JP7048278B2 - カードリーダの制御方法およびカードリーダ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気ストライプやICチップを備えるカードを扱うカードリーダの制御方法およびカードリーダに関する。
磁気ストライプを備えるカードに対する処理を行うカードリーダは特許文献1に記載されている。同文献のカードリーダは、カード挿入口にカードが挿入されたことを検出するカード検出器と、カード挿入口に挿入されたカードの磁気ストライプを検出するための磁気ストライプ検出用磁気センサ(プリヘッド)と、磁気ストライプからの磁気情報の読取り動作を行う磁気ヘッドを備える。また、カードリーダは、カード挿入口から磁気ストライプ検出用磁気センサによる磁気ストライプ検出位置および磁気ヘッドによる磁気処理位置をこの順番に経由して延びるカード搬送路と、カードをカード搬送路に沿ってカード挿入口から磁気処理位置に向かう第1方向および当該第1方向とは反対の第2方向に搬送する搬送機構と、を備える。さらに、カードリーダは、カード搬送路の磁気ストライプ検出位置と磁気処理位置との間に配置されたシャッタと、シャッタを、カード搬送路を閉じる閉位置と当該カード搬送路を開く開位置との間で移動させるシャッタ移動機構とを備える。
特許文献1のカードリーダでは、カードリーダにカードが取り込まれていない待機時には、シャッタは閉位置に配置され、カード搬送路を閉鎖している。カード検出器によりカード挿入口へのカードの挿入が検出されると、磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいてカードの磁気ストライプが検出された場合に、シャッタが開位置に移動して、カード搬送路が解放される。また、搬送機構が駆動され、カードは、カード搬送路に沿って第1方向に搬送されて磁気処理位置を経由する。磁気処理位置では、磁気ヘッドによって磁気ストライプから磁気情報が読み取られる。磁気処理動作が終了すると、カードは第2方向に搬送されてカード挿入口から排出される。
また、磁気ストライプおよびICチップを備えるカードに対する処理を行うカードリーダは特許文献2に記載されている。同文献のカードリーダは、カードの表面に設けられたICチップの接点端子の有無を検出するICチップ検出用金属センサ(磁気差動型入口セ
ンサ)と、ICチップとの間で通信動作を行うIC接点ブロックを備える。また、カードリーダは、カード挿入口からICチップ検出用金属センサによるICチップ検出位置およびIC接点ブロックによる通信位置をこの順番に経由して延びるカード搬送路と、カードをカード搬送路に沿ってカード挿入口から通信位置に向かう第1方向および当該第1方向とは反対の第2方向に搬送する搬送機構と、を備える。さらに、カードリーダは、カード搬送路のICチップ検出位置通信位置との間に配置されたシャッタと、シャッタを、カード搬送路を閉じる閉位置と当該カード搬送路を開く開位置との間で移動させるシャッタ移動機構とを備える。
特許文献2のカードリーダでは、カードリーダにカードが取り込まれていない待機時には、シャッタは閉位置に配置され、カード搬送路を閉鎖している。カード検出器によりカード挿入口へのカードの挿入が検出されると、ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいてICチップが検出された場合に、シャッタが開位置に移動して、カード搬送路が解放される。また、搬送機構が駆動され、カードは、カード搬送路に沿って第1方向に搬送されて通信位置を経由する。通信位置では、IC接点ブロックによってICチップとの間で通信を行う。通信動作が終了すると、カードは第2方向に搬送されてカード挿入口から排出される。
特開2012-118689号公報 特開2003-337922号公報
従来のカードリーダにおいて、磁気ストライプの有無を検出するための磁気ストライプ検出用磁気センサの故障や、ICチップ検出用金属センサの故障を検出するための制御方法は、提案されていないのが現状である。
以上の問題に鑑みて、本発明の課題は、磁気ストライプの有無を検出するための磁気ストライプ検出用磁気センサの故障を検出できるカードリーダの制御方法およびカードリータを提案することにある。また、ICチップの有無を検出するためのICチップ検出用金属センサの故障を検出できるカードリータの制御方法およびカードリータを提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、カード挿入口へのカードの挿入を検出するカード検出器と、前記カード挿入口に挿入された前記カードの磁気ストライプを検出するための磁気ストライプ検出用磁気センサと、前記磁気ストライプからの磁気情報の読取りおよび当該磁気ストライプへの磁気情報の書き込みの少なくとも一方の磁気処理動作を行う磁気ヘッドと、前記カード挿入口から前記磁気ストライプ検出用磁気センサによる検出位置および前記磁気ヘッドによる磁気処理位置をこの順番に経由して延びるカード搬送路と、前記カードを前記カード搬送路に沿って前記カード挿入口から前記磁気処理位置に向かう第1方向および当該第1方向とは反対の第2方向に搬送する搬送機構と、を有し、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されると前記搬送機構によって前記カードを前記第1方向に搬送して前記磁気処理位置を通過する前記カードに前記磁気処理動作を行い、前記カードを前記第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出するカードリーダの制御方法において、前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部を備え、前記カード挿入口への前記カードの挿入が検出されると、前記磁気ストライプが検出されたか否かに拘わらず前記カード挿入口に挿入された前記カードを前記第1方向に搬送して前記磁気処理位置を通過する前記カードに前記磁気処理動作を行い、前記カードを前記第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出し、前記磁気処理動作において前記磁気ヘッドからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された後に前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されない場合には、前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定することを特徴とする。
本発明では、予め定めた所定のタイミングで、磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて磁気ストライプが検出されたか否かに拘わらずカード挿入口に挿入されたカードを第1方向に搬送して磁気処理位置を経由させる。そして、磁気処理位置において磁気ヘッドにより磁気処理動作を行う。ここで、磁気処理動作に際して磁気ヘッドからの信号に基づいて磁気ストライプが検出された場合にはカードが磁気ストライプを有する。従って、磁気処理動作において磁気ストライプが検出されたにも関わらず、カードが第2方向に搬送されて磁気ストライプ検出位置を通過してカード挿入口から排出される際に磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて磁気ストライプが検出されない場合には、磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生しているものと判定できる。
本発明において、前記磁気処理動作において前記磁気ヘッドからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されなかった後に前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された場合には、前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定することが望ましい。すなわち、磁気処理動作に際して磁気ヘッドからの信号に基づいて磁気ストライプが検出されない場合には、カードが磁気ヘッドと対向する位置に磁気ストライプを有さない。従って、磁気処理動作において磁気ストライプが検出されなかったにも関わらず、カードが第2方向に搬送されて磁気ストライプ検出位置を通過してカード挿入口から排出される際に磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて磁気ストライプが検出された場合には、磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生しているものと判定できる。
本発明において、前記磁気処理動作において前記磁気ヘッドからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されなかった後に前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されない場合には、前記カードの姿勢が正しくない旨を報知することが望ましい。このような場合には、カード挿入口に挿入されたカードの姿勢が予め決められた基準姿勢ではないことが想定される。すなわち、カードの姿勢が基準姿勢に対して上下で反転しているか、前後で反転しており、磁気ストライプの磁気が、磁気ストライプ検出用磁気センサや磁気ヘッドにより感知できない位置にある。従って、カードの姿勢が正しくない旨を報知して、カード挿入口にカードを挿入した操作者に、当該カードを基準姿勢で挿入してもらうように促すものとすることができる。
本発明において、前記磁気処理動作において前記磁気ヘッドからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された後に前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された場合には、前記磁気ストライプ検出用磁気センサが正常であると判定することが望ましい。すなわち、磁気処理動作に際して磁気ヘッドからの信号に基づいて磁気ストライプが検出された場合には、カードが磁気ストライプを有する。従って、磁気処理動作の後に、カードが第2方向に搬送されて磁気ストライプ検出位置を通過してカード挿入口から排出される際に磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて磁気ストライプが検出された場合には、磁気ストライプ検出用磁気センサは正常であると判断できる。
