JP7052923B2 - 回路基板 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板に関する。
近年、IGBT素子等を搭載したパワーモジュールの市場が拡大している。パワーモジュールは、高信頼性・高耐熱が要求される。この種の技術として、これまで放熱機能を有する回路基板(放熱基板ともいう)において様々な開発がなされてきた。この種の技術として、例えば、特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1には、半導体素子をリードフレーム等の支持体に搭載し、支持体と、ヒートシンクに接続される放熱板とを、絶縁樹脂層とで接着したパワーモジュールが開示されている。
特開2011-216619号公報
近年、そのような回路基板に対して一層の放熱性が求められるようになってきている。特許文献1に開示の技術では、パワーモジュールに対する放熱機能の要求に十分に満足できるものでなかった。
本発明はこのような状況に鑑みなされたものであって、放熱機能を有する回路基板において、放熱性を高める技術を提供することを目的とする。
本発明によれば、
絶縁基板と、
前記絶縁基板上に直接接して設けられて形成された金属の回路パターンと、
を有し、
前記回路パターンの側面は、前記金属の延在方向に垂直な断面視における高さ方向中央部分における接線と前記絶縁基板の面との成す角度が80度以上100度以下の領域を有する、
回路基板を提供できる。
本発明によれば、放熱機能を有する回路基板において、放熱性を高める技術を提供することができる。
実施形態に係る、放熱基板の平面図である。 実施形態に係る、放熱基板の断面図である。 実施形態に係る、放熱基板の断面構造について回路パターンについて拡大して示した図である。 実施形態に係る、放熱基板の断面構造について回路パターンについて拡大して示した図である。 実施形態に係る、放熱基板の断面構造について回路パターンについて拡大して示した図である。 実施形態に係る、放熱基板の製造工程を示すチャート図である。 実施形態に係る、回路パターンの断面構造を従来の構造と比較可能に示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
<放熱基板の概要>
図1は放熱基板10の平面図である。図2は放熱基板10の一部の断面図である。
放熱基板10は、発熱体の電子部品等を実装する回路基板であって、金属基板12と、絶縁層11と、回路パターン20とで構成されており、図2で示すように下からこの順で積層された積層板(積層体)である。回路パターン20の上に電子部品等が実装される。
放熱基板10の総厚T0は、特に限定されないが、例えば、300μm以上5000μm以下であることが好ましく、1000μm以上4000μm以下であることがより好ましい。
<金属基板12>
金属基板12は、金属材料で構成された層であって、本実施形態では、この上面に絶縁層11が形成され、下面に放熱フィンやラジエータなどの放熱手段(図示せず)が適宜取り付けられる。
金属基板12を構成する金属材料としては、特定の種類に限定されないが、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金などを用いることができる。
金属基板12の厚さT1は、特に限定されないが、放熱基板10で積層される要素(絶縁層11、金属基板12、回路パターン20)の中で最も厚く、総厚T0に対して10~90%が好ましい。
金属基板12の厚さT1の上限値は、例えば、20.0mm以下であり、好ましくは5.0mm以下である。この上限値以下の厚さT1の金属基板12を用いることで、放熱基板10全体としての薄型化を行うことができる。また、放熱基板10の外形加工や切り出し加工等における加工性を向上させることができる。
また、金属基板12の厚さT1の下限値は、例えば、0.1mm以上であり、好ましくは0.5mm以上であり、さらに好ましくは1.0mm以上である。この下限値以上の金属基板12を用いることで、放熱基板10全体としての放熱性を向上させることができる。
<絶縁層11>
絶縁層11は、主として樹脂材料で構成された樹脂基板の層であって、金属基板12と回路パターン20とを絶縁する機能を有する。なお、絶縁層11として、樹脂基板の代わりにセラミック基板(窒化アルミ基板や窒化ケイ素基板など)が用いられてもよい。
絶縁層11を構成する樹脂材料としては、特定の種類に限定されないが、例えば、熱硬化性樹脂である、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル(不飽和ポリエステル)樹脂、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。なお、樹脂材料には、これらの樹脂のうちの1種または2種以上を混合して用いることができる。
