JP7056311B2 - 走行支援装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

走行支援装置及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7056311B2
JP7056311B2 JP2018063538A JP2018063538A JP7056311B2 JP 7056311 B2 JP7056311 B2 JP 7056311B2 JP 2018063538 A JP2018063538 A JP 2018063538A JP 2018063538 A JP2018063538 A JP 2018063538A JP 7056311 B2 JP7056311 B2 JP 7056311B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
route
vehicle
reference route
current position
support information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018063538A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019174310A (ja
Inventor
和宏 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2018063538A priority Critical patent/JP7056311B2/ja
Publication of JP2019174310A publication Critical patent/JP2019174310A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7056311B2 publication Critical patent/JP7056311B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

本発明は、車両の走行を支援する走行支援装置及びコンピュータプログラムに関する。
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより自車の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図情報をメモリーカードやHDDなどの記録媒体またはネットワークを通じて取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。また、上記ナビゲーション装置では、所望する目的地を設定すると、出発地(例えば自車の現在位置)から設定された目的地までの最適経路を探索する経路探索機能を備えており、更に、探索された経路(案内経路)に従って走行の案内を行う走行案内機能についても備えている。また、近年は携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ等においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を有するものがある(以下、ナビゲーション装置を含めて通信端末という)。
ここで、ユーザが旅行先を車で移動する場合において、予め観光するのにお勧めの場所を経由地点として設定した固定の経路(以下、基準経路いう)を案内経路として提供することが行われていた。それによって、ユーザは案内経路の設定に係る操作を行う必要なく、観光するのにお勧めの場所を巡ることが可能となる。また、基準経路に沿ってユーザが走行する間には、観光に関する案内や通常より詳細な走行案内を行うことによって、土地勘のないユーザに対しても適切な走行が可能となるように支援することも行われている。
一方で、車両が現在設定されている案内経路から離脱した場合には、元の案内経路へと復帰させる為の経路(以下、復帰経路という)を探索して新たに案内経路へと設定することについても行われている。例えば特開2014-35234号公報では、車両が案内経路から離脱した場合において、元の案内経路上に復帰ポイントを設定し、車両の現在位置から復帰ポイントまでの復帰経路を探索し、復帰経路に従って車両の走行案内を行う技術について提案されている。
特開2014-35234号公報(第11-12頁)
ここで、従来において車両が案内経路から離脱することによって上記復帰経路が新たな案内経路として設定された場合には、復帰経路の終点(上記特許文献1では復帰ポイント)に到達するまでの間において、復帰経路に従った走行案内が行われる。従って、仮に車両が元の案内経路にマッチングされた場合であっても、復帰経路の終点に到達するまでの間においては元の案内経路に基づいた走行案内は行われないこととなる。その結果、特に元の案内経路が上述した基準経路である場合には、観光に関する案内や通常より詳細な走行案内が行われる機会が減少する問題があった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、車両が基準経路から離脱した場合においても、基準経路に基づいた案内を行う機会をできる限り減少させることなく車両の走行を支援することを可能にした走行支援装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る第1の走行支援装置は、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路を取得する基準経路取得手段と、前記基準経路を走行する車両の走行を支援する支援情報を取得する支援情報取得手段と、車両が前記基準経路から離脱した場合に、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地点までの新たな経路を探索し、車両が前記経由地点に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定する案内経路設定手段と、車両の現在位置が前記基準経路上にマッチングした場合に、前記基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された前記支援情報を出力する情報出力手段と、を有し、前記新たな経路が案内経路として設定されている状態では、前記基準経路に対する車両の現在位置のマッチングと、前記案内経路に対する車両の現在位置のマッチングとを並行して行う。
