JP7053256B2 - 二次電池用負極合剤、二次電池用負極及び二次電池 - Google Patents
二次電池用負極合剤、二次電池用負極及び二次電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7053256B2 JP7053256B2 JP2017254327A JP2017254327A JP7053256B2 JP 7053256 B2 JP7053256 B2 JP 7053256B2 JP 2017254327 A JP2017254327 A JP 2017254327A JP 2017254327 A JP2017254327 A JP 2017254327A JP 7053256 B2 JP7053256 B2 JP 7053256B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative electrode
- secondary battery
- mass
- less
- active material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/13—Electrodes for accumulators with non-aqueous electrolyte, e.g. for lithium-accumulators; Processes of manufacture thereof
- H01M4/133—Electrodes based on carbonaceous material, e.g. graphite-intercalation compounds or CFx
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/05—Accumulators with non-aqueous electrolyte
- H01M10/052—Li-accumulators
- H01M10/0525—Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M4/00—Electrodes
- H01M4/02—Electrodes composed of, or comprising, active material
- H01M4/62—Selection of inactive substances as ingredients for active masses, e.g. binders, fillers
- H01M4/621—Binders
- H01M4/622—Binders being polymers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
R=ID/IG (1)
R:R値
ID:1360cm-1付近で検出されるピーク強度ID
IG:1580cm-1付近で検出されるピーク強度IG
S=I(004)/I(110) (2)
S:配向度
I(110):XRDにより測定されるピーク強度I(110)
I(004):XRDにより測定されるピーク強度I(004)
まず、図1に基づいて、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池10の構成について説明する。
正極20は、集電体21と、正極活物質層22とを備える。集電体21は、導電体であればどのようなものでも良く、例えば、アルミニウム(aluminium)、ステンレス(stainless)鋼、及びニッケルメッキ(nickel coated)鋼等で構成される。
負極30は、集電体31と、負極活物質層32とを含む。集電体31は、導電体であればどのようなものでも良く、例えば、銅、アルミニウム、ステンレス鋼、及びニッケルメッキ鋼等で構成される。負極活物質層32は、少なくとも負極活物質(C)および負極用バインダを含む。
本実施形態に係る黒鉛質粒子は、XRDにより測定される六角網面面間隔d002が0.3362nm以下であるという特性を有する。
黒鉛質粒子のラマン(Raman)分光のR値は、0.01以上、0.2未満であることが好ましい。ここで、R値は、1360cm-1付近で検出されるピーク強度IDと1580cm-1付近で検出されるピーク強度IGとの比(ID/IG)である。つまり、R値は、以下の数式(1)で示される。
R=ID/IG (1)
R:R値
ID:1360cm-1付近で検出されるピーク強度ID
IG:1580cm-1付近で検出されるピーク強度IG
黒鉛質粒子の平均粒子径(D50)は、1μm以上、30μm未満であることが好ましい。平均粒子径D50は、例えばレーザ回折式粒度分布測定器により測定される。平均粒子径が1μm未満となる場合、黒鉛質粒子の外表面積が大きくなり、負極活物質層32の接着を保持するために過剰なバインダ量を必要とし、急速充電性能の低下を招くことがある。平均粒子径が30μm超となる場合には、黒鉛質粒子の反応面積が小さすぎ、急速充電性能の低下を招くことがある。黒鉛質粒子の平均粒子径の上限値は25μm以下であることが好ましく、下限値は3μm以上であることが好ましい。