絶縁層11を構成する樹脂材料中には、電気絶縁性かつ高熱伝導性を有する粒子で構成されるフィラーを混合することもできる。かかるフィラーの粒子の構成材料としては、例えば、アルミナ等の金属酸化物、窒化ホウ素等の窒化物が挙げられる。
絶縁層11の厚みT2は目的に合わせて適宜設定されるが、機械的強度や耐熱性の向上を図りつつ、電子部品からの熱をより効果的に金属基板12へ伝えることができる観点から、絶縁層11の厚さT2は40μm以上400μm以下が好ましく、放熱基板10全体における放熱性と絶縁性のバランスがより一層優れる観点から、80μm以上300μm以下に設定することがより好ましい。絶縁層11の厚さT2を上記上限値以下とすることで、電子部品からの熱を金属基板12に伝達させやすくすることができる。また、絶縁層11の厚さT2を上記下限値以上とすることで、金属基板12と絶縁層11との熱膨張率差による熱応力の発生を絶縁層11で緩和することが十分にできる。さらに、放熱基板10の絶縁性が向上する。
<回路パターン20>
回路パターン20は、導電性を有する金属材料で構成されており、例えば半田により発熱体の電子部品(LED等)と電気的に接続される。回路パターン20を構成する金属材料には、例えば、銅を好適に用いることができる。これにより、回路パターン20は、比較的抵抗値が小さくなる。なお、回路パターン20は、その少なくとも一部がソルダーレジスト層で覆われていてもよい。
回路パターン20は、例えば、絶縁層11の絶縁層上面11aに積層された金属層を切削及びエッチングにより所定のパターンに加工することにより形成される。形成プロセスについては図7において後述するが、本実施形態では、図7の金属層20Aとして圧延銅が用いられる。
回路パターン20の厚さT3の下限値は、例えば、0.3mm以上である。このような数値以上であれば、高電流を要する用途であっても、回路パターンの発熱を抑えることができる。また、回路パターン20の厚さT3の上限値は、例えば、5.0mm以下であり、好ましくは4.0mm以下であり、さらに好ましくは3.0mm以下である。このような数値以下であれば、回路加工性を向上させることができ、また、基板全体としての薄型化を図ることができる。
<回路パターン20の具体的な形状>
図3~5を参照して、回路パターン20の具体的な形状、特に断面形状について説明する。
図3は回路パターン20の断面構造を示した図であり、ここではハッチングを省いて示している。これは回路パターン20を構成する金属材料の延在方向に垂直な断面視を示した構造である。
図示のように、回路パターン20は絶縁層11の絶縁層上面11aに形成されている。ここで、回路パターン20の高さ(すなわち絶縁層上面11aとの界面である金属層下面22から金属層上面21までの距離)をDとする。このとき、金属層側面23において、高さ方向中央部分(高さ0.5D)の位置X1における接線L1と絶縁層11の面(すなわち絶縁層上面11a)との成す角度をθ(以下「傾斜角度θ」という)とした場合、傾斜角度θが80度以上100度以下となっている領域を有する。すなわち、回路パターン20の金属層側面23は、高さ方向中央部分の位置X1において、略垂直に形成された領域を有する。
図4を参照して、回路パターン20の具体的な形状を説明する。ここでは、特に金属層側面23の形状について説明する。図4は、図3と同じ断面視の断面構造を示している。
金属層側面23は、図4に示す断面視において、下側から上側に順に、スソ引き部23aと、直線部23bと、ラウンド部23cとを有する。
スソ引き部23aは、絶縁層11との境界領域(界面から所定高さまでの領域)に形成された構造であって、絶縁層上面11a側ほど緩やかな面(断面では緩やかな曲線)となるスソ引き形状となっている。スソ引き部23aが形成される位置は、例えば、絶縁層11の絶縁層上面11aから垂直方向0.4Dの位置までの領域であり、好ましくは0.3Dの位置まで、より好ましくは0.2Dの位置までの領域である。
直線部23bは、例えば断面において面の平均粗さ以下で連続して上記の傾斜角θの直線となっている領域である。直線部23bは、絶縁層11の絶縁層上面11aから垂直方向0.4Dの位置から0.6Dの位置までの範囲に形成される。好ましくは、0.3Dの位置から0.7Dの位置まで、より好ましくは0.2Dの位置から0.8Dの位置の範囲に形成される。なお、直線部23bは、その領域の接線が上述の傾斜角度θ(例えば80度以上100度以下の略垂直に形成されている領域(すなわち垂直部)とも言える。
