JP7068642B2 - 粉体供給装置 - Google Patents
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Description
また、特許文献2には、ホッパーの開口近傍にコーン状部品が配置されたものが開示されている。
第2発明の粉体供給装置は、第1発明において、前記仕切り部は、前記傾斜壁の下端縁に沿った方向に並ぶように間隔を空けて設けられた、前記鉛直仕切り板と交差する複数の交差仕切り板を備えており、該複数の交差仕切り板は、その内端が前記鉛直仕切り板に連結され、かつ、その外端が前記傾斜壁に連結されるように設けられていることを特徴とする。
第3発明の粉体供給装置は、第1または第2発明において、前記本体部は、その下端に向かって互いに接近するように傾斜し、下端間に前記開口が形成される2つの対向する傾斜壁を備えており、前記仕切り部の鉛直仕切り板は、前記対向する傾斜壁間に設けられた、鉛直方向および前記傾斜壁の下端縁に沿った方向に延びる板状部材である
ことを特徴とする。
第4発明の粉体供給装置は、第1、第2または第3発明において、前記本体部は、その下端に向かって互いに接近するように傾斜し、下端間に前記開口が形成される2つの対向する傾斜壁を備えており、前記仕切り部は、その下端が前記対向する傾斜壁の下端縁と同じ高さに位置するように設けられていることを特徴とする。
第5発明の粉体供給装置は、第1、第2、第3または第4発明において、前記仕切り部は、前記鉛直仕切り板を複数備えていることを特徴とする。
第6発明の粉体供給装置は、第1、第2、第3、第4または第5発明において、前記本体部における開口の下方に配置された、該開口から排出される粉体を搬送する搬送部を備えていることを特徴とする。
第2発明によれば、本体部の収容空間内を複数の空間に分割できるので、分割された各空間における粉体の移動を均一に近づけやすくなる。したがって、開口から排出される粉体の状態をより制御しやすくなる。
第3発明によれば、開口近傍における粉体の流動状態を調整しやすくなるので、開口から排出される粉体の状態を制御しやすくなる。
第4発明によれば、本体部の収容空間内における粉体の移動を均一に近づけやすくなるので、開口から排出される粉体の状態をより制御しやすくなる。
第5発明によれば、開口に向かう粉体の流動に対する流動抵抗をより大きくできるので、本体部の収容空間内における粉体の移動状態を均一に近づけやすくなる。
第6発明によれば、搬送部によって外部に供給する粉体の量を調整しやすくなる。
図1および図4に示すように、本実施形態の粉体供給装置1は、粉体を貯留する本体部2と、本体部2内に設けられた仕切部10と、この本体部2の下方に配置された搬送部20と、を備えている。
図1および図4に示すように、本体部2は、内部に収容空間2hを有する中空な部材である。この本体部2には、その下端に収容空間2h内の粉体を外部に排出する開口2aを備えている。なお、本体部2は、図示しないが、その上部に設けられた供給部から収容空間2h内に粉体が供給されるようになっている。
図1および図4に示すように、本体部2の収容空間2h内には仕切部10が設けられている。この仕切部10は、本体部2の幅方向の中間線CL上に配置された鉛直仕切り板13を備えている。この鉛直仕切り板13は、鉛直方向および傾斜壁2fの下端縁2sに沿った方向に延びた板状の部材である。
図1および図4に示すように、本体部2の開口2aの下方には、搬送部20が配置されている(なお、図では搬送部20の詳細な構造は記載を割愛している)。搬送部20は、本体部2内の粉体を次工程等に搬送するための装置である。搬送部20は、本体部2内の粉体を一定量ずつ連続して搬送することができる機能を有するものであればよく、とくに限定されない。例えば、スクリューコンベアやベルトコンベア、チェーンコンベア等の公知の粉体搬送装置を搬送部20として使用することができる。
仕切り部10の鉛直仕切り板13は、その鉛直方向の位置はとくに限定されない。しかし、図1(A)に示すように、鉛直仕切り板13の下端が対向する傾斜壁2f,2fの下端2とほぼ同じ高さに配置されていることが望ましい。この場合、開口2aの近傍における粉体の流動状態を調整しやすくなるので、開口2aから排出される粉体の状態を制御しやすくなる。
上記例では、仕切り部10の鉛直仕切り板13が本体部2の幅方向の中間線CL上に配置された場合を説明したが、本体部2の幅方向において、鉛直仕切り板13を配置する位置はとくに限定されない。本体部2に供給される粉体の種類や粉体の状態、対向する対向する傾斜壁2f,2fの傾斜角度等に応じて、粉体の移動状態が均一に近づくように適切に調整すればよい。
