JP7053120B2 - アーク溶接制御方法 - Google Patents
アーク溶接制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7053120B2 JP7053120B2 JP2018196463A JP2018196463A JP7053120B2 JP 7053120 B2 JP7053120 B2 JP 7053120B2 JP 2018196463 A JP2018196463 A JP 2018196463A JP 2018196463 A JP2018196463 A JP 2018196463A JP 7053120 B2 JP7053120 B2 JP 7053120B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- period
- circuit
- arc
- signal
- short
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Arc Welding Control (AREA)
Description
溶接ワイヤの送給を正送期間と逆送期間とに交互に切り換え、短絡期間とアーク期間とを繰り返して溶接し、
前記短絡期間中に前記溶接ワイヤの溶滴のくびれを検出すると溶接電流を減少させて前記アーク期間に移行するアーク溶接制御方法において、
前記アーク期間に移行した時点における前記溶接電流の値が、特定の前記短絡期間のときはその他の前記短絡期間のときよりも大になるように制御し、
前記特定の前記短絡期間は、予め定めた振動周期ごとの前記短絡期間である、
ことを特徴とするアーク溶接制御方法。である
前記特定の前記短絡期間中は、前記くびれの検出を禁止する、
ことを特徴とする請求項1に記載のアーク溶接制御方法である。
[実施の形態1]
1)正送加速期間設定信号Tsurによって定まる正送加速期間Tsu中は0から正送ピーク値設定信号Wsrによって定まる正の値の正送ピーク値Wspまで直線状に加速する送給速度設定信号Frを出力する。
2)続いて、正送ピーク期間Tsp中は、上記の正送ピーク値Wspを維持する送給速度設定信号Frを出力する。
3)短絡判別信号SdがLowレベル(アーク期間)からHighレベル(短絡期間)に変化すると、正送減速期間設定信号Tsdrによって定まる正送減速期間Tsdに移行し、上記の正送ピーク値Wspから0まで直線状に減速する送給速度設定信号Frを出力する。
4)続いて、逆送加速期間設定信号Trurによって定まる逆送加速期間Tru中は0から逆送ピーク値設定信号Wrrによって定まる負の値の逆送ピーク値Wrpまで直線状に加速する送給速度設定信号Frを出力する。
5)続いて、逆送ピーク期間Trp中は、上記の逆送ピーク値Wrpを維持する送給速度設定信号Frを出力する。
6)短絡判別信号SdがHighレベル(短絡期間)からLowレベル(アーク期間)に変化すると、逆送減速期間設定信号Trdrによって定まる逆送減速期間Trdに移行し、上記の逆送ピーク値Wrpから0まで直線状に減速する送給速度設定信号Frを出力する。
7)上記の1)~6)を繰り返すことによって正負の台形波状に変化する送給パターンの送給速度設定信号Frが生成される。
1)短絡判別信号SdがHighレベルとなる短絡期間のn回に1回の短絡期間を特定短絡期間として判別して、Highレベルとなる特定短絡期間判別信号Adを出力する。nは2以上の整数である。
2)予め定めた振動周期ごとの短絡期間を特定短絡期間として判別して、Highレベルとなる特定短絡期間判別信号Adを出力する。
1)短絡判別信号SdがLowレベル(アーク期間)に変化した時点から第1アーク期間信号Sta1がHighレベルに変化するまでの遅延期間中は、低レベル電流設定信号Ilrの値となる電流制御設定信号Icrを出力する。
2)第1アーク期間信号Sta1がHighレベル(第1アーク期間)のときは、第1アーク電流設定信号Ia1rとなる電流制御設定信号Icrを出力する。
3)第1アーク期間信号Sta1がLowレベルに変化した時点から第3アーク期間信号Sta3がLowレベルに変化するまでの期間(第2アーク期間及び第3アーク期間)中は、第3アーク電流設定信号Ia3rとなる電流制御設定信号Icrを出力する。
4)短絡判別信号SdがHighレベル(短絡期間)に変化すると、予め定めた初期期間中は予め定めた初期電流設定値となり、その後は予め定めた短絡時傾斜で予め定めた短絡時ピーク設定値まで上昇してその値を維持する電流制御設定信号Icrを出力する。
5)その後に、くびれ検出信号NdがHighレベルに変化すると、低レベル電流設定信号Ilrの値となる電流制御設定信号Icrを出力する。
1)第1アーク期間信号Sta1がLowレベルに変化し、第3アーク期間信号Sta3がHighレベルに変化するまでの第2アーク期間Ta2中は、電圧誤差増幅信号Evを誤差増幅信号Eaとして出力する。
2)それ以外の期間中は、電流誤差増幅信号Eiを誤差増幅信号Eaとして出力する。
この回路によって、溶接電源の特性は、短絡期間、遅延期間、第1アーク期間Ta1及び第3アーク期間Ta3中は定電流特性となり、第2アーク期間Ta2中は定電圧特性となる。
[時刻t1~t4の短絡期間の動作]
[時刻t4~t7のアーク期間の動作]
[実施の形態2]
特定短絡期間判別信号AdがLowレベル(非特定短絡期間)であるときは、短絡判別信号SdがHighレベル(短絡期間)であるときの電圧検出信号Vdの電圧上昇値が基準値に達した時点でくびれの形成状態が基準状態になったと判別してHighレベルとなり、短絡判別信号SdがLowレベル(アーク期間)に変化した時点でLowレベルになるくびれ検出信号Ndを出力し、
特定短絡期間判別信号AdがHighレベル(特定短絡期間)であるときは、Lowレベルのままとなるくびれ検出信号Ndを出力する。これにより、特定短絡期間中のくびれ検出制御が禁止される。
2 母材
3 アーク
4 溶接トーチ
5 送給ロール
AD 特定短絡期間判別回路
Ad 特定短絡期間判別信号
CM 電流比較回路
Cm 電流比較信号
DR 駆動回路
Dr 駆動信号
E 出力電圧
Ea 誤差増幅信号
ED 出力電圧検出回路
Ed 出力電圧検出信号
EI 電流誤差増幅回路
Ei 電流誤差増幅信号
ER 出力電圧設定回路
Er 出力電圧設定信号
EV 電圧誤差増幅回路
Ev 電圧誤差増幅信号
FC 送給制御回路
Fc 送給制御信号
FR 送給速度設定回路
Fr 送給速度設定信号
Fw 送給速度
IA1R 第1アーク電流設定回路
Ia1r 第1アーク電流設定信号
IA3R 第3アーク電流設定回路
Ia3r 第3アーク電流設定信号
ICR 電流制御設定回路
Icr 電流制御設定信号
ID 電流検出回路
Id 電流検出信号
ILR 低レベル電流設定回路
Ilr 低レベル電流設定信号
Iw 溶接電流
ND くびれ検出回路
Nd くびれ検出信号
ND2 第2くびれ検出回路
PM 電源主回路
R 減流抵抗器
SD 短絡判別回路
Sd 短絡判別信号
TA1R 第1アーク期間設定回路
Ta1r 第1アーク期間設定信号
STA1 第1アーク期間回路
Sta1 第1アーク期間信号
STA3 第3アーク期間回路
Sta3 第3アーク期間信号
SW 電源特性切換回路
Tc 遅延期間
Td 電流降下時間
TR トランジスタ
Trd 逆送減速期間
TRDR 逆送減速期間設定回路
Trdr 逆送減速期間設定信号
Trp 逆送ピーク期間
Tru 逆送加速期間
TRUR 逆送加速期間設定回路
Trur 逆送加速期間設定信号
Tsd 正送減速期間
TSDR 正送減速期間設定回路
Tsdr 正送減速期間設定信号
Tsp 正送ピーク期間
Tsu 正送加速期間
TSUR 正送加速期間設定回路
Tsur 正送加速期間設定信号
VD 電圧検出回路
Vd 電圧検出信号
Vw 溶接電圧
WL リアクトル
WM 送給モータ
Wrp 逆送ピーク値
WRR 逆送ピーク値設定回路
Wrr 逆送ピーク値設定信号
Wsp 正送ピーク値
WSR 正送ピーク値設定回路
Wsr 正送ピーク値設定信号
Claims (2)
- 溶接ワイヤの送給を正送期間と逆送期間とに交互に切り換え、短絡期間とアーク期間とを繰り返して溶接し、
前記短絡期間中に前記溶接ワイヤの溶滴のくびれを検出すると溶接電流を減少させて前記アーク期間に移行するアーク溶接制御方法において、
前記アーク期間に移行した時点における前記溶接電流の値が、特定の前記短絡期間のときはその他の前記短絡期間のときよりも大になるように制御し、
前記特定の前記短絡期間は、予め定めた振動周期ごとの前記短絡期間である、
ことを特徴とするアーク溶接制御方法。 - 前記特定の前記短絡期間中は、前記くびれの検出を禁止する、
ことを特徴とする請求項1に記載のアーク溶接制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018196463A JP7053120B2 (ja) | 2018-10-18 | 2018-10-18 | アーク溶接制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018196463A JP7053120B2 (ja) | 2018-10-18 | 2018-10-18 | アーク溶接制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020062666A JP2020062666A (ja) | 2020-04-23 |
JP7053120B2 true JP7053120B2 (ja) | 2022-04-12 |
Family
ID=70388004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018196463A Active JP7053120B2 (ja) | 2018-10-18 | 2018-10-18 | アーク溶接制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7053120B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090242532A1 (en) | 2002-07-23 | 2009-10-01 | Illinois Tool Works Inc. | Method and Apparatus For Braking and Advancing a Welding Wire |
JP2011098375A (ja) | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Panasonic Corp | アーク溶接方法およびアーク溶接装置 |
JP2013173161A (ja) | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Daihen Corp | 消耗電極アーク溶接制御方法 |
JP2014226709A (ja) | 2013-05-24 | 2014-12-08 | パナソニック株式会社 | アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 |
WO2017169900A1 (ja) | 2016-03-29 | 2017-10-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | アーク溶接制御方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3018807B2 (ja) * | 1993-01-20 | 2000-03-13 | トヨタ自動車株式会社 | 消耗電極式パルスアーク溶接装置 |
-
2018
- 2018-10-18 JP JP2018196463A patent/JP7053120B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090242532A1 (en) | 2002-07-23 | 2009-10-01 | Illinois Tool Works Inc. | Method and Apparatus For Braking and Advancing a Welding Wire |
JP2011098375A (ja) | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Panasonic Corp | アーク溶接方法およびアーク溶接装置 |
JP2013173161A (ja) | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Daihen Corp | 消耗電極アーク溶接制御方法 |
JP2014226709A (ja) | 2013-05-24 | 2014-12-08 | パナソニック株式会社 | アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 |
WO2017169900A1 (ja) | 2016-03-29 | 2017-10-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | アーク溶接制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020062666A (ja) | 2020-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6809758B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP7075705B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP6895210B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP2012006020A (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP6835449B2 (ja) | アーク溶接電源の出力制御方法 | |
JP6809759B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP7053120B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP7039413B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP7053121B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP2023122461A (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP2023136337A (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP5943460B2 (ja) | 消耗電極アーク溶接のアークスタート制御方法 | |
JP6929003B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP7396779B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP2022185998A (ja) | アーク溶接電源 | |
JP7335677B2 (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP7431661B2 (ja) | アーク溶接装置 | |
JP2020131200A (ja) | アーク溶接方法 | |
KR102190857B1 (ko) | 아크 용접 제어 방법 | |
JP2018149593A (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP2019177397A (ja) | アーク溶接制御方法 | |
JP2020182959A (ja) | アーク溶接制御方法 | |
EP4052831B1 (en) | Arc welding apparatus | |
JP2024021967A (ja) | 正逆送給アーク溶接方法 | |
JP2022056565A (ja) | アーク溶接制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210407 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220216 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220330 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7053120 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |