JP7058796B2 - 導通検査装置及び導通検査方法 - Google Patents

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Description

この発明は、スプリング式端子台に配線される電線及びジャンパーピンの導通検査を行う導通検査装置及び導通検査方法に関するものである。
従来、複数の電線をねじ式端子台に配線する工程では、検査装置を用いて誤配線及び配線不良の確認が行われている。検査装置としては、ねじ式端子台に設けられた各端子の導電部にプローブを接触させて、プローブを介して各端子に配線された電線の導通検査を行うことにより、誤配線及び配線不良を配線と同時に確認するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-189496号公報
特許文献1のような従来の導通検査装置は、ねじ式端子台に設けられた各端子の導電部にプローブを接触させる必要がある。このため、スプリング式端子台のように各端子の導電部が露出していない場合には、電線挿入部またはジャンパーピン挿入スロットにプローブを挿入して、端子台の内部に設けられた導電部にプローブを接触させなければならない。
しかし、スプリング式端子台に電線を配線した後にジャンパーピンを配線しようとした場合には、電線が配線されている電線挿入部及びジャンパーピンを配線するジャンパーピン挿入スロットのいずれにもプローブを取り付けることができない。このため、従来の導通検査装置では、スプリング式端子台にジャンパーピンを配線する際に、ジャンパーピンの配線と同時にジャンパーピンの導通検査をすることができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、スプリング式端子台に対して配線作業をする場合に、電線及びジャンパーピンのそれぞれについて配線と同時に導通検査を行うことのできる導通検査装置及び導通検査方法を提供することを目的とする。
本発明の導通検査装置は、複数の電線挿入部及び複数のジャンパーピン挿入スロットが設けられたスプリング式端子台に着脱可能に固定されて、複数のジャンパーピン挿入スロットに複数のプローブを挿入して、各電線挿入部と各ジャンパーピン挿入スロットとに跨って設けられた各導電部に複数のプローブを電気的に接続させる検査治具と、複数の電線挿入部に配線される電線の一端側が電気的に接続されるとともに、検査治具の複数のプローブと電気的に接続された制御装置とを備え、複数のプローブが複数のジャンパーピン挿入スロットに挿入された状態で、電線の他端部が複数の電線挿入部のいずれか1つに配線された場合に、制御装置、電線、電線が配線された電線挿入部に設けられた導電部、及び該導電部と電気的に接続されたプローブが導通する第1の構成によって、電線と電線が配線された電線挿入部に設けられた導電部との間の導通を検査し、検査治具がスプリング式端子台から取り外された状態で、第1の電線及び第2の電線がそれぞれ配線された隣り合う2つの電線挿入部に対応する2つのジャンパーピン挿入スロットに跨ってジャンパーピンが配線された場合に、制御装置2、第1の電線、第1の電線が配線された電線挿入部の導電部、ジャンパーピン、第2の電線が配線された電線挿入部の導電部、及び第2の電線が導通する第2の構成によって、第1の電線及び第2の電線と、ジャンパーピンとの間の導通を検査する。
また、本発明の導通検査方法は、導通検査装置の第1の構成を用いて、制御装置から、電線に検査信号を出力して、制御装置によって、検査信号が複数のプローブのいずれかを介して制御装置に入力されるか否かに基づいて、電線と電線が配線された電線挿入部に設けられた導電部との間の導通を検査する第1の工程と、導通検査装置の第2の構成を用いて、制御装置から、第1の電線に検査信号を出力し、制御装置によって、検査信号が第2の電線を介して制御装置に入力されるか否かに基づいて、第1の電線及び第2の電線と、ジャンパーピンとの間の導通を検査する第2の工程とを有する。
本発明によれば、スプリング式端子台に対して配線作業をする場合であっても、複数の電線及び複数のジャンパーピンのそれぞれについて配線と同時に導通検査を行うことができる導通検査装置及び導通検査方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1による導通検査装置及び導通検査方法を用いて導通検査が行われるスプリング式端子台及びワイヤハーネスの一例を示す斜視図である。 図1のスプリング式端子台を構成する端子台ユニットを示す上面図である。 図2の端子台ユニットのIII-III線に沿う断面図である。 図1のスプリング式端子台にジャンパーピンを挿入する様子を示す斜視図である。 図3の端子台ユニットの工具挿入穴に工具を挿入した状態を示す断面図である。 図5の端子台ユニットの電線挿入部に電線を挿入した状態を示す断面図である。 図6の電線挿入部のロック部に設けられた電線固定穴に電線を挿入した状態を示す断面図である。 図7のロック部に電線が固定された状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による導通検査装置を用いて複数の電線とスプリング式端子台との間の導通検査を行う様子を示した斜視図である。 図9の導通検査装置の検査治具を示す正面図である。 図10の検査治具をスプリング式端子台に取付けた状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態1による導通検査装置を用いて複数の電線とジャンパーピンとの間の導通検査を行う様子を示した斜視図である。 本発明の実施の形態1による導通検査方法のフローを示す図である。 本発明の実施の形態2による導通検査装置を用いて各電線51とスプリング式端子台6との導通検査を行う様子を示す斜視図である。 本発明の実施の形態3による導通検査装置の端子台接続治具を示す図である。 本発明の実施の形態4による導通検査装置の検査治具を示す図である。 図16の検査治具をスプリング式端子台から取り外すための取外し工具を示す正面図である。 図17の取外し工具を示す側面図である。 図16の検査治具がスプリング式端子台に取り付けられ、かつ図17の取外し工具が検査治具に装着された状態を示す斜視図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
