JP7050603B2 - ディスクブレーキ - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクブレーキに関する。
ディスクブレーキキャリパにおいては、爪部のシリンダ部に対向するシリンダ部対向面と、シリンダ部の爪部に対向する爪部対向面とを切削工具により加工することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-61583号公報
ディスクブレーキにおいて、コストの低減が望まれている。
本発明の目的は、コストを低減することが可能となるディスクブレーキを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、シリンダ部の爪部に対向するボア開口周辺の対向面が、ボアの中心軸線を通るディスク周方向線上の位置に、前記ボアの中心軸線に対し直交する面に加工された平面部を有し、該平面部よりディスク径方向内方側の領域に、加工されていない鋳肌面を有する、構成とした。
本発明によれば、コストを低減することが可能となる。
第1実施形態のディスクブレーキを示す斜視図。 第1実施形態のディスクブレーキを示す断面図。 第1実施形態のディスクブレーキのキャリパ本体を爪部側から見た断面図。 第2実施形態のディスクブレーキのキャリパ本体を爪部側から見た断面図。
[第1実施形態]
本発明に係る第1実施形態を図1~図3に基づいて説明する。図1,図2に示す第1実施形態のディスクブレーキ10は、図示略の車輪と共に回転する円板状のディスク11の回転を止めることで車両を制動する。以下、ディスク11の中心軸線の方向をディスク軸方向、ディスク11の径方向をディスク径方向、ディスク11の周方向つまり回転方向をディスク周方向と称す。また、ディスク径方向におけるディスク11の中心側をディスク径方向の内側、ディスク径方向におけるディスク11の中心とは反対側をディスク径方向の外側と称す。
図1に示すように、ディスクブレーキ10は、取付部材12と、キャリパ15と、一対のブーツ16と、一対のパッドスプリング17と、を備えており、また、図2に示すように、一対のブレーキパッド18,19を備えている。
取付部材12は、図1および図2に示す一対のインナ側トルク受部21と、図1に示す一対の連結部22と、一対のアウタ側トルク受部23と、アウタビーム部25と、図2に示すインナビーム部24を有している。取付部材12は、鋳造により一体成形された鋳物であり、ディスク周方向の中央を基準とする鏡面対称の形状となっている。取付部材12は、例えば鋳鉄製である。
インナビーム部24は、ディスク11に対しディスク軸方向の一側に配置されて車両の非回転部分に取り付けられる。ここで、取付部材12が取り付けられる車両の非回転部分は、ディスク11に対し車両の車幅方向内側すなわちインナ側に配置されており、この非回転部分に取り付けられるインナビーム部24も、ディスク11に対しインナ側に配置されている。インナビーム部24は、ディスク周方向に延びるように配置されており、ディスク周方向両側に、一対のインナ側トルク受部21が連結されている。
一対のインナ側トルク受部21は、インナビーム部24のディスク周方向の両端部から、ディスク径方向の外側に延出する。一対のインナ側トルク受部21は、インナビーム部24と同様、ディスク11に対しインナ側に配置されている。図1に示す一対の連結部22は、一対のインナ側トルク受部21のディスク径方向外側の端部から、ディスク軸方向にディスク11の外周側を跨いで延出する。
一対のアウタ側トルク受部23は、一対の連結部22のインナ側トルク受部21とは反対側の端部から、ディスク径方向の内側に延出する。一対のアウタ側トルク受部23は、ディスク11に対し車両の車幅方向外側すなわちアウタ側に配置されている。アウタビーム部25は、ディスク周方向に延びて一対のアウタ側トルク受部23のディスク径方向の内側同士を連結する。アウタビーム部25は、一対のアウタ側トルク受部23と同様、ディスク11に対しアウタ側に配置されている。
以上により、取付部材12は、ディスク11の外周側を跨いで配置されて車両の非回転部分に取り付けられる。
いずれもディスク周方向の同じ一側にある、インナ側トルク受部21、連結部22およびアウタ側トルク受部23に、一方のパッドスプリング17が取り付けられている。また、いずれもディスク周方向の同じ他側にある、インナ側トルク受部21、連結部22およびアウタ側トルク受部23に、他方のパッドスプリング17が取り付けられている。
図2に示すように、一対のブレーキパッド18,19は、金属製のプレート31と、プレート31の板厚方向一側の面に貼り付けられた摩擦材であるライニング33とを有している。
一方のブレーキパッド18は、ライニング33をディスク11に対向させる向きで、そのプレート31が、取付部材12の一対のインナ側トルク受部21に一対のパッドスプリング17を介して支持されることになる。一方のブレーキパッド18は、ディスク11よりもインナ側に配置されるインナ側のブレーキパッドである。
また、他方のブレーキパッド19は、ライニング33をディスク11に対向させる向きで、そのプレート31が、取付部材12の一対のアウタ側トルク受部23に一対のパッドスプリング17を介して支持されることになる。他方のブレーキパッド19は、ディスク11よりもアウタ側に配置されるアウタ側のブレーキパッドである。
一対のパッドスプリング17を介して取付部材12に支持された状態の一対のブレーキパッド18,19は、ディスク11の軸方向両側に配置されており、ディスク軸方向に移動可能となる。一対のブレーキパッド18,19は、ディスク軸方向に沿ってディスク11側に移動すると、それぞれのライニング33がディスク11に接触する。
図1に示す取付部材12には、ディスク周方向一側のインナ側トルク受部21から連結部22にかけて図示略のピン挿入穴がディスク軸方向に沿って形成されており、ディスク周方向他側のインナ側トルク受部21から連結部22にかけても図示略のピン挿入穴がディスク軸方向に沿って形成されている。これらのピン挿入穴に、キャリパ15のディスク周方向両側の一対のスライドピン35が摺動可能に嵌合する。これにより、取付部材12は、キャリパ15をディスク軸方向に摺動可能に支持する。
図2に示すように、キャリパ15は、キャリパボディ40と、ピストン41と、ピストンシール42と、ピストンブーツ43とを備えている。よって、ピストン41は、ディスクブレーキ10のキャリパ15の一部を構成する。図1に示すように、キャリパ15は、ディスク周方向の中央を基準とした略鏡面対称の形状となっている。
キャリパボディ40は、鋳造により一体成形された鋳物であり、ディスク周方向の中央を基準とする略鏡面対称の形状となっている。キャリパボディ40は、例えば鋳鉄製である。キャリパボディ40は、ディスク11に対しディスク軸方向のインナ側に配置されるシリンダ部45と、シリンダ部45のディスク径方向の外側からディスク11の外周を跨ぐようにディスク軸方向に沿って延出するブリッジ部46と、ブリッジ部46のシリンダ部45とは反対側からディスク径方向の内側に延出してディスク11のディスク軸方向のアウタ側に配置される爪部47と、シリンダ部45からディスク周方向の両側に突出する一対のピン取付部48とを有している。
図2に示すように、爪部47は、ディスク11を挟んでシリンダ部45に対向している。シリンダ部45は、そのディスク軸方向の爪部47側の端部、すなわちシリンダ底部64とは反対側の端部が、爪部47に対向する爪部対向部51となっている。爪部47は、そのディスク軸方向のシリンダ部45側の端部が、シリンダ部45に対向するシリンダ部対向部52となっている。ブリッジ部46はディスク径方向内側がディスク11の外周面に対向する天井部53となっている。
図1に示すように、キャリパボディ40には、ディスク周方向一側のピン取付部48にスライドピン35が取り付けられており、ディスク周方向他側のピン取付部48にもスライドピン35が取り付けられている。これらの一対のスライドピン35が、取付部材12の上記した一対のピン挿入穴に摺動可能に嵌合する。一対のブーツ16は、それぞれ、取付部材12から突出するスライドピン35を被覆している。
図3に示すように、シリンダ部45は、ボア開口55を有するボア56と、ボア開口57を有するボア58とを有している。すなわち、キャリパボディ40は、そのシリンダ部45に、複数、具体的には2カ所のボア56,58が設けられたツインボアタイプとなっている。これらのボア56,58は、同形状であり、ディスク軸方向およびディスク径方向の位置を合わせ、ディスク周方向の位置をずらして、ディスク周方向に並んで設けられている。シリンダ部45は、複数のボア56,58の側壁を構成するシリンダ胴部63と、複数のボア56,58の底部を構成するシリンダ底部64とからなっている。
図2に示すように、ボア56は、爪部47とは反対側に凹んでおり、その開口であるボア開口55が爪部47側に向けて開口している。ボア56には、ピストン41がディスク軸方向に摺動可能となるように配置されている。言い換えれば、シリンダ部45には、ピストン41が摺動するボア56が形成されている。
ボア56の内壁面65は、ピストン41の摺動を案内する円筒面であるガイド内周面66を有している。ボア56の内壁面65は、奥側にガイド内周面66よりも径方向外方に凹む環状の大径溝67を有している。内壁面65は、ボア開口55側の中間位置に、ガイド内周面66よりも径方向外方に凹む円環状のピストンシール溝68を有している。内壁面65は、ボア開口55側にブーツ嵌合穴69を有している。
ピストン41は、円板状のピストン底部71と円筒状のピストン胴部72とを備えている。ピストン41は、ピストン胴部72のピストン底部71とは反対側の端部が開口する有底円筒状に形成されている。ピストン胴部72には、その軸方向のピストン底部71と反対側に、円筒面からなる外径面74よりも径方向内方に凹む円環状の係止溝75が形成されている。
ピストン41は、ピストン底部71がボア56内で奥側に位置する向きでボア56に収容されており、この状態で、爪部47側の開口する先端がボア56よりも爪部47側に突出している。ピストン41には、このようにボア56よりも突出する先端側に係止溝75が形成されている。ピストン41は、ピストン胴部72のピストン底部71とは反対側の端面であるピストン端面76が、ピストン41の軸直交方向、すなわちディスク11の軸直交方向に広がる平面となっている。
ピストンシール42は、ボア56のピストンシール溝68に嵌合されており、このピストンシール42の内周側にピストン41が嵌合されている。ピストンシール42は、シリンダ部45とピストン41との隙間をシールすると共に、ボア56のガイド内周面66とでピストン41をディスク軸方向に摺動可能に支持する。
ピストンブーツ43は、蛇腹状であり、一端側がシリンダ部45のブーツ嵌合穴69に嵌合するとともに他端側がピストン41の係止溝75に嵌合している。ピストンブーツ43は、ピストン41の係止溝75よりもピストン底部71側の部分のシリンダ部45から露出する外周部を覆うことになり、ピストン41のシリンダ部45に対する移動に伴って伸縮する。
図示は略すが、図3に示すボア58も、ボア56と同様の形状であり、ボア58にも、同様のピストンシール42が嵌合され、同様のピストン41が摺動可能に配置されて、同様のピストンブーツ43が装着される。
図2に示すように、一方のインナ側のブレーキパッド18は、ピストン41とディスク11との間に配置され、他方のアウタ側のブレーキパッド19は、爪部47とディスク11との間に配置されている。
ディスクブレーキ10は、図示略のブレーキ配管を介して、キャリパ15の2カ所のボア56,58内に作動液が導入されると、2つのピストン41にブレーキ液圧が作用する。その結果、両方のピストン41が、ディスク11側に前進し、これらピストン41とディスク11との間に配置されたインナ側のブレーキパッド18をディスク11に向けて押圧する。これにより、インナ側のブレーキパッド18が移動してディスク11に接触する。また、この押圧の反力で、キャリパボディ40が取付部材12に対しスライドピン35をスライドさせてディスク軸方向に移動し、爪部47が、爪部47とディスク11との間に配置されたアウタ側のブレーキパッド19をディスク11に向かって押圧する。これにより、アウタ側のブレーキパッド19が、ディスク11に接触する。このようにして、キャリパ15は、複数のピストン41の作動により、これらピストン41と爪部47とによって一対のブレーキパッド18,19を両側から挟持してディスク11の両面に押圧する。その結果、キャリパ15は、ディスク11に摩擦抵抗を付与して、制動力を発生させる。キャリパ15は、フィスト型キャリパである。