本発明において、前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定した場合には、通信可能に接続されている外部の機器に故障が発生している旨を通知することが望ましい。このようにすれば、カードリーダが外部の機器と接続されている場合に、外部の機器においてカードリータで発生している異常を検出できる。
本発明において、前記カード搬送路の前記検出位置と前記磁気処理位置との間を開閉するためのシャッタを備え、前記シャッタを閉じた状態とし、前記カード挿入口に前記カードが挿入されると、前記シャッタを開き、前記磁気ストライプ検出用磁気センサが正常であると判定された後に前記カード挿入口にカードが挿入されると、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された場合には、前記シャッタを開き、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されない場合には、前記シャッタを閉じた状態で維持することが望ましい。すなわち、磁気ストライプ検出用磁気センサが正常であると判断された後には、磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて磁気ストライプが検出された場合に、シャッタを開いて、カードの搬送を行う。これにより、基準姿勢とは異なる姿勢のカードがカード搬送路に沿って搬送されることを回避できる。
本発明において、前記カード挿入口に挿入された前記カードのICチップを検出するためのICチップ検出用金属センサと、前記ICチップとの間で通信動作を行うIC接点ブロックと、を備え前記カード挿入口から前記カード搬送路を第1方向の下流側に向かって前記ICチップ検出用金属センサによるICチップ検出位置と、前記IC接点ブロックによる通信位置とは、この順番に位置し、前記カード挿入口に挿入された前記カードを前記第1方向に搬送して前記磁気処理位置を通過する前記カードに前記磁気処理動作を行うとともに前記通信位置において前記通信動作を行い、前記カードを前記第2方向に搬送し
て前記カード挿入口から排出し、前記通信動作において前記IC接点ブロックと前記ICチップとの間で通信が成功した後に前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップが検出されない場合には、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することが望ましい。すなわち、通信動作においてIC接点ブロックとICチップとの間で通信が成功した場合には、カードがICチップを有する。従って、通信が成功したにも拘わらず、カードが第2方向に搬送されてICチップ検出位置を通過してカード挿入口から排出される際にICチップ検出用金属センサからの信号に基づいてICチップが検出されない場合には、ICチップ検出用金属センサに異常が発生しているものと判定できる。
本発明において、前記通信動作において前記IC接点ブロックと前記ICチップとの間で通信が失敗した後に前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップが検出された場合には、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することが望ましい。すなわち、通信動作においてIC接点ブロックとICチップとの間で通信できない場合には、カードはICチップを有さない。従って、通信が失敗したにも関わらず、カードが第2方向に搬送されてICチップ検出位置を通過する際にICチップ検出用金属センサからの信号に基づいてICチップが検出された場合には、ICチップ検出用金属センサに異常が発生しているものと判定できる。
次に、本発明は、カード挿入口へのカードの挿入を検出するカード検出器と、前記カード挿入口に挿入されたカードのICチップを検出するためのICチップ検出用金属センサと、前記ICチップとの間で通信動作を行うIC接点ブロックと、前記カード挿入口から前記ICチップ検出用金属センサによるICチップ検出位置および前記IC接点ブロックによる通信位置をこの順番に経由して延びるカード搬送路と、前記カードを前記カード搬送路に沿って前記カード挿入口から前記通信位置に向かう第1方向および当該第1方向とは反対の第2方向に搬送する搬送機構と、を有し、前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップが検出されると前記搬送機構によって前記カードを前記第1方向に搬送して前記通信位置において前記通信動作を行い、前記カードを前記第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出するカードリーダの制御方法において、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部を備え、前記カード挿入口への前記カードの挿入が検出されると、前記ICチップが検出されたか否かに拘わらず前記カード挿入口に挿入された前記カードを前記第1方向に搬送して前記通信位置において前記通信動作を行い、前記カードを前記第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出し、前記通信動作において前記IC接点ブロックと前記ICチップとの間で通信が成功した後に前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップが検出されない場合には、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することを特徴とする。
本発明では、予め定めた所定のタイミングで、ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいてICチップが検出されたか否かに拘わらずカード挿入口に挿入されたカードを第1方向に搬送して通信位置を経由させる。そして、通信位置においてIC接点ブロックにより通信動作を行う。ここで、通信動作においてICチップとIC接点ブロックとの間の通信が成功した場合にはカードがICチップを有する。従って、通信動作において通信が成功したにも関わらず、カードが第2方向に搬送されてICチップ検出位置を通過してカード挿入口から排出される際にICチップ検出用金属センサからの信号に基づいてICチップが検出されない場合には、ICチップ検出用金属センサに異常が発生しているものと判定できる。
本発明において、前記通信動作において前記IC接点ブロックと前記ICチップとの間で通信が失敗した後に前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップが検出された場合には、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することが望ましい。すなわち、通信動作においてICチップとIC接点ブロックとの間の通信が失敗した場合にはカードがIC接点ブロックと対向する位置にICチップを有さない。従って、通信動作において通信が失敗したにも関わらず、カードが第2方向に搬送されてICチップ検出位置を通過してカード挿入口から排出される際にICチップ検出用金属センサからの信号に基づいてICチップが検出された場合には、ICチップ検出用金属センサに異常が発生しているものと判定できる。
次に、本発明のカードリーダは、カード挿入口へのカードの挿入を検出するカード検出器と、前記カード挿入口に挿入されたカードの磁気ストライプを検出するための磁気ストライプ検出用磁気センサと、前記磁気ストライプからの磁気情報の読取りおよび当該磁気ストライプへの磁気情報の書き込みの少なくとも一方の磁気処理動作を行う磁気ヘッドと、前記カード挿入口から前記磁気ストライプ検出用磁気センサによる磁気ストライプ検出位置および前記磁気ヘッドによる磁気処理位置をこの順番に経由して延びるカード搬送路と、前記カードを前記カード搬送路に沿って前記カード挿入口から前記磁気処理位置に向かう第1方向および当該第1方向とは反対の第2方向に搬送する搬送機構と、記憶部と、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプの有無を検出する磁気ストライプ検出部と、前記カード挿入口へのカードの挿入が検出され、かつ、前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出すると、前記搬送機構を駆動し、前記カードを前記第1方向に搬送して前記磁気処理位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出する第1搬送制御部と、予め定めた所定のタイミングにおいて、前記カード挿入口へのカードの挿入が検出されると、前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出したか否かに拘わらず、前記搬送機構を駆動して前記カードを前記第1方向に搬送し、前記磁気処理位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出する第2搬送制御部と、前記磁気ヘッドを駆動して、前記磁気処理位置を通過する前記カードに前記磁気処理動作を行う磁気ヘッド制御部と、前記磁気処理動作における前記磁気ヘッドからの信号に基づいて前記磁気ストライプの有無を判定して判定結果を前記記憶部に記憶保持する判定記憶部と、前記磁気ストライプを有する旨の前記判定結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出しない場合に、前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定する異常判定部と、を有することを特徴とする。
