JP7052582B2 - リング部材 - Google Patents
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Description
[リング部材の使用例]
図1は、実施の形態1に係るリング部材の使用例を示すロック機構の斜視図である。図2は、実施の形態1に係るリング部材の使用例を示すロック機構の分解斜視図である。ロック機構1では、リング部材10は、トルク伝達部材及びトルク制限部材として機能する。
ここで、リング部材10の詳細な構成について、図3~図5を参照しながら具体的に説明する。
以上のように、本実施の形態に係るリング部材10によれば、リング部材10の周方向の一方の端部11の少なくとも一部は、複数の基底部14のうちの1つである端基底部141を構成し、リング部材10の周方向の他方の端部12の少なくとも一部は、複数の突出部15のうちの1つである端突出部151を構成することができる。端突出部151は、径方向に突出しているので、リング部材10がステアリングシャフト20とキーロックカラー30との間に装着されたときに、端基底部141は、端突出部151と径方向に重複することができる。したがって、リング部材10は、端部11、12間の周方向の隙間を埋めることができ、突出部間の周方向の間隔が間延びすることを抑制することができる。その結果、リング部材10は、トルクの伝達及び制限を安定化させることができる。さらに、本実施の形態では、リング部材10の径が違っても突出部の形状等を変化させる必要はなく、高い汎用性を実現することができる。
次に、実施の形態2について説明する。本実施の形態に係るリング部材は、軸方向にずれて位置する2つの環状領域の各々に、複数の基底部及び複数の突出部を備える点が、主として上記実施の形態1と異なる。以下に、上記実施の形態1と異なる点を中心に本実施の形態について説明する。
本実施の形態に係るリング部材10Aの構成について図6~図9を参照しながら具体的に説明する。
以上のように、本実施の形態に係るリング部材10Aによれば、複数の第一基底部14A及び複数の第一突出部15Aを、リング部材10Aの第一環状領域16Aに周方向に交互に並んで配置し、複数の第二基底部14B及び複数の第二突出部15Bを、リング部材10Aの第二環状領域16Bに周方向に交互に並んで配置することができる。したがって、複数の突出部がリング部材10Aの全領域に一列に並んで配置される場合よりも、突出部の軸方向の長さを減少させることができ、突出部の軸方向の中央部分の強度低下を抑制することができる。
以上、本発明の1つまたは複数の態様に係るリング部材について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の1つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
10、10A リング部材
20 ステアリングシャフト
30 キーロックカラー
31 複数の溝
11、11A、12、12A 端部
14 複数の基底部
14A 複数の第一基底部
14B 複数の第二基底部
15 複数の突出部
15A 複数の第一突出部
15B 複数の第二突出部
16A 第一環状領域
16B 第二環状領域
141 端基底部
141A 第一端基底部
141B 第二端基底部
142A 第一突端部
142B 第二突端部
151 端突出部
151A 第一端突出部
151B 第二端突出部
Claims (8)
- 内側部材と外側部材との間でトルクを伝達するC状のリング部材であって、
複数の第一基底部と、
前記複数の第一基底部から径方向に突出する複数の第一突出部と、を備え、
前記複数の第一基底部と前記複数の第一突出部とは、周方向に交互に並んで配置され、
前記リング部材の周方向の一方の端部の少なくとも一部は、前記複数の第一基底部のうちの1つである第一端基底部を構成し、
前記リング部材の周方向の他方の端部の少なくとも一部は、前記複数の第一突出部のうちの1つである第一端突出部を構成する、
リング部材。 - 前記第一端突出部は、軸方向からみて半山状の断面を有する、
請求項1に記載のリング部材。 - 前記リング部材が前記内側部材と前記外側部材との間に装着された状態で、前記第一端基底部の端部は、前記第一端突出部の下に挿入され、
前記内側部材又は前記外側部材に制限トルク以上のトルクが伝達された場合に、前記第一端基底部及び前記第一端突出部は、径方向に接触する、
請求項1又は2に記載のリング部材。 - 前記リング部材は、さらに、
複数の第二基底部と、
前記複数の第二基底部から径方向に突出する複数の第二突出部と、を備え、
前記複数の第一基底部及び前記複数の第一突出部は、前記リング部材の第一環状領域に周方向に交互に並んで配置され、
前記複数の第二基底部及び前記複数の第二突出部は、前記リング部材の前記第一環状領域から軸方向にずれた第二環状領域に周方向に交互に並んで配置される、
請求項1~3のいずれか1項に記載のリング部材。 - 前記リング部材の前記一方の端部のうち前記第一環状領域に含まれる部分は、前記第一端基底部を構成し、
前記リング部材の前記他方の端部のうち前記第一環状領域に含まれる部分は、前記第一端突出部を構成し、
前記リング部材の前記一方の端部のうち前記第二環状領域に含まれる部分は、前記複数の第二突出部のうちの1つである第二端突出部を構成し、
前記リング部材の前記他方の端部のうち前記第二環状領域に含まれる部分は、前記複数の第二基底部のうちの1つである第二端基底部を構成する、
請求項4に記載のリング部材。 - 前記第一端基底部及び前記第二端基底部は、それぞれ、前記リング部材の周方向に突出する第一突端部及び第二突端部を有する、
請求項5に記載のリング部材。 - 前記第二端突出部は、軸方向からみて半山状の断面を有する、
請求項5又は6に記載のリング部材。 - 前記リング部材が前記内側部材と前記外側部材との間に装着された状態で、前記第二端基底部の端部は、前記第二端突出部の下に挿入され、
前記内側部材又は前記外側部材に制限トルク以上のトルクが伝達された場合に、前記第二端基底部及び前記第二端突出部は、径方向に接触する、
請求項5~7のいずれか1項に記載のリング部材。
Priority Applications (1)
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JP2018113823A JP7052582B2 (ja) | 2018-06-14 | 2018-06-14 | リング部材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2018113823A JP7052582B2 (ja) | 2018-06-14 | 2018-06-14 | リング部材 |
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JP2019215068A JP2019215068A (ja) | 2019-12-19 |
JP7052582B2 true JP7052582B2 (ja) | 2022-04-12 |
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ID=68917951
Family Applications (1)
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JP2018113823A Active JP7052582B2 (ja) | 2018-06-14 | 2018-06-14 | リング部材 |
Country Status (1)
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CN111703202B (zh) | 2019-03-18 | 2021-10-29 | 精工爱普生株式会社 | 液体吸收体、液体吸收器以及液体喷出装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20080062572A1 (en) | 2006-09-11 | 2008-03-13 | Hanrahan Kevin P | Tolerance ring for data storage with overlapping tab feature for mass control |
JP2014156225A (ja) | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両のステアリング装置 |
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2018
- 2018-06-14 JP JP2018113823A patent/JP7052582B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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