JP7050508B2 - アンローダ - Google Patents

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Description

本開示は、荷を荷揚げするためのアンローダに関する。
一般に、石炭等のバラ物である荷を船舶等から荷揚げするアンローダは、陸上に並列に設置された一対の地上コンベヤと、陸上に設置された陸上機と、陸上機に設けられ、一対の地上コンベヤに向かって荷を移送する機内コンベヤとを備えている。
機内コンベヤから地上コンベヤへ荷を移送する際には、切替可能な二股シュートを使って、機内コンベヤから排出された荷を、一対の地上コンベヤの一方または他方へと選択的に落下供給する。
あるいは代替的に、機内コンベヤを、その長手方向かつ水平方向に移動可能なスライドコンベヤとする。そして機内コンベヤの排出部を、一方または他方の地上コンベヤの真上に選択的に位置させ、その排出部から一方または他方の地上コンベヤへと荷を落下供給する。
特開2017-202903号公報 特開2009-107764号公報
ところで近年では、荷役効率の向上や省エネルギの観点から荷の上昇量を抑制し、すなわちブームの高さをできるだけ低く抑えることが検討されている。しかし、二股シュートは一定以上の高さ寸法を要するため、二股シュートを用いた場合にはブーム高さを抑制することが困難である。
また、機内コンベヤをスライドコンベヤとした場合には、ブーム高さ抑制の要求はある程度満足できるものの、機内コンベヤ全体をスライドさせるため大掛かりなスライド機構が必要となり、部品点数が増え構造が複雑化する。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、シンプルな構造でブーム高さを抑制することが可能なアンローダを提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
陸上に並列に設置された一対の地上コンベヤと、
陸上に設置された陸上機と、
前記陸上機に設けられ、前記一対の地上コンベヤに向かって荷を移送する機内コンベヤと、
前記陸上機に設けられると共に、前記機内コンベヤの排出部の下方でかつ前記一対の地上コンベヤの上方に位置され、前記機内コンベヤから排出された荷を受け取って、前記一対の地上コンベヤの一方または他方に選択的に供給する正逆転可能な中間コンベヤと、
を備えたことを特徴とするアンローダが提供される。
好ましくは、前記中間コンベヤは、平面視において前記一対の地上コンベヤに対し斜めに配置されている。
好ましくは、前記中間コンベヤは、その長手方向中間部が前記機内コンベヤの排出部の真下に位置され、その長手方向両端部がそれぞれ前記一対の地上コンベヤの真上に位置されるよう、配置されている。
好ましくは、前記中間コンベヤは、平坦な搬送面を有する。
好ましくは、前記中間コンベヤは、ベルトコンベヤにより形成される。
本開示によれば、シンプルな構造でブーム高さを抑制することが可能なアンローダを提供できる。
本実施形態に係るアンローダを示す正面図である。 中間コンベヤの周辺の構造を示す平面図である。 中間コンベヤの周辺の構造を示す正面図である。 変形例の中間コンベヤの周辺の構造を示す平面図である。 変形例の中間コンベヤの周辺の構造を示す正面図である。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお本開示は以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。
図1に示すように、アンローダ1は、港湾の水上に停泊した船舶3の船倉から荷、具体的には石炭等のバラ物Bを連続的に荷揚げする装置であり、所謂連続アンローダである。アンローダ1は、陸である埠頭等の岸壁Q上に並列に設置された一対の地上コンベヤ7A,7Bと、岸壁Q上に設置された陸上機2とを備える。またアンローダ1は、陸上機2から船舶3に向けて延びるブーム4と、ブーム4に支持され船舶3の積み荷であるバラ物Bを掻き取ると共に上方に移送するバケットエレベータ5と、ブーム4に設けられバケットエレベータ5からのバラ物Bを陸上機2に向けて移送するブームコンベヤ6と、陸上機2に設けられブームコンベヤ6からのバラ物Bを一対の地上コンベヤ7A,7Bに向かって移送する機内コンベヤ8とを備える。
陸上機2は、岸壁Qに沿って走行可能な走行部9と、走行部9に鉛直軸回り回転自在に設けられた回転塔部10とを備える。岸壁Qにはこれに沿って一対のレールY,Yが敷設され、これらレールY,Y上を走行部9が走行可能である。
回転塔部10の上下方向の中間部には、ブーム4の基端がブーム回動軸30により回動可能に連結されている。また、回転塔部10の上端部には、ブーム4のバランスを取るためのバランシングレバー11がレバー回動軸31により回動可能に連結されている。バランシングレバー11はブーム4と同方向に延びる。またバランシングレバー11は、ブーム4とは反対の方向にも延びており、その反対方向の端にはカウンターウェイト11Aが設けられている。
ブーム4とバランシングレバー11の先端は、それぞれトップフレーム12に回動軸32,33により回動可能に連結されている。ブーム4、バランシングレバー11、トップフレーム12及び回転塔部10により平行リンク機構が構成される。これによりブーム4はブーム回動軸30の回りを旋回可能もしくは起伏可能であると共に、トップフレーム12は、ブーム4が旋回もしくは起伏したときであっても図示されるような水平状態に維持される。ブーム4の旋回動作は、回転塔部10とバランシングレバー11を連結するシリンダ34の伸縮動作により実行される。
トップフレーム12は、詳しくは、常時水平に維持される主フレーム部14と、主フレーム部14からブーム基端側かつ斜め上方に延びるアーム部13とを一体的に備える。ブーム4とバランシングレバー11の先端が、それぞれアーム部13の下端と上端に回動軸32,33により回動可能に連結される。主フレーム部14には、バケットエレベータ5が上下方向に貫通して鉛直軸回りに回転可能に設けられている。また、主フレーム部14には、バケットエレベータ5から払い出されるバラ物Bをブームコンベヤ6に受け渡すためのテーブルフィーダ15が設けられている。
バケットエレベータ5は上下方向に延びている。バケットエレベータ5の下端部には、バラ物Bを掻き取るための掻取部16が形成されている。バケットエレベータ5は、上端に配置された駆動スプロケット17と、駆動スプロケット17の下方に近接して配置された反転スプロケット18と、下端部に配置された前部スプロケット19及び後部スプロケット20と、これらスプロケット17、18、19、20に掛け回されたバケットチェーン21とを備える。
ブームコンベヤ6は、ブーム4の先端から基端まで延びており、陸上機2に設けられたシュート22にバラ物Bを移送する。
機内コンベヤ8は、シュート22の下方に略水平に配置されており、シュート22からバラ物Bを受け取るようになっている。機内コンベヤ8は、ベルトコンベヤにより形成され、コンベヤ長手方向の一端に配置されたドライブプーリ35と、他端に配置されたテールプーリ36と、両プーリ35,36に掛け回されたコンベヤベルト37とを備える。ドライブプーリ35は、ギヤモータ等の駆動源によって駆動されるプーリであり、ヘッドプーリとも称される。テールプーリ36は外部から駆動されないアイドルプーリである。図示省略するが、両プーリ35,36間には、上側(往路側)のコンベヤベルト37を下方から支持する複数のキャリアローラと、下側(復路側)のコンベヤベルト37を下方から支持する複数のリターンローラと、コンベヤベルト37を幅方向の中心に自動調芯する自動調芯ローラとが設けられる。
ここで便宜上、図中左側(船舶3側)を前側、図中右側(岸壁Q側)を後側とする。機内コンベヤ8は、前後方向に延びるよう設置されており、前側から後側に向かってバラ物Bを搬送する。ドライブプーリ35は機内コンベヤ8の後端に位置され、テールプーリ36は機内コンベヤ8の前端に位置される。しかし、この配置は逆であっても構わない。機内コンベヤ8は、その前端付近でシュート22からバラ物Bを受け取り、後側に搬送し、後端に形成された排出部38からバラ物Bを落下排出させるように構成されている。
機内コンベヤ8は、断面四角形の筒状カバー23により、そのほぼ全長が覆われている。カバー23は、シュート22と接続されており、バラ物Bが機内コンベヤ8上に落ちたときの粉じん等が外部に漏れないようになっている。但し機内コンベヤ8の後端の排出部38はカバー23に覆われず、露出され、バラ物Bの落下排出を円滑に行えるようになっている。
なお本実施形態の機内コンベヤ8は、スライドコンベヤではなく、位置が固定された通常の固定コンベヤである。よってスライドコンベヤにあるような大掛かりなスライド機構はなく、非常にシンプルな構造とされている。
一対の地上コンベヤ7A,7Bは、機内コンベヤ8の排出部38の下方に設置されている。本実施形態において地上コンベヤ7A,7Bは、岸壁Qに敷設された支持架台39上に設置され、岸壁Qの地面から所定高さH1の位置に設置されている。但しこの高さH1は任意に変更可能であり、図示例より少ない高さとすることも可能である。一対の地上コンベヤ7A,7B、すなわち前側地上コンベヤ7Aと後側地上コンベヤ7Bは、互いに前後方向に離間されると共に、前後方向に直角な左右方向に互いに平行に延びている。従って機内コンベヤ8と前側および後側地上コンベヤ7A,7Bとは、互いに直角な方向に延びている。
なお、このように地上コンベヤ7A,7Bを二つ設ける理由は、仮に一方のコンベヤが故障しても他方のコンベヤにより荷液作業を継続できるようにするため、つまりバックアップのためである。
ところで通常のアンローダにおいては、機内コンベヤを固定コンベヤとした場合、機内コンベヤと一対の地上コンベヤとの間に二股シュートが設けられ、この二股シュートを使って機内コンベヤから排出された荷をいずれか一方の地上コンベヤに選択的に落下供給する。
しかし、機内コンベヤと一対の地上コンベヤとの間に介在された二股シュートが、一定以上の高さ寸法を有するため、機内コンベヤと一対の地上コンベヤとの間の高さ寸法が大きくなり、ブームの高さを低く抑えることが困難である。すると必然的にバケットエレベータにより荷を高い位置まで上昇させなければならず、荷役効率の向上や省エネルギの観点から不利である。
そこで本実施形態では、かかる問題を解決するため、図1に示すように、機内コンベヤ8の排出部38の下方でかつ一対の地上コンベヤ7A,7Bの上方の位置に、正逆転可能な中間コンベヤ40を設けた。中間コンベヤ40は、陸上機2に設けられ、より詳細には、図示しない支持構造を介して陸上機2に取り付けられている。中間コンベヤ40は、機内コンベヤ8から排出されたバラ物Bを受け取って、一対の地上コンベヤ7A,7Bの一方または他方に選択的に供給するように構成されている。
図2は、機内コンベヤ8、一対の地上コンベヤ7A,7Bおよび中間コンベヤ40を示す平面図であり、図3は同正面図である。前後左右上下の各方向は図示する通りである。C8,C7A,C7B,C40はそれぞれ、機内コンベヤ8、一対の地上コンベヤ7A,7Bおよび中間コンベヤ40の長手方向に延びる中心軸(幅中心)を示す。便宜上、機内コンベヤ8のカバー23、中間コンベヤ40の取付構造、および地上コンベヤ7A,7Bの支持架台39は図示省略する。白抜き矢印は各コンベヤの搬送方向を示す。
図示するように、地上コンベヤ7A,7Bは、搬送面を形成するベルト41と、ベルト41を下側から支持する複数のキャリアローラ42とを有する。なお便宜上、図2では各一つずつのキャリアローラ42を示す。キャリアローラ42は、ベルト41をトラフ状に形成するためトラフ状に配置された3本のローラ43を含む。
中間コンベヤ40は、ベルトコンベヤにより形成され、コンベヤ長手方向(中心軸C40の方向)の一端に配置されたドライブプーリ45と、他端に配置されたテールプーリ46と、両プーリ45,46に掛け回されたコンベヤベルト47とを備える。前記同様、ドライブプーリ45はギヤモータ等の駆動源によって駆動されるプーリであり、テールプーリ46は非駆動のアイドルプーリである。図示省略するが、これら両プーリ45,46の間に一乃至複数のキャリアローラおよびリターンローラを設けてもよい。ドライブプーリ45は、矢印R1で示す正転方向と、矢印R2で示す逆転方向とに回転駆動されることが可能である。従ってこれに対応して、中間コンベヤ40は、バラ物Bを前側地上コンベヤ7Aに向かって矢印F1方向に移送する正転運転と、バラ物Bを後側地上コンベヤ7Bに向かって矢印F2方向に移送する逆転運転とが可能である。中間コンベヤ40は所謂リバーシブルタイプのベルトコンベヤである。
図2に示すような平面視において、中間コンベヤ40は、一対の地上コンベヤ7A,7Bに対し斜めに配置されている。また本実施形態において、中間コンベヤ40は、機内コンベヤ8に対しても斜めに配置されている。中間コンベヤ40は、その前端が後端より、地上コンベヤ7A,7Bの搬送方向F4,F5下流側(右側)に位置するよう斜めに配置されている。
機内コンベヤ8の中心軸C8と中間コンベヤ40の中心軸C40との交差角をαとした場合、交差角αは90°(両者が直交)および0°(両者が平行)以外の角度とされる。本実施形態では交差角αが鋭角であり、例えば45°とされているが、その大きさは任意に変更可能である。なお交差角αは、機内コンベヤ8の移送方向F3から、中間コンベヤ40の正転運転時の移送方向F1に変わるときの角度としても定義される。
他方、中間コンベヤ40の中心軸C40と前側地上コンベヤ7Aの中心軸C7Aとの交差角をβ1とした場合、交差角β1は90°(両者が直交)および0°(両者が平行)以外の角度とされる。本実施形態では交差角β1が鈍角であり、例えば135°とされているが、その大きさは任意に変更可能である。なお交差角β1は、中間コンベヤ40の正転運転時の移送方向F1から、前側地上コンベヤ7Aの移送方向F4に変わるときの角度としても定義される。
因みに、中間コンベヤ40の中心軸C40と後側地上コンベヤ7Bの中心軸C7Bとの交差角をβ2とした場合、交差角β2も90°(両者が直交)および0°(両者が平行)以外の角度とされる。本実施形態では交差角β2が鋭角であり、例えば45°とされているが、その大きさは任意に変更可能である。なお交差角β2は、中間コンベヤ40の逆転運転時の移送方向F2から、後側地上コンベヤ7Bの移送方向F5に変わるときの角度としても定義される。
図2に示すように、中間コンベヤ40は、その長手方向中間部が機内コンベヤ8の排出部38の真下に位置され、その長手方向両端部がそれぞれ一対の地上コンベヤ7A,7Bの真上に位置されるよう、配置されている。従って、機内コンベヤ8の排出部38から落下排出されたバラ物Bを、中間コンベヤ40の長手方向中間部で確実に受け取ることができる。またその受け取ったバラ物Bを、中間コンベヤ40の正転運転時には移送方向F1に移送し、中間コンベヤ40の前端部から前側地上コンベヤ7Aに確実に落下排出することができ、また中間コンベヤ40の逆転運転時には移送方向F2に移送し、中間コンベヤ40の後端部から後側地上コンベヤ7Bに確実に落下排出することができる。
機内コンベヤ8の排出部38ないし後端と、中間コンベヤ40の長手方向中間部とは、一対の地上コンベヤ7A,7Bの間の隙間49の真上に位置されている。機内コンベヤ8の中心軸C8と中間コンベヤ40の中心軸C40とは、中間コンベヤ40の中心軸C40の長手方向中間位置、つまり中間コンベヤ40の長手中心かつ幅中心である中心点Pで交差する。この中心点Pは、隙間49の幅中心C49上に位置される。なお中心点Pを通る鉛直軸回りに中間コンベヤ40が回転されるような態様で、中間コンベヤ40が斜めに配置される。
中間コンベヤ40は、平坦な搬送面48を有する。すなわち、バラ物Bが載置される上向きの搬送面48が、上側のコンベヤベルト47により形成されるが、その搬送面48は、全体が平坦に形成され、地上コンベヤ7A,7Bのようなトラフ状とはされていない。これにより中間コンベヤ40の長手方向中間部に、コンベヤベルト47のベルト幅に等しい広い荷受面を形成でき、機内コンベヤ8の排出部38から落下排出されたバラ物Bを、可能な限り漏れ無く確実に受け止めることができる。なお本実施形態の搬送面48は水平であるが、バラ物Bの搬送を阻害しない範囲内で上下方向に傾斜されていてもよい。
本実施形態において、バラ物Bを前側地上コンベヤ7Aに移送する際には、中間コンベヤ40を正転運転させる。こうすると、機内コンベヤ8の排出部38から落下排出されたバラ物Bは、中間コンベヤ40の長手方向中間部で受け取られ、中間コンベヤ40により矢印F1方向に移送される。そして中間コンベヤ40の前側端部から前側地上コンベヤ7A上に落下排出され、前側地上コンベヤ7Aに移送される。この後バラ物Bは、前側地上コンベヤ7Aに乗って矢印F4方向に移送される。
逆に、バラ物Bを後側地上コンベヤ7Bに移送する際には、中間コンベヤ40を逆転運転させる。こうすると、機内コンベヤ8の排出部38から落下排出されたバラ物Bは、中間コンベヤ40の長手方向中間部で受け取られ、中間コンベヤ40により矢印F2方向に移送される。そして中間コンベヤ40の後側端部から後側地上コンベヤ7B上に落下排出され、後側地上コンベヤ7Bに移送される。この後バラ物Bは、後側地上コンベヤ7Bに乗って矢印F5方向(矢印F4方向と同一)に移送される。
こうしてバラ物Bは機内コンベヤ8から中間コンベヤ40、中間コンベヤ40から前側地上コンベヤ7Aまたは後側地上コンベヤ7Bへと、次々と乗り継いで搬送されていく。コンベヤ間でバラ物Bが落下したときの荷零れ等を最小限に抑制するよう、各コンベヤ間の高さ間隔は少なくされている。
図3に示すように、高さ方向における機内コンベヤ8と地上コンベヤ7A,7Bの間には、二股シュートに比べ格段に高さ寸法の小さい中間コンベヤ40が配されているだけである。従って機内コンベヤ8と地上コンベヤ7A,7Bの間の高さ寸法H2を、二股シュートを設けた場合に比べ、格段に縮小することができる。なお便宜上、ここでは、機内コンベヤ8の搬送面と地上コンベヤ7A,7Bの搬送面との間の距離を高さ寸法H2としている。
高さ寸法H2の縮小により、地面に対するブーム4の高さを低く抑えることができる。ここで図1を参照して、ブーム4の高さとは、ブーム4が旋回しても高さが変わらない位置の高さ、例えばブーム回動軸30の高さH3とすることができる。あるいは、ブーム4が図1に示す如く水平になっているときのブーム4の所定位置の高さとすることもできる。
例えば地上コンベヤ7A,7B側に制約があり、その高さH1が決まってしまう場合でも、高さ寸法H2を縮小した分、ブーム4の高さH3を低く抑えることができる。すると必然的にバケットエレベータ5の高さ寸法も小さくでき、バケットエレベータ5の下端の掻取部16から上端の駆動スプロケット17までバラ物Bを上昇させる際の上昇量を抑制することができる。そして駆動スプロケット17を駆動する際の消費電力を少なくできる。これにより、荷役効率を向上すると共に省エネルギを達成することが可能である。
また、例えば船舶3側の都合によりブーム高さH3を低く抑えなければならないこともあるが、本実施形態はこうした場合でも対処可能である。
このように本実施形態によれば、シンプルな構造でブーム高さH3を抑制することが可能なアンローダ1を提供することが可能である。
また本実施形態では、図2に示すような平面視において中間コンベヤ40を一対の地上コンベヤ7A,7Bに対し斜めに配置した。中間コンベヤ40はその構造上、ある一定の長さLを必然的に有する。その一方で一対の地上コンベヤ7A,7Bの間隔は、比較的狭い場合がある。こうした場合でも、中間コンベヤ40を斜めに配置することで、その両端部を地上コンベヤ7A,7Bの真上に確実に配置することができる。そして中間コンベヤ40の両端部から地上コンベヤ7A,7Bに、バラ物Bを確実に落下排出させることができる。これにより落下排出時の荷零れ等を最小限に抑制することができる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示は以下のような変形例も可能である。なお前記実施形態と同様の部分には図中同一符号を付して説明を割愛し、以下、相違点を主に説明する。
(1)例えば図4および図5に示すように、中間コンベヤ40の傾斜の向きを逆にしてもよい。この変形例において中間コンベヤ40は、その後端が前端より、地上コンベヤ7A,7Bの搬送方向F4,F5下流側に位置するよう斜めに配置されている。この場合、交差角αは逆向きの鋭角(例えば45°)、交差角β1は鋭角(例えば45°)、交差角β2は鈍角(例えば135°)とされる。なお交差角は鋭角より鈍角の方が荷の乗り継ぎをスムーズに行うことができる。
(2)中間コンベヤ40は、必ずしも一対の地上コンベヤ7A,7Bに対し斜めに配置する必要はない。状況が許せば、一対の地上コンベヤ7A,7Bに対し直角に配置してもよい。
(3)また中間コンベヤ40は、必ずしも機内コンベヤ8に対し斜めに配置する必要はない。機内コンベヤ8に対し平行となるように配置してもよい。また仮に機内コンベヤ8が一対の地上コンベヤ7A,7Bに対し斜めに配置されている場合には、中間コンベヤ40を機内コンベヤ8に対し直角に配置してもよい。
(4)上記実施形態では、中間コンベヤ40の後端にドライブプーリ45を配置し、中間コンベヤ40の前端にテールプーリ46を配置したが、これらの配置を逆にしてもよい。また中間コンベヤの両端にドライブプーリを配置してもよい。この場合、一方のドライブプーリを正転運転用、他方のドライブプーリを逆転運転用としたり、両方のドライブプーリを正逆転両用としたりすることが可能である。
(5)上記実施形態では、中間コンベヤ40のドライブプーリ45およびテールプーリ46の外径を、機内コンベヤ8のドライブプーリ35およびテールプーリ36の外径とほぼ等しくしたが、これらを互いに異ならせてもよい。
(6)中間コンベヤ40を覆う筒状のカバーを追加して設けてもよい。この場合、機内コンベヤ8から中間コンベヤ40へのバラ物Bの受け入れと、中間コンベヤ40から地上コンベヤ7A,7Bへのバラ物Bの排出とを可能にする複数の開口部が、カバーに設けられるとよい。
(7)アンローダは上記実施形態のような連続アンローダでなくてもよく、例えばバッチ式のグラブバケットアンローダや連続吸引式のものであってもよい。
上述の実施形態および変形例の構成は、矛盾が生じない限り、任意に組み合わせることが可能である。本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 アンローダ
2 陸上機
7A,7B 地上コンベヤ
8 機内コンベヤ
38 排出部
40 中間コンベヤ
B バラ物

Claims (4)

  1. 陸上に並列に設置された一対の地上コンベヤと、
    陸上に設置された陸上機と、
    前記陸上機に設けられ、前記一対の地上コンベヤに向かって荷を移送する機内コンベヤと、
    前記陸上機に設けられると共に、前記機内コンベヤの排出部の下方でかつ前記一対の地上コンベヤの上方に位置され、前記機内コンベヤから排出された荷を受け取って、前記一対の地上コンベヤの一方または他方に選択的に供給する正逆転可能な中間コンベヤと、
    を備え
    前記中間コンベヤは、平面視において前記一対の地上コンベヤに対し斜めに配置されている
    ことを特徴とするアンローダ。
  2. 前記中間コンベヤは、その長手方向中間部が前記機内コンベヤの排出部の真下に位置され、その長手方向両端部がそれぞれ前記一対の地上コンベヤの真上に位置されるよう、配置されている
    請求項に記載のアンローダ。
  3. 前記中間コンベヤは、平坦な搬送面を有する
    請求項1または2に記載のアンローダ。
  4. 前記中間コンベヤは、ベルトコンベヤにより形成される
    請求項1~のいずれか一項に記載のアンローダ。
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