JP7054576B1 - コロナウィルス等感染症を予防する飲食用テーブルの補助機構 - Google Patents

コロナウィルス等感染症を予防する飲食用テーブルの補助機構 Download PDF

Info

Publication number
JP7054576B1
JP7054576B1 JP2021553155A JP2021553155A JP7054576B1 JP 7054576 B1 JP7054576 B1 JP 7054576B1 JP 2021553155 A JP2021553155 A JP 2021553155A JP 2021553155 A JP2021553155 A JP 2021553155A JP 7054576 B1 JP7054576 B1 JP 7054576B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
auxiliary mechanism
eating
drinking
table according
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021553155A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021230298A1 (ja
Inventor
栄臣 ▲徳▼永
Original Assignee
栄臣 ▲徳▼永
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 栄臣 ▲徳▼永 filed Critical 栄臣 ▲徳▼永
Publication of JPWO2021230298A1 publication Critical patent/JPWO2021230298A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7054576B1 publication Critical patent/JP7054576B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F8/00Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying
    • F24F8/20Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying by sterilisation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B13/00Details of tables or desks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B13/00Details of tables or desks
    • A47B13/08Table tops; Rims therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B17/00Writing-tables
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B17/00Writing-tables
    • A47B17/02Writing-tables with vertically-adjustable parts
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47BTABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
    • A47B17/00Writing-tables
    • A47B17/04Writing-tables with secret or fireproof compartments ; Trays or the like countersunk in the table top and obturable, e.g. by means of a roller or sliding shutter
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Abstract

ウィルス感染症拡大予防機構を備えながらテーブル上方を仕切る仕切板を安定にテーブル上面から出し入れ又は切替えを行うことができる飲食用テーブルの補助機構を提供するために、箱形のケース36の上面にボード31の上昇により駆動される閉方向に付勢された内フラップ33と、内フラップ33によって開駆動される同じく閉方向に付勢された外フラップ32を設ける。ボード台座35の下面に昇降機構50を取り付け、昇降機構50は小ケース70内に取り付ける。小ケース70の内側底面にナット部82を取り付ける。ナット部82には、ナット部82の雌ねじに係合するねじ部81を通すようにする。ねじ部81は両端を軸受け83によって回転自在にそれぞれ支持すると共に、ねじ部81の両端にギヤをそれぞれ接続する。各ギヤには動力伝達手段PTを巻き掛け、一端をモータ85に他端をハンドル68に連結する。【選択図】図7