まず、本発明の実施の形態1による導通検査装置及び導通検査方法を用いて導通検査が行われるワイヤハーネス5、スプリング式端子台6、及びジャンパーピン8について図1~図4を用いて説明する。
図1は、ワイヤハーネス5及びスプリング式端子台6の一例を示す斜視図である。
ワイヤハーネス5は、複数の電線51を束ねて構成されている。複数の電線51の一端側には、ワイヤハーネスコネクタ52が取り付けられている。この例では、ワイヤハーネスコネクタ52は3つ取り付けられている。
スプリング式端子台6は、複数の電線挿入部61と、ジャンパーピン挿入スロット62とを有している。複数の電線挿入部61には、ワイヤハーネス5を構成する複数の電線51の他端部51aがそれぞれ配線される。ジャンパーピン挿入スロット62には、ジャンパーピン8が配線される。
スプリング式端子台6は、複数の端子台ユニット60を連結することによって構成されている。図2は、端子台ユニット60の上面図である。図3は、図2の端子台ユニット60のIII-III線に沿う断面図である。
各端子台ユニット60の上面には、電線が挿入される4つの電線挿入部61と、工具を挿入する4つの工具挿入穴63と、ジャンパーピン挿入スロット62とが設けられている。ジャンパーピン挿入スロット62には、それぞれジャンパーピン8が挿入される2つのスロット62a及び62bが設けられている。
図3に示すように、各端子台ユニット60のジャンパーピン挿入スロット62には、各端子台ユニット60が並ぶ方向に沿って被固定部としての溝部621がそれぞれ設けられている。溝部621には、後述する検査治具4の固定部としての突起部44が嵌合される。
4つの電線挿入部61の内部及びジャンパーピン挿入スロット62の内部には、各電線挿入部61及びジャンパーピン挿入スロット62に跨って、共通の導電部64が設けられている。導電部64の両端部は二股に分岐してそれぞれ2つの端部が形成されている。導電部64の4つの端部は、4つの電線挿入部61の内部にそれぞれ延びている。ジャンパーピン挿入スロット62の内部には、導電部64の中央部分が露出している。
図4は、スプリング式端子台6のジャンパーピン挿入スロット62にジャンパーピン8が挿入される様子を示す斜視図である。図4に示すように、ジャンパーピン8には、二股状に形成された2つのピン81,82が設けられている。2つのピン81,82は、ジャンパーピン8の内部で繋がっている。
ジャンパーピン8のピン81及び82は、隣り合う2つの端子台ユニット60の各スロット62aまたは各スロット62bにそれぞれ挿入される。隣り合う2つの端子台ユニット60の各スロット62aまたは62bに挿入されたジャンパーピン8のピン81及び82は、それぞれが挿入された端子台ユニット60の導電部64に接触して電気的に接続される。これにより、隣り合う2つの端子台ユニット60の導電部64同士が導通して短絡される。
図4の例では、3つのジャンパーピン8をスロット62a側とスロット62b側に互い違いに配置することによって、隣り合う4つの端子台ユニット60の各導電部64を短絡している。
各端子台ユニット60における電線挿入部61と、電線挿入部61に対応する工具挿入穴63とは、内部で繋がっている。工具挿入穴63の内部には、ロック機構65が設けられている。ロック機構65は、金属板で形成されている。ロック機構65には、ロック部65aが設けられている。ロック部65aは、ロック部65aが設けられた工具挿入穴63の内部から、対応する電線挿入部61の内部に突出している。
ここで、図5~図8を用いて、端子台ユニット60の電線挿入部61に電線51を固定する手順について説明する。
まず、図5に矢印Aで示すように、工具挿入穴63にマイナスドライバーなどの工具80の先端を挿入する。
工具80の先端をロック機構65の解除部65bに突き当て、さらに工具80を工具挿入穴63の奥まで押し込む。
ロック機構65の解除部65bは、工具80に押されて、矢印Bの方向に移動する。
解除部65bが移動すると、解除部65bと繋がっているロック部65aは、電線挿入部61内に押し出される。
ロック部65aには、電線固定穴65cが設けられている。ロック部65aが電線挿入部61内に押し出されると、電線固定穴65cが電線挿入部61の内部に露出する。
図6に矢印Cで示すように、電線挿入部61に電線51の他端部51aを挿入する。
さらに電線51を挿入し、図7に示すように、電線固定穴65cに電線51の先端部分を挿入する。
電線固定穴65cに電線51の先端部分が挿入されたら、図8に矢印Eで示すように、工具80を工具挿入穴63から引き抜く。
工具80が引き抜かれることにより、ロック機構65の解除部65bは、弾性力によって図8に矢印Fで示す方向に戻ろうとする。
解除部65bと繋がっているロック部65aは、図8に矢印Gで示すように、工具挿入穴63側に戻ろうとする。
このとき、ロック部65aの電線固定穴65cに挿入されている電線51の先端部分は、ロック部65aによって導電部64に押し付けられて固定される。
これにより、電線51の先端部分が導電部64と電気的に接続される。
ロック部65aによって電線51が押し付けられる導電部64は、端子台ユニット60の端子に相当する。電線挿入部61から電線51を取り外す場合には、上記の手順を逆に行えばよい。
次に、本発明の実施の形態1による導通検査装置について説明する。
実施の形態1による導通検査装置を用いた導通検査は、2段階の構成に分けて行われる。第1の構成では、各電線51とスプリング式端子台6との間の導通検査及び各電線51の誤配線の検査を行う。第2の構成では、隣り合う2つの電線挿入部61に配線された各電線51とジャンパーピン8との間の導通検査及びジャンパーピン8の誤配線の検査を行う。
まず、第1の構成について図9~図11を用いて説明する。図9は、実施の形態1による導通検査装置を図1のスプリング式端子台6に取り付けて電線の導通検査を行う様子を示した斜視図である。図10は、図9の導通検査装置の検査治具4を示す正面図である。図11は、図10の検査治具4をスプリング式端子台6に取付けた状態を示す概略断面図である。