また、本発明に係る第2の走行支援装置は、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路を取得する基準経路取得手段と、前記基準経路を走行する車両の走行を支援する支援情報を取得する支援情報取得手段と、車両が前記基準経路から離脱した場合に、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地点までの新たな経路を探索し、車両が前記経由地点に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定する案内経路設定手段と、車両の現在位置が前記基準経路上にマッチングした場合に、前記基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された前記支援情報を出力する情報出力手段と、を有し、前記情報出力手段は、前記基準経路以外の経路を車両が走行する場合に出力される情報よりも、車両が走行する経路に対するより詳細な情報を出力する。
また、本発明に係る第1のコンピュータプログラムは、車両の走行を支援するプログラムである。具体的には、コンピュータを、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路を取得する基準経路取得手段と、前記基準経路を走行する車両の走行を支援する支援情報を取得する支援情報取得手段と、車両が前記基準経路から離脱した場合に、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地点までの新たな経路を探索し、車両が前記経由地点に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定する案内経路設定手段と、車両の現在位置が前記基準経路上にマッチングした場合に、前記基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された前記支援情報を出力する情報出力手段と、して機能させるとともに前記新たな経路が案内経路として設定されている状態では、前記基準経路に対する車両の現在位置のマッチングと、前記案内経路に対する車両の現在位置のマッチングとを並行して行う。
また、本発明に係る第2のコンピュータプログラムは、車両の走行を支援するプログラムである。具体的には、コンピュータを、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路を取得する基準経路取得手段と、前記基準経路を走行する車両の走行を支援する支援情報を取得する支援情報取得手段と、車両が前記基準経路から離脱した場合に、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地点までの新たな経路を探索し、車両が前記経由地点に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定する案内経路設定手段と、車両の現在位置が前記基準経路上にマッチングした場合に、前記基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された前記支援情報を出力する情報出力手段と、して機能させるとともに前記情報出力手段は、前記基準経路以外の経路を車両が走行する場合に出力される情報よりも、車両が走行する経路に対するより詳細な情報を出力する。
前記構成を有する本発明に係る第1及び第2の走行支援装置及びコンピュータプログラムによれば、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路に基づく走行支援を行う場合において、車両が基準経路から離脱した場合においても基準経路及び支援情報を保持した状態で基準経路に対する車両の現在位置のマッチングを継続して行うので、基準経路に基づいた支援情報の出力を行う機会を可能な限り多く確保することが可能となる。また、特に第1の走行支援装置及びコンピュータプログラムによれば、車両が基準経路から離脱することによって新たに車両の走行案内を行う為の経路が設定された場合においても、基準経路に対する車両の現在位置のマッチングを継続して行うので、基準経路に基づいた支援情報の出力を行う機会を可能な限り多く確保することが可能となる。また、特に第2の走行支援装置及びコンピュータプログラムによれば、基準経路に基づいた通常より詳細な支援情報の出力を行う機会を可能な限り多く確保することが可能となる。
本実施形態に係る走行支援システムを示した概略構成図である。 基準経路の一例を示した図である。 本実施形態に係るナビゲーション装置の制御系を模式的に示すブロック図である。 本実施形態に係る走行支援処理プログラムのフローチャートである。 車両が基準経路から逸脱した場合に設定される案内経路について説明した図である。 車両が経由地点を解除(スキップ)した場合に設定される案内経路について説明した図である。 車両において行われる走行支援について説明した図である。
以下、本発明に係る走行支援装置をナビゲーション装置に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1を含む走行支援システム2の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係る走行支援システム2を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係る走行支援システム2は、情報配信センタ3が備えるサーバ装置4と、車両5に搭載された通信(案内)端末であるナビゲーション装置1と、を基本的に有する。また、サーバ装置4とナビゲーション装置1は通信ネットワーク網6を介して互いに電子データを送受信可能に構成されている。尚、ナビゲーション装置1の代わりに、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータを用いても良い。
ここで、サーバ装置4は、ナビゲーション装置1の要求に応じて経路探索を実行する。具体的には、ナビゲーション装置1において目的地が設定された場合や経路の再探索(リルート)を行う場合に、ナビゲーション装置1からサーバ装置4へと出発地や目的地等の経路探索に必要な情報が経路探索要求とともに送信される(但し、再探索の場合には目的地に関する情報は必ずしも送信する必要は無い)。そして経路探索要求を受信したサーバ装置4は、サーバ装置4の有する地図情報を用いて経路探索を行い、出発地から目的地までの推奨経路(センタールート)を特定する。その後、特定された推奨経路を要求元のナビゲーション装置1へと送信する。そして、ナビゲーション装置1は受信した推奨経路を案内経路に設定し、案内経路に従って走行案内を行う。
但し、経路探索処理については必ずしもサーバ装置4で行う必要は無く、ナビゲーション装置1で行っても良い。
