JP7058826B2 - 手摺 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明においては、第1の芯材のフランジから立ち上がる長さを変更することにより、バー部材の壁面からの距離が調整可能に構成されている。よって、バー部材の壁面からの前出寸法を決定する自由度を向上させることができる。また、ケースは、第1の芯材をカバーし、継手部の外観を構成することができ、強度が求められる第1の芯材とは区別して配置される。ケースに強度を持たせる必要を無くすことができるため、ケースの厚みを薄くすることができ、ケースの製造コストを低減させることができる。
このように構成された本発明においては、継手部の第2の芯材は第1の芯材に固定されているので、第2の芯材によりバー部材と継手部との接続部分を補強でき、バー部材と継手部との接続部分の強度を向上させることができる。
このように構成された本発明においては、継手部の第2の芯材が上記第1の芯材に形成された孔に圧入されることにより、第2の芯材は第1の芯材に固定される。よって、圧入により第2の芯材を第1の芯材に強固に固定することができ、第2の芯材と第1の芯材との間のゆれ動きを抑制することができる。また、ねじによる締結により締結の緩みなどが発生することを防ぐことができる。
このように構成された本発明においては、フランジカバーの開口は、第1の芯材との間において第1の芯材の外側に配置されるケースの端部が挿入される隙間を形成し、ケースの端部のフランジカバーの開口内への挿入量が可変に構成される。よって、ケースの端部のフランジカバーの内部への挿入量を調整することにより、ケースの壁面からの前出寸法を調整可能に構成することができる。
このように構成された本発明においては、継手部は、第1の芯材が比較的長く形成されることにより第1の芯材が上記ケースから露出される場合に、この露出された第1の芯材をカバーする延長ケースを備える。これにより、第1の芯材が比較的長く形成される場合にも、ケース及び延長ケースにより、比較的簡単に第1の芯材をカバーし、継手部の外観を完成させることができる。よって、バー部材の壁面からの前出寸法を決定する自由度をより向上させることができる。
このように構成された本発明においては、第1の芯材が中空の金属製のパイプであるため、円柱状の金属棒に比べてコストを低減することができると共に、汎用的な金属製パイプを任意の長さに切断することにより第1の芯材の長さを比較的簡単に調節することができる。
図1は本発明の第1実施形態による手摺を示す斜視図であり、図2は本発明の第1実施形態による手摺の継手部の分解斜視図であり、図3は本発明の第1実施形態による手摺の継手部の斜視図であり、図4は本発明の第1実施形態による手摺の継手部の中央断面図である。
継手部4は、壁面Wに沿って広がるように形成され且つ壁面Wに固定される金属製のフランジ6と、フランジ6に固定される第1の芯材8と、第1の芯材8をカバーするケース10と、フランジ6をカバーするフランジカバー12と、バー部材2内に延びる第2の芯材14とを備えている。
手摺1のフランジ6から見てバー部材2側を前方側とし、フランジ6から見て壁面W側を後方側とし、フランジ6の中心側を内側とし、フランジ6の中心側に対して半径方向の反対側を外側として説明している。
ケース10の第1直管部分10aは、予め決められた長さL3に形成されている。フランジカバー12からバー部材2までの距離L4が長さL3よりも短い場合には、ケース10は、後述する延長ケース111を追加しない状態で、第1の芯材8を内部に収容する。第2直管部分10cの先端部は、バー部材2内に挿入された状態でバー部材2と接続される接続部分を形成している。
図5は本発明の第1実施形態による手摺における変形例の継手部の中央断面図である。
第1実施形態による手摺1における変形例の継手部4は、上述した第1実施形態による手摺1における継手部4と構造がほぼ同じであるため、本発明の第1実施形態の変形例の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。
なお、ケース10がフランジカバー12の前面12b上に配置される場合であっても、ケース10の第1直管部分10aの長さを調整することにより、ケース10を任意の長さに比較的容易に長さ調整可能であることから、バー部材2の壁面Wからの距離L1及び、継手部4のケース10の壁面から突出する距離L5も調整可能に構成することができる。
また、ケース10は、第1の芯材8をカバーし、継手部4の外観を構成することができ、強度が求められる第1の芯材8とは区別して配置される。ケース10に強度を持たせる必要を無くすことができるため、ケース10の厚みを薄くすることができ、ケース10の製造コストを低減させることができる。
第2実施形態による手摺101は、上述した第1実施形態による手摺1と構造がほぼ同じであるため、本発明の第2実施形態の第1実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。
継手部104は、フランジ6に固定される第1の芯材108と、第1の芯材108をカバーするケース10と、フランジ6をカバーするフランジカバー12とを備えている。
延長ケース111は、樹脂によって形成され、フランジカバー12とケース10との間に配置される外装部材を形成している。延長ケース111は、第1の芯材108の後方側の外側に形成されている。延長ケース111は、第1の芯材108に沿ってフランジカバー12から立ち上がる向きに直線状に延びる。延長ケース111は、円筒状部材であり、金属製のパイプである。延長ケース111は、長尺の汎用ステンレス鋼管を切断することにより任意の長さに形成することができる。このため、延長ケース111は、任意の長さに非常に容易に形成され且つ非常に容易に長さ調整可能である。
図8は本発明の第2実施形態による手摺において変形例の継手部の中央断面図である。
第2実施形態による手摺101における変形例の継手部104は、上述した第2実施形態による手摺101における継手部104と構造がほぼ同じであるため、本発明の第2実施形態の変形例の第2実施形態とは異なる点のみを説明し、同様な部分については図面に同じ参照符号を付して説明を省略する。
2 バー部材
4 継手部
6 フランジ
6a プレート部
6b 内周口部
6c 孔
8 第1の芯材
8a 孔
10 ケース
10a 第1直管部分
10b 湾曲部分
10c 第2直管部分
10d 端部
12 フランジカバー
12a 開口
12b 前面
12c 開口
14 第2の芯材
101 手摺
104 継手部
108 芯材
108b 先端部
111 延長ケース
111a 端部
W 壁面
Claims (5)
- 壁面に固定される手摺であって、
上記壁面から離間した位置において延びるバー部材と、
上記バー部材を上記壁面に固定する継手部であって、上記壁面に固定される金属製のフランジと、上記フランジに固定される第1の芯材と、上記第1の芯材をカバーするケースと、を備えた上記継手部とを有し、
上記継手部の上記第1の芯材は、上記フランジから立ち上がるように延び、上記第1の芯材の上記フランジから立ち上がる長さを変更することにより上記バー部材の上記壁面からの距離が調整可能に構成され、上記継手部は、さらに、上記バー部材との接続部分を補強する第2の芯材を備え、上記第2の芯材は上記第1の芯材に固定される、手摺。 - 上記継手部の第2の芯材が上記第1の芯材に形成された孔に圧入されることにより、上記第2の芯材は上記第1の芯材に固定される、請求項1に記載の手摺。
- 上記継手部は、さらに、上記フランジをカバーするフランジカバーを備え、
上記フランジカバーは、上記第1の芯材が内側に配置される開口を形成し、上記フランジカバーの上記開口は、上記第1の芯材との間において上記第1の芯材の外側に配置される上記ケースの端部が挿入される隙間を形成し、上記ケースの上記端部の上記開口内への挿入量が可変に構成される、請求項1又は2に記載の手摺。 - 壁面に固定される手摺であって、
上記壁面から離間した位置において延びるバー部材と、
上記バー部材を上記壁面に固定する継手部であって、上記壁面に固定される金属製のフランジと、上記フランジに固定される第1の芯材と、上記第1の芯材をカバーするケースと、を備えた上記継手部とを有し、
上記継手部の上記第1の芯材は、上記フランジから立ち上がるように延び、上記第1の芯材の上記フランジから立ち上がる長さを変更することにより上記バー部材の上記壁面からの距離が調整可能に構成され、
上記継手部は、上記第1の芯材が比較的長く形成されることにより上記第1の芯材が上記ケースから露出される場合に、この露出された上記第1の芯材をカバーする延長ケースを備える、手摺。 - 上記第1の芯材は、金属製のパイプである、請求項1乃至4の何れか1項に記載の手摺。
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-
2018
- 2018-04-23 JP JP2018082074A patent/JP7058826B2/ja active Active
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