JP7058174B2 - ショーケース - Google Patents

ショーケース Download PDF

Info

Publication number
JP7058174B2
JP7058174B2 JP2018096230A JP2018096230A JP7058174B2 JP 7058174 B2 JP7058174 B2 JP 7058174B2 JP 2018096230 A JP2018096230 A JP 2018096230A JP 2018096230 A JP2018096230 A JP 2018096230A JP 7058174 B2 JP7058174 B2 JP 7058174B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
kick plate
showcase
condenser
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018096230A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019200023A (ja
Inventor
淳夫 鈴木
敦史 吉田
航 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Retail Systems Corp
Original Assignee
Sanden Retail Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Retail Systems Corp filed Critical Sanden Retail Systems Corp
Priority to JP2018096230A priority Critical patent/JP7058174B2/ja
Publication of JP2019200023A publication Critical patent/JP2019200023A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7058174B2 publication Critical patent/JP7058174B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

本発明は、冷凍装置を内蔵したショーケースに関する。
コンビニエンスストアやスーパーマーケット等に設置されている冷凍装置内蔵型のショーケースは、商品収納部を有するショーケース本体と、ショーケース本体の下部に設けられた機械室とを備えている。機械室の側面は開口しており、この開口はキックプレートと呼ばれる板状部材により開閉自在に閉塞されている。キックプレートには、機械室内に外気を取り入れるための多数の通気孔が形成されている。機械室内には、冷凍装置の一部を構成する圧縮機や凝縮器などの機器が設置されている。凝縮器はキックプレートの通気孔と対向する位置に配置されている。凝縮器に対してキックプレートの反対側には凝縮器用送風器が設置されている。凝縮器用送風器の駆動により、キックプレートの通気孔から外気が機械室内に導入される。この外気は凝縮器の熱交換パイプの周囲を通過する。これにより凝縮器は冷却される。
外気には塵埃が含まれるため、この塵埃により凝縮器に目詰まりが生じるおそれがある。そして、凝縮器に目詰まりが生じると、冷媒と外気との熱交換効率が悪化し、消費電力が増大する。さらに、この目詰まりを長期間放置すると冷却性能の悪化、ひいては商品の劣化が生じるおそれもある。そこで、前記キックプレートの通気孔形成領域の内側には、キックプレートと凝縮器との間に、凝縮器用フィルタが着脱自在に設けられている。この凝縮器用フィルタは、通気孔から導入された外気に含まれる塵埃を捕獲する。
特開2016-109390号公報
凝縮器用フィルタに塵埃が蓄積すると凝縮器への外気の供給量が低下するため、前述と同様に、冷媒と外気との熱交換効率が悪化し、消費電力が増大するおそれがある。このため、凝縮器用フィルタは定期的な清掃作業をする必要である。この清掃作業は、まず、キックプレートを開けて機械室内から凝縮器用フィルタを取り外す。そして凝縮器用フィルタの水洗いや、掃除機等での塵埃の吸引などの洗浄作業を行う。このように、従来のショーケースにおける清掃作業は、キックプレートを開閉する工程を含むため手間と時間がかかるものであった。また、この清掃作業は、キックプレートの開閉のために広い作業スペースを確保する必要であった。
このような問題を解決するために、特許文献1に示すショーケースが提案されている。このショーケースは、キックプレートの上部に切り欠き部が設けられている。凝縮器用フィルタはこの切り欠き部を介して機械室から取り出し可能としている。これにより、キックプレートの開閉工程が不要となるので、清掃作業の作業量が軽減するとともに広い作業スペースも不要となる。
