JP7052274B2 - 粉体供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体供給装置に関する。さらに詳しくは、ガス吸着剤、触媒、電池正極材等の機能性粉体や、銅精鉱や水酸化ニッケル粒子、蛍石、小麦粉等、乾燥状態にある種々の粉体の供給状態を調整する粉体供給装置に関する。
乾燥状態の粉体を貯留して、貯留した粉体を外部に供給する装置としてホッパーなどが使用される。一般的なホッパーなどは、粉体を貯留する本体部の下端に開口が設けられており、その下端部の内面が開口に向かって傾斜する傾斜面となっている。したがって、開口を閉じれば本体部内に粉体を収容しておくことができ、開口を開けば開口を通して粉体を外部に供給することができる。
上述したようなホッパーには、重力だけで粉体を外部に排出するものや、開口の位置に搬送装置を設けて一定量の粉体を外部に供給できるようにしたものがある。後者のホッパーの場合、搬送装置としてスクリューコンベア等のコンベアを設けたものが使用されている。
搬送装置によって一定量の粉体を外部に供給するホッパーでは、ホッパー内部の粉体の流動状態が一定であれば、搬送装置によって一定量の粉体を連続して搬送することができる。しかし、ホッパー内における粉体の流動状態が一定でない場合は、粉体が結合してブリッジが形成される可能性がある。この場合には、粉体の流動状態が変化し開口から粉体を適切に排出できなくなる。そこで、ホッパー内に粉体のブリッジが形成されることを防止する技術が開発されている(特許文献1、2)。
特許文献1には、ホッパー内に下端が漏斗状に開いたパイプを設け、このパイプの上端部をコイルバネによって昇降自在に懸垂させた状態で、パイプの下端をホッパーの開口の真上に配置したものが開示されている。
また、特許文献2には、ホッパーの開口近傍にコーン状部品が配置されたものが開示されている。。
特許文献1、2の技術のように、ホッパーの開口近傍に下端が漏斗状に開いたパイプやコーン状部品を配置すれば、パイプやコーン状部品を上下に移動させたり振動させたりすることによって、粉体のブリッジが形成されてもすぐに破壊できる。しかも、これらの部材が障害となってホッパー内に粉体のブリッジが形成されにくくなる。
したがって、特許文献1、2の技術を採用すれば、ホッパー内に粉体のブリッジが形成されたことに起因する粉体の排出不良が生じることを防止することができる。
特許第3352590号公報 特開平8-301387号公報
しかるに、特許文献1、2の技術では、ホッパーが円筒状であり開口も円筒状である場合を想定して設けられており、ホッパーや開口が矩形等の場合において適切にブリッジの形成を防止することは難しい。
しかも、特許文献1、2の技術は粉体のブリッジが形成されることを防止するものであり、ホッパーの内部や開口近傍における粉体の流動状態を調整することまでは想定していない。このため、特許文献1、2には、粉体の流動状態を調整して開口から排出される粉体の状態を調整する方法は開示されていない。
本発明は上記事情に鑑み、ブリッジの形成を防止できしかも粉体の流動状態を調整して開口から排出される粉体の状態を制御できる粉体供給装置を提供することを目的とする。
第1発明の粉体供給装置は、粉体を収容する収容空間を有し、下端に該収容空間内の粉体を排出する開口が形成された本体部を備え、該本体部は、その下端に向かって互いに接近するように傾斜し、下端間に前記開口が形成される対向する2つの傾斜壁を備えており、前記収容空間内には、前記対向する2つの傾斜壁間に仕切り部が設けられており、該仕切り部は、前記傾斜壁の下端縁に沿った方向に延びる鉛直仕切り板を有する仕切り板を備えており、該仕切り板は、前記鉛直仕切り板の下端に上端が連結され、前記傾斜壁と対向する面が鉛直方向に対して傾斜した傾斜仕切り板を備えていることを特徴とする。
