JP7052274B2 - 粉体供給装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、ホッパーの開口近傍にコーン状部品が配置されたものが開示されている。。
第2発明の粉体供給装置は、第1発明において、前記仕切り板は、その下端が前記傾斜壁の下端縁と同じ高さに位置するように設けられていることを特徴とする。
第3発明の粉体供給装置は、第1または第2発明において、前記仕切り板が2枚の傾斜仕切り板を備えており、該2枚の傾斜仕切り板は、上端から下端に向かって互いに対向する面が離間するように配設されていることを特徴とする。
第4発明の粉体供給装置は、第1、第2または第3発明において、前記仕切り部は、前記仕切り板を複数備えていることを特徴とする。
第5発明の粉体供給装置は、第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記本体部における開口の下方に配置された、該開口から排出される粉体を搬送する搬送部を備えていることを特徴とする。
第2発明によれば、開口近傍における粉体の流動状態を調整しやすくなるので、開口から排出される粉体の状態を制御しやすくなる。
第3発明によれば、本体部の収容空間内における粉体の移動を均一に近づけやすくなるので、開口からの排出される粉体の状態をより制御しやすくなる。
第4発明によれば、開口に向かう粉体の流動に対する流動抵抗をより大きくできるので、本体部の収容空間内における粉体の流動状態を均一に近づけやすくなる。
第5発明によれば、搬送部によって外部に供給する粉体の量を調整しやすくなる。
図1および図2に示すように、本実施形態の粉体供給装置1は、粉体を貯留する本体部2と、本体部2内に設けらえた仕切り部10と、この本体部2の下方に配置された搬送部20と、を備えている。
図1および図2に示すように、本体部2は、内部に収容空間2hを有する中空な部材である。この本体部2には、その下端に収容空間2h内の粉体を外部に排出する開口2aを備えている。なお、本体部2は、図示しないが、その上部に設けられた供給部から収容空間2h内に粉体が供給されるようになっている。
さらに、図1(A)では、傾斜壁2f,2fの下端縁2sは同じ高さになっているが、傾斜壁2f,2fの下端縁2s同士はその高さが若干ずれていてもよい。
図1および図2に示すように、本体部2の収容空間2h内には仕切り部10が設けられている。この仕切り部10は、2枚の傾斜仕切り板12と鉛直仕切り板13とを有する仕切り板11を備えている。
仕切り板11の鉛直仕切り板13は、その表面が鉛直方向と平行になるように設けられた平板である。具体的には、鉛直仕切り板13は、鉛直方向および傾斜壁2fの下端縁2sに沿った方向に延びた板状の部材である。
傾斜壁2f,2fの下端縁2s同士が平行でない場合には、鉛直仕切り板13は、その下端縁が一方の傾斜壁2fの下端縁2sに対して上記状態となるように配置してもよいし、傾斜壁2f,2fの下端縁2s間を二等分するように配置してもよい。傾斜壁2f,2fの下端縁2s間を二等分するように鉛直仕切り板13を配置する場合には、傾斜壁2f,2fの下端縁2sの二等分線に対して下端縁が±5°以内となるように鉛直仕切り板13を配置してもよい。
図1および図2に示すように、2枚の傾斜仕切り板12は、その表面が鉛直方向に対して所定の角度(言い換えれば水平方向に対して所定の角度)となるように設けられた平板である。2枚の傾斜仕切り板12は、その上端がいずれも鉛直仕切り板13の下端に連結されている。例えば、2枚の傾斜仕切り板12は、その上端同士が連結されており、その連結された上端が鉛直仕切り板13の下端に連結されている。
そして、仕切り板11は、本体部2の幅方向の中間線CLに対して対称な形状となるように配設されている。具体的には、2枚の傾斜仕切り板12が本体部2の幅方向の中間線CLに対して対称になるように配置されている。言い換えれば、2枚の傾斜仕切り板12の中間線12cが本体部2の幅方向の中間線CLとほぼ一致するように(別な言い方をすれば、鉛直仕切り板13が本体部2の幅方向の中間線CL上に位置するように)設けられている。
図1に示すように、本体部2の開口2aの下方には、搬送部20が配置されている。搬送部20は、本体部2内の粉体を次工程等に搬送するための装置である。搬送部20は、本体部2内の粉体を一定量ずつ連続して搬送することができる機能を有するものであればよく、とくに限定されない。例えば、スクリューコンベアやベルトコンベア、チェーンコンベア等の公知の粉体搬送装置を搬送部20として使用することができる。とくに、スクリューコンベアを使用し本体部2の開口2aが伸びる方向に沿って粉体を搬送するようにすれば、本体部2の開口2aから排出される粉体の量のバラつきを抑えやすくなる。例えば、等比ピッチのスクリューコンベアを使用すれば、本体部2の開口2aから排出される粉体の量について、開口2aの位置(図2(B)であれば上下方向の位置)による差を小さくできる。すると、本体部2の開口2aから搬送部20に供給される粉体の量、言い換えれば、本体部2の開口2aから排出される粉体の量を安定させ、かつ調整することができる。
仕切り板11は、その鉛直方向の位置はとくに限定されない。しかし、図1(A)に示すように、仕切り板11は、その下端が対向する傾斜壁2f,2fの下端2とほぼ同じ高さに配置されていることが望ましい。この場合、開口2aの近傍における粉体の流動状態を調整しやすくなるので、開口2aから排出される粉体の状態を制御しやすくなる。