しかしながら、特許文献1のショーケースでは、凝縮器用フィルタを取り外したり装着したりするという工程が依然として残っている。同様に、取り外した凝縮器用フィルタを店舗裏などの作業に持ち出し、凝縮器用フィルタの洗浄等を行うという工程も依然として残っている。また、凝縮器用フィルタの洗浄作業にはある程度の慣れが必要であり、慣れていない店員が当時作業を行うと洗浄が十分でなく塵埃が残存することもあった。このように凝縮器用フィルタの清掃作業は、依然として時間や手間や慣れが必要であり、これをより簡便且つ確実に行いたいという要望があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、凝縮器用フィルタの清掃を簡便且つ確実に行うことができるショーケースを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、ショーケース本体の下部に設けられた機械室と、前記機械室側面の開口を開閉するとともに外気を機械室内に導入する通気孔が形成されたキックプレートと、前記機械室内であって前記キックプレートの通気孔と対向する位置に設けられた凝縮器と、前記キックプレートと前記凝縮器との間に配置された凝縮器用フィルタとを備えたショーケースにおいて、前記凝縮器用フィルタに対して上下に亘って延在する態様で当接して前記凝縮器用フィルタに付着した塵埃を除去する少なくとも2つのブラシを左右方向に備え、前記ブラシは、所定間隔を維持した状態で前記キックプレートの外側からの操作により左右方向に摺動可能に設けられ、最左端のブラシと最右端のブラシの間隔をブラシの長さと同じ又は長くしたことを特徴とする。
本発明によれば、キックプレートの外側からの操作により所定間隔を維持した状態でブラシが左右に摺動する。このブラシは凝縮器用フィルタに当接しているので、前記操作により凝縮器用フィルタに付着した塵埃がブラシにより除去される。このように本発明によれば、キックプレートを開けたり凝縮器用フィルタを機械室から取り出したりすることなく、凝縮器用フィルタの清掃を簡便且つ確実に行うことができる。また、本発明によれば、左右方向に少なくとも2つのブラシを備えるので、ブラシの左右方向の摺動距離を短くすることができ、これにより清掃作業がより簡便なものとなる。さらに、本発明によれば、最左端のブラシと最右端のブラシの間隔をブラシの長さと同じ又は長くしたので、ブラシの左右方向の摺動を滑らか且つバランスよく行うことができ、これにより操作性が向上する。
ショーケースの外観斜視図 ショーケースの縦断面図 キックプレートの構成を説明する分解斜視図 キックプレートの構成を説明する分解斜視図 凝縮器用フィルタの正面図 ブラシユニットの斜視図 塵埃除去具の正面図及び断面図 キックプレートの動作を説明する斜視図 キックプレートの背面図 ショーケースの制御系の機能ブロック図
本発明の一実施の形態に係るショーケースについて図面を参照して説明する。図1はショーケースの外観斜視図、図2はショーケースの縦断面図である。
このショーケース1は、内側に商品収納部3を形成する前面開口のショーケース本体2と、このショーケース本体2の下部に設置された機械室4とを備えたものである。
ショーケース本体2は、側断面が略コ字状の断熱壁5と、断熱壁5の内側に所定の間隔をおいて配置された仕切板6と、断熱壁5の後方に所定の間隔をおいて配置された背面板7と、断熱壁5の前端部から背面板7の上端に亘って被装する天井パネル8と、断熱壁5と仕切板6間の空間及び断熱壁5と背面板7間の空間の左右方向を閉鎖する左右一対の側板9と、この側板9の外側に設けた左右一対のガラス板10とを備える。商品収納部3内には、複数段(本実施の形態では5段)の着脱自在の商品棚11と、商品棚11の下方には底棚12とが配置されている。底棚12は、断熱壁5の底壁と所定の間隔をおいて配置されるとともに後端部が仕切板6の下端に当接している。このような構成により、仕切板6及び底棚12と断熱壁5との間隙に冷気ダクト13を形成している。
底棚12と断熱壁5との間には冷却ファン14が設置されている。仕切板6の後方には冷凍装置の一部を構成する冷却器15が設置されている。冷却器ファン14を駆動すると、冷却器15で冷却された冷気はダクト13内を流通し、その上部前端の吹出口から吹き出される。吹出口から吹き出された冷気は商品収納部3内を冷却し、下部前端の吸入口から冷気ダクト13内に流入する。
機械室4は、直方体状のフレームからなる架台16の左右側面の開口を閉鎖する板状の側板17と、架台16の底面開口を閉鎖する底板(図示省略)と、架台16の前側面の開口を閉鎖するキックプレート100と、前記断熱壁5の底面と、前記背面板7の下部とによって区画された空間である。機械室4の上部後端は、背面板7及び断熱壁5間に形成された排気ダクト18と連通している。この排気ダクト18により、機械室4内に発生する熱が外部に排出される。