黒鉛質粒子は、水銀ポロシメータ(Porosimeter)による細孔径が3μm以上、10μm以下に相当する細孔を、0.7cc/g以下の容積比で含むことが好ましい。容積比が0.7cc/gを超える場合、負極用バインダの黒鉛質粒子細孔内への吸収量が増え、負極の剥離強度の低下を生じることがある。容積比は、0.4cc/g以下であることがさらに好ましい。
負極活物質は、黒鉛質粒子とともに、本実施形態の効果を損なわない限り、他の活物質を含むものであってもよい。他の活物質としては、例えば、ソフトカーボン、ハードカーボン、ケイ素またはケイ素化合物、Li吸蔵能力を有する金属類、これらの複合物、混合物が例示される。
負極用バインダは、水溶性ポリマーバインダ及び重合体粒子バインダを含む。水溶性ポリマーバインダは、カルボキシル基(carboxyl group)含有アクリルモノマー(acrylic monomer)と、水溶性アクリル酸(acrylic acid)誘導体モノマーとの共重合体を含む。ここで、水溶性アクリル酸誘導体モノマーの共重合体の総質量に対する質量%は、10~40質量%となる。さらに、共重合体1.0質量%水溶液の25℃におけるせん断粘度が、せん断速度1.0(1/s)において1.0(Pa・s)以上25(Pa・s)以下となる。
重合体粒子バインダは、負極合剤スラリー(すなわち、負極合剤)において水中に粒子状となって分散し、また、負極活物質層32において負極活物質同士及び負極活物質と集電体31とを結着しうる成分である。重合体粒子バインダは粒子状なので、水溶性ポリマーバインダのイオン伝導性を阻害しにくい。
水溶性ポリマーバインダ、重合体粒子バインダ、及び負極活物質の質量比(固形分の質量比)は、これらの質量比の合計を100として、0.5~2.5:0.5~2.5:95~99である。水溶性ポリマーバインダ及び重合体粒子バインダの質量比がこの範囲より少ない場合には、負極30の剥離強度が不足し、負極30を裁断、巻き取る際に剥がれを生じることがあるほか、サイクル寿命の低下を引き起こすことがある。水溶性ポリマーバインダ及び重合体粒子バインダの質量比がこの範囲よりも多い場合には、イオン伝導性や電子伝導性が低下し、急速充電性能の低下を引き起こすことがある。
負極30の密度は特に制限されないが、上述したように、負極活物質は黒鉛化度が高い黒鉛質粒子を含む。このため、負極30を高密度化、高容量化することができる。負極30の密度(固形分の密度)は、1.6g/cm3以上であることが好ましい。
負極30は、固形分の密度1.6g/cm3にプレスした場合の配向度が15以下となることが好ましい。ここで、配向度は、X線回折装置(XRD)により測定されるピーク強度I(110)と、ピーク強度I(004)との比である。つまり、配向度は、以下の数式(2)で示される。
S=I(004)/I(110) (2)
S:配向度
I(110):XRDにより測定されるピーク強度I(110)
I(004):XRDにより測定されるピーク強度I(004)
セパレータ40は、特に制限されず、リチウムイオン二次電池のセパレータとして使用されるものであれば、どのようなものであってもよい。セパレータとしては、優れた高率放電性能を示す多孔膜や不織布等を、単独あるいは併用することが好ましい。セパレータを構成する樹脂としては、例えばポリエチレン(polyethylene),ポリプロピレン(polypropylene)等に代表されるポリオレフィン(polyolefin)系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(Polyethylene terephthalate),ポリブチレンテレフタレート(polybutylene terephthalate)等に代表されるポリエステル(Polyester)系樹脂、PVDF、フッ化ビニリデン(VDF)-ヘキサフルオロプロピレン(HFP)共重合体、フッ化ビニリデン-パーフルオロビニルエーテル(par fluorovinyl ether)共重合体、フッ化ビニリデン-テトラフルオロエチレン(tetrafluoroethylene)共重合体、フッ化ビニリデン-トリフルオロエチレン(trifluoroethylene)共重合体、フッ化ビニリデン-フルオロエチレン(fluoroethylene)共重合体、フッ化ビニリデン-ヘキサフルオロアセトン(hexafluoroacetone)共重合体、フッ化ビニリデン-エチレン(ethylene)共重合体、フッ化ビニリデン-プロピレン(propylene)共重合体、フッ化ビニリデン-トリフルオロプロピレン(trifluoro propylene)共重合体、フッ化ビニリデン-テトラフルオロエチレン(tetrafluoroethylene)-ヘキサフルオロプロピレン(hexafluoropropylene)共重合体、フッ化ビニリデン-エチレン(ethylene)-テトラフルオロエチレン(tetrafluoroethylene)共重合体等を挙げることができる。
非水電解液は、従来からリチウム二次電池に用いられる非水電解液と同様のものを特に限定なく使用することができる。非水電解液は、非水溶媒に電解質塩を含有させた組成を有する。非水溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート(propylene carbonate)、エチレンカーボネート(ethylene carbonate)、ブチレンカーボネート(ethylene carbonate)、クロロエチレンカーボネート(chloroethylene carbonate)、ビニレンカーボネート(vinylene carbonate)等の環状炭酸エステル(ester)類;γ-ブチロラクトン(butyrolactone)、γ-バレロラクトン(valerolactone)等の環状エステル類;ジメチルカーボネート(dimethyl carbonate)、ジエチルカーボネート(diethyl carbonate)、エチルメチルカーボネート(ethyl methyl carbonate)等の鎖状カーボネート類;ギ酸メチル(methyl formate)、酢酸メチル(methyl acetate)、酪酸メチル(butyric acid methyl)等の鎖状エステル類;テトラヒドロフラン(Tetrahydrofuran)またはその誘導体;1,3-ジオキサン(dioxane)、1,4-ジオキサン(dioxane)、1,2-ジメトキシエタン(dimethoxyethane)、1,4-ジブトキシエタン(dibutoxyethane)、メチルジグライム(methyl diglyme)等のエーテル(ether)類;アセトニトリル(acetonitrile)、ベンゾニトリル(benzonitrile)等のニトリル(nitrile)類;ジオキソラン(Dioxolane)またはその誘導体;エチレンスルフィド(ethylene sulfide)、スルホラン(sulfolane)、スルトン(sultone)またはその誘導体等の単独またはそれら2種以上の混合物等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
次に、リチウムイオン二次電池10の製造方法について説明する。正極20は、以下のように作製される。まず、正極活物質、導電剤、及び正極用バインダを上記の割合で混合したものを、溶媒(例えばN-メチル-2-ピロリドン)に分散させることでスラリーを形成する。次いで、スラリーを集電体21上に塗布し、乾燥させることで、正極活物質層22を形成する。なお、塗布の方法は、特に限定されない。塗布の方法としては、例えば、ナイフコーター(knife coater)法、グラビアコーター(gravure coater)法等が考えられる。以下の各塗布工程も同様の方法により行われる。次いで、プレス(press)機により正極活物質層22を上記の範囲内の密度となるようにプレスする。これにより、正極20が作製される。
次に、本実施形態の実施例について説明する。まず、水溶性ポリマーバインダの合成例について説明する。なお、以下で記載するモノマーの配合比は、特に断らない限り質量比(質量%)を表すものとする。
以下の工程により各実施例、比較例に係る負極活物質を作製した。
コールタールピッチを窒素流通下に500℃で10時間焼成し、黒鉛前駆体を得た。これを粗粉砕したのち、ボールミルで角取り処理しながら粉砕し、平均粒子径D50を16μmに調整した。次いで、アルゴン雰囲気下、3000℃で5時間黒鉛化を行い、微粉を分級除去し、目開き53μmの篩にて篩処理を行った。
石油系ニードルコークスをジェットミルで微粉砕し、平均粒子径D50を5μmに調整した。当該コークス微粉と同一質量のコールタールピッチ(残炭率60%)を加熱二軸ニーダーに投入し、200℃で1時間混練後、窒素流通下に480℃で10時間焼成し、黒鉛前駆体を得た。これを粗粉砕したのち、ボールミルで角取り処理しながら粉砕し、平均粒子径D50を18μmに調整した。次いで、アルゴン雰囲気下、3000℃で5時間黒鉛化を行い、微粉を分級除去し、目開き53μmの篩にて篩処理を行った。
平均粒子径22μmのメソフェーズ小球体焼成品をアルゴン雰囲気下、3000℃で5時間黒鉛化を行い、目開き53μmの篩にて篩処理を行った。
平均粒子径52μmの鱗片状天然黒鉛を循環転動機構付きのピンミルで粉砕すると同時に折り曲げ、球状化処理を行い、平均粒子径D50が15μmの球状天然黒鉛を得た。当該球状天然黒鉛100質量部に、ノボラック型フェノール樹脂のエタノール溶液を残炭換算で1質量部加え、撹拌したのち、窒素雰囲気下、1000℃で3時間焼成を行い、目開き53μmの篩にて篩処理を行った。
平均粒子径52μmの鱗片状天然黒鉛を循環転動機構付きのピンミルで粉砕すると同時に折り曲げ、球状化処理を行い、平均粒子径D50が15μmの球状天然黒鉛を得た。当該球状天然黒鉛100質量部に、平均粒子径D50が3μmのコールタールピッチ微粉を残炭換算で5質量部加え、混合したのち、窒素雰囲気下、1000℃で3時間焼成を行い、目開き53μmにて篩処理を行った。
負極活物質、水溶性ポリマーバインダおよびスチレンブタジエン共重合体(SBR)(B)を表1に示す処方で混合し、水系負極合剤スラリーを作製した。なお、負極合剤スラリー中の不揮発分はスラリー総質量に対して50質量%であった。
(正極合剤スラリーの作製)
固溶体酸化物Li1.20Mn0.55Co0.10Ni0.15O2 97.4質量%、ケッチェンブラック1.3質量%、ポリフッ化ビニリデン1.3質量%をN-メチル-2-ピロリドンに分散させることで、正極合剤スラリーを形成した。なお、正極合剤スラリー中の不揮発分はスラリー総質量に対して50質量%であった。