第2発明の粉体供給装置は、第1発明において、前記仕切り板は、その下端が前記傾斜壁の下端縁と同じ高さに位置するように設けられていることを特徴とする。
第3発明の粉体供給装置は、第1または第2発明において、前記仕切り板が2枚の傾斜仕切り板を備えており、該2枚の傾斜仕切り板は、上端から下端に向かって互いに対向する面が離間するように配設されていることを特徴とする。
第4発明の粉体供給装置は、第1、第2または第3発明において、前記仕切り部は、前記仕切り板を複数備えていることを特徴とする。
第5発明の粉体供給装置は、第1乃至第4発明のいずれかにおいて、前記本体部における開口の下方に配置された、該開口から排出される粉体を搬送する搬送部を備えていることを特徴とする。
第1発明によれば、本体部の収容空間内の粉体の流動状態を調整できるので、開口から排出される粉体の状態を制御できる。開口近傍における粉体の流動状態を調整しやすくなるので、開口から排出される粉体の状態を制御しやすくなる。
第2発明によれば、開口近傍における粉体の流動状態を調整しやすくなるので、開口から排出される粉体の状態を制御しやすくなる。
第3発明によれば、本体部の収容空間内における粉体の移動を均一に近づけやすくなるので、開口からの排出される粉体の状態をより制御しやすくなる。
第4発明によれば、開口に向かう粉体の流動に対する流動抵抗をより大きくできるので、本体部の収容空間内における粉体の流動状態を均一に近づけやすくなる。
第5発明によれば、搬送部によって外部に供給する粉体の量を調整しやすくなる。
本実施形態の粉体供給装置1の概略説明図であって、(A)は概略縦断面図であり、(B)は(A)のB-B線断面矢視図である。 本実施形態の粉体供給装置1の概略説明図である。 (A)は仕切り板11の下端の位置を開口2aよりも下方に配置した状態の説明図であり、(B)は仕切り板11の下端の位置を開口2aよりも上方に配置した状態の説明図である。 仕切り部10が仕切り板11を複数有する場合の説明図である。 他の仕切り板11Bを備えた粉体供給装置1Bの概略説明図であって、(A)は概略縦断面図であり、(B)は(A)のB-B線断面矢視図である。 粉体供給装置1Bの概略説明図である。 (A)は他の仕切り板11Cを備えた粉体供給装置1Cの概略説明図であり、(B)は他の仕切り板11Cを備えた粉体供給装置1Cの縦断面である。
本実施形態の粉体供給装置は、粉体を一旦貯留して外部に供給する装置であって、安定して外部に粉体を供給できるようにしたことに特徴を有している。
本実施形態の粉体供給装置はどのような設備にも適用することができる。例えば、粉体を安定して次工程に供給することが要求される設備において、粉体を貯留し供給する装置として使用できる。例えば、機能性材料製造工場において機能性粉末原料を反応装置や次工程に供給する場合、製錬工場において鉱石を熔錬炉に供給する場合、種々の製品の製造設備において小麦粉などの粉体を次工程に供給する場合等、にも本実施形態の粉体供給装置を適用することが可能である。
本実施形態の粉体供給装置によって貯留供給される粉体もとくに限定されない。例えば、平均粒径が数μm~数百μmのものや、平均粒径が数μm~数十μmのもの等、を本実施形態の粉体供給装置によって貯留供給される粉体として挙げることができる。また、粉体の種類もとくに限定されず、例えば、機能性粒子、鉱石、蛍石、小麦粉等を本実施形態の粉体供給装置によって貯留供給される粉体として挙げることができる。とくに、粉体間に空気などの気体が存在する状態で供給される粉体を貯留供給する装置として本発明の粉体供給装置は適している。
(粉体供給装置1)
図1および図2に示すように、本実施形態の粉体供給装置1は、粉体を貯留する本体部2と、本体部2内に設けらえた仕切り部10と、この本体部2の下方に配置された搬送部20と、を備えている。
(本体部2)
図1および図2に示すように、本体部2は、内部に収容空間2hを有する中空な部材である。この本体部2には、その下端に収容空間2h内の粉体を外部に排出する開口2aを備えている。なお、本体部2は、図示しないが、その上部に設けられた供給部から収容空間2h内に粉体が供給されるようになっている。
この本体部2は、その下端に向かって互いに接近するように傾斜した2つの対向する傾斜壁2f,2fを有している。この2つの対向する傾斜壁2f,2fの下端縁2s間に開口2aが形成されている。このため、開口2aは、傾斜壁2f,2fの下端縁2sに沿って長い略長方形状になっている(図1(B))。
なお、対向する傾斜壁2f,2fは、本体部2の幅方向の中間線CL(図1(A)参照)に対して対称となるように形成されている。つまり、対向する傾斜壁2f,2fの水平方向に対する角度(傾斜角度θ2、θ3)は同じ角度となるように設けられている。この傾斜角度θ2、θ3は、収容空間2h内に収容する粉体の種類や、密度、粒径、水分率、表面状態によって定まる粉体特性(粉粒特性や流動性)等に応じて適宜設定されるが、一般的には50~90度、好ましくは、50~80度程度である。
なお、傾斜壁2f,2fの傾斜角度θ2、θ3は同じ角度が望ましい。例えは、傾斜角度θ2と傾斜角度θ3の差は、±5度以内であることが望ましい。
また、図1(B)では、傾斜壁2f,2fの下端縁2sは互いに平行であるが、傾斜壁2f,2fの下端縁2sは必ずしも平行でなくてもよい。
さらに、図1(A)では、傾斜壁2f,2fの下端縁2sは同じ高さになっているが、傾斜壁2f,2fの下端縁2s同士はその高さが若干ずれていてもよい。
(仕切り部10)
図1および図2に示すように、本体部2の収容空間2h内には仕切り部10が設けられている。この仕切り部10は、2枚の傾斜仕切り板12と鉛直仕切り板13とを有する仕切り板11を備えている。
(鉛直仕切り板13)
仕切り板11の鉛直仕切り板13は、その表面が鉛直方向と平行になるように設けられた平板である。具体的には、鉛直仕切り板13は、鉛直方向および傾斜壁2fの下端縁2sに沿った方向に延びた板状の部材である。
この鉛直仕切り板13は、その鉛直方向や水平方向(図1(B)の左右方向)の長さに比べて厚さが薄い部材であればよく、板状の部材に限られない。鉛直仕切り板13として板状の部材を採用すれば、本体部2の収容空間2hの容積の減少を防ぐことができるし、粉体の流動抵抗を必要以上に増加させる等の問題が生じにくくなる。かかる鉛直仕切り板13は、例えば、表面が平坦面である平板によって形成することができる。この場合には、その表面が鉛直方向と平行かつ傾斜壁2fの下端縁2sと平行となるように設けることが望ましい。また、上述したような平板以外にも、波板や表面に突起等を有する板状部材を鉛直仕切り板13として使用することもできる。
なお、鉛直仕切り板13は、鉛直方向と平行に配設されているが、ここでいう「鉛直方向と平行」とは、鉛直仕切り板13の表面が水平面に対して垂直(90度)の状態と、鉛直仕切り板13の表面が鉛直方向に対して若干傾いている場合(例えば水平面に対して90度±5°以内)の状態の両方を含む概念である。
また、鉛直仕切り板13は、その下端縁(波板等の場合には下端縁の延びる方向、図1(B)であれば上下方向)が傾斜壁2f,2fの下端縁2sに対して平行となっていてもよいし若干傾いていてもよい。例えば、鉛直仕切り板13の下端縁と傾斜壁2fの下端縁2sのなす角度が±5°以内であってもよい。
傾斜壁2f,2fの下端縁2s同士が平行でない場合には、鉛直仕切り板13は、その下端縁が一方の傾斜壁2fの下端縁2sに対して上記状態となるように配置してもよいし、傾斜壁2f,2fの下端縁2s間を二等分するように配置してもよい。傾斜壁2f,2fの下端縁2s間を二等分するように鉛直仕切り板13を配置する場合には、傾斜壁2f,2fの下端縁2sの二等分線に対して下端縁が±5°以内となるように鉛直仕切り板13を配置してもよい。
(2枚の傾斜仕切り板12)
図1および図2に示すように、2枚の傾斜仕切り板12は、その表面が鉛直方向に対して所定の角度(言い換えれば水平方向に対して所定の角度)となるように設けられた平板である。2枚の傾斜仕切り板12は、その上端がいずれも鉛直仕切り板13の下端に連結されている。例えば、2枚の傾斜仕切り板12は、その上端同士が連結されており、その連結された上端が鉛直仕切り板13の下端に連結されている。
しかも、この2枚の傾斜仕切り板12は、両者間の中間線12cに対して互いに対称となるように設けられている。言い換えれば、2枚の傾斜仕切り板12は、鉛直仕切り板13に対して互いに対称となるように設けられている。より詳しくいえば、2枚の傾斜仕切り板12は、その上端から下端に向かうに従って両者の対向する面間の距離が長くなるように設けられている。しかも、2枚の傾斜仕切り板12は、中間線12cに対してなす角度がほぼ同じ角度になるように設けられている。
(仕切り板11の配置)
そして、仕切り板11は、本体部2の幅方向の中間線CLに対して対称な形状となるように配設されている。具体的には、2枚の傾斜仕切り板12が本体部2の幅方向の中間線CLに対して対称になるように配置されている。言い換えれば、2枚の傾斜仕切り板12の中間線12cが本体部2の幅方向の中間線CLとほぼ一致するように(別な言い方をすれば、鉛直仕切り板13が本体部2の幅方向の中間線CL上に位置するように)設けられている。
(搬送部20)
図1に示すように、本体部2の開口2aの下方には、搬送部20が配置されている。搬送部20は、本体部2内の粉体を次工程等に搬送するための装置である。搬送部20は、本体部2内の粉体を一定量ずつ連続して搬送することができる機能を有するものであればよく、とくに限定されない。例えば、スクリューコンベアやベルトコンベア、チェーンコンベア等の公知の粉体搬送装置を搬送部20として使用することができる。とくに、スクリューコンベアを使用し本体部2の開口2aが伸びる方向に沿って粉体を搬送するようにすれば、本体部2の開口2aから排出される粉体の量のバラつきを抑えやすくなる。例えば、等比ピッチのスクリューコンベアを使用すれば、本体部2の開口2aから排出される粉体の量について、開口2aの位置(図2(B)であれば上下方向の位置)による差を小さくできる。すると、本体部2の開口2aから搬送部20に供給される粉体の量、言い換えれば、本体部2の開口2aから排出される粉体の量を安定させ、かつ調整することができる。
また、本実施形態の粉体供給装置1は、必ずしも搬送部20を備えていなくてもよい。例えば、重力により開口2aから粉体を排出する場合には、本実施形態の粉体供給装置1は本体部2だけで構成することもできる。
以上のごとき構成であるので、搬送部20を作動させれば、本体部2の収容空間2h内の粉体を開口2aから排出して、粉体を搬送部20によって外部に搬送することができる。
粉体が開口2aから排出されることによって、収容空間2h内には開口2aに向かう粉体の流動が発生する。このとき、収容空間2h内には、上述したような仕切り板11が設けられているので、粉体の流動に対する抵抗を大きくすることができる。
具体的には、収容空間2h内に鉛直仕切り板13が配設されることによって、鉛直仕切り板13が粉体の流動の抵抗となるので、粉体の流動状態が調整しやすくなる。
しかも、鉛直仕切り板13の下方に2枚の傾斜仕切り板12が設けられているので、仕切り板11による粉体の流動抵抗をより大きくできる。具体的には、2枚の傾斜仕切り板12は、対向する傾斜壁2fと対向するように配置されるが、2枚の傾斜仕切り板12は、下方に向かうに従って傾斜壁2fに近づくように傾斜している。このため、傾斜仕切り板12と傾斜壁2fとの間の流路が開口2aに近づくに従って狭くなるので、粉体の流動抵抗を大きくすることができる。言い換えれば、2枚の傾斜仕切り板12を設けることによって粉体の流動抵抗を調整できるので、2枚の傾斜仕切り板12によって粉体の流動状態を制御することが可能となる。すると、開口2aから排出される粉体の状態を制御できるので、搬送部20に対して粉体を安定して供給することができる。
そして、仕切り板11が鉛直仕切り板13と2枚の傾斜仕切り板12を備えているので、鉛直仕切り板13だけを設ける場合に比べて粉体が仕切り板11と干渉する期間を長くできるから、粉体の流動状態がより調整しやすくなる。
(仕切り板11の鉛直方向の配置)
仕切り板11は、その鉛直方向の位置はとくに限定されない。しかし、図1(A)に示すように、仕切り板11は、その下端が対向する傾斜壁2f,2fの下端2とほぼ同じ高さに配置されていることが望ましい。この場合、開口2aの近傍における粉体の流動状態を調整しやすくなるので、開口2aから排出される粉体の状態を制御しやすくなる。
なお、傾斜壁2f,2fの下端縁2sの高さが若干ずれている場合には、下方に位置する下端縁2sと仕切り板11の下端縁とを同じ高さにしてもよいし、上方に位置する下端縁2sと仕切り板11の下端縁とを同じ高さにしてもよい。前者の場合には流動性の高い粉体の流動抵抗を高めやすくなる点で好ましく、後者の場合にはブリッジを形成しやすい粉体の流動状態を制御しやすくなる点で好ましい。
また、図3(B)に示すように、仕切り板11の下端を対向する傾斜壁2f,2fの下端2よりも上方に位置するように配置してもよい。この場合、仕切り板11の下端から対向する傾斜壁2f,2fの下端2までの距離L1はとくに限定されない。本体部2に供給される粉体の種類や粉体の状態、開口2aから粉体を排出する量等に応じて、粉体の移動状態が均一に近づくように適切に調整すればよい。
また、図3(A)に示すように、本体部2の開口2aと搬送部2との間に接続空間4が設けられているような場合には、仕切り板11の下端が対向する傾斜壁2f,2fの下端2よりも下方に位置するように配置してもよい。この場合、仕切り板11の下端から対向する傾斜壁2f,2fの下端2までの距離L2はとくに限定されない。本体部2に供給される粉体の種類や粉体の状態、開口2aから粉体を排出する量、開口2aから搬送部20までの距離等に応じて、粉体の移動状態が均一に近づくように適切に調整すればよい。
(仕切り板11の幅方向の配置)
上記例では、仕切り部10の鉛直仕切り板13が本体部2の幅方向の中間線CL上に配置された場合を説明したが、本体部2の幅方向において、仕切り板11を配置する位置はとくに限定されない。本体部2に供給される粉体の種類や粉体の状態、対向する対向する傾斜壁2f,2fの傾斜角度等に応じて、粉体の移動状態が均一に近づくように適切に調整すればよい。例えば、対向する傾斜壁2f,2fの傾斜角度が異なる場合には、仕切り板11は、より水平に対する傾斜角度の大きい傾斜壁2f側(つまり垂直に近い傾斜壁2f側)に近づけた状態に配置する方が粉体の流動状態を均一に近づけやすくなる。
(傾斜仕切り板12)
2枚の傾斜仕切り板12は、その上端から下端に向かうに従って対向する傾斜壁2fに近づくように設けられていればよく、その傾斜角度はとくに限定されない。つまり、傾斜仕切り板12が水平方向に対してなす角度(傾斜角度θ1、図1(A)参照)はとくに限定されない。本体部2に供給される粉体の種類や粉体の状態、開口2aから粉体を排出する量等に応じて、粉体の流動状態が均一に近づくように適切に調整すればよい。例えば、傾斜角度θ1を、対向する傾斜壁2fが鉛直方向に対してなす角度θ2またはθ3と同じにしてもよい。
また、2枚の傾斜仕切り板12の傾斜角度θ1は同じ角度にしてもよいし、異なる角度にしてもよい。この場合も、本体部2に供給される粉体の種類や粉体の状態、開口2aから粉体を排出する量等に応じて、粉体の流動状態が均一に近づくように適切に調整すればよい。例えば、対向する2つの傾斜壁2fの角度θ2,θ3の角度が異なる場合には、2枚の傾斜仕切り板12の傾斜角度θ1を異なるようにすれば、各傾斜壁2fと傾斜壁2fとの間を流れる粉体の流動状態を同じ状態に近づけやすくなる。また、対面する傾斜壁2fと傾斜仕切り板12では、水平に対する傾斜角度を同じにするようにしてもよい。
さらに、上記例では、2枚の傾斜仕切り板12の上端が鉛直仕切り板13の下端に連結されている場合を説明したが、2枚の傾斜仕切り板12は、必ずしも鉛直仕切り板13の下端に連結されていなくてもよい。2枚の傾斜仕切り板12の上端が鉛直仕切り板13の下端部に連結されていればよい。例えば、2枚の傾斜仕切り板12の上端部が鉛直仕切り板13の下端よりも上方に連結されていてもよい。また、2枚の傾斜仕切り板12の上端部が鉛直仕切り板13と連結される高さは同じ高さでもよいし、上下方向にズレていてもよい。
さらに、上記例では、2枚の傾斜仕切り板12の下端が同じ高さの場合を説明したが、2枚の傾斜仕切り板12の下端の位置は鉛直方向において若干ずれていてもよい。例えば、傾斜壁2f,2fの下端縁2sの高さが若干ずれている場合には、傾斜仕切り板12の下端の位置を、対向する傾斜壁2fの下端縁2sと同じ高さにしてもよい。また、一方の傾斜仕切り板12の下端は対向する傾斜壁2fの下端縁2sよりも上方に位置し、他方の傾斜仕切り板12の下端は対向する傾斜壁2fの下端縁2sよりも下方に位置するようにしてもよい。
(他の仕切り板11)
なお、上記例では、仕切り板11として、鉛直仕切り板13と傾斜仕切り板12を備えている場合を説明したが、傾斜仕切り板12を有しないものを採用することもできる(図5、図6参照)。つまり、鉛直仕切り板13だけからなる仕切り板11を採用することもできる。
また、鉛直仕切り板13と一枚の傾斜仕切り板12で仕切り板11を構成することもできる。この場合でも、仕切り板11と粉体との干渉によって流動抵抗を発生させることは可能である。なお、傾斜仕切り板12が一枚の場合でも、鉛直仕切り板13と傾斜仕切り板12のなす角度(つまり水平方向に対して傾斜仕切り板12がなす角度)は、2枚の傾斜仕切り板12を設ける場合と同様に、とくに限定されない。
さらに、図7に示すように、鉛直仕切り板13の下端に、鉛直仕切り板13と直交するように(言い換えれば水平になるように)2枚の水平板14,14を設けてもよい。
(複数の仕切り板11)
上記例では、仕切り部10が一つの仕切り板11を備えている場合を説明したが、仕切り部10は複数の仕切り板11を備えていてもよい。例えば、同じ形状の複数の仕切り板11を本体部2の幅方向に並ぶように配置する。つまり、対向する傾斜壁2f,2fにおいて、一方の傾斜壁2fから他方の傾斜壁2fに向かって並ぶように複数の仕切り板11を配置する(図4参照)。すると、開口2aに向かう粉体の流動に対する流動抵抗をより大きくできるので、本体部2の収容空間2h内における粉体の流動状態を均一に近づけやすくなる。また、隣接する仕切り板11間や隣接する仕切り板11と傾斜壁2fとの距離を調整すれば、収容空間2h内の位置によって流動抵抗を変化させることができるので、流動抵抗を調整しやすくなる。