また、特に本実施形態ではサーバ装置4は、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路をナビゲーション装置1に対して配信する。ここで、経由地点は観光するのにお勧めの場所(所謂観光スポット)であり、特に車両が走行するエリアにおける主要な観光スポットが該当する。即ち、基準経路は車両によって観光スポットを回る為の観光ルートに相当する。例えば、図2はサーバ装置4から配信される基準経路7の一例を示した図である。図2に示す基準経路7は観光スポット“A~D”の4か所を経由する経路となっており、出発地と目的地は同一地点となっている。従って、車両が基準経路7に沿って走行すれば観光スポット“A”、観光スポット“B”、観光スポット“C”、観光スポット“D”の順に各観光スポットを巡り、最終的に出発地へと戻ることが可能となる。尚、図2に示す例ではレンタカーでの移動を想定し、基準経路7の出発地と目的地は同一地点としているが、必ずしも出発地と目的地は同一地点とする必要は無い。
また、基準経路7はサーバ装置4の管理者においてエリア(例えば都道府県、市区町村、主要な観光地)毎に設定された固定の経路となる。例えば車両5がレンタカーである場合には、レンタカーの営業所のあるエリアの観光スポットが経由地点として設定され、且つ設定された観光スポットを巡るのに効率の良い順序で経由した経路が基準経路7として配信されることとなる。尚、基準経路7の候補を複数用意し、ユーザ側で希望する経路を基準経路として選択するようにしても良い。
ここで、基準経路7は予め設定された固定の経路であるので、ユーザ側で経路の内容を変更することは基本的にはできない。但し、後述のように車両が基準経路7から離脱した場合や、一部の経由地点を解除(スキップ)する操作を行った場合については、基準経路7と異なる経路が探索され、車両の走行案内を行う案内経路として設定される場合がある。但し、基準経路7と異なる経路が車両の案内経路として設定された場合においても、基準経路7については当初の経路の状態で保持される。即ち、新たに探索された経路へと基準経路7は変更されない。詳細については後述する。
尚、上述した基準経路7についてはサーバ装置4が配信するのではなくナビゲーション装置1に予め格納しておくことも可能である。
また、サーバ装置4は、上記探索経路や基準経路7の配信に加えて、ナビゲーション装置1において車両5の走行案内を行う為の走行支援情報についてもナビゲーション装置1の要求に応じて配信する。尚、走行支援情報は、経路に沿った車両の走行案内をする為に必要な情報であり、例えばディスプレイに表示される画像データ、スピーカから出力される音声データ、交差点に関する情報(座標、交差点名称等)等を含む。また、本実施形態では、特に基準経路7における走行案内を行う為の走行支援情報については、基準経路以外の経路における走行案内を行う為の走行支援情報よりも詳細な情報を含む。例えば、基準経路に沿って車両が走行する場合には、車両の走行中に周辺にある観光スポットに関する案内を行ったり、右左折する地点の分かり難い交差点についてはより詳細な交差点拡大図(例えばストリートビュー)を表示したり、目印を案内すること等を行う。従って、基準経路7における走行案内を行う為の走行支援情報については、それらの詳細な走行案内を行うのに必要な情報についても含まれる。
但し、上述した走行支援情報についてもサーバ装置4が配信するのではなくナビゲーション装置1に予め格納しておくことが可能である。
一方、ナビゲーション装置1は、車両5に搭載され、ナビゲーション装置1が有する地図データ或いは外部から取得した地図データに基づいて自車位置周辺の地図を表示したり、地図画像上において車両の現在位置を表示したり、設定された案内経路や上述した基準経路7に沿った移動案内を行う車載機である。尚、ナビゲーション装置1の詳細については後述する。
また、通信ネットワーク網6は全国各地に配置された多数の基地局と、各基地局を管理及び制御する通信会社とを含み、基地局及び通信会社を有線(光ファイバー、ISDN等)又は無線で互いに接続することにより構成されている。ここで、基地局はナビゲーション装置1との通信をするトランシーバー(送受信機)とアンテナを有する。そして、基地局は通信会社の間で無線通信を行う一方、通信ネットワーク網6の末端となり、基地局の電波が届く範囲(セル)にあるナビゲーション装置1の通信をサーバ装置4との間で中継する役割を持つ。
次に、ナビゲーション装置1の概略構成について図3を用いて説明する図3は本実施形態に係るナビゲーション装置1であるナビゲーション装置の制御系を模式的に示すブロック図である。
図3に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両5の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付ける操作部14と、ユーザに対して地図画像や基準経路に関する情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、サーバ装置4やVICSセンタ等との間で通信を行う通信モジュール18と、を有する。
以下に、ナビゲーション装置1が有する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31、キャッシュ32及び所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりに不揮発性メモリ、メモリーカード、CDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、施設に関する施設データ、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。尚、地図情報を外部のサーバから取得する場合については地図情報DB31は必ずしも必要でない。
一方、キャッシュ32は、サーバ装置4から配信された基準経路7に関する基準経路情報33や走行支援情報34が保管される記憶手段である。基準経路7は前述したように予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する固定の経路である(図2)。一方、走行支援情報34には基準経路7や、ナビゲーション装置1で設定されている案内経路を走行する車両の走行を支援する為の支援情報である。
尚、基準経路情報33や走行支援情報34が配信されるタイミングや保管する期間は適宜設定可能である。例えば基準経路情報33や基準経路7を走行する際に用いられる走行支援情報34については、車両のACC電源(accessory power supply)がONされた際に、サーバ装置4から配信され、その後にACC電源がOFFされるまでの期間においてキャッシュ32に保持する。或いは、ユーザによる手動の操作によって配信や削除を行うようにしても良い。一方、案内経路を走行する際に用いられる走行支援情報34については、案内経路の設定時やその後の走行中において、車両の現在位置から現在設定されている案内経路に沿って所定距離分(例えば10km分)のみを順次サーバ装置4から取得するようにする。