Description

本発明は、コロナウィルス等感染症を予防する飲食用テーブル(以後「飲食用テーブル」 と言う。)の補助機構に関する。更に詳しくは、レストラン又は食堂等の飲食店においてコロナウィルス等感染症の拡大を好適に予防し且つ客同士のプライバシーを保護しながら気の合う仲間同士の至福の食事タイムを提供することが可能な飲食用テーブルの補助機構に関する。
新型コロナウィルス(COVID-19)が世界中に蔓延し世界各地でパンデミックスを引き起こしている。新型コロナウィルスの感染経路としては、咳や会話によって生じる唾液等によって感染する飛沫感染、新型コロナウィルスが付着したもの・人の部位を触れることによって感染する接触感染がある。また、3密(密閉・密集・密接)の環境下による空気感染もある。従って、レストラン又は食堂等の人が集まる密集スポットでは、新型コロナウィルス感染症拡大予防の一環として、入店時の手のアルコール消毒、飲食時以外マスクの着用、および店内換気を実施している。
ところで、このようなレストラン又は食堂等の飲食店では、沢山の人が来店する混雑時において一つのテーブルを挟んで見知らぬ客同士が対向して相席する場合が起こり得る。そのような場合に見知らぬ客同士が互いに視線を合わすことがないように、プライバシー保護の観点からテーブル上面中央近傍に簡易衝立が設けられている。簡易衝立に関する発明の一例として、非使用時においてはメニューブックスタンドに折り畳まれて差し込まれた状態にされる一方、使用時においてはメニューブックスタンドから取り出されて展開され、テーブル上面に垂設した状態にされるように構成された簡易衝立が知られている(例えば特許文献1)。展開時の簡易衝立は、屏風のように山折り/谷折りが横方向に連続した形状としてテーブル上面中央近傍に垂設した状態になる。
また、上記簡易衝立のようにテーブル上面に常時露出しているのではなく、非使用時においてはテーブル内部に収納され、使用時において手動又は自動的にテーブル内部から取り出される仕切板を備えたテーブルが知られている(例えば、特許文献2から4を参照。)。
仕切板をテーブル内部からテーブル上面に取り出す機構としては、ばね機構の弾性力を補助力として利用し人力で仕切板をテーブル内部から鉛直方向に沿ってテーブル上面に取り出す昇降機構が知られている(例えば特許文献2を参照。)。
また、仕切板の表面に直交する方向に回転軸を取り付け、その回転軸をモータ等のアクチュエータによって回転させて仕切板を回転させながらテーブル上面に取り出す仕切板の回転機構が知られている(例えば特許文献3を参照。)。
さらに、仕切板の下部の2つの角部に滑車を取り付け、ワイヤの一端をテーブル内部に固定し、そのワイヤを仕切板の2つの滑車に通しながら、ワイヤの他端を同じくテーブル内部に取り付けられた円筒ドラムに固定した仕切板の昇降機構が知られている(例えば特許文献4を参照。)。この仕切板の昇降機構では、円筒ドラムと同軸に配設されたハンドルを自動又は手動で回転させてワイヤを巻き取ることにより、仕切板がテーブル内部から鉛直上向きに沿ってテーブル上面に取り出されるように構成されている。
特開2009-273814号公報 特開2017-200529号公報 実用新案登録第3165601号 特開平11-206465号公報
上記特許文献2に記載のテーブルの昇降機構では、バネ機構の弾性力の調整はバランスウェイトによって行われることとしている。
しかし、客が仕切板を引き上げる力は、年齢、性別、体格等によって異なるため、全ての客に最適な補助力を提供することは容易ではない。ある客が重く感じる補助力は、別の客にとっては軽く感じる場合もある。
また、特許文献3に記載の仕切板の回転機構では、仕切板は回転軸を中心として回転するため、回転した仕切板が出入りするスリットの横幅が広くなる。これにより、テーブルの横幅が広くなるという問題点がある。
また、特許文献4に記載の仕切板の昇降機構では、仕切板は滑車を介してワイヤによって支持されている。そのため、仕切板の昇降時またはテーブル上面に表出時の姿勢を安定に保つことが難しいという問題点がある。
そこで、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであり、その目的は、ウィルス感染症拡大予防機構を備えながらテーブル上方を仕切る仕切板を安定にテーブル上面から出し入れ又は切替えを行うことにより、メニューに直接触れずに注文が出来る と共に、テーブル上方の換気も出来て、お客に対し至福の食事タイムを提供することが可能な飲食用テーブルの補助機構を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る飲食用テーブルの補助機構は、箱形のケース(36)と、内部にシート材(31a)を収納可能な透明な板材(31)をケース上面から上下に昇降させる昇降機構(50、50A)を備えテーブル(10)に接続されて使用される飲食用テーブルの補助機構であって、前記昇降機構(50、50A)はねじ式移動機構によって前記板材(31)を上下に昇降させるように構成され、前記ケース(36)は内部に空気を吸引して浄化・殺菌する空気清浄機(94)を備え、前記空気清浄機(94)は、前記板材(31)がケース上面から上昇する際に、前記テーブル(10)の上方の空気を吸引するように構成されていることを特徴とする。
上記構成では、メニューを板材(31)の内部に収納し、ケース上面から昇降させて掲示することにより、客が手でメニューをめくることなくメニューを調べることができるようになる。これにより接触感染を好適に防止することができる。また、板材(31)の内部にタブレット端末(図示せず)等を収納するようにして、客が手でメニューをめくることなくメニューを調べることも可能である。さらに、メニューに商品(食事)に番号等を表示して、その番号をスマートフォン(携帯電話端末)のアプリと連携させて携帯電話端末より注文及び会計を行うことも可能である。
また、板材(31)がケース上面から飛び出している間、テーブル(10)上方の空気は上面開口(30a)から、空気清浄機(94)によってケース内部に吸引されて浄化・殺菌されることになる。これにより飛沫感染を好適に防止することができる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第2の特徴は、前記板材(31)は四角柱状の台座(35)によって保持され、前記台座(35)は内部に空気を取り入れる空気取入口(図示せず)を備えることである。
上記構成では、メニューが掲示されている間、客が吐く飛沫を含んだ息は、メニューに向かって流れて上面開口(30a)から、メニューが取り付けられた台座(35)を経由して空気清浄機(94)に取り込まれることになる。つまり、客が吐く飛沫を含んだ息が客と客との間を流れることがなくなる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第3の特徴は、前記昇降機構(50、50A)は前記台座(35)に係合しながら前記ケース(36)より小さい上部開口の小ケース(70)に収納されていることである。
上記構成では、小ケース(70)と空気清浄機(94)を連通させることにより、小ケース(70)が吸引ダクトのように機能するようになる。これにより、吸引した客の飛沫を含んだ空気(浄化前の空気)が室内に漏洩することを防止する。また、小ケース(70)はモータ(66)を取り付けるブラケットとしても機能するため、モータ(66)の取り付け位置の自由度が拡大することになる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第4の特徴は、前記ケース(36)の上面には前記板材(31)が通る横長の開口(30a)が形成され、前記開口(30a)は前記板材(31)が上昇することにより開かれる蓋機構(32、33)を備えることである。
上記構成では、板材(31)が通る開口(30a)は浄化前の空気が吸引される吸引口として機能する。従って、開口(30a)の横幅は板材(31)の横幅より長い横長形状となり、メニューに沿って広範囲の空気を吸引することが可能となる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第5の特徴は、前記昇降機構(50)は、相対的に長い第1アーム(55)の端部と相対的に短い第2アーム(56)の端部が連結点(55a)において揺動可能に連結したリンク機構が、前記2つの第1アーム(55)が交差するように軸対称で連結した菱形リンク機構を有することである。
上記構成では、菱形リンク機構の対角線の長さが可変する。従って、菱形リンク機構の対角線の向きを高さ方向(鉛直方向)に設定することにより、昇降機構を構成することが可能となる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第6の特徴は、前記昇降機構(50)は、互いに逆方向に係合する2組のねじ部(51a、51b)とナット部(52a、52b)を有し、前記ねじ部(51a、51b)が回転する場合に2つの前記ナット部(52a、52b)が互いに逆方向に移動する両ねじ式移動機構を有することである。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第7の特徴は、前記菱形リンク機構は、2つの前記第1アーム(55)の端部が前記ナット部(52a、52b)に 回動自在に支持されていることである。
上記構成では、「菱形リンク機構における対角線の長さ」と「両ねじ式移動機構におけるねじ部の回転角度」がリニアに対応するようになる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第8の特徴は、前記菱形リンク機構は、前記台座(35)に当接する当接部(57)を有し、前記当接部(57)は軸方向に伸縮可能な伸縮部材(57a)によって軸対称に支持されていることである。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第9の特徴は、前記伸縮部材(57a)は前記当接部(57)と前記第2アーム(56)に回動自在に支持されていることである。
上記構成では、当接部(57)は上記伸縮部材(57a)によって軸方向に支持されているので、菱形リンク機構の対角線の長さが伸縮する場合であって水平状態を維持することができる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第10の特徴は、前記昇降機構(50A)は、ナット部がねじ部の上下方向に沿って移動するように構成された複数のねじ式移動機構を有し、前記ナット部は前記台座(35)に固定され、前記ねじ部は前記台座(35)を垂直方向に貫通している。
上記構成では、ねじ式移動機構が直接的に台座(35)を昇降させることができる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第11の特徴は、一の前記ねじ部は、動力伝達手段を介して他のねじ部によって回転駆動されることである。
上記構成では、1つの駆動源(66)で複数のねじ部を回転駆動させることができる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第12の特徴は、前記昇降機構(50A)において、動力源(66)からの回転動力を受けるねじ部では3つの被動ギヤが上下3段に設けられ、それ以外のねじ部では2つの被動ギヤが上下2段に設けられていることである。
上記構成では、駆動源(66)から伝達される回転動力を複数のねじ式移動機構において2系統に配分することが可能となる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第13の特徴は、前記昇降機構(50A)において、複数の前記ねじ部は前記台座(35)上に対称に配置されていることである。
