JP7050647B2 - 嵌合構造 - Google Patents

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本発明は、嵌合構造に関する。
下記特許技術文献1に記載の嵌合構造では、金型(ベース部)にブッシュが嵌合されており、ブッシュの径方向内側には、内嵌部材が設けられている。そして、内嵌部材の内部に位置決めピンが挿入されて、金型の位置決めが行われるようになっている。
さらに、内嵌部材とブッシュとがネジ結合されている。これにより、例えば、内嵌部材が摩耗した場合には、内嵌部材とブッシュとのネジ結合を解除することで、内嵌部材を交換できるようになっている。
ところで、金型とブッシュとの嵌合では、例えば、焼きばめによって、ブッシュを金型に嵌合させることで、ブッシュの嵌合状態を良好に維持することができる。
実開平4-129554号公報
しかしながら、焼きばめによって、ブッシュを金型に嵌合させると、焼きばめ後の金型の嵌合孔が径方向内側に縮小して、ブッシュの内径が変化する可能性がある。すなわち、ブッシュにおける位置決めピンが挿入されるピン挿入部の内径が変化する可能性がある。したがって、この場合には、嵌合後のブッシュにおいて、ピン挿入部に対して内径仕上げ処理等を施す必要があった。このため、ブッシュと金型との嵌合構造では、ピン挿入部の内径寸法の変化を抑制できる構造にすることが望ましい。
本発明は、上記事実を考慮して、ブッシュにおけるピン挿入部の内径寸法の変化を抑制することができる嵌合構造を提供することを目的とする。
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、円筒状に形成され、内部に位置決めピンが挿入されるピン挿入部を有するブッシュと、前記ブッシュが嵌入される嵌合孔を有するベース部と、を備え、前記ブッシュの外周部が、前記嵌合孔と嵌合される嵌合部と、前記嵌合孔の径方向内側に離間して配置された非嵌合部と、を含んで構成されており、前記ピン挿入部の全体が、前記非嵌合部に対して径方向内側に配置されていることを特徴とする嵌合構造である。
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記ブッシュの内周部には、前記嵌合部に対して径方向内側において、ネジ部が形成されている嵌合構造である。
本発明の1またはそれ以上の実施形態は、前記嵌合部の直径寸法が、前記非嵌合部の直径寸法よりも大きく設定されており、前記嵌合孔の直径寸法が、前記嵌合孔の軸方向において一定に設定されている嵌合構造である。
上記構成の嵌合構造によれば、ブッシュにおけるピン挿入部の内径寸法の変化を抑制することができる。
本実施の形態に係る嵌合構造が適用された嵌合部材を示す断面図である。 (A)は、嵌合構造のバリエーション1が適用された嵌合部材を示す断面図であり、(B)は、嵌合構造のバリエーション2が適用された嵌合部材を示す断面図である。 嵌合構造のバリエーション3が適用された嵌合部材を示す断面図である。
以下、図1を用いて本実施の形態に係る嵌合構造Sについて説明する。図1に示されるように、嵌合構造Sは、構造物を構成する嵌合部材10に適用されている。嵌合部材10は、「ベース部」としてのベースプレート20と、円筒状のブッシュ30と、を含んで構成されている。そして、構造物を構成する被嵌合部材の位置決めピンPが、ブッシュ30の内部に挿入されて、嵌合部材10の被嵌合部材に対する位置を決めるようになっている。以下、嵌合部材10の構成について説明する。
(ベースプレート20について)
ベースプレート20は、金属製(本実施の形態では、アルミニウム製)とされている。ベースプレート20は、円形状の嵌合孔22を有しており、嵌合孔22は、ベースプレート20の板厚方向に貫通している。嵌合孔22の直径寸法は、嵌合孔22の軸方向において一定に設定されている。
ベースプレート20の板厚方向一方側(図1の矢印A方向側)の面には、嵌合孔22に対応する位置において、ザグリ部24が形成されている。ザグリ部24は、ベースプレート20の板厚方向一方側へ開放された凹状に形成されると共に、ベースプレート20の板厚方向から見て円形状に形成されている。そして、ザグリ部24と嵌合孔22とが同軸上に配置されている。
