JP2002243351A - ドレンパンの脱着構造 - Google Patents

ドレンパンの脱着構造

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JP2002243351A
JP2002243351A JP2001040629A JP2001040629A JP2002243351A JP 2002243351 A JP2002243351 A JP 2002243351A JP 2001040629 A JP2001040629 A JP 2001040629A JP 2001040629 A JP2001040629 A JP 2001040629A JP 2002243351 A JP2002243351 A JP 2002243351A
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Masaki Kasugai
正樹 春日井
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレンパンの着脱を簡単に行ない得い、メン
テナンス性を向上する。 【解決手段】 機械室20に配設された凝縮器16の下
方に、蒸発皿19が着脱可能に配設される。機械室20
の前側開口部を閉成するフロントパネル22における凝
縮器16の正面側と対応する位置に、蒸発皿19の出し
入れを許容する開口部22aが開設される。フィルタ4
0が着脱可能に配設されるルーバ30が、開口部22a
に着脱可能に配設される。すなわち、ルーバ30をフロ
ントパネル22から取外して開口部22aを開放するこ
とで、該開口部22aを介して蒸発皿19を機械室20
に対して出し入れし得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はドレンパンの着脱
構造に関し、更に詳細には、機械室に配設した冷却器か
らの除霜水を受容するドレンパンを、機械室を構成する
フロントパネルに開設した空気吸込用の開口部を介して
着脱し得るよう構成したドレンパンの着脱構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】筐体の内部に冷凍機構を備え、該機構に
よって筐体内部を冷却するよう構成した冷蔵庫や冷凍庫
等が、喫茶店やレストラン等の厨房施設で好適に使用さ
れている。前記冷凍機構を構成する圧縮機や凝縮器等が
配設される筐体の機械室には蒸発皿(ドレンパン)が配置
され、冷凍機構から冷媒が循環供給される冷却器を除霜
した際に生ずる除霜水を、該蒸発皿に受容するよう構成
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記蒸発皿の掃除を行
なう場合は、機械室を構成するフロントパネルを筐体か
ら取外してから、該蒸発皿を機械室から取出さなければ
ならず、また掃除を完了した蒸発皿を機械室に戻した後
に、再びフロントパネルを取付けなければならないた
め、作業工程数が多くなる難点が指摘される。しかもフ
ロントパネルは大型であるため、該パネルを取付けたり
取外す作業が煩雑で重労働となる欠点がある。
【0004】また前記フロントパネルには、機械室に配
設された空冷式の凝縮器の正面側に空気吸込口となる複
数の通孔が開設され、該通孔を介して機械室内に吸引さ
れた外部空気によって凝縮器を空冷するよう構成してい
る。この場合に、複数の通孔は経時的に汚れるが、フロ
ントパネルを筐体に取付けたままでは該通孔の掃除が煩
雑で、メンテナンス性に劣る問題がある。なお、前記凝
縮器を洗浄する場合は、前述した蒸発皿を掃除する際と
同様に、重量のある前記フロントパネルを取外したり取
付ける煩雑な作業が必要となっていた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、ドレンパンの着脱を簡単に行ない
得るメンテナンス性に優れたドレンパンの着脱構造を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係るドレンパン
の着脱構造は、機械室に冷却器の除霜水を受容するドレ
ンパンを備える装置において、前記機械室を画成するフ
ロントパネルにおける前記ドレンパンの正面側の部位に
開設され、該ドレンパンの出し入れを許容する開口寸法
に設定された開口部と、塵埃補集用のフィルタを備え、
前記フロントパネルの正面側から開口部に着脱可能に配
設することで該開口部の全面を覆うルーバとからなり、
前記開口部からルーバを取外すことで、該開口部を介し
て前記ドレンパンの出し入れを行ない得るよう構成した
ことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るドレンパンの