上記構成では、台座(35)は水平状態を維持したまま複数のねじ式移動機構によって安定に昇降されるようになる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第14の特徴は、前記昇降装置(50、50A)を駆動する回転動力は、かさ歯車機構(60、61、63、64)とドライブシャフト(62)を介して駆動源(66)から供給されるように構成されていることである。
上記構成では、駆動源(66)をねじ式移動機構の上方に配置することが可能となる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第15の特徴は、前記かさ歯車機構(60)にはシャフト(67、67a)が接続され、該シャフト(67、67a)にはハンドル(68)が接続されていることである。
上記構成では、昇降機構(50、50A)が駆動源(66)から回転動力を受けることができない場合に、ハンドル(68)による手動操作(人力)によって回転動力を受けることできる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第16の特徴は、前記駆動源(66)は動力切断機構を備えることである。
上記構成では、ハンドル(68)による手動操作において、駆動源(66)の回転抵抗(静止トルク)を受けることはない。そのため、手動操作が容易になる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第17の特徴は、前記駆動源(66)は前記ハンドル(68)より下方に配置されていることである。
上記構成では、ドライブシャフト(68)が短くなり回転動力の伝達効率が向上する。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第18の特徴は、前記昇降機構(50、50Aは)を水平方向に移動させる水平移動機構(80)を備えることである。
上記構成では、複数の板材(31)について板材(31)を選択的に切り換えることが可能となる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第19の特徴は、前記水平移動機構(80)は、ローラ(87)を備えていることである。前記水平移動機構(80)は小ケース(70)の内でも良い。(図示せず)
上記構成では、水平移動機構(80)が機能しない場合に、手動操作(人力)によって昇降機構(50、50A)を水平方向に移動させることが可能となる。
本発明に係る飲食用テーブルの補助機構の第20の特徴は、前記小ケース(70)には折れ曲がったシャフト(98)が係合し、前記シャフト(98)にはレバー(99)が接続されていることである。
上記構成では、レバー(99)による手動操作によって昇降機構(50、50A)を水平方向に移動させることが可能となる。
本発明の飲食用テーブルの補助機構によれば、レストラン又は食堂等の飲食店においてウィルス感染症の拡大を好適に予防し且つお客同士のプライバシーを保護しながら気の合う仲間同士の至福の食事タイムを提供することが可能となる。
ボードがテーブル補助機構の内部に収納されている状態を示すテーブルの斜視図である。 ボードがテーブル補助機構の上面開口から突出した状態を示すテーブルの斜視図である。 ボードについての機構内部における収納状態を示す説明図である。 ボード台座支持ブラケットを示す斜視図である。 ボードの昇降機構を示す説明図である。 外フラップ及び内フラップを示す説明図である。 テーブル補助機構の水平移動機構を示す説明図である。 クラッチ付きモータを下方に配置した昇降機構の変形例を示す説明図である。 ねじ式移動機構に基づいた昇降機構を示す説明図である。 図9のA-A断面相当図である。 各ねじ部が独立に駆動されるねじ式移動機構に基づいた昇降機構を示す説明図である。 図11のB-B断面相当図である。 2つのボード台座のうちの1つを選択的に上下に昇降させる昇降機構を示す説明図である。 ねじ部の駆動部(ドライブシャフト)が一のボード台座の同じ側に別個に設けられた昇降機構を示す説明図である。 図14のC-C断面図である。 ねじ部の駆動部(ドライブシャフト)が2つのボード台座を跨いで両側に別個に設けられた昇降機構を示す説明図である。 図7のC矢視図である。 分割式の外フラップを示す説明図である。 空気清浄機を備えたボード台座を示す説明図である。 ラックギヤによる手動式の水平移動機構を示す説明図である。 シャフトによる手動式の水平移動機構を示す説明図である。 シャフトによる手動式の水平移動機構を示す説明図である。 メッシュ空気取入口を備えたボード台座を示す説明図である。 着脱式の仕切手段であって、切欠通し部を閉塞するスライド式閉塞板を備えた仕切体を示す斜視図である。 切欠通し部をスライド式閉塞板で閉塞した状態を示す正面図と、切欠通し部を開口した状態を示す正面図と、A―A断面図である。 着脱式の仕切手段であって、切欠通し部を閉塞する揺動式閉塞板を備えた仕切体を示す斜視図である。 切欠通し部を揺動式閉塞板で閉塞した状態を示す正面図と、切欠通し部を開口した状態を示す正面図と、B-B断面図である。 テーブル補助機構に3つのテーブルが接続したテーブル組物の斜視図である。 分割式の外フラップの他の例を示す説明図である。 ボード及びボード台座並びにこれらが小ケースに収納された状態を示す説明図である。図32は取っ手による昇降機構の適用例を表している。 ボード台座の係止具を示す説明図である。 取っ手による手動式昇降機構の適用例を示す説明図である。 レバーによる手動式昇降機構の適用例を示す説明図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に係るテーブル補助機構30が取り付けられたテーブル200を示す斜視図である。図1はボード31がテーブル補助機構30の内部に収納されている状態を表している。図2はボード31がテーブル補助機構30の上面開口30aから飛び出した状態を表している。
このテーブル200は、テーブル補助機構30の長辺側に 1人もしくは 2人用のテーブル本体10を接合させて 2~4人用のテーブルとしたものである。
テーブル本体10は、水平面を有する矩形状の天板11と、天板11を支える柱状の脚部12とから成る。本実施形態では天板11は下面の四隅を脚部12によって4点支持されている。テーブル支持機構について、天板11がテーブル補助機構30に安定に接続されていれば特に問わない。テーブル補助機構30が天板11を安定に支持する機構を備える場合、脚部12は無くても良い。
テーブル補助機構30は、テーブル本体10とテーブル本体10との間に置かれ、メニューが記されたボード31が上面から現れ掲示板として機能する一方、内部に空気清浄機94(図7)を備え、テーブル上方の空気を吸引して殺菌・浄化した後に室内に戻すように構成されている。このように、テーブル補助機構30は、透明なボード31かメニューが記されたボード31又は両方 を設置し、紙媒体(接触感染)によるウィルス感染を防止するのと同時に、唾液飛沫を含む空気を強制的に吸引して殺菌・浄化することにより、飛沫感染によるウィルス感染を防止している。
ボード31は、例えば透明のプラスチック又はガラス材によって作られ、メニューが記載されたメニュー紙31aが内部に格納されている。同一内容がメニュー紙31aの両面に記載され、各テーブル本体10から視認することができるようになっている。なお、ボード31は昇降機構50(図3)によって上下に移動することができるように構成されている。また、水平移動機構80(図3)によってテーブル補助機構30の短辺方向に沿って移動することができるように構成されている。昇降機構50の詳細については図5から図16を参照しながら後述する。また、水平移動機構80については図7を参照しながら後述する。
また、テーブル補助機構30は、短辺側の側面に、ハンドル68、操作盤73、(削除)空気取入口75及び空気吹出口76を有する。ハンドル68は人が手動操作によってボード31を昇降するためのものである。空気取入口75は室内の空気を取り込むための空気口である。他方、客が吐く飛沫等は外フラップ32が開くことにより形成される上面開口30a(図2)から取り込まれる。つまり、客がテーブル補助機構30を使用しない場合(外フラップ32が閉じている場合)、空気は空気取入口75からテーブル補助機構30の内部に取り込まれる。客がテーブル補助機構30を使用する場合(外フラップ32が開いている場合)は、上面開口30aと空気取入口75の両方からテーブル補助機構30の内部に取り込まれる。空気吹出口76は、空気清浄機94(図7)によって殺菌・浄化された空気を室内に戻すための空気口である。なお、この空気浄化部の詳細については図7を参照しながら後述する。
操作盤73は、人がボード31を自動的に昇降または切り替えるために使用される。本実施形態では、操作盤73は押釦式スイッチであるが、タッチパネル式スイッチ(図示せず)であっても良い。
図3は、ボード31についてのテーブル補助機構30の内部における収納状態を示す説明図である。特に、図1のA矢視方向におけるボード31の収納状態を図3は表している。
図3に示されるように、ボード31はボード台座35に垂直に差し込まれた状態で、両側を2つのボード台座支持ブラケット34によって支持されている。このボード台座支持ブラケット34については図4を参照しながら後述する。
ボード台座35は下面が昇降機構50に連結している。昇降機構50は、モータ(図5)の回転力がドライブシャフト62を介してねじ部51に伝達し、左右の第1・第2ナット52a,52bが近づく/離れる方向に移動することにより、4つのアーム(菱形リンク機構)が変形してボード台座35を鉛直方向に上昇/降下させるものである。この昇降機構50については、図5を参照しながら後述する。
また、モータ(図5)が故障した場合に、手動操作でドライブシャフト62を駆動するためのハンドル68がケース36の外周面に設けられている。この手動操作によるドライブシャフト62の駆動についても図5を参照しながら後述する。
また、昇降機構50には水平移動機構80が取り付けられている。従って、ボード31は紙面と直交する方向(テーブル補助機構30の短辺方向)に移動可能に構成されている。
ボード31は昇降機構50によって鉛直上方に持ち上げられて、内フラップ33及び外フラップ32を押し開けて機構上面から飛び出した状態(図2)になる。ボード31が鉛直上方に上昇する場合、2つの外フラップ32は同時ではなく順に(別々に)開くように構成されている。この内フラップ33及び外フラップ32の構成については図6を参照しながら後述する。
図4は、ボード台座支持ブラケット34を示す斜視図である。図4は1個のボード台座35を支持するためのボード台座支持ブラケット34を表している。
図4に示されるように、ボード台座支持ブラケット34は、上端・下端開口・側面開口の中空四角柱体を成し、ケース36の上部下面に接合するフランジ面34bと、縦方向に配設された複数のローラ群34dが組み込まれた側面34cとから成る。フランジ面34bにはボルト(図3)が通る貫通穴34eが3箇所に形成されている。
ローラ群34dは、昇降途中の ボード31の長手方向(水平方向)の移動を規制しながら、ボード台座支持ブラケット34とボード31との間の摺動抵抗を低減して、ボード31をスムーズに昇降させる。他方、側面34cは昇降途中のボード31の長手方向と直交する方向の移動を規制する。また、側面34c及びローラ群34dはボード31の回転運動についても規制する。次に、昇降機構50について説明する。
