JP2020165750A - ユーザ嗜好特定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車載器による現在位置を検出した検出結果と通信端末による現在位置を検出した検出結果とを組み合わせることによってユーザが立ち寄った立ち寄り地点を正確に特定することを可能としたユーザ嗜好特定システムを提供する。【解決手段】車両に搭載されたナビゲーション装置3と、ナビゲーション装置3と通信可能に接続されるとともに車両の乗員であるユーザ4が所持する通信端末5と、を有し、ナビゲーション装置3による現在位置を検出した検出結果である車載器側位置情報と、通信端末5による現在位置を検出した検出結果である端末側位置情報とを組み合わせることによってユーザ4が立ち寄った立ち寄り地点を特定するように構成する。【選択図】図8

Description

本発明は、立ち寄り地点に関するユーザの嗜好を特定するユーザ嗜好特定システムに関する。
近年、車両の走行案内を行い、運転者が所望の目的地に容易に到着できるようにしたナビゲーション装置が車両に搭載されていることが多い。ここで、ナビゲーション装置とは、GPS受信機などにより自車の現在位置を検出し、その現在位置に対応する地図データをDVD−ROMやHDDなどの記録媒体またはネットワークを通じて取得して液晶モニタに表示することが可能な装置である。更に、かかるナビゲーション装置には、所望する目的地を入力すると、自車位置から目的地までの最適経路を探索する経路探索機能を備えており、探索された最適経路を案内経路として設定し、ディスプレイ画面に案内経路を表示するとともに、交差点に接近した場合等には音声による案内をすることによって、ユーザを所望の目的地まで確実に案内するようになっている。また、近年は携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、PDA(Personal Digital Assistant)等の通信端末においても上記ナビゲーション装置と同様の機能を備えている場合がある。
また、上記ナビゲーション装置等では、自車の現在位置の周辺や特定のエリア内(例えば目的地周辺、走行予定経路周辺)にある地点に関する情報を提供することも行われている。更に地点に関する情報を提供する場合には、ユーザの嗜好に基づいてユーザが必要とすると予想される地点に関する情報を優先的に提供することも行われている。例えば、特開2017−15465号公報には、ユーザが目的地周辺の施設情報の検索を行った場合に、ユーザが過去に立ち寄った地点と同一ジャンルの地点に関する情報を優先的に提供する技術について記載されている。
特開2017−15465号公報(第11−12頁、図9)
ここで、上記特許文献1では、車両で移動するユーザが立ち寄った地点を特定する際に、対象となる地点付近で車両が停車したことを条件としている。しかしながら、図12に示すように複数の施設A〜Dが一の駐車場101を共用する場合には、ユーザは施設A〜Dのいずれに立ち寄る場合であっても同じ駐車場101に車両102を停車することとなる。従って、駐車場101で車両102が停車したことを検出した場合であっても、ユーザが立ち寄った施設を特定することができない問題がある。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、車載器による現在位置を検出した検出結果と通信端末による現在位置を検出した検出結果とを組み合わせることによってユーザが立ち寄った立ち寄り地点を正確に特定することを可能としたユーザ嗜好特定システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係るユーザ嗜好特定システムは、車両に搭載された車載器と、前記車載器と通信可能に接続されるとともに車両の乗員であるユーザが所持する通信端末と、を有するユーザ嗜好特定システムであって、前記車載器による現在位置を検出した検出結果である車載器側位置情報を取得する車載器位置情報取得手段と、前記通信端末による現在位置を検出した検出結果である端末側位置情報を取得する端末位置情報取得手段と、前記車載器側位置情報と前記端末側位置情報と地図情報とを組み合わせることによってユーザが立ち寄った立ち寄り地点を特定する複合地点特定手段と、を有する。
前記構成を有する本発明に係るユーザ嗜好特定システムによれば、車載器による現在位置を検出した検出結果と通信端末による現在位置を検出した検出結果とを組み合わせることによって、ユーザが立ち寄った立ち寄り地点を正確に特定することが可能となる。その結果、ユーザの嗜好を用いた様々な情報提供が可能となる。
本実施形態に係るユーザ嗜好特定システムを示した概略構成図である。 ナビゲーション装置と通信端末との間の通信手段を示した図である。 本実施形態に係るユーザ嗜好特定システムの特にナビゲーション装置を示したブロック図である。 位置情報履歴DBに記憶される車載器側位置情報及び端末側位置情報の一例を示した図である 立ち寄り地点リストの一例を示した図である 本実施形態に係るユーザ嗜好特定システムの特に通信端末を示したブロック図である。 本実施形態に係るユーザ嗜好特定処理プログラムのフローチャートである。 車載器側位置情報及び端末側位置情報に基づいて立ち寄り地点を特定する例について示した図である。 端末側位置情報に基づいて立ち寄り地点を特定する例について示した図である。 本実施形態に係る情報案内処理プログラムのフローチャートである。 ユーザの現在位置周辺の地点検索を行った場合における地点検索結果の表示画面の一例を示した図である。 従来技術の問題点について説明した杖ある。
以下、本発明に係るユーザ嗜好特定システムについて具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るユーザ嗜好特定システム1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るユーザ嗜好特定システム1を示した概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態に係るユーザ嗜好特定システム1は、車両2に設置された車載器であるナビゲーション装置3と、車両2の乗員であるユーザ4が所持する携帯型の通信端末5とを基本的に有する。また、ナビゲーション装置3と通信端末5とは所定の通信方式によって通信可能に接続され、互いにデータを送受信可能に構成されている。また、通信端末5はインターネット等のネットワーク通信網6を介して外部のサーバ(例えば地図情報を配信するサーバ等)と通信可能に接続されている。
ここで、本実施形態に係るユーザ嗜好特定システム1では、ナビゲーション装置3と通信端末5との間において図2に示すようにWi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)等の無線通信方式により通信が行われる。ここで、Wi−Fiは、無線LAN規格の一つであり、アクセスポイント(親機、基地局、ステーションともいう)に設定された機器を経由して機器間の通信やインターネット等への接続を行う無線通信方式である。一方、Bluetooth(以下、BTという)は、アクセスポイントに設定された機器を経由することなく相互間で直接通信を行う無線通信方式である。尚、ユーザ嗜好特定システム1は、Wi−FiとBTの両方の無線通信方式を備えていても良いし、一方のみを備えていても良い。また、無線通信方式としてはWi−FiやBT以外に赤外線通信を用いても良い。更に、ナビゲーション装置3と通信端末5は、無線通信ではなく有線ケーブルを用いた有線通信によって接続しても良い。
また、ナビゲーション装置3は、GPSやセンサ等を用いてナビゲーション装置3の現在位置(車両2の現在位置にも相当)を特定することができる機能を備え、更に、格納された地図情報に基づいて自車位置周辺の地図や車両2の現在位置を表示したり、自車の現在位置の周辺や特定のエリア内(例えば目的地周辺、走行予定経路周辺)にある地点に関する情報を案内したり、設定された目的地までの経路の探索及び案内を行う車載機である。
一方、通信端末5は、ナビ機能を備えた情報端末が用いられ、例えば携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、パーソナルコンピュータ、ナビゲーション装置等が該当する。
ここで、ナビ機能は、GPSやセンサ等を用いて通信端末5の現在位置(ユーザ4の現在位置にも相当)を特定したり、サーバから取得したりメモリに格納された地図データに基づいてユーザ4の現在位置周辺の地図画像を表示したり、ユーザの現在位置の周辺にある地点に関する情報を案内したり、設定された案内経路に沿った移動案内を行う機能が該当する。尚、上記ナビ機能の全てを通信端末5が備えている必要はなく、少なくとも通信端末5の現在位置を特定する機能を有していれば本願発明を構成することが可能である。
また、通信端末5がスマートフォン等の複数のアプリケーションをそれぞれ実行可能な端末である場合には、アプリケーションの一つとしてナビゲーションアプリがインストールされている。ここで、ナビゲーションアプリは、通信端末5において上記ナビ機能を実行するアプリケーションである。また、特に本実施形態では、通信端末5は車両2のACC電源(accessory power supply)がオフされること等によって接続状態にあったナビゲーション装置3との接続が解除された後には、車両2を降車した後のユーザ4の現在位置を継続して特定する手段として機能する。尚、ナビゲーション装置3や通信端末5の詳細については後述する。
次に、ユーザ4が乗車する車両2に搭載されたナビゲーション装置3の概略構成について図3を用いて説明する。図3は本実施形態に係るナビゲーション装置3を示したブロック図である。
図3に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置3は、ナビゲーション装置3が搭載された車両2の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付ける操作部14と、ユーザに対して車両周辺の地図画像や地点に関する情報を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、BTによる無線通信を行う為のBT通信モジュール18と、Wi−Fiによる無線通信を行う為のWiFi通信モジュール19と、を有する。
以下に、ナビゲーション装置3が有する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置3が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置3が備える構成としても良い。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB25、位置情報履歴DB26、立ち寄り地点リスト27及び所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりにメモリーカードやCDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。また、地図情報DB25は外部のサーバに格納させ、ナビゲーション装置3が通信により取得する構成としても良い。
ここで、地図情報DB25は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
また、位置情報履歴DB26は、ナビゲーション装置3の現在位置(車両乗車時のユーザ4の現在位置にも相当)を所定間隔で検出した検出結果の履歴(以下、車載器側位置情報という)が記憶される記憶手段である。更に、位置情報履歴DB26には、後述のように車両のACC電源がオフ(即ちナビゲーション装置3の電源がオフ)された状態において通信端末5で現在位置(車両降車後のユーザ4の現在位置にも相当)を所定間隔で検出した検出結果の履歴(以下、端末側位置情報という)についても通信端末5から受信して記憶される。即ち、位置情報履歴DB26には、ユーザが車両に乗車している間におけるナビゲーション装置3の位置情報と、ユーザが車両から降車している間における通信端末5の位置情報がそれぞれ記憶されることとなる。
