JP2005034304A - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP2005034304A
JP2005034304A JP2003199224A JP2003199224A JP2005034304A JP 2005034304 A JP2005034304 A JP 2005034304A JP 2003199224 A JP2003199224 A JP 2003199224A JP 2003199224 A JP2003199224 A JP 2003199224A JP 2005034304 A JP2005034304 A JP 2005034304A
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Kazuki Kanazawa
和貴 金澤
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Abstract

【課題】通風路内へのゴミや塵埃の侵入を確実に防止することのできるショーケースを提供する。
【解決手段】通風路30内の底面側に配置されたフィルタ50と、フィルタ50から落下する塵埃等の異物を受容する塵埃受容部42とを備えたので、空気吸込口41aから侵入した塵埃等をフィルタ50によって捕捉することができ、しかもフィルタ50から落下する塵埃等の異物を塵埃受容部42により受容することができる。また、フィルタ50は底面側通風路30内に上下方向に延びるように配置されているので、フィルタ50の上下方向の寸法を大きくすることができ、集塵面積を広くして集塵効果をより高めることができる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に設置されるショーケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のショーケースとしては、前面を開口したショーケース本体と、ショーケース本体内に取付けられた上下複数段の商品棚と、ショーケース本体内の底面側、背面側及び上面側に沿って形成された通風路と、通風路内に配置された冷却器及び送風機とを備え、ショーケース本体の前面開口部の下端側に位置する空気吸込口から通風路内に吸入した空気を冷却器によって冷却し、ショーケース本体の前面開口部の上端側に位置する空気吐出口から吐出することにより、ショーケース本体の前面開口部にエアカーテンを形成するようにしたものが知られている。
【0003】
また、前記ショーケースでは、空気吸込口から通風路内に侵入する空気中の塵埃や空気吸込口から通風路内に落下する異物による冷却器の冷却能力の低下やドレン排水の配管のつまりを防止するために、空気吸込口にフィルタを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3139660号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のショーケースでは、例えばフィルタに付着した塵埃が通風路内に落下するなど、フィルタのみでは塵埃等の異物の侵入を確実に防止することができないという問題点があった。
【0006】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通風路内への塵埃等の異物の侵入を確実に防止することのできるショーケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、ショーケース本体の所定位置に設けた空気吸込口から空気を吸入し、ショーケース本体の所定位置に設けた空気吐出口からショーケース本体内に空気を吐出する通風路と、通風路内に配置された冷却器及び送風機とを備え、前記通風路内には空気中の塵埃を除去するフィルタを設けたショーケースにおいて、前記通風路内にフィルタから落下する塵埃等の異物を受容する塵埃受容部を設けている。これにより、塵埃受容部によってフィルタから落下する塵埃等の異物が受容される。
【0008】
また、請求項2では、請求項1のショーケースにおいて、前記フィルタを通風路内に上下方向に延びるように設け、フィルタの下方に塵埃受容部を配置している。これにより、請求項1の作用に加え、フィルタの集塵面積を上下方向に大きくすることが可能となり、フィルタから落下する塵埃等の異物はフィルタの下方に配置した塵埃受容部によって受容される。
【0009】
また、請求項3では、請求項1または2のショーケースにおいて、前記塵埃受容部とフィルタの取付枠とを一体に設け、取付枠にフィルタを着脱自在に設けている。これにより、請求項1または2の作用に加え、塵埃受容部とフィルタがショーケース本体に対して一体に着脱される。
【0010】
また、請求項4では、請求項1、2または3のショーケースにおいて、前記空気吸込口の下方に位置する通風路に前記塵埃受容部を着脱自在に設けている。これにより、請求項1、2または3の作用に加え、塵埃受容部をショーケース本体から自在に取り外すことが可能となる。
【0011】
また、請求項5では、請求項1、2、3または4のショーケースにおいて、前記塵埃受容部を、前記空気吸込口を有する吸込口カバーと一体に設けている。これにより、請求項1、2、3または4の作用に加え、塵埃受容部と吸込口カバーがショーケース本体に対して一体に着脱される。
【0012】
また、請求項6では、請求項1、2、3、4または5のショーケースにおいて、前記ショーケース本体の底面側に配置される通風路の上部を覆う底板を互いに分離可能な前端側部材及び後端側部材から構成し、底板の前端側部材を塵埃受容部に一体に設けている。これにより、請求項1、2、3、4または5の作用に加え、底板の前端側部材が後端側部材と分離して塵埃受容部と一体に着脱される。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1乃至図6は本発明の一実施形態を示すもので、図1はショーケースの全体斜視図、図2はショーケースの側面断面図、図3は集塵ユニットの斜視図、図4は集塵ユニットの側面断面図、図5は集塵ユニットの構成図、図6はショーケース下部の側面断面図である。
【0014】
このショーケースは、前面を開口したショーケース本体10と、ショーケース本体10内に取付けられた上下複数段の商品棚20と、ショーケース本体10内の上面側、背面側及び底面側に沿って形成された通風路30と、通風路30内に配置された集塵ユニット40、フィルタ50、冷却器60及び送風機70とから構成されている。
【0015】
ショーケース本体10は、上面側、背面側及び底面側をそれぞれ断熱壁10a,10b,10cによって囲まれ、左右両側面はそれぞれ略コ字状の断熱壁11とガラス板12によって覆われている。
【0016】
各商品棚20は、後端側をショーケース本体10に支持され、前端側にはプライスカード等を保持するカード保持部21が設けられている。
【0017】
通風路30は、上面側、背面側及び底面側断熱壁10a,10b,10cの各内側面と、各断熱壁10a,10b,10cと間隔をおいて設けられた上面板31、背面板32及び底板33との間に形成されている。また、ショーケース本体10の前面開口部上端に位置する通風路30の端部には空気吐出口34が幅方向に延びるように設けられ、空気吐出口34にはハニカム状の通気構造を有する整流部材34aが取付けられている。
【0018】
集塵ユニット40は、吸込口カバー41と、吸込口カバー41の下部の通風路30に沿って形成された塵埃受容部42と、底板33の前端側に位置する底板前部43とから構成されている。
【0019】
吸込口カバー41は、ショーケース本体10の前面開口部下端に位置する通風路30の幅方向に延びるように形成され、吸込口カバー41には多数の長孔からなる空気吸込口41aが設けられている。
【0020】
塵埃受容部42は、上面側及び背面側を開口したダクト状に形成され、その背面側開口部にはフィルタ50を着脱自在に支持する取付枠42aが設けられている。
【0021】
底板前部43は、底板33の後端側に位置する底板後部33aと吸込口カバー41との間に位置する幅方向に延びる板状の部材からなり、底板後部33aに対して分離可能に設けられている。
【0022】
前記集塵ユニット40では、吸込口カバー41の左右両端に設けられた板状の取付部41bを塵埃受容部42の上端に固定し、さらに、塵埃受容部42の背面側開口部の上端側に底板前部43の前端部を固定することにより、吸込口カバー41、塵埃受容部42及び底板前部43が一体に設けられている。また、集塵ユニット40は、吸込口カバー41の左右両端側に取付けられた一対の把持リング44により、上方に引き上げ可能に構成されている。
【0023】
フィルタ50は、フィルタ材51が略四角形の枠52に貼付けられた部材からなり、底面側通風路30内を上下方向に延びるように形成されている。フィルタ50は集塵ユニット40に上方から挿入することにより、塵埃受容部42の取付枠42aに取付けられるようになっている。
【0024】
冷却器60は、冷媒用の銅製の配管及びフィンからなり、背面側通風路30内に配置されている。また、冷却器60は、図示しない冷凍機に接続されている。
【0025】
送風機70は、底面側通風路30内に配置され、ファンダクト70aに取付けられている。
【0026】
以上のように構成されたショーケースにおいては、前面開口部下端の空気吸込口41aから送風機70によって通風路30内に吸入された空気が冷却器60によって冷却され、前面開口部上端の空気吐出口34から冷気が吐出される。これにより、ショーケース本体10の前面開口部にエアカーテンが形成され、ショーケース本体10内が冷却される。
【0027】
ここで、空気吸込口41aから吸入された空気に含まれる塵埃やゴミ等の異物は、フィルタ50によって捕捉され、通風路30内への侵入を阻止される。その際、フィルタ50は上下方向に延びるように形成されているので、フィルタ50に付着した塵埃等の異物が下方に落下した場合は塵埃受容部42に受容される。また、塵埃受容部42の清掃作業は把持リング44を把持して集塵ユニット40を取り外すことにより行われ、フィルタ50に付着した塵埃の除去は集塵ユニット40からフィルタ50を取り外すことによって行われる。
【0028】
このように、本実施形態のショーケースによれば、通風路30内の底面側に配置されたフィルタ50と、フィルタ50から落下する塵埃等の異物を受容する塵埃受容部42とを備えたので、空気吸込口41aから侵入した塵埃等をフィルタ50によって捕捉することができ、しかもフィルタ50から落下する塵埃等の異物を塵埃受容部42により受容することができる。
【0029】
また、フィルタ50は底面側通風路30内に上下方向に延びるように設けられ、フィルタ50の下方に塵埃受容部42が配置されているので、フィルタ50の上下方向の寸法を大きくし、フィルタ50から落下する塵埃等の異物はフィルタ50の下方に配置した塵埃受容部42によって受容することができ、集塵面積を広くして集塵効果をより高めることができる。
【0030】
また、塵埃受容部42にフィルタ50の取付枠42aを設け、取付枠42aにフィルタ50を着脱自在に設けたので、塵埃受容部42とフィルタ50をショーケース本体に対して一体に着脱することができ、部品点数を少なくしてコストの低減及び生産性の向上を図ることができる。
【0031】
また、空気吸込口41aの下部に位置する通風路30に塵埃受容部42を着脱自在に設けたので、塵埃受容部42を自在に取り外すことができ、塵埃受容部42の清掃作業を効率よく行うことができる。
【0032】
また、塵埃受容部42を吸込口カバー41と一体に形成したので、塵埃受容部42を吸込口カバー41と一体に着脱することができ、作業性の向上を図ることができる。
【0033】
また、底板33を互いに分離可能な底板前部43及び底板後部33aから構成し、塵埃受容部42を底板前部43と一体に形成したので、底板後部33aをショーケース本体10に取付けたまま底板前部43を塵埃受容部42と一体に着脱することができ、底板後部33aに商品が載置されていても底面側通風路30内の清掃、メンテナンス等を容易に行うことができる。
【0034】
尚、前記実施形態では、前面を開口したショーケースを示したが、本発明は上面を開口したショーケースや前面に開閉扉を有するショーケース等、他の構成からなるショーケースにも適用することができる。
【0035】
また、前記実施形態では塵埃受容部42を集塵ユニット40に一体に設けたものを示したが、塵埃受容部42を他の構成と別体に設けるようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1のショーケースによれば、フィルタは通風路内に配置され、フィルタから落下する塵埃等の異物を塵埃受容部により受容するので、塵埃等の異物の侵入を確実に防止することができる。
【0037】
また、請求項2では、請求項1の効果に加え、フィルタを上下方向に大きくすることが可能となり、フィルタから落下する塵埃等の異物はフィルタの下方に配置した塵埃受容部によって受容されるので、集塵面積を広くして集塵効果を高めることができる。
【0038】
また、請求項3では、請求項1または2の効果に加え、塵埃受容部とフィルタがショーケース本体に対して一体に着脱されるので、部品点数を少なくしてコストの低減及び生産性の向上を図ることができる。
【0039】
また、請求項4では、請求項1、2または3の効果に加え、塵埃受容部を自在にショーケース本体から取り外すことが可能なので、塵埃受容部の清掃作業を効率よく行うことができる。
【0040】
また、請求項5では、請求項1、2、3または4の効果に加え、塵埃受容部と吸込口カバーがショーケース本体に対して一体に着脱されるので、更に塵埃受容部の清掃等の作業効率の向上を図ることができる。
【0041】
また、請求項6では、請求項1、2、3、4または5の効果に加え、底板の前端側部材を後端側部材と分離して塵埃受容部と一体に着脱することができるので、底板の後端側部材に商品が載置されていても底面側通風路内の清掃、メンテナンス等の作業効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すショーケースの全体斜視図
【図2】ショーケースの側面断面図
【図3】集塵ユニットの斜視図
【図4】集塵ユニットの側面断面図
【図5】集塵ユニットの構成図
【図6】ショーケース下部の側面断面図
【符号の説明】
10…ショーケース本体、30…通風路、33…底板、33a…底板後部、34…空気吐出口、41…吸込口カバー、41a…空気吸込口、42…塵埃受容部、42a…取付枠、43…底板前部、50…フィルタ、60…冷却器、70…送風機。

Claims (6)

  1. ショーケース本体の所定位置に設けた空気吸込口から空気を吸入し、ショーケース本体の所定位置に設けた空気吐出口からショーケース本体内に空気を吐出する通風路と、通風路内に配置された冷却器及び送風機とを備え、前記通風路内には空気中の塵埃を除去するフィルタを設けたショーケースにおいて、
    前記通風路内にフィルタから落下する塵埃等の異物を受容する塵埃受容部を設けた
    ことを特徴とするショーケース。
  2. 前記フィルタを通風路内に上下方向に延びるように設け、
    フィルタの下方に塵埃受容部を配置した
    ことを特徴とする請求項1記載のショーケース。
  3. 前記塵埃受容部とフィルタの取付枠とを一体に設け、
    取付枠にフィルタを着脱自在に設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載のショーケース。
  4. 前記空気吸込口の下方に位置する通風路に前記塵埃受容部を着脱自在に設けた
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のショーケース。
  5. 前記塵埃受容部を、前記空気吸込口を有する吸込口カバーと一体に設けた
    ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載のショーケース。
  6. 前記ショーケース本体の底面側に配置される通風路の上部を覆う底板を互いに分離可能な前端側部材及び後端側部材から構成し、
    底板の前端側部材を塵埃受容部に一体に設けた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のショーケース。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007143715A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Mitsubishi Electric Corp 衣類乾燥装置
JP2014045777A (ja) * 2012-08-29 2014-03-17 Fuji Electric Co Ltd ショーケース
JP2015036037A (ja) * 2013-08-12 2015-02-23 東芝キヤリア株式会社 オープンショーケース
JP2015173669A (ja) * 2014-03-12 2015-10-05 富士電機株式会社 ショーケース

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