図5は、ボード31の昇降機構50を示す説明図である。なお、説明の都合上ボード31及びボード支持ブラケット34については図示を省略されている。この昇降機構50は、第1アーム55の端部と第2アーム56の端部が連結点55aにおいて揺動可能に連結したリンク機構同士が、軸対称に2点55b,56aで連結した「菱形リンク機構」を構成している。従って、第1アーム55上の連結点55aから連結点55bに到る長さは第2アーム56の長さに等しくなっている。菱形リンク機構を成さない2つの第1アーム55の端部は、それぞれ第1ナット部52a、第2ナット部52bに揺動可能(回転自在)に固定されている。
ねじ部51は、互いに逆方向に切られた雄ねじが形成された第1ねじ部51aと第2ねじ部51bを有する、いわゆる両ねじである。第1ねじ部51aには第1ナット部52aが係合する一方、第2ねじ部51bには第2ナット部52bが係合している。従って、例えばねじ部51が時計方向に回転する場合、第1ナット部52aと第2ナット部52bが互いに近接するように水平移動し、これにより菱形リンク機構の垂直方向の対角線が伸びてボード台座35が上方に移動させられる。
その逆に、ねじ部51が反時計方向に回転する場合、第1ナット部52aと第2ナット部52bが互いに離れるように水平移動し、これのより菱形リンク機構の垂直方向の対角線が縮んでボード台座35が下方に移動させられる。
ねじ部51を回転駆動させる動力は、クラッチ付きモータ66から供給される。クラッチ付きモータ66の動力は、第1ギヤ58→第2ギヤ59→第3ギヤ60→第4ギヤ61→ドライブシャフト62→第5ギヤ63→第6ギヤ64という動力伝達経路によってねじ部51に伝達される。
第1ギヤ58と第2ギヤ59は、いわゆる減速ギヤ(トルク増大ギヤ)である。第1ギヤ58と第2ギヤ59によってクラッチ付きモータ66の回転速度は所望の回転速度まで減速され、トルクを増大される。
第3ギヤ60と第4ギヤ61は、いわゆる動力伝達方向変換ギヤである。第3ギヤ60と第4ギヤ61によって、動力伝達方向が90°向きを変えられる。第1ギヤ58、第2ギヤ59、第3ギヤ60と第4ギヤ61はギヤボックス69に収容されユニット化されて小ケース70に取り付けられている。クラッチ付きモータ66についても専用のブラケット(図示せず)を介して小ケース70に取り付けられている。
クラッチ付きモータ66が故障した場合、ねじ部51を回転駆動させる動力は人力から供給される。すなわち、人がハンドル68を回転させることにより、その回転動力が第3ギヤ60→第4ギヤ61→ドライブシャフト62→第5ギヤ63→第6ギヤ64という動力伝達経路によってねじ部51に伝達される。なお、クラッチ付きモータ66が故障した場合、クラッチが切断されるため、人がハンドル68を回転している間モータの静止トルク(抵抗力)を受けることはない。
また、ハンドル68はシャフト67から分離可能であり、通常はテーブル補助機構30から取り外された状態に置かれている。
また、連結点56aにボード台座35に当接するボード当接部57が回転自在に軸支されている。ボード当接部57の両側には、軸方向に伸縮可能なダンパー57aによって支持されている。ダンパー57aは一端をボード当接部57に回転自在に軸支され、他端を第2アーム56に軸支されている。これにより、昇降機構50がボード台座35を昇降している間、ボード台座35は水平状態を維持することができる。
また、台座65には第1ナット部52a及び第2ナット部52bについて、ねじ部51上の移動範囲を規制する外ストッパ54aと内ストッパ54bがそれぞれ設けられている。従って、第1ナット部52a及び第2ナット部52bが外ストッパ54aに当接するときに、菱形リンク機構の垂直方向の対角線の長さが最小となりボード台座35は最下位に位置する。一方、第1ナット部52a及び第2ナット部52bが内ストッパ54bに当接するときに、菱形リンク機構の垂直方向の対角線の長さが最大となりボード台座35は最上位に位置する。
また、台座65にはねじ部51を回転自在に両端支持する軸受け53がそれぞれ設けられている。
図6は、外フラップ32及び内フラップ33を示す説明図である。図6(a)は外フラップ32が閉じた状態を示す平面図である。図6(b)は外フラップ32が開いた状態を示す平面図である。図6(c)は内フラップ33及び外フラップ32が開いた状態を示す側面図である。
図6(a)に示されるように、外フラップ32はスプリング32aによって閉じる方向に付勢されながらヒンジ機構(図示せず)によってテーブル補助機構30の上面開口縁に取り付けられている。本実施形態では1つの外フラップ32について例えば3個のスプリング32aによって閉じる方向に付勢されている。従って、外フラップ32は通常状態において閉状態となる。
図6(b)に示されるように、内フラップ33は外フラップ32に直交する形態でテーブル補助機構30の上面開口縁に取り付けられている。外フラップ32と同様に、スプリング33aによって閉じる方向に付勢されながらヒンジ機構(図示せず)によってテーブル補助機構30の上面開口縁に取り付けられている。1つの内フラップ33について1個のスプリング33aによって閉じる方向に付勢されている。
内フラップ33の下方にはボード31が位置している。従って、内フラップ33はボード31の上昇により開かれる一方、外フラップ32は内フラップ33の開動作により開かれる。
また、内フラップ33はローラ33bを備える。そのため、ボード31が上昇して内フラップ33を開く際、スプリング33aの弾性力はローラ33bを回転させることに使用されることになる。その結果、ボード31がテーブル補助機構30の上面開口から滑らかに上昇/降下することになる。
また、外フラップ33に対向する側のうち一方の側に、突起部33cが形成されている。つまり、内フラップ33の取り付け部からの高さについて、突起部33cが形成されている側の高さは他方より高くなっている。そのため、図6(c)に示されるように、突起部33cに対向する側の外フラップ32が、他方より早く開くことになる。
図7は、テーブル補助機構30の水平移動機構80を示す説明図である。小ケース70の内側底面にはナット部82(図3)が取り付けられている。ナット部82には、ナット部82の雌ねじに係合する雄ねじが形成されたねじ部81が通されている。ねじ部81は両端を軸受け83によって回転自在にそれぞれ支持されている。ねじ部81の両端にはギヤがそれぞれ接続されている。各ギヤには動力伝達手段PTが巻き掛けられ、一端をモータ85に他端をハンドル68に連結されている。従って、モータ85が回転する場合、ナット部82はねじ部81と係合しながら水平方向に移動し、これにより 小ケース70が水平方向に移動する。
また、ねじ部81の軸方向に沿って、ナット部82の移動範囲を規制する外ストッパ84aと内ストッパ84bがそれぞれ設けられている。また、ナット部82がスムーズに水平方向に移動することができるように、ガイドピン86(図3)がケース36に固定されている。ガイドピン86は小ケース70を貫通している。
小ケース70の上端は 1~2個に開口して、その開口は上面開口30a(図2、図6(b))の真下に位置することが可能である。また、小ケース70の内部には、空気清浄機94が設けられている。空気清浄機94はブロワ(図示せず)を備え、電源がオンのとき空気を吸引することができるようになっている。従って、ボード31が上昇して上面開口30aが形成される場合、テーブル本体10(図2)の上方の空気は、上面開口30aからケース36の内部に取り込まれる。ケース36の内部に取り入れられた空気は、空気清浄機94に集められる。
また、ボード31がケース36の内部に収納される場合、上面開口30aは外フラップ32によって閉じられることになり、上面開口30aから空気を取り込むことが出来なくなる。この場合、ケース36の側面に設けられた空気取入口75(図2)から室内の空気が取り込まれ、空気清浄機94によって吸引され浄化・殺菌されることになる。なお、空気取入口75または空気吹出口76の形状については、空気が流入出可能な形状であれば特に問わない。
ケース36の下面には、昇降機構50または水平移動機構80が動作時における全体の姿勢を安定させる安定台77が設けられている。安定台の77の四隅には高さ調整機構78が設けられている。
図8は、クラッチ付きモータ66を下方に配置した昇降機構50’を示す説明図である。この昇降機構50’は、上記昇降機構50(図5)に対し、クラッチ付きモータ66を下方に配置し、さらに第1ギヤ58及び第2ギヤ59を廃止し、ハンドル68の回転動力を伝達する小シャフト67aと、チェーン又はベルト等の動力伝達手段PTとそれが巻き掛けられる第7ギヤ71及び第8ギヤ72とが新たに追加されている。
クラッチ付きモータ66を下方に配置することによりドライブシャフト62がより短くなり、動力伝達効率が向上する。また第1ギヤ58と第2ギヤ59を廃止することにより、クラッチ付きモータ66は第3ギヤ60に直結することにより、動力伝達効率が更に向上するようになる。
また、シャフト67を回転駆動する動力伝達手段PTによる新たな動力伝達経路を構築することにより、クラッチ付きモータ66の配置に依存することなく、ハンドル68による回転動力をドライブシャフト62に伝達することが可能となる。これにより、クラッチ付きモータ66の配置に依存することなく、昇降機構50及び昇降機構50’を手動操作することが可能となる。
以上の通り、上記の昇降機構50,50’は対角線の長さが可変する「菱形リンク機構」と、互いに逆方向にねじが切られた2つのねじ部を有する「両ねじ式移動機構」に基づいた昇降機構である。次に、ねじ式移動機構のみに基づいた昇降機構について説明する。
図9及び図10は、ねじ式移動機構に基づいた昇降機構50Aを示す説明図である。図9は図1のA矢視相当図である。図10は図9のA-A断面相当図である。
図9に示されるように、ねじ部とナット部から成るねじ式移動機構が台座65上に垂直に設けられ、ねじ部が回転することにより、ナット部がねじ部の回転方向に応じて上下に移動し、これによりボード台座35を昇降させるように構成されている。各ねじ部は軸受け53によって回転自在に支持されている。各軸受け53は軸受け台53aを介して台座65に垂直に固定されている。ねじ部に係合するナット部は、ボード台座35の下面に固定されている。他方、ねじ部はボード台座35を貫通している。軸受け53は小ケース70の上壁にも垂直に固定されている 。
各ねじ部を回転駆動する動力について、各ねじ部には2つの被動ギヤが上下2段に設けられている。各被動ギヤは「横隣の別の被動ギヤ」または「後ろ隣の別の被動ギヤ」と動力伝達手段(チェーン又はベルト)によってペアリングされ、動力の授受を行っている。なお、回転動力を受ける第6ねじ部51Fについては、3つの被動ギヤが上下3段に設けられている。例えば、一番上に位置する第6上被動ギヤG6Uは、駆動ギヤGDにペアリングされる。真ん中に位置する第6中被動ギヤG6Cは、横隣の第7上被動ギヤG7Uにペリングされる。一番下に位置する第6下被動ギヤG6Lは、後ろ隣の第5下被動ギヤG5L(図10)にペリングされている。
図10に示されるように、1つの駆動源(ドライブシャフト62)は、チェーン又はベルト等の動力伝達手段によって10個のねじ部に分配されるように構成されている。つまり、ボード台座35は10個のねじ式移動機構によって昇降されるように構成されている。ねじ部の配置については、例えばボード台座35の水平軸または垂直軸について軸対称に設けられている。
ドライブシャフト62から伝達された動力は、第6ねじ部51Fにおいて2系統に分配される。1つが、第6下被動ギヤG6L→第5下被動ギヤG5L→第5上被動ギヤG5U→第4上被動ギヤG4U→第4下被動ギヤG4L→第3下被動ギヤG3L→第3上被動ギヤG3U→第2上被動ギヤG2U→第2下被動ギヤG2L→第1下被動ギヤG1Lという動力伝達経路によって、第5ねじ部51E、第4ねじ部51D、第3ねじ部51C、第2ねじ部51B及び第1ねじ部51Aにそれぞれ分配される。