また、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、後述の走行支援処理プログラム(図4)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、基準経路取得手段は、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路を取得する。支援情報取得手段は、基準経路を走行する車両の走行を支援する支援情報を取得する。案内経路設定手段は、車両が基準経路から離脱した場合に、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地までの新たな経路を探索し、車両が経由地に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定する。情報出力手段は、車両の現在位置が基準経路上にマッチングした場合に、基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された支援情報を出力する。
操作部14は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)を有する。特に本実施形態では基準経路7において一部の経由地点を解除(スキップ)する操作を行う際にも用いられる。そして、ナビゲーションECU13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部14は液晶ディスプレイ15の前面に設けたタッチパネルを有しても良い。また、マイクと音声認識装置を有しても良い。
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。尚、液晶ディスプレイ15の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて案内経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB31の更新等が行われる。尚、DVDドライブ17に替えてメモリーカードを読み書きする為のカードスロットを設けても良い。
また、通信モジュール18は、例えば、サーバ装置4やVICS(登録商標)センタやプローブセンタ等から送信された経路情報、走行支援情報、交通情報等の各情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
続いて、前記構成を有するナビゲーション装置1においてナビゲーションECU13が実行する走行支援処理プログラムについて図4に基づき説明する。図4は本実施形態に係る走行支援処理プログラムのフローチャートである。ここで、走行支援処理プログラムは車両のACC電源(accessory power supply)がONされた後に実行され、基準経路7に基づいて走行する車両に対する走行支援を行うプログラムである。尚、以下の図4にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
先ず、走行支援処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は、基準経路7及び基準経路7における走行案内を行う為の走行支援情報34をそれぞれ取得する。尚、基準経路7は前述したように予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する固定の経路である(図2)。一方、走行支援情報34は、基準経路7に沿った車両の走行案内をする為に必要な情報であり、例えば液晶ディスプレイ15に表示される画像データ、スピーカ16から出力される音声データ、交差点に関する情報(座標、交差点名称等)等を含む。
尚、基準経路7及び基準経路7における走行案内を行う為の走行支援情報34については、車両のACC電源がONされたタイミングでサーバ装置4から取得しても良いし、予めサーバ装置4から配信された情報をデータ記録部12に格納しておき、車両のACC電源がONされたタイミングでデータ記録部12から読み出すことにより取得しても良い。また、走行支援情報34については車両が走行を開始した後に取得しても良い。例えば、車両の現在位置から基準経路に沿って所定距離分(例えば10km分)のみを順次サーバ装置4から取得するようにすることも可能である。
次に、S2においてCPU41は、車両の現在位置の位置座標を現在位置検出部11の検出結果に基づいて取得し、更に車両の現在位置の位置座標と地図情報とを比較することによって、車両の現在位置を特に基準経路に含まれるリンク上に特定する(引き込む)マッチング処理についても行う。
続いて、S3においてCPU41は、前記S2のマッチング処理によって特定された基準経路に対する車両の現在位置に基づいて、前記S1で取得された走行支援情報を出力する。例えば、本実施形態では基準経路上の予め決められたポイントに車両が位置した時点で、周辺にある観光スポットを案内する音声や画像を出力する。また、右左折の対象となる交差点の700m手前、300m手前、50m手前に車両が到達した時点で、交差点の位置や交差点における車両の退出方向を案内する音声を出力する。また、右左折の対象となる交差点の500m手前に車両が到達した時点で、交差点の交差点拡大図を表示する。尚、本実施形態では、特に基準経路7における走行案内を行う際に出力される走行支援情報は、基準経路以外の経路における走行案内(S11)を行う際に出力される走行支援情報よりも詳細な情報を含む。例えば、右左折する地点の分かり難い交差点についてはより詳細な交差点拡大図(例えばストリートビュー)を表示したり、目印を案内すること等を行う。
その後、S4においてCPU41は、車両が基準経路を離脱したか否かを判定する。具体的には、前記S2のマッチング処理によって車両の現在位置が基準経路に含まれるリンク上に特定できなかった場合に、車両が基準経路を離脱したと判定する。
そして、車両が基準経路を離脱したと判定された場合(S4:YES)には、S5へと移行する。それに対して、車両が基準経路を離脱していないと判定された場合(S4:NO)には、S6へと移行する。
S5においてCPU41は、車両が現在までに経由していない経由地点の内で最も設定された順序が早い経由地点を特定し、離脱後の車両の現在位置から特定された経由地点までの新たな経路を探索して案内経路として設定する。例えば、図4に示すように車両5が観光スポット“B”を経由した後に、基準経路7を離脱した場合には、離脱後の車両5の現在位置から車両5が現在までに経由しておらず且つ最も順序の早い観光スポット“C”までの経路(以下、復帰経路という)51が探索され、車両5の案内経路として設定されることとなる。但し、復帰経路51が案内経路として設定された場合においても、前記S1で取得した基準経路7及び基準経路7における走行案内を行う為の走行支援情報34は、破棄や変更されることなくその後も保持される。即ち、復帰経路51を含む経路へと基準経路7が変更されるわけではない。