本発明では、第2搬送制御部は、予め定めた所定のタイミングにおいて、磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて磁気ストライプが検出されたか否かに拘わらずカード挿入口に挿入されたカードを第1方向に搬送して磁気処理位置を経由させる。そして、磁気処理位置において磁気ヘッドにより磁気処理動作が行われると、判定記憶部が磁気処理動作における磁気ヘッドからの信号に基づいて磁気ストライプの有無を判定して判定結果を記憶部に記憶保持する。ここで、磁気処理動作に際して磁気ヘッドからの信号に基づいて磁気ストライプが検出された場合にはカードが磁気ストライプを有するので、判定記憶部により磁気ストライプを有する旨の判定結果が記憶部に記憶されている。よって磁気ストライプを有する旨の判定結果が記憶部に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部が磁気ストライプを検出しない場合に、異常判定部は、磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定できる。
本発明において、前記異常判定部は、前記磁気ストライプが無い旨の前記判定結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出した場合に、前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定することが望ましい。すなわち、磁気処理動作に際して磁気ヘッドからの信号に基づいて磁気ストライプが検出されなかった場合にはカードが磁気ストライプを有しない。従って、磁気ストライプが無い旨の判定結果が前記記憶部に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部が磁気ストライプを検出しない場合に、異常判定部は、磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定できる。
本発明において、前記磁気ストライプが無い旨の前記判定結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出しないときに、前記カードの姿勢が正しくない旨を報知する報知部を有することが望ましい。このような場合には、カード挿入口に挿入されたカードの姿勢が予め決められた基準姿勢ではないことが想定される。すなわち、カードの姿勢が基準姿勢に対して上下で反転しているか、前後で反転しており、磁気ストライプの磁気が、磁気ストライプ検出用磁気センサや磁気ヘッドにより感知できない位置にある。従って、カードの姿勢が正しくない旨を報知して、カード挿入口にカードを挿入した操作者に、当該カードを基準姿勢で挿入してもらうように促すものとすることができる。
本発明において、前記異常判定部は、前記磁気ストライプを有する旨の前記判定結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出した場合に、前記磁気ストライプ検出用磁気センサが正常であると判定することが望ましい。すなわち、磁気処理動作に際して磁気ヘッドからの信号に基づいて磁気ストライプが検出された場合にはカードが磁気ストライプを有する。従って、磁気ストライプを有する旨の判定結果が前記記憶部に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部が磁気ストライプを検出した場合に、異常判定部は、磁気ストライプ検出用磁気センサが正常であると判定できる。
本発明において、前記異常判定部が前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定した場合に、通信可能に接続されている外部の機器に故障が発生している旨を通知する通知部を有することが望ましい。このようにすれば、カードリーダが外部の機器と接続されている場合に、外部の機器においてカードリータで発生している異常を検出できる。
本発明において、前記カード搬送路の前記磁気ストライプ検出位置と前記磁気処理位置との間を開閉するためのシャッタと、前記シャッタを、前記カード搬送路を閉じる閉位置と、前記カード搬送路を開く開位置との間で移動させるシャッタ移動機構と、前記カード挿入口への前記カードの挿入が検出されると、前記シャッタ移動機構を駆動して、前記閉位置にある前記シャッタを前記開位置に移動させるシャッタ制御部と、を有し、前記シャッタ制御部は、前記磁気ストライプ検出用磁気センサが正常であると判定された後に前記カード挿入口へのカードの挿入が検出されると、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された場合に、前記シャッタ移動機構を駆動して前記閉位置にある前記シャッタを前記開位置に移動させ、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されない場合には、前記閉位置にある前記シャッタを当該閉位置に維持することが望ましい。すなわち、磁気ストラ
イプ検出用磁気センサが正常であると判断された後には、磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて磁気ストライプが検出された場合に、シャッタを開いて、カードの搬送を行う。これにより、基準姿勢とは異なる姿勢のカードがカード搬送路に沿って搬送されることを回避できる。
本発明において、前記カード挿入口に挿入された前記カードのICチップを検出するためのICチップ検出用金属センサと、前記ICチップとの間で通信動作を行うIC接点ブロックと、前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップを検出するICチップ検出部と、前記IC接点ブロックを駆動して前記ICチップとの間で通信動作を行うとともに通信が成功したか否かの通信結果を取得するIC接点ブロック制御部と、前記ICチップと前記IC接点ブロックとの間の通信が成功したか否かの通信結果を前記記憶部に記憶する通信結果記憶部と、を有し、前記カード搬送路は、前記カード挿入口から第1方向の下流側に向かって前記ICチップ検出用金属センサによるICチップ検出位置と、前記IC接点ブロックによる通信位置と、を経由して延びており、前記第1搬送制御部は、ICチップ検出部が前記ICチップを検出すると前記搬送機構を駆動し、前記カードを前記第1方向に搬送して前記ICチップ検出位置および前記通信位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出し、前記第2搬送制御部は、ICチップ検出部が前記ICチップを検出したか否かに拘わらず、前記搬送機構を駆動し、前記カードを前記第1方向に搬送して前記ICチップ検出位置および前記通信位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出し、前記異常判定部は、通信が成功した旨の前記通信結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出しない場合に、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することが望ましい。すなわち、通信動作において通信が成功した場合にはカードがICチップを有するので、通信が成功した旨の通信結果が記憶部に記憶されている状態でICチップ検出部がICチップを検出しない場合に、異常判定部は、ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定できる。
本発明において、前記異常判定部は、通信が失敗した旨の前記通信結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出した場合に、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することが望ましい。すなわち、通信動作において通信が失敗した場合にはカードがICチップを有さないので、通信が失敗した旨の通信結果が記憶部に記憶されている状態でICチップ検出部がICチップを検出した場合に、異常判定部は、ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定できる。
次に、本発明の別の形態は、カード挿入口へのカードの挿入を検出するカード検出器と、前記カード挿入口に挿入された前記カードのICチップを検出するためのICチップ検出用金属センサと、前記ICチップとの間で通信動作を行うIC接点ブロックと、前記カード挿入口から前記ICチップ検出用金属センサによるICチップ検出位置および前記IC接点ブロックによる通信位置をこの順番に経由して延びるカード搬送路と、前記カードを前記カード搬送路に沿って前記カード挿入口から前記通信位置に向かう第1方向および当該第1方向とは反対の第2方向に搬送する搬送機構と、記憶部と、前記ICチップ検出
用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップを検出するICチップ検出部と、前記カード挿入口へのカードの挿入が検出され、かつ、前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出すると、前記搬送機構を駆動し、前記カードを前記第1方向に搬送して前記通信位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出する第1搬送制御部と、予め定めた所定のタイミングにおいて、前記カード挿入口へのカードの挿入が検出されると、前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出したか否かに拘わらず、前記搬送機構を駆動し、前記カードを前記第1方向に搬送し、前記通信位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出する第2搬送制御部と、前記IC接点ブロックを駆動して前記ICチップとの間で通信動作を行うとともに通信が成功したか否かの通信結果を取得するIC接点ブロック制御部と、通信が成功したか否かの通信結果を前記記憶部に記憶保持する通信結果記憶部と、前記通信が成功した旨の前記通信結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出しない場合に、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定する異常判定部と、を有することを特徴とする。