実施の形態1による導通検査装置は、表示部1、制御装置2、信号ケーブル3、及び検査治具4によって構成されている。
表示部1は、表示画面を有する表示装置である。表示部1には、指示、検査結果などが表示される。
表示部1に表示される指示は、例えば、スプリング式端子台6に配線する電線51を指示する情報、指示された電線51を配線するスプリング式端子台6の電線挿入部61を指示する情報、ジャンパーピン8を配線する2つのジャンパーピン挿入スロット62を指示する情報などである。
表示部1に表示される検査結果は、例えば、配線された電線51とスプリング式端子台6との間の導通検査結果、配線された電線51とジャンパーピン8との間の導通検査結果、電線51が配線された電線挿入部61と、指示された電線挿入部61とを照合した検査結果などである。
制御装置2は、接続ケーブル1aによって表示部1と接続されている。制御装置2は、図示しない記憶部と演算処理部とを有する。記憶部には、表示部1に表示される情報の基となるデータが記憶されている。演算処理部は、記憶部に記憶された情報に基づいて、作業指示及び検査結果を表示部1に表示する。
複数の信号線からなる信号ケーブル3の一端側は、制御装置2に接続されている。信号ケーブル3の他端部には、信号ケーブルコネクタ31が取り付けられている。制御装置2は、信号ケーブル3に検査信号を出力する。
検査治具4は、入力ケーブル43によって制御装置2に接続されている。検査治具4は、スプリング式端子台6のジャンパーピン挿入スロット62に取り付けられる。検査治具4は、ジャンパーピン挿入スロット62に着脱可能に取り付けられる。
検査治具4は、治具本体41と、治具本体41から突出する複数のプローブ42と、複数のプローブ42のそれぞれの基部から延びる各信号線を束ねた入力ケーブル43とによって構成されている。各プローブ42は、入力ケーブル43を介して、それぞれ独立して制御装置2に接続されている。
複数のプローブ42の基部は、治具本体41を形成する樹脂によって一体に成形されている。治具本体41の両側面には、複数のプローブ42が並ぶ方向に沿って直線状の突起部44が形成されている。
図11に示すように、各端子台ユニット60のジャンパーピン挿入スロット62には、各端子台ユニット60が並ぶ方向に沿って溝部621がそれぞれ設けられている。検査治具4の対向する両側面には、突起部44を各端子台ユニット60の各溝部621に嵌合させることによって、スプリング式端子台6に固定される。このとき、検査治具4の各プローブ42は、各端子台ユニット60の各導電部64にそれぞれ接触して各導電部64と電気的に接続される。各端子台ユニット60の各導電部64は、各導電部64と電気的に接続された各プローブ42と、入力ケーブル43とを介して、それぞれ独立して制御装置2と電気的に接続される。
信号ケーブルコネクタ31にワイヤハーネス5のワイヤハーネスコネクタ52を接続することにより、制御装置2と複数の電線51とが電気的に接続される。また、検査治具4をスプリング式端子台6に取り付けることにより、スプリング式端子台6の複数の導電部64と制御装置2とが電気的に接続される。
従って、複数の電線51の各他端部51aをスプリング式端子台6の各電線挿入部61に配線することにより、制御装置2、信号ケーブル3、各電線51、スプリング式端子台6の各導電部64、検査治具4の各プローブ42及び入力ケーブル43が電気的に接続される。
これにより、制御装置2から出力された検査信号は、各配線に導通異常がなければ、信号ケーブル3、各電線51、スプリング式端子台6の各導電部64、各プローブ42及び入力ケーブル43を経由して制御装置2に入力される。
よって、制御装置2から出力された検査信号が再び制御装置2に入力されるか否かを確認することによって、各電線51とスプリング式端子台6との間の導通を検査することができる。
また、制御装置2は、指定された電線51に出力した検査信号が、検査治具4の複数のプローブ42のうち、どのプローブ42を介して制御装置2に入力されたかを確認する。これにより、制御装置2は、指定された電線51が指定された電線挿入部61に配線されているか否かを検査することができる。以上が第1の構成である。
次に、第2の構成について図12を用いて説明する。図12は、実施の形態1による導通検査装置を用いて各電線51とジャンパーピン8との間の導通検査を行う様子を示した斜視図である。
第2の構成では、検査治具4をスプリング式端子台6から取り外す。第2の構成では、検査治具4に代えて、信号ケーブル3と、各端子台ユニット60に正常に配線された各電線51とを用いる。
検査治具4が取り外されたスプリング式端子台6の電線挿入部61に他端部51aが配線された各電線51の一端側は、いずれも信号ケーブル3を介して制御装置2に電気的に接続されている。
ここで、第1の電線51及び第2の電線51を、それぞれ隣り合う2つの端子台ユニット60の電線挿入部61に挿入する。次に、隣り合う2つの端子台ユニット60のジャンパーピン挿入スロット62に跨ってジャンパーピン8を配線する。その結果、制御装置2、信号ケーブル3、第1の電線51、第1の電線51が配線された電線挿入部61の導電部64、ジャンパーピン8、第2の電線51が配線された電線挿入部61の導電部64及び第2の電線51の各部同士が導通する。
これにより、制御装置2から出力された検査信号は、第1の電線51及び第2の電線51とジャンパーピン8との間に導通不良がなければ、上記各部を経由して制御装置2に入力される。
従って、制御装置2から第1の電線51に出力された検査信号が、上記各部を経由して第2の電線51から制御装置2に入力されるか否かを確認することによって、第1の電線51とジャンパーピン8との間及び第2の電線51とジャンパーピン8との間の導通を検査することができる。
また、制御装置2は、表示部1に表示して指示した隣り合う2つのジャンパーピン挿入スロット62に対応する、隣り合う2つの電線挿入部61の一方に配線された第1の電線51に検査信号を出力する。そして、制御装置2は、検査信号が、隣り合う2つの電線挿入部61の他方に配線された第2の電線51を介して入力されるか否かを確認する。
これにより、制御装置2は、配線されたジャンパーピン8が、指示した隣り合う2つのジャンパーピン挿入スロット62に跨って正しく配線されているか否かを検査する。以上が第2の構成である。