また、復帰経路51の探索を行う場合には、CPU41は経路の探索を要求する為の経路探索要求をサーバ装置4へと送信する。ここで、経路探索要求には、経路探索要求の送信元のナビゲーション装置1を特定する端末IDと、復帰経路の始点(例えば車両の現在位置)及び終点(前記S5で特定された経由地点)とを特定する情報とが含まれている。その後、CPU41は経路探索要求に応じてサーバ装置4から送信された探索経路情報を受信する。ここで、受信する探索経路情報は、経路探索要求に基づいてサーバ装置4が探索した復帰経路の始点から終点までの推奨経路(センタールート)を特定する情報(例えばセンタールートに含まれるリンク列)である。その後、S8へと移行する。
一方、S6においてCPU41は、特に次に経由する予定の経由地点を解除(スキップ)する操作が行われたか否かを判定する。尚、本実施形態では、基準経路に含まれる経由地点の内、ユーザが経由することを希望しない一部の経由地点については操作部14の操作によって解除(スキップ)することが可能である。尚、経由地点を解除(スキップ)する操作は走行開始前に加えて走行開始後においても行うことが可能である。また、次に経由する経由地点以外の経由地点(例えば2つ先や3つ先の経由地点)を解除(スキップ)することも可能である。その場合には、解除された経由地点の1つ手間の経由地点に到達したタイミングで「S6:YES」と判定される。
そして、次に経由する予定の経由地点を解除(スキップ)する操作が行われたと判定された場合(S6:YES)には、S7へと移行する。それに対して、次に経由する予定の経由地点を解除(スキップ)する操作が行われていないと判定された場合(S6:NO)には、S12へと移行する。
S7においてCPU41は、車両が現在までに経由しておらず且つ解除(スキップ)されていない経由地点の内で最も設定された順序が早い経由地点を特定し、車両の現在位置から特定された経由地点までの新たな経路を探索して案内経路として設定する。例えば、図6に示すように車両5が観光スポット“B”を経由した後に、次の経由地点である観光スポット“C”が解除された場合には、車両5の現在位置から車両5が現在までに経由しておらず且つ解除されていない観光スポットの内、最も順序の早い観光スポット“D”までの経路(以下、スキップ経路という)52が探索され、車両5の案内経路として設定されることとなる。但し、スキップ経路52が案内経路として設定された場合においても、前記S1で取得した基準経路7及び基準経路7における走行案内を行う為の走行支援情報34は、破棄や変更されることなくその後も保持される。即ち、スキップ経路52を含む経路へと基準経路7が変更されるわけではない。
また、スキップ経路52の探索を行う場合には、CPU41は経路の探索を要求する為の経路探索要求をサーバ装置4へと送信する。ここで、経路探索要求には、経路探索要求の送信元のナビゲーション装置1を特定する端末IDと、スキップ経路の始点(例えば車両の現在位置)及び終点(前記S5で特定された経由地点)とを特定する情報とが含まれている。その後、CPU41は経路探索要求に応じてサーバ装置4から送信された探索経路情報を受信する。ここで、受信する探索経路情報は、経路探索要求に基づいてサーバ装置4が探索したスキップ経路の始点から終点までの推奨経路(センタールート)を特定する情報(例えばセンタールートに含まれるリンク列)である。その後、S8へと移行する。
次に、S8においてCPU41は、車両の現在位置の位置座標を現在位置検出部11の検出結果に基づいて取得し、更に車両の現在位置の位置座標と地図情報とを比較することによって、車両の現在位置を特に前記S5又は前記S7で設定された案内経路に含まれるリンク上に特定する(引き込む)マッチング処理についても行う。更に、前記S8では案内経路に加えて前記S1で取得した基準経路に含まれるリンク上に特定する(引き込む)マッチング処理についても並行して行う。
その後、S9においてCPU41は、前記S8のマッチング処理の結果、車両の現在位置が基準経路に含まれるリンク上に特定できたか否かを判定する。
そして、車両の現在位置が基準経路に含まれるリンク上に特定できたと判定された場合、即ち基準経路と前記S5又は前記S7で設定された案内経路上の両方に車両の現在位置が特定できた場合(S9:YES)には、S10へと移行する。それに対して、車両の現在位置が基準経路に含まれるリンク上に特定できなかった、即ち前記S5又は前記S7で設定された案内経路上のみに車両の現在位置が特定できた場合(S9:NO)には、S11へと移行する。
S10においてCPU41は、前記S8のマッチング処理によって特定された基準経路に対する車両の現在位置に基づいて、前記S1で取得された走行支援情報を出力する。詳細についてはS3と同様であるので省略する。また、今後は基準経路に対するマッチング処理(S2)及び基準経路に対する走行案内(S3)を行うこととなるので、前記S5又は前記S7で設定された案内経路はS10に移行した時点で破棄しても良い。
一方、S11においてCPU41は、前記S8のマッチング処理によって特定された案内経路に対する車両の現在位置に基づいて、走行支援情報を出力する。また、サーバ装置4への走行支援情報の要求についても並行して行う。例えば、車両の現在位置から案内経路に沿って10km分の区間において出力される走行支援情報をサーバ装置4に対して要求する。例えば、右左折の対象となる交差点の700m手前、300m手前、50m手前に車両が到達した時点で、交差点の位置や交差点における車両の退出方向を案内する音声を出力する。また、右左折の対象となる交差点の500m手前に車両が到達した時点で、交差点の交差点拡大図を表示する。その後、S8へと戻り、基準経路と案内経路に対するマッチング処理を継続して行う。S11の処理は基準経路に車両の現在位置がマッチングされるまで(S9:YES)、或いは前記S5又は前記S7で設定された案内経路の終点に到達するまで継続して行われる。
S12においてCPU41は、車両が基準経路の目的地(走行終了地点)に到達したか否かを判定する。
そして、車両が基準経路の目的地に到達したと判定された場合(S12:YES)には、当該走行支援処理プログラムを終了する。それに対して、車両が基準経路の目的地に到達していないと判定された場合(S12:NO)にはS2へと戻る。その後、基準経路に対するマッチング処理(S2)及び基準経路に対する走行案内(S3)が継続して行われる。