負極を直径1.55cmの円形に、正極作製例で示した正極を直径1.3cmの円形に各々切断した。ついで、セパレータ(厚み25ミクロンのポリエチレン製微多孔膜)を直径1.8cmの円形に切断した。直径2.0cmのステンレス製コイン外装容器内で、直径1.3cmの円形に切断した正極、直径1.8cmの円形に切断したセパレータ、直径1.55cmの円形に切断した負極、さらにスペーサーとして直径1.5cmの円形に切断した厚さ200μmの銅箔をこの順番に重ね合わせた。ついで、容器に電解液(1.4MのLiPF6 エチレンカーボネート/ジエチルカーボネート/フルオロエチレンカーボネート=10/70/20混合溶液(体積比))を150μL加えた。ついで、ポリプロピレン製のパッキンを介して、ステンレス製のキャップを容器に被せ、コイン電池作製用のかしめ器で容器を密封した。これにより、リチウムイオン二次電池(コインセル)を作製した。
各実施例及び比較例に係るリチウムイオン二次電池を25℃で、初回充放電のみ、4.2Vまで0.5CでCC充電し、cut-off 0.02CまでCV充電、次いで、2.8Vまで0.5CでCC放電した。
作製した負極を幅25mm、長さ100mmの短冊状に切り出した。ついで、両面テープを用いてステンレス板に活物質面を被着面として貼り合わせ、ピール強度試験用サンプルとした。剥離試験機((株)島津製作所社製SHIMAZU EZ-S)にピール強度試験用サンプルを装着し、180度ピール強度を測定した。以上の評価結果を表1にまとめて示す。
20 正極
30 負極
40 セパレータ
Claims (8)
- 水溶性ポリマーバインダ、重合体粒子バインダ、及び負極活物質を含む二次電池用負極合剤であって、
前記水溶性ポリマーバインダ、前記重合体粒子バインダ、及び前記負極活物質の質量比は、これらの質量比の合計を100として、0.5~2.5:0.5~2.5:95~99であり、
前記水溶性ポリマーバインダは、カルボキシル基含有アクリルモノマーと、水溶性アクリル酸誘導体モノマーとの共重合体を含み、
前記水溶性アクリル酸誘導体モノマーの前記共重合体の総質量に対する質量%が10~40質量%であり、且つ前記共重合体1.0質量%水溶液の25℃におけるせん断粘度が、せん断速度1.0(1/s)において1.0(Pa・s)以上25(Pa・s)以下であって、
前記負極活物質は、XRDにより測定される六角網面面間隔d002が0.3354nm以上0.3362nm以下である黒鉛質粒子を含むことを特徴とする、二次電池用負極合剤。 - 前記負極活物質は、前記黒鉛質粒子を前記負極活物質の総質量に対して15質量%以上100質量%以下含むことを特徴とする、請求項1記載の二次電池用負極合剤。
- 前記黒鉛質粒子のラマン(Raman)分光のR値が0.01以上、0.2未満であり、
前記R値は、以下の数式(1)で示される
R=ID/IG (1)
R:前記R値
ID:1360cm-1付近で検出されるピーク強度ID
IG:1580cm-1付近で検出されるピーク強度IG
ことを特徴とする、請求項1または2に記載の二次電池用負極合剤。 - 前記黒鉛質粒子の平均粒子径D50が1μm以上、30μm未満であることを特徴とする、請求項1~3の何れか1項に記載の二次電池用負極合剤。
- 前記黒鉛質粒子は、水銀ポロシメータによる細孔径が3μm以上、10μm以下に相当する細孔を、0.7cc/g以下の容積比で含むことを特徴とする、請求項1~4の何れか1項に記載の二次電池用負極合剤。
- 請求項1~5の何れか1項に記載の負極合剤を含むことを特徴とする、二次電池用負極。
- 密度1.6g/cm3にプレスした場合の配向度が15以下であり、
前記配向度は、以下の数式(2)で示される
S=I(004)/I(110) (2)
S:前記配向度
I(110):XRDにより測定されるピーク強度I(110)
I(004):XRDにより測定されるピーク強度I(004)
であることを特徴とする、請求項6記載の二次電池用負極。 - 請求項6または7に記載の二次電池用負極を含むことを特徴とする、二次電池。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017254327A JP7053256B2 (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 二次電池用負極合剤、二次電池用負極及び二次電池 |
KR1020180048588A KR102283785B1 (ko) | 2017-12-28 | 2018-04-26 | 이차전지용 음극합제, 이차전지용 음극 및 이차전지 |
US16/229,039 US20190207219A1 (en) | 2017-12-28 | 2018-12-21 | Negative electrode active mass for rechargeable battery, negative electrode for rechargeable battery, and rechargeable battery |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017254327A JP7053256B2 (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 二次電池用負極合剤、二次電池用負極及び二次電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019121483A JP2019121483A (ja) | 2019-07-22 |