上記例では、仕切部10が一つの鉛直仕切り板13を備えている場合を説明したが、仕切部10は鉛直仕切り板13を複数備えていてもよい。例えば、複数の鉛直仕切り板13を本体部2の幅方向に並ぶように配置する。つまり、対向する傾斜壁2f,2fにおいて、一方の傾斜壁2fから他方の傾斜壁2fに向かって並ぶように複数の鉛直仕切り板13を配置する(図3参照)。すると、開口2aに向かう粉体の流動に対する流動抵抗をより大きくできるので、本体部2の収容空間2h内における粉体の移動状態を均一に近づけやすくなる。また、隣接する鉛直仕切り板13間や隣接する鉛直仕切り板13と傾斜壁2fとの距離を調整すれば、収容空間2h内の位置によって流動抵抗を変化させることができるので、収容空間2h内の粉体の流動状態を調整しやすくなる。
図5および図6に示すように、仕切り部10は、鉛直仕切り板13に加えて、交差仕切り板15を備えていてもよい。交差仕切り板15は、鉛直仕切り板13と交差するように設けられた板状の部材である。具体的には、この交差仕切り板15は、その表面が鉛直方向と平行かつ傾斜壁2fの下端縁2sに沿った方向と交差するように設けられている。しかも、交差仕切り板15は、その内端が鉛直仕切り板13に連結され、かつ、その外端が傾斜壁2fに連結されるように設けられている。つまり、交差仕切り板15は、その内端と鉛直仕切り板13との間およびその外端と傾斜壁2fとの間に隙間ができないように設けられている。
本体部2は、上述したように、その下端に向かって互いに接近するように傾斜した2つの対向する傾斜壁2f,2fを有し、その2つの傾斜壁2f,2fの下端によって開口2aが形成されるようになっているものであればよく、その他の形状はとくに限定されない。例えば、本体部2として、平面視で略矩形であってその上部が直方体や立方体になっているものを採用することもできるし(図1および図4参照)、上部が円筒状のものも採用できる。また、下部も2つの対向する傾斜壁2f,2fを有していれば、2つの傾斜壁2f,2f以外の壁の形状などはとくに限定されない。例えば、他の壁は鉛直な壁となっていてもよいし(図1(B)参照)、開口2aに向かって傾斜した壁となっていてもよい。
搬送部20は、本体部2内の粉体を一定量ずつ連続して搬送することができる機能を有するものであればよく、とくに限定されない。例えば、スクリューコンベアやベルトコンベア、チェーンコンベア等の公知の粉体搬送装置を搬送部20として使用することができる。とくに、スクリューコンベアを使用し本体部2の開口2aが伸びる方向に沿って粉体を搬送するようにすれば、本体部2の開口2aから排出される粉体の量のバラつきを抑えやすくなる。例えば、等比ピッチのスクリューコンベアを使用すれば、本体部2の開口2aから排出される粉体の量について、開口2aの位置(図2(B)であれば上下方向の位置)による差を小さくできる。すると、本体部2の開口2aから搬送部20に供給される粉体の量、言い換えれば、本体部2の開口2aから排出される粉体の量を安定させ、かつ調整することができる。
2 本体部
2a 開口
2h 収容空間
2f 傾斜壁
2s 傾斜壁2fの下端縁
10 仕切部
13 鉛直仕切り板
15 交差仕切り板
20 搬送部
Claims (6)
- 粉体を収容する収容空間を有し、下端に該収容空間内の粉体を排出する開口が形成された平面視長方形状の本体部を備えており、
該本体部は、
開口に向かって傾斜する傾斜壁を備えており、
前記収容空間内には、
鉛直仕切り板を有する仕切り部が設けられており、
該仕切り部の鉛直仕切り板は、
鉛直方向および前記傾斜壁の下端縁に沿った方向に延びる板状部材であり、下端縁に沿った方向の端部が本体部の内壁に固定されている
ことを特徴とする粉体供給装置。 - 前記仕切り部は、
前記傾斜壁の下端縁に沿った方向に並ぶように間隔を空けて設けられた、前記鉛直仕切り板と交差する複数の交差仕切り板を備えており、
該複数の交差仕切り板は、
その内端が前記鉛直仕切り板に連結され、かつ、その外端が前記傾斜壁に連結されるように設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の粉体供給装置。 - 前記本体部は、
その下端に向かって互いに接近するように傾斜し、下端間に前記開口が形成される2つの対向する傾斜壁を備えており、
前記仕切り部の鉛直仕切り板は、
前記対向する傾斜壁間に設けられた、鉛直方向および前記傾斜壁の下端縁に沿った方向に延びる板状部材である
ことを特徴とする請求項1または2記載の粉体供給装置。 - 前記本体部は、
その下端に向かって互いに接近するように傾斜し、下端間に前記開口が形成される2つの対向する傾斜壁を備えており、
前記仕切り部は、
その下端が前記対向する傾斜壁の下端縁と同じ高さに位置するように設けられている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の粉体供給装置。 - 前記仕切り部は、
前記鉛直仕切り板を複数備えている
ことを特徴とする請求項1、2、3または4記載の粉体供給装置。 - 前記本体部における開口の下方に配置された、該開口から排出される粉体を搬送する搬送部を備えている
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の粉体供給装置。
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