機械室4内には、冷凍装置の一部を構成する凝縮器20、凝縮器用フィルタ200と、ブラシユニット300と、凝縮器用ファン21、圧縮機22、電装装置(図示省略)、その他の機器が設置されている。凝縮器20は、機械室4の前端部、すなわちキックプレート100と対向する位置に配置されている。より詳しくは、凝縮器20は、キックプレート100における通気孔111(後述する)の形成領域と対向する位置に配置されている。凝縮器用フィルタ200は、キックプレート100の内側に着脱自在に付設されている。凝縮器用フィルタ200は、キックプレート100における通気孔111(後述する)の形成領域に対向する位置であって、キックプレート100と凝縮器20との間に配置されている。凝縮器用ファン21は、凝縮器20のキックプレート100に対して反対側に配置されている。凝縮器用ファン21の送風方向は、キックプレート100の通気孔111(後述する)から機械室4内に外気を吸入する方向である。
次に、キックプレート100及びキックプレート100に付設される機器について図3~図8を参照して説明する。図3及び図4はキックプレートの構成を説明する分解斜視図、図5は凝縮器用フィルタの正面図、図6はブラシユニットの斜視図、図7は塵埃除去具の正面図及び断面図、図8はキックプレートの動作を説明する斜視図、図9はキックプレートの断面図である。
なお、理解を容易にするため、図3では凝縮器用フィルタ、ブラシユニット及びフィルタ押さえ枠の図示を省略している。同様に、理解を容易にするため、図4では凝縮器用フィルタ及びブラシユニットの図示を省略している。同様に、理解を容易にするため、図8ではキックプレートに凝縮器用フィルタ、ブラシユニットのみを取り付けた様子を図示している。
キックプレート100は横長矩形の板状部材からなる。キックプレート100は、図3に示すように、上縁部から架台16方向すなわち後方に向かって折り曲げて形成された上折り曲げ部101と、同様に左右縁部から後方に向かって折り曲げて形成された左右折り曲げ部102と、同様に下縁部から後方に向かって折り曲げて形成された下折り曲げ部103とを備えている。キックプレート100の下折り曲げ部103の縁部には、図示しない引っ掛け片(図示省略)が形成されている。またキックプレート100の内側には、機械室4の架台16等に着脱する左右一対のマグネット(図示省略)が設けられている。このような構成により、キックプレート100の引っ掛け片を架台16に引っ掛けることにより、キックプレート100は、その下縁を軸として前方に開閉自在となっている。また、キックプレート100の下縁の引っ掛け片と架台16との係合を解除することにより、キックプレート100を完全に取り外すことができる。すなわち、キックプレート100は着脱自在に設けられている。
キックプレート100には、複数の通気孔111が形成されている。本実施の形態では、通気孔111は横長の長孔形状である。通気孔111は、複数列×複数段のマトリクス状に配置されている。すなわち、通気孔111は、所定の間隔をおいて左右方向及び上下方向に整列するよう形成されている。したがって、キックプレート100には、横方向に隣り合う通気孔111間に形成された複数の通気孔非形成領域が上下方向に延在する。
キックプレート100には、通気孔111の上方において、ブラシユニット300の操作のための、左右に延びる長穴形状の操作用スリット112が形成されている。キックプレート100の下折り曲げ部103には、ブラシユニット300の摺動のための、左右に延びる長穴形状のガイド孔104が操作用スリット112と平行して形成されている。
キックプレート100の下折り曲げ部103には、ガイド孔104の左右側方において、凝縮器用フィルタ200を保持するための左右一対の保持孔105が形成されている。キックプレート100の下折り曲げ部103には、ガイド孔104の中央後方において、凝縮器用フィルタ200の中央下縁部と係合する係合片106が設けられている。キックプレート100の下折り曲げ部103には、左右のガイド孔104の左右側方において、塵埃を外部に排出するための左右一対の矩形の排出口107が形成されている。
キックプレート100の内側には、通気孔111から吸入された外気を凝縮器20に導くための断面横長矩形のダクト400が設けられている。
ダクト400の前端は全ての通気孔111及び操作用スリット112の形成領域を包含する。ダクト400の後端は凝縮器20の前面を包含する。ダクト400の後端左右縁部には、外側に張り出した張出部401が形成されている。ダクト400の左右内側には、一対の塵埃除去具500(後述する)が設けられている。
図4に示すように、ダクト400の後端、すなわち凝縮器20側の端には、凝縮器用フィルタ200の周縁部を前方に押さえつけるためのフィルタ押さえ枠410が設けられている。フィルタ押さえ枠410は、左右方向に延びる上辺411と、上辺411の左右端部から下方に延びる左辺412及び右辺413とを備えている。左辺412及び右辺413の下端には、キックプレート100に取り付けるための取付片412a,413aが形成されている。この取付片412a,413aは、キックプレート100の下折り曲げ部103の後端から上方に向かって屈曲形成された支持部103aと当接し、化粧ネジ(図示省略)などの締結具を用いて固定される。また、左辺412及び右辺413の外側縁部は、塵埃除去具500の凝縮器20側の面に当接し、化粧ネジ(図示省略)などの締結具を用いて固定される。