なお、傾斜壁2f,2fの下端縁2sの高さが若干ずれている場合には、下方に位置する下端縁2sと仕切り板11の下端縁とを同じ高さにしてもよいし、上方に位置する下端縁2sと仕切り板11の下端縁とを同じ高さにしてもよい。前者の場合には流動性の高い粉体の流動抵抗を高めやすくなる点で好ましく、後者の場合にはブリッジを形成しやすい粉体の流動状態を制御しやすくなる点で好ましい。
上記例では、仕切り部10の鉛直仕切り板13が本体部2の幅方向の中間線CL上に配置された場合を説明したが、本体部2の幅方向において、仕切り板11を配置する位置はとくに限定されない。本体部2に供給される粉体の種類や粉体の状態、対向する対向する傾斜壁2f,2fの傾斜角度等に応じて、粉体の移動状態が均一に近づくように適切に調整すればよい。例えば、対向する傾斜壁2f,2fの傾斜角度が異なる場合には、仕切り板11は、より水平に対する傾斜角度の大きい傾斜壁2f側(つまり垂直に近い傾斜壁2f側)に近づけた状態に配置する方が粉体の流動状態を均一に近づけやすくなる。
2枚の傾斜仕切り板12は、その上端から下端に向かうに従って対向する傾斜壁2fに近づくように設けられていればよく、その傾斜角度はとくに限定されない。つまり、傾斜仕切り板12が水平方向に対してなす角度(傾斜角度θ1、図1(A)参照)はとくに限定されない。本体部2に供給される粉体の種類や粉体の状態、開口2aから粉体を排出する量等に応じて、粉体の流動状態が均一に近づくように適切に調整すればよい。例えば、傾斜角度θ1を、対向する傾斜壁2fが鉛直方向に対してなす角度θ2またはθ3と同じにしてもよい。
なお、上記例では、仕切り板11として、鉛直仕切り板13と傾斜仕切り板12を備えている場合を説明したが、傾斜仕切り板12を有しないものを採用することもできる(図5、図6参照)。つまり、鉛直仕切り板13だけからなる仕切り板11を採用することもできる。
上記例では、仕切り部10が一つの仕切り板11を備えている場合を説明したが、仕切り部10は複数の仕切り板11を備えていてもよい。例えば、同じ形状の複数の仕切り板11を本体部2の幅方向に並ぶように配置する。つまり、対向する傾斜壁2f,2fにおいて、一方の傾斜壁2fから他方の傾斜壁2fに向かって並ぶように複数の仕切り板11を配置する(図4参照)。すると、開口2aに向かう粉体の流動に対する流動抵抗をより大きくできるので、本体部2の収容空間2h内における粉体の流動状態を均一に近づけやすくなる。また、隣接する仕切り板11間や隣接する仕切り板11と傾斜壁2fとの距離を調整すれば、収容空間2h内の位置によって流動抵抗を変化させることができるので、流動抵抗を調整しやすくなる。
本体部2は、上述したように、その下端に向かって互いに接近するように傾斜した2つの対向する傾斜壁2f,2fを有し、その2つの傾斜壁2f,2fの下端によって開口2aが形成されるようになっているものであればよく、その他の形状はとくに限定されない。例えば、本体部2として、平面視で略矩形であってその上部が直方体や立方体になっているものを採用することもできるし(図1参照)、上部が円筒状のものも採用できる。また、下部も2つの対向する傾斜壁2f,2fを有していれば、2つの傾斜壁2f,2f以外の壁の形状などはとくに限定されない。例えば、他の壁は鉛直な壁となっていてもよいし(図1(B)参照)、他の壁も開口2aに向かって傾斜した壁となっていてもよい。
2 本体部
2a 開口
2h 収容空間
2f 傾斜壁
2s 傾斜壁2fの下端縁
10 仕切り部
11 仕切り板
12 傾斜仕切り板
13 鉛直仕切り板
20 搬送部
Claims (5)
- 粉体を収容する収容空間を有し、下端に該収容空間内の粉体を排出する開口が形成された本体部を備え、
該本体部は、
その下端に向かって互いに接近するように傾斜し、下端間に前記開口が形成される対向する2つの傾斜壁を備えており、
前記収容空間内には、
前記対向する2つの傾斜壁間に仕切り部が設けられており、
該仕切り部は、
前記傾斜壁の下端縁に沿った方向に延びる鉛直仕切り板を有する仕切り板を備えており、
該仕切り板は、
前記鉛直仕切り板の下端に上端が連結され、前記傾斜壁と対向する面が鉛直方向に対して傾斜した傾斜仕切り板を備えている
ことを特徴とする粉体供給装置。 - 前記仕切り板は、
その下端が前記傾斜壁の下端縁と同じ高さに位置するように設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の粉体供給装置。 - 前記仕切り板が2枚の傾斜仕切り板を備えており、
該2枚の傾斜仕切り板は、
上端から下端に向かって互いに対向する面が離間するように配設されている
ことを特徴とする請求項1または2記載の粉体供給装置。 - 前記仕切り部は、
前記仕切り板を複数備えている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の粉体供給装置。 - 前記本体部における開口の下方に配置された、該開口から排出される粉体を搬送する搬送部を備えている
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の粉体供給装置。
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