本発明では、予め定めた所定のタイミングで、ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいてICチップが検出されたか否かに拘わらずカード挿入口に挿入されたカードを第1方向に搬送して通信位置を経由させる。そして、通信位置においてIC接点ブロックにより通信動作を行う。ここで、通信動作に際してIC接点ブロックからの信号に基づいてICチップが検出された場合にはカードがICチップを有する。従って、通信動作においてICチップが検出されたにも関わらず、カードが第2方向に搬送されてICチップ検出位置を通過してカード挿入口から排出される際にICチップ検出用金属センサからの信号に基づいてICチップが検出されない場合には、ICチップ検出用金属センサに異常が発生しているものと判定できる。
本発明において、前記異常判定部は、前記通信が失敗した旨の前記通信結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出した場合に、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することが望ましい。すなわち、通信動作において通信が失敗した場合にはカードがICチップを有さないので、通信が失敗した旨の通信結果が記憶部に記憶されている状態でICチップ検出部がICチップを検出した場合に、異常判定部は、ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定できる。
本発明のカードリーダの制御方法およびカートリーダによれば、カードの磁気ストライプを検出する磁気ストライプ検出用磁気センサが故障しているか否かを判定できる。また、本発明のカードリーダの制御方法およびカートリーダによれば、カードのICチップを検出するICチップ検出用金属センサが故障しているか否かを判定できる。
本発明を適用したカードリーダを側方から見た場合の説明図である。 カードリーダの処理対象となるカードの説明図である。 カードリーダの制御系の概略ブロック図である。 カードリーダの通常動作のフローチャートである。 所定のタイミングにおけるカードリーダの動作のフローチャートである。 磁気ストライプ検出用磁気センサの異常判断動作のフローチャートである。 ICチップ検出用金属センサの異常判断動作のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明を適用したカードリーダの実施形態を説明する。
(カードリーダ)
図1は本発明を適用したカードリーダを側方から見た場合の説明図である。図2はカードリーダが処理するカードの説明図である。本例のカードリーダ1は、磁気ストライプ101およびICチップ102を備えるカード100に対する処理を行う。すなわち、カードリーダ1は、カード100が備える磁気ストライプ101からの情報の読み取りおよび磁気ストライプ101に対する情報の書き込みの少なくとも一方の磁気処理動作を行う。また、カードリーダ1は、カード100が備えるICチップ102との間で通信を行う。
カード100は、一般的に、厚さが0.7~0.8mm程度の矩形板状である。図2に示すように、カード100は、表面100aにICチップ102と、ICチップ102と通信を行うための接点端子102aを備える。ICチップ102およびその接点端子102aは、カード100の短手方向の中心から一方側に偏った位置に設けられている。また、カード100は、その裏面100bに磁気ストライプ101を備える。磁気ストライプ101は、カード100の短手方向の中心から一方側に偏った位置に設けられている。
図1に示すように、カードリーダ1は、カードリーダ本体2と、カードリーダ本体2の前端に設けられたカード挿入部3を備える。カード挿入部3の前面には、カード挿入口4が設けられている。
カードリーダ1は、カード挿入口4へのカード100の挿入を検出するカード検出器5と、カード挿入口4に挿入されたカード100の磁気ストライプ101を検出するための磁気ストライプ検出用磁気センサ6と、磁気ストライプ101に対する磁気処理動作を行う磁気ヘッド7を備える。また、カードリーダ1は、カード挿入口4に挿入されたカード100のICチップ102を検出するためのICチップ検出用金属センサ8と、ICチップ102との間で通信動作を行うIC接点ブロック9とを備える。
カード検出器5は、カード挿入口4に挿入されたカード100を機械的に検出するスイッチである。カード検出器5はカード挿入口4に挿入されたカード100が所定の幅寸法を備えている場合にカード100に接触して動作する。カード検出器5が動作すると、カード100のカード挿入口4への挿入が検出される。ICチップ検出用金属センサ8は、カード100に設けられたICチップ102の接点端子102aを検出する。すなわち、ICチップ検出用金属センサ8はカード100がカード挿入口4に挿入されたときに、金属製の接点端子102aの存在に起因する磁界の変化を検出し、磁界の変化に対応する信号を出力する。磁気ストライプ検出用磁気センサ6は、カード100がカード挿入口4に挿入されたときに、磁気ストライプ101の存在に起因する磁界の変化を検出し、磁界の変化に対応する信号を出力する。
また、カードリーダ1は、カード挿入口4からカードリーダ本体2の内部に延びるカード搬送路10を備える。カード搬送路10は、カード挿入口4からカードリーダ本体2の側に向かって、ICチップ検出用金属センサ8によるICチップ検出位置A、磁気ストライプ検出用磁気センサ6による磁気ストライプ検出位置B、IC接点ブロック9によるICチップ102との通信位置C、および、磁気ヘッド7による磁気ストライプ101に対する磁気処理位置Dをこの順番に経由して延びる。さらに、カードリーダ1は、磁気ストライプ検出位置Bと通信位置Cとの間においてカード搬送路10を開閉するためのシャッタ11と、このシャッタ11を、カード搬送路10を閉じる閉位置と、カード搬送路10を開く開位置との間で移動させるシャッタ移動機構12とを備える。本例では、開位置はカード搬送路10の下方であり、シャッタ11は開位置から上方に移動してカード搬送路10を封鎖する閉位置に配置される。シャッタ移動機構12は駆動源としてソレノイド13を備える。
また、カードリーダ1は、カード100をカード搬送路10に沿って搬送する搬送機構15を備える。搬送機構15は、複数の搬送ローラ16と、搬送モータ17と、搬送モータ17の回転を各搬送ローラ16に伝達する駆動力伝達機構18を備える。搬送モータ17は搬送機構15の駆動源である。搬送機構15は、カード100を、カード挿入口4からカードリーダ本体2(磁気処理位置Dおよび通信位置C)の側に向かう第1方向G1、および、当該第1方向G1とは反対の第2方向G2に搬送する。
ここで、ICチップ検出用金属センサ8はカード搬送路10の上側に位置する。磁気ストライプ検出用磁気センサ6はカード搬送路10の下側に位置する。従って、ICチップ検出用金属センサ8は、カード搬送路10を間に挟んで磁気ストライプ検出用磁気センサ6と反対側に配置されている。この配置は、カード100において、ICチップ102の接点端子102aはカード100の表面100aに設けられ、磁気ストライプ101はカード100の裏面100bに設けられることを前提とする。また、ICチップ検出用金属センサ8は、カード搬送路10にカード100が基準姿勢で挿入された場合に、ICチップ検出用金属センサ8のセンサ面がカード100の接点端子102aが通過する位置と対向する位置に配置されている。磁気ストライプ検出用磁気センサ6は、カード100が基準姿勢でカード挿入口4に挿入されたときに、カード100の磁気ストライプ101と対向する位置に配置されている。ここで、カード100の基準姿勢は、図2に示すように、ICチップ102(接点端子102a)が設けられたカード100の表面100aを上側に向けるとともに、カード100において、ICチップ102(接点端子102a)が第1方向G1の前側(下流側)に位置する姿勢である。
また、カードリーダ1はCPU、ROM、RAMを備える制御部20と、制御部20に通信可能に接続された記憶部21を備える。制御部20には、カード検出器5、磁気ストライプ検出用磁気センサ6、ICチップ検出用金属センサ8が接続されている。また、制御部20には、磁気ヘッド7、IC接点ブロック9、ソレノイド13、搬送モータ17が、不図示のドライバーを介して接続されている。さらに、制御部20には、不図示の通信インターフェースを介してコンピュータなどの上位機器25が通信可能に接続されている。
(制御部)
図3はカードリーダ1の制御系の概略ブロック図である。制御部20は、磁気ストライプ検出部31、磁気ヘッド制御部32、判定記憶部33、ICチップ検出部35、IC接点ブロック制御部36、通信結果記憶部37、シャッタ制御部39、第1搬送制御部41、第2搬送制御部42、異常判定部45、報知部47、通知部48、を備える。
磁気ストライプ検出部31は、磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号に基づいて磁気ストライプ101の有無を検出する。磁気ヘッド制御部32は、磁気ヘッド7を駆動して、磁気処理位置Dを通過するカード100に、磁気処理動作を行う。
判定記憶部33は、磁気処理動作における磁気ヘッド7からの信号に基づいて磁気ストライプ101の有無を判定して判定結果を記憶部21に記憶保持する。すなわち、磁気ヘッド7により磁気処理動作が行われる際に当該磁気ヘッド7に対向する位置に磁気ストライプ101が存在する場合には、磁気ヘッド7からの信号に、磁気ストライプ101の存在に起因する磁界の変化に対応する信号が含まれる。一方、磁気ヘッド7により磁気処理動作が行われる際に当該磁気ヘッド7に対向する位置に磁気ストライプ101が存在しない場合には、磁気ヘッド7からの信号に、磁気ストライプ101の存在に起因する磁界の変化に対応する信号が含まれない。従って、判定記憶部33は、磁気ヘッド7からの信号に磁気ストライプ101の存在に起因する磁界の変化に対応する信号が含まれる場合に、
カード100が磁気ストライプ101を有するものと判定して、磁気ストライプ101を有する旨の判定結果を記憶部21に記憶する。また、判定記憶部33は、磁気ヘッド7からの信号に磁気ストライプ101の存在に起因する磁界の変化に対応する信号が含まれない場合に、カード100が磁気ストライプ101を有さないものと判定して、磁気ストライプ101が無い旨の判定結果を記憶部21に記憶する。