残りの動力については、第6中被動ギヤG6C→第7上被動ギヤG7U→第7下被動ギヤG7L→第8下被動ギヤG8L→第8上被動ギヤG8U→第9上被動ギヤG9U→第9下被動ギヤG9L→第10下被動ギヤG10Lという動力伝達経路によって、第7ねじ部51G、第8ねじ部51H、第9ねじ部51I、及び第10ねじ部51Jにそれぞれ分配される。
なお、ねじ式移動機構の個数については、ボード台座35がスムーズに昇降することができるのであれば、特に問わない。
また、ねじ部の配置についても、ボード台座35がスムーズに昇降することができるのであれば、特に問わない。また、動力を受けるねじ部は、第6ねじ部51Fでなければならない必要性はなく、その他のねじ部であっても良い。
ところで、例えば第6動力伝達手段PT6が切断された場合、第5ねじ部51E、第4ねじ部51D、第3ねじ部51C、第2ねじ部51B及び第1ねじ部51Aに対し動力は全く分配されなくなる。つまり、上流側に位置するねじ部から動力が伝達されるねじ式移動機構において、上流側に位置するねじ部から動力が伝達されなくなる場合、その下流側に位置する全てのねじ部は回転を停止されることになる。以下に各ねじ部が別個独立にドライブシャフトによって回転駆動されるねじ式移動機構を備えた昇降機構について説明する。
図11及び図12は、各ねじ部が独立に駆動されるねじ式移動機構に基づいた昇降機構50Bを示す説明図である。図11は図1のA矢視相当図である。図12は図11のB-B断面相当図である。
図11に示されるように、第2ねじ部51Bが小ケース70の上下において軸受け53にそれぞれ回転自在に垂直に支持されている。また、第2ねじ部51Bは同軸に一体となって回転する第2被動ギヤG2を備える。さらに、ボード台座35が安定に昇降するように、第1ガイドピン86Aが第2ねじ部51Bと平行に設けられている。第1ガイドピン86Aは小ケース70の上下においてピン固定台88にそれぞれ固定されている。他方、クラッチ付きモータ66からの動力を第1ねじ部51Aと第2ねじ部51Bに伝達するドライブシャフト62は、同軸に一体となって回転する第1駆動ギヤGD1と第2駆動ギヤGD2が上下二段に設けられている。
なお、図示されてはいないが、第1ねじ部51Aは小ケース70の上下において軸受け53にそれぞれ回転自在に垂直に支持されている。また、第1ねじ部51Aは同軸に一体となって回転する第1被動ギヤG1を備える。さらに、ボード台座35が安定に昇降するように、第2ガイドピン86Bが第1ねじ部51Aと平行に設けられている。第2ガイドピン86Bは小ケース70の上下においてピン固定台88にそれぞれ固定されている。
第1駆動ギヤGD1と第1被動ギヤG1には、チェーン又はベルト等の第1動力伝達手段PT1が巻き掛けられている。第2駆動ギヤGD2と第2被動ギヤG2には、同じくチェーン又はベルト等の第2動力伝達手段PT2が巻き掛けられている。従って、クラッチ付きモータ66が回転する場合、動力は第3ギヤ60及び第4ギヤ61によって90°向きを変えられドライブシャフト62を回転駆動させる。これにより、第1駆動ギヤGD1と第2駆動ギヤGD2が同時に回転して、第1動力伝達手段PT1と第2動力伝達手段PT2を介して第1ねじ部51Aと第2ねじ部51Bをそれぞれ回転駆動させる。第1ねじ部51Aと第2ねじ部51Bがそれぞれ回転することにより、第1ナット部52Aと第2ナット部52Bを、第1ねじ部51A上、第2ねじ部51B上に沿ってそれぞれ移動させる。
図12に示されるように、ねじ部又はガイドピンの配置については、各ねじ部又はガイドピンが点対称に配置されている。例えば、ボード台座35の水平中心線と垂直中心線が交わる点を原点Oとする場合、第1ねじ部51Aと第2ねじ部51Bは原点Oに関して点対称に配置されている。
ところで、上記実施形態に係る昇降機構50,50’,50A,50Bは、何れも1つのボード台座35を上下に昇降させるものである。以下に、複数のボード台座、例えば2つのボード台座35,35Aのうちの1つを選択的に上下に昇降させる昇降機構について説明する。
図13は、2つのボード台座35,35Aのうちの1つを選択的に上下に昇降させる昇降機構50Cを示す説明図である。
この昇降機構50Cは、上記昇降機構50Bを並列かつ点対称に配置したものである。1つのボード台座に対し、クラッチ付きモータ66が別個独立に与えられている。各ボード台座は2つのねじ式移動機構(第1ねじ部54及び第2ねじ部51B)によって上下方向に昇降されることになる。
第1ねじ部51A及び第2ねじ部51Bは、第1動力伝達手段PT1又は第2動力伝達手段PT2を介してドライブシャフト62又はドライブシャフト62Aによって直接回転駆動される。
第1ボード台座35を昇降させる場合は、第1ボード台座35が上面開口30a(図2)の真下に位置するように台座65を水平移動機構80(図7)によって移動させることになる。
図14及び図15は、ねじ部の駆動部(ドライブシャフト)が一のボード台座の同じ側に別個に設けられた昇降機構50Eを示す説明図である。図14は図1のA矢視相当図である。図15は図14のC-C断面相当図である。この昇降機構50Dは、上記昇降機構50Aを並列に配置したものである。なお、説明の都合上、1つのボード台座に対するねじ部の個数については6個としている。
図14に示されるように、各昇降機構50Aは、上記昇降機構50Cと同様に、回転動力を供給するクラッチ付きモータ66を2個有している。従って、1つのボード台座に対し、クラッチ付きモータ66が別個独立に与えられている。2個のクラッチ付きモータ66は縦方向に沿って2段に配置されている。クラッチ付きモータ66を、縦方向に沿って2段に配置することにより、昇降機構の幅を小さくすることが可能になる。
図15に示されるように、1つのボード台座に対し、6個のねじ式移動機構(ねじ部)が別個独立に与えられている。ボード台座35を昇降させる場合、ドライブシャフト62から回転動力が供給されることになる。この場合、ドライブシャフト62から伝達される動力は、第3ねじ部51Cにおいて2系統に分配される。1つが、第3中被動ギヤG3C→第2上被動ギヤG2U→第2下被動ギヤG2L→第1下被動ギヤG1Lという動力伝達経路によって、第2ねじ部51B及び第1ねじ部51Aにそれぞれ分配される。
残りの動力については、第3下被動ギヤG3L→第4下被動ギヤG4L→第4上被動ギヤG4U→第5上被動ギヤG5U→第5下被動ギヤG5L→第6下被動ギヤG6Lという動力伝達経路によって、第4ねじ部51D、第5ねじ部51E及び第6ねじ部51Fにそれぞれ分配される。
同様に、ボード台座35Aを昇降させる場合、ドライブシャフト62Aから回転動力が供給されることになる。この場合、動力伝達経路についてはボード台座35と同じであるため、ここでは説明を省略する。
第1ボード台座35を昇降させる場合は、第1ボード台座35が上面開口30a(図2)の真下に位置するように水平移動機構80(図7)によって台座65を移動させることになる。
図16は、ねじ部の駆動部(ドライブシャフト62,62A)が2つのボード台座35,35Aを跨いで両側に設けられた昇降機構50Eを示す説明図である。
この昇降機構50Eでは、2個のクラッチ付きモータ66も2つのボード台座35,35Aを跨いで両側に、例えば同じ高さに設けられている。動力伝達経路、ボード台座の選択については上記昇降機構50Dと同じであるため、ここでは説明を省略する。なお、図12又は図13に示されるように、ガイドピンを別途追加しても良く、一部のねじ部をガイドピンに置き換えても良い。
図18は、分割式の外フラップ32Aを示す説明図である。図18(a)は分割式の外フラップ32Aの平面図である。図18(b)は分割式の外フラップ32Aが開いた状態を表している。図18(c)は同(b)のD-D断面図である。
図18(a)に示されるように、外フラップ32Aは、第1外フラップ32-1、第2外フラップ32-2及び第3外フラップ32-3から構成される。隣り合うフラップ同士はフック等の連結具37によって連結されている。また、各フラップには貫通穴38が例えば2個設けられている。この貫通穴38は各フラップをテーブル上面に固定するボルト等の締結具39を通すためのものである。
図18(b)(c)に示されるように、ボード31によっては料理等を通すための開口31aが中央下部に予め形成されている場合がある。この場合、通常状態においては、第2外フラップ32-2は開口31aを塞ぐことになる。そこで、第2外フラップ32-2が開口31aを塞がないように、第2外フラップ32-2と両側のフラップ32-1,32-3との間の各連結具37をそれぞれ外して、第2外フラップ32-2のみを上面側に揺動させて締結具39によって上面に固定する。なお、テーブル上面には締結具39がねじ結合する雌ねじ部(図示せず)が形成されている。
図19は、空気清浄機94を備えたボード台座35Bを示す説明図である。図19(a)はボード台座35Bの正面図である。図19(b)はボード台座35Bの平面図である。図19(c)はボード台座35Bの側面図である。
図19(a)(b)に示されるように、このボード台座35Bは内部に空気清浄機34を備え、その上面及び長側面においては空気を吸引する吸入口94aが複数設けられている。
図19(c)に示されるように、ボード台座35の短側面においては浄化した空気を室内に戻す吐出口94bが複数設けられている。
このように、空気清浄機94を内蔵したボード台座35Bにボード31を差し込むことにより、これ単独でウィルス感染症拡大を予防し且つ見知らぬ客同士のプライバシーを保護する仕切板として機能することが可能となる。
図20は、ラックギヤによる手動式の水平移動機構を示す説明図である。
この手動式の水平移動機構では、電動式の水平移動機構80のナット部82及びガイドピン86(図3)が固定された小ケース70の下面にローラ87が複数取り付けられている。他方、小ケース70の端部にはラックギヤ89が設けられている。そして、ラックギヤ89に噛み合うギヤ97がシャフト98とレバー99によって支持されている。
従って、例えばレバー99を手前側に倒すことにより、昇降機構50及び水平移動機構80は奥行き方向に移動することになる。一方、レバー99を奥行き側に倒すことにより昇降機構50及び水平移動機構80は手前方向に移動することになる。なお、突起88に代えてローラを使用することも可能である。
図21及び図22は、シャフトによる手動式の水平移動機構を示す説明図である。図21はケース36内部の図1のA矢視相当図である。図22は図21のD矢視相当図である。
この手動式の水平移動機構では、電動式の水平移動機構80のナット部82及びガイドピン86(図3)が固定された小ケース70の下面にローラ87が複数取り付けられている。
図22に示されるように、小ケース70の側面には凹部96が設けられている。そして、凹部96に係合する折れ曲がったシャフト98aが、ケース36によって回転自在に支持されながらレバー99に連結している。
従って、例えばレバー99を手前側に倒すことにより昇降機構50及び水平移動機構80は手前方向に移動することになる。一方、レバー99を奥行き側に倒すことにより昇降機構50及び水平移動機構80は奥行き方向に移動することになる。なお、ローラ88aに代えて突起を使用することも可能である。
図23は、メッシュ空気取入口95を備えたボード台座35Cを示す説明図である。図23(a)はボード台座35Cの正面図である。図23(b)はボード台座35Cの底面図である。図23(c)はボード台座35Cの側面図である。