ラウンド部23cは、回路パターン20の金属層上面21に繋がる領域であって、金属層上面21側ほど緩やかになる曲面を呈している。ラウンド部23cは、絶縁層11の絶縁層上面11aから垂直方向0.6Dの位置から金属層上面21との境界までの範囲に形成される。好ましくは、0.7Dの位置から、より好ましくは0.8Dの位置から金属層上面21との境界(高さDの位置)までの範囲に形成される。
図5を参照して隣り合う回路パターン20X、20Yの間隔について説明する。ここで示す回路パターン20X、20Yは、図4で説明した回路パターン20の条件を満たしている。
ここで、回路パターン20X、20Yのそれぞれの高さDをbとする。また、回路パターン20Xの金属層側面23において、高さ方向中央部分(高さ0.5D)の位置をX1xとする。同様に、回路パターン20Yの金属層側面23において、高さ方向中央部分(高さ0.5D)の位置をX1yとする。各中央部分の位置X1x、X1yの間の距離(すなわち高さ方向の中央部分でのパターン幅)をaとする。この条件において、アスペクト比b/aが0.2以上5以下の領域を有する。言い換えると、その領域は、パターン間の距離に対して高さD(b)が相対的に高い領域である。
<放熱基板10の特徴のまとめ>
上述のように、金属層側面23において、高さ0.4Dまでにスソ引き部23aが設けられ、高さ0.4Dの位置から0.6Dの位置において略垂直となった直線部23bが設けられる。すなわち、スソ引き部23aの領域が小さいため、回路パターン20X、20Yの高さ中央部分の位置X1x、X1yの距離aや、金属層上面21での境界部分間の距離を狭くとった場合でも、絶縁層上面11aにおける回路パターン間隔を十分に確保できる。換言すると、回路パターン20X、20Yを密集させることができる。
<放熱基板10の製造方法>
図6は放熱基板10の製造プロセスを示すチャート図である。本図を参照して放熱基板10の製造方法を説明する。
(S10:積層体準備工程)
下から順に金属基板12と、絶縁層11と、金属層20Aとが積層された積層板10Aを用意する。金属層20Aが、以下の工程により加工することで回路パターン20となる。
積層板10Aの製造方法は、公知の手法を用いることができる。例えば、金属基板12をキャリアとして、厚さT1の金属基板12上に、絶縁層11の構成材料としての液状材料(ワニス状材料)を、例えばスプレー法等により付与する。
その後、金属基板12上の液状材料を自然乾燥または強制乾燥により乾燥される。これにより、厚さT2の絶縁層11が得られる。このとき絶縁層11が完全に硬化していない状態(いわゆるBステージの状態)であってもよい。
つぎに、絶縁層11上に厚さT3’の金属層20Aを形成する。すなわち、絶縁層11の絶縁層上面11aに、回路パターン20となる金属層20A、例えば圧延銅を熱圧プレス等により積層する。これにより、積層板10Aが得られる。金属層20Aの厚さT3’は、後述するエッチング工程を考慮して設定される。
(S12:回路パターン切削工程)
つづいて、ルータを用いて、上述の積層板10Aの金属層20Aを所望のパターンとなるように切削する。パターンでない部分については、所定厚さの金属層(薄銅部20B1)を残すことで、絶縁層11上には暫定回路パターン20Bが形成される。すなわち、切削で全てのパターンを形成すると、絶縁層11を破損させる虞があるので、余裕を持たせて一部厚さの金属層(薄銅部20B1)を残存させる。これにより、暫定回路パターン20Bを有する積層板10Bが得られる。
(S14:エッチング工程)
つづいて、暫定回路パターン20Bを有する積層板10Bをエッチング処理することで、残存している金属層(薄銅部20B1)を溶かし、所望のパターンを形成することで最終的な回路パターン20が得られる。これによって、放熱基板10が得られる。
<実施形態の効果>
実施形態の特徴および効果をまとめると次の通りである。
(1)放熱基板10は、
絶縁層11(絶縁基板)と、
絶縁層11上に直接接して設けられて形成された金属の回路パターン20と、
を有し、
回路パターン20の側面(すなわち金属層側面23)は、前記金属の延在方向に垂直な断面視における高さ方向中央部分(X1)における接線Lと、絶縁層11(絶縁基板)の面(絶縁層上面11a)との成す傾斜角度θが、好ましくは80度以上100度以下の領域を有する。
これによって回路パターン20を密集化できる。
(2)放熱基板10において、絶縁層11(絶縁基板)は樹脂基板である。
(3)放熱基板10において、回路パターン20の金属は圧延銅である。
切削およびエッチングにより、絶縁層11上に設けられた圧延銅の金属層20Aを効率的に加工し、所望の回路パターン20に形成することができる。