また、上記車載器側位置情報及び端末側位置情報は、特に所定時間(例えば10sec)毎にナビゲーション装置3或いは通信端末5の現在位置座標を特定した情報であり、特定した現在位置座標が累積的に格納される。ここで、図4は、位置情報履歴DB26に記憶される車載器側位置情報及び端末側位置情報の一例を示した図である。図4に示すように、車載器側位置情報及び端末側位置情報は、情報の種類(車載器側位置情報又は端末側位置情報)と、日時と、その日時において検出されたナビゲーション装置3又は通信端末5の位置座標とを含む。例えば図4に示す例では2019年4月20日の9:00:00〜9:15:20の期間については車両のACC電源がオンされた状態、即ちユーザが車両に乗車した状態であって、ナビゲーション装置3の現在位置の検出結果の履歴が10sec毎に記録されている。一方、2019年4月20日の9:15:30〜9:35:40の期間については車両のACC電源がオフされた状態、即ちユーザが車両から降車した状態であって、通信端末5の現在位置の検出結果の履歴が10sec毎に記録されている。尚、位置情報履歴DB26は、格納されたデータ量が所定量以上となると過去の情報から順に削除される。
また、立ち寄り地点リスト27は、位置情報履歴DB26に基づいてナビゲーション装置3において作成されるリストであり、ユーザが過去に立ち寄った地点が、ジャンル単位で区分されて立ち寄った回数と紐づけて登録されたリストである。尚、本実施形態でジャンルとは、特に施設の属する『グループ(ブランド)』についても区分した概念とする。『グループ(ブランド)』の区分としては例えばフランチャイズ等のチェーンストア、同じオーナーや親会社によって運営される店舗群、関連のあるグループ会社、親会社(本店)とその子会社(支店、営業所)、同じ宗派の寺院等がある。
ここで、図5は、立ち寄り地点リスト27の一例を示した図である。図5に示すように、立ち寄り地点リスト27には、ユーザが過去に立ち寄った地点のジャンルと、立ち寄った合計回数が含まれる。また、立ち寄り地点リスト27は立ち寄った回数が多い順にソートされる。例えば、図5に示す例では「コンビニ○○チェーン」のチェーンストアに該当する施設にユーザが計12回立ち寄っていることを示している。
ナビゲーション装置3に格納される立ち寄り地点リスト27は、ユーザが特に車で移動して(途中まで車で移動する場合も含まれる)立ち寄った立ち寄り地点のリストとなる。従って、ユーザが徒歩や自転車のみ、或いは公共交通機関で移動して立ち寄った立ち寄り地点については除かれる。尚、ユーザが徒歩や自転車のみ、或いは公共交通機関で移動して立ち寄った立ち寄り地点については通信端末5に別途格納される。詳細については後述する。
そして、ナビゲーション装置3は、ユーザの操作に基づいて現在位置周辺や目的地周辺にある地点を検索する地点検索処理が行われた場合には、立ち寄り地点リスト27の上位にあるジャンルに該当する地点を優先的に情報の提供対象に含める。例えば、立ち寄り回数の多いジャンルに該当する地点を検索結果のより上方に表示したり、立ち寄り回数が閾値以上のジャンルに該当する地点のみを検索結果の表示対象とすることが可能となる。
また、データ記録部12には、Wi−FiやBTにより通信を行う際に必要な識別情報(例えばBTアドレス、MACアドレス、SSID等)についても記憶される。
一方、ナビゲーションECU13は、ナビゲーション装置3の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU31、並びにCPU31が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM32、制御用のプログラムのほか、後述のユーザ嗜好特定処理プログラム(図7参照)等が記録されたROM33、ROM33から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ34等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU13は、通信端末5のECUとともに処理アルゴリズムとしての各種手段を有する。例えば、車載器位置情報取得手段は、ナビゲーション装置3による現在位置を検出した検出結果である車載器側位置情報を取得する。端末位置情報取得手段は、通信端末5による現在位置を検出した検出結果である端末側位置情報を取得する。複合地点特定手段は、車載器側位置情報と端末側位置情報と地図情報とを組み合わせることによってユーザが立ち寄った立ち寄り地点を特定する。
操作部14は、走行開始地点としての出発地及び走行終了地点としての目的地を入力する際等に操作され、各種のキー、ボタン等の複数の操作スイッチ(図示せず)から構成される。そして、ナビゲーションECU13は、各スイッチの押下等により出力されるスイッチ信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、操作部14は液晶ディスプレイ15の前面に設けたタッチパネルによって構成することもできる。また、マイクと音声認識装置によって構成することもできる。
また、液晶ディスプレイ15には、道路を含む地図画像、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、出発地から目的地までの走行予定経路、走行予定経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。尚、液晶ディスプレイ15の代わりに、HUDやHMDを用いても良い。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて案内経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB25の更新等が行われる。尚、DVDドライブ17に替えてメモリーカードを読み書きする為のカードスロットを設けても良い。