このように、実施の形態1による導通検査装置は、検査治具4を用いる第1の構成と、検査治具4を用いない第2の構成とを有する。
第1の構成は、少なくとも制御装置2及び検査治具4を含む。
第1の構成では、検査治具4の各プローブ42が、スプリング式端子台6の各ジャンパーピン挿入スロット62に挿入されて、各ジャンパーピン挿入スロット62の導電部64に電気的に接続される。電線51の一端側は制御装置2に電気的に接続される。電線51の他端部51aはスプリング式端子台6の電線挿入部61に配線されて電線挿入部61の導電部64に電気的に接続される。
各端子台ユニット60の各ジャンパーピン挿入スロット62の導電部64と各電線挿入部61の導電部64とは繋がっている。よって、第1の構成では、制御装置2、電線51、電線51が配線された電線挿入部61の導電部64及びこの電線挿入部61に対応するジャンパーピン挿入スロット62に挿入されたプローブ42が電気的に接続される。
第1の構成によって、電線51を電線挿入部61に配線するのと同時に、制御装置2によって電線51と電線51が配線された電線挿入部61の導電部64との間の導通を検査することができる。
第2の構成は、少なくとも制御装置2を含み、検査治具4の代わりにスプリング式端子台6に配線された各電線51を用いる。
第2の構成では、第1の電線51及び第2の電線51がそれぞれ配線された隣り合う2つの端子台ユニット60のジャンパーピン挿入スロット62に跨ってジャンパーピン8が配線される。
各端子台ユニット60の各ジャンパーピン挿入スロット62の導電部64と各電線挿入部61の導電部64とは繋がっている。よって、第2の構成では、制御装置2、第1の電線51、第1の電線51が電線挿入部61に配線された端子台ユニット60の導電部64、ジャンパーピン8、第2の電線51が電線挿入部61に配線された端子台ユニット60の導電部64及び第2の電線51が電気的に接続される。
第2の構成によって、ジャンパーピン8をジャンパーピン挿入スロット62に配線するのと同時に、制御装置2によって、第1の電線51及び第2の電線51と、ジャンパーピン8との間の導通を検査することができる。
次に、実施の形態1による導通検査装置を用いた導通検査方法について説明する。実施の形態1の導通検査方法は、導通検査装置の第1の構成を用いた第1の工程と、導通検査装置の第2の構成を用いた第2の工程とによって2段階の検査を行う。
図13は、導通検査方法のフローを示す図である。図13において、ST1~ST15は、それぞれ導通検査方法のステップを示している。また、ステップ1からステップ8までが第1の工程に対応し、ステップ9からステップ15までが第2の工程に対応する。
第1の工程のステップ1では、検査治具4がスプリング式端子台6に取り付けられる。
具体的には、検査治具4の複数のプローブ42が、複数の端子台ユニット60の各ジャンパーピン挿入スロット62に挿入される。
そして、検査治具4の突起部44が各端子台ユニット60の溝部621に嵌合されて、検査治具4がスプリング式端子台6に固定される。
ステップ2では、各ワイヤハーネスコネクタ52が、それぞれ対応する各信号ケーブルコネクタ31に接続される。
ステップ3では、制御装置2によって、複数の電線51のうち、これから配線を行う電線51が指定されて表示部1に表示される。
また、制御装置2によって、指定された電線51を配線する電線挿入部61が指定されて表示部1に表示される。
ステップ4では、表示部1の指示に従って指定された電線51の他端部51aが、指定された電線挿入部61に配線される。
ステップ5では、制御装置2から指定された電線51に検査信号が出力される。
出力された検査信号が、指定された電線挿入部61に対応するジャンパーピン挿入スロット62に挿入されたプローブ42を介して制御装置2に入力されるか否かを確認することによって、電線51の導通検査及び誤配線の検査が行われる。
電線51が正常に配線されていれば、制御装置2から出力された検査信号は、指定された電線挿入部61に対応するジャンパーピン挿入スロット62に挿入されたプローブ42を介して制御装置2に入力される。
この場合には、ステップ7に進む。
制御装置2は、検査信号が制御装置2に入力されない場合には、配線された電線51が指定した電線51ではないか、または電線51と電線挿入部61の導電部64との導通に異常があると判断する。
この場合には、ステップ6に進み、制御装置2は、電線51の導通に異常があるため配線を修正する必要がある旨を表示部1に表示する。
作業者は、表示部1の指示に従って配線の修正を行う。
配線の修正が完了したら、作業者は、図示しない再検査スイッチを押す。
制御装置2は、処理をステップ5に戻し、指定された電線51に再度検査信号を出力する。
また、検査信号は制御装置2に入力されているが、指定された電線挿入部61に対応するプローブ42以外のプローブ42を介して制御装置2に検査信号が入力された場合には、電線51が配線された電線挿入部61が、指定された電線挿入部61ではないと判断される。
この場合には、ステップ6に進み、制御装置2は、電線51が誤配線されているため配線を修正する必要がある旨を表示部1に表示する。
作業者は、表示部1の指示に従って配線の修正を行う。
配線の修正が完了したら、作業者は、図示しない再検査スイッチを押す。
制御装置2は、処理をステップ5に戻し、指定された電線51に再度検査信号を出力する。
ステップ6では、作業者は、表示部1の指示に従って配線の修正を行う。
ステップ7では、制御装置2は、計画した全ての電線51の配線が正常に終了したか否かを判断する。
全ての電線51の配線が終了したら、制御装置2は、処理をステップ9に進める。
全ての電線51の配線が終了していなければ、制御装置2は、処理をステップ8に進む。
ステップ8では、表示部1に表示される指示内容が更新される。
具体的には、例えば、作業者によって、図示しない更新スイッチが押される。
すると、制御装置2は、表示部1の表示を、次に配線する電線51及びその配線先の電線挿入部61を指示する情報に更新して、処理をステップ3に戻す。
ステップ9から第2の工程に入る。
ステップ9では、作業者によって、検査治具4がスプリング式端子台6から取り外される。