上記S8~S11の処理を行うことによって、例えば図7に示すように基準経路7と復帰経路51(或いはスキップ経路52)がそれぞれ設定されている場合において、車両が復帰経路51(或いはスキップ経路52)の終点である経由地点に到達する前であっても、基準経路7に復帰した時点で基準経路7に基づく走行支援を再開することが可能となる。即ち、基準経路7に基づいた通常より詳細な走行支援情報の出力を行う機会を可能な限り多く確保することが可能となる。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路と基準経路を走行する車両の走行を支援する走行支援情報とを取得し(S1)、取得した走行支援情報に基づく走行支援を行う(S3)一方で、車両が基準経路から離脱した場合には、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地点までの新たな経路を探索し、車両が経由地点に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定し(S5)、案内経路が設定された後においても車両の現在位置が基準経路上にマッチングした場合には、基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された支援情報を出力する(S10)ので、基準経路に基づいた走行支援情報の出力を行う機会を可能な限り多く確保することが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、経路探索処理をサーバ装置4が行う構成としているが、ナビゲーション装置1が行っても良い。また、走行支援情報についてもサーバ装置4から取得せずに予めナビゲーション装置1が有するようにしても良い。その場合には、走行支援システム2をナビゲーション装置1のみで構成することも可能である。
また、本実施形態では基準経路の経由地点は周辺にある観光スポットとしているが、観光スポット以外の地点(例えば駅、空港、ショッピングモール、自宅、職場等)を経由地点としても良い。また、地点以外に特定の道路を経由地点に含めても良い。また、経由地点については複数の候補地点の中からユーザに選択させても良い。
また、本発明はナビゲーション装置以外に、経路探索機能や走行案内機能を有する各種装置に対して適用することが可能である。例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末等(以下、まとめて通信端末という)に適用することも可能である。また、サーバと通信端末から構成されるシステムに対しても適用することが可能となる。その場合には、上述した走行支援処理プログラム(図4)の各ステップは、サーバと通信端末のいずれが実施する構成としても良い。また、携帯型の通信端末では、車両に対する走行支援に限定されず、歩行者や自転車に対する移動支援についても行うことが可能となる。
また、本発明に係る走行支援装置を具体化した実施例について上記に説明したが、走行支援装置は以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路(7)を取得する基準経路取得手段(41)と、前記基準経路を走行する車両の走行を支援する支援情報(34)を取得する支援情報取得手段(41)と、車両が前記基準経路から離脱した場合に、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地点までの新たな経路を探索し、車両が前記経由地点に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定する案内経路設定手段(41)と、車両の現在位置が前記基準経路上にマッチングした場合に、前記基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された前記支援情報を出力する情報出力手段(41)と、を有する。
上記構成を有する走行支援装置によれば、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路に基づく走行支援を行う場合において、車両が基準経路から離脱した場合においても基準経路及び支援情報を保持した状態で基準経路に対する車両の現在位置のマッチングを継続して行うので、基準経路に基づいた支援情報の出力を行う機会を可能な限り多く確保することが可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記新たな経路が案内経路として設定されている状態では、前記基準経路(7)に対する車両の現在位置のマッチングと、前記案内経路に対する車両の現在位置のマッチングとを並行して行う。
上記構成を有する走行支援装置によれば、車両が基準経路から離脱することによって新たに車両の走行案内を行う為の経路が設定された場合においても、基準経路に対する車両の現在位置のマッチングを継続して行うので、基準経路に基づいた支援情報の出力を行う機会を可能な限り多く確保することが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記案内経路設定手段(41)は、車両が前記基準経路(7)から離脱した場合に、車両が現在までに経由していない経由地点の内で最も設定された順序が早い経由地点までの新たな経路を探索して案内経路として設定する。
上記構成を有する走行支援装置によれば、車両が基準経路から離脱した場合に、車両が現時点までに経由していない経由地点を巡る基準経路へと復帰する為の適切な経路を、その後の車両の走行案内を行う案内経路として設定することが可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
ユーザの操作に基づいて前記経由地点の一部を解除する経由地解除手段(41)を有し、前記案内経路設定手段(41)は、前記経由地解除手段によって車両が次に経由する経由地点が解除された場合に、車両の現在位置から車両が現在までに経由しておらず且つ解除されていない経由地点までの新たな経路を探索し、前記案内経路として設定する。
上記構成を有する走行支援装置によれば、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路に基づく走行支援を行う場合において、経由地点の一部が解除されることによって、新たに車両の走行案内を行う為の経路が設定された場合においても、基準経路及び支援情報を保持した状態で基準経路に対する車両の現在位置のマッチングを継続して行うので、基準経路に基づいた支援情報の出力を行う機会を可能な限り多く確保することが可能となる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記情報出力手段(41)は、前記基準経路(7)以外の経路を車両が走行する場合に出力される情報よりも、車両が走行する経路に対するより詳細な情報を出力する。
上記構成を有する走行支援装置によれば、予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路に基づく走行支援を行う場合において、車両が基準経路から離脱した場合においても基準経路及び支援情報を保持した状態で基準経路に対する車両の現在位置のマッチングを継続して行うので、基準経路に基づいた通常より詳細な支援情報の出力を行う機会を可能な限り多く確保することが可能となる。
1 ナビゲーション装置
2 走行支援システム
3 情報配信センタ
4 サーバ装置
5 車両
7 基準経路
13 ナビゲーションECU
33 基準経路情報
34 走行支援情報
41 CPU
42 RAM
43 ROM
44 フラッシュメモリ
51 復帰経路
52 スキップ経路

Claims (6)

  1. 予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路を取得する基準経路取得手段と、
    前記基準経路を走行する車両の走行を支援する支援情報を取得する支援情報取得手段と、
    車両が前記基準経路から離脱した場合に、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地点までの新たな経路を探索し、車両が前記経由地点に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定する案内経路設定手段と、
    車両の現在位置が前記基準経路上にマッチングした場合に、前記基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された前記支援情報を出力する情報出力手段と、を有し、
    前記新たな経路が案内経路として設定されている状態では、前記基準経路に対する車両の現在位置のマッチングと、前記案内経路に対する車両の現在位置のマッチングとを並行して行う走行支援装置。
  2. 予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路を取得する基準経路取得手段と、
    前記基準経路を走行する車両の走行を支援する支援情報を取得する支援情報取得手段と、
    車両が前記基準経路から離脱した場合に、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地点までの新たな経路を探索し、車両が前記経由地点に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定する案内経路設定手段と、
    車両の現在位置が前記基準経路上にマッチングした場合に、前記基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された前記支援情報を出力する情報出力手段と、を有し、
    前記情報出力手段は、前記基準経路以外の経路を車両が走行する場合に出力される情報よりも、車両が走行する経路に対するより詳細な情報を出力する走行支援装置。
  3. 前記案内経路設定手段は、車両が前記基準経路から離脱した場合に、車両が現在までに経由していない経由地点の内で最も設定された順序が早い経由地点までの新たな経路を探索して案内経路として設定する請求項1又は請求項2に記載の走行支援装置。
  4. ユーザの操作に基づいて前記経由地点の一部を解除する経由地解除手段を有し、
    前記案内経路設定手段は、前記経由地解除手段によって車両が次に経由する経由地点が解除された場合に、車両の現在位置から車両が現在までに経由しておらず且つ解除されていない経由地点までの新たな経路を探索し、前記案内経路として設定する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の走行支援装置。
  5. コンピュータを、
    予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路を取得する基準経路取得手段と、
    前記基準経路を走行する車両の走行を支援する支援情報を取得する支援情報取得手段と、
    車両が前記基準経路から離脱した場合に、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地点までの新たな経路を探索し、車両が前記経由地点に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定する案内経路設定手段と、
    車両の現在位置が前記基準経路上にマッチングした場合に、前記基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された前記支援情報を出力する情報出力手段と、
    して機能させる為のコンピュータプログラムであって、
    前記新たな経路が案内経路として設定されている状態では、前記基準経路に対する車両の現在位置のマッチングと、前記案内経路に対する車両の現在位置のマッチングとを並行して行うコンピュータプログラム。
  6. コンピュータを、
    予め設定された一又は複数の経由地点を設定された順序で経由する経路である基準経路を取得する基準経路取得手段と、
    前記基準経路を走行する車両の走行を支援する支援情報を取得する支援情報取得手段と、
    車両が前記基準経路から離脱した場合に、基準経路及び支援情報を保持した状態で車両が経由していない経由地点までの新たな経路を探索し、車両が前記経由地点に到達するまでの間において車両の走行案内を行う案内経路として設定する案内経路設定手段と、
    車両の現在位置が前記基準経路上にマッチングした場合に、前記基準経路に対する車両の現在位置に応じて保持された前記支援情報を出力する情報出力手段と、
    して機能させる為のコンピュータプログラムであって、
    前記情報出力手段は、前記基準経路以外の経路を車両が走行する場合に出力される情報よりも、車両が走行する経路に対するより詳細な情報を出力するコンピュータプログラム。
JP2018063538A 2018-03-29 2018-03-29 走行支援装置及びコンピュータプログラム Active JP7056311B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018063538A JP7056311B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 走行支援装置及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018063538A JP7056311B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 走行支援装置及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019174310A JP2019174310A (ja) 2019-10-10
JP7056311B2 true JP7056311B2 (ja) 2022-04-19

Family

ID=68168619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018063538A Active JP7056311B2 (ja) 2018-03-29 2018-03-29 走行支援装置及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7056311B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9217483B2 (en) 2013-02-28 2015-12-22 Tenneco Automotive Operating Company Inc. Valve switching controls for adjustable damper

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115691192A (zh) * 2022-09-23 2023-02-03 张凯文 一种智能交通系统和方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000337910A (ja) 1999-05-31 2000-12-08 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置
WO2009122633A1 (ja) 2008-04-02 2009-10-08 三菱電機株式会社 ナビゲーション装置
JP2016161308A (ja) 2015-02-27 2016-09-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ナビゲーションシステム、方法およびプログラム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000337910A (ja) 1999-05-31 2000-12-08 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置
WO2009122633A1 (ja) 2008-04-02 2009-10-08 三菱電機株式会社 ナビゲーション装置
JP2016161308A (ja) 2015-02-27 2016-09-05 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 ナビゲーションシステム、方法およびプログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9217483B2 (en) 2013-02-28 2015-12-22 Tenneco Automotive Operating Company Inc. Valve switching controls for adjustable damper

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019174310A (ja) 2019-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3209969B1 (en) Alternative routes
KR100269069B1 (ko) 차량용네비게이션장치및기억매체
KR102319535B1 (ko) 대안 경로를 생성하기 위한 방법 및 시스템
JP3801433B2 (ja) ナビゲーション装置およびその記憶媒体
JP6813347B2 (ja) 通信端末、移動案内システム及びコンピュータプログラム
US20170038219A1 (en) Method and apparatus for predicting destinations
JPWO2005093373A1 (ja) ナビゲーション装置、経路探索方法、経路探索プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP6664469B2 (ja) 通信端末、経路探索システム及びコンピュータプログラム
JP6718715B2 (ja) 通信端末、サーバ装置、移動案内システム及びコンピュータプログラム
JP7056311B2 (ja) 走行支援装置及びコンピュータプログラム
JP2007010549A (ja) ナビゲーション装置
JP5699028B2 (ja) 情報提供システム及び情報提供方法
JP2010210339A (ja) 車載用ナビゲーション装置、車載用ナビゲーション装置の制御方法及び制御プログラム
JP5032592B2 (ja) 経路探索装置、経路探索方法、経路探索プログラムおよび記録媒体
JP6834693B2 (ja) 通信端末、移動案内システム及びコンピュータプログラム
JP2012145440A (ja) 施設案内装置、施設案内方法及びコンピュータプログラム
JP4786242B2 (ja) ナビゲーション装置及び地図配信装置
JP2019138728A (ja) 通信端末、移動案内システム及びコンピュータプログラム
JP2019215255A (ja) 移動案内装置及びコンピュータプログラム
JP2019215256A (ja) 移動案内装置、移動案内システム及びコンピュータプログラム
JP2005077300A (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法、そのプログラム及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP2021018134A (ja) 移動案内システム、移動案内装置、サーバ装置及びコンピュータプログラム
JP2019120489A (ja) 通信端末、移動案内システム及びコンピュータプログラム
JP2020165690A (ja) 広告情報提供装置及びコンピュータプログラム
JP2020165750A (ja) ユーザ嗜好特定システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210126

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20210423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220321

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7056311

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150