このボード台座35Cでは、側面にメッシュ空気取入口95が設けられている。メッシュ形状については縦線材と横線材が直角に交差した格子状に限らず、斜めに交差したものであっても良い。
(切欠通し部に対する開口部分閉塞構造)
前記した切欠通し部100Cに対する開口部分を閉塞する構造について説明する。
図24(a)に示すように、切欠通し部100Cの形成部位に、上下スライド式の閉塞板104が取付られている。つまり、切欠通し部100Cの形成部位より取付取外型の仕切体100の上面部100Bに向けて、矩形の内部空間100Dをくり抜き形成し、その内部空間内に閉塞板104を上下スライド自在に装入してある。その内部空間100Dを囲む前後の外壁には、上下方向の細幅の案内溝100Eが形成されている。
一方、図25(a)~(c)に示すように、閉塞板104の前後面にはスタットボルト104aが夫々前後方向に向けて延出されて、そのスタッドボルト104aには止付け用の蝶ナット104bが螺着されている。スタッドボルト104aの先端部は、案内溝100Eを通過して外壁から突出し、その突出端に蝶ナット104bが螺着してある。
以上のような構成により、図25(a)に示すように、閉塞板104を内部空間100D内に挿入し、下端位置に位置させると切欠通し部100Cを閉塞し、図25(b)に示すように、閉塞板104を内部空間100dの上端位置に引き上ると切欠通し部100Cを開口する。この状態で一方の蝶ナット104bを締付調節すると閉塞板104の状態を固定できる。なお、図25(c)のA―A断面図に示すように、蝶ナット104bと外壁との間に、ワッシャ104cを介在させると、蝶ナット104bと外壁との摩擦保持力を強化するとともに、バネ座金(図示せず)を介在させると更に保持力を強化できる。
閉塞板104の別実施構造を説明する。
前記した内部空間100Dを上下に形成したが、切欠通し部100Cの左右何れか一方に形成してもよい。そうすれば、前記したような蝶ナット104bによる固定構造は必要ではない。但し、前記固定構造を設けてもよい。
前記した切欠通し部100Cに対する開口部分を閉塞する別構造について説明する。
ここでは、スライド式閉塞板104ではなく、揺動式の閉塞板105を説明する。図26、及び、図27に示すように、閉塞板105は、切欠通し部100Cの開口上端位置に架設された支持軸105aに取付られている。支持軸105aは、切欠通し部100Cの左右両端に夫々形成された軸支部105dに枢支されて、閉塞板105は、支持軸105aの軸芯周りで揺動可能である。
図26に示すように、閉塞板105の一面には、連結用鎖105cの先端に係止用フック105bが取付られている。一方、仕切体100の切欠通し部100Cより上方位置に、係止用フック105bを係止する係止リング100eが取付られている。
以上のような構成により、図27(a)における垂直姿勢で切欠通し部100Cに対する開口部分を閉塞する状態から、図27(b)及び図27(c)に示すように、閉塞板105を揺動させて持ち上げ、係止用フック105bを係止リング100eに係止させることによって、開状態を維持することができる。なお、閉塞版105は切欠き通し部100Cを密に塞ぐように構成されている。
仕切体100の材質としては、樹脂、ガラス、軽量金属、木材等を使用することができるが、樹脂としては、透明性の高いエンジニアリングプラスチックが有用であり、ポリメタルメタクリレート、PC(ポリカーボネート)、PS(ポリスチレン)、脂環式アクリル樹脂、脂環式ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。
仕切体100の材質として、非透明性材料を使用した場合には、前記したように、情報掲示面を形成してもよい。そうすると、前記したように、バーコードやタッチパネルを使用した注文を行うことができる。メニューに番号等を付けておくと携帯電話のアプリなどを使用した注文を行うことができる。
図28は、テーブル補助機構30に4つのテーブル10,10,10A,10Aが接続したテーブル組物300の斜視図である。
このテーブル組物300は、上記テーブル100に2つの補助テーブル10Aが組み合わされている。補助テーブル10Aは調味料または食べ終えた料理皿等を置くためのテーブルである。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上記のみに限定されることはない。すなわち、本発明の技術的範囲内において種々の修正・変更を追加することができる。例えば、ボード台座の個数については3個以上であっても良い。ドライブシャフト62及びクラッチ付きモータ66の配置については、ボード台座の側面中央以外であっても良い。ドライブシャフト62はチェーン又はベルトでも良い。
また、ねじ式移動機構のねじ部は、隣リの別のねじ部からチェーン等によって回転動力を得るのではなく、別個独立にモータが直結されそのモータから回転動力を得るようにしても良い。
1つのボード台座に対して個別に「菱形リンク機構と両ねじ式移動機構」を与えるようにしても良い。また、モータはクラッチ無しでも良い。また、モータ等の電動式回転機械に代えて他の回転機械、例えば油圧モータを使用することも可能である。
また、外フラップが分割式の場合、第2外フラップ32-2のテーブル上面への固定については図18に示される締結具39による固定に代えて、図29に示される錘39’による固定であっても良い。また、連結具37は省略することも可能である。
また、ボード31を手動にて昇降させる昇降機構については、取っ手による昇降機構を使用することも可能である。以下に取っ手による昇降機構について簡単に説明する。
図30から図32は取っ手による昇降機構を示す説明図である。図30はボード31及びボード台座35D並びにこれらが小ケース70に収納された状態を表している。図31はボード台座35Dの係止具70dを表している。図32は取っ手による昇降機構の適用例を表している。
図30(a)に示されるように、ボード31の上部には人がボード31を持ち上げるための取っ手31bが設けられている。ボード31の角部は小ケース70の上部からの出し入れがスムーズに行われるようにR成形されている。
また、ボード31に側面には空気を吸引するためのメッシュ空気取入口95が設けられている。
図30(c)に示されるように、ボード31及びボード台座35Dが小ケース70に収納された状態においては、取っ手31bが小ケース70の上面から飛び出している。また、小ケース70の上面には外フラップ(図32)及び内フラップ(図32)が設けられている。以下に、ボード台座35Dの小ケース70への係止過程を説明する。
図31(a)に示されるように、小ケース70には係止具70dが設けられている。係止具70dについては、部材70eが所定角度の範囲のみ(位置が不動である)点Aに対し相対回転可能である一方、それ以外の角度範囲では点Aと一体に回転するように構成されている。部材70fは点Aに直結して一体に回転可能である一方、部材70f及び部材70gは点Bに対し相対回転可能である。また、部材70eはバネ(図示せず)によって予め反時計方向に回転するように付勢されている。従って、図31(b)に示されるように、ボード台座35Dが上方に移動して部材70eに当たると、ボード台座35Dは部材70eを時計方向に回転させて、部材70eに接触(摺動)しながら上昇する。
図31(c)に示されるように、ボード台座35Dが部材70eに接触しなくなると、部材70eはバネ(図示せず)の復元力によって元の位置に復帰する。これにより、ボード台座35は係止具70d(部材70e)によって安定に支持されるようになる。
他方、図31(d)に示されるように、係止具70dによる支持を解除する場合は、部材70gを上方へ引き上げることにより、部材70fが反時計方向に回転し、これにより部材70eが点Aを中心として反時計方向に回転する。その結果、ボード台座35Dは部材70eに接触しながら小ケース70内を降下する。なお、係止具70dは両側(対向する側面)に設けても良い。
図32は、取っ手付き昇降機構の適用例を示す説明図である。これは、例えば牛丼チェーン店のカウンターテーブルの内側に沿って取っ手付き昇降機構を配置したものである。取っ手付き昇降機構の内側には空気清浄機94に連結した空気管94bが配置されている。また、図32(b)に示されるように、空気管94bの側面からは空気口94cが突出し、小ケース70の空気口70aの内部に嵌まっている。従って、小ケース70の上方の空気は、外フラップ及び内フラップの開口から小ケース70の内部に吸引され、空気口70a、空気口94c及び空気管94bを経由して空気清浄機94に取り込まれる。空気清浄機94に取り込まれた空気は、殺菌・浄化された後に室内に戻される。なお、空気清浄機94に代えて、或いは空気清浄機94と併用して室外機(図示せず)を設置することも可能である。この場合、室外機(図示せず)は、小ケース70の上方の空気を屋外に廃棄することになる。
また、小ケース70の底面にも空気取入口を設けても良い。また、空気清浄機94又は室外機(図示せず)については、図32に示される外付けタイプではなく、小ケース70の内部またはケース36の外部に設けても良い。空気清浄機94又は室外機(図示せず)が小ケース70の内部に格納される場合、空気管94bは不要となる。
また、空気管94bに代えて、図17に示されるフレキシブルホース91、マニフォールド92、フィルタ93を介して空気が空気清浄機94に取り込まれるようにしても良い。この場合、フィルタ93はマニフォールド92の内部に設けられ、吸引された空気中の塵・埃等を除去する。
また、上記取っ手31bに代えて、図33に示されるように、ボード台座35Eの底面にレバー70bを設けてレバー70bによってボード台座35Eを上下に昇降するようにすることも可能である。この場合、図33(b)に示されるように、レバー70bが摺動する1対のスライドレール70c,70cを両側(対向する側面)に設ける。
10 テーブル本体
11 天板
12 脚部
30 テーブル補助機構
30a 上面開口
31 ボード(板材)
31a メニュー紙(シート材)
31b 取っ手
32 外フラップ(蓋機構)
33 内フラップ(蓋機構)
34 ボード台座支持ブラケット
34b フランジ面
34c 側面
34d ローラ群
34e 貫通穴
34f 仕切壁
35 ボード台座(台座)
35a 開口
35b 切欠き部
36 ケース
37 連結具
38 貫通穴
39 締結具
50 昇降機構
51 ねじ部
51a 第1ねじ部(ねじ部)
51b 第2ねじ部(ねじ部)
52a 第1ナット部(ナット部)
52b 第2ナット部(ナット部)
53 軸受け
54a 外ストッパ
54b 内ストッパ
55 第1アーム
56 第2アーム
57 ボード当接部(当接部)
57a ダンパー(伸縮部材)
58 第1ギヤ
59 第2ギヤ
60 第3ギヤ
61 第4ギヤ
62 ドライブシャフト
63 第5ギヤ
64 第6ギヤ
66 クラッチ付きモータ(駆動源)
67 シャフト
67a 小シャフト
68 ハンドル
69 ギヤボックス
70 小ケース
70a 空気口
70b レバー
70c スライドレール
71 第7ギヤ
72 第8ギヤ
73 操作盤
75 空気取入口
76 空気吹出口
77 安定台
78 高さ調節機構
80 水平移動機構
81 ねじ部
82 ナット部
83 軸受け
84a 外ストッパ
84b 内ストッパ
85 モータ
86 ガイドピン
87 ローラ
88 ピン固定台
89 ラックギヤ
90 空気浄化部
91 フレキシブルホース
92 マニフォールド
93 フィルタ
94 空気清浄機
94b 空気管
95 メッシュ空気取入口
96 凹部
97 ギヤ
98 シャフト
99 レバー
200 テーブル
300 テーブル組物

Claims (20)

  1. 箱形のケース(36)と、内部にシート材(31a)を収納可能な透明な板材(31)をケース上面から上下に昇降させる昇降機構(50、50A)を備えテーブル(10)に接続されて使用される飲食用テーブルの補助機構であって、
    前記昇降機構(50、50A)はねじ式移動機構によって前記板材(31)を上下に昇降させるように構成され、
    前記ケース(36)は内部に空気を吸引して浄化・殺菌する空気清浄機(94)を備え、
    前記空気清浄機(94)は、前記板材(31)がケース上面から上昇する際に、前記テーブル(10)の上方の空気を吸引するように構成されている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  2. 請求項1に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記板材(31)は四角柱状の台座(35)によって保持され、前記台座(35)は内部に空気を取り入れる空気取入口(95)を備える
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  3. 請求項1又は2に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記昇降機構(50、50A)は四角柱状の台座(35)に係合しながら前記ケース(36)より小さい上部開口の小ケース(70)に収納されている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  4. 請求項1から3の何れか1項に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記ケース(36)の上面には前記板材(31)が通る開口(30a)が形成され、前記開口(30a)は前記板材(31)が上昇することにより開かれる蓋機構(32、33)を備える
  5. 請求項2から4の何れか1項に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記昇降機構(50)は、相対的に長い第1アーム(55)の端部と相対的に短い第2アーム(56)の端部が連結点(55a)において揺動可能に連結したリンク機構が、前記2つの第1アーム(55)が交差するように軸対称で連結した菱形リンク機構を有する
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  6. 請求項5に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記昇降機構(50)は、互いに逆方向に係合する2組のねじ部(51a、51b)とナット部(52a、52b)を有し、前記ねじ部(51a、51b)が回転する場合に2つの前記ナット部(52a、52b)が互いに逆方向に移動する両ねじ式移動機構を有する
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  7. 請求項6に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記菱形リンク機構は、2つの前記第1アーム(55)の端部が前記ナット部(52a、52b)に固定されている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  8. 請求項5から7の何れか1項に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記菱形リンク機構は、四角柱状の台座(35)に当接する当接部(57)を有し、
    前記当接部(57)は軸方向に伸縮可能な伸縮部材(57a)によって軸対称に支持されている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  9. 請求項8に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記伸縮部材(57a)は前記当接部(57)と前記第2アーム(56)に回動自在に支持されている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  10. 請求項2から4の何れか1項に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記昇降機構(50A)は、ナット部がねじ部の上下方向に沿って移動するように構成された複数のねじ式移動機構を有し、
    前記ナット部は四角柱状の台座(35)に固定され、前記ねじ部は前記台座(35)を垂直方向に貫通している
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  11. 請求項10に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    一の前記ねじ部は、動力伝達手段を介して他のねじ部によって回転駆動される
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  12. 請求項10又は11に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記昇降機構(50A)は、動力源(66)からの回転動力を受けるねじ部には3つの被動ギヤが上下3段に設けられ、それ以外のねじ部には2つの被動ギヤが上下2段に設けられている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  13. 請求項10から12の何れか1項に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記昇降機構(50A)は、複数の前記ねじ部が四角柱状の台座(35)上に対称に配置されている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  14. 請求項1から13の何れか1項に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記昇降装置(50、50A)を駆動する回転動力は、かさ歯車機構(60、61、63、64)とドライブシャフト(62)を介して駆動源(66)から供給されるように構成されている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  15. 請求項14に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記かさ歯車機構(60)にはシャフト(67、67a)が接続され、該シャフト(67、67a)にはハンドル(68)が接続されている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  16. 請求項15に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記駆動源(66)は動力切断機構を備える
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  17. 請求項15又は16に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記駆動源(66)は前記ハンドル(68)より下方に配置されている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  18. 請求項1から17の何れか1項に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記昇降機構(50、50Aは)を水平方向に移動させる水平移動機構(80)を備える
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  19. 請求項18に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    前記水平移動機構(80)は、ローラ(87)を備えている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
  20. 請求項19に記載の飲食用テーブルの補助機構において、
    箱形のケース(36)より小さい上部開口の小ケース(70)には折れ曲がったシャフト(98)が係合し、前記シャフト(98)にはレバー(99)が接続されている
    ことを特徴とする飲食用テーブルの補助機構。
JP2021553155A 2020-05-12 2021-05-12 コロナウィルス等感染症を予防する飲食用テーブルの補助機構 Active JP7054576B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020084124 2020-05-12
JP2020084124 2020-05-12
PCT/JP2021/018106 WO2021230298A1 (ja) 2020-05-12 2021-05-12 コロナウィルス等感染症を予防する飲食用テーブルの補助機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021230298A1 JPWO2021230298A1 (ja) 2021-11-18
JP7054576B1 true JP7054576B1 (ja) 2022-04-14