また、BT通信モジュール18は、BTによる無線通信を行う為のモジュールである。そして、ナビゲーション装置3は、BT通信モジュール18を介してBTによる無線通信により通信可能距離内にある通信端末5やその他の機器との間で通信を行う。
一方、WiFi通信モジュール19は、Wi−Fiによる無線通信を行う為のモジュールである。そして、ナビゲーション装置3は、WiFi通信モジュール19を介してWi−Fiによる無線通信により通信端末5やその他の機器との間で通信を行う。尚、BT通信モジュール18とWiFi通信モジュール19はいずれか一方のみ備えるようにしても良い。
次に、ユーザ4が携帯する通信端末5の概略構成について図6を用いて説明する。図6は本実施形態に係る通信端末5の制御系を模式的に示すブロック図である。
図6に示すように通信端末5はデータバスBUSに、CPU41と、通信端末5を所持するユーザ4に関するユーザ情報(ユーザID、氏名等)や地図更新情報等が記憶されたメモリ42と、マイクロホン43やスピーカ44等のインターフェイスである入出力部45と、液晶表示パネル等で構成されたディスプレイ46と、タッチパネルやキーボード等から構成される入力操作部47と、GPS48と、ネットワーク通信網6の基地局との間で信号の送受信を行う送受信回路部(RF)49と、BTによる通信を行う為のBT通信機器50と、Wi−Fiによる通信を行う為のWiFi通信機器51と、が接続されることにより構成されている。
ここで、通信端末5に内蔵されるCPU41は、メモリ42に格納されている動作プログラムに従って種々の動作を実行する通信端末5の制御手段であり、メモリ42とともに通信端末ECU52を構成する。また、通信端末ECU52の各種処理内容は必要に応じてディスプレイ46に表示される。尚、通信端末ECU52は、処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、単独地点特定手段は、ナビゲーション装置3と通信端末5の間の通信が切断された状態において、端末側位置情報と地図情報とを組み合わせることによってユーザが立ち寄った立ち寄り地点を特定する。
また、通信端末5は、送受信回路部49を介して通信を行うことにより、通話以外に、インターネット通信や、交通情報センタ、例えば、VICS(登録商標)センタやプローブセンタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報の受信についても可能である。
また、メモリ42は、通信端末5を所持するユーザに関するユーザ情報(ユーザID、氏名等)や地図情報の他、インストールされたアプリケーションプログラム、位置情報履歴53、立ち寄り地点リスト(車両)54、立ち寄り地点リスト(徒歩)55、後述のユーザ嗜好特定処理プログラム(図7)及び情報案内処理プログラム(図10)等が記憶された記憶媒体である。尚、地図情報はメモリ42に記憶せずにサーバから通信により取得する構成としても良い。また、メモリ42は、ハードディスク、メモリーカード、CDやDVD等の光ディスク等により構成しても良い。
尚、メモリ42に記憶される位置情報履歴53は、通信端末5で現在位置(車両降車後のユーザ4の現在位置にも相当)を所定間隔で検出した検出結果の履歴(端末側位置情報)である。尚、メモリ42に格納された端末側位置情報は、ナビゲーション装置3と通信端末5の間の通信が切断された状態から復帰した場合において、復帰したタイミングで切断状態の間に検出された端末側位置情報がナビゲーション装置3へと送信される。
一方、メモリ42に記憶される立ち寄り地点リスト(車両)54は、基本的にナビゲーション装置3が記憶する立ち寄り地点リスト27(図5)と同一のリストであり、ナビゲーション装置3において立ち寄り地点リスト27が更新されるタイミングでナビゲーション装置3から適宜送信される。
また、メモリ42には立ち寄り地点リスト(徒歩)55についても記憶される。立ち寄り地点リスト(徒歩)55は、位置情報履歴53に基づいて通信端末5において作成されるリストであり、上記立ち寄り地点リスト(車両)54と同様にユーザが過去に立ち寄った地点が、ジャンル単位で区分されて立ち寄った回数と紐づけて登録されたリストである。但し、立ち寄り地点リスト(徒歩)55は、ユーザが特に車両を使わずに移動(例えば徒歩や自転車のみ、或いは公共交通機関で移動)して立ち寄った立ち寄り地点のリストとなる。
また、メモリ42には、Wi−FiやBTにより通信を行う際に必要な識別情報(例えばBTアドレス、MACアドレス、SSID等)についても記憶される。
また、ディスプレイ46は、筐体の一面に配設されており、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等が用いられる。そして、入力操作部47による入力内容やインターネットサイト等の各種情報が表示される。また、ナビ機能の実行時においては、道路を含む地図画像、交通情報、地点情報の検索結果等についても表示される。
また、入力操作部47は、ディスプレイ46の前面に設けられたタッチパネルや筐体に配置されたハードボタン等によって構成されている。そして、通信端末ECU52は、タッチパネルやハードボタンの押下等により出力される電気信号に基づき、対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。尚、入力操作部47は、番号/文字入力キー、表示された内容を選択するためのカーソルを動かすカーソルキー、選択を確定する決定キー等の各種キー等により構成することもできる。
また、GPS48は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することにより、通信端末5(即ちユーザ4)の現在位置及び現在時刻を検出可能とする。また、GPS48以外にも通信端末5の現在位置や方位を検出する為の他の装置(例えばジャイロセンサ等)を備える構成としても良い。