また、複数の仕切り板11を設ける場合、隣接する仕切り板11間の距離および隣接する仕切り板11と傾斜壁2fとの距離は等距離に配置してもよいし、位置によって距離を変えてもよい。本体部2に供給される粉体の種類や粉体の状態、開口2aから粉体を排出する量等に応じて、粉体の流動状態が均一に近づくように適切に調整すればよい。
さらに、複数の仕切り板11は全て同じ形状の仕切り板11としてもよいし、位置によって仕切り板11の形状を変化させてもよい。本体部2に供給される粉体の種類や粉体の状態、開口2aから粉体を排出する量等に応じて、粉体の流動状態が均一に近づくように適切な仕切り板を採用すればよい。
(本体部2について)
本体部2は、上述したように、その下端に向かって互いに接近するように傾斜した2つの対向する傾斜壁2f,2fを有し、その2つの傾斜壁2f,2fの下端によって開口2aが形成されるようになっているものであればよく、その他の形状はとくに限定されない。例えば、本体部2として、平面視で略矩形であってその上部が直方体や立方体になっているものを採用することもできるし(図1参照)、上部が円筒状のものも採用できる。また、下部も2つの対向する傾斜壁2f,2fを有していれば、2つの傾斜壁2f,2f以外の壁の形状などはとくに限定されない。例えば、他の壁は鉛直な壁となっていてもよいし(図1(B)参照)、他の壁も開口2aに向かって傾斜した壁となっていてもよい。
本発明の粉体供給装置は、粉体を安定して次工程に供給することが要求される設備において粉体を貯留し供給する装置として適している。
1 粉体供給装置
2 本体部
2a 開口
2h 収容空間
2f 傾斜壁
2s 傾斜壁2fの下端縁
10 仕切り部
11 仕切り板
12 傾斜仕切り板
13 鉛直仕切り板
20 搬送部

Claims (5)

  1. 粉体を収容する収容空間を有し、下端に該収容空間内の粉体を排出する開口が形成された本体部を備え、
    該本体部は、
    その下端に向かって互いに接近するように傾斜し、下端間に前記開口が形成される対向する2つの傾斜壁を備えており、
    前記収容空間内には、
    前記対向する2つの傾斜壁間に仕切り部が設けられており、
    該仕切り部は、
    前記傾斜壁の下端縁に沿った方向に延びる鉛直仕切り板を有する仕切り板を備えており、
    該仕切り板は、
    前記鉛直仕切り板の下端に上端が連結され、前記傾斜壁と対向する面が鉛直方向に対して傾斜した傾斜仕切り板を備えている
    ことを特徴とする粉体供給装置。
  2. 前記仕切り板は、
    その下端が前記傾斜壁の下端縁と同じ高さに位置するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の粉体供給装置。
  3. 前記仕切り板が2枚の傾斜仕切り板を備えており、
    該2枚の傾斜仕切り板は、
    上端から下端に向かって互いに対向する面が離間するように配設されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の粉体供給装置。
  4. 前記仕切り部は、
    前記仕切り板を複数備えている
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の粉体供給装置。
  5. 前記本体部における開口の下方に配置された、該開口から排出される粉体を搬送する搬送部を備えている
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の粉体供給装置。
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