着脱構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参
照しながら以下説明する。実施例に係るドレンパンの着
脱構造が採用される冷蔵庫等では、図1に示すように、
その筐体10の上部に機械室20が画成されると共に、
該筐体10の上面にユニット台12が配設されており、
このユニット台12の上面に、空冷式の凝縮器16、フ
ァンモータ18および圧縮機14が、この順で前側から
設置されている。またユニット台12には、冷却器収納
箱15が配置され、該収納箱15の内部に、凝縮器16
からの冷媒が循環供給される冷却器17を収納してあ
る。なお、冷却器17の下方にドレンシュータ(図示せ
ず)が配設され、冷却器17を除霜した際に生ずる除霜
水は、該ドレンシュータを介して後述する蒸発皿19に
受容されるようになっている。
【0008】前記ユニット台12には、前記凝縮器16
およびその背面側に位置するファンモータ18の下方位
置に凹部12aが形成され、この凹部12aは正面側が
開放している。そして、この凹部12a内に、ドレンパ
ンとしての蒸発皿19が正面側から着脱可能にセットさ
れて凝縮器16の直下に臨むと共に、前記冷却器17か
らの除霜水がドレンシュータを介して流れ込むよう構成
される。また凹部12aに蒸発皿19をセットした状態
で、図2に示す如く、その後部はファンモータ18より
更に背面側に延出し、該モータ18の運転により凝縮器
16との間で熱交換して温度上昇した空気を貯留されて
いる除霜水に吹付けることで、該除霜水を蒸発させ得る
よう構成してある。なお、蒸発皿19はトレー状に成形
されたものであって、その前壁19aの上部に把持部1
9bが一体的に形成されており、該把持部19bは凹部
12aのセット状態で凝縮器16の正面側に臨むと共
に、後述するフロントパネル22における開口部22a
の下端より上方に臨むよう設定されている(図2参照)。
また、蒸発皿19の後壁19cは上方に向かうにつれて
後方に傾斜する適宜角度の傾斜面に形成され、空気の円
滑な流れを阻害しないようになっている。
【0009】前記筐体10の正面側の上面には、左右に
離間して一対の掛止部材26,26が立設されており、
機械室20の前側開口部を閉成するフロントパネル22
は、その左右両端部に設けた掛止フック24,24を対
応する掛止部材26,26に引掛けることで取付けられ
ている。そして、該フロントパネル22は、掛止フック
24と掛止部材26との係合部を支点として上方に回動
することで、機械室20の前面開口部を開放し得るよう
になっている。
【0010】前記フロントパネル22には、図2および
図3に示す如く、前記ユニット台12の最前部に設置さ
れた凝縮器16の正面側と対応する位置に、該凝縮器1
6の空気吸込面(正面)の略全体を露出し得ると共に、前
記蒸発皿19の出し入れを許容する開口寸法に設定され
た矩形状の開口部22aが開設されている。すなわち、
蒸発皿19を掃除する場合は、フロントパネル22を筐
体10から取外すことなく、開口部22aを介して機械
室20に対して出し入れすることができるよう構成され
る(図8,図9参照)。なお、実施例ではユニット台12
における凹部12aの上面(蒸発皿19の載置面)と開口
部22aの下端レベルとを略同一に設定し、蒸発皿19
を略水平姿勢で出し入れし得るよう構成してある。
【0011】また、前記開口部22aの4辺の各周縁部
位は、所要幅で機械室20の内方に向けて夫々折曲して
ある。そして、この折曲された左右に対向する折曲片2
2b,22bの内側面には、図4に示すように、外側に
向けて凹む一対の係合部としての凹部22c,22cが
上下に離間して夫々形成してある。更に、前記凝縮器1
6の正面側には、該凝縮器16の空気吸込面および蒸発
皿19を囲繞し、かつフロントパネル22の開口部22
aを囲繞し得る開口寸法に設定された吸込口ダクト28
が配設されている。そして、この吸込口ダクト28の前
端は、機械室20の前側開口部を閉成しているフロント
パネル22の背面(機械室側の面)に当接して隙間を生じ
ないよう構成してある。なお、フロントパネル22を上
方に回動する際に、後述するルーバ30が吸込口ダクト
28と干渉しないよう設定されている。
【0012】図5および図6は、前記フロントパネル2
2に着脱可能に配設されるルーバ30を示すものであ
る。このルーバ30は、前記開口部22aの開口寸法よ
りも僅かに大きい外形寸法で成形された矩形状の枠体3
2と、該枠体32の左右両側杆間に配設されて上下方向
に所定間隔離間する複数のスラット34と、枠体32の
左右両側杆の外縁より所定長さだけ内側において背面側
に延出するよう一体成形された一対の支持板36,36
および両支持板36,36の下端間に一体成形された底
板37とから基本的に構成される。各スラット34は、