(4)放熱基板10において、回路パターン20の高さをDとした場合に、回路パターン20の金属層側面23は、絶縁層11(絶縁層上面11a)から垂直方向0.4D以上0.6D以下の高さの範囲が、前記の金属の延在方向に垂直な断面視において(例えば図4の断面構造において)、直線を呈する。すなわち、実質的に垂直と見なせる直線部23bが、絶縁層上面11aから垂直方向0.4D以上0.6D以下の高さの範囲で設けられるので、占有効率のよい回路パターン20を形成することができる。
(5)回路パターン20の金属層側面23は、絶縁層11との界面においてスソ引き形状を呈する。すなわち金属層下面22の近傍、より具体的には、絶縁層上面11aから高さ0.4Dまでの範囲にスソ引き部23aを有する。このようなスソ引き形状により、回路パターン20の絶縁層11への所望の密着性を実現しつつ、回路パターン20を密集化できる。
(6)回路パターン20の高さDをb、回路パターン20の高さ中央部分X1x、X1yにおいて隣接する回路パターンとの距離(X1x~X1yの距離)をaとした場合に、アスペクト比b/aが0.2以上5以下の領域を有する。このようにアスペクト比b/aが0.2以上5以下の領域の構成、すなわち、回路パターン20の厚さT3(高さD=b)に対して回路パターン20間の距離aを狭くした構成であることから、回路パターン20を密集化できる。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
図7に実施例及び比較例の断面構造の写真を示す。図7(a)は上述した実施形態で示した切削及びエッチングを用いて回路パターン20を形成して製造した放熱基板10である(実施例)。図7(b)は、従来の一般的なエッチングのみを用いて回路パターン20を形成して製造した放熱基板である(比較例)。ここでは、回路断面の写真を比較可能に上下に並べて配置している。これら写真では回路パターン20の幅、より具体的には金属層下面22(絶縁層11との界面)の幅を1mmになるように形成している。
図7(b)に示す比較例では、側面部分が全体にわたりスソ引き形状(略富士山形状)となり、回路パターン20の上面の面積が狭くなっている。一方、図7(a)に示す実施例では、側面部分のスソ引き形状(図3のスソ引き部23a)の領域が僅かで有り、大部分が直線(図3の直線部23b)となっている。したがって、上述したように、従来より回路パターン20の密集化が可能となる。
この出願は、2020年3月23日に出願された日本出願特願2020-050891号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 放熱基板
10A、10B 積層板
10B 積層板
11 絶縁層
11a 絶縁層上面
12 金属基板
20、20X、20Y 回路パターン
20A 金属層
20B 暫定回路パターン
20B1 薄銅部
21 金属層上面
22 金属層下面
23 金属層側面
23a スソ引き部
23b 直線部
23c ラウンド部

Claims (6)

  1. 絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に直接接して設けられて形成された金属の回路パターンと、
    を有し、
    前記回路パターンの側面は、前記金属の延在方向に垂直な断面視における高さ方向中央部分における接線と前記絶縁基板の面との成す角度が80度以上100度以下の領域を有し、
    前記回路パターンの側面は、前記絶縁基板との界面においてスソ引き形状を呈しており、
    前記回路パターンの高さをDとした場合に、前記スソ引き形状は前記絶縁基板から垂直方向0.4Dまでの範囲に設けられている、回路基板。
  2. 前記絶縁基板は樹脂基板からなる、請求項1に記載の回路基板。
  3. 絶縁基板と、
    前記絶縁基板上に直接接して設けられて形成された金属の回路パターンと、
    を有し、
    前記回路パターンの側面は、前記金属の延在方向に垂直な断面視における高さ方向中央部分における接線と前記絶縁基板の面との成す角度が80度以上100度以下の領域を有し、
    前記回路パターンの側面は、前記絶縁基板との界面においてスソ引き形状を呈し、
    前記絶縁基板は樹脂基板からなる、回路基板。
  4. 前記金属は圧延銅からなる、請求項1から3までのいずれか1項に記載の回路基板。
  5. 前記回路パターンの高さをDとした場合に、前記回路パターンの側面は、前記絶縁基板から垂直方向0.4D以上0.6D以下の高さの範囲が、前記金属の延在方向に垂直な断面視において、直線を呈する、請求項1から4までのいずれか1項に記載の回路基板。
  6. 前記回路パターンの高さをb、前記回路パターンの高さ中央部分において隣接する回路パターンとの距離をaとした場合に、アスペクト比b/aが0.2以上5以下の領域を有する、請求項1から5までのいずれか1項に記載の回路基板。
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