また、送受信回路部49は、3G、4G、LTE等の通信規格によりネットワーク通信網6の基地局との間で信号の送受信を行う為の回路部である。
また、BT通信機器50は、BTによる無線通信を行う為のモジュールである。そして、通信端末5は、BT通信機器50を介してBTによる無線通信により通信可能距離内にあるナビゲーション装置3やその他の機器との間で通信を行う。
一方、WiFi通信機器51は、Wi−Fiによる無線通信を行う為のモジュールである。そして、通信端末5は、WiFi通信機器51を介してWi−Fiによる無線通信によりナビゲーション装置3やその他の機器との間で通信を行う。
続いて、前記構成を有するユーザ嗜好特定システム1が有するナビゲーション装置3及び通信端末5において実行するユーザ嗜好特定処理プログラムについて図7に基づき説明する。図7は本実施形態に係るユーザ嗜好特定処理プログラムのフローチャートである。
ここで、ユーザ嗜好特定処理プログラムは、ナビゲーション装置3は車両のACC電源(accessory power supply)がON(即ちナビゲーション装置3の電源がON)された後
に所定時間間隔(例えば10sec毎)で繰り返し実行する。一方、通信端末5は、通信端末5の電源がONされた後に所定時間間隔(例えば10sec毎)で繰り返し実行される。ユーザ嗜好特定処理プログラムは、ナビゲーション装置3による現在位置を検出した検出結果と通信端末5による現在位置を検出した検出結果とを組み合わせてユーザが立ち寄った立ち寄り地点を特定するプログラムである。尚、以下の図7にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置3や通信端末5が備えるRAMやROM等に記憶されており、CPU31又はCPU41により実行される。
先ず、ナビゲーション装置3おいて実行されるユーザ嗜好特定処理プログラムについて説明する。ステップ(以下、Sと略記する)1においてナビゲーション装置3のCPU31は、GPS21やその他センサを用いて検出されたナビゲーション装置3の現在位置の検出結果を取得する。尚、前記S1で検出される現在位置は、車両に乗車するユーザ4の現在位置にも相当する。
次に、S2においてCPU31は、前記S1で取得されたナビゲーション装置3の現在位置の検出結果を位置情報履歴DB26に累積的に格納する。ユーザ嗜好特定処理プログラムは所定時間間隔(例えば10sec)で繰り返し実行されるので、位置情報履歴DB26にはナビゲーション装置3の現在位置を所定時間間隔(例えば10sec)で検出した検出結果の履歴(車載器側位置情報)が格納されることとなる。
その後、S3においてCPU31は、通信端末5から通信端末5の現在位置の検出結果が送信されたか否かを判定する。尚、後述のように通信端末5は、ナビゲーション装置3と通信端末5の間の通信が切断された状態から復帰した場合において、復帰したタイミングで切断状態の間に検出された通信端末5の現在位置の検出結果をナビゲーション装置3へと送信する(S15)。
そして、通信端末5から通信端末5の現在位置の検出結果が送信されたと判定された場合(S3:YES)には、S4へと移行する。それに対して、通信端末5から通信端末5の現在位置の検出結果が送信されていないと判定された場合(S3:NO)には、当該ユーザ嗜好特定処理プログラムを終了する。
S4においてCPU31は、通信端末5から通信端末5の現在位置の検出結果を受信する。具体的には、ナビゲーション装置3と通信端末5の間の通信が切断された状態の間に検出された通信端末5の現在位置の検出結果(端末側位置情報)を受信する。尚、前記S4で受信する端末側位置情報も、車載器側位置情報と同様に通信端末5の現在位置を所定時間間隔(例えば10sec)で検出した検出結果の履歴である。尚、前記S4で受信した端末側位置情報は位置情報履歴DB26に格納される。
その結果、位置情報履歴DB26には、図4に示すようにユーザが車両に乗車している間におけるナビゲーション装置3の位置情報(車載器側位置情報)と、ユーザが車両から降車している間における通信端末5の位置情報(端末側位置情報)がそれぞれ時系列に従って記憶されることとなる。
その後、S5においてCPU31は、位置情報履歴DB26に格納されている車載器側位置情報と端末側位置情報とを組み合わせることによって、ユーザが新たに立ち寄った立ち寄り地点が存在する場合には、その立ち寄り地点を特定する。具体的には、先ず通信端末5との通信が切断される直前の車載器側位置情報の位置座標から車両が停車された位置を特定し、車両が停車された位置の周辺の地図情報を読み出す。その後、前記S4で受信した端末側位置情報と読み出した地図情報とを比較し、端末側位置情報がいずれかの地図上の地点に進入し、所定時間以上(例えば5分以上)滞在した場合に、該地点を立ち寄り地点に特定する。例えば、図8に示すように車載器側位置情報と端末側位置情報が取得された場合には、CPU31は、ユーザが車両で施設A〜Dの共用駐車場まで移動した後に停車し、その後に施設Aに徒歩で立ち寄ったと推測できる。
尚、通信端末5との通信が切断される直前の車載器側位置情報の位置座標、即ち車両が停車された位置が、特定の地点の専用の駐車場である場合には、端末側位置情報を考慮せずに該地点を立ち寄り地点に特定することも可能である。
その後、S6においてCPU31は、前記S5で特定された立ち寄り地点に基づいてナビゲーション装置3が有する立ち寄り地点リスト27(図5)を更新する。具体的には、今回特定された立ち寄り地点に該当するジャンルに紐づけられた立ち寄り回数を「+1」加算する。尚、本実施形態でジャンルとは、上述したように施設の属する『グループ(ブランド)』についても区分した概念とする。その結果、立ち寄り地点リスト27によってユーザが車両で立ち寄る地点に関する嗜好を特定することが可能となる。尚、立ち寄り地点リスト27が更新されると、更新された立ち寄り地点リスト27は通信端末5に対しても送信される。