ルーバ30の正面側から背面側に向けて下方傾斜するよ
う設定されている。また各スラット34,34の間隔は
広く設定され、両スラット34,34間に画成されるス
リット部から後述するフィルタ40の汚れ具合を容易に
確認し得るようになっている。なお、スラット群の背面
側には、上下方向に延在する支持桟38が左右方向に離
間して3箇所に形成してある。
【0013】前記支持板36,36の上下方向の長さお
よび左右方向の離間幅は、前記フロントパネル22に開
設された開口部22aの開口寸法よりも僅かに短くなる
よう設定されており、前記ルーバ30は、枠体32の背
面がフロントパネル22の正面に当接する位置まで両支
持板36,36を開口部22aに正面側から挿入するこ
とで、該開口部22aの全面を覆うように配設される。
また、前記左右の折曲片22b,22bに形成した凹部
22c,22cと対応する各支持板36の外側面に被係
合部としての凸部36b,36bが夫々形成されてお
り、ルーバ30をフロントパネル22に配設した際に、
各凸部36bが凹部22cに係合することによって、ル
ーバ30はフロントパネル22の折曲片22b,22b
に確実に保持されるよう構成される。なお、両支持板3
6,36が対向する内側面における背面側の端部の夫々
に、上下方向に離間して複数のガイド部36aが他方の
支持板36に向けて所定長さで突出するよう形成されて
いる。
【0014】前記フロントパネル22に配設されたルー
バ30における該パネル22の正面側に臨む枠体32の
外周縁部には、前記開口部22aからルーバ外周端に向
かうにつれてフロントパネル22から離間する所要角度
のテーパ32aが付されている。すなわち、図4に示す
如く、テーパ32aとフロントパネル22との間には所
要の隙間を生じ、この隙間に手指を差込んで枠体32を
フロントパネル22から容易に引離し得るよう構成され
る。
【0015】前記ルーバ30には、図4に示す如く、前
記ガイド部36a,36aと支持桟38との間にフィル
タ40が着脱可能に装着される。このフィルタ40は、
図7に示す如く、所謂格子状に成形された枠部材42と
該枠部材42に配設された所要メッシュの網体43とか
ら構成される。枠部材42は、ガイド部36aと支持桟
38との前後方向の離間間隔より若干薄い厚みに設定さ
れると共に、その外形寸法は、ルーバ30に形成される
全てのスリット部を覆い得る寸法に設定されている。す
なわちフィルタ40は、ガイド部36a,36aと支持
桟38との間に上方から挿入することで、スリット部の
背面側に臨み、該スリット部から侵入する塵埃を網体4
3により捕集し得るよう構成される。
【0016】なお、前記枠部材42の各コーナー部に近
接した位置の夫々には、ピン42aが正面側に突出する
よう一体形成されている。そして、これら4本のピン4
2aを介して、メッシュの細かい使い捨て用のフィルタ
材44を、必要に応じて網体43の正面側に装着し得る
よう構成されている。また各ピン42aは、前記ルーバ
30の支持板36や支持桟38と干渉しないよう位置決
めされると共に、フィルタ40にフィルタ材44を装着
した状態においても、当該フィルタ40を前記ガイド部
36a,36aと支持桟38との間に挿入し得るよう設
定してある。
【0017】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係るドレンパ
ンの着脱構造の作用につき説明する。前記ルーバ30に
は、例えば油汚れに対する細かいメッシュの使い捨て用
のフィルタ材44をピン42aを介して枠部材42に配
設した前記フィルタ40が、前記ガイド部36a,36
aと前記支持桟38との間に、その上方から挿入され
る。そしてこのルーバ30は、前記フロントパネル22
に設けた開口部22aに、その正面側から挿入されて該
パネル22に装着される。この装着に際しては、ルーバ
30の左右両端部に一体成形された一対の支持板36,
36およびその下端間に成形された底板37を、フロン
トパネル22の開口部22aに対応させた状態でその正
面側から挿入し、各支持板36に形成した凸部36b,
36bを、前記各折曲片22bに設けた凹部22c,2
2cに係合させると共に、該ルーバ30の前記枠体32
における外周縁部の背面をフロントパネル22の正面に
当接させる。これによりルーバ30は、開口部22aの
全面を覆う状態でフロントパネル22に対して脱落不能
に装着される(図2参照)。
【0018】前記ルーバ30とフィルタ40との間には
殆ど隙間はなく、またフロントパネル22で機械室20
の前側開口部を閉成した状態で、図2に示すように前記
吸込口ダクト28でルーバ30は囲繞されているから、
前記フィルタ40の機能を充分に発揮させることがで
き、前記凝縮器16への塵埃の付着を確実に防止し得