また、嵌合孔22のザグリ部24側の縁部には、面取り部26が形成されており、面取り部26は、嵌合孔22の周方向全周に亘って形成されている。
(ブッシュ30について)
ブッシュ30は、ベースプレート20とは異なる金属(本実施の形態では、ステンレス)によって構成されており、ベースプレート20の線膨張係数が、ブッシュ30の線膨張係数よりも大きくなっている。
ブッシュ30は、ベースプレート20の板厚方向を軸方向とする略円筒状に形成されている。ブッシュ30の軸方向一方側(図1の矢印A方向側)の端部には、径方向外側へ突出されたフランジ部32が一体に形成されており、フランジ部32は、ブッシュ30の周方向全周に亘って形成されている。また、フランジ部32の厚み寸法が、前述したザグリ部24の深さ寸法よりも小さく設定されており、フランジ部32の直径寸法が、ザグリ部24の直径寸法よりも小さく設定されている。
ブッシュ30の外周部は、ブッシュ30の軸方向一方側の部分を構成する非嵌合部34と、ブッシュ30の軸方向他方側の部分を構成する嵌合部36と、を含んで構成されている。そして、嵌合部36の直径寸法が、非嵌合部34の直径寸法よりも大きく設定されている。すなわち、ブッシュ30の外周部には、軸方向中間部において段差部が形成されている。
また、嵌合部36の直径寸法は、ベースプレート20の嵌合孔22の直径寸法よりも僅かに大きく設定されており、非嵌合部34の直径寸法は、嵌合孔22の直径寸法よりも小さく設定されている。そして、詳細については後述するが、ブッシュ30が、ベースプレート20の板厚方向一方側から嵌合孔22内に嵌入されて、嵌合部36が嵌合孔22の内周部に嵌合している。また、ブッシュ30の嵌合孔22内への嵌合状態では、非嵌合部34が嵌合孔22の内周部に対して径方向内側に離間して配置されている。すなわち、非嵌合部34と嵌合孔22の内周部との間には、隙間G1が形成されている。
また、ブッシュ30の嵌合孔22内への嵌合状態では、ブッシュ30のフランジ部32が、ベースプレート20のザグリ部24内に配置されると共に、ザグリ部24の底面に対して板厚方向一方側に隣接して配置されている。さらに、この状態では、フランジ部32が、ザグリ部24の内周部に対して、径方向内側に離間して配置されている。すなわち、フランジ部32とザグリ部24との間には、ブッシュ30の径方向において、隙間G2が形成されている。
なお、本実施の形態では、ブッシュ30の軸方向における、非嵌合部34の長さが、嵌合部36の長さよりも大きく設定されている。さらに、ブッシュ30の軸方向他端部における外周縁部には、面取り部38が形成されており、面取り部38は、ブッシュ30の周方向全周に亘って形成されている。
ブッシュ30の内周部における非嵌合部34の径方向内側部分は、ピン挿入部40として構成されている。すなわち、ピン挿入部40の全体が、非嵌合部34の径方向内側に配置されている。このピン挿入部40には、被嵌合部材を構成する位置決めピンPが、ブッシュ30の軸方向一方側から挿入されるようになっており、位置決めピンPの直径寸法が、ピン挿入部40の直径寸法よりも僅かに小さく設定されている。これにより、ピン挿入部40内に位置決めピンPを挿入することで、嵌合部材10の被嵌合部材に対する相対位置を決めるように構成されている。
また、ブッシュ30の内周部における嵌合部36の径方向内側部分は、ネジ部42として構成されており、ネジ部42には、雌ネジが形成されている。このネジ部42の直径寸法は、ピン挿入部40の直径寸法よりも小さく設定されている。
(作用効果)
次に、ブッシュ30をベースプレート20の嵌合孔22内に嵌合させるときの手順を説明しつつ、本実施の形態の作用及び効果について説明する。
ブッシュ30をベースプレート20の嵌合孔22内に嵌合させるときには、焼きばめによって、ブッシュ30を嵌合孔22内に嵌合させる。具体的には、ベースプレート20を加熱する。これにより、ベースプレート20の熱膨張によって、ベースプレート20の嵌合孔22の内径寸法が拡大する方向に変化する。この状態で、ブッシュ30をベースプレート20の板厚方向一方側から嵌合孔22内に嵌入させると共に、ブッシュ30のフランジ部32をザグリ部24の底面に当接させた状態に配置する。
ブッシュ30のベースプレート20の嵌合孔22内への嵌入後、ベースプレート20に対して焼きなましを施す。このときには、ベースプレート20の嵌合孔22の内径寸法が縮小する方向にベースプレート20が変形して、嵌合孔22の内周部がブッシュ30の嵌合部36を締め付ける。このため、嵌合孔22の内周部がブッシュ30の嵌合部36を径方向内側へ押圧した状態に、ブッシュ30が嵌合孔22に嵌合される。これにより、ブッシュ30とベースプレート20との嵌合状態を良好に維持することができる。また、この状態では、ブッシュ30の非嵌合部34の直径寸法が嵌合部36の直径寸法よりも小さく設定されているため、非嵌合部34が、ベースプレート20の嵌合孔22の径方向内側に離間した状態に配置されて、非嵌合部34と嵌合孔22との間に隙間G1が形成される。
以上説明したように、本実施の形態の嵌合構造Sでは、ブッシュ30の外周部が、ベースプレート20の嵌合孔22と嵌合される嵌合部36と、ベースプレート20の嵌合孔22に対して径方向内側へ離間して配置された非嵌合部34と、を含んで構成されている。このため、ブッシュ30のベースプレート20への嵌合状態では、ブッシュ30の嵌合部36がベースプレート20の嵌合孔22に嵌合されており、ブッシュ30の非嵌合部34と嵌合孔22との間には、隙間G1が形成されている。
ところで、上述のように、焼きばめによってブッシュ30をベースプレート20の嵌合孔22内に嵌合させたときには、焼きばめ後において、嵌合孔22が径方向内側に縮小するように変化する。このため、ブッシュ30の嵌合部36が嵌合孔22の内周部によって径方向内側へ押圧されて、ブッシュ30の内径寸法が変化する虞がある。
ここで、ブッシュ30では、位置決めピンPが挿入されるピン挿入部40の全体が、非嵌合部34に対して径方向内側に配置されている。すなわち、ブッシュ30におけるピン挿入部40を構成する部分の外周部が、非嵌合部34として構成されている。これにより、焼きばめ後において、ベースプレート20の嵌合孔22が径方向内側に縮小する方向に変化しても、ブッシュ30の非嵌合部34とベースプレート20の嵌合孔22との間の隙間G1によって、ブッシュ30の非嵌合部34が、嵌合孔22の内周部によって押圧されない。その結果、ピン挿入部40の内径寸法の変化を抑制することができる。したがって、位置決めピンPを、ピン挿入部40内に良好に挿入することができる。
また、ブッシュ30の内周部には、嵌合部36に対して径方向内側において、ネジ部42が形成されている。このため、ネジ部42を活用して、ブッシュ30の交換を容易に行うことができる。
すなわち、仮に、ブッシュ30のベースプレート20への嵌合不良(例えば、ブッシュ30の軸線がベースプレート20の板厚方向に対して傾斜した状態に、ブッシュ30がベースプレート20に嵌合された場合等)が発生したときには、ブッシュ30とベースプレート20との嵌合状態を解除して、ブッシュ30を交換する必要がある。この場合には、ブッシュ交換用の工具を、ネジ部42に螺合させて、当該工具とブッシュ30とを連結することができる。そして、ブッシュ30に連結された工具によって、ブッシュ30をベースプレート20から引き抜くことで、ブッシュ30とベースプレート20との嵌合状態を容易に解除することができる。したがって、ブッシュ30の交換を容易に行うことができる。
また、ブッシュ30では、嵌合部36の直径寸法が、非嵌合部34の直径寸法よりも大きく設定されており、ベースプレート20の嵌合孔22の直径寸法が、嵌合孔22の軸方向において一定に設定されている。このため、ベースプレート20を安価に製作しつつ、ブッシュ30におけるピン挿入部40の内径寸法の変化を抑制することができる。
また、ブッシュ30には、軸方向一端部において、フランジ部32が形成されており、フランジ部32がベースプレート20のザグリ部24の底面に対して板厚方向一方側に隣接して配置されている。このため、ブッシュ30をベースプレート20の嵌合孔22内に嵌入したときに、ブッシュ30をザグリ部24の底面に当接させることで、ブッシュ30の軸方向におけるブッシュ30とベースプレート20との位置を決めることができる。これにより、ブッシュ30のベースプレート20への嵌入時における作業性を向上することができる。
しかも、フランジ部32の直径寸法が、ザグリ部24の直径寸法よりも小さく設定されている。すなわち、ザグリ部24の内周部とフランジ部32の外周部との間には、隙間G2が形成されている。これにより、焼きばめ後において、ザグリ部24が径方向内側へ縮小する方向に変化しても、ザグリ部24がフランジ部32を径方向内側へ押圧することを抑制できる。したがって、位置決め用のフランジ部32をブッシュ30に形成した場合でも、ピン挿入部40の内径寸法の変化を抑制することができる。
(嵌合構造Sのバリエーション1)
以下、図2(A)を用いて嵌合構造Sのバリエーション1について説明する。
嵌合構造Sのバリエーション1では、以下に示す点を除いて本実施の形態の嵌合構造Sと同様に構成されている。なお、図2(A)では、本実施の形態の嵌合構造Sと同様に構成されている部分には、同一の符号を付している。
すなわち、嵌合構造Sのバリエーション1では、ブッシュ30において、嵌合部36、非嵌合部34、ピン挿入部40及びネジ部42が、ブッシュ30の軸方向において反転した位置に配置されている。換言すると、嵌合部36が、ブッシュ30の外周部の軸方向一方側部分を構成し、非嵌合部34が、ブッシュ30の外周部の軸方向他方側部分を構成している。また、ブッシュ30では、嵌合部36及び非嵌合部34の位置に対応して、ネジ部42がブッシュ30の内周部の軸方向一方側部分に配置され、ピン挿入部40がブッシュ30の内周部の軸方向他方側部分に配置されている。
そして、バリエーション1においても、本実施の形態と同様に、焼きばめによって、ブッシュ30を、ベースプレート20の板厚方向一方側から嵌合孔22内に嵌入させて、ブッシュ30の嵌合部36をベースプレート20の嵌合孔22に嵌合させる。これにより、嵌合後のブッシュ30の非嵌合部34とベースプレート20の嵌合孔22との間に隙間G1が形成される。よって、焼きばめ後において、ベースプレート20の嵌合孔22が径方向内側に縮小する方向に変化しても、ブッシュ30の非嵌合部34とベースプレート20の嵌合孔22との間の隙間G1によって、ブッシュ30の非嵌合部34が、嵌合孔22の内周部によって押圧されない。その結果、ピン挿入部40の内径寸法の変化を抑制することができる。したがって、バリエーション1においても、本実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
(嵌合構造Sのバリエーション2)
以下、図2(B)を用いて嵌合構造Sのバリエーション2について説明する。
嵌合構造Sのバリエーション2では、以下に示す点を除いて本実施の形態の嵌合構造Sと同様に構成されている。なお、図2(B)では、本実施の形態の嵌合構造Sと同様に構成されている部分には、同一の符号を付している。
すなわち、バリエーション2では、ブッシュ30において、嵌合部36が、ブッシュ30の外周部の軸方向中間部を構成し、非嵌合部34が、ブッシュ30の外周部の軸方向両側部分を構成している。つまり、バリエーション2では、ブッシュ30の外周部において、一対の非嵌合部34が形成されている。
また、ブッシュ30の内周部では、嵌合部36の径方向内側にネジ部42が形成されており、一対の非嵌合部34の径方向内側に、それぞれピン挿入部40が形成されている。つまり、バリエーション2では、ベースプレート20の板厚方向両側から位置決めピンP(図2(B)では、不図示)を挿入できる構成になっている。
そして、バリエーション2においても、本実施の形態と同様に、焼きばめによって、ブッシュ30を、ベースプレート20の板厚方向一方側から嵌合孔22内に嵌入させて、ブッシュ30の嵌合部36をベースプレート20の嵌合孔22に嵌合させる。これにより、嵌合後のブッシュ30の非嵌合部34とベースプレート20の嵌合孔22との間に隙間G1が形成される。よって、焼きばめ後において、ベースプレート20の嵌合孔22が径方向内側に縮小する方向に変化しても、ブッシュ30の非嵌合部34とベースプレート20の嵌合孔22との間の隙間G1によって、ブッシュ30の非嵌合部34が、嵌合孔22の内周部によって押圧されない。その結果、ピン挿入部40の内径寸法の変化を抑制することができる。したがって、バリエーション2においても、本実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
また、バリエーション2では、上述のように、ベースプレート20の板厚方向両側から位置決めピンPを挿入できる構成になっている。このため、嵌合部材10において、ブッシュ30を2つの被嵌合部材に対する位置決め部材として構成することができる。
(嵌合構造Sのバリエーション3)
以下、図3を用いて嵌合構造Sのバリエーション3について説明する。
嵌合構造Sのバリエーション3では、以下に示す点を除いて本実施の形態の嵌合構造Sと同様に構成されている。なお、図3では、本実施の形態の嵌合構造Sと同様に構成されている部分には、同一の符号を付している。
すなわち、バリエーション3では、ベースプレート20の嵌合孔22の内周部が段付きの内周部として構成されている。具体的には、嵌合孔22の内周部における軸方向一方側部分が、大径部22Aとして構成され、嵌合孔22の内周部における軸方向他方側部分が、小径部22Bとして構成されており、大径部22Aの直径寸法が小径部22Bの直径寸法よりも大きく設定されている。
一方、ブッシュ30の外周部の直径寸法は、ブッシュ30の軸方向において一定に設定されており、嵌合孔22の小径部22Bの寸法よりも僅かに大きく設定されている。そして、ブッシュ30のベースプレート20の嵌合孔22への嵌合状態において、小径部22Bに対して径方向内側に配置された部分が、ブッシュ30の嵌合部36として構成されており、大径部22Aに対して径方向内側に配置された部分が、ブッシュ30の非嵌合部34として構成されている。
そして、バリエーション3においても、本実施の形態と同様に、焼きばめによって、ブッシュ30を、ベースプレート20の板厚方向一方側から嵌合孔22内に嵌入させて、ブッシュ30の嵌合部36をベースプレート20の嵌合孔22に嵌合させる。これにより、嵌合後のブッシュ30の非嵌合部34と嵌合孔22の大径部22Aとの間に隙間G1が形成される。よって、焼きばめ後において、ベースプレート20の嵌合孔22が径方向内側に縮小する方向に変化しても、ブッシュ30の非嵌合部34と嵌合孔22の大径部22Aとの間の隙間G1によって、ブッシュ30の非嵌合部34が、嵌合孔22の内周部によって押圧されない。その結果、ピン挿入部40の内径寸法の変化を抑制することができる。したがって、バリエーション3においても、本実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
また、バリエーション3では、上述のように、ブッシュ30の外周部の直径寸法が、ブッシュ30の軸方向において一定に設定されている。このため、ブッシュ30を安価に製作することができる。
S 嵌合構造
20 ベースプレート(ベース部)
22 嵌合孔
30 ブッシュ
34 非嵌合部
36 嵌合部
40 ピン挿入部
42 ネジ部
P 位置決めピン

Claims (3)

  1. 円筒状に形成され、内部に位置決めピンが挿入されるピン挿入部を有するブッシュと、
    前記ブッシュが嵌入される嵌合孔を有するベース部と、
    を備え、
    前記ブッシュの外周部が、前記嵌合孔と嵌合される嵌合部と、前記嵌合孔の径方向内側に離間して配置された非嵌合部と、を含んで構成されており、
    前記ピン挿入部の全体が、前記非嵌合部に対して径方向内側に配置されていることを特徴とする嵌合構造。
  2. 前記ブッシュの内周部には、前記嵌合部に対して径方向内側において、ネジ部が形成されている請求項1に記載の嵌合構造。
  3. 前記嵌合部の直径寸法が、前記非嵌合部の直径寸法よりも大きく設定されており、
    前記嵌合孔の直径寸法が、前記嵌合孔の軸方向において一定に設定されている請求項1または請求項2に記載の嵌合構造。
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