JP7053256B2 true JP7053256B2 (ja) | 2022-04-12 |
Family
ID=67256884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017254327A Active JP7053256B2 (ja) | 2017-12-28 | 2017-12-28 | 二次電池用負極合剤、二次電池用負極及び二次電池 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7053256B2 (ja) |
KR (1) | KR102283785B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20240085931A (ko) | 2022-12-08 | 2024-06-18 | 한국표준과학연구원 | XRD-Raman 듀얼 오페란도 측정시스템 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4007017B1 (en) * | 2019-07-31 | 2023-03-29 | Resonac Corporation | Negative electrode material for lithium ion secondary battery, negative electrode for lithium ion secondary battery, and lithium ion secondary battery |
WO2021108981A1 (zh) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 二次电池、装置、人造石墨及制备方法 |
CN117558918A (zh) * | 2024-01-12 | 2024-02-13 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 二次电池、用电装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007141677A (ja) | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Showa Denko Kk | 複合黒鉛及びそれを用いたリチウム二次電池 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3311104B2 (ja) * | 1993-09-17 | 2002-08-05 | 株式会社東芝 | リチウム二次電池 |
CN102473923B (zh) | 2009-08-14 | 2014-06-18 | 株式会社Lg化学 | 具有优异胶粘力的二次电池用粘合剂 |
WO2013081152A1 (ja) * | 2011-12-02 | 2013-06-06 | 三菱レイヨン株式会社 | 非水二次電池電極用バインダ樹脂、非水二次電池電極用バインダ樹脂組成物、非水二次電池電極用スラリー組成物、非水二次電池用電極、非水二次電池 |
CN106133962B (zh) * | 2014-03-26 | 2020-06-30 | 三菱化学株式会社 | 非水系二次电池负极用复合石墨粒子、非水系二次电池负极用活性物质及非水系二次电池 |
-
2017
- 2017-12-28 JP JP2017254327A patent/JP7053256B2/ja active Active
-
2018
- 2018-04-26 KR KR1020180048588A patent/KR102283785B1/ko active IP Right Grant
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007141677A (ja) | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Showa Denko Kk | 複合黒鉛及びそれを用いたリチウム二次電池 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20240085931A (ko) | 2022-12-08 | 2024-06-18 | 한국표준과학연구원 | XRD-Raman 듀얼 오페란도 측정시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019121483A (ja) | 2019-07-22 |
KR20190080698A (ko) | 2019-07-08 |