る。また、ルーバ30のスラット34は背面側に向けて
下方傾斜しているから、油等をフィルタ40に付着させ
ることができ、ルーバ30の正面側が油で汚れるのを抑
制することができる。更には、スラット34,34の間
隔を広く設定してあるから、フロントパネル22の正面
側からフィルタ40の汚れ具合を容易に確認することが
でき、フィルタ40の交換時期が遅れるのを防止し、凝
縮器16の凝縮能力が低下するのを抑制し得る。
【0019】前記フィルタ40のメンテナンスに際して
は、フロントパネル22に配設したルーバ30の枠体3
2に対して、フロントパネル22とテーパ32aとの間
の隙間に手指等を掛止し、手前側に引出すことによって
ルーバ30を該パネル22から取外す(図8,図9参
照)。そしてルーバ30に取付けられているフィルタ4
0を、前記ガイド部36a,36aと前記支持桟38と
の間から上方に取出すことで、該フィルタ40のメンテ
ナンスを行なうことができる。この場合に、フィルタ4
0に対してフィルタ材44はピン42aを介して取付け
られているだけであるから、該フィルタ材44の交換は
簡単かつ短時間で行ない得る。またフィルタ材44をフ
ィルタ40に取付けておくことで、フィルタ40自体が
油で汚れるのは抑制され、清掃等のメンテナンスは容易
となる。また、前記凝縮器16が油で汚れて凝縮能力が
低下するのも抑制し得る。なお、そば粉やパン粉のよう
な細かい塵埃が空気中に舞っている環境等では、目詰り
し易い細かいメッシュのフィルタ材44を取外した状態
のフィルタ40をルーバ30に装着して使用することも
できる。
【0020】前述したように、前記ルーバ30はフロン
トパネル22の開口部22aに対して正面側から簡単に
着脱することができるから、ルーバ30のメンテナンス
性が向上する。しかも、ルーバ30の枠体32における
外周縁部には、フロントパネル22との間に所要の隙間
を画成するためのテーパ32aが形成されているから、
フロントパネル22からのルーバ30の取外しはどの位
置からでも簡単に行ない得る。また、フィルタ40もル
ーバ30に上方から挿入して簡単に取付けることができ
るため、該フィルタ40のメンテナンス性も向上する。
【0021】更に、フロントパネル22にルーバ30を
取付けるための折曲片22bは、該パネル22に一体形
成されているものであるので、前記開口部22aの外周
囲に取付枠等を別途取付ける必要はなく、コストを低減
し得る。また折曲片22bを折曲形成したことで、フロ
ントパネル22の強度を向上し得る効果が得られる。更
にまた、フロントパネル22には1つの開口部22aが
あるだけであり、ルーバ30を取外して簡単に清掃する
ことができるから、該パネル22のメンテナンス性も向
上する。
【0022】次に、前記蒸発皿19の掃除を行なう場合
は、前述したように、フロントパネル22の開口部22
aからルーバ30を取外す。この状態で、作業者は開口
部22aから手指を機械室内に差込み、蒸発皿19の把
持部19bを持って手前側に引出せば、該蒸発皿19を
開口部22aから外部に取出すことが簡単にでき、外部
での掃除を行ない得る。なお、前記ユニット台12の凹
部12aにセットされている蒸発皿19の把持部19b
は、開口部22aの下端より上方に臨むよう設定してあ
るから、該蒸発皿19の取出しに際して把持部19bを
容易に持つことができ、作業性は良好となる。また掃除
が完了した蒸発皿19は、開口部22aから機械室内に
挿入するだけで、前記凹部12a内にセットされる。す
なわち、蒸発皿19の掃除等のメンテナンスに際し、重
量のあるフロントパネル22を筐体10から取外したり
取付ける煩雑な作業を必要とせず、メンテナンス性が向
上する。しかも、蒸発皿19の出し入れに際しては、図
9に示すように、該蒸発皿19を前記開口部22aにお
ける下側の折曲片22bに載せた状態で行ない得るか
ら、出し入れを安定して行なうことができる。
【0023】また前記凝縮器16を洗浄する際において
も、前記フロントパネル22からルーバ30を取外せ
ば、前記開口部22aを介して凝縮器16の空気吸込面
の略全体が露出するから(図3参照)、該開口部22aを
介して洗浄を簡単に行ない得る。従って、凝縮器16の
洗浄等のメンテナンスに際しても、重量のあるフロント
パネル22を取外したり取付ける煩雑な作業を行なうこ
となく実施し得る。なお、前記蒸発皿19は凝縮器16
の直下に位置しており、該凝縮器16の洗浄の際には洗
浄水を受ける皿として機能する。
【0024】実施例では、ドレンパンの着脱構造を冷蔵
庫に採用した場合で説明したが、冷却器からの除霜水を
受容するドレンパンを使用するものであれば、冷凍庫や
製氷機等、他の機器にも採用可能である。また実施例で
は、ドレンパンとして受容した除霜水を蒸発する構造の
蒸発皿を例に挙げたが、蒸発させることなく単に貯留し