ICチップ検出部35は、ICチップ検出用金属センサ8からの信号に基づいてICチップ102の有無を検出する。IC接点ブロック制御部36は、IC接点ブロック9を駆動してICチップ102との間で通信動作を行うとともに、通信が成功したか否かの通信結果を取得する。通信結果記憶部37は、ICチップ102とIC接点ブロック9との間の通信が成功したか否かの通信結果を記憶部21に記憶する。
第1搬送制御部41は、カード挿入口4へのカード100の挿入が検出され、磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出し、かつ、ICチップ検出部35がICチップ102を検出すると、搬送機構15を駆動する。また、第1搬送制御部41は、カード100を第1方向G1に搬送して通信位置Cおよび磁気処理位置Dを経由させた後に第2方向G2に搬送して、カード挿入口4から排出する。
第2搬送制御部42は、予め定めた所定のタイミングで、カード挿入口4へのカード100の挿入が検出されると、搬送機構15を駆動する。また、第2搬送制御部42は、カード100を第1方向G1に搬送して通信位置Cおよび磁気処理位置Dを経由させた後に第2方向G2に搬送して、カード挿入口4から排出する。すなわち、第2搬送制御部42は、予め定めた所定のタイミングにおいては、磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出したか否かに拘わらず、カード挿入口4へのカード100の挿入が検出されると搬送機構15を駆動する。また、第2搬送制御部42は、ICチップ検出部35がICチップ102を検出したか否かに拘わらず、カード挿入口4へのカード100の挿入が検出されると、搬送機構15を駆動する。
ここで、予め定めた所定のタイミングとは、カードリーダ1を銀行の店舗などに設定した後に、最初にカード挿入口4にカード100が挿入されるタイミングである。また、予め定めた所定のタイミングとは、カードリーダ1が設置された後に、一定の期間を経過する毎の周期的なタイミングとすることができる。
シャッタ制御部39は、カード挿入口4へのカード100の挿入が検出され、磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出し、かつ、ICチップ検出部35がICチップ102を検出すると、閉位置にあるシャッタ11を開位置に移動させる。シャッタ11が開位置に移動してカード搬送路10が開くと、カード100は搬送機構15によって搬送可能な状態となる。また、シャッタ制御部39は、カード100がカード挿入口4から排出されると、開位置にあるシャッタ11を閉位置に戻す。さらに、シャッタ制御部39は、所定のタイミングにおいては、カード挿入口4へのカード100の挿入が検出されると、閉位置にあるシャッタ11を開位置に移動させる。シャッタ11が開位置に移動してカード搬送路10が開くと、カード100は搬送機構15によって搬送可能となる。
異常判定部45は、磁気ストライプ検出用磁気センサ6およびICチップ検出用金属センサ8に異常が発生しているか否かを判定する。すなわち、異常判定部45は、磁気ストライプ101を有する旨の判定結果が記憶部21に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出しない場合に、磁気ストライプ検出用磁気センサ6に異常が発生していると判定する。また、異常判定部45は、磁気ストライプ101が無い旨の判定結果が記憶部21に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出した場合に、磁気ストライプ検出用磁気センサ6に異常が発生
していると判定する。さらに、異常判定部45は、磁気ストライプ101を有する旨の判定結果が記憶部21に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出した場合に、磁気ストライプ検出用磁気センサ6が正常であると判定する。
また、異常判定部45は、通信が成功した旨の通信結果が記憶部21に記憶されている状態でICチップ検出部35がICチップ102を検出しない場合に、ICチップ検出用金属センサ8に異常が発生していると判定する。さらに、異常判定部45は、通信が失敗した旨の通信結果が記憶部21に記憶されている状態でICチップ検出部35がICチップ102を検出した場合に、ICチップ検出用金属センサ8に異常が発生していると判定する。また、異常判定部45は、通信が成功した旨の通信結果が記憶部21に記憶されている状態でICチップ検出部35がICチップ102を検出した場合に、ICチップ検出用金属センサ8が正常であると判定する。
報知部47は、磁気ストライプ101が無い旨の判定結果が記憶部21に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出しない場合に、カード100の姿勢が正しくない旨を報知する。また、報知部47は、通信が失敗した旨の通信結果が記憶部21に記憶されている状態でICチップ検出部35がICチップ102を検出しない場合に、カード100の姿勢が正しくない旨を報知する。すなわち、これらの場合には、カード挿入口4に挿入されたカード100の姿勢が基準姿勢ではないことが想定される。例えば、カード100の姿勢が基準姿勢に対して上下で反転しているか、前後で反転しており、磁気ストライプ101の磁気が、磁気ストライプ検出用磁気センサ6や磁気ヘッド7により感知できない位置にある。また、カード100の姿勢が基準姿勢に対して上下で反転しているか、前後で反転しており、ICチップ102の接点端子102aとIC接点ブロック9とが接触できず、通信不能となっている。さらに、カード100の姿勢が基準姿勢に対して上下で反転しているか、前後で反転しており、ICチップ102(接点端子102a)がICチップ検出用金属センサ8により検出できない位置にある。従って、カード100の姿勢が正しくない旨を報知して、カード挿入口4にカード100を挿入した操作者に、当該カード100を基準姿勢で挿入してもらうように促す。本例では、制御部20に通信可能に接続された上位機器25にカード100の姿勢が正しくない旨を報知する。
通知部48は、異常判定部45が磁気ストライプ検出用磁気センサ6に異常が発生していると判定した場合に、制御部20に通信可能に接続された上位機器25に、異常が発生している旨を通知する。また、通知部48は、異常判定部45がICチップ検出用金属センサ8に異常が発生していると判定した場合に、制御部20に通信可能に接続された上位機器25に、異常が発生している旨を通知する。
(カードリーダの動作)
図4はカードリーダ1の通常動作のフローチャートである。図5は所定のタイミングにおけるカードリーダ1の動作のフローチャートである。図6は磁気ストライプ検出用磁気センサが正常か否かを判断する異常判断動作のフローチャートである。図7はICチップ検出用金属センサが正常か否かを判断するための異常判断動作のフローチャートである。
まず、図4に示すように、通常、カードリーダ1では、カード検出器5によってカード100のカード挿入口4への挿入が検出され、磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出され、かつ、ICチップ検出用金属センサ8からの信号に基づいてICチップ102(接点端子102a)が検出されると(ステップST1:Yes)、搬送機構15が駆動されるとともにシャッタ11が閉位置から開位置に移動する(ステップST2)。これにより、カード100は第1方向G1に搬送され(ステップST3)、通信位置Cおよび磁気処理位置Dを経由する。通信位置Cでは通信動
作が行われる(ステップST4)。磁気処理位置Dでは磁気処理動作が行われる(ステップST5)。その後、カード100は第2方向G2に搬送されて(ステップST6)、カード挿入口4から排出される(ステップST7)。カード100がカード挿入口4から排出されると、カードリーダ1はシャッタ11を閉位置に戻す。
また、カードリーダ1の通常動作では、カード検出器5によってカード100のカード挿入口4への挿入が検出された場合でも、磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出されない場合、或いは、ICチップ検出用金属センサ8からの信号に基づいてICチップ102(接点端子102a)が検出されない場合には(ステップST1:No)、搬送機構15が駆動されることはなく、シャッタ11が開かれることもない。
一方、図5に示す所定のタイミングにおけるカードリーダ1の動作では、カード検出器5によりカード100のカード挿入口4への挿入が検出されると(ステップST11:Yes)、搬送機構15が駆動されるとともにシャッタ11が閉位置から開位置に移動する(ステップST12)。すなわち、磁気ストライプ検出部31によって磁気ストライプ101が検出されるか否かに拘わらず、かつ、ICチップ検出部35によってICチップ102が検出されるか否かに拘わらず、搬送機構15が駆動されるとともにシャッタ11が閉位置から開位置に移動する。
これにより、カード100は第1方向G1に搬送され(ステップST13)、通信位置Cおよび磁気処理位置Dを経由する。通信位置Cでは通信動作が行われる(ステップST14)。また、通信動作において、通信結果記憶部37により、通信が成功したか否かの通信結果が記憶部21に記憶保持される(ステップST15)。さらに、磁気処理位置Dでは磁気処理動作が行われる(ステップST16)。また、磁気処理動作では、判定記憶部33により磁気ストライプ101の有無の判定結果が記憶部21に記憶保持される(ステップST17)。その後、カード100は第2方向G2に搬送されて(ステップST18)、カード挿入口4から排出される(ステップST19)。
ここで、カードリーダ1は、カード100がカード挿入口4から排出されると、シャッタ11を閉位置に戻す。また、カードリーダ1は、カード100がカード挿入口4から排出される際に、磁気ストライプ検出用磁気センサ6が正常に動作しているか否か、および、ICチップ検出用金属センサ8が正常に移動しているか否かを判定する判定動作を行う(ステップST20)。