次に、通信端末5おいて実行されるユーザ嗜好特定処理プログラムについて説明する。S11において通信端末5のCPU41は、GPS48やその他センサを用いて検出された通信端末5の現在位置の検出結果を取得する。尚、前記S11で検出される現在位置は、ユーザ4の現在位置(車両に乗車した状態も降車した状態も含む)にも相当する。
次に、S12においてCPU41は、前記S11で取得された通信端末5の現在位置の検出結果をメモリ42に累積的に格納する。ユーザ嗜好特定処理プログラムは所定時間間隔(例えば10sec)で繰り返し実行されるので、メモリ42には通信端末5の現在位置を所定時間間隔(例えば10sec)で検出した検出結果の履歴(端末側位置情報)が格納されることとなる。
その後、S13においてCPU41は、通信端末5がナビゲーション装置3と双方向通信可能に接続された状態(以下、接続状態という)にあるか否か判定する。具体的には、ナビゲーション装置3及び通信端末5の電源が共にオンされた状態であって、且つBT又はWi−Fiによる無線通信により接続された状態にある場合に、上記接続状態にあると判定される。
そして、通信端末5とナビゲーション装置3が接続状態にあると判定された場合(S13:YES)には、S14へと移行する。それに対して、通信端末5とナビゲーション装置3が接続状態にないと判定された場合(S13:NO)には、S16へと移行する。尚、特に通信機器の不具合等が生じていない限りは、通信端末5とナビゲーション装置3が接続状態にない状況とは、ユーザが車両に乗車していない状態、或いは車両のACC電源がオフされた状態(即ちナビゲーション装置3の電源がオフされた状態)にあることを意味する。
S14においてCPU41は、通信端末5がナビゲーション装置3との通信が切断された状態から接続状態に復帰した直後であるか否か判定する。
そして、通信端末5がナビゲーション装置3との通信が切断された状態から接続状態に復帰した直後であると判定された場合(S14:YES)には、S15へと移行する。それに対して、通信端末5がナビゲーション装置3との通信が切断された状態から接続状態に復帰した直後でないと判定された場合(S14:NO)には、当該ユーザ嗜好特定処理プログラムを終了する。
S15においてCPU41は、ナビゲーション装置3と通信端末5の間の通信が切断された状態の間に検出された通信端末5の現在位置の検出結果(端末側位置情報)をメモリ42から読み出し、ナビゲーション装置3に対して送信する。その結果、図4に示すようにユーザが車両から降車している間における通信端末5の位置情報についてもナビゲーション装置3において管理することが可能となる。
一方、S16においてCPU41は、メモリ42に格納されている端末側位置情報に基づいて、ユーザが車両を使わずに移動(例えば徒歩や自転車のみ、或いは公共交通機関で移動)して新たに立ち寄った立ち寄り地点が存在するか否かを判定する。具体的には、端末側位置情報と地図情報とを比較し、端末側位置情報がいずれかの地図上の地点に進入し、所定時間以上(例えば5分以上)滞在した場合に、該地点に立ち寄ったと判定する。また、移動開始から立ち寄り地点に到達するまで、ナビゲーション装置3との通信が接続状態とならなかったことを条件とする。
そして、ユーザが車両を使わずに移動して新たに立ち寄った立ち寄り地点が存在すると判定された場合(S16:YES)には、S17へと移行する。それに対して、ユーザが車両を使わずに移動して新たに立ち寄った立ち寄り地点が存在しないと判定された場合(S16:NO)には、当該ユーザ嗜好特定処理プログラムを終了する。
S17においてCPU41は、メモリ42に格納されている端末側位置情報に基づいて、ユーザが車両を使わずに移動して新たに立ち寄った立ち寄り地点を特定する。例えば、図9に示すように端末側位置情報が取得された場合には、CPU41は、ユーザが車両で移動せずに徒歩で施設Dに立ち寄ったと推測できる。
その後、S18においてCPU31は、前記S17で特定された立ち寄り地点に基づいて通信端末5が有する立ち寄り地点リスト(徒歩)55を更新する。具体的には、今回特定された立ち寄り地点に該当するジャンルに紐づけられた立ち寄り回数を「+1」加算する。尚、本実施形態でジャンルとは、上述したように施設の属する『グループ(ブランド)』についても区分した概念とする。その結果、立ち寄り地点リスト(徒歩)55によってユーザが特に徒歩で立ち寄る地点に関する嗜好を特定することが可能となる。
次に、ユーザ嗜好特定システム1が有する通信端末5において実行する情報案内処理プログラムについて図10に基づき説明する。図10は本実施形態に係る情報案内処理プログラムのフローチャートである。ここで、情報案内処理プログラムは、通信端末5において地点を検索する為のユーザの操作を受け付けた場合に実行され、ユーザの嗜好を考慮した地点に関する情報の案内を行うプログラムである。尚、以下の図10にフローチャートで示されるプログラムは、通信端末5が備えるメモリ42等に記憶されており、CPU41により実行される。
先ず、S21においてCPU41は、該当するエリアを対象として、エリア内に位置する地点を検索する地点検索処理を行う。尚、地点検索処理を行う対象となるエリアは、例えばユーザの現在位置周辺、ユーザが指定した任意のエリア、案内経路周辺、目的地周辺などがある。また、通信端末5が地図情報を有していない場合には、探索要求を外部の地図情報を有するサーバに対して送信し、サーバから地点検索の検索結果を受信するようにする。
次に、S22においてCPU41は、通信端末5がナビゲーション装置3と双方向通信可能に接続された接続状態にあるか否か判定する。
そして、通信端末5とナビゲーション装置3が接続状態にあると判定された場合(S22:YES)には、S23へと移行する。それに対して、通信端末5とナビゲーション装置3が接続状態にないと判定された場合(S22:NO)には、S24へと移行する。尚、特に通信機器の不具合等が生じていない限りは、通信端末5とナビゲーション装置3が接続状態にない状況とは、ユーザが車両に乗車していない状態、或いは車両のACC電源がオフされた状態(即ちナビゲーション装置3の電源がオフされた状態)にあることを意味する。
