JP7050009B2 - ハロゲン化合物およびその軸性キラリティ異性体 - Google Patents

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Description

本発明は、ハロゲン化合物およびその軸性キラリティ異性体、および尿酸値異常と緊密な関係のある症状の治療薬の製造における応用に関する。
尿酸は、人間と動物体内のプリン系化合物の代謝産物である。人間の場合、人体内に尿酸を水溶性が更にいいアラントインに続けて酸化分解する尿酸オキシダーゼが欠如しているため、尿酸は人体内のプリン代謝最終産物として、腸および腎臓を介して体外に排出され、そのうち、腎排泄が人体における尿酸排泄の主な方法となる。正常な人であれば、人体における正常な尿酸濃度の上限値は、男性が400umol/L(6.8mg/dL)、女性が360umol/L (6mg/dL)である。人体の尿酸値異常は、往々にして、尿酸生成の増加または尿酸排泄の減少に起因し、通常、尿酸生成増加型、尿酸排泄減少型、混合型の3種類がある。尿酸値異常と緊密な関係のある症状としては、高尿酸血症、痛風性関節炎(痛風とも呼ぶ)、腎結石、尿路結石、高血圧などがある。
高尿酸血症とは、体内のプリン物質の代謝が乱れ、人体における尿酸の合成が増えたり、排出が減少するなどして、血液中の尿酸値が非常に高くなる疾患を指す。痛風性関節炎とは、人の血液中の尿酸濃度が7 mg/dLを超える時、尿酸がモノナトリウム塩の形で、関節、軟骨および腎臓に沈着して、身体の免疫系が過度に反応して(敏感)痛みを伴う症状を指す。急性痛風は通常、つま先関節,足首関節,膝関節などの間接末端で発作し、赤み、腫れ、熱感、重度の痛みが現れ、真夜中に発作する場合が多く、人はその痛みによって眠りから目を覚めてしまう。高尿酸血症は、痛風性関節炎の病理学的基礎であり、痛風性関節炎を予防するための一般的な方法の1つとして、尿酸濃度を低下させる薬物の使用が挙げられる。
近年、人々の生活習慣の変化に伴い、高尿酸血症および痛風疾患の発症が年々増加している。疫学的研究結果によると、欧米人の痛風性関節炎の発生率は全人口の1~2%を占め、成人男性が最もかかりやすい関節炎になっている。「2021年になると1770万人の痛風患者が現れる」と、ブルームバーグは予測している。その一方、中国では、20~74歳の人口のうち、25.3%の血中尿酸含有量がを高く、0.36%が痛風疾患にかかっていることが、調査によって示された。現在、臨床治療薬にとしては、主に1) 尿酸生成抑制薬、例えば、キサンチンオキシダーゼ阻害剤アロプリノールとフェブキソスタット;2) 尿酸排泄促進薬、例えば、プロベネシドとベンズブロマロン;3) 炎症阻害剤、例えば、コルヒチンなどがある。これらの薬物は、治療上に欠陥があり、治療効果が低く、副作用が大きく、高コストもその臨床応用を妨害する主要なボトルネックとなる。報道によると、40%~70%の患者の血中尿酸含有量が、標準的な治療コースを受けた後にも所定の治療目標(<6mg/dL)を達成できなかった。
URAT1は、尿酸腎臓陰イオントランスポーターであり、腎尿細管上皮細胞のブラシ状縁膜に位置し、特異的に、腎尿細管の中の尿酸を上皮細胞に輸送し、尿酸が腎尿細管の中で再吸収される主な推進力となる。従って、尿酸トランスポーターURAT1を顕著に抑制すれば、体内の尿酸の排泄を強化させ、血中尿酸値を低下させ、痛風発作の可能性を減らすことができる。
2015年12月,米国FDAがアストラゼネカ社の初の標的化URAT1阻害剤Leinuradを許可した。下図に示されたように、200mg/日の投与量、およびキサンチンオキシダーゼ阻害剤XOI(例えば、Febuxostatなど)を高尿酸血症と痛風性関節炎の治療に併用することを許可し
たが、キサンチンオキシダーゼ阻害剤を単独に使用する時と比べて、薬物併用の追加効果がそれほど顕著ではなかった。Lesinurad 400mg/日の投与量はまだ許可していないが、その原因は、高投与量の併用により相加効果は高かったものの、高い高投与量に伴う明らかな副作用が現れた(腎臓関連の有害事象の発生率、特に腎結石の発生率が高い)。従って、FDAは、Lesinuradラベルにブラックボックス警告をつけることを要求し、医療関係者がLesinuradの急性腎不全リスクに気を付けるように警告した。こんな状況は、XOIと併用しない時に、もっと一般的に現れ、Lesinuradの投与量が許可値を超えると、腎不全を引き起こす可能性が更に高くなる。また、FDAは、Lesinuradを販売した後、腎臓と心臓血管の安全性に対する影響を継続して調査することを、アストラゼネカ社に要求した。代謝性疾患のために薬物の長期間服用が必要な場合、薬物の安全性が特に重要な問題となる。従って、安全な血中尿酸産生抑制薬の開発が、この分野で強く求められている。
Figure 0007050009000001
アストラゼネカ社が開示した新薬届出状況報告書には、様々な動物の肝ミクロソームと肝細胞代謝産物における化合物Lesinuradのインビトロ実験結果が詳しく記載されている。データが示すように、サルおよび人間の肝細胞中でLesinuradが代謝される時、M3とM4の2つの主要代謝産物を顕著に検出したが、犬とラットの肝細胞の中ではM3とM4を検出できなかった。詳細は、下表-1の通りである。
Figure 0007050009000002
また、アストラゼネカ社は、様々な動物体内に薬物を投与した後のLesinuradの主要代謝産物と代謝経路も開示した。そのうち、人体の代謝産物の中からジヒドロキシル基代謝産物M4が特異的に検出された。
Figure 0007050009000003
この点は、人体におけるLesinuradの臨床データと合致する。実験データが示すように、M3とM4は、人体臨床研究で発見した最も重要な代謝産物である。詳細は、下表-2の通りである。
Figure 0007050009000004
研究により、M4代謝産物は、シトクロムCYP2C9と霊長類エポキシド加水分解酵素mEHの共同作用によって発生されることがが分かった。このmEH代謝経路は、霊長類に特有なものである。従って、ラットと犬からはM4を検出できないことが解釈される。
Figure 0007050009000005
LesinuradがM3cに転換し、M3cがまたM4に転換される特別な代謝経路を鑑みると、代謝産物M3、M4およびその中間体M3c(M3cは不安定なもので、体内で検出することができない)が、人間の臨床副作用を引き起こす1つの原因である可能性が高い。化合物代謝産物M3およびM4の量を効果的に減少すれば、特にエポキシ中間体M3cの量を減少すれば、理論的には、臨床研究で発見した人体における化合物Lesinuradの副作用を低減することができる。これらの酸化反応は、電子豊富のナフタレン環の環系酸化に由来する。従って、ナフタレン環の電子雲密度を効果的に減少すれば、酸化反応の発生を遅延もしくは阻害することができ、代謝産物M3、M4およびその中間体M3cの生成を減少することができる。
Lesinuradの代謝経路およびその臨床的副作用の研究結果に基づき、本発明では、ナフタレン環置換基を含有した一連の化合物(式I)を設計かつ合成し、その中の2つの代表的な化合物(式IIとV)を成功裏に分離して、その回転異性体を得た(式IIIと式IV、式VIと式VII)。発明者は、人間のURAT1遺伝子を安定的に導入したMDCK細胞株の標識尿酸輸送能に対するこれらの化合物の抑制能力を研究してみた。我々は、次のことを発見した。すなわち、ナフタレン環上の置換基の細胞抑制効果は、許容可能であり、そのインビトロ抑制効果IC50は、Lesinuradより普遍的に改善されている。これらの化合物は、ラット薬物動態実験でも良好な特性を表し、薬物開発が実現可能である。もっと重要なのは、これらの化合物がインビトロ代謝産物鑑定試験で、対照化合物Lesinuradより少ない類似代謝産物を生成することが証明された。従って、毒性メカニズムの観点から見ると、体内に投与する時、本発明のこれらの置換基含有ナフタレン環化合物は、Lesinuradよりもっと優れた活性と薬力学的効果を保持でき、毒性がより少ない可能性がある。
本発明では、式(I)の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
Figure 0007050009000006
ただし、
Xは、F、Cl、Br及びIから選ばれる。
YとZは、それぞれ独立にH、メチル基、エチル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基から選ばれ、または、YとZが一緒に連結されて3~6員の環を形成する。
本発明の一つの好適な実施形態において、前記化合物は式(II)の化合物から選ばれる。
Figure 0007050009000007
本発明では、左旋性または右旋性の式(II)の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供し、これらは単一軸性キラリティ異性体または一種の軸性キラリティ異性体をたくさん含有した形で存在する。
本発明の一つの好適な実施形態において、前記左旋性または右旋性の式(II)の化合物またはその薬学的に許容される塩で、一種の軸性キラリティ異性体の含有量は≧60%であり、好ましくは≧70%、更に好ましくは≧80%、更に好ましくは≧90%、最も好ましくは≧95%である。
本発明では、さらに式(III)の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
Figure 0007050009000008
本発明の一つの好適な実施形態において、式(III)の化合物またはその薬学的に許容さ
れる塩における軸性キラリティ異性体の過剰は≧90%である。
本発明では、さらに式(IV)の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
Figure 0007050009000009
本発明の一つの好適な実施形態において、式(IV)の化合物またはその薬学的に許容される塩における軸性キラリティ異性体の過剰は≧90%である。
本発明の一つの好適な実施形態において、前記の化合物またはその薬学的に許容される塩は、式(V)の化合物から選ばれる。
Figure 0007050009000010
本発明では、左旋性または右旋性の式(V)の化合物またはその薬学的に許容される塩も提供し、これらは単一軸性キラリティ異性体からなり、または一種の軸性キラリティ異性体をたくさん含有した形で存在する。
本発明の一つの好適な実施形態において、前記左旋性または右旋性式(V)の化合物またはその薬学的に許容される塩で、一種の軸性キラリティの含有量は≧60%であり、好ましくは≧70%、更に好ましくは≧80%、更に好ましくは≧90%、最も好ましくは≧95%である。
本発明では、さらに式(VI)の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
Figure 0007050009000011
本発明の一つの好適な実施形態において、式(VI)の化合物またはその薬学的に許容される塩における軸性キラリティ異性体の過剰は≧90%である。
本発明では、さらに式(VII)の化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
Figure 0007050009000012
本発明の一つの好適な実施形態において、式(VII)の化合物またはその薬学的に許容される塩における軸性キラリティ異性体の過剰は≧90%である。
本発明の一つの好適な実施形態において、前記YとZが一緒に連結され、構造ユニット
Figure 0007050009000013
は、
Figure 0007050009000014
から選ばれる。
また、本発明は、活性成分としての治療有効量の前記化合物またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。
また、本発明は、治療対象者に有効量の前記化合物またはその薬学的に許容される塩、または前記組成物を投与することを含む、尿酸値異常に関する疾患の治療方法を提供する。
また、本発明は、尿酸値異常に関する疾患の治療薬の製造における前記化合物またはその薬学的に許容される塩、または前記組成物の使用を提供する。
本発明の一つの好適な実施形態において、前記疾患は、高尿酸血症、痛風性関節炎、腎結石、尿路結石または高血圧を指す。
用語定義
「左旋性または右旋性式(II)の化合物」とは、式(II)の化合物の単一軸性キラリティ異性体を指し、一種の軸性キラリティ異性体をたくさん含有した混合物も指す。
「左旋性または右旋性式(V)の化合物」とは、式(V)の化合物の単一軸性キラリティ異性体を指し、一種の軸性キラリティ異性体をたくさん含有した混合物も指す。
「一種の軸性キラリティ異性体をたくさん含有した」とは、一種の軸性キラリティ異性体の含有量が<100%、≧60%であり、好ましくは≧70%、更に好ましくは≧80%、更に好ましくは≧90%、最も好ましくは≧95%であることを意味する。
「軸性キラリティ異性体の過剰」とは、2種類の軸性キラリティ異性体の相対的パーセンテージの差を指す。例えば、その中のある軸性キラリティ異性体の含有量が90%であり、他の軸性キラリティ異性体の含有量が10%であれば、軸性キラリティ異性体の過剰は80%となる。
式(III)と(IV)の化合物は、それぞれ式(II)の化合物の2つの絶対的な構造であり、
Figure 0007050009000015
は、
Figure 0007050009000016
の2つの絶対立体配置である。
式(VI)と(VII)の化合物は、それぞれ式(V)の化合物の2つの絶対立体配置であり
Figure 0007050009000017
は、それぞれ
Figure 0007050009000018
の2つの絶対立体配置である。
(+)は右旋性、(-)は左旋性、(±)は外ラセミ体を表す。
本明細書で用いた用語「薬学的に許容される」とは、化合物、材料、組成物および/または剤形が、信頼できる医学的判断の範囲内で、人間および動物の組織との接触や使用に適合し、毒性、刺激性、アレルギー反応、その他問題、合併症がそれほど大きくなく、合理的な利益/リスクに比例することを意味する。
用語「薬学的に許容される塩」とは、本発明化合物の塩を指し、本発明で発見した特定の置換基を有する化合物および毒性があまりない酸や塩基で製造する。本発明の化合物に酸性官能基が含有されていると、純粋な溶液や適切な不活性溶媒の中で、十分な量の塩基をこれらの化合物と中性的に接触させて、塩基付加塩を製造する。薬学的に許容される塩基付加塩には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム、有機アンモニアまたはマグネシウム塩或いは類似の塩が含まれる。本発明の化合物に塩基性官能基が含有されていると、純粋な溶液や適切な不活性溶媒の中で、十分な量の酸をこれらの化合物と中性的に接触させて、酸付加塩を製造する。薬学的に許容される酸付加塩には、無機酸塩と有機酸塩が含まれるが、前記無機酸としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、炭酸、炭酸水素イオン、リン酸、リン酸一水素イオン、リン酸二水素イオン、硫酸、硫酸水素イオン、ヨウ化水素酸、亜リン酸などがあり、前記有機酸塩としては、酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、マレイン酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、スベリン酸、フマル酸、乳酸、マンデル酸、フタル酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、クエン酸、酒石酸、メタンスルホン酸などの類似した酸があり、さらにアミノ酸(例えば、アルギニンなど)の塩、およびグルクロン酸などの有機酸の塩も含まれる(Berge ら., "Pharmaceutical Salts",
Journal of Pharmaceutical Science 66:1-19 (1977)を参照する)。本発明に記載された特定の化合物は、塩基性や酸性の官能基を含有しているため、任意の塩基付加塩または酸付加塩に変換されることができる。
好ましくは、従来の方法で塩を塩基または酸と接触させた後、親化合物を分離して、化合物の中性形態を再現する。親化合物とその様々な塩の形式上の相違点は、極性溶媒における異なる溶解度などの物理的性質にある。
本発明に記載された「薬学的に許容される塩」は、本発明化合物の誘導体であり、そのうち、酸または塩基と塩を形成する形で前記親化合物を修飾する。薬学的に許容される塩には、アミンなどの塩基の無機酸塩または有機酸塩、カルボン酸などの酸基のアルカリ金属塩または有機塩などが含まれるが、これらに限らない。薬学的に許容される塩には、一般的な非毒性塩や親化合物の第四級アンモニウム塩が含まれるが、例えば、非毒性無機酸または有機酸により形成された塩がある。一般的な非毒性塩には、無機酸や有機酸から誘導された塩が含まれるが、これらに限らない。また、前記無機酸や有機酸は、2-アセトキシ安息香酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、酢酸、アスコルビン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、炭酸水素イオン、炭酸、クエン酸、エデト酸、エタンジスルホン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコヘプトース、グルコン酸、グルタミン酸、グリコール酸、臭化水素酸、塩酸、ヨウ化水素酸塩、ヒドロキシナフタレン、イセチオン酸、乳酸、乳
糖、ドデシルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、硝酸、シュウ酸、ジヒドロキシナフタレン酸、パントテン酸、フェニル酢酸、リン酸、ポリガラクツロン酸、プロピオン酸、サリチル酸、ステアリン酸、スバセチン酸、コハク酸、アミノスルホン酸、P-アミノベンゼンスルホン酸、硫酸、タンニン、酒石酸及びp-トルエンスルホン酸から選ばれる。
本発明の薬学的に許容される塩は、酸基または塩基が含有された親化合物を用いて、一般的な化学的方法で合成することができる。通常の場合、この種類の塩は、水または有機溶媒、または前記2者の混合物の中で、遊離酸や塩基の形で、これらの化合物を適切な化学量論量の塩基または酸と反応させて製造する。通常の場合、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、アセトニトリルなどの非水性媒体を優先的に使用する。
本発明の化合物は、非天然割合の原子同位体を1個または複数個含有することができる。例えば、放射性同位体標識化合物の場合、トリチウム(3H)、ヨウ素-125(125 I)、C-14(14C)を含有してもいい。本発明の化合物の同位体組成の変換は、放射性があるかどうかを問わず、全部本発明の範囲に含まれる。
用語「薬学的に許容される担体」とは、本発明の有効量の活性物質を運搬でき、活性物質の生物学的活性を干渉せず、宿主や患者に対して副作用のない任意の製剤や担体媒体を指す。代表的な担体としては、水、油、野菜、鉱物質、膏薬基剤、洗剤基剤、軟膏基剤などがある。これらの基材には、懸濁剤、粘着付与剤、経皮吸収促進剤などが含まれる。これらの製剤は、化粧品または局所医薬品分野の当業者に公知のものである。単体のその他情報については、Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 21st Ed., Lippincott, Williams & Wilkins (2005)を参照することができ、この文献の内容を引用する方法で本発明に導入する。
薬物または薬理学活性剤にとって、用語「有効量」または「治療有効量」とは、非毒性であるが所望の効果を達成できる薬物や薬剤の十分な量を指す。本発明の経口剤形にとって、組成物の中の特定の活性物質の「有効量」とは、当該組成物の中の別の活性物質と併用する時に、所望の効果を達成できる必要な量を指す。有効量は人によって異なり、受給者の年齢と一般的な状態により決まり、具体的な活性物質によっても決まり、個別ケースにおける適切な有効量は、日常的な実験に基づいて当業者が決めることができる。
用語「活性成分」とは、一種の化学実体を指し、標的障害、疾患または症状を効果的に治療することができる。
本発明の進歩
ラセミ体化合物(±)-Lesinuradと比べて、本発明に記載された一連の化合物、特に、回転異性体である式(III)の化合物((-)-WX001)、式(IV)の化合物((+)-WX002)、式(VI)の化合物((-)-WX004)、式(VII)の化合物((+)-WX005)は、URAT1遺伝子を安定的に導入したMDCK細胞株の標識尿酸の輸送抑制試験の中で、インビトロ活性が顕著に向上され、そのうち、異性体(-)-WX001のインビトロ活性抑制能力は、別の異性体(+)-WX002の3倍以上を達して、単一異性体のインビトロ活性抑制優位性を十分に表した。また、同じ投与方式で同じ量を投与する時、(+)-WX002および(±)-Lesinuradと比べて、(-)-WX001はラットPKの中でより低いインビボクリアランスとより高い血漿暴露量を表し、全体的な薬物動態学的性能が更に優れていた。より顕著なことは、(±)-Lesinuradと比べて、同じ条件下の体外肝細胞代謝安定性試験の中で、(-)-WX001および(+)-WX002は、非常に優れたインビトロ安定性を示し、代謝産物が検出されなかった。従って、ナフタレン環に置換基が含有された異性体化合物、特に電子吸引性基が含有された単一異性体化合物、例えば、(-)-WX001,(+)-WX002,(-)-WX004と(+)-WX005は、臨床で薬物を投与する時の臨床的副作用の発生率を顕著に低減することができ、臨床上の体内薬力学的効果を保持もしくは向上させるこ
とができると、我々は予見することができる。
具体的な実施形態
以下は、実施例に基づいて本発明を詳しく説明するが、本発明に対して何らかの不利な制限を意味することがない。本文は本発明を詳しく説明して、その具体的な実施形態をも公開したが、当業者にとって、本発明の精神および範囲を逸脱しない範囲において、本発明の具体的な実施形態に対して各種の変更および改良を行ってもよいのは、勿論である。
実施例1と実施例2:化合物 (-)-WX001(式(III))および(+)-WX002(式(IV))
Figure 0007050009000019
合成経路:
Figure 0007050009000020
工程1:化合物2の合成
化合物1 (500.00 mg, 2.73 mmol, 1.00 eq)とN-クロロスクシンイミド(364.34 mg, 2.73 mmol, 1.00 eq)を酢酸(5.00 mL)に加え、20℃で16時間撹拌して反応させた。反応が終わった後、反応液を直接濃縮して酢酸を除去し、シリカゲル1.0gを加えて混合し、クロマトグラフィー用自動精製システム(酢酸エチル/石油エーテル=0~10%)で純化して、褐色の固体化合物2 (383.00 mg, 1.76 mmol, 収率:64.47%)を得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ:8.41-8.35 (m, 1H), 7.85-7.80 (m, 1H), 7.57-7.52 (m,
2H), 7.19 (d, J=0.8 Hz, 1H), 4.43 (s, 2H), 2.26-2.17 (m, 1H), 1.07-0.97 (m, 2H), 0.74-0.67 (m, 2H)。
工程2:化合物3の合成
化合物2 (360.00 mg, 1.65 mmol, 1.00 eq)とトリエチルアミン(502.02 mg, 4.96 mmol, 687.70 uL, 3.00 eq)をジクロロメタン(5.00 mL)に溶解し、0℃まで冷却した後、チオホスゲン(228.17 mg, 1.98 mmol, 152.12 uL, 1.20 eq)を滴下し、0℃で反応液を0.5時間反応させた。希塩酸(1mol/L,20mL)で反応を停止させ、ジクロロメタン(10 mL×3)で抽出した。有機相を合わせた後、飽和食塩水(30 mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、濾液を濃縮して、黒色の液体粗品化合物3 (520.00 mg, 粗品)を得た。この粗品を直接に次の反応に用いた。
工程3:化合物4の合成
粗品化合物3 (520.00 mg, 2.00 mmol, 1.00 eq)、ヒドラジン水和物(100.12 mg, 2.00 mmol, 97.20 uL, 1.00 eq)及びN、N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール (285.98 mg, 2.40 mmol, 317.76 uL, 1.20 eq)をN、N-ジメチルホルムアミド (5.00 mL)に加え、得られた混合物を20℃で、16時間撹拌して反応させた。反応液を濃縮してN、N-ジメチルホルムアミドを除去し、残りの混合物を酢酸エチル(20mL)で溶解し、シリカゲル(2g)を加えて混合し、クロマトグラフィー用自動精製システム(酢酸エチル/石油エーテル= 0~35%)で純化して、白い固体化合物4 (813.00 mg, 粗品)を得た。
1H NMR (400MHz, Methanol-d4) δ:8.58 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 8.37 (s, 1H), 7.73-7.67 (m, 1H), 7.67-7.62 (m, 1H), 7.48-7.45 (m, 1H), 7.38-7.34 (m, 1H), 2.59-2.49 (m, 1H), 1.25-1.18 (m, 2H), 0.96-0.84 (m, 2H)。
工程4:化合物5の合成
化合物4 (813.00 mg, 2.69 mmol, 1.00 eq)、2-ブロモプロピオン酸エチル(539.86 mg,
3.23 mmol, 357.53 uL, 1.20 eq)及び炭酸セシウム(1.76 g, 5.39 mmol, 2.00 eq)を、N、N-ジメチルホルムアミド(5.00 mL)に加え、得られた反応液を20℃で、16時間撹拌して反応させた。反応が終わった後、オイルポンプで濃縮して、黄色の油状物質と白い固体の混合物を得た。混合物にアセトニトリル(20 mL)を加えて2分間攪拌し、濾過し、アセトニトリル(20 mL)でケーキを洗い流し、濾液を合わせて濃縮して、茶褐色の油状粗品化合物5
(1.10 g, 粗品)を得た。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ:8.49 (d, J=8.4 Hz, 1H), 8.24 (s, 1H), 7.68-7.63 (m,
1H), 7.62-7.59 (m, 1H), 7.39-7.37 (m, 1H), 7.22 (d, J= 8.0 Hz, 1H), 4.19-4.17 (m, 2H), 4.16-4.15 (m, 2H), 2.46-2.39 (m, 1H), 1.22-13.18 (m, 2H), 1.06 (t, J=7.2
Hz, 3H), 0.90-0.85 (m, 2H)。
MS m/z:388.0 [M+H] +
工程5:化合物6の合成
粗品化合物5 (1.10 g, 粗品)とN-ブロモスクシンイミド(505.46 mg, 2.84 mmol, 1.00 eq)をアセトニトリル(10.00 mL)に加え、得られた反応液を18℃で2時間攪拌して反応させた。反応が終わった後、反応液を直接濃縮して混合し、クロマトグラフィー用自動精製システム(酢酸エチル/石油エーテル= 0~25%)で純化して、褐色の油状粗品を得た。分取HPLCで粗品を分離して、白い固体化合物6 (201.1 mg, 430.82 umol)を得た。
1H NMR (400MHz, CD3OD) δ:8.64 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.79-7.74 (m, 1H), 7.74-7.6
9 (m, 1H), 7.52 (d, J=0.8 Hz, 1H), 7.27-7.22 (m,1H), 4.17-4.09 (m, 2H), 4.08-3.96 (m, 2H), 2.63-2.52 (m, 1H), 1.28-1.23 (m, 5H), 0.97-0.90 (m, 2H)。
MS m/z:468.0 [M+H+2]+
工程6:化合物6A & 6Bの合成
化合物6 (201.1 mg, 430.82 umol, 1.00 eq)を超臨界流体クロマトグラフィーSFC (キラルカラム:Chiralpak AD (250 mm × 30 mm, 5 um); 移動相:超臨界CO2/エタノール(0.1%アンモニア水)= 30% で30 min; 流速:60mL/min; 検出波長:220 nm)により分離して、無色透明の油状化合物6A (50.30 mg, 107.76 umol)および無色透明の油状化合物6B (52.60 mg, 112.69 umol)を得た。
化合物6A: SFC (キラルカラム:Chiralpak AD-3 (100 mm × 4.6 mm, 3 um); 移動相:エタノール (0.05% DEA)/超臨界CO2 = 5~40% ,4.5 min;40% , 2.5 min; 5% ,1 min;;流速:2.8 mL/min; 検出波長:220 nm; カラム温度:40 ℃) Rt = 3.513 min。軸性キラリティ異性体の過剰は99.69%であった。
化合物6B: SFC (キラルカラム:Chiralpak AD-3 (100 mm × 4.6 mm, 3 um); 移動相:エタノール (0.05% DEA)/超臨界CO2 = 5~40%, 4.5 min;40% ,2.5 min;5%,1 min;流速:2.8 mL/min; 検出波長:220 nm; カラム温度:40 ℃) Rt = 3.911 min。軸性キラリティ異性体の過剰は99.87%
であった。
工程7:化合物(-)-WX001および(+)-WX002の合成
化合物6A (50.00 mg, 107.12 umol, 1.00 eq)と水酸化リチウム一水和物(22.47 mg, 535.60 umol, 5.00 eq)をエタノール(2.00 mL) /水 (2.00 mL)に加え、得られた反応液を20℃で16時間撹拌して反応させた。反応液を濃縮してエタノールを除去し、残りの水相のpHを希塩酸(2mol / L)で2に調整して、白い固体が析出された。それを濾過し、水(5 mL)でケーキを洗い流した後、ケーキをエタノール(1mL)に溶解し、水(20mL)を加えて凍結乾燥して、 (-)-WX001 (36.30 mg, 82.74 umol, 収率:77.24%)を得た。
1H NMR (400MHz, CD3OD) δ:8.52 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.67-7.55 (m, 2H), 7.39 (s,
1H), 7.13 (d, J=8.0 Hz, 1H), 4.56 (s, 1H), 3.95-3.79 (m, 2H), 2.53-2.39 (m, 1H), 1.18-1.10 (m, 2H), 0.85-0.76 (m, 2H)。
MS m/z:439.9 [M+H+2]+
SFC (キラルカラム:Chiralpak AS-3 (150 mm × 4.6 mm, 3 um); 移動相:メタノール
(0.05% DEA)/超臨界CO2 = 5~40%,5 min;40%,2.5 min;5%,2.5 min;流速:2.5 mL/min; 検出波長:220 nm; カラム温度:35 ℃) Rt = 3.548 min。軸性キラリティ異性体の過剰は100%であった。[α]25 D= -0.350 (c = 5.0 mg/mL メタノール溶液)。
化合物6B (52.00 mg, 111.40 umol, 1.00 eq)と水酸化リチウム一水和物(23.37 mg, 557.00 umol, 5.00 eq)をエタノール(2.00 mL) /水 (2.00 mL)に加え、得られた反応液を20℃で、16時間撹拌して反応させた。反応液を濃縮してエタノールを除去し、残りの水相のpHを希塩酸(2mol / L)で2に調整して、白い固体が析出された。それを濾過し、水(5mL)でケーキを洗い流した後、ケーキをエタノール(1mL)で溶解し、水(20mL)を加えて冷凍乾燥して、(+)-WX002 (36.80 mg, 83.88 umol, 収率:75.29%)を得る。
1H NMR (400MHz, CD3OD) δ:8.64 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.81-7.67 (m, 2H), 7.51 (s,
1H), 7.26 (d, J=8.0 Hz, 1H), 4.14-3.93 (m, 2H), 2.63-2.53 (m, 1H), 1.30-1.23 (m, 2H), 0.97-0.90 (m, 2H)。
MS m/z:439.9 [M+H+2]+
SFC (キラルカラム:Chiralpak AS-3 (150 mm × 4.6 mm, 3 um); 移動相:メタノール
(0.05% DEA)/超臨界CO2 = 5~40%,5 min;40%,2.5 min;5%,2.5 min;流速:2.5 mL/min; 検出波長:220 nm; カラム温度:35 ℃),Rt = 3.774 min。軸性キラリティ異性体の過剰は99.22%であった。[α]25 D= +1.191 (c = 4.6 mg/mL メタノール溶液)。
実施例3:化合物 (±)-WX003(式(II))
Figure 0007050009000021
合成経路:
Figure 0007050009000022
工程1:化合物(±)-WX003の合成
化合物6 (56.30 mg, 120.61 umol, 1.00 eq)と水酸化リチウム一水和物 (25.30 mg, 603.07 umol, 5.00 eq)をエタノール(2.00 mL) /水 (2.00 mL)に加え、得られた混合物を20℃で、16時間反応させた。反応が終わった後、反応液を濃縮してエタノールを除去し、2mLになるまで水を加えた後、希塩酸(2mol/L)で反応液のpHを3に調整して、 白い固体が析出された。それを濾過し、水(10mL)でケーキを洗い流し、ケーキをメタノール(1mL)で溶解し、メタノール溶液に水(20mL)を加えて、混合溶液が白くなり、固体が析出しなかった。それを冷凍乾燥して、白い粉末状化合物(±)-WX003 (50.30 mg, 114.65 umol,
収率:91.43%)を得た。
1H NMR (400MHz, CD3OD) δ:8.64 (d, J=8.4 Hz, 1H), 7.80 - 7.67 (m, 2H), 7.52 (s, 1H), 7.26 (br d, J=8.4 Hz, 1H), 4.13 - 3.95 (m, 2H), 2.63-2.53 (m, 1H), 1.30-1.23 (m, 2H), 0.98-0.90 (m, 2H)。
MS m/z:439.6 [M+H]+
実施例4と実施例5:化合物 (-)-WX004(式(VI))および(+)-WX005(式(VII))
Figure 0007050009000023
合成経路:
Figure 0007050009000024
工程1:化合物7の合成
化合物4 (1.00 g, 3.31 mmol, 1.00 eq)、炭酸カリウム (914.95 mg, 6.62 mmol, 2.00
eq)及び2-ブロモイソ酪酸メチル (719.05 mg, 3.97 mmol, 513.61 uL, 1.20 eq)を、N、N-ジメチルホルムアミド(10.00 mL)に加え、28℃で16時間反応させた。反応が終わった後、反応液を濃縮してN、N-ジメチルホルムアミドを除去して、褐色の油状液体混合物を得た。その混合物を酢酸エチル(20mL)に浸して10分間攪拌した。濾過し、濾液を濃縮して、粗品化合物7 (1.52 g, 粗品)を得た。この粗品を直接に次の反応に用いた。
1H NMR (400MHz, CDCl3) δ:8.50 (d, J=8.8 Hz, 1H), 8.28 (s, 1H), 7.68-7.63 (m,
1H), 7.62-7.55 (m, 1H), 7.38 (s, 1H), 7.18 (d, J=8.4 Hz, 1H), 3.64 (s, 3H), 2.49-2.38 (m, 1H), 1.68 (s, 3H), 1.61 (s, 3H), 1.24-1.19 (m, 2H), 0.95-0.85 (m, 2H)。
MS m/z:402.1 [M+H]+
工程2:化合物8の合成
粗品化合物7 (1.52 g, 1.00 eq)とN-ブロモスクシンイミド (1.01 g, 5.67 mmol, 1.50
eq)をアセトニトリル (15.00 mL)に加え、28℃で20時間攪拌して反応させた。反応が終わった後、反応液にシリカゲル(3.0 g)を加えて直接に濃縮して混合し、高速カラムクロマトグラフィー(溶離液:酢酸エチル/石油エーテル= 0~45%)により精製して、黄色の油状液体化合物 8 (0.85 g, 1.77 mmol, 2つの工程の収率53.44%)を得た。
工程3:化合物8Aおよび8Bの合成
化合物8 (0.85 g, 1.77 mmol, 1.00 eq)を超臨界流体クロマトグラフィーSFC (キラルカラム:Chiralpak AD (250 mm × 30 mm, 5 um); 移動相:超臨界CO2/メタノール(0.1%アンモニア水)= 25%; 流速:50 mL/min; 検出波長:220 nm)ににより分離して、淡い黄色の油状液体化合物8A (350.00 mg, 727.94 umol)と淡い黄色の油状液体化合物8B (350.00 mg, 727.94 umol)を得た。
化合物8A: SFC (キラルカラム:Chiralpak AD-3 (150 mm × 4.6 mm, 3 um); 移動相:メタノール (0.05% DEA)/超臨界CO2 = 5~40%,5.5 min;40%, 3 min; 5%,1.5 min;;流速:2.5 mL/min; 検出波長:220 nm; カラム温度:40℃) Rt = 4.972 min。軸性キラリティ異性体の過剰は99.72%であった。
化合物8B: SFC (キラルカラム:Chiralpak AD-3 (150 mm × 4.6 mm, 3 um); 移動相:メタノール (0.05% DEA)/超臨界CO2 = 5~40%,5.5 min;40%, 3 min; 5%,1.5 min;;流速:2.5 mL/min; 検出波長:220 nm; カラム温度:40℃); Rt = 5.242 min。軸性キラリティ異性体の過剰は99.05%であった。
工程4:化合物(-)-WX004および化合物(+)-WX005の合成
化合物8A (330.00 mg, 686.34 umol, 1.00 eq)と水酸化リチウム一水和物 (143.99 mg,
3.43 mmol, 5.00 eq)をメタノール(15.00 mL) /水 (15.00 mL)に加え、30℃で2.5時間反応させた。反応が終わった後、反応液とテストバッチを合わせ、35℃で反応液を回転蒸発かつ濃縮してメタノールを除去した。残りの反応液のpHを希塩酸(2 mol/L)で2に調整して、大量の白い固体が析出され、その白い固体はただちに集まった。濾過し、水(10mL)でケーキを洗い流す。アセトニトリル(1 mL)でケーキを溶解し、水(15 mL)を加えて混合した後、冷凍乾燥して、白い固体化合物(-)-WX004 (328.30 mg, 703.33 umol)を得た。
1H NMR (400MHz, MeOD-d4) δ:8.60 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.76-7.64 (m, 2H), 7.47 (s, 1H), 7.16 (d, J=8.0 Hz, 1H), 2.58-2.50 (m, 1H), 1.63 (d, J=5.2 Hz, 6H), 1.27-1.21 (m, 2H), 0.95-0.88 (m, 2H)。
MS m/z:465.7 [M+H]+, 467.7 [M+H+2]+。
SFC(キラルカラム:Chiralpak AD-3 (150 mm × 4.6 mm, 3 um); 移動相:エタノール (0.05% DEA)/超臨界CO2 = 5~40%,5.5 min;40%,3 min;5%,1.5 min;流速:2.5 mL/min; 検出波長:220 nm; カラム温度:40℃);Rt = 4.892 min。軸性キラリティ異性体の過剰は97.64%であった。[α]25 D= -5.766 (c = 5.52 mg/mL メタノール溶液)。
化合物8B (350.00 mg, 727.94 umol, 1.00 eq)と水酸化リチウム一水和物 (152.72 mg,
3.64 mmol, 5.00 eq)をメタノール(16.00 mL) /水 (16.00 mL)に加え、30℃で2時間反応させた。35℃で反応液を回転蒸発し濃縮してメタノールを除去し、残りの反応液のpHを希塩酸(2 mol/L)で 2に調整して、大量の白い固体が析出され、その白い固体がただちに集まった。濾過し、水(10 mL)でケーキを洗い流す。ケーキをアセトニトリル(1 mL)に溶解し、水(15 mL)を加えて混合した後、冷凍乾燥して、白い固体化合物(+)-WX005 (324.60 mg, 695.40 umol, 収率:95.53%)を得た。
1H NMR (400MHz, MeOD-d4) δ:8.61 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.77-7.63 (m, 2H), 7.48 (s, 1H), 7.17 (d, J=8.0 Hz, 1H), 2.60-2.49 (m, 1H), 1.71-1.54 (m, 6H), 1.27-1.19 (m, 2H), 0.96-0.85 (m, 2H)。
MS m/z:466.0 [M+H]+, 468.0 [M+H+2]+
SFC(キラルカラム:Chiralpak AD-3 (150 mm × 4.6 mm, 3 um); 移動相:エタノール (0.05% DEA)/超臨界CO2 = 5~40%,5.5 min;40%,3 min;5%,1.5 min;流速:2.5 mL/m
in; 検出波長:220 nm; カラム温度:40℃);Rt = 5.301 min。軸性キラリティ異性体の過剰は91.82%であった。[α]25 D= +7.630 (c = 5.38 mg/mL メタノール溶液)。
実験例1:インビトロ評価
1.実験目的:
URAT-1(尿酸輸送タンパク質)遺伝子を安定的に導入したMDCK細胞株を用いて、化合物の尿酸再吸収抑制のIC50 値を測定する。
2.背景説明:
痛風とは、血中尿酸値の異常上昇によって引き起こされる進行性疾患である。URAT-1遺伝子コードは、腎尿細管の尿酸輸送タンパク質に存在する。小分子化合物は、このタンパク質の機能を抑制して、尿酸排泄を促進することができ、これにより、痛風の発作を防止することができる。
3.実験材料:
URAT-1(MDCK)細胞株:URAT-1遺伝子を安定的に導入したMDCK細胞。
細胞培養液:MEM培養液に10%ウシ胎児血清(FBS)、1%ピルビン酸ナトリウム、および250 ug/ml G418を加えた。
HBSS緩衝液。
0.1 M NaOH溶液。
14C標識-尿酸溶液。
CO2 培養ボックス。
液体シンチレーションカウンターTri-Carb
4.実験工程と方法:
4.1 細胞接種:
1)細胞培養上清液を吸収して除去し、10 mL PBSで細胞を洗浄した。
2)予熱したトリプシンを洗浄済み細胞培養フラスコに入れ、培養フラスコを回転させてトリプシンを培養フラスコの底に均一に分布させた。室温で消化した。
3)各T150培養フラスコに10~15 mLの培養液懸濁細胞を入れ、0.1 mLを吸い上げて、トリパンブルー溶液で2倍希釈して、細胞数をカウントした。
4) 培養液で細胞を2.5×105/mLまで希釈し、希釈後の細胞を24穴培養板(800 mL/穴,2×105 細胞/穴)に加えた。その後、37℃の5% CO2インキュベーターで一晩培養した。
4.2 細胞の準備:
1)細胞を24穴培養プレートに接種して16~18時間後、上清液を除去した。各穴に600mlのHBSS緩衝液を加え、2回洗浄した。
2)HBSS緩衝液を吸い上げて除去した後、各穴に180 mlのHBSS緩衝液を加えた。
4.3化合物溶液の調製、希釈およびサンプル追加:
1)化合物粉末を100% DMSOに溶解した。その後、化合物の6点を3倍に希釈するか、または2点を10倍に希釈した。最大開始濃度は50mMであった。
2)工程1)の5ulDMSO溶液を120ml HBSS緩衝液に入れて、25倍に希釈した。
3)工程2)の10ml希釈液を24孔細胞プレートに入れ、37度の5% CO2のインキュベーターで15分間培養した。DMSOの最終濃度は0.2%であった。細胞コントロールウェル:化合物を加えず、0.2% DMSOのみを含有した。
4.4 検出:
14C標識-尿酸溶液を希釈して細胞プレートに入れ、最終濃度を50mMとした。37度の5% CO2のインキュベーターで10分間培養した。上清液を除去した後、HBSS緩衝液で細胞を2回洗浄した。細胞に0.1M NaOH溶液を加えて分解させた。液体シンチレーションチューブに細胞分解液を収集し、シンチレーション液を加えた後、液体シンチレーションカウンターTri-Carbで信号値を読み取った。
4.5データ処理と分析:
ルミナスデータに基づいて、URAT-1に対する化合物の抑制効果を分析し、抑制パーセンテージを計算した。GraphPad Prismソフトウェアを利用して、抑制パーセンテージ(inh%)データに対して、非線形フィッティング解析を行ってIC50値を得た。実験結果は、表-3の通りである。
Figure 0007050009000025
結論:本発明の化合物は、参照化合物(±)-Lesinuradと比べて、URAT-1に対してより優れた抑制効果を有する。
実験例2:インビトロ評価
1.実験目的
本実験の目的は、LC-UV-MSn (n = 1 - 2)検出方法で、人間の肝細胞の中で一連の化合物を120分間培養した後、その代謝産物を実証することにある。データを収集した後、MetaboLynxTMソフトウェアでMSとMS2 データに対して分析を行った。
2.実験計画
2.1 肝細胞の培養システム
Figure 0007050009000026
2.2 試料の処理と分析
試料を2h時間培養した後、0.1%ギ酸を含有したアセトニトリルでタンパク質を沈殿し、遠心分離し、上清液を取り出して、窒素雰囲気で乾燥させ、再び溶解して、ロウディングして分析を行った。
3.実験結果
3.1 化合物(-)-WX001の代謝産物の鑑定結果は、表-4の通りである。
Figure 0007050009000027
3.2 化合物(+)-WX002の代謝産物の鑑定結果は、表-5の通りである。
Figure 0007050009000028
3.3 化合物(±)-Lesinuradの代謝産物の鑑定結果は、表-6の通りである。
Figure 0007050009000029
4.実験結論
実験データから分かるように、同じ人体肝細胞代謝条件下で、化合物(±)-Lesinuradにより4.40%の代謝産物M1が生成されたが、化合物(-)-WX001と(+)-WX002はいかなる代謝産物も検出されなかった。(-)-WX001と(+)-WX002は、(±)-Lesinuradと比べて、より優れたインビトロ肝細胞の安定性を示している。
実験例3:インビボ評価
1.実験目的
SD系ラットを試験動物にし、IV(静脈注射)およびPO(経口投与)方式でラットに(-)-WX001および(+)-WX002を投与した後、LC/MS/MS法で異なる時間代の血漿中(-)-WX001および(+)-WX002の薬物濃度を測定した。また、ラット体内における本発明化合物の薬物動態学的効果を研究して、その薬物動態学的特徴を評価した。
2.実験計画
2.1試験薬品
(-)-WX001および(+)-WX002
2.2 試験動物
健康なSD系雄性ラット12匹を4組に分け(各化合物はそれぞれIV、PO組を有する)、各組に3匹ずつあった。これらのラットは、上海斯莱克実験動物有限公司から購入し、動物生産許可証番号はSCXK(滬)2012-0002であった。
2.3 薬物調製
適量の試料を秤取し、一定量のDMSOを加えて超音波溶解し、20% のヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン溶液を加えて、試験対象化合物の濃度が1 mg/mLである5%DMSO/95% 20%HPCD透明溶液を調製して、IVおよびPO投与を行った。
2.4 薬物の投与
SD系雄性12匹を4組に分け、各組に3匹ずつあった。一晩禁食させた後、それぞれIVおよびPO投与を行った。IV投与量は2 mg/kg、投与容積は2 mL/kgであり、PO投与量は10 mg/kg、投与容積は10 mL/kgであった。
3.実験操作
IV組に薬物を投与した後、0.083, 0.25, 0.5, 1, 2, 4, 6, 8, 24時間目にそれぞれ約200 μLの血液を採集して、K2-EDTAの抗凝固チューブに入れ、3000 rpmで 15分間遠心分離して、血漿を分離した後、-80℃で保管した。PO組に薬物を投与した後、0.25, 0.5, 1, 2, 4, 6, 8, 24時間目にそれぞれ採血し、その他操作はIV組と同じであった。血漿試料に対してタンパク質沈殿前処理を行った後、LC/MS/MS法で血漿薬物濃度を測定した。分析方法の線形範囲は4.00~6000nMであった。
4.薬物動態学パラメーター
実験結果から分かるように、(-)-WX001と(+)-WX002および(±)-Lesinuradは、SD系ラット体内で異なる薬物動態学的性能を示している。同じ投与量、同じ投与方式下で、(+)-WX002,(-)-WX001より低いインビボクリアランスとより高い血漿暴露量を示し、全般的な薬物動態学的性能がもっと優れている。 (±)-Lesinuradと比べて、(-)-WX001もより低いインビボクリアランスとより高い血漿暴露量を示し、全般的な薬物動態学的性能がもっと優
れている。また、体内における2つの軸性キラリティ異性体の相互転換を観察することができず、循環系内で安定された単一軸性キラリティ異性体を保持している。実験結果は、表-7の通りである。
Figure 0007050009000030

Claims (8)

  1. 式(II)で表される化合物またはその薬学的に許容される塩。
    Figure 0007050009000031
  2. 単一軸性キラリティ異性体からなり、または一種の軸性キラリティ異性体をたくさん含有した形で存在する、左旋性または右旋性の式(II)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
    Figure 0007050009000032
  3. 一種の軸性キラリティ異性体の含有量が≧60%である、請求項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  4. 式(III)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
    Figure 0007050009000033
  5. 式(IV)の化合物またはその薬学的に許容される塩。
    Figure 0007050009000034
  6. 活性成分としての治療有効量の請求項1~のいずれかに記載の化合物またはその薬学的に許容される塩および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
  7. 尿酸値異常に関連する疾患の治療に用いるための、請求項6に記載の医薬組成物。
  8. 高尿酸血症、痛風性関節炎、腎結石、尿路結石または高血圧の治療に用いるための、請求項6に記載の医薬組成物。
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