ておく型式の皿であってもよい。更に、フロントパネル
に形成される折曲片は、実施例では機械室内方に向けて
略直角に折曲したが、機械室外方(パネルの前方)に向け
て略直角に折曲したものであってもよく、該折曲片は前
後方向に延在していればよい。なお、折曲片とルーバと
を係合する係合部と被係合部に関しては、実施例とは逆
の構成、すなわち折曲片に凸部を形成すると共にルーバ
に凹部を形成したものであってもよく、更にはピンと孔
等、各種の形態のものを採用し得る。更にまた、開口部
に折曲片を設けることなく、該開口部にルーバを差込む
だけで取付ける構成を採用することができる。
【0025】なお、実施例ではユニット台における凹部
の上面と開口部の下端レベルとを略同一として蒸発皿を
略水平姿で出し入れし得るよう構成したが、開口部の下
端レベルを若干上方に設定し、運搬等に際して蒸発皿が
開口部から飛び出すのを防止するようにしてもよい。但
し、この場合には蒸発皿が載置されるユニット台におけ
る凹部の上面から開口部の下端までの高さを、該蒸発皿
の上面と凝縮器の下面との間に画成される隙間の高さよ
り小さく設定し、蒸発皿の正面側を持上げて開口部から
室外に引出す際に、該蒸発皿が凝縮器に接触しないよう
構成する必要がある。
【0026】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るドレン
パンの着脱構造では、フロントパネルの開口部からルー
バを取外すだけで、該開口部を介して機械室に対してド
レンパンを出し入れすることができる。すなわち、ドレ
ンパンの掃除等のメンテナンスに際し、重量のあるフロ
ントパネルを取外したり取付ける煩雑な作業を必要とせ
ず、メンテナンス性が向上する。
【0027】また、フロントパネルに開設した開口部に
その正面側からルーバを装着すると共に、該ルーバに対
してフィルタを装着するよう構成したから、ルーバやフ
ィルタの交換や清掃等のメンテナンス性が向上する。し
かも、フロントパネルにルーバを介して配設されたフィ
ルタの正面側からの視認性は高く、交換時期を適切に判
断することができる。更に、開口部を開放すれば凝縮器
の空気吸込面が露出するから、該凝縮器の洗浄等も簡単
に行ない得る。なお、フロントパネルには1つの開口部
が開設されているだけなので、該パネルの掃除等のメン
テナンス性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のドレンパンの着脱構造を実施した冷
蔵庫の機械室を示す平面図である。
【図2】 実施例の冷蔵庫の機械室を示す要部縦断側面
図である。
【図3】 実施例のフロントパネルをルーバを取外した
状態で示す要部正面図である。
【図4】 実施例のフロントパネルを示す縦断側面図で
ある。
【図5】 実施例のルーバを示す背面図である。
【図6】 実施例のルーバを示す縦断側面図である。
【図7】 実施例のフィルタを示す正面図および縦断側
面図である。
【図8】 実施例のフロントパネルからルーバを取外す
と共に、蒸発皿を機械室から引出した状態で機械室を示
す冷蔵庫の要部平面図である。
【図9】 実施例のフロントパネルからルーバを取外す
と共に、蒸発皿を機械室から引出した状態で機械室を示
す冷蔵庫の要部縦断側面図である。
【符号の説明】
16 凝縮器,17 冷却器,19 蒸発皿(ドレンパ
ン),19b 把持部 20 機械室,22 フロントパネル,22a 開口部,
30 ルーバ 40 フィルタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械室(20)に冷却器(17)の除霜水を受容
    するドレンパン(19)を備える装置において、 前記機械室(20)を画成するフロントパネル(22)における
    前記ドレンパン(19)の正面側の部位に開設され、該ドレ
    ンパン(19)の出し入れを許容する開口寸法に設定された
    開口部(22a)と、 塵埃補集用のフィルタ(40)を備え、前記フロントパネル
    (22)の正面側から開口部(22a)に着脱可能に配設するこ
    とで該開口部(22a)の全面を覆うルーバ(30)とからな
    り、 前記開口部(22a)からルーバ(30)を取外すことで、該開
    口部(22a)を介して前記ドレンパン(19)の出し入れを行
    ない得るよう構成したことを特徴とするドレンパンの着
    脱構造。
  2. 【請求項2】 前記ドレンパン(19)の正面側に把持部(1
    9b)が設けられ、該把持部(19b)は前記開口部(22a)の下
    端より上方に臨むよう設定されている請求項1記載のド
    レンパンの着脱構造。
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