S23においてCPU41は、ユーザが車両により移動中であると推定し、立ち寄り地点リスト(車両)54を読み出す。立ち寄り地点リスト(車両)54はユーザが特に車両で移動して過去に立ち寄った立ち寄り地点のリストである。
一方、S24においてCPU41は、ユーザが車両を使わずに移動(例えば徒歩や自転車のみ、或いは公共交通機関で移動)中であると推定し、立ち寄り地点リスト(徒歩)55を読み出す。立ち寄り地点リスト(徒歩)55は、ユーザが特に車両を使わずに移動して過去に立ち寄った立ち寄り地点のリストとなる。
その後、S25においてCPU41は、前記S21の地点探索処理の結果を、前記S23又は前記S24で読み出した立ち寄り地点リストに応じて出力する。具体的には立ち寄り地点リストの上位にあるジャンルに該当する地点を優先的に情報の提供対象に含める。例えば、立ち寄り回数の多いジャンルに該当する地点を検索結果のより上方に表示したり、立ち寄り回数が閾値以上のジャンルに該当する地点のみを検索結果の表示対象とする。
例えば図11はユーザの現在位置周辺の地点検索を行った場合における地点検索結果の表示画面61の一例を示した図である。また、図11では前記S23又は前記S24で読み出した立ち寄り地点リストにおいて「コンビニ○○チェーン」の立ち寄り回数が多い場合を示す。ユーザの現在位置周辺の地点検索を行った場合には、基本的にユーザの現在位置から近い順に検索された地点が表示画面61に表示されることとなるが、「コンビニ○○チェーン」に該当する施設については他の地点より優先的に表示される。その結果、ユーザが良く立ち寄るジャンルの地点に関する情報を優先的にユーザに提供することが可能となる。
また、立ち寄り地点リスト(車両)54と立ち寄り地点リスト(徒歩)55とを分けることによって、ユーザが車両で移動する状況では車両で移動する場合に良く立ち寄るジャンルの地点に関する情報を優先的にユーザに提供することが可能であり、一方でユーザが徒歩や公共交通機関で移動する状況では徒歩や公共交通機関で移動する場合に良く立ち寄るジャンルの地点に関する情報を優先的にユーザに提供することが可能となる。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るユーザ嗜好特定システム1では、車両に搭載されたナビゲーション装置3と、ナビゲーション装置3と通信可能に接続されるとともに車両の乗員であるユーザ4が所持する通信端末5と、を有し、ナビゲーション装置3による現在位置を検出した検出結果である車載器側位置情報と、通信端末5による現在位置を検出した検出結果である端末側位置情報とを組み合わせることによってユーザ4が立ち寄った立ち寄り地点を特定する(S5)ので、ユーザが立ち寄った立ち寄り地点を正確に特定することが可能となる。その結果、ユーザの嗜好を用いた様々な情報提供が可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では、ユーザ嗜好特定処理プログラム(図7参照)で作成された立ち寄り地点リストの用途として、地点検索の検索結果の案内に用いる例について説明しているが、作成された立ち寄り地点リストは他の用途に用いることも可能である。例えば、地図画面上にPOIアイコンを表示する場合に、立ち寄り回数の多いジャンルに該当する地点のPOIアイコンのみを表示するようにしても良い。或いは、ユーザの指定した目的地が不明確である場合に、立ち寄り回数の多いジャンルに該当する地点を優先的に目的地に設定することも可能である。
また、本実施形態ではナビゲーション装置3と通信端末5の間の通信が切断された状態から接続された状態へと復帰した場合に、復帰したタイミングで通信が切断された状態にある間において取得された端末側位置情報を通信端末5からナビゲーション装置3へと送信しているが、送信するタイミングは復帰後であればどのタイミングであっても良い。
また、本実施形態では車両で移動して立ち寄った立ち寄り地点のリストはナビゲーション装置3が作成しているが、通信端末5が作成しても良い。具体的には図7のS5及びS6は通信端末5が実行しても良い。その場合には、通信端末5はナビゲーション装置3から車載器位置情報を取得するようにする。
また、本実施形態では情報案内処理プログラム(図10)を通信端末5が実行しているが、各プログラムの処理の一部または全部を外部のサーバ装置が実行するようにしても良い。
また、本発明に係るユーザ嗜好特定システムを具体化した実施例について上記に説明したが、ユーザ嗜好特定システムは以下の構成を有することも可能であり、その場合には以下の効果を奏する。
例えば、第1の構成は以下のとおりである。
車両(2)に搭載された車載器(3)と、前記車載器と通信可能に接続されるとともに車両の乗員であるユーザ(4)が所持する通信端末(5)と、を有するユーザ嗜好特定システム(1)であって、前記車載器による現在位置を検出した検出結果である車載器側位置情報を取得する車載器位置情報取得手段(31)と、前記通信端末による現在位置を検出した検出結果である端末側位置情報を取得する端末位置情報取得手段(31)と、前記車載器側位置情報と前記端末側位置情報と地図情報とを組み合わせることによってユーザが立ち寄った立ち寄り地点を特定する複合地点特定手段(31)と、を有する。
上記構成を有するユーザ嗜好特定システムによれば、車載器による現在位置を検出した検出結果と通信端末による現在位置を検出した検出結果とを組み合わせることによって、ユーザが立ち寄った立ち寄り地点を正確に特定することが可能となる。その結果、ユーザの嗜好を用いた様々な情報提供が可能となる。
また、第2の構成は以下のとおりである。