KR102283785B1 (ko) | 2021-07-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101606647B1 (ko) | 탄소-Si 복합체 및 이의 제조방법 | |
EP3416216B1 (en) | Negative electrode, and secondary battery, battery module, and battery pack including the same | |
JP7053256B2 (ja) | 二次電池用負極合剤、二次電池用負極及び二次電池 | |
JP6665857B2 (ja) | 非水電解質二次電池電極合剤層用組成物及びその製造方法、並びに、その用途 | |
KR20150067049A (ko) | 리튬 이차 전지용 도전 조성물, 이를 포함하는 리튬 이차 전지용 양극 및 리튬 이차 전지 | |
JP6901234B2 (ja) | 二次電池用セパレータ(separator)及び二次電池 | |
JP6645101B2 (ja) | リチウムイオン二次電池電極用スラリー組成物、リチウムイオン二次電池用電極およびリチウムイオン二次電池 | |
JP6413242B2 (ja) | 二次電池正極用スラリーの製造方法、二次電池用正極の製造方法、及び二次電池の製造方法 | |
EP3182489B1 (en) | Binder composition for secondary battery electrodes, slurry composition for secondary battery electrodes, electrode for secondary battery, and secondary battery | |
WO2006038652A1 (ja) | 電極組成物、電極および電池 | |
WO2019107463A1 (ja) | 電気化学素子用導電材ペースト、電気化学素子正極用スラリー組成物及びその製造方法、電気化学素子用正極、並びに電気化学素子 | |
CN111864208A (zh) | 粘合剂、包括其的负极浆料、负极和可再充电电池 | |
JP6665592B2 (ja) | 非水系二次電池電極用バインダー組成物およびその製造方法、非水系二次電池電極用スラリー組成物、非水系二次電池用電極並びに非水系二次電池 | |
JP7053255B2 (ja) | 二次電池用バインダ(binder)、二次電池用バインダ樹脂組成物、二次電池用電極、および二次電池 | |
KR20190047196A (ko) | 실리콘-탄소 복합체 및 이를 포함하는 리튬 이차전지 | |
JPWO2016158964A1 (ja) | 非水電解質二次電池電極合剤層用組成物及びその製造方法、並びに、その用途 | |
JP5707804B2 (ja) | 非水電解質二次電池正極用スラリー組成物 | |
KR20220049447A (ko) | 음극 슬러리, 음극 및 이차전지 | |
JP7315342B2 (ja) | 二次電池用負極合剤、二次電池用負極、および二次電池 | |
JP5800196B2 (ja) | 非水電解質二次電池およびその製造方法 | |
JP5232353B2 (ja) | 非水電解質二次電池用電極組成物、これを用いた電極および電池 | |
JP6365181B2 (ja) | 二次電池電極用導電材ペースト、二次電池正極用スラリーの製造方法、二次電池用正極の製造方法および二次電池の製造方法 | |
US20190207219A1 (en) | Negative electrode active mass for rechargeable battery, negative electrode for rechargeable battery, and rechargeable battery | |
JP5610164B2 (ja) | 非水電解質二次電池用電極組成物、これを用いた電極および電池 | |
JP2002075373A (ja) | 非水系二次電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20190422 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20190422 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201012 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211018 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20220117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220314 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220331 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7053256 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |