指令)を出力するようになっている。
より具体的には、物品間隔測定部31の検出回路ユニット31bは、光電センサ31aの検知信号の立上りまたは/および立下りを所定周期で取り込んで記憶手段31cに時間情報と共に記憶させるようになっており、物品間隔判定部32は、搬送中の各物品Wの搬送速度と記憶手段31cに記憶された前後する物品Wの少なくとも搬送方向一端の検知タイミングとに基づいて搬送物品間隔を測定し、物品間隔が不適正であるか否かを判定することができるようになっている。
搬送方向に隣り合う前後2つの物品W、例えば図3に示す先行物品W1および後続物品W2について、それらの搬送中に物品間隔測定部31の光電センサ31aで先行物品W1が検知された場合に、物品間隔判定部32において搬送物品間隔が適正範囲から外れる条件、すなわち搬送物品間隔が不適正と判定される条件は、図3(a)に示すように、搬送方向において先行物品W1の搬送方向後端e1から後方側の検査可能な搬送物品間隔の長さに相当する秤量部長Lの範囲内に、その先行物品W1に後続して搬送される後続物品W2が先端e2側の一部でも入る(2個乗りが発生し得る間隔の範囲内にある)ことである。
図3(a)では、検査領域25内で測定されている物品Wの次の物品W1がそれまでの上流側搬送期間中にスリップ等によって同図中に点線で示す投入時載置位置から同図中に実線で示すスリップ位置まで後退し、そのために先行物品W1および後続物品W2の間の搬送物品間隔が狭まった状態を示している。
そのようなスリップが生じることなく、上流側の搬送部11に対する先行物品W1の投入時載置位置が維持されている場合は、図3(b)に示すように、先行物品W1および後続物品W2の間の搬送物品間隔は、秤量部長Lより大きくなるよう設定されている。
物品間隔判定部32において搬送物品間隔が適正範囲から外れる条件は、あるいはさらに、図2および図4(a)に示すように、物品間隔測定部31の光電センサ31aで後続物品W2が検知された場合に、搬送方向において後続物品W2の搬送方向先端e2から前方側の検査可能な物品間隔の長さである秤量部長Lの範囲内に、その後続物品W2に先行して搬送される先行物品W1が搬送方向後端e1側の一部でも入っていることである。この場合、スリップ等が生じることなく上流側の搬送部11に対する先行物品W1の投入時載置位置が維持されている場合は、図4(b)に示すように、先行物品W1および後続物品W2の間の搬送物品間隔は、秤量部長Lより大きくなる。
物品退避部33は、物品間隔判定部32で搬送物品間隔が不適正間隔であると判定されたことを条件に出力される排出指令信号を基に、その搬送物品間隔を隔てる第1および第2の物品W1、W2のうち、検査領域25側に進入しようとする一方の物品W1でなくその物品W1に後続する他方の物品W2を、検査領域25の上流側の搬送路11a上からその外側方退避させるものであり、上流側の搬送部11の搬送路11aのうち計量装置12の直前の所定搬送区間内に配置されている。
物品退避部33は、また、物品間隔判定部32で搬送物品間隔が適正間隔であると判定されたことを条件に出力される通過許容(非排出)指令信号を基に、第1および第2の物品W1、W2のうち検査領域25側に進入しようとする一方の物品W1に対し、後続する他方の物品W2が適正間隔を保って検査領域25側に進入するのを許容することができる。
物品退避部33は、例えばフリッパゲート型の選別機構33aと、前述の所定搬送区間の搬送路11aの外側方に隣接する退避ステージ33bとを含んで構成されており、不適正間隔を隔てる第1および第2の物品W1、W2のうち後続する物品W2を、検査領域25の上流側に隣接する選別機構33aによって搬送路11a上からその外側方に隣接する待避ステージ33b上に排出し退避させるようになっている。なお、待避ステージ33b上に退避させた物品は、搬送路11aの上流側に戻され、再度搬送路11aに投入される。
フリッパ型の選別機構33aは、公知のフリッパアームとその回動支持軸、アーム回動操作用のリンク部材およびエアシリンダその他のアクチュエータ等を有しており、そのフリッパアームの上流端部分を搬送方向と所定角度で交差するように搬送路11a上に進入させて搬送物品Wを搬送路11aの外側方に退避させることができる排出動作位置と、その排出動作位置に対し前述の所定角度だけ搬送路11aの外方側に戻り搬送方向に退位し略平行な姿勢となる非排出動作位置とのうち、任意の一方の回動姿勢をとり得るように構成されており、排出動作位置および非排出動作位置のうち任意の一方を常時の停止位置とすることができる。
選別機構33aは、勿論、フリッパゲート型に限らず、搬送路11aの横断方向に物品Wを移動可能なプッシャやエアジェット方式、搬送路11aの路面垂直方向に物品Wを移動可能なコンベア間のゲート開閉方式やドロップダウン方式のもの、ロボットアームその他の任意の選別排出方式のものを採用できる。
物品間隔測定部31および物品間隔判定部32は、物品間隔測定部31の側定位情報を基に物品退避部33を制御することが可能なコントローラ機能および各種タイマー機能を有しており、それらの機能を発揮させるべくCPU、メモリ、メモリに記憶格納された制御プログラムおよび各種設定情報、入出力インターフェース回路等を含んで構成されている。
次に、動作について説明する。
上述のように構成された本実施形態の物品検査装置10においては、上流側の搬送部11の搬送路11a上を通過する物品Wの質量が、下流側の計量装置12によりその検査領域25内で測定されるのに先立ち、検査領域25より上流側で物品Wが物品間隔測定部31により検知される。
まず、第1の物品W1が検知されたとき、物品間隔判定部32により、搬送方向に前後して隣り合う第1の物品W1と第2の物品W2との搬送方向間隔が適正間隔か適正間隔より狭い不適正間隔かが判定される。
次いで、物品間隔判定部32で第1および第2の物品W1、W2の間隔が前述の不適正間隔であると判定されると、その判定結果で出たことを条件に、両物品W1、W2のうち検査領域25側に位置する一方の物品W1に対し後続する他方の物品W2が、物品退避部33によって上流側の搬送路11a上からその搬送路外に排出される。
したがって、本実施形態では、検査領域25の上流側を流れる搬送物品W1、W2の間隔が下流側に配置される計量装置12での質量検査に適さない狭い搬送物品間隔にまで縮まってしまった場合に、間隔が縮まり過ぎて前後する物品W1、W2のうち後続物品W2を搬送路11aの外方に退避させることで、先行物品W1を含む他の物品Wについては計量装置12での検査に適した搬送物品間隔に正すことができる。その結果、搬送乱れによる検査不良の発生を有効に抑制できることとなる。
また、本実施形態では、物品間隔判定部32が、物品間隔測定部31で検知した物品W1に関し、その搬送方向後端e1から秤量部長Lまでの区間内に、その物品W1に後続して搬送される後続物品W2がある場合に不適正と判定することから、物品間隔測定部31での物品W1の検知直後に、それまでの物品W1のスリップ等によって後続物品W2との間隔が縮まり過ぎているか否かをチェックでき、間隔が縮まり過ぎている場合に予想される2個乗りを防止するための物品退避部33による物品W2の退避動作を早期に確実に実行できることとなる。
さらに、本実施形態では、物品間隔判定部32により、物品間隔測定部31で検知した物品W2に対し、図4に示すように、その物品W2の搬送方向先端e2から前方側へ秤量部長Lまでの区間内に、その物品W2に先行して搬送された先行物品W1がある場合に不適正と判定することによっても、先行物品W1の物品間隔測定部31での物品検知前のみならず物品検知後を含めて、先行物品W1と後続物品W2との間隔が縮まり過ぎているか否かをチェックすることができる。
したがって、先行物品W1が計量装置12への乗り移り時にスリップする等して搬送物品間隔が縮まり過ぎているような場合にも、物品退避部33による退避動作を的確に実行できることとなる。また、この場合、物品間隔測定部31での物品検知のみならず物品W1の搬送方向長さの検知後に後続物品W2との間隔が縮まり過ぎているか否かをチェックできるので、先行物品W1の後端位置を考慮したより的確な2個乗り防止用の退避動作を計量装置12に近い搬送領域にて実行できることとなる。
さらに、本実施形態の物品間隔判定部32では、搬送中の物品W1、W2の搬送速度と記憶手段31cに記憶された光電センサ31aでの物品検知タイミングとに基づいて、搬送物品間隔が不適正であるか否かが判定されるので、搬送物品間隔や物品W1、W2の搬送方向長さを検知タイミングや退避動作と共に時間で処理でき、その処理を容易化および迅速化できる。
しかも、物品間隔判定部32においては、光電センサ31aの検知信号が短い所定の周期で記憶手段31cに順次記憶され、搬送中の物品W1、W2の搬送速度と記憶手段31cに記憶された検知信号情報とに基づいて搬送物品間隔が不適正であるか否かが判定され得ることから、搬送物品間隔や物品Wの搬送方向長さを光電センサ31aの検出信号のON/OFF変化から検知でき、搬送物品間隔が縮まり過ぎているか否かをより的確にチェックできることとなる。
このように、本実施形態の物品検査装置10においては、計量装置12の検査領域25より上流側の搬送部11で検査部である計量装置12での物品検査に適さない程度に搬送物品間隔が狭くなったとしても、物品退避部33によって検査に適した搬送物品間隔に戻すことができるので、搬送乱れによる検査不良を減らすことができるものとなる。
(他の実施形態)
図5は、本発明に係る物品検査装置の他の実施形態を示している。
同図に示すように、本実施形態の物品検査装置10は、上流側の搬送部11と、下流側の計量装置12と、計量装置12の上流側で物品Wを検知する物品検知部として機能するとともに上流側の搬送部11上の物品Wの間隔を測定する物品間隔測定部41と、この物品間隔測定部41から出力される間隔測定情報を基に搬送部11上の搬送物品間隔が予め設定された許容範囲内か否かを判定する物品間隔判定部42と、搬送部11および計量装置12の間に配置された選別機型の物品退避部33(退避部)と、を具備している。
上述の一実施形態においては、物品間隔測定部31は、搬送方向における物品認識位置Aに配置された光電センサ31aと、光電センサ31aの出力信号変化を基に物品Wを検知する検出回路ユニット31bと、先後端それぞれの検知タイミングを記憶する記憶手段31cとを有しているものとした。
これに対し、本実施形態においては、物品間隔測定部41は、光電センサその他の物品検出用のセンサ類ではなく、所定画角範囲のデジタルカメラを有しており、搬送路11aを真上から撮像し、背景となる搬送路11a上の物品Wを特定可能なデジタル画像を生成するとともに、そのデジタル画像を基に物品Wの平面視形状の輪郭を抽出する等して各物品Wの検知と前後する複数の物品Wの搬送物品間隔を算出するようになっている。
すなわち、本実施形態においては、物品間隔測定部41が、搬送路11aの特定区間を撮像するカメラ等の撮像手段で構成されており、物品間隔判定部42は、物品Wが所定の物品確認位置Aに到達したときの撮像画像に基づいて搬送物品間隔が不適正であるか否かを判定するようになっている。
その他の構成は、図5中に一実施形態における対応する構成要素と同一の符号で示している通り、一実施形態の対応する構成と同一であり、それらについての重複する説明は割愛する。
本実施形態においても、前述の一実施形態と同様な効果を得ることができる。さらに、本実施形態では、物品間隔測定部41のカメラで撮像された画像情報を基に、搬送物品間隔や物品の搬送方向長さを略同時にあるいは所望する順序で容易に算出可能となり、物品Wの物品形態や搬送形態にかかわらず、搬送物品間隔を精度良く算出することができる。
なお、上述の各実施形態においては、物品検査装置10が物品Wの質量やそれに対応する内容量等を検査可能なものとしたが、本発明の物品検査装置は、検査対象となる物理量が質量に限定されるものでないことはいうまでもなく、質量検査でなく、X線等による異物や欠品の検査、金属検出、物品の外観や包装または搬送形態(荷姿)等、検査の種別が特に限定されるものでないことは勿論である。
また、上述の各実施形態においては、物品検査装置10が下流側の計量装置12の計量コンベア22に加えて上流側の搬送部11を具備することとしたが、本発明の物品検査装置においては、物品を搬送路上で移動させる手段の形態が特に限定されるものではなく、例えばX線検査装置や金属検出機の構成を採るような場合、上流側の搬送部を設けることなく単一コンベアで構成される物品検査装置であってもよいし、他の独立したコンベアと協働する物品検査装置として構成することもできる。
以上説明したように、本発明の物品検査装置は、搬送中に物品検査に適さない程度に搬送物品間隔が狭くなったとしても、検査に適した搬送物品間隔に戻すことができ、搬送乱れによる検査不良を減らすことができる物品検査装置を提供することができるものである。かかる本発明は、搬送中の被検査物の品質状態を判定する検査処理を実行する物品検査装置全般に有用である。
10 物品検査装置
11 搬送部
11a 搬送路
12 計量装置(検査部)
21 計量部
22 計量コンベア
23 制御部
25 検査領域
31 物品間隔測定部(物品検知部)
31a 光電センサ
31b 検出回路ユニット
31c 記憶手段
32 物品間隔判定部
33 物品退避部(退避部)
33a 選別機構
33b 退避ステージ
41 物品間隔測定部
42 物品間隔判定部
e1 搬送方向後端
e2 搬送方向先端
W 物品(搬送物品)
W1 物品(搬送物品、先行物品、第1の物品)
W2 物品(搬送物品、後続物品、第2の物品)

Claims (6)

  1. 搬送路上を移動する物品の物理量を検査領域内で測定し、該測定値に基づいて前記物品の品質状態を判定する検査部と、
    前記検査領域の上流側で前記物品を搬送方向先端および搬送方向後端でそれぞれ検知する物品検知部と、
    前記物品検知部で第1の物品が検知されたとき、該第1の物品と該物品に対し先行または後続して搬送される第2の物品との搬送方向間隔が適正間隔か該適正間隔より狭い不適正間隔かを、両物品のうち上流側にある物品の前記搬送方向先端と下流側にある物品の前記搬送方向後端との間隔に基づいて判定する物品間隔判定部と、
    前記物品間隔判定部で、前記不適正間隔であると判定されたことを条件に、前記第1および第2の物品のうち下流側に先行している前記検査領域側の一方の物品に対し上流側に後続する他方の物品を、前記検査領域の上流側の搬送路上から該搬送路外に退避させる退避部と、を備えた物品検査装置。
  2. 前記物品間隔判定部は、前記物品検知部で検知した物品が下流側にある先行物品であって、該先行物品の搬送方向後端から上流側の検査可能な物品間隔の長さまでの区間に、該先行物品に後続して搬送され上流側にある後続物品の搬送方向先端が入る場合に、物品間隔が不適正であると判定することを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
  3. 前記物品間隔判定部は、前記物品検知部で検知した物品が上流側にある後続物品であって、該後続物品の搬送方向先端から下流側の検査可能な物品間隔の長さまでの区間に、該後続物品に先行して搬送され下流側にある先行物品の搬送方向後端が入る場合に、物品間隔が不適正であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の物品検査装置。
  4. 前記物品検知部が光電センサで構成され、該光電センサによる物品の検知タイミングを記憶する記憶手段を有し、
    前記物品間隔判定部は、搬送中の前記物品の搬送速度と前記記憶手段に記憶された検知タイミングとに基づいて物品間隔が不適正であるかを判定する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の物品検査装置。
  5. 前記物品検知部が光電センサで構成され、該光電センサの検知信号を所定の周期で記憶する記憶手段を有し、
    前記物品間隔判定部は、搬送中の前記物品の搬送速度と前記記憶手段に記憶された検知タイミングとに基づいて物品間隔が不適正であるかを判定する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の物品検査装置。
  6. 前記物品検知部が、前記搬送路を撮像する撮像手段で構成され、
    前記物品間隔判定部は、前記物品が所定の位置に到達したときの撮像画像に基づいて物品間隔が不適正であるかを判定する請求項1ないし3のいずれか一項に記載の物品検査装置。
JP2018182042A 2018-09-27 2018-09-27 物品検査装置 Active JP7059156B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018182042A JP7059156B2 (ja) 2018-09-27 2018-09-27 物品検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018182042A JP7059156B2 (ja) 2018-09-27 2018-09-27 物品検査装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020049437A JP2020049437A (ja) 2020-04-02
JP7059156B2 true JP7059156B2 (ja) 2022-04-25

Family

ID=69995152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018182042A Active JP7059156B2 (ja) 2018-09-27 2018-09-27 物品検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7059156B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7262420B2 (ja) * 2020-04-30 2023-04-21 株式会社三井E&Sマシナリー 搬送装置およびその制御方法
KR102453931B1 (ko) * 2020-08-14 2022-10-14 주식회사 생명과기술 농산물 선별기 및 선별 방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212556A (ja) 2010-03-31 2011-10-27 Anritsu Sanki System Co Ltd 選別装置
JP2012176407A (ja) 2012-05-14 2012-09-13 Anritsu Sanki System Co Ltd 物品検査選別システム
JP2013113784A (ja) 2011-11-30 2013-06-10 Anritsu Sanki System Co Ltd 物品検査装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2536179Y2 (ja) * 1991-05-09 1997-05-21 大和製衡株式会社 計量装置の物品相載り防止装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212556A (ja) 2010-03-31 2011-10-27 Anritsu Sanki System Co Ltd 選別装置
JP2013113784A (ja) 2011-11-30 2013-06-10 Anritsu Sanki System Co Ltd 物品検査装置
JP2012176407A (ja) 2012-05-14 2012-09-13 Anritsu Sanki System Co Ltd 物品検査選別システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020049437A (ja) 2020-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5836614B2 (ja) 選別装置
JP4991394B2 (ja) 分別装置
US10377576B2 (en) Item-sorting facility comprising a system for detecting and analysing the path of the items and sorting method
JP7059156B2 (ja) 物品検査装置
CN107220701B (zh) 皮带传输袋装物体的精确计数检测方法
JP5711011B2 (ja) 物品選別装置
WO2000003211A1 (fr) Trieuse ponderale
JP3785476B2 (ja) 重量選別装置
JP6596245B2 (ja) 物品検査装置
JP2020165804A (ja) 重量選別装置及びそれに用いられる計量装置
JP4711300B2 (ja) 物品検査装置
JP2852834B2 (ja) 重量選別装置
JP6936466B2 (ja) 物品検査システム
JP7092611B2 (ja) 物品検査装置
KR102427602B1 (ko) 중량선별 배제장치
JP2007069109A (ja) 物品選別装置
JP7169498B2 (ja) 物品検査装置
JP6219646B2 (ja) 検査選別システム及び重量選別機
JP6274427B2 (ja) 計量装置
CN110248873B (zh) 计量包装系统
JP5554189B2 (ja) 計量コンベア装置
JP2020142212A (ja) 重量選別システム
KR101667682B1 (ko) 정수 정량 검사 시스템 및 방법
JP4787478B2 (ja) 検査振分装置
JP2022073666A (ja) 搬送装置、物品検査装置および振分け装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201202

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210730

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7059156

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150