Family

ID=78524470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021553155A Active JP7054576B1 (ja) 2020-05-12 2021-05-12 コロナウィルス等感染症を予防する飲食用テーブルの補助機構

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7054576B1 (ja)
WO (1) WO2021230298A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114882649B (zh) * 2022-04-27 2023-07-14 浙江云澎科技有限公司 一种智慧化食堂系统
CN115294703A (zh) * 2022-08-04 2022-11-04 杨宗才 一种商品自助结账装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11159034A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 Daikin Ind Ltd 空気清浄機能付仕切パネル
JP2018017499A (ja) * 2017-08-30 2018-02-01 高砂熱学工業株式会社 空調装置
CN108113353A (zh) * 2018-01-31 2018-06-05 易正华 餐饮多功能吧台
WO2020003867A1 (ja) * 2018-06-28 2020-01-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 飛沫感染抑制システム、及び、飛沫感染抑制方法
JP3230914U (ja) * 2020-11-24 2021-02-25 カクイ株式会社 パーティション

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11159034A (ja) * 1997-11-27 1999-06-15 Daikin Ind Ltd 空気清浄機能付仕切パネル
JP2018017499A (ja) * 2017-08-30 2018-02-01 高砂熱学工業株式会社 空調装置
CN108113353A (zh) * 2018-01-31 2018-06-05 易正华 餐饮多功能吧台
WO2020003867A1 (ja) * 2018-06-28 2020-01-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 飛沫感染抑制システム、及び、飛沫感染抑制方法
JP3230914U (ja) * 2020-11-24 2021-02-25 カクイ株式会社 パーティション

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021230298A1 (ja) 2021-11-18
JPWO2021230298A1 (ja) 2021-11-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7054576B1 (ja) コロナウィルス等感染症を予防する飲食用テーブルの補助機構
US4606553A (en) Map construction
TWI362442B (en) Movable office screen system
JP2004150255A (ja) 個室ボックス
CN207268140U (zh) 一种集装箱空间分隔用折叠门
CN102885499B (zh) 一种多功能家具及其功能模块
US20150305491A1 (en) Light,Foldable and Portable Standing Desk Device
JPH0319324U (ja)
CN213271712U (zh) 一种组合式红外触摸led显示屏
JP3228003U (ja) パーティション
JP5105136B2 (ja) 清浄環境維持機能付きキャビネット
CN202146059U (zh) 具有变形桌板的笔记本电脑桌
CN104873000B (zh) 一种人体工程教学设备及其控制方法
CN202425970U (zh) 一种多功能家具
JP4296065B2 (ja) 多目的家具
JP6877267B2 (ja) 折戸ユニット
JP6951803B1 (ja) 作業空間及び構造物
CN205938709U (zh) 一种储物台灯
CN2812686Y (zh) 一种多功能的学生桌
KR20040061727A (ko) 침대 겸용 책상
CN216651655U (zh) 防飞沫隔板及桌
JP7492875B2 (ja) 壁面構造体
CN215993088U (zh) 一种可隐藏电脑显示器的语文讲台
KR102273918B1 (ko) 상하 유동성을 갖는 스크린 체결형 안전 파티션
CN209346324U (zh) 一种可调高度的学生课桌

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210915

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20211011

AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7054576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150