すなわち、カード100がカード挿入口4から排出される際には、カード100がICチップ検出用金属センサ8によるICチップ検出位置A、磁気ストライプ検出用磁気センサ6による磁気ストライプ検出位置Bを通過する。従って、磁気ストライプ検出部31は磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号に基づいて磁気ストライプ101を検出する。また、ICチップ検出部35はICチップ検出用金属センサ8からの信号に基づいてICチップ102を検出する。よって、異常判定部45は、記憶部21に記憶保持された判定結果と、磁気ストライプ検出部31による磁気ストライプ101の検出結果と、に基づいて磁気ストライプ検出用磁気センサ6が正常に動作しているか否かの判定動作を行う。また、異常判定部45は、記憶部21に記憶保持された通信結果と、ICチップ検出部35によるICチップ102の検出結果と、に基づいて、ICチップ検出用金属センサ8が正常に移動しているか否かを判定する判定動作を行う。
図6に示すように、判定動作では、磁気処理動作において磁気ヘッド7からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出された後に磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出されない場合には(ステップST21:Ye
s、ステップST22:No)、磁気ストライプ検出用磁気センサ6に異常が発生していると判定する(ステップST23)。すなわち、磁気ストライプ101を有する旨の判定結果が記憶部21に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出しない場合には、磁気ヘッド7からの信号に基づく磁気ストライプ101の検出結果と、磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号基づく磁気ストライプ101の検出結果とが相違する。従って、異常判定部45は、磁気ストライプ検出用磁気センサ6に異常が発生していると判定する。そして、カードリーダ1は、磁気ストライプ検出用磁気センサ6に異常が発生していると判定した場合には、上位機器25に、異常が発生している旨を通知する(ステップST24)。
一方、カードリーダ1は、磁気処理動作において磁気ヘッド7からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出された後に磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出された場合には(ステップST21:Yes、ステップST22:Yes)、磁気ストライプ検出用磁気センサ6が正常であると判定する(ステップST25)。すなわち、磁気ストライプ101を有する旨の判定結果が記憶部21に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出した場合には、磁気ヘッド7からの信号に基づく磁気ストライプ101の検出結果と、磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号基づく磁気ストライプ101の検出結果とが一致する。従って、異常判定部45は磁気ストライプ検出用磁気センサ6が正常であると判定する。
また、判定動作では、カードリーダ1は、磁気処理動作において磁気ヘッド7からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出されなかった後に磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出された場合には(ステップST21:No、ステップST26:Yes)、磁気ストライプ検出用磁気センサ6に異常が発生していると判定する(ステップST27)。すなわち、磁気ストライプ101が無い旨の判定結果が記憶部21に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出した場合には、磁気ヘッド7からの信号に基づく磁気ストライプ101の検出結果と、磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号基づく磁気ストライプ101の検出結果とが相違する。従って、異常判定部45は、磁気ストライプ検出用磁気センサ6に異常が発生していると判定する。そして、カードリーダ1は、磁気ストライプ検出用磁気センサ6に異常が発生していると判定した場合には、上位機器25に、異常が発生している旨を通知する(ステップST28)。
ここで、カードリーダ1は、磁気処理動作において磁気ヘッド7からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出されなかった後に磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出されない場合には(ステップST21:No、ステップST26:No)、カード100の姿勢が正しくない旨を上位機器25に報知する(ステップST29)。すなわち、磁気ストライプ101が無い旨の判定結果が記憶部21に記憶されている状態で磁気ストライプ検出部31が磁気ストライプ101を検出しないときに、報知部47は、カード100の姿勢が正しくない旨を上位機器25に報知する。
また、図7に示すように、判定動作では、カードリーダ1は、通信動作においてIC接点ブロック9とICチップ102との間で通信が成功した後にICチップ検出用金属センサ8からの信号に基づいてICチップ102が検出されない場合には(ステップST31:Yes、ステップST32:No)、ICチップ検出用金属センサ8に異常が発生していると判定する(ステップST33)。すなわち、通信が成功した旨の通信結果が記憶部21に記憶されている状態でICチップ検出部35がICチップ102を検出しない場合には、通信の成功によってICチップ102の存在が確認されているにも関わらず、IC
チップ検出部35がICチップ102を検出することができない。従って、異常判定部45は、ICチップ検出用金属センサ8に異常が発生していると判定する。そして、カードリーダ1はICチップ検出用金属センサ8に異常が発生していると判定した場合には、上位機器25に、異常が発生している旨を通知する(ステップST34)。
一方、判定動作では、カードリーダ1は、通信動作においてIC接点ブロック9とICチップ102との間で通信が成功した後にICチップ検出用金属センサ8からの信号に基づいてICチップ102が検出された場合には(ステップST31:Yes、ステップST32:Yes)、ICチップ検出用金属センサ8が正常であると判定する(ステップST35)。すなわち、通信が成功した旨の通信結果が記憶部21に記憶されている状態でICチップ検出部35がICチップ102を検出した場合には、通信の成功によってICチップ102の存在が確認されているので、ICチップ検出部35によるICチップ102の検出結果は正確である。従って、異常判定部45はICチップ検出用金属センサ8が正常であると判定する。
また、判定動作では、カードリーダ1は、通信動作においてIC接点ブロック9とICチップ102との間で通信が失敗した後にICチップ検出用金属センサ8からの信号に基づいてICチップ102が検出された場合には(ステップST31:No、ステップST36:Yes)、ICチップ検出用金属センサ8に異常が発生していると判定する(ステップST37)。すなわち、通信が失敗した旨の通信結果が記憶部21に記憶されている状態でICチップ検出部35がICチップ102を検出した場合には、通信の失敗によってICチップ102が存在しないことが確認されているにも関わらず、ICチップ検出部35がICチップ102を検出している。従って、異常判定部45は、ICチップ検出用金属センサ8に異常が発生していると判定する。そして、カードリーダ1はICチップ検出用金属センサ8に異常が発生していると判定した場合には、上位機器25に、異常が発生している旨を通知する(ステップST38)。
ここで、カードリーダ1は、通信動作において通信が失敗した後にICチップ検出用金属センサ8からの信号に基づいてICチップ102が検出されない場合には(ステップST31:No、ステップST36:No)、カード100の姿勢が正しくない旨を報知する(ステップST39)。すなわち、通信が失敗した旨の判定結果が記憶部21に記憶されている状態でICチップ検出部35がICチップ102を検出しないときに、報知部47は、カード100の姿勢が正しくない旨を上位機器に報知する。
なお、異常判定部45が磁気ストライプ検出用磁気センサ6およびICチップ検出用金属センサ8が正常であると判断した場合には、カードリーダ1の動作は、図4に示す通常動作に戻る。すなわち、カードリーダ1では、カード検出器5によってカード100のカード挿入口4への挿入が検出され、磁気ストライプ検出用磁気センサ6からの信号に基づいて磁気ストライプ101が検出され、かつ、ICチップ検出用金属センサ8からの信号に基づいてICチップ102(接点端子102a)が検出されると、搬送機構15が駆動されるとともにシャッタ11が閉位置から開位置に移動する。これにより、カード100は第1方向G1に搬送され、通信位置Cおよび磁気処理位置Dを経由する。通信位置Cでは通信動作が行われ、磁気処理位置Dでは磁気処理動作が行われる。その後、カード100は第2方向G2に搬送されて、カード挿入口4から排出される。
(作用効果)
本例によれば、カード100の磁気ストライプ101を検出する磁気ストライプ検出用磁気センサ6が故障しているか否かを判定できる。また、本例によれば、カード100のICチップ102を検出するICチップ検出用金属センサ8が故障しているか否かを判定できる。また、磁気ストライプ検出用磁気センサ6が故障している場合、または、ICチ
ップ検出用金属センサ8が故障している場合には、上位機器25の側において、その故障を検出できる。
また、本例では、カードリーダ1において、磁気処理動作および通信動作を行いながら、磁気ストライプ検出用磁気センサ6の異常やICチップ検出用金属センサ8の異常を検出できる。
なお、カードリーダ1は、磁気ストライプ101のみを備えるカード100を扱うものとすることもできる。この場合には、カードリーダ1から、ICチップ検出用金属センサ8およびIC接点ブロック9を省略することができる。また、制御部20において、ICチップ検出部35、IC接点ブロック制御部36を省略するとともに、ICチップ検出用金属センサ8の異常を検出するための動作を省略できる。
また、カードリーダ1は、ICチップ102のみを備えるカード100を扱うものとすることもできる。この場合には、カードリーダ1から磁気ストライプ検出用磁気センサ6および磁気ヘッド7を省略することができる。また、制御部20において、磁気ストライプ検出部31、磁気ヘッド制御部32を省略するとともに、磁気ストライプ検出用磁気センサ6の異常を検出するための動作を省略できる。
1…カードリーダ、2…カードリーダ本体、3…カード挿入部、4…カード挿入口、5…カード検出器、6…磁気ストライプ検出用磁気センサ、7…磁気ヘッド、8…ICチップ検出用金属センサ、9…IC接点ブロック、10…カード搬送路、11…シャッタ、12…シャッタ移動機構、13…ソレノイド、15…搬送機構、16…搬送ローラ、17…搬送モータ、18…駆動力伝達機構、20…制御部、21…記憶部、25…上位機器、31…磁気ストライプ検出部、32…磁気ヘッド制御部、33…判定記憶部、35…ICチップ検出部、36…IC接点ブロック制御部、37…通信結果記憶部、39…シャッタ制御部、41…第1搬送制御部、42…第2搬送制御部、45…異常判定部、47…報知部、48…通知部、100…カード、100a…表面、100b…裏面、101…磁気ストライプ、102…ICチップ、102a…ICチップの接点端子、A…ICチップ検出位置、B…磁気ストライプ検出位置、C…通信位置、D…磁気処理位置、G1…第1方向、G2…第2方向

Claims (20)

  1. カード挿入口へのカードの挿入を検出するカード検出器と、前記カード挿入口に挿入された前記カードの磁気ストライプを検出するための磁気ストライプ検出用磁気センサと、前記磁気ストライプからの磁気情報の読取りおよび当該磁気ストライプへの磁気情報の書き込みの少なくとも一方の磁気処理動作を行う磁気ヘッドと、前記カード挿入口から前記磁気ストライプ検出用磁気センサによる検出位置および前記磁気ヘッドによる磁気処理位置をこの順番に経由して延びるカード搬送路と、前記カードを前記カード搬送路に沿って前記カード挿入口から前記磁気処理位置に向かう第1方向および当該第1方向とは反対の第2方向に搬送する搬送機構と、を有し、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されると前記搬送機構によって前記カードを前記第1方向に搬送して前記磁気処理位置を通過する前記カードに前記磁気処理動作を行い、前記カードを前記第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出するカードリーダの制御方法において、
    前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部を備え、
    前記カード挿入口への前記カードの挿入が検出されると、前記磁気ストライプが検出されたか否かに拘わらず前記カード挿入口に挿入された前記カードを前記第1方向に搬送して前記磁気処理位置を通過する前記カードに前記磁気処理動作を行い、前記カードを前記第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出し、
    前記磁気処理動作において前記磁気ヘッドからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された後に前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されない場合には、前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定することを特徴とするカードリーダの制御方法。
  2. 前記磁気処理動作において前記磁気ヘッドからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されなかった後に前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された場合には、前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定することを特徴とする請求項1に記載のカードリーダの制御方法。
  3. 前記磁気処理動作において前記磁気ヘッドからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されなかった後に前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁
    気ストライプが検出されない場合には、前記カードの姿勢が正しくない旨を報知することを特徴とする請求項1または2に記載のカードリーダの制御方法。
  4. 前記磁気処理動作において前記磁気ヘッドからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された後に前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された場合には、前記磁気ストライプ検出用磁気センサが正常であると判定することを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか一項に記載のカードリーダの制御方法。
  5. 前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定した場合には、通信可能に接続されている外部の機器に故障が発生している旨を通知すること特徴とする請求項1から4のうちのいずれか一項に記載のカードリーダの制御方法。
  6. 前記カード搬送路の前記検出位置と前記磁気処理位置との間を開閉するためのシャッタを備え、
    前記シャッタを閉じた状態とし、
    前記カード挿入口に前記カードが挿入されると、前記シャッタを開き、
    前記磁気ストライプ検出用磁気センサが正常であると判定された後に前記カード挿入口にカードが挿入されると、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された場合には、前記シャッタを開き、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されない場合には、前記シャッタを閉じた状態で維持することを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか一項に記載のカードリーダの制御方法。
  7. 前記カード挿入口に挿入された前記カードのICチップを検出するためのICチップ検出用金属センサと、前記ICチップとの間で通信動作を行うIC接点ブロックと、を備え
    前記カード挿入口から前記カード搬送路を第1方向の下流側に向かって前記ICチップ検出用金属センサによるICチップ検出位置と、前記IC接点ブロックによる通信位置とは、この順番に位置し、
    前記カード挿入口に挿入された前記カードを前記第1方向に搬送して前記磁気処理位置を通過する前記カードに前記磁気処理動作を行うとともに前記通信位置において前記通信動作を行い、前記カードを前記第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出し、
    前記通信動作において前記IC接点ブロックと前記ICチップとの間で通信が成功した後に前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップが検出されない場合には、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか一項に記載のカードリーダの制御方法。
  8. 前記通信動作において前記IC接点ブロックと前記ICチップとの間で通信が失敗した後に前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップが検出された場合には、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することを特徴とする請求項7に記載のカードリーダの制御方法。
  9. カード挿入口へのカードの挿入を検出するカード検出器と、前記カード挿入口に挿入されたカードのICチップを検出するためのICチップ検出用金属センサと、前記ICチップとの間で通信動作を行うIC接点ブロックと、前記カード挿入口から前記ICチップ検出用金属センサによるICチップ検出位置および前記IC接点ブロックによる通信位置をこの順番に経由して延びるカード搬送路と、前記カードを前記カード搬送路に沿って前記カード挿入口から前記通信位置に向かう第1方向および当該第1方向とは反対の第2方向に搬送する搬送機構と、を有し、前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて
    前記ICチップが検出されると前記搬送機構によって前記カードを前記第1方向に搬送して前記通信位置において前記通信動作を行い、前記カードを前記第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出するカードリーダの制御方法において、
    前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生しているか否かを判定する異常判定部を備え、
    前記カード挿入口への前記カードの挿入が検出されると、前記ICチップが検出されたか否かに拘わらず前記カード挿入口に挿入された前記カードを前記第1方向に搬送して前記通信位置において前記通信動作を行い、前記カードを前記第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出し、
    前記通信動作において前記IC接点ブロックと前記ICチップとの間で通信が成功した後に前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップが検出されない場合には、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することを特徴とするカードリーダの制御方法。
  10. 前記通信動作において前記IC接点ブロックと前記ICチップとの間で通信が失敗した後に前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップが検出された場合には、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することを特徴とする請求項9に記載のカードリーダの制御方法。
  11. カード挿入口へのカードの挿入を検出するカード検出器と、
    前記カード挿入口に挿入されたカードの磁気ストライプを検出するための磁気ストライプ検出用磁気センサと、
    前記磁気ストライプからの磁気情報の読取りおよび当該磁気ストライプへの磁気情報の書き込みの少なくとも一方の磁気処理動作を行う磁気ヘッドと、
    前記カード挿入口から前記磁気ストライプ検出用磁気センサによる磁気ストライプ検出位置および前記磁気ヘッドによる磁気処理位置をこの順番に経由して延びるカード搬送路と、
    前記カードを前記カード搬送路に沿って前記カード挿入口から前記磁気処理位置に向かう第1方向および当該第1方向とは反対の第2方向に搬送する搬送機構と、
    記憶部と、
    前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプの有無を検出する磁気ストライプ検出部と、
    前記カード挿入口へのカードの挿入が検出され、かつ、前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出すると、前記搬送機構を駆動し、前記カードを前記第1方向に搬送して前記磁気処理位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出する第1搬送制御部と、
    予め定めた所定のタイミングにおいて、前記カード挿入口へのカードの挿入が検出されると、前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出したか否かに拘わらず、前記搬送機構を駆動して前記カードを前記第1方向に搬送し、前記磁気処理位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出する第2搬送制御部と、
    前記磁気ヘッドを駆動して、前記磁気処理位置を通過する前記カードに前記磁気処理動作を行う磁気ヘッド制御部と、
    前記磁気処理動作における前記磁気ヘッドからの信号に基づいて前記磁気ストライプの有無を判定して判定結果を前記記憶部に記憶保持する判定記憶部と、
    前記磁気ストライプを有する旨の前記判定結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出しない場合に、前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定する異常判定部と、
    を有することを特徴とするカードリーダ。
  12. 前記異常判定部は、前記磁気ストライプが無い旨の前記判定結果が前記記憶部に記憶さ
    れている状態で前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出した場合に、前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定することを特徴とする請求項11に記載のカードリーダ。
  13. 前記磁気ストライプが無い旨の前記判定結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出しないときに、前記カードの姿勢が正しくない旨を報知する報知部を有することを特徴とする請求項11または12に記載のカードリーダ。
  14. 前記異常判定部は、前記磁気ストライプを有する旨の前記判定結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記磁気ストライプ検出部が前記磁気ストライプを検出した場合に、前記磁気ストライプ検出用磁気センサが正常であると判定することを特徴とする請求項11から13のうちのいずれか一項に記載のカードリーダ。
  15. 前記異常判定部が前記磁気ストライプ検出用磁気センサに異常が発生していると判定した場合に、通信可能に接続されている外部の機器に故障が発生している旨を通知する通知部を有すること特徴とする請求項11から14のうちのいずれか一項に記載のカードリーダ。
  16. 前記カード搬送路の前記磁気ストライプ検出位置と前記磁気処理位置との間を開閉するためのシャッタと、
    前記シャッタを、前記カード搬送路を閉じる閉位置と、前記カード搬送路を開く開位置との間で移動させるシャッタ移動機構と、
    前記カード挿入口への前記カードの挿入が検出されると、前記シャッタ移動機構を駆動して、前記閉位置にある前記シャッタを前記開位置に移動させるシャッタ制御部と、を有し、
    前記シャッタ制御部は、前記磁気ストライプ検出用磁気センサが正常であると判定された後に前記カード挿入口へのカードの挿入が検出されると、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出された場合に、前記シャッタ移動機構を駆動して前記閉位置にある前記シャッタを前記開位置に移動させ、前記磁気ストライプ検出用磁気センサからの信号に基づいて前記磁気ストライプが検出されない場合には、前記閉位置にある前記シャッタを当該閉位置に維持することを特徴とする請求項14に記載のカードリーダ。
  17. 前記カード挿入口に挿入された前記カードのICチップを検出するためのICチップ検出用金属センサと、
    前記ICチップとの間で通信動作を行うIC接点ブロックと、
    前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップを検出するICチップ検出部と、
    前記IC接点ブロックを駆動して前記ICチップとの間で通信動作を行うとともに通信が成功したか否かの通信結果を取得するIC接点ブロック制御部と、
    前記ICチップと前記IC接点ブロックとの間の通信が成功したか否かの通信結果を前記記憶部に記憶する通信結果記憶部と、を有し、
    前記カード搬送路は、前記カード挿入口から第1方向の下流側に向かって前記ICチップ検出用金属センサによるICチップ検出位置と、前記IC接点ブロックによる通信位置と、を経由して延びており、
    前記第1搬送制御部は、ICチップ検出部が前記ICチップを検出すると前記搬送機構を駆動し、前記カードを前記第1方向に搬送して前記ICチップ検出位置および前記通信位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出し、
    前記第2搬送制御部は、ICチップ検出部が前記ICチップを検出したか否かに拘わら
    ず、前記搬送機構を駆動し、前記カードを前記第1方向に搬送して前記ICチップ検出位置および前記通信位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出し、
    前記異常判定部は、通信が成功した旨の前記通信結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出しない場合に、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することを特徴とする請求項11から16のうちのいずれか一項に記載のカードリーダ。
  18. 前記異常判定部は、通信が失敗した旨の前記通信結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出した場合に、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することを特徴とする請求項17に記載のカードリーダ。
  19. カード挿入口へのカードの挿入を検出するカード検出器と、
    前記カード挿入口に挿入された前記カードのICチップを検出するためのICチップ検出用金属センサと、
    前記ICチップとの間で通信動作を行うIC接点ブロックと、
    前記カード挿入口から前記ICチップ検出用金属センサによるICチップ検出位置および前記IC接点ブロックによる通信位置をこの順番に経由して延びるカード搬送路と、
    前記カードを前記カード搬送路に沿って前記カード挿入口から前記通信位置に向かう第1方向および当該第1方向とは反対の第2方向に搬送する搬送機構と、
    記憶部と、
    前記ICチップ検出用金属センサからの信号に基づいて前記ICチップを検出するICチップ検出部と、
    前記カード挿入口へのカードの挿入が検出され、かつ、前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出すると、前記搬送機構を駆動し、前記カードを前記第1方向に搬送して前記通信位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出する第1搬送制御部と、
    予め定めた所定のタイミングにおいて、前記カード挿入口へのカードの挿入が検出されると、前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出したか否かに拘わらず、前記搬送機構を駆動し、前記カードを前記第1方向に搬送し、前記通信位置を経由させた後に第2方向に搬送して前記カード挿入口から排出する第2搬送制御部と、
    前記IC接点ブロックを駆動して前記ICチップとの間で通信動作を行うとともに通信が成功したか否かの通信結果を取得するIC接点ブロック制御部と、
    通信が成功したか否かの通信結果を前記記憶部に記憶保持する通信結果記憶部と、
    前記通信が成功した旨の前記通信結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出しない場合に、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定する異常判定部と、
    を有することを特徴とするカードリーダ。
  20. 前記異常判定部は、前記通信が失敗した旨の前記通信結果が前記記憶部に記憶されている状態で前記ICチップ検出部が前記ICチップを検出した場合に、前記ICチップ検出用金属センサに異常が発生していると判定することを特徴とする請求項19に記載のカードリーダ。
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