凝縮器用フィルタ200は、図5に示すように、横長矩形のメッシュ部材からなるフィルタ本体201と、フィルタ本体201の左右の片及び上辺に設けられた主フレーム202と、フィルタ本体201の下片に設けられるとともに主フレーム202の左右の辺を連結する下補助フレーム203と、フィルタ本体201の上下方向の中央において主フレーム202の左右の片を連結する中央補助フレーム204とを備えている。フィルタ本体201の大きさは、ダクト400の上辺411の内面及び塵埃除去具500の側面により規定される通風路の断面とほぼ等しい又はやや小さい。
主フレーム202は、棒状部材を屈曲形成してなる。主フレーム202の左右の下端部は、下補助フレーム203よりも下方に位置する。主フレーム202の左右の下端部は、キックプレート100の保持孔105に挿通される。下補助フレーム203の中央部は、前記係合片106と係合する。中央補助フレーム204は、フィルタ本体201に対して凝縮器20側に配置されている。
図6及び図8に示すように、ブラシユニット300は、略矩形の枠体310と、枠体310に連結した操作部320と、枠体310に付設された左右一対のブラシ330とを備えている。枠体310は、左右方向に延びる上辺311及び下辺312と、上下方向に延びる左辺313及び右辺314とを備えている。すなわち枠体310の各辺311~314によって囲繞された領域は開口部315である。
枠体310の下辺312の底面には、キックプレート100のガイド孔104に挿通する凸部316が設けられている。本実施の形態では、下辺312に上下方向に付設したネジにより凸部316を構成した。操作部320は、キックプレート100の操作用スリット112に挿通されるとともに前記枠体310の上片311の中央に連結した連結軸321と、連結軸321の端部に形成されキックプレート100の外側に配置された把手322とを備えている。凸部316及びガイド孔104並びに連結軸321及び操作用スリット112により、ブラシユニット300の摺動可能方向が、操作用スリット112及びガイド孔104に平行、すなわちキックプレート100の左右方向に規制される。このような構成により、キックプレート100の外側から把手322を左右に移動させると、ブラシユニット300が、キックプレート100の内側であって、枠体310の下辺312の底面がキックプレート100の下折り曲げ部103の上面に載置された状態で、ガイド孔104に沿って左右に摺動する。
ブラシユニット300の左右の摺動領域は、ガイド孔104の横方向長さによって規定される。ここで、ガイド孔104は、ブラシユニット300が摺動領域の左右両端まで摺動すると、当該摺動領域の左右両端側のブラシ330は、前記キックプレート100の排出口107よりも外側に位置するように形成されている。なお、清掃作業を行っていない通常時(待機時とも言う)には、ブラシユニット300は、何れか一方の端に位置にさせておく。
ブラシ330は、前記枠体310の左辺313及び右辺314に付設されている。換言すれば、枠体310は、一対のブラシ330を所定の間隔で維持した状態で保持する保持部材である。ブラシ330の毛331は後方、すなわち凝縮器用フィルタ200方向に延びている。ブラシ330の毛331は、凝縮器用フィルタ200に所定の圧力で当接する。ブラシ330は、凝縮器用フィルタ200に対して上下に亘って延在する態様で当接するよう、上下方向を長手方向とする縦長形状である。ブラシユニット300が左右に摺動すると、ブラシ330の毛331が凝縮器用フィルタ200の表面を擦り、凝縮器用フィルタ200に付着した塵埃が除去されてブラシ330に付着する。ここで、凝縮器用フィルタ200は中央補助フレーム204を備えるとともにフィルタ押さえ枠410のより前方に押さえられているので、どの摺動位置においても、ブラシ330を凝縮器用フィルタ200に所定の圧力で押し合てることができる。これにより、凝縮器用フィルタ200の全面にわたって安定した塵埃の除去が可能となる。
前記一対のブラシ330の間隔は、図9に示すように、ブラシ330の上下方向の長さとほぼ等しい又は長く設定されている。これにより、ブラシユニット300の左右方向の摺動距離を短くすることができるとともに、ブラシユニット300の左右方向の摺動を滑らか且つバランスよく行うことができる。また、ブラシユニット300が待機時の位置にあるときには、一方のブラシ330は排出口107よりやや外側に位置する。このとき、他方のブラシ330は、キックプレート100に形成された通気孔111の間隙と対向する、換言すれば、キックプレート100における通気孔非形成領域と対向する。このような構成により、待機時においてブラシ330が通気孔111を塞ぐことによる外気の吸入量の低下を防止できる。また、ショーケース1の前方からブラシ330が見えないので、すっきりした美観が得られる。
前述した塵埃除去具500は、図7に示すように、上下方向に延びる縦長の板状部材を断面略コ字状に屈曲形成したものである。すなわち、塵埃除去具500は、キックプレート100と平行に形成された第1部材510と、キックプレート100の中央側の第1部材510の一方の縁部から前方(キックプレート100方向)に向かって延びる第2部材520と、第1部材の他方の縁部から前方に向かって延びる第3部材530と、第2部材520の前側縁部から塵埃除去具500の内側に向かって延びる第4部材540とからなる。第4部材540は、キックプレート100と平行する面よりもやや後方に向かって屈曲されている。第4部材540が延在する方向と、ブラシ330の毛331の伸びる方向は、ほぼ直交している点に留意されたい。
塵埃除去具500の第4部材540の縁部には、鋸状、波状又は櫛状の除去部541が形成されている。この除去部541は、図9に示すように、キックプレート100の排出口107の上方に配置されている。塵埃除去具500の第3部材530は、ダクト400の左右内側に付設されている。このような構成により、ブラシユニット300をキックプレート100の中央から待機時の位置に向かって移動させるとき、及び、ブラシユニット300待機時の位置から中央に向かって移動させるとき、一方のブラシ330の毛331が塵埃除去具500の第2部材520及び第4部材540に当接する。このとき、このブラシ330の毛331は除去部541の隙間に入り込む。これにより、ブラシ330に付着していた塵埃はブラシ330から除去され下方に落下する。そして、下方に落下した塵埃は、排出口107からショーケース1の外に排出される。
キックプレート100の内側には、ブラシユニット300の左右方向への摺動を検出するブラシユニット検出センサ601を備えている。ブラシユニット検出センサ601は、ブラシユニット300の摺動領域に設置されている。換言すれば、ブラシユニット検出センサ601は、ブラシユニット300が待機位置にあるときにはブラシユニット300を検出することなく、ブラシユニット300が待機位置から中央に向けて摺動した際に、ブラシユニット300の通過を検出する位置に設置されている。本実施の形態では、ブラシユニット検出センサ601は、ダクト400の上部であって、ブラシユニット300が待機位置にある時にブラシユニット300を検出しない位置に設けられている。このように、ブラシユニット検出センサ601を待機位置ではない摺動部に設置することにより、待機位置まで動作が完了していない場合にも清掃動作を検出することができる。
ブラシユニット検出センサ601としては、例えば、マイクロスイッチ、光センサ、リードスイッチと呼ばれる磁気近接センサなど種々のものを用いることができる。本実施の形態では、ブラシユニット検出センサ601として磁気近接センサを用いるとともに、待機位置側のブラシ330の上部にブラシユニット検出センサ601を作動させるためのマグネット601aを設けた。
次に、ショーケース1の制御系について図10を参照して説明する。図10はショーケースの制御系の機能ブロック図である。なお、ここでは本願発明の要旨に係る構成のみを説明する。
ショーケース1は、図10に示すように、前述したブラシユニット検出センサ601と、凝縮器20の温度を検出する凝縮器温度センサ602と、制御装置610と、警報装置620と、通信制御装置630とを備えている。制御装置610は、ブラシユニット検出センサ601の検出結果に基づき凝縮器用フィルタの清掃の実施状況を判定するフィルタ清掃実施判定部611を備えている。ショーケース1は、通信制御装置630及び店舗に設置されたネットワーク制御装置710を介して店舗端末720と通信可能である。店舗端末720は、例えばタブレット端末などの店員に携帯されるコンピュータであり、1台又は複数台のショーケース1を集中管理する。
フィルタ清掃実施判定部611は、ブラシユニット検出センサ601がブラシユニット300の左右方向への摺動を検出すると、凝縮器用フィルタ200の清掃が実施済みであると判定する。また、フィルタ清掃実施判定部611は、ブラシユニット検出センサ601がブラシユニット300の左右方向への摺動が所定期間(例えば2週間)検出されない場合、所定期間清掃が不実施であると判定する。フィルタ清掃実施判定部611は、凝縮器用フィルタ200の清掃が実施済みであると判定した場合、通信制御装置630及びネットワーク制御装置710を介して店舗端末720に前記判定結果を通知する。また、フィルタ清掃実施判定部611は、所定期間清掃が不実施であると判定とした場合、通信制御装置630及びネットワーク制御装置710を介して店舗端末720に前記判定結果を通知する。店舗端末720は、受信した各通知を記憶・管理し、各通知に基づきショーケース1を集中管理する。店舗端末720は、各通知を受信すると、店員に対して凝縮器用フィルタ200の清掃を促すなど各通知に対応した処理を行う。また、前記判定結果は、ネットワーク制御装置710を介して店舗外の管理コンピュータ(図示省略)に通知することもできる。
また、フィルタ清掃実施判定部611は、前記判定結果を警報装置620に通知する。警報装置620は、凝縮器温度センサ602により検出された凝縮器20の温度及び受信した通知に基づき、所定の条件で警報動作を行う。警報動作の形態としては、ランプやブザーなどによる警報が挙げられる。なお、前記条件には「凝縮器20の温度が所定の正常温度範囲内にあるか否か」が含まれる。また、前記所定期間は、凝縮器用フィルタ200が清掃された状態から塵埃が蓄積することにより凝縮器20の温度が所定の正常温度範囲を超えるまでの期間よりも小さく設定されている(例えば2週間)。このため、店員が凝縮器用フィルタ200の清掃を長期間行っていない場合、警報装置620による警報動作よりも先に、店舗端末720が店員に対して凝縮器用フィルタ200の清掃を促す処理が行われる。
このようなショーケース1によれば、キックプレート100の外側からの操作によりブラシ330を有するブラシユニット300が左右に摺動する。ここで一対のブラシ330は所定間隔を維持した状態で左右に摺動する。ブラシ330は凝縮器用フィルタ200に当接しているので、前記操作により凝縮器用フィルタ200に付着した塵埃がブラシ330により除去される。このように本発明によれば、キックプレート100を開けたり凝縮器用フィルタ200を機械室4から取り出したりすることなく、凝縮器用フィルタ200の清掃を簡便且つ確実に行うことができる。
また、ブラシユニット300は左右方向に少なくとも2つのブラシ330を備えるので、ブラシユニット300の左右方向の摺動距離を短くすることができ、これにより清掃作業がより簡便なものとなる。さらに、最左端のブラシ330と最右端のブラシ330の間隔をブラシ330の長さと同じ又は長くしたので、ブラシユニット300の左右方向の摺動を滑らか且つバランスよく行うことができ、これにより操作性が向上する。
また、凝縮器用フィルタ200から除去されブラシ330に付着した塵埃は、塵埃除去具500によりブラシ330から除去される。そして除去された塵埃は、排出口107からショーケース1の外部に排出される。なお、外部に排出された塵埃は店舗の床に残るので店員は掃除機やモップ等により掃除する必要がある。しかし、当該作業は店舗全体の床掃除とかねることができるので、店舗運用を効率的に行うことができる。
また、ブラシユニット300が待機位置にある場合、ブラシ330はキックプレート100の内側であって通気孔非形成領域に配置されるので、ブラシ330が通気孔111を塞ぐことによる外気の吸入量の低下を防止できる。また、ショーケース1の前方からブラシ330が見えないので、すっきりした美観が得られる。
また、ブラシ330を有するブラシユニット300はキックプレート100と凝縮器用フィルタ200の間に配置されているので、キックプレート100の外側からブラシユニット300へのアクセスが容易であり、ブラシユニット300を摺動動作させるための構造を簡便に構成できる。
また、ブラシユニット300の左右方向への摺動を検出するブラシユニット検出センサ601と、ブラシユニット検出センサ601の検出結果に基づき凝縮器用フィルタ200の清掃実施状況を判定する制御装置を備えているので、凝縮器用フィルタ200の清掃実施状況に基づき、凝縮器用フィルタ200の清掃時期の管理など種々の管理を行うことができる。
以上本発明の一実施形態について詳述したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施の形態ではブラシユニット300に対して2つのブラシ330を設けていたが、3つ以上のブラシ330を設けてもよい。また、上記実施の形態では、ブラシユニット300の個数と塵埃除去具500の個数を同数としたが、両者の個数は一致していなくてもよい。
また、上記実施の形態では、複数のブラシ330を所定間隔に維持した状態で保持する保持部材として枠型の枠体310を用いていたが、他の形状の部材であっても本発明を実施できる。
また、上記実施の形態では、ブラシユニット検出センサ601は、ブラシユニット300の摺動領域であって、待機位置にあるブラシユニット300を検出しない位置に設けられていたが、待機位置にあるブラシユニット300を検出する位置に設けてもよい。この場合、ブラシユニット検出センサ601がブラシユニット300を検出しなくなったことにより、ブラシユニット300が摺動したことを検出することができる。また、上記実施の形態では、ブラシユニット検出センサ601の個数は1つであったが、複数であってもよい。また、各ブラシ330はブラシユニット300に付設されているので、上記実施の形態では、ブラシ330の左右方向への摺動を検出する手段として、ブラシユニット300の左右摺動を検出するブラシユニット検出センサ601を用いていたが、ブラシ330の左右摺動を直接検出するブラシ検出センサとしてもよい。この場合、一対のブラシ330のうち一方のみを検出するようにしてもよいし、双方のブラシ330を検出するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、前面にキックプレート100を設けたショーケース1について例示したが、左右側面や背面にキックプレート100を設けたショーケースであっても本発明を実施できる。
また、上記実施の形態では、前面開放型のショーケースについて例示したが、上面開放型の平型ショーケースや、前面に扉を設けた閉鎖型のショーケースであっても本発明を実施できる。
20…凝縮器
21…凝縮器用ファン
100…キックプレート
111…通気孔
112…操作用スリット
200…凝縮器用フィルタ
300…ブラシユニット
310…枠体
320…操作部
330…ブラシ
331…毛
400…ダクト
410…フィルタ押さえ枠
500…塵埃除去具
601…ブラシユニット検出センサ
602…凝縮器温度センサ
610…制御装置
611…フィルタ清掃実施判定部
620…警報装置
630…通信制御装置
710…ネットワーク制御装置
720…店舗端末

Claims (9)

  1. ショーケース本体の下部に設けられた機械室と、前記機械室側面の開口を開閉するとともに外気を機械室内に導入する通気孔が形成されたキックプレートと、前記機械室内であって前記キックプレートの通気孔と対向する位置に設けられた凝縮器と、前記キックプレートと前記凝縮器との間に配置された凝縮器用フィルタとを備えたショーケースにおいて、
    前記凝縮器用フィルタに対して上下に亘って延在する態様で当接して前記凝縮器用フィルタに付着した塵埃を除去する少なくとも2つのブラシを左右方向に備え、
    前記ブラシは、所定間隔を維持した状態で前記キックプレートの外側からの操作により左右方向に摺動可能に設けられ、
    最左端のブラシと最右端のブラシの間隔をブラシの長さと同じ又は長くした
    ことを特徴とするショーケース。
  2. 前記ショーケースは、さらに、
    前記ブラシを所定間隔に維持した状態で保持する保持部材と、
    前記キックプレートに左右方向に形成された操作用スリットに挿通されるとともに前記保持部材に連結した操作部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のショーケース。
  3. 前記保持部材は略矩形の枠体を備え、
    前記ブラシは前記枠体の左右一対の縦辺のそれぞれに付設されている
    ことを特徴とする請求項2記載のショーケース。
  4. 前記キックプレートには複数の前記通気孔が所定の間隔をおいて左右方向に整列するよう形成され、
    前記ブラシの所定間隔は、前記複数のブラシが摺動可能領域の端部に位置した際に、各ブラシの位置が前記キックプレートに対して前記通気孔の非形成領域に対向するように設定されている
    ことを特徴とする請求項2又は3記載のショーケース。
  5. 前記ブラシの摺動可能領域に配置され、前記ブラシと係合して前記ブラシに付着した塵埃を除去する塵埃除去部材を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載のショーケース。
  6. 前記塵埃除去部材は、前記ブラシが摺動可能領域の端部に向かって移動する際に前記ブラシと係合する位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項5記載のショーケース。
  7. 前記キックプレートには、前記塵埃除去部材により除去されて落下する塵埃を外部に排出するための排出口が形成されている
    ことを特徴とする請求項5又は6記載のショーケース。
  8. 前記ブラシは前記キックプレートと前記凝縮器用フィルタの間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至7何れか1項記載のショーケース。
  9. 前記ブラシの左右方向への摺動を検出するブラシ検出センサと、
    前記ブラシ検出センサの検出結果に基づき凝縮器用フィルタの清掃実施状況を判定する制御装置とを備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至8何れか1項記載のショーケース。
JP2018096230A 2018-05-18 2018-05-18 ショーケース Active JP7058174B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018096230A JP7058174B2 (ja) 2018-05-18 2018-05-18 ショーケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018096230A JP7058174B2 (ja) 2018-05-18 2018-05-18 ショーケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019200023A JP2019200023A (ja) 2019-11-21
JP7058174B2 true JP7058174B2 (ja) 2022-04-21

Family

ID=68612033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018096230A Active JP7058174B2 (ja) 2018-05-18 2018-05-18 ショーケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7058174B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7142223B2 (ja) * 2019-02-12 2022-09-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 ショーケース
JP7552029B2 (ja) * 2020-02-19 2024-09-18 富士電機株式会社 商品収納装置
CN116793103B (zh) * 2023-08-29 2023-12-05 山东七十二度制冷设备有限公司 一种自蒸发式蒸汽冷凝器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004301355A (ja) 2003-03-28 2004-10-28 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2009008366A (ja) 2007-06-29 2009-01-15 Fujitsu General Ltd 空気調和機の室外機
JP2009106908A (ja) 2007-10-31 2009-05-21 Kowa Co Ltd 空気調和機
JP2017166800A (ja) 2016-03-18 2017-09-21 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和機の室内機及び空気調和機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4611196Y1 (ja) * 1967-12-18 1971-04-19
JPH0632926U (ja) * 1992-09-18 1994-04-28 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
JPH06147729A (ja) * 1992-11-10 1994-05-27 Fuji Electric Co Ltd 冷凍機内蔵型ショーケースの濾過装置
GB2455548B (en) * 2007-12-13 2010-12-08 Coca Cola Entpr Ltd A Self-Cleaning Filter for a Condenser of a Refrigeration Apparatus

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004301355A (ja) 2003-03-28 2004-10-28 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2009008366A (ja) 2007-06-29 2009-01-15 Fujitsu General Ltd 空気調和機の室外機
JP2009106908A (ja) 2007-10-31 2009-05-21 Kowa Co Ltd 空気調和機
JP2017166800A (ja) 2016-03-18 2017-09-21 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社 空気調和機の室内機及び空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019200023A (ja) 2019-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7058174B2 (ja) ショーケース
JP2019039573A (ja) 冷凍機内蔵型ショーケース
JP2020028637A (ja) ショーケース
JP2009180399A (ja) ショーケース
JP2016174641A (ja) キックプレート
JP6686311B2 (ja) キックプレート
JP2009109078A (ja) エアフィルタの取付構造
JP2008209087A (ja) 冷却装置
JP2004101131A (ja) 冷凍機内蔵型ショーケース
JP6707815B2 (ja) ショーケース
JPH09229406A (ja) 壁掛け式空気調和装置
JP2015036037A (ja) オープンショーケース
JP4504796B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2005034304A (ja) ショーケース
JP2017133705A (ja) キックプレート
JP2002224520A (ja) フィルタ取付構造
KR20090001403U (ko) 공기조화기
JP2018114208A (ja) オープンショーケース
JP2002022331A (ja) ショーケース
JP2000304344A (ja) ルーバ構造
KR100441022B1 (ko) 공기조화기의 실내기
KR100537338B1 (ko) 룸 에어컨의 필터장착구조
JP2002243351A (ja) ドレンパンの脱着構造
JP2016145696A (ja) 排熱処理装置
KR100222936B1 (ko) 공조기기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7058174

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350