図1に示すように、キャリパボディ40には、ブリッジ部46の爪部47側の端部のディスク径方向外側に、ディスク径方向内側に向けて凹む複数、具体的には2カ所の載置凹部81が形成されている。これら載置凹部81は、ディスク軸方向の位置を合わせ、ディスク周方向に間隔をあけて配置されており、キャリパボディ40のディスク周方向の中央を基準とした対称位置に配置されている。
また、キャリパボディ40には、シリンダ部45の爪部47とは反対側の端部のディスク径方向外側に、ディスク径方向外側に向けて突出する複数、具体的には2カ所のブリーダ取付部82が形成されている。これらブリーダ取付部82は、ディスク軸方向の位置を合わせ、ディスク周方向に間隔をあけて配置されており、キャリパボディ40のディスク周方向の中央を基準とした対称位置に配置されている。これらブリーダ取付部82の一方に、2カ所のボア56,58内に連通する図示略の連通孔が形成され、この連通孔の入口部分にブリーダプラグ83が取り付けられている。シリンダ部45には、ディスク径方向外側の2カ所のブリーダ取付部82の間位置に、平坦部84が形成されている。
キャリパボディ40は、鋳造により一体成形された後、必要な部分が切削加工されることにより形成されるようになっている。図3に示すように、シリンダ部45の爪部対向部51には、ボア56の中心軸線であるボア中心軸線O1およびボア58の中心軸線であるボア中心軸線O2を通ってディスク周方向に沿う直線であるディスク周方向線X上の3か所の位置と、ディスク径方向における最内側となる2か所の位置とに、残りの部分よりも爪部47側、すなわちシリンダ底部64とは反対側に突出する突出部101~105が形成されている。ここで、ディスク周方向線Xは、ボア中心軸線O1,O2に直交しており、キャリパボディ40のディスク周方向の中央と、ディスク11の中心とを通ってディスク径方向に沿うディスク径方向基準線に対しても直交している。
突出部101~103は、爪部対向部51におけるディスク周方向線X上の位置に形成されており、突出部101は、一方のボア開口55の他方のボア開口57とは反対側に、突出部102は、一方のボア開口55と他方のボア開口57との間に、突出部103は、他方のボア開口57の一方のボア開口55とは反対側に、それぞれ形成されている。突出部101~103は、ディスク径方向基準線の方向において位置を合わせている。
突出部104,105は、爪部対向部51のディスク径方向における最内側となる位置に形成されており、突出部104は、一方のボア開口55のディスク径方向におけるブリッジ部46とは反対側に、突出部105は、他方のボア開口57のディスク径方向におけるブリッジ部46とは反対側に、それぞれ形成されている。突出部104,105は、ディスク径方向基準線の方向において位置を合わせている。
ボア中心軸線O1,O2の方向(以下、ボア軸方向)において、突出部101のシリンダ底部64とは反対側の先端部には平面部111が、突出部102のシリンダ底部64とは反対側の先端部には平面部112が、突出部103のシリンダ底部64とは反対側の先端部には平面部113が、突出部104のシリンダ底部64とは反対側の先端部には平面部114が、突出部105のシリンダ底部64とは反対側の先端部には平面部115が、それぞれ形成されている。なお、図3において、これら平面部111~115のそれぞれの範囲を網掛けで示している。
平面部111~113は、爪部対向部51におけるディスク周方向線X上の位置に形成されており、平面部111は、一方のボア開口55の他方のボア開口57とは反対側に、平面部112は、一方のボア開口55と他方のボア開口57との間に、平面部113は、他方のボア開口57の一方のボア開口55とは反対側に、それぞれ形成されている。平面部111~113は、ディスク径方向基準線の方向において位置を合わせている。
平面部114,115は、爪部対向部51のディスク径方向における最内側となる位置に形成されており、平面部114は、一方のボア開口55のディスク径方向におけるブリッジ部46とは反対側に、平面部115は、他方のボア開口57のディスク径方向におけるブリッジ部46とは反対側に、それぞれ形成されている。平面部114,115は、ディスク径方向基準線の方向において位置を合わせている。
これら平面部111~115は、いずれもボア中心軸線O1,O2に対し直交する面に切削加工により加工されており、ボア中心軸線O1,O2に対し直交する同一平面に配置されている。
爪部対向部51には、平面部111を含む突出部101と平面部114を含む突出部104との間に鋳肌面121が、平面部114を含む突出部104と平面部112を含む突出部102との間に鋳肌面122が、平面部115を含む突出部105と平面部112を含む突出部102との間に鋳肌面123が、平面部113を含む突出部103と平面部115を含む突出部105との間に鋳肌面124が、それぞれ形成されている。鋳肌面122,123は連続している。これら鋳肌面121~124は、いずれもボア中心軸線O1,O2に対し略直交する面に鋳造時に鋳出しされており、略同一平面に配置されている。これら鋳肌面121~124は、ボア軸方向において平面部111~115よりも爪部47とは反対側、すなわちシリンダ底部64側に配置されている。ボア軸方向はディスク軸方向である。これら鋳肌面121~124は、平面部111~113よりもディスク径方向内側の領域に配置されている。
平面部111,112,114および鋳肌面121,122は、ボア中心軸線O1を中心とする同一円上に配置されており、平面部112,113,115および鋳肌面123,124は、ボア中心軸線O2を中心とする同一円上に配置されている。鋳肌面121,122は、ボア中心軸線O1を中心とする円弧状であり、鋳肌面123,124は、ボア中心軸線O2を中心とする円弧状である。
爪部対向部51には、平面部111~113のディスク径方向外側にも、ブリッジ部46との間に、鋳肌面125が形成されている。この鋳肌面125は、ボア軸方向において平面部111~115よりもシリンダ底部64側に配置されている。
平面部111~115および鋳肌面121~125は、シリンダ部45の爪部47に対向するボア開口55,57周辺の対向面131を構成している。対向面131は爪部対向部51のシリンダ底部64とは反対側の先端面である。対向面131は、ボア中心軸線O1,O2の両方を通るディスク周方向線X上の位置に、ボア中心軸線O1,O2に対し直交する面に加工された平面部111~113を有しており、平面部111~113よりディスク径方向内側の領域に、加工されていない鋳肌面121~124を有している。また、対向面131は、平面部111~113よりディスク径方向外側の領域に、加工されていない鋳肌面125を有している。また、対向面131は、ディスク径方向における最内側となる位置に、ボア中心軸線O1,O2に対し直交する面に加工された平面部114,115を有している。
キャリパボディ40は、鋳造後、いずれも鋳出しされた複数の載置凹部81と、複数のブリーダ取付部82または平坦部84とにおいて、加工機に載置されてチャッキングされる。そして、シリンダ部45の爪部対向部51と、爪部47のシリンダ部対向部52と、ブリッジ部46の天井部53とが一回のチャッキングであるワンチャックで、円板状の切削工具により切削加工される。その際に、シリンダ部45の対向面131は、平面部111~115が一つの切削工具で同時に切削加工される一方、鋳肌面121~125は切削加工されず、鋳肌のままとされる。
その後、キャリパボディ40は、同時加工されて同一平面に配置された平面部111~115の5点で加工機に位置決めされてチャッキングされ、ワンチャックで、ボア56,58等が切削加工される。このとき、ボア56,58は、図2に示す内壁面65のうち、ガイド内周面66、ピストンシール溝68およびブーツ嵌合穴69が切削加工により形成される。大径溝67は切削加工されず、鋳肌のままである。
特許文献1には、キャリパボディの、爪部のシリンダ部に対向するシリンダ部対向面と、シリンダ部の爪部に対向する爪部対向面と、ブリッジ部の内面とを切削工具により一度に加工することが記載されている。シリンダ部の爪部に対向するボア開口周辺の爪部対向面は、ボア開口を全周にわたって囲むように形成されている。ところで、この爪部対向面を後工程の加工基準として用いる場合、この爪部対向面を全周にわたって切削加工するようになっている。このため、加工面積が広くなり、切削工具が消耗しやすく、加工コストの増大を招いている。また、加工時間も長くなり、生産性の低下を招いている。
これに対し、第1実施形態は、シリンダ部45の爪部47に対向するボア開口55,57周辺の対向面131は、ボア中心軸線O1,O2を通るディスク周方向線X上の位置に、ボア中心軸線O1,O2に対し直交する面に加工された平面部111~113を有し、平面部111~113よりディスク径方向内側の領域に、加工されていない鋳肌面121~124を有する構成となっている。また、対向面131は、ディスク径方向における最内側となる位置に、ボア中心軸線O1,O2に対し直交する面に加工された平面部114,115を有する構成となっている。よって、切削工具による加工面積を減らすことができ、加工抵抗を低減できることから、切削工具の消耗を抑制することができる。したがって、加工コストを低減することができる。
また、切削工具による加工面積を減らすことができ、加工抵抗を低減できることから、加工時間も短縮でき、工具交換の頻度も少なくできるため、生産性を向上できる。
加えて、切削工具による加工面積を減らすことができ、加工抵抗を低減できることから、平面部111~115の加工精度を向上できることになる。したがって、平面部111~115を加工基準として行われる後工程の加工精度も向上できる。
加えて、切削工具による加工面積を減らすことができ、加工抵抗を低減することができることから、小型の加工機で加工でき、設備コストを抑制することができる。
また、平面部111~115が形成される突出部101~105に対し、ボア軸方向に凹む鋳肌面121~125を形成する形状のため、キャリパボディ40の鋳造に必要な材料の体積を減らすことができる。よって、材料コストを抑制することができ、キャリパボディ40の軽量化を図ることができる。
なお、加工設備の変更で、平面部111~115を加工基準として使用する工程がなくなった場合、すなわち、ワンチャックで、爪部47のシリンダ部対向部52、ブリッジ部46の天井部53、ボア56の内壁面65およびボア58の内壁面65等の加工が可能になった場合には、平面部111~115が不要となり、突出部101~105を鋳出しする必要もなくなる。この場合には、中子の形状を、突出部101~105を形成するために必要であった部分を肉盗みとする小変更で済み、ボア開口55,57周辺の加工レスに容易に移行できることになる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係る第2実施形態を主に図4に基づいて第1実施形態との相違部分を中心に説明する。なお、第1実施形態と共通する部位については、同一称呼、同一の符号で表す。
第1実施形態の2つのボア56,58が設けられたシリンダ部45を有するツインボアタイプのキャリパボディ40に対し、第2実施形態では、図4に示すように、1つのボア56のみが設けられたシリンダ部45Aを有するシングルボアタイプのキャリパボディ40Aを有している。
このようなキャリパボディ40Aも、鋳造により一体成形された後、必要な部分が切削加工されることにより形成されることになる。シリンダ部45Aの爪部47(図2参照)に対向する爪部対向部51Aには、ボア56の中心であるボア中心軸線O1を通ってディスク周方向に沿う直線であるディスク周方向線X上の2か所の位置と、ディスク径方向における最内側となる1か所の位置とに、残りの部分よりもシリンダ底部64とは反対側に突出する突出部201~203が形成されている。ここで、ディスク周方向線Xは、ボア中心軸線O1に直交し、キャリパボディ40Aのディスク周方向の中央と、ディスク11の中心とを通ってディスク径方向に沿うディスク径方向基準線に対しても直交している。
突出部201,202は、爪部対向部51Aにおけるディスク周方向線X上の位置に形成されており、突出部201は、ボア開口55のディスク周方向の一の外側に、突出部202は、ボア開口55のディスク周方向の他の外側に、それぞれ形成されている。また、突出部203は、爪部対向部51Aにおけるディスク径方向の最内側となる位置に形成されており、言い換えれば、ボア開口55のディスク径方向におけるブリッジ部46とは反対側に形成されている。
ボア軸方向において、突出部201のシリンダ底部64とは反対側の先端部には平面部211が、突出部202のシリンダ底部64とは反対側の先端部には平面部212が、突出部203のシリンダ底部64とは反対側の先端部には平面部213が、それぞれ形成されている。なお、図4において、これら平面部211~213のそれぞれの範囲を網掛けで示している。
平面部211,212は、爪部対向部51Aにおけるディスク周方向線X上の位置に形成されており、平面部211は、ボア開口55のディスク周方向の一の外側に、平面部212は、ボア開口55のディスク周方向の他の外側に、それぞれ形成されている。また、平面部213は、爪部対向部51Aにおけるディスク径方向における最内側となる位置に形成されており、すなわちボア開口55のディスク径方向におけるブリッジ部46とは反対側に形成されている。これら平面部211~213は、いずれもボア中心軸線O1に対し直交する面に切削加工により加工されており、ボア中心軸線O1に対し直交する同一平面に配置されている。
爪部対向部51Aには、平面部211を含む突出部201と平面部213を含む突出部203との間に鋳肌面221が、平面部212を含む突出部202と平面部213を含む突出部203との間に鋳肌面222が、それぞれ形成されている。これら鋳肌面221,222は、いずれもボア中心軸線O1に対し略直交する面に鋳造時に鋳出しされており、略同一平面に配置されている。これら鋳肌面221,222は、ボア軸方向において平面部211~213よりもシリンダ底部64側に配置されている。これら鋳肌面221,222は、平面部211,212よりもディスク径方向内側の領域に配置されている。
爪部対向部51Aには、平面部211のディスク周方向の平面部212とは反対側に鋳肌面223が、平面部212のディスク周方向の平面部211とは反対側に鋳肌面224が、平面部211,212のディスク周方向の間に鋳肌面225が、それぞれ形成されている。これら鋳肌面223~225は、ボア軸方向において平面部211~213よりもシリンダ底部64側に配置されている。
平面部211~213および鋳肌面221~225は、シリンダ部45Aの爪部47に対向するボア開口55周辺の対向面131Aを構成している。対向面131Aは爪部対向部51Aのシリンダ底部64とは反対側の先端面である。対向面131Aは、ボア中心軸線O1を通るディスク周方向線X上の位置に、ボア中心軸線O1に対し直交する面に加工された平面部211,212を有しており、平面部211,212よりディスク径方向内側の領域に、加工されていない鋳肌面221,222を有している。また、対向面131Aは、ディスク径方向における最内側となる位置に、ボア中心軸線O1に対し直交する面に加工された平面部213を有している。
なお、第2実施形態において、シリンダ底部64には、ボア56内に作動液を供給する連通孔231が、ボア中心軸線O1に対し、ディスク周方向の位置を重ね合わせディスク径方向においてブリッジ部46側にずれて形成されている。
キャリパボディ40Aも、鋳造後、加工機にチャッキングされて、シリンダ部45Aの爪部対向部51Aと、爪部47のシリンダ部対向部52(図2参照)と、ブリッジ部46の天井部53とがワンチャックで、円板状の切削工具により切削加工される。その際に、シリンダ部45Aの対向面131Aは、平面部211~213が一つの切削工具で同時に切削加工される一方、鋳肌面221~225は切削加工されず、鋳肌のままとされる。
その後、キャリパボディ40Aは、同時に加工されて同一平面に配置された平面部211~213の3点で加工機に位置決めされてチャッキングされた状態で、ボア56等が切削加工される。
第2実施形態においても、シリンダ部45Aのボア開口55周辺の対向面131Aは、ボア中心軸線O1を通るディスク周方向線X上の位置に、ボア中心軸線O1に対し直交する面に加工された平面部211,212を有し、平面部211,212よりディスク径方向内側の領域に、加工されていない鋳肌面221,222を有する構成となっている。また、対向面131Aは、ディスク径方向における最内側となる位置に、ボア中心軸線O1に対し直交する面に加工された平面部213を有する構成となっている。よって、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上に述べた実施形態の第1の態様は、ピストンが摺動するボアが形成されるシリンダ部と、ディスクを挟んで前記シリンダ部に対向する爪部とを有するキャリパを備え、該キャリパの前記爪部および前記ピストンによりブレーキパッドを前記ディスクに押圧するディスクブレーキであって、前記シリンダ部の前記爪部に対向するボア開口周辺の対向面は、前記ボアの中心軸線を通るディスク周方向線上の位置に、前記ボアの中心軸線に対し直交する面に加工された平面部を有し、該平面部よりディスク径方向内側の領域に、加工されていない鋳肌面を有する。これにより、コストを低減することが可能となる。
第2の態様は、第1の態様において、前記シリンダ部に前記ボアは1つであり、前記対向面は、ディスク径方向における最内側となる位置に、前記ボアの中心軸線に対し直交する面に加工された平面部を有する。
第3の態様は、第1の態様において、前記シリンダ部に前記ボアは2つであり、前記対向面は、ディスク径方向における最内側となる位置に、前記ボアの中心軸線に対し直交する面に加工された平面部を有する。
10 ディスクブレーキ
11 ディスク
15 キャリパ
18,19 ブレーキパッド
41 ピストン
45,45A シリンダ部
47 爪部
55,57 ボア開口
56,58 ボア
111~115,211~213 平面部
121~124,221,222 鋳肌面
131,131A 対向面
O1,O2 ボア中心軸線
X ディスク周方向線

Claims (3)

  1. ピストンが摺動するボアが形成されるシリンダ部と、ディスクを挟んで前記シリンダ部に対向する爪部とを有する鋳物のキャリパボディを備え、該キャリパボディの前記爪部および前記ピストンによりブレーキパッドを前記ディスクに押圧するディスクブレーキであって、
    前記シリンダ部の前記爪部に対向するボア開口周辺の対向面は、前記ボアの中心軸線を通るディスク周方向線上の位置に、前記ボアの中心軸線に対し直交する面に加工された平面部と、該平面部よりディスク径方向内側の領域に、加工されていない鋳肌面と、を有しており、
    前記ボアの中心軸線の方向において前記鋳肌面よりも前記ボアの底部とは反対側に突出する突出部が設けられ、
    前記平面部は、前記ボアの中心軸線の方向における前記突出部の前記底部とは反対側の先端部が加工されて形成されていることを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 前記シリンダ部に前記ボアは1つであり、前記対向面は、ディスク径方向における最内側となる位置に、前記ボアの中心軸線に対し直交する面に加工された平面部を有することを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ。
  3. 前記シリンダ部に前記ボアは2つであり、前記対向面は、ディスク径方向における最内側となる位置に、前記ボアの中心軸線に対し直交する面に加工された平面部を有することを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ。
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