前記複合地点特定手段(31)は、前記車載器(3)と前記通信端末(5)の間の通信が接続された状態にある間において取得された前記車載器側位置情報と、前記車載器と前記通信端末の間の通信が切断された状態にある間において取得された前記端末側位置情報と、地図情報とを組み合わせることによって前記立ち寄り地点を特定する。
上記構成を有するユーザ嗜好特定システムによれば、車両に乗車中におけるユーザの現在位置の履歴と、車両から降車した後のユーザの現在位置の履歴とをそれぞれ取得することが可能となるので、例えば複数の地点の共用の駐車場に車を駐車したような状況であってもユーザが立ち寄った立ち寄り地点を正確に特定することが可能となる。
また、第3の構成は以下のとおりである。
前記車載器(3)と前記通信端末(5)の間の通信が切断された状態から接続された状態へと復帰した場合に、前記車載器と前記通信端末の間の通信が切断された状態にある間において取得された前記端末側位置情報を前記通信端末から前記車載器へと送信し、前記複合地点特定手段(31)は、前記車載器において前記立ち寄り地点を特定する。
上記構成を有するユーザ嗜好特定システムによれば、車両から降車した後のユーザの現在位置の履歴を車載器側で管理することが可能となるので、例えば複数の地点の共用の駐車場に車を駐車したような状況であってもユーザが立ち寄った立ち寄り地点を車載器側で正確に特定することが可能となる。
また、第4の構成は以下のとおりである。
前記車載器(3)と前記通信端末(5)の間の通信が切断された状態において、前記端末側位置情報と地図情報に基づいてユーザが立ち寄った立ち寄り地点を特定する単独地点特定手段(41)を有する。
上記構成を有するユーザ嗜好特定システムによれば、特に車両以外の手段で移動して立ち寄った立ち寄り地点について、車両で移動して立ち寄った立ち寄り地点とは別に特定することが可能となる。
また、第5の構成は以下のとおりである。
前記複合地点特定手段(31)によって特定された立ち寄り地点と、前記単独地点特定手段(41)によって特定された立ち寄り地点とを区分して記憶媒体(42)に格納する。
上記構成を有するユーザ嗜好特定システムによれば、車両で移動して立ち寄った立ち寄り地点と車両以外の手段で移動して立ち寄った立ち寄り地点とを区分して管理することによって、ユーザの状況に合わせたユーザの立ち寄り地点に関する嗜好をより正確に特定することが可能となる。
また、第6の構成は以下のとおりである。
前記車載器(3)と前記通信端末(5)の間の通信が接続された状態にある場合に、前記複合地点特定手段(31)によって特定された立ち寄り地点のリストに基づいて案内を行う第1案内手段(41)と、前記車載器と前記通信端末の間の通信が切断された状態にある場合に、前記単独地点特定手段(41)によって特定された立ち寄り地点のリストに基づいて案内を行う第2案内手段(41)と、を有する。
上記構成を有するユーザ嗜好特定システムによれば、ユーザが車両で移動する状況では車両で移動する際の立ち寄り地点の嗜好に基づく案内が可能となり、一方でユーザが車両以外の手段で移動する状況では車両以外で移動する際の立ち寄り地点の嗜好に基づく案内が可能となるので、ユーザの立ち寄り地点に関する嗜好に合わせたより適切な案内が可能となる。
1 ユーザ嗜好特定システム
2 車両
3 ナビゲーション装置
4 ユーザ
5 通信端末
26 位置情報履歴DB
27 立ち寄り地点リスト
31 CPU
41 CPU
42 メモリ
53 位置情報履歴
54 立ち寄り地点リスト(車両)
54 立ち寄り地点リスト(徒歩)

Claims (6)

  1. 車両に搭載された車載器と、前記車載器と通信可能に接続されるとともに車両の乗員であるユーザが所持する通信端末と、を有するユーザ嗜好特定システムであって、
    前記車載器による現在位置を検出した検出結果である車載器側位置情報を取得する車載器位置情報取得手段と、
    前記通信端末による現在位置を検出した検出結果である端末側位置情報を取得する端末位置情報取得手段と、
    前記車載器側位置情報と前記端末側位置情報と地図情報とを組み合わせることによってユーザが立ち寄った立ち寄り地点を特定する複合地点特定手段と、を有するユーザ嗜好特定システム。
  2. 前記複合地点特定手段は、
    前記車載器と前記通信端末の間の通信が接続された状態にある間において取得された前記車載器側位置情報と、前記車載器と前記通信端末の間の通信が切断された状態にある間において取得された前記端末側位置情報と、地図情報とを組み合わせることによって前記立ち寄り地点を特定する請求項1に記載のユーザ嗜好特定システム。
  3. 前記車載器と前記通信端末の間の通信が切断された状態から接続された状態へと復帰した場合に、前記車載器と前記通信端末の間の通信が切断された状態にある間において取得された前記端末側位置情報を前記通信端末から前記車載器へと送信し、
    前記複合地点特定手段は、前記車載器において前記立ち寄り地点を特定する請求項2に記載のユーザ嗜好特定システム。
  4. 前記車載器と前記通信端末の間の通信が切断された状態において、前記端末側位置情報と地図情報に基づいてユーザが立ち寄った立ち寄り地点を特定する単独地点特定手段を有する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のユーザ嗜好特定システム。
  5. 前記複合地点特定手段によって特定された立ち寄り地点と、前記単独地点特定手段によって特定された立ち寄り地点とを区分して記憶媒体に格納する請求項4に記載のユーザ嗜好特定システム。
  6. 前記車載器と前記通信端末の間の通信が接続された状態にある場合に、前記複合地点特定手段によって特定された立ち寄り地点のリストに基づいて案内を行う第1案内手段と、
    前記車載器と前記通信端末の間の通信が切断された状態にある場合に、前記単独地点特定手段によって特定された立ち寄り地点のリストに基づいて案内を行う第2案内手段と、を有する請求項5に記載のユーザ嗜好特定システム。
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