ステップ10では、制御装置2は、隣り合う特定の2つのジャンパーピン挿入スロット62の情報を表示部1に表示して、ジャンパーピン8の配線を指示する。
ステップ11では、作業者は、表示部1の指示に従って、ジャンパーピン8を配線する。
ステップ12では、制御装置2は、特定の2つのジャンパーピン挿入スロット62に対応する2つの電線挿入部61のうちの一方に配線された第1の電線51に検査信号を出力する。
この時、特定の2つのジャンパーピン挿入スロット62に対応する2つの電線挿入部61のうちの他方に配線された第2の電線51から制御装置2に検査信号が入力されない場合には、ステップ13に進む。
ステップ12において検査信号が制御装置2に入力されない原因としては、以下の(1)~(3)のいずれかが考えられる。
(1)ジャンパーピン8のピン81及びピン82のいずれかまたは両方が、それぞれが挿入されたジャンパーピン挿入スロット62の導電部64と導通していない。
(2)ジャンパーピン8が配線された2つのジャンパーピン挿入スロット62の両方が、第1の電線51が配線された電線挿入部61と対応するジャンパーピン挿入スロット62ではない。
(3)ジャンパーピン8が配線された2つのジャンパーピン挿入スロット62と対応する2つの電線挿入部61のうちのいずれかに電線51が配線されていない。
従って、ステップ13では、制御装置2は、第1の電線51及び第2の電線51のいずれかまたは両方とジャンパーピン8との間の導通に異常がある旨、及び配線を修正する必要がある旨を表示部1に表示させる。
作業者は、表示部1の指示に従って、配線の確認と修正を行う。
配線の修正が完了したら、作業者は、図示しない再検査スイッチを押す。
制御装置2は、処理をステップ12に戻し、第1の電線51に再度検査信号を出力する。
また、検査信号は制御装置2に入力されているが、第2の電線51以外の電線51を介して検査信号が入力されている場合には、制御装置2は、第1の電線51とジャンパーピン8との間の導通は正常であるが、第2の電線51とジャンパーピン8との間の導通に異常があると判断する。
この場合にもステップ13に進み、制御装置2は、ジャンパーピン8が異なるジャンパーピン挿入スロット62に配線されている旨、及び配線を修正する必要がある旨を表示部1に表示させる。
作業者は、表示部1の指示に従って、配線の確認と修正を行う。
配線の修正が完了したら、作業者は、図示しない再検査スイッチを押す。
制御装置2は、処理をステップ12に戻し、第1の電線51に再度検査信号を出力する。
検査信号が第2の電線51から制御装置2に入力された場合には、制御装置2は、ジャンパーピン8の配線が正常に行われたと判断し、ステップ14に進む。
ステップ14では、制御装置2は、計画した全てのジャンパーピン8の配線が正常に終了したか否かを判断する。
全てのジャンパーピン8の配線が完了した場合には、制御装置2は処理を終了する。
全てのジャンパーピン8の配線が完了していない場合には、制御装置2は、ステップ15に進む。
ステップ15では、表示部1に表示される指示内容が更新される。
具体的には、例えば、作業者によって、図示しない更新スイッチが押される。
すると、制御装置2は、表示部1の表示を、次に配線するジャンパーピン8及びその配線先のジャンパーピン挿入スロット62を指示する情報に更新して、処理をステップ10に戻す。
このように、実施の形態1における導通検査方法は、実施の形態1の導通検査装置の検査治具4を用いる第1の工程と、検査治具4を用いない第2の工程とによって2段階の導通検査を行う。
第1の工程は、導通検査装置の第1の構成を用いて、制御装置2から電線51に検査信号を出力して、制御装置2によって、検査信号が複数のプローブ42のいずれかを介して制御装置2に入力されるか否かに基づいて、電線51と電線51が配線された電線挿入部61に設けられた導電部64との間の導通を検査する。
また、第1の工程は、制御装置2によって、特定の電線51及び特定の電線51が配線される特定の電線挿入部61を指示する工程と、
制御装置2によって、検査信号が特定の電線挿入部61に対応するジャンパーピン挿入スロット62に挿入されたプローブ42を介して制御装置2に入力されたか否かに基づいて、電線51が指示通り特定の電線挿入部61に配線されたか否かを検査する工程を含む。
これにより、第1の工程では、電線51を電線挿入部61に配線するのと同時に、制御装置2によって電線51と電線51が配線された電線挿入部61の導電部64との間の導通を検査することができる。
第2の工程は、導通検査装置の第2の構成を用いて、制御装置2から、第1の電線に検査信号を出力して、制御装置2によって、検査信号が第2の電線を介して制御装置2に入力されるか否かに基づいて、第1の電線及び第2の電線と、ジャンパーピン8との間の導通を検査する。
また、第2の工程は、制御装置2によって、隣り合う特定の2つのジャンパーピン挿入スロット62を指示する工程と、制御装置2によって、第1の電線51に出力された検査信号が第2の電線51を介して制御装置2に入力されたか否かに基づいて、ジャンパーピン8が指示通りのジャンパーピン挿入スロット62に配線されたか否かを検査する工程を含む。
これにより、第2の工程では、ジャンパーピン8をジャンパーピン挿入スロット62に配線するのと同時に、制御装置2によって、第1の電線51及び第2の電線51と、ジャンパーピン8との間の導通を検査することができる。
なお、実施の形態1による導通検査装置は、表示部1と制御装置2とが別体である。しかし、表示部1と制御装置2とは別体でなくてもよい。例えば、表示部1と制御装置2とは、表示部と制御装置とが一体化されたパソコンなどによって構成してもよい。
また、実施の形態1では、スプリング式端子台6を構成する各端子台ユニット60は、電線挿入部61及び工具挿入穴63がそれぞれ4個設けられている。しかし、端子台ユニット60の構成は、これに限るものではない。例えば、端子台ユニット60に設けられる電線挿入部61及び工具挿入穴63の数は、それぞれ1~3個であってもよいし、5つ以上であってもよい。
また、図4に示すように、スプリング式端子台6の側面に、端子番号表示部66を設けてもよい。これにより、各電線51の各電線挿入部61への誤配線を抑制することができる。
実施の形態2.
図14は、本発明の実施の形態2による導通検査装置を用いて各電線51とスプリング式端子台6との導通検査を行う様子を示す斜視図である。
実施の形態2による導通検査装置は、接続ケーブル91によって制御装置2と電気的に接続された接触板9を有する点が、実施の形態1による導通検査装置とは異なる。他の構成は、実施の形態1による導通検査装置と同様である。
実施の形態2による導通検査装置は、いずれかの電線51の他端部51aが接触板9に接触された場合に、制御装置2が接触板9を介して導通する電線51を特定する。そして、制御装置2は、配線を指示した電線51の情報と、特定された電線51の情報とを照合して、照合した結果を表示部1に表示する。
作業者は、表示部1の表示を見て、配線しようとしている電線51が指示された電線51であるか否かを確認する。このように、実施の形態2の導通検査装置は、作業者が電線51を配線する前に、配線しようとしている電線51が指示された電線51か否かを作業者に示すことができる。このため、作業者による電線51の誤配線を抑制することができる。よって、配線の修正作業を削減することができる。
実施の形態3.
図15は、本発明の実施の形態3による導通検査装置の検査治具4を示す図である。
実施の形態3による導通検査装置は、検査治具4の形状が、実施の形態1による導通検査装置とは異なる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
実施の形態3による導通検査装置の検査治具4は、治具本体41の各プローブ42の間にスリット45が形成されている。各プローブ42の間にスリット45を形成することにより、各プローブ42の先端部分は、治具本体41に対して柔軟に移動することができるようになっている。
スプリング式端子台6を構成する各端子台ユニット60の連結方向の厚みは、製造誤差によって変動する場合がある。各端子台ユニット60の厚みが変動した場合、各ジャンパーピン挿入スロット62の間隔が変動する。
実施の形態3による導通検査装置の検査治具4は、各プローブ42の先端部分が柔軟に移動できるため、各ジャンパーピン挿入スロット62の間隔が変動した場合に、各ジャンパーピン挿入スロット62の位置に倣って移動することができる。
実施の形態4.
図16は、本発明の実施の形態4による導通検査装置の検査治具4を示す図である。
検査治具4は、カバー46をさらに有している。
治具本体41は、ジャンパーピン挿入スロット62に挿入可能な挿入部411と、挿入部411から突出する露出部412とを有している。突起部44は、挿入部411と露出部412との境界に位置している。即ち、治具本体41は、突起部44の位置を境界として挿入部411と露出部412とに区分されている。検査治具4がスプリング式端子台6に取り付けられた状態では、挿入部411がジャンパーピン挿入スロット62に挿入され、かつ露出部412がジャンパーピン挿入スロット62から突出して露出している。
複数のプローブ42は、治具本体41の内部から、挿入部411の端部を通って、治具本体41の外部へ突出している。入力ケーブル43に含まれる各信号線は、治具本体41の内部から、露出部412の端部を通って、治具本体41の外部へ出ている。
カバー46は、露出部412に着脱可能に取り付けられている。カバー46には、入力ケーブル43に含まれる各信号線を通す空間が形成されている。カバー46は、入力ケーブル43に含まれる各信号線を覆っている。本実施の形態では、複数のプローブ42が並ぶ方向において治具本体41の全範囲にカバー46が配置されている。
露出部412には、複数のバンド用穴47と、複数の取外し工具用穴48とが設けられている。複数のバンド用穴47は、複数のプローブ42が並ぶ方向へ互いに離れた位置に位置している。各バンド用穴47は、露出部412を貫通する貫通穴である。複数の取外し工具用穴48も、複数のプローブ42が並ぶ方向へ互いに離れた位置に位置している。各取外し工具用穴48は、露出部412を貫通していてもよいし、露出部412を貫通していなくてもよい。また、バンド用穴47及び取外し工具用穴48のそれぞれの数は、複数である必要はなく、1つであってもよい。
カバー46は、各バンド用穴47及び各取外し工具用穴48を避けて露出部412に取り付けられている。即ち、各バンド用穴47及び各取外し工具用穴48は、カバー46に覆われていない。検査治具4では、各バンド用穴47に通された複数のバンド49がカバー46に巻き付けられることによって、カバー46が露出部412に取り付けられている。治具本体41の突起部44は、カバー46に覆われていない。
図17は、図16の検査治具4をスプリング式端子台6から取り外すための取外し工具10を示す正面図である。また、図18は、図17の取外し工具10を示す側面図である。検査治具4がスプリング式端子台6から取り外されるときには、取外し工具10が用いられる。取外し工具10は、ハンドル101と、ピン102とを有している。なお、取外し工具10は、導通検査装置に含まれている。
ハンドル101は、第1ハンドル部材103と、第2ハンドル部材104と、角部105とを有している。
第1ハンドル部材103及び第2ハンドル部材104のそれぞれの形状は、棒状となっている。第1ハンドル部材103及び第2ハンドル部材104のそれぞれの端部同士は、角部105を介して連結されている。
第1ハンドル部材103の長さは、第2ハンドル部材104の長さよりも長くなっている。第2ハンドル部材104の長手方向は、第1ハンドル部材103の長手方向に対して交差している。本実施の形態では、第2ハンドル部材104の長手方向が第1ハンドル部材103の長手方向に対して直交している。ハンドル101の形状は、第1ハンドル部材103、第2ハンドル部材104及び角部105によってL字状となっている。
第1ハンドル部材103の両端部のうち、角部105側とは反対側の端部は、力が加えられる持ち手部となっている。第2ハンドル部材104の両端部のうち、角部105側とは反対側の端部には、ピン102が固定されている。第1ハンドル部材103の持ち手部から角部105までの距離は、ピン102から角部105までの距離よりも大きくなっている。
ピン102は、第1ハンドル部材103及び第2ハンドル部材104を含む平面に対して交差する方向へ第2ハンドル部材104の端部から突出している。本実施の形態では、第1ハンドル部材103及び第2ハンドル部材104を含む平面に対して直交する方向へピン102が第2ハンドル部材104の端部から突出している。ピン102は、棒状であって、かつ、取外し工具用穴48に挿入可能な大きさ及び形状となっている。
取外し工具10は、ピン102が取外し工具用穴48に挿入されることにより検査治具4に装着される。ピン102が取外し工具用穴48に挿入された状態では、ハンドル101が取外し工具用穴48を中心に回転可能になっている。
図19は、図16の検査治具4がスプリング式端子台6に取り付けられ、かつ図17の取外し工具10が検査治具4に装着された状態を示す斜視図である。検査治具4がスプリング式端子台6に取り付けられた状態では、治具本体41の露出部412に設けられた取外し工具用穴48がジャンパーピン挿入スロット62から露出している。これにより、検査治具4がスプリング式端子台6に取り付けられた状態でも、取外し工具10が検査治具4に装着可能になっている。
検査治具4がスプリング式端子台6に取り付けられ、かつ取外し工具10が検査治具4に装着された状態では、ジャンパーピン挿入スロット62に隣接するスプリング式端子台6の露出面にハンドル101の角部105が接触可能になっている。
検査治具4をスプリング式端子台6に取り付けるときには、治具本体41の挿入部411をジャンパーピン挿入スロット62に挿入した後、ジャンパーピン挿入スロット62に向けてカバー46に力を加える。これにより、挿入部411がジャンパーピン挿入スロット62に押し込まれて突起部44が溝部621に嵌まる。このようにして、検査治具4がスプリング式端子台6に取り付けられる。従って、カバー46の強度は、検査治具4がスプリング式端子台6に取り付けられるときの力によって破損しない強度となっている。カバー46の強度を考慮して、カバー46は、硬質樹脂及び金属などで形成されても良い。
一方、検査治具4をスプリング式端子台6から取り外すときには、取外し工具用穴48にピン102を挿入することにより、取外し工具10を検査治具4に装着する。この後、ハンドル101を回転させてスプリング式端子台6の露出面に角部105を接触させる。この後、スプリング式端子台6の露出面に角部105を押し付ける方向、即ち図19の矢印Xの方向へ第1ハンドル部材103の持ち手部に力を加えながらハンドル101を回転させる。これにより、ジャンパーピン挿入スロット62から検査治具4を外す方向へピン102が移動する。即ち、角部105を支点とし、第1ハンドル部材103の持ち手部を力点とし、ピン102を作用点として、てこの原理にならって取外し工具10を操作することにより、ジャンパーピン挿入スロット62から外れる方向へ検査治具4を移動させる。このようにして、検査治具4がスプリング式端子台6から取り外される。実施の形態4における他の構成は、実施の形態3と同様である。
実施の形態4による導通検査装置の検査治具4では、入力ケーブル43の各信号線を覆うカバー46が治具本体41の露出部412に取り付けられている。このため、スプリング式端子台6に検査治具4を取り付けるときには、カバー46を押しながらジャンパーピン挿入スロット62に検査治具4を挿入することができ、ジャンパーピン挿入スロット62に向けて検査治具4を押す力を大きくすることができる。従って、スプリング式端子台6に検査治具6を容易にかつより確実に取り付けることができる。また、カバー46によって入力ケーブル43を保護することができ、入力ケーブル43の破損の発生を抑制することもできる。
また、治具本体41の露出部412には、取外し工具用穴48が設けられている。このため、スプリング式端子台6から検査治具4を取り外すときには、取外し工具用穴48に装着した取外し工具10を用いて、てこの原理にならって検査治具4を、容易に取り外すことができる。また、取外し工具10を用いているため、検査治具4自体を摘んで引き上げることが無い。これにより、検査治具4の破損の発生を抑制することができる。従って、取外し工具10を操作することにより、検査治具4の破損の発生を抑制しながら、スプリング式端子台6から検査治具4を容易に取り外すことができる。
また、スプリング式端子台6を構成する端子台ユニット60の数が多くなると、端子台ユニット60の数に比例して、検査治具4の着脱に要する力が大きくなる。しかし、本実施の形態4による導通検査装置の検査治具4では、検査治具4の着脱に要する力が大きくなっても、容易に確実に検査治具4を着脱ができ、かつ、検査治具4の着脱時の治具本体41、及び入力ケーブル43の破損の発生を抑制することができる。
実施の形態4の導通検査装置の検査治具4において、カバー46は、治具本体41にバンド49を巻きつけることによって取り付けられている。しかし、カバー46の取り付け方法はバンド49に限ったものではない。例えば、カバー46は、治具本体41に接着剤で接着されて固定されてもよく、治具本体41にボルトにより固定されてもよい。
なお、上記の例では、治具本体41にカバー46が設けられた構成が実施の形態3の構成に適用されている。しかし、治具本体41にカバー46が設けられた構成を実施の形態1及び2に適用してもよい。
1 表示部、1a 接続ケーブル、2 制御装置、3 信号ケーブル、4 検査治具、5 ワイヤハーネス、6 スプリング式端子台、8 ジャンパーピン、9 接触板、10 取外し工具、31 信号ケーブルコネクタ、41 治具本体、42 プローブ、43 入力ケーブル、44 突起部(固定部)、45 スリット、46 カバー、47 バンド用穴、48 取外し工具用穴、49 バンド、51 電線、52 ワイヤハーネスコネクタ、60 端子台ユニット、61 電線挿入部、62 ジャンパーピン挿入スロット、63 工具挿入穴、64 導電部、65 ロック機構、66 端子番号表示部、80 工具、91 接続ケーブル、101 ハンドル、102 ピン、103 第1ハンドル部材、104 第2ハンドル部材、105 角部、411 挿入部、412 露出部、621 溝部(被固定部)

Claims (8)

  1. 複数の電線挿入部及び複数のジャンパーピン挿入スロットが設けられたスプリング式端子台に着脱可能に固定されて、前記複数のジャンパーピン挿入スロットに複数のプローブを挿入して、各前記電線挿入部と各前記ジャンパーピン挿入スロットとに跨って設けられた各導電部に前記複数のプローブを電気的に接続させる検査治具と、
    前記複数の電線挿入部のいずれか1つに配線される電線の一端側が電気的に接続されるとともに、前記検査治具の前記複数のプローブと電気的に接続された制御装置と
    を備え、
    前記複数のプローブが前記複数のジャンパーピン挿入スロットに挿入された状態で、
    前記電線の他端部が前記複数の電線挿入部のいずれか1つに配線された場合に、
    前記制御装置、前記電線、前記電線が配線された前記電線挿入部に設けられた前記導電部、及び該導電部と電気的に接続された前記プローブ、が導通する第1の構成によって、前記電線と前記電線が配線された前記電線挿入部に設けられた前記導電部との間の導通を検査し、
    前記検査治具が前記スプリング式端子台から取り外された状態で、
    第1の電線及び第2の電線がそれぞれ配線された隣り合う2つの前記電線挿入部に対応する2つの前記ジャンパーピン挿入スロットに跨ってジャンパーピンが配線された場合に、
    前記制御装置、前記第1の電線、前記第1の電線が配線された前記電線挿入部の導電部、前記ジャンパーピン、前記第2の電線が配線された前記電線挿入部の導電部、及び前記第2の電線、が導通する第2の構成によって、前記第1の電線及び前記第2の電線と、前記ジャンパーピンとの間の導通を検査する導通検査装置。
  2. 前記制御装置と電気的に接続された表示部を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1の構成において、特定の電線を示す情報及び前記特定の電線の他端部が配線される特定の電線挿入部を示す情報を前記表示部に表示して前記特定の電線の前記特定の電線挿入部への配線を指示するとともに、前記特定の電線と前記特定の電線挿入部との間の導通検査結果を前記表示部に表示し、
    前記第2の構成において、隣り合う特定の2つのジャンパーピン挿入スロットを示す情報を前記表示部に表示して前記ジャンパーピンの前記特定の2つのジャンパーピン挿入スロットへの配線を指示するとともに、前記特定の2つのジャンパーピン挿入スロットに対応する2つの電線挿入部にそれぞれ配線された第1の電線及び第2の電線と前記ジャンパーピンとの間の導通検査結果を前記表示部に表示する請求項1に記載の導通検査装置。
  3. 前記制御装置と電気的に接続された接触板を備え、
    前記制御装置は、
    前記電線の他端部が前記接触板に接触された場合に、前記接触板を介して導通する前記電線を特定し、前記特定された前記電線の情報を前記表示部に表示する請求項2に記載の導通検査装置。
  4. 前記検査治具は、前記複数のジャンパーピン挿入スロットのそれぞれに設けられた各被固定部と着脱可能に嵌合する固定部を有する請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の導通検査装置。
  5. 前記検査治具における前記複数のプローブの間には、それぞれスリットが形成されている請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の導通検査装置。
  6. 前記検査治具は、前記複数のプローブが設けられた治具本体と、前記複数のプローブから延びる各信号線を含む入力ケーブルと、前記信号線を覆うカバーとを有しており、
    前記治具本体は、前記検査治具が前記スプリング式端子台に取り付けられた状態で前記ジャンパーピン挿入スロットから突出して露出する露出部を有しており、
    前記露出部には、取外し工具用穴が設けられており、
    前記カバーは、前記取外し工具用穴を避けて前記露出部に取り付けられている請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の導通検査装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の導通検査装置の前記第1の構成を用いて、
    前記制御装置から、前記電線に検査信号を出力して、
    前記制御装置によって、前記検査信号が前記複数のプローブのいずれかを介して前記制御装置に入力されるか否かに基づいて、前記電線と前記電線が配線された前記電線挿入部に設けられた前記導電部との間の導通を検査する第1の工程と、
    前記導通検査装置の前記第2の構成を用いて、
    前記制御装置から、前記第1の電線に前記検査信号を出力して、
    前記制御装置によって、前記検査信号が前記第2の電線を介して前記制御装置に入力されるか否かに基づいて、前記第1の電線及び前記第2の電線と、前記ジャンパーピンとの間の導通を検査する第2の工程とを有する導通検査方法。
  8. 前記第1の工程は、
    前記制御装置によって、特定の電線及び前記特定の電線が配線される特定の電線挿入部を指示する工程と、
    前記制御装置によって、前記検査信号が前記特定の電線挿入部に対応する前記ジャンパーピン挿入スロットに挿入された前記プローブを介して前記制御装置に入力されたか否かに基づいて、前記電線が指示通り前記特定の電線挿入部に配線されたか否かを検査する工程を含み、
    前記第2の工程は、
    前記制御装置によって、隣り合う特定の2つのジャンパーピン挿入スロットを指示する工程と、
    前記制御装置によって、前記第1の電線に出力された前記検査信号が前記第2の電線を介して前記制御装置に入力されたか否かに基づいて、前記ジャンパーピンが指示通り前記特定の2つのジャンパーピン挿入スロットに配線されたか否かを検査する工程を含む請求